JP2002263327A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002263327A
JP2002263327A JP2001065564A JP2001065564A JP2002263327A JP 2002263327 A JP2002263327 A JP 2002263327A JP 2001065564 A JP2001065564 A JP 2001065564A JP 2001065564 A JP2001065564 A JP 2001065564A JP 2002263327 A JP2002263327 A JP 2002263327A
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Hiroshi Kanazawa
広嗣 金沢
Naohiro Suzuki
直広 鈴木
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Maruhon Industry Co Ltd
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Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線構造を要しない除電手段を備えた遊技機
を提供する。 【解決手段】 装着部品に帯電する静電気の極性と相異
なる極性の静電気を帯電すると共に、該静電気を装着部
品にコロナ放電して装着部品を電気的に中和する導電性
繊維fを装着部品に配設することにより、配線構造を要
しない構成である遊技機(例えばパチンコ遊技機1)を
提供することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技媒体及び/又
は装着部品等に帯電する静電気を除電可能なパチンコ遊
技機等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】発射装置に供給される遊技球(遊技媒
体)を該発射装置によって遊技盤に打ち出し、その打ち
出された遊技球を回収して再度発射装置に供給する構成
からなるパチンコ遊技機はよく知られている。この遊技
球の回収及び供給は、パチンコ遊技機内に配設される球
通路(遊技媒体通路)等の案内によって行われる。この
ため、遊技球と球通路等とは多数回にわたって接触又は
衝突を繰り返していることとなる。このため、遊技球及
び球通路等は静電気を非常に帯びやすい状態にある。こ
の静電気はいくつかの問題を招来する。
【0003】遊技球に帯電した静電気は、塵,ほこり等
を遊技球に吸着しやすくするため、球通路に塵,ほこり
等を蓄積し、これによる遊技球の球詰まりを招来してし
まうこともある。また、パチンコ遊技機には中央制御装
置等を備える制御基板が複数備えられ、これらの制御基
板は電気的ノイズに弱く、静電気がパルス性のノイズと
して発生することを原因として制御基板の誤動作や動作
停止等の種々の障害が生じる場合がある。また、これら
の静電気はパチンコ遊技機の金属部品を介して遊技者に
放電される場合もあり、遊技者に痛みや不快感を与える
こともある。
【0004】かかる問題を解決するために、アース線の
一端を帯電しやすい領域に結線し、他端を島設備に結線
する構成からなる除電手段を従来構成のパチンコ遊技機
は備えていた。このアース線が結線される箇所として
は、球通路が提案されている。また、その他の箇所とし
て制御基板の周辺も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来構成の除電手段
は、アース線を帯電しやすい装着部品等に結線する構成
であるから、静電気が蓄積しやすい箇所が多数となると
アース線を多数配線しなくてはならない。このため、パ
チンコ遊技機内の配線構造は複雑化してしまうこととな
る。一方、配線構造が複雑化するのを回避するためにア
ース線の結線箇所数を制限すると、パチンコ遊技機内に
静電気が残留してしまうこととなり、この静電気によっ
て前記の問題が招来してしまうこととなる。
【0006】また、現行のパチンコ遊技機の内部構造は
