JP2002263104A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2002263104A
JP2002263104A JP2001051404A JP2001051404A JP2002263104A JP 2002263104 A JP2002263104 A JP 2002263104A JP 2001051404 A JP2001051404 A JP 2001051404A JP 2001051404 A JP2001051404 A JP 2001051404A JP 2002263104 A JP2002263104 A JP 2002263104A
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JP2001051404A
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English (en)
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Mitsuyoshi Inetama
充善 稲玉
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Original Assignee
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ADC3より後段の回路の高速化を抑制す
る。 【解決手段】 ADC3と信号処理回路5の間にデータ
レート変換回路4を介設する。ADC3は、受信エコー
信号を第一のサンプリング周期または第一のサンプリン
グ周期より長い第二のサンプリング周期で次々にデジタ
ルデータに変換し出力する。データレート変換回路4
は、第一のサンプリング周期で次々に出力されるデジタ
ルデータを入力し第二のサンプリング周期に変換して出
力するか又は第二のサンプリング周期で次々に出力され
るデジタルデータを入力し第二のサンプリング周期で出
力する。 【効果】 信号処理回路5以降は第二のサンプリング周
期で動作すれば足るので、コストアップを抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波診断装置に
関し、さらに詳しくは、受信エコー信号をデジタルデー
タに変換するAD変換手段よりも後段の回路の動作速度
を高速化しなくて済むようにした超音波診断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の超音波診断装置の一例
の構成図である。この超音波診断装置500は、多数の
圧電振動子を有する超音波探触子1と、前記超音波探触
子1を駆動して被検体内に超音波パルスを送信しそれに
対応する超音波エコーを受信して受信エコー信号Sを生
成する送受信部2と、前記受信エコー信号Sをデジタル
データに変換しADC出力データDaとして出力するA
DC(Analog to Digital Converter)3と、前記AD
C3から出力されるADC出力データDaを信号処理し
て超音波画像を生成する信号処理回路55と、前記超音
波画像を表示する画像表示装置6と、全体を制御するコ
ントローラ57とを具備している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】超音波診断装置におけ
る高周波特性はADCのサンプリング周波数に依存する
ため、画質を向上させるにはADCを高速化する必要が
ある。しかし、上記従来の超音波診断装置500では、
ADC3を高速化すると、信号処理回路55も合わせて
高速化する必要があり、コストアップとなる問題点があ
る。そこで、本発明の目的は、ADCよりも後段の回路
を高速化しなくて済むようにした超音波診断装置を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】第一の観点では、本発明
は、圧電振動子を有する超音波探触子と、前記超音波探
触子を駆動して被検体内に超音波パルスを送信しそれに
対応する超音波エコーを受信して受信エコー信号を生成
する送受信手段と、前記受信エコー信号を第一のサンプ
リング周期または該第一のサンプリング周期より長い第
二のサンプリング周期で次々にデジタルデータに変換し
前記第一のサンプリング周期または第二のサンプリング
周期に合わせた出力時間ずつ出力するAD変換手段と、
前記AD変換手段から前記第一のサンプリング周期で次
々に出力されるデジタルデータを入力し前記第二のサン
プリング周期に変換し且つ該第二のサンプリング周期に
合わせた出力時間ずつ順に出力すると共に前記AD変換
手段から前記第二のサンプリング周期で次々に出力され
るデジタルデータを入力し該第二のサンプリング周期で
且つ該第二のサンプリング周期に合わせた出力時間ずつ
順に出力するデータレート変換手段と、前記データレー
ト変換手段から出力されるデジタルデータを信号処理し
て超音波画像を生成する信号処理手段と、前記超音波画
像を表示する画像表示手段とを具備したことを特徴とす
る超音波診断装置を提供する。上記第一の観点による超
