JP2002263540A - ロールコータ - Google Patents

ロールコータ

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JP2002263540A
JP2002263540A JP2001071633A JP2001071633A JP2002263540A JP 2002263540 A JP2002263540 A JP 2002263540A JP 2001071633 A JP2001071633 A JP 2001071633A JP 2001071633 A JP2001071633 A JP 2001071633A JP 2002263540 A JP2002263540 A JP 2002263540A
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roll
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applicator roll
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Hirobumi Morita
博文 森田
Akio Hirano
明男 平野
Shinko Tsuchida
真弘 土田
Hiroyuki Kono
弘幸 河野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗工液吐出装置の配置の自由度を高める。 【解決手段】 原紙1を挟むように一対のアプリケータ
ロール2を配置し、該各アプリケータロール2は、原紙
1がロールニップを下方から上方へ通過して搬送される
ように回転駆動させる。各アプリケータロール2の上方
に、スリットノズル4を通して塗工液5を薄膜カーテン
状の液膜として流下させる塗工液吐出装置3を各アプリ
ケータロール2の表面に非接触で平行に配設し、各塗工
液吐出装置3より流下させる塗工液5の液膜が、各アプ
リケータロール2の頂部から回転方向下流側へ60度の
範囲内にてアプリケータロール2の表面と接触するよう
にする。塗工液吐出装置3よりアプリケータロール2上
に塗工液5を一旦移した後、ロールニップを下方から上
方へ通過して搬送される原紙1の両面に塗布させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製紙工場において製
造される紙を原料としてその表面に塗工液を塗布して塗
被加工を施すためのロールコータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】製紙工場で製造された紙はそのままの形
で直ちに使用されることはなく、それを原紙として更に
加工を施すことにより所望の目的に適合する製品として
の加工紙とする場合が多い。加工紙には種々のものがあ
るが、その一つに塗被加工紙がある。塗被加工紙は、紙
の表面に塗工液(塗工用カラー)を塗布させて製造する
ものであり、この作業に用いる塗工装置の一つとしてロ
ールコータがある。
【0003】かかるロールコータの一例としては、図4
に示す如きものが開発されてきている。すなわち、図4
に示すものは、原紙の両面に塗工液を塗布するようにし
たロールコータの一例を示すもので、塗被加工すべき原
紙1を左右方向から挟むように一対のアプリケータロー
ル2を配置して、該各アプリケータロール2を、図示し
ない駆動装置により互いに反対方向に回転駆動させるこ
とにより原紙1を両アプリケータロール2間のロールニ
ップを上方から下方へ通過して搬送できるようにしてあ
り、且つ上記各アプリケータロール2上方の所要位置
に、アプリケータロール2の全長に亘って延び且つ塗工
液吐出口となるスリットノズル4を下部に備えて該スリ
ットノズル4を通して塗工液5を長手方向に一様な薄膜
カーテン状の液膜として落下させるようにしてある加圧
式の塗工液吐出装置(給液ヘッド)3を、該各塗工液吐
出装置3のスリットノズル4より流下される塗工液5の
液膜が各アプリケータロール2の頂部よりも回転方向下
流側位置の表面に接触するように、上記各アプリケータ
ロール2の上方に非接触となる状態でそれぞれ平行に配
設し、更に、上記各塗工液吐出装置3は、図示しない塗
工液供給源に塗工液供給管を介してそれぞれ接続した構
成として、塗工液供給源より各塗工液吐出装置3に送給
される塗工液4をスリットノズル2を通して薄膜カーテ
ン状に一様に流下させて、アプリケータロール2の表面
に長手方向に均一に移し、しかる後、該各アプリケータ
ロール2の表面の塗工液5を、ロールニップを通過して
下方へ搬送される原紙1の両面に塗布するようにしてあ
る。
【0004】一方、原紙の片面にのみ塗工液を塗布させ
るようにするロールコータで上記塗工液吐出装置3を用
いるようにしたものとしては、図4に示したロールコー