非常に複雑化している。このため、パチンコ遊技機の内
奥に位置する種々の装着部品等は相互が空隙なく配設さ
れていたり、また他の装着部品の内部に配設されていた
りする。このような複雑な内部構造のパチンコ遊技機
に、アース線を用いる除電手段を適用することとする
と、アース線を配線するスペースが確保できない場合も
ある。したがって、アース線の結線箇所数は制限され、
パチンコ遊技機内に静電気が残留してしまうこととな
る。これらのことから、除電をするための配線構造を要
しない除電手段が求められる。
【0007】また、前記アース線の他端は、パチンコ遊
技機を支持する島設備に結線されるため、パチンコ遊技
機と島設備との間の配線構造をも複雑化することとな
る。さらに、かかる構成であると、島設備自体が静電気
を帯びることとなり、遊技者が島設備に触れることによ
って不快感や痛みを伴うことがあった。このような島設
備に載置されるパチンコ遊技機は、遊技者に敬遠される
こととなり、これに伴って遊技ホール全体の採算の低下
を生じてしまうおそれもある。
【0008】尚、上述のパチンコ遊技機の問題は、遊技
媒体を用いる他の各種遊技機と共通しているものであ
る。本発明は、かかる問題を解決し得る遊技機を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、装着部品に配
設される導電性繊維を備え、該導電性繊維は、前記装着
部品に帯電する静電気の極性と相異なる極性の静電気を
帯電すると共に、該静電気を装着部品にコロナ放電して
該装着部品を電気的に中和する構成であることを特徴と
する遊技機である。本発明にかかる導電性繊維は、除電
のための配線構造を一切必要としないものであるため、
前記装着部品に本発明にかかる導電性繊維を配設するこ
とにより、遊技機内部の配線構造を簡略化することとな
る。
【0010】また、上述の装着部品としては、少なくと
も遊技媒体と接触する壁面を備えた遊技媒体案内部が提
案される。そして、この遊技媒体案内部の表面に前記導
電性繊維が配設される遊技機が提案される。このよう
に、遊技媒体と接触する壁面を有するために静電気を帯
びやすい遊技媒体案内部に本発明にかかる導電性繊維を
備えることにより、遊技媒体案内部に蓄積した静電気を
除去することとなる。これにより遊技機の除電が可能と
なる。
【0011】ここでこの遊技媒体案内部として、遊技機
の前面に配設され、遊技媒体を貯留する受け皿が提案さ
れる。この受け皿の表面に本発明にかかる導電性繊維を
配設することにより受け皿自体に蓄積した静電気を除去
することとなる。
【0012】また遊技媒体案内部として、遊技機の機裏
に配設され、遊技媒体を貯留する遊技媒体タンクが提案
され得る。この遊技媒体タンクの表面に本発明にかかる
導電性繊維を配設することにより遊技媒体タンク自体に
帯電した静電気を除去することとなる。
【0013】ここで、少なくとも遊技媒体と接触する壁
面を備えた遊技媒体案内部として、遊技媒体が通過する
遊技媒体通路が提案される。そして、この遊技媒体通路
の表面に導電性繊維を備える遊技機が提案される。この
ように、遊技媒体通路の表面に導電性繊維を配設するこ
とにより、遊技媒体通路に蓄積する静電気を除去するこ
ととなる。また、遊技媒体通路の内壁面に本発明にかか
る導電性繊維が配設される構成とすることにより、遊技
媒体通路及び遊技媒体に蓄積する静電気を一度に除去す
ることとなる。
【0014】ここで、導電性繊維が配設される遊技媒体
通路の好適な実施態様が提案される。本発明にかかる導
電性繊維が配設される遊技媒体通路として、遊技機の前
面に配設される受け皿に形成される排出口及び/又は機
裏に配設される遊技媒体タンクに形成される流出口が提
案される。この排出口及び/又は流出口は、多数の遊技
媒体が通過する領域であるため、該排出口及び/又は流
出口に導電性繊維を配設する本発明の構成によれば通過
する遊技媒体の除電をすることができる。尚、本発明は
遊技媒体の通過を可能とする可撓性導電性繊維を排出口
及び/又は流出口の横断方向に暖簾状に配設する構成と
することにより、多数の遊技媒体が積重しながら通過す
る場合についても除電することができる。
【0015】ここで、本発明にかかる導電性繊維を、有