音波診断装置では、AD変換手段が比較的高速の第一の
サンプリング周期または比較的低速の第二のサンプリン
グ周期で動作する。そこで、画質を向上させることが必
要な場合は第一のサンプリング周期で動作させ、通常の
画質でよい場合は第二のサンプリング周期で動作させる
ことが出来る。そして、AD変換手段が第一のサンプリ
ング周期で動作する時はデジタルデータが比較的高速の
周期で次々に出力されるが、そのデジタルデータをデー
タレート変換手段が受け取って比較的低速の第二のサン
プリング周期に合わせた周期に変換して信号処理回路に
渡す。このため、信号処理回路は高速化しなくても済
み、コストアップを避けられる。
【0005】なお、AD変換手段が第一のサンプリング
周期で動作する時の1音線の処理に要する時間が伸びる
ためにフレームレートが低下することになるが、AD変
換手段を第一のサンプリング周期で動作させる時はBモ
ードでFOV(Field Of View)の浅い所を診る場合が
ほとんどなので、フレームレートの低下は実用上問題に
ならない。また、B/CFM(Color Flow Mapping)の
場合は、Bモードの処理とCFMモードの処理とを並列
に行えば、フレームレートの低下はキャンセルできる。
【0006】第2の観点では、本発明は、上記構成の超
音波診断装置において、前記データレート変換手段は、
前記AD変換手段からデジタルデータが出力される周期
に合わせた書込周期で前記デジタルデータを記憶すると
共に前記第二のサンプリング周期に合わせた読出周期で
前記デジタルデータを読み出すデュアルポートRAM
(Random Access Memory)を有することを特徴とする超
音波診断装置を提供する。上記第2の観点による超音波
診断装置では、データレート変換手段をデュアルポート
RAMにより実現できる。
【0007】第3の観点では、本発明は、圧電振動子を
有する超音波探触子と、前記超音波探触子を駆動して被
検体内に超音波パルスを送信しそれに対応する超音波エ
コーを受信して受信エコー信号を生成する送受信手段
と、前記受信エコー信号を第一のサンプリング周期で次
々にデジタルデータに変換し前記第一のサンプリング周
期に合わせた出力時間ずつ出力するAD変換手段と、前
記AD変換手段から次々に出力されるデジタルデータを
入力し前記第一のサンプリング周期より長い第二のサン
プリング周期に変換し且つ該第二のサンプリング周期に
合わせた出力時間ずつ順に出力するか又は前記AD変換
手段から次々に出力されるデジタルデータを入力し複数
のデジタルデータを合成しその合成結果のデジタルデー
タを前記第二のサンプリング周期で且つ該第二のサンプ
リング周期に合わせた出力時間ずつ順に出力するデータ
レート変換手段と、前記データレート変換手段から出力
されるデジタルデータを信号処理して超音波画像を生成
する信号処理手段と、前記超音波画像を表示する画像表
示手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置を
提供する。上記第3の観点による超音波診断装置では、
AD変換手段が比較的高速の第一のサンプリング周期で
動作する。このため、AD変換手段からデジタルデータ
が比較的高速の周期で次々に出力されるが、画質を向上
させることが必要な場合は、そのデジタルデータをデー
タレート変換手段が受け取って比較的低速の第二のサン
プリング周期に合わせた周期に変換して信号処理回路に
渡す。また、通常の画質でよい場合は、複数のデジタル
データを合成しその合成結果のデジタルデータを比較的
低速の第二のサンプリング周期に合わせた周期で信号処
理回路に渡す。このため、信号処理回路は高速化しなく
ても済み、コストアップを避けられる。また、通常の画
質でよい場合のノイズ特性を向上できる。
【0008】第4の観点では、本発明は、上記構成の超
音波診断装置において、前記データレート変換手段は、
前記第一のサンプリング周期に合わせた書込周期で前記
デジタルデータを記憶すると共に前記第二のサンプリン
グ周期に合わせた読出周期で前記デジタルデータを読み
出すか又は前記第一のサンプリング周期に合わせた読出
周期で前記デジタルデータを読み出すデュアルポートR
AMと、前記デュアルポートRAMから前記第一のサン
プリング周期に合わせた読出周期で次々に出力されるデ
ジタルデータを入力し複数のデジタルデータを合成しそ
の合成結果のデジタルデータを前記第二のサンプリング
周期で且つ該第二のサンプリング周期に合わせた出力時
間ずつ順に出力するフィルタ/補間手段と、前記デュア
ルポートRAMから出力されるデジタルデータまたは前
記フィルタ/補間手段から出力される合成結果のデジタ
ルデータのいずれかを選択し出力するセレクタ手段とを
有することを特徴とする超音波診断装置を提供する。上
記第4の観点による超音波診断装置では、データレート
変換手段をデュアルポートRAMとフィルタ/補間手段
とセレクタ手段とにより実現できる。
【0009】第5の観点では、本発明は、上記構成の超
音波診断装置において、前記データレート変換手段は、
前記第一のサンプリング周期に合わせた書込周期で前記