タと同様な構成において、一方のアプリケータロール2
の上方にのみ塗工液吐出装置3を配設して、ロールニッ
プを上方から下方へ通過する原紙1の片面にのみ塗工液
5を塗布するようにしたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
塗工液吐出装置3を有するロールコータのように、各ア
プリケータロール2を回転駆動させて、原紙1を上方か
ら下方へ通過して搬送されるようにしてあるものでは、
塗工液吐出装置3のスリットノズル4より流下される塗
工液5を、それぞれ対応するアプリケータロール2の頂
部よりも回転方向下流側位置に接触させる必要上、塗工
液吐出装置3をロールニップに寄った位置の上方に配設
する必要があり、そのため、塗工液吐出装置3がアプリ
ケータロール2のロールニップへ向けて走行する原紙1
のパスラインに接近する状態となり易くなり、又、原紙
1の幅方向両端部に未塗工部を形成するためには、原紙
1の幅方向両端部と対応するアプリケータロール2の長
手方向両端部で塗工液5を掻き取るようにするスクレー
パを設置するが、アプリケータロール2の表面に塗布さ
れた塗工液5がロールニップに達するまでの距離が比較
的短くなることから、スクレーパを設置するスペースの
問題があり、原紙1の幅方向の両端部に未塗工部を形成
することが難しくなり、又、たとえ、スクレーパの設置
スペースを確保できたとしても、該スクレーパはアプリ
ケータロールの上側に配置されることになるため、掻き
取った塗工液の回収が困難になることが考えられる。更
に、原紙1の走行に伴って原紙1の表面層に同伴される
エアー6は、原紙1がロールニップに進入する際、該ロ
ールニップの入口側となる上側で遮断されて原紙1の表
面層より剥されるようになるが、このロールニップの上
側にて原紙1の表面層より剥されたエアー6が、アプリ
ケータロール2の上方にてロールニップに寄った位置に
配設してある各塗工液吐出装置3より流下される塗工液
5の液膜に影響して乱す虞があり、又、各アプリケータ
ロール2の回転方向に関して、ロールニップの出口側と
なるロールニップの下側から、塗工液吐出装置3より流
下される塗工液5の液膜の位置までの距離が比較的長い
ことから、この間にアプリケータロール2の回転に伴っ
てアプリケータロール2の表面層に同伴されるエアー7
が生じ易く、該エアー7が塗工液5の液膜を乱す虞も生
じ、このため、原紙1への塗工液5の塗布が不均一にな
ることも考えられる。
【0006】そこで、本発明は、塗工液吐出装置の配設
位置を原紙のパスラインから離すことができると共に、
原紙の幅方向両端部に未塗工部を形成するためのスクレ
ーパの設置スペースを確保でき、更に、塗工液吐出装置
より流下される塗工液の液膜が、走行する原紙の表面層
に同伴されるエアーや、回転するアプリケータロールの
表面層に同伴されるエアーにより乱され難くすることが
できるようにしたロールコータを提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、原紙を挟むように横方向に並べて配置し
た一対のアプリケータロールを互いに回転駆動可能とし
て該両アプリケータロール間のロールニップに原紙を下
方から上方へ通過させて搬送できるようにし、且つ上記
いずれか一方のアプリケータロールの上方位置に、アプ
リケータロールの全長に亘って延び且つ下部にスリット
ノズルを備えて該スリットノズルを通して塗工液を薄膜
カーテン状の液膜として流下させるようにしてある塗工
液吐出装置を、該塗工液吐出装置から流下される塗工液
の液膜が当該一方のアプリケータロールに接触する位置
が頂部より回転方向下流側へ60度までの範囲内となる
ように配設してなる構成とする。
【0008】塗工液吐出装置より流下された塗工液は、
回転するアプリケータロールの頂部より回転方向下流側
へ60度までの範囲内にてアプリケータロールの表面に
長手方向に均一に移され、しかる後、ロールニップを下
方から上方へ通過して搬送される原紙の片面に塗布され
る。
【0009】又、原紙を挟むように横方向に並べて配置
した一対のアプリケータロールを互いに回転駆動可能と
して該両アプリケータロール間のロールニップに原紙を
下方から上方へ通過させて搬送できるようにし、且つ上
記各アプリケータロールの上方位置に、アプリケータロ
ールの全長に亘って延び且つ下部にスリットノズルを備
えて該スリットノズルを通して塗工液を薄膜カーテン状
の液膜として流下させるようにしてある塗工液吐出装置
を、該塗工液吐出装置から流下される塗工液の液膜が対
応するアプリケータロールに接触する位置が頂部より回
転方向下流側へ60度までの範囲内となるようにそれぞ
れ平行に配設してなる構成とすると、両面塗工を行うロ
ールコータにおいて、塗工液吐出装置を、原紙のパスラ
インから離隔配置できて、塗工液吐出装置の配置の自由