機導電性繊維とする構成が提案される。この有機導電性
繊維は、有機合成繊維と金属物質とを化学結合させるこ
とによって生成するものである。このように、有機導電
性繊維は有機合成繊維を主成分とする構成であるため、
可撓性に優れている。そして、このような有機導電性繊
維は、上述の排出口及び/又は流出口、又は遊技媒体と
導電性繊維とが特に激しく摩擦する領域に好適に用いら
れ得る。また、この有機導電性繊維は、金属性繊維や炭
素性繊維よりも穏やかなコロナ放電を得ることができる
ため、放電時に発生する電磁波を極めて小さくすること
ができる。これにより、各種電子制御基板の誤動作を防
止することができる。
【0016】また、本発明にかかる導電性繊維を脱着可
能に配設することにより、導電性繊維の老朽によって交
換が必要となっても容易に交換することができる。ま
た、導電性繊維を取り外して配設箇所を清掃することも
でき得る。
【0017】尚、上述の遊技機としては、パチンコ遊技
機又はスロット遊技機等が提案され得る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面にしたがっ
て説明する。本実施例は、遊技媒体として遊技球を用い
るパチンコ遊技機についての実施例である。図1はパチ
ンコ遊技機1の正面図であり、パチンコ遊技機1は、前
面枠2、遊技盤3を備え、さらに下方部分には、受け皿
5が形成される。この受け皿5は、上下に位置する上受
け皿5a及び下受け皿5bとからなる。この上受け皿5
a及び下受け皿5bには、機裏に配設される球通路(遊
技媒体通路)10と連通する排出口11,11が形成さ
れている。また、下受け皿5bには、上受け皿5aと連
通する連通口(図示せず)も形成されている。また、右
下には発射ハンドル7が設けられている。
【0019】一方、機裏には、図2に示されるように、
球タンク(遊技媒体タンク)8と球通路10とが配設さ
れている。この球タンク8と球通路10とは、球タンク
8に形成される流出口9(図5参照)を介して連通して
いる。このようにパチンコ遊技機1には種々の装着部品
が配設されている。
【0020】本発明は、かかる構成からなるパチンコ遊
技機1の装着部品に導電性繊維fを配設したものであ
る。ここで、本発明にかかるコロナ放電性を有する導電
性繊維fを説明する。この導電性繊維fは、帯電体に蓄
積する静電気の極性と相異なる極性の静電気を帯電する
と共に、該静電気を帯電体にコロナ放電して帯電体を電
気的に中和する構成である。ところで、この導電性繊維
fを、有機合成繊維と金属物質とを化学結合させること
によって生成する有機導電性繊維としてもよい。この有
機導電性繊維は、有機合成繊維の表面にメッキや真空蒸
着で導電性の高い金属物質を被覆する方法によって生成
されるものである。この有機導電性繊維に適用される該
有機合成繊維としては、アクリル繊維又はナイロン繊維
が提案される。また、該金属物質には硫化銅が提案され
る。
【0021】本実施例の導電性繊維fを装着部品に配設
する手段としては、従来より知られている脱着可能な種
々の接着材料によって配設する手段が提案され得る。こ
こで、後述する導電性繊維fを遊技球案内部(遊技媒体
案内部)の表面に配設する場合にあっては、導電性繊維
fを網目状のシート形状とすることにより、効率的に遊
技球案内部の除電を行うことが可能となる。また、後述
するように球通路10に配設する場合にあっては、その
遊技球(遊技媒体)mの通過を可能とするために、無数
の導電性繊維fを暖簾状に垂下して用いられるが、この
ように導電性繊維fを垂下する場合には、導電性繊維f
を一列又は複数列状に担持する担持片20を介して配設
する構成が好適である(図3参照)。この担持片20の
断面形状は任意であり、担持片20の長さは適宜調整さ
れ、担持片20の材料としては湾曲する箇所に取り付け
可能とするために可撓性材料からなる構成が好適であ
る。また、これらの配設手段に代えて脱着可能である他
の配設手段を用いてもよい。
【0022】ここで、本発明の要部につき説明する。上
述の導電性繊維fは帯電しやすい装着部品に配設するこ
とが好適である。そこで、装着部品としては、少なくと
も遊技球mと接触する壁面を有する遊技球案内部が提案