デジタルデータを記憶すると共に前記第二のサンプリン
グ周期に合わせた読出周期で前記デジタルデータを読み
出すか又は前記第一のサンプリング周期に合わせた読出
周期で前記デジタルデータを読み出すデュアルポートR
AMと、前記デュアルポートRAMから前記第二のサン
プリング周期に合わせた読出周期で次々に出力されるデ
ジタルデータを入力し前記第二のサンプリング周期で且
つ該第二のサンプリング周期に合わせた出力時間ずつ順
に出力するか又は前記デュアルポートRAMから前記第
一のサンプリング周期に合わせた読出周期で次々に出力
されるデジタルデータを入力し複数のデジタルデータを
合成しその合成結果のデジタルデータを前記第二のサン
プリング周期で且つ該第二のサンプリング周期に合わせ
た出力時間ずつ順に出力するフィルタ/補間手段とを有
することを特徴とする超音波診断装置を提供する。上記
第5の観点による超音波診断装置では、データレート変
換手段をデュアルポートRAMとフィルタ/補間手段と
により実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施の形態により
本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発
明が限定されるものではない。
【0011】−第一の実施形態− 図1は、本発明の第一の実施形態にかかる超音波診断装
置の要部を示す構成図である。この超音波診断装置10
0は、多数の圧電振動子を有する超音波探触子1と、前
記超音波探触子1を駆動して被検体内に超音波パルスを
送信しそれに対応する超音波エコーを受信して受信エコ
ー信号Sを生成する送受信部2と、前記受信エコー信号
Sを第一のサンプリング周期(例えば80MHz)また
は第二のサンプリング周期(例えば40MHz)でデジ
タルデータに変換しADC出力データDaとして前記第
一のサンプリング周期に合わせた出力時間(例えば1
2.5ns)または第二のサンプリング周期に合わせた
出力時間(例えば25ns)ずつ出力するADC3と、
前記ADC3から前記第一のサンプリング周期で次々に
出力されるADC出力データDaを入力し前記第二のサ
ンプリング周期に変換し且つ該第二のサンプリング周期
に合わせた出力時間ずつ順に信号処理回路入力データD
bとして出力すると共に前記ADC3から前記第二のサ
ンプリング周期で次々に出力されるADC出力データD
aを入力し該第二のサンプリング周期で且つ該第二のサ
ンプリング周期に合わせた出力時間ずつ順に信号処理回
路入力データDbとして出力するデータレート変換回路
4と、前記データレート変換回路4から出力される信号
処理回路入力データDbを信号処理して超音波画像を生
成する信号処理回路5と、前記超音波画像を表示する画
像表示装置6と、全体を制御するコントローラ7とを具
備している。
【0012】図2は、ADC3およびデータレート変換
回路4の詳細構成図である。ADC3は、コントローラ
7から供給されるサンプリングクロックCLにより受信
エコー信号Sをデジタルデータに変換しADC出力デー
タDaとして出力する。データレート変換回路4は、デ
ュアルポートRAM40からなる。
【0013】デュアルポートRAM40は、1音線分の
記憶容量を持ち、コントローラ7から供給される書込ア
ドレスAwによりADC出力データDaを書き込み、コ
ントローラ7から供給される読出アドレスArによりデ
ジタルデータを読み出して信号処理回路入力データDb
として出力する。
【0014】コントローラ7は、超音波探触子1の種類
や表示モードやFOVによって、ADC3およびデュア
ルポートRAM40を高速動作または低速動作させる。
ここで、高速動作/低速動作とは、相互を比較して高速
/低速という意味である。例えば、超音波探触子1の種
類が高周波プローブで、表示モードがBモードで、FO
Vが浅い場合に、ADC3およびデュアルポートRAM
40を高速動作させ、それ以外ではADC3およびデュ
アルポートRAM40を低速動作させる。
【0015】図3は、この高速動作時のタイミングチャ
ートである。サンプリングクロックCLは、第一のサン
プリング周期のクロック信号がADC3に供給される。
ADC出力データDaは、第一のサンプリング周期で且
つこれに合わせた出力時間でデジタルデータD0,D
1,…がADC3から次々に出力される。書込アドレス
Awは、デジタルデータD0,D1,…が次々に出力さ
れるタイミングに合わせてアドレスA0,A1,…の順
に更新される。この結果、デュアルポートRAM40の
アドレスA0,A1,…にデジタルデータD0,D1,
…が記憶される。読出アドレスArは、第二のサンプリ
ング周期に合わせたタイミングでアドレスA0,A1,
…の順に更新される。この結果、デュアルポートRAM
40のアドレスA0,A1,…から、第二のサンプリン
グ周期で且つ第二のサンプリング周期に合わせた出力時
間ずつデジタルデータD0,D1,…が順に読み出され
出力される。
【0016】図4は、この低速動作時のタイミングチャ
ートである。サンプリングクロックCLは、第二のサン
プリング周期のクロック信号がADC3に供給される。