度を高めることができ、又、原紙の幅方向両端部に未塗
工部を形成させるためにアプリケータロールの長手方向
両端部から塗工液を掻き落すスクレーパの設置位置を容
易に確保できて、原紙の幅方向両端部に未塗工部を形成
させることが可能となり、更に、走行する原紙に同伴さ
れるエアーや回転するアプリケータロールに同伴される
エアーが、各塗工液吐出装置より流下させる塗工液の液
膜を乱す虞を小さくすることができて、原紙に塗布され
る塗工液が不均一になる可能性を小さくすることができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0011】図1は本発明のロールコータの実施の一形
態として原紙の両面塗工を施す形式のロールコータを示
すもので、塗被加工すべき原紙1を左右方向から挟むよ
うに一対のアプリケータロール2を配置して、該各アプ
リケータロール2を、原紙1をロールニップに下方から
上方へ通過させて搬送できるように図示しない駆動装置
により互いに反対方向に回転駆動させるようにし、且つ
図4に示した塗工液吐出装置3と同様な塗工液吐出装置
3を、該各塗工液吐出装置3のスリットノズル4より流
下される塗工液5の液膜が上記各アプリケータロール2
の頂部から回転方向下流側へ60度の位置までの範囲
内、好ましくは、頂部より5度位の位置から35度位の
位置までの範囲内においてアプリケータロール2の表面
に接触するような位置に、上記各アプリケータロール2
の表面に非接触となる状態でそれぞれ平行に配設する。
【0012】又、上記各アプリケータロール2の長手方
向両端部の下側に、スクレーパ8をそれぞれ設けて、該
各スクレーパ8により、各アプリケータロール2の表面
に移された塗工液5のうち、原紙1の幅方向両端部と対
応するアプリケータロール2の長手方向両端部の表面の
塗工液5を掻き取ることができるようにする。9はスク
レーパ8のアプリケータロール2の回転方向上流側に取
り付けた回収パンであり、スクレーパ8によりアプリケ
ータロール2の表面より掻き取られた塗工液5を受けて
回収できるようにしてある。その他、図4に示したもの
と同一のものには同一符号が付してある。
【0013】なお、上記において、塗工液吐出装置3よ
り流下される塗工液5の液膜がアプリケータロール2の
表面に接触する位置を、アプリケータロール2の頂部か
ら回転方向60度の位置までの範囲内としたのは、頂部
よりも回転方向上流側の位置では、回転に伴って上方に
移動しているアプリケータロール2の表面に対して塗工
液5の液膜が接触するため好ましくなく、一方、回転方
向下流側の60度を超えると、鉛直方向に流下する塗工
液5の液膜と、アプリケータロール2の表面とのなす角
度が浅くなって、該アプリケータロール2の表面に移さ
れる塗工液5が長手方向に不均一になる虞が生じて好ま
しくないためである。
【0014】原紙1の塗工作業を実施する場合には、駆
動装置により各アプリケータロール2を、互いにロール
ニップ側が上方へ回転するように回転させて、該各アプ
リケータロール2のロールニップ間に挟まれた原紙1を
下方から上方へ搬送されるようにした状態において、各
塗工液吐出装置3より、塗工液5を、たとえば、1m幅
当り3〜30リットル毎分の吐出流量となるようにカー
テン膜状の液膜として流下させる。各塗工液吐出装置3
より流下された塗工液5は、回転するアプリケータロー
ル2の頂部より回転方向下流側へ60度までの範囲内に
て該各アプリケータロール2の表面に長手方向に均一に
移され、その後、各アプリケータロール2の回転に伴っ
て該各アプリケータロール2の下部位置を通過する際、
各アプリケータロール2の長手方向両端部に移された塗
工液5がスクレーパ8により掻き取られ、しかる後、ロ
ールニップを下方から上方へ通過する原紙1の表面に塗
布され、同時に、原紙1の紙幅方向両端部には未塗工部
が形成される。
【0015】このように、各アプリケータロール2のロ
ールニップ側を上方へ回転させるようにしてあることか
ら、塗工液5の液膜をアプリケータロール2の頂部から
回転方向60度までの範囲内に流下させて接触させるよ
うに各塗工液吐出装置3を任意に変えて配置することに
より、ロールニップを通る原紙1のパスラインから離隔
させた配置とすることができ、したがって、塗工液吐出
装置3の配置の自由度を高めることができて、装置の設
計を容易にすることができると共に、各アプリケータロ
ール2の周速、塗工液5の性質に適した液膜とアプリケ
ータロール2の表面とのなす角度を選定することができ
る。又、各アプリケータロール2の表面に移された塗工
液5は、該各アプリケータロール2の下端部を通過した
後、ロールニップに達するので、スクレーパ8の設置位
置を、各アプリケータロール2の下側に容易に確保で
き、スクレーパ8を設置できるので、原紙1の幅方向両
端部に未塗工部を形成することが可能になると共に、該