される。この遊技球案内部には、前記受け皿5、球タン
ク8等が挙げられる。ここで図4は、上受け皿5aの表
面に導電性繊維fを配設した構成を示すものである。こ
の上受け皿5aは、機裏に配設される球通路10と連通
する排出口11から排出される遊技球mを貯留し、さら
にその遊技球mを発射装置(図示せず)に案内するもの
である。このように上受け皿5aは、多数の遊技球mと
頻繁に接触するため静電気を帯びやすい。かかる上受け
皿5aの表面に導電性繊維fを配設することによって上
受け皿5a自体に帯電する静電気を除去することができ
る。尚、除電効果を向上させるために、本実施形態例に
あっては、網目状のシート形状の導電性繊維fを配設し
ている。また、上受け皿5aの内面に導電性繊維fを配
設した場合には、同時に遊技球mに蓄積する静電気も除
去することが可能となる。ところで、下受け皿5bに帯
電する静電気を除去するために、下受け皿5bの表面又
は内面に本発明にかかる導電性繊維fを配設しても良
い。
【0023】また、図5に示されるように、機裏の上方
に配設される球タンク8の表面に本発明にかかる導電性
繊維fを配設した構成が提案される。この球タンク8
は、島設備(図示せず)から供給される遊技球mを一時
的に貯留し、流出口9から遊技球mを下方に流出するも
のである。このように球タンク8は、多数の遊技球mと
接触するため非常に静電気が蓄積されやすい。かかる球
タンク8の表面に導電性繊維fを配設することにより、
球タンク8自体に帯電する静電気の除電が可能となる。
尚、除電効果を向上させるために、本実施形態例にあっ
ては、網目状のシート形状の導電性繊維fを配設してい
る。ところで、球タンク8の内面に導電性繊維fを配設
しても勿論良い。この場合には、同時に遊技球mの除電
も行うことが可能となる。
【0024】また、遊技球mと頻繁に接触するような装
着部品には、球通路10が提案される。この球通路10
は、島設備から供給されて球タンク8に貯留された遊技
球mを、前記上受け皿5a又は下受け皿5bに遊技球m
を案内するものである。したがって遊技球mは、島設備
から球タンク8に流入し、該球タンク8の流出口9から
球通路10を通過して排出口11に至る。そして、排出
口11から上受け皿5a又は下受け皿5bに排出され
る。本実施例は、図6に示されるように、この球通路1
0の表面に導電性繊維fを配設したものである。このよ
うに球通路10を被覆するように導電性繊維fを配設し
たことにより、球通路10に蓄積される静電気を除去す
ることが可能となる。尚、本実施形態例の場合にあって
は、網目状のシート形状の導電性繊維fが好適に配設さ
れる。ここで、導電性繊維fは球通路10の表面の任意
の面に配設可能であるが、コスト面を考慮して適当な間
隔を保ちながら配設される構成が好適である。
【0025】また、他の実施形態例として、図7に示さ
れるように、遊技球mの通過が可能に、可撓性導電性繊
維fを球通路10の内壁に配設する構成が提案される。
尚、この導電性繊維fは球通路10の横断方向に暖簾状
に配設される。かかる構成とすることによって、遊技球
m及び球通路10の双方の静電気を効率よく除電するこ
とが可能となる。尚、球通路10の内壁に配設される導
電性繊維fは、球詰まりを回避するために可撓性に優れ
た前記有機導電性繊維を適用することが好適である。さ
らに、導電性繊維fは、球通路10の内壁の任意の範囲
に配設することが可能であるが、球詰まりの原因又はコ
スト高とならない程度に、適当な間隔を保ちながら配設
される構成が提案される。また、容易に交換可能にする
ために球通路10の筐体相互の連結部分に配設するのが
好適である。また、球通路10に配設される導電性繊維
fは脱着可能に前記担持片20を用いて配設され得る
が、種々の脱着可能な接着材料等を用いて配設しても良
いし、他の手段によって配設しても良い。
【0026】また、導電性繊維fが配設される球通路1
0としては、前記上受け皿5aに形成される排出口11
が提案される。すなわち、図8に示されるように、遊技
球mの通過が可能に、可撓性導電性繊維fを排出口11
に配設する構成が提案される。尚、この導電性繊維fは
排出口11の横断方向に暖簾状に配設される。かかる構
成とすることによって、積重して遊技球mが通過する場
合であっても、効果的に遊技球mの静電気を除去するこ
とができる。尚、下受け皿5bに形成される排出口11
にも同様な実施の形態が適用され得る。また、前記連通
口を通過する遊技球mの静電気を除去するために該連通
口に導電性繊維fを連通口の横断方向に配設しても良
い。
【0027】また、導電性繊維fが配設される球通路1
0としては、前記球タンク8に形成される流出口9が提
案される。すなわち、図9に示されるように、遊技球m
の通過が可能に、可撓性導電性繊維fを流出口9に配設
する構成が提案される。尚、この導電性繊維fは流出口
9の横断方向に暖簾状に配設される。かかる構成とする
ことによって、図7で示すように、その可撓性と相俟っ
て遊技球の通過を阻害することなく、該遊技球と接触し
て、その静電気を除去することができる。尚、前記排出
口11、流出口9又は連通口は、脱着可能に種々の接着
材料、前記担持片20又は他の手段によって配設され得
る。
【0028】ところで、本発明にかかる導電性繊維fを
遊技球mとは接触しない装着部品に適用しても勿論良
い。かかる構成を適用することにより、パチンコ遊技機
1の除電をさらに完全なものとすることが可能となる。
また、パチンコ遊技機1を支持する島設備に導電性繊維
fを配設しても良い。
【0029】尚、導電性繊維fは脱着可能に配設される
ため、導電性繊維fが折れたり、切断されたりして破損
した時は、破損した導電性繊維fを取り外し、新しい導
電性繊維fを配設することが可能である。また、導電性
繊維fが配設される球通路10を清掃する場合であって
も、導電性繊維fを取り外し、そして清掃後に再度配設
することが可能である。
【0030】尚、本発明にかかる導電性繊維fは、上述
のパチンコ遊技機に適用されるだけでなく、遊技媒体を
用いる他の各種遊技機(例えばスロット遊技機)等にも
好適に用いられる。
【0031】
【発明の効果】本発明は、装着部品等の除電を行うため
に、コロナ放電性を有する導電性繊維を具備したパチン
コ遊技機である。この導電性繊維は、一切の電気配線構
造を要しない構成であるため、この導電性繊維を具備す
るパチンコ遊技機は、パチンコ遊技機内の配線構造を大
幅に簡略化することが可能となる。このことにより、配
線構造の複雑化によって招来する電気的トラブル等を回
避することが可能となり、パチンコ遊技機の制御管理等
の負担を軽減することが可能となる。
【0032】また、上述のように本発明にかかる導電性
繊維は、電気配線構造を要しないものであるから、複雑
な内部構造のパチンコ遊技機の内奥に形成される装着部
品等に配設することも可能であると共に、多数の装着部
品に配設が可能である。このように静電気が発生しやす
い箇所に本発明にかかる導電性繊維を多数配設すること
によって、略完全に除電されたパチンコ遊技機を提供す
ることが可能となる。またこれにより、電気的ノイズを
原因とする各種電子制御基板の誤動作や動作停止等を招
来することもない。
【0033】さらに本発明にかかる導電性繊維は、従来
のように島設備にアース線の他端を結線する必要がない
ため、島設備に静電気が帯電する問題を回避することが
可能となる。したがって、パチンコ遊技機及び島設備の
除電が可能であるため、遊技者に静電気が放電し、不快
感,痛み等を与えることもない。このため、遊技者に快
適な遊技環境を提供することが可能となり、遊技ホール
全体の採算向上につながる効果を有する。
【0034】尚、本発明にかかる導電性繊維を、有機導
電性繊維からなる構成とすることにより、遊技球と導電
性繊維とが特に激しく摩擦する領域についても好適に用
いることが可能となる効果を有する。また、この有機導
電性繊維は電磁波の発生を極めて小さくすることが可能
であるため、各種電子制御基板付近であっても備えるこ
とが可能である。
【0035】また、本発明にかかる導電性繊維は脱着可
能に配設され、導電性繊維の交換等が非常に容易である
ため、パチンコ遊技機のメンテナンスの点においても優
れた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機を示す正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の機裏を示す正面図である。