各スクレーパ8は各アプリケータロール8の下側に配置
されるので、アプリケータロール2の表面より掻き取っ
た塗工液を、その自重により回収パン9に容易に回収で
きる。更に、走行する原紙1に同伴された後、ロールニ
ップの入口側となる下側で遮断されて原紙1の表面層よ
り剥されたエアー6は、上記ロールニップの入口側と、
原紙1のパスラインより離隔配置した各塗工液吐出装置
3より流下される塗工液5の液膜との距離を遠くできる
ので、エアー6が塗工液5の液膜に悪影響を及ぼす虞は
小さくなり、又、アプリケータロール2の回転方向に関
して、ロールニップの出口側となるロールニップの上側
から、上記塗工液5の液膜の流下位置までの距離が従来
に比して短くなり、更に、各アプリケータロール2の上
方では、走行する原紙1に新たに同伴されるエアー6が
上向きに流れるようになるため、上記塗工液5の液膜よ
りもアプリケータロール2の回転方向上流側では、アプ
リケータロール2の表面層に同伴されるエアーが発生し
難く、このため、塗工液5の液膜が乱される虞を少なく
して、原紙1に塗布される塗工液5が不均一になる可能
性を小さくすることができる。
【0016】次に、図2は本発明の実施の他の形態とし
て原紙の片面塗工を施す形式のロールコータを示すもの
で、図1に示したロールコータと同様な構成において、
双方のアプリケータロール2の上方に塗工液吐出装置3
を配設することに代えて、一方のアプリケータロール2
の上方にのみ塗工液吐出装置3を配設して、ロールニッ
プを下方から上方へ通過する原紙1の片面にのみ塗工液
5を塗布するようにしたものである。10は、ロールニ
ップよりも下流側の原紙1のパスライン上に設けて原紙
1に塗布された塗工液5を乾燥させるエアドライヤ、1
1はガイドローラをそれぞれを示す。
【0017】その他、図1に示したものと同一のものに
は同一符号が付してある。
【0018】本実施の形態によれば、原紙1の片面塗工
を行うことができると共に、上記実施の形態と同様な効
果を得ることができる。更に、ロールニップを通過する
原紙1のパスラインが上向きとなっているので、エアド
ライヤ10を高い位置に設置でき、このためエアドライ
ヤ10の配置を、塗工後の原紙1を該エアドライヤ10
に導入し易い位置に設定することができるので、片面塗
工を行うオフマシンコータに適したものとすることがで
きる。又、ロールニップ入口側の原紙1のパスライン
は、進入角度を自在に設定できて、ロールニップにいろ
いろな方向から原紙1を進入させるようにすることが可
能となる。
【0019】次いで、図3は図2の実施の形態の応用例
を示すもので、塗工液吐出装置3より塗工液5の液膜を
流下させるようにしてある一方のアプリケータロール2
の斜め上方位置に、他方のアプリケータロール2を配置
して、上記塗工液吐出装置3にロールニップの出口側を
近接させるようにしたものである。
【0020】本実施の形態によれば、上記一方のアプリ
ケータロール2の回転方向に関して、走行する原紙1に
同伴されるエアー6を遮断するロールニップの下流側の
近接した位置に、塗工液吐出装置3が配されるので、該
塗工液吐出装置3より上記一方のアプリケータロール2
の表面に流下される液膜が乱される虞をより少なくする
ことができる。
【0021】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のロールコータ
によれば、原紙を挟むように横方向に並べて配置した一
対のアプリケータロールを互いに回転駆動可能として該
両アプリケータロール間のロールニップに原紙を下方か
ら上方へ通過させて搬送できるようにし、且つ上記いず
れか一方のアプリケータロールの上方位置に、アプリケ
ータロールの全長に亘って延び且つ下部にスリットノズ
ルを備えて該スリットノズルを通して塗工液を薄膜カー
テン状の液膜として流下させるようにしてある塗工液吐
出装置を、該塗工液吐出装置から流下される塗工液の液
膜が当該一方のアプリケータロールに接触する位置が頂
部より回転方向下流側へ60度までの範囲内となるよう
に配設してなる構成としてあるので、塗工液吐出装置
を、ロールニップを通過する原紙のパスラインから離隔
配置できて、塗工液吐出装置の配置の自由度を高めるこ
とができ、又、原紙の幅方向両端部に未塗工部を形成さ
せるためにアプリケータロールの長手方向両端部から塗
工液を掻き落すスクレーパの設置位置を容易に確保でき
て、原紙の幅方向両端部に未塗工部を形成させることが
可能となり、更に、走行する原紙に同伴されるエアーや
回転するアプリケータロールに同伴されるエアーが、塗
工液吐出装置より流下される塗工液の液膜を乱す虞を小
さくすることができて、原紙に塗布される塗工液が不均
一になる可能性を小さくすることができ、更に又、ロー
ルニップを通過する原紙のパスラインが上向きとなって