【図3】導電性繊維fの配設形態を示す斜視図である。
【図4】導電性繊維fが配設される上受け皿の斜視図で
ある。
【図5】導電性繊維fが配設される球タンクの斜視図で
ある。
【図6】導電性繊維fが配設される球通路の縦断面図で
ある。
【図7】導電性繊維fが配設される球通路の縦断面図で
ある。
【図8】導電性繊維fが配設される上受け皿の排出口の
斜視図である。
【図9】導電性繊維fが配設される球タンクの流出口の
斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 5 受け皿 5a 上受け皿 5b 下受け皿 8 球タンク 9 流出口 10 球通路 11 排出口 f 導電性繊維 m 遊技球

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装着部品に配設される導電性繊維を備え、
    該導電性繊維は、前記装着部品に帯電する静電気の極性
    と相異なる極性の静電気を帯電すると共に、該静電気を
    装着部品にコロナ放電して該装着部品を電気的に中和す
    る構成であることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】少なくとも遊技媒体と接触する壁面を備え
    た遊技媒体案内部の、その表面に配設される導電性繊維
    を備え、該導電性繊維は、前記遊技媒体案内部に帯電す
    る静電気の極性と相異なる極性の静電気を帯電すると共
    に、該静電気を遊技媒体案内部にコロナ放電して該遊技
    媒体案内部を電気的に中和する構成であることを特徴と
    する遊技機。
  3. 【請求項3】遊技媒体案内部が、遊技機の前面に配設さ
    れ、遊技媒体を貯留する受け皿である請求項2記載の遊
    技機。
  4. 【請求項4】遊技媒体案内部が、機裏に配設され、遊技
    媒体を貯留する遊技媒体タンクである請求項2記載の遊
    技機。
  5. 【請求項5】遊技媒体通路の表面に配設される導電性繊
    維を備え、該導電性繊維は、前記遊技媒体通路に帯電す
    る静電気の極性と相異なる極性の静電気を帯電すると共
    に、該静電気を遊技媒体通路にコロナ放電して該遊技媒
    体通路を電気的に中和する構成であることを特徴とする
    遊技機。
  6. 【請求項6】遊技媒体通路に、遊技媒体の通過を可能と
    する可撓性導電性繊維を、該遊技媒体通路の横断方向に
    配設したことを特徴とする請求項5記載の遊技機。
  7. 【請求項7】遊技媒体通路が、遊技機の前面に配設され
    る受け皿に形成される排出口であり、遊技媒体の通過を
    可能とする可撓性導電性繊維を、該排出口の横断方向に
    配設したことを特徴とする請求項5記載の遊技機。
  8. 【請求項8】遊技媒体通路が、機裏に配設される遊技媒
    体タンクに形成される流出口であり、遊技媒体の通過を
    可能とする可撓性導電性繊維を、該流出口の横断方向に
    配設したことを特徴とする請求項5記載の遊技機。
  9. 【請求項9】導電性繊維が、有機合成繊維と金属物質と
    を化学結合させることによって生成する有機導電性繊維
    からなる請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の遊技
    機。
  10. 【請求項10】導電性繊維が脱着可能に配設されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記
    載の遊技機。
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JP2011105372A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Mitsubishi Heavy Industries Food & Packaging Machinery Co Ltd 容器洗浄装置および飲料充填装置
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