いるため、エアドライヤを高い位置に設置できて、該エ
アドライヤの配置を、塗工後の原紙を該エアドライヤに
導入し易い位置に設定できるため、片面塗工を行うオフ
マシンコータに適したものとすることができるという優
れた効果を発揮する。又、原紙を挟むように横方向に並
べて配置した一対のアプリケータロールを互いに回転駆
動可能として該両アプリケータロール間のロールニップ
に原紙を下方から上方へ通過させて搬送できるように
し、且つ上記各アプリケータロールの上方位置に、アプ
リケータロールの全長に亘って延び且つ下部にスリット
ノズルを備えて該スリットノズルを通して塗工液を薄膜
カーテン状の液膜として流下させるようにしてある塗工
液吐出装置を、該塗工液吐出装置から流下される塗工液
の液膜が対応するアプリケータロールに接触する位置が
頂部より回転方向下流側へ60度までの範囲内となるよ
うにそれぞれ平行に配設してなる構成とすると、両面塗
工を行うロールコータにおいて、塗工液吐出装置をロー
ルニップを通過する原紙のパスラインから離隔配置でき
ると共に、原紙の幅方向両端部に未塗工部を形成させる
ためのスクレーパの設置位置を容易に確保でき、走行す
る原紙や回転するアプリケータロールに同伴されるエア
ーが各塗工液吐出装置より吐出される塗工液の液膜を乱
して原紙に塗布される塗工液が不均一になる可能性を小
さくできる等、優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロールコータの実施の一形態を示す概
略図である。
【図2】本発明の実施の他の形態を示す概略図である
【図3】図2の実施の形態の応用例を示す概略図であ
る。
【図4】従来のロールコータの一例を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 原紙 2 アプリケータロール 3 塗工液吐出装置 4 スリットノズル 5 塗工液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土田 真弘 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内 (72)発明者 河野 弘幸 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内 Fターム(参考) 4F040 AA22 AB04 AC01 AC02 BA25 CB21 CB33 4F041 AA12 AB02 BA05 BA21 BA56 CA04 CA22 CA25 4F042 AA22 DD07 ED01 ED05 4L055 BE08 CH11 EA19 FA23 GA19 GA50

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原紙を挟むように横方向に並べて配置し
    た一対のアプリケータロールを互いに回転駆動可能とし
    て該両アプリケータロール間のロールニップに原紙を下
    方から上方へ通過させて搬送できるようにし、且つ上記
    いずれか一方のアプリケータロールの上方位置に、アプ
    リケータロールの全長に亘って延び且つ下部にスリット
    ノズルを備えて該スリットノズルを通して塗工液を薄膜
    カーテン状の液膜として流下させるようにしてある塗工
    液吐出装置を、該塗工液吐出装置から流下される塗工液
    の液膜が当該一方のアプリケータロールに接触する位置
    が頂部より回転方向下流側へ60度までの範囲内となる
    ように配設してなる構成を有することを特徴とするロー
    ルコータ。
  2. 【請求項2】 原紙を挟むように横方向に並べて配置し
    た一対のアプリケータロールを互いに回転駆動可能とし
    て該両アプリケータロール間のロールニップに原紙を下
    方から上方へ通過させて搬送できるようにし、且つ上記
    各アプリケータロールの上方位置に、アプリケータロー
    ルの全長に亘って延び且つ下部にスリットノズルを備え
    て該スリットノズルを通して塗工液を薄膜カーテン状の
    液膜として流下させるようにしてある塗工液吐出装置
    を、該塗工液吐出装置から流下される塗工液の液膜が対
    応するアプリケータロールに接触する位置が頂部より回
    転方向下流側へ60度までの範囲内となるようにそれぞ
    れ平行に配設してなる構成を有することを特徴とするロ
    ールコータ。
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CN103480535A (zh) * 2013-09-29 2014-01-01 武汉钢铁(集团)公司 用于硅钢氧化镁涂液涂覆的涂层机
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