ADC出力データDaは、第二のサンプリング周期で且
つこれに合わせた出力時間でデジタルデータD0,D
1,…がADC3から次々に出力される。書込アドレス
Awは、デジタルデータD0,D1,…が次々に出力さ
れるタイミングに合わせてアドレスA0,A1,…の順
に更新される。この結果、デュアルポートRAM40の
アドレスA0,A1,…にデジタルデータD0,D1,
…が記憶される。読出アドレスArは、第二のサンプリ
ング周期に合わせたタイミングでアドレスA0,A1,
…の順に更新される。この結果、デュアルポートRAM
40のアドレスA0,A1,…から、第二のサンプリン
グ周期で且つ第二のサンプリング周期に合わせた出力時
間ずつデジタルデータD0,D1,…が順に読み出され
出力される。
【0017】以上の第一の実施形態にかかる超音波診断
装置100によれば、信号処理回路5より後段の回路は
常に第二のサンプリング周期で動作すれば足ることにな
り、高速化しなくても済むため、コストアップを避ける
ことが出来る。
【0018】図5は、上記第一の実施形態にかかる超音
波診断装置100の変形例である。データレート変換回
路4を、デュアルポートRAM40とセレクタ42とか
ら構成してもよい。セレクタ42は、コントローラ7か
らの選択信号SLに応じて、高速動作時はデュアルポー
トRAM40からの読出データDcを選択し、低速動作
時はADC出力データDaを選択する。
【0019】−第二の実施形態− 図6は、本発明の第二の実施形態にかかる超音波診断装
置におけるデータレート変換回路4を示す詳細構成図で
ある。なお、超音波診断装置の全体構成は、図1と同じ
である。ADC3は、コントローラ7から供給されるサ
ンプリングクロックCLにより受信エコー信号Sをデジ
タルデータに変換しADC出力データDaとして出力す
る。データレート変換回路4は、デュアルポートRAM
40と、フィルタ/補間回路41と、セレクタ42とか
らなる。
【0020】デュアルポートRAM40は、1音線分の
記憶容量を持ち、コントローラ7から供給される書込ア
ドレスAwによりADC出力データDaを書き込み、コ
ントローラ7から供給される読出アドレスArによりデ
ジタルデータを読み出して読出データDcとして出力す
る。
【0021】フィルタ/補間回路41は、デュアルポー
トRAM40から第一のサンプリング周期に合わせた読
出周期で次々に出力される読出データDcを入力し複数
の読出データDcを合成し、その合成結果のデジタルデ
ータを第二のサンプリング周期で且つ第二のサンプリン
グ周期に合わせた出力時間ずつ順にフィルタ出力データ
Ddとして出力する。
【0022】セレクタ42は、コントローラ7からの選
択信号SLに応じて、デュアルポートRAM40からの
読出データDcまたはフィルタ/補間回路41からのフ
ィルタ出力データDdを選択する。
【0023】コントローラ7は、ADC3およびデュア
ルポートRAM40を常に高速動作させるが、超音波探
触子1の種類や表示モードやFOVによって、セレクタ
42で読出データDcまたはフィルタ出力データDdの
いずれかを選択する。例えば、超音波探触子1の種類が
高周波プローブで、表示モードがBモードで、FOVが
浅い場合に、読出データDcを選択し、それ以外ではフ
ィルタ出力データDdを選択する。
【0024】図7は、セレクタ42で読出データDcを
選択する時のタイミングチャートである。サンプリング
クロックCLは、第一のサンプリング周期のクロック信
号がADC3に供給される。ADC出力データDaは、
第一のサンプリング周期で且つこれに合わせた出力時間
でデジタルデータD0,D1,…がADC3から次々に
出力される。書込アドレスAwは、デジタルデータD
0,D1,…が次々に出力されるタイミングに合わせて
アドレスA0,A1,…の順に更新される。この結果、
デュアルポートRAM40のアドレスA0,A1,…に
デジタルデータD0,D1,…が記憶される。読出アド
レスArは、第二のサンプリング周期に合わせたタイミ
ングでアドレスA0,A1,…の順に更新される。この
結果、デュアルポートRAM40のアドレスA0,A
1,…から、第二のサンプリング周期で且つ第二のサン
プリング周期に合わせた出力時間ずつデジタルデータD
0,D1,…が順に読み出され読出データDcとして出
力される。この読出データDcが、信号処理回路入力デ
ータDbとなる。
【0025】図8は、セレクタ42でフィルタ出力デー
タDdを選択する時のタイミングチャートである。サン
プリングクロックCLは、第一のサンプリング周期のク
ロック信号がADC3に供給される。ADC出力データ
Daは、第一のサンプリング周期で且つこれに合わせた
出力時間でデジタルデータD0,D1,…がADC3か
ら次々に出力される。書込アドレスAwは、デジタルデ
ータD0,D1,…が次々に出力されるタイミングに合
わせてアドレスA0,A1,…の順に更新される。この
結果、デュアルポートRAM40のアドレスA0,A
1,…にデジタルデータD0,D1,…が記憶される。
読出アドレスArは、第一のサンプリング周期に合わせ
たタイミングでアドレスA0,A1,…の順に更新され
る。この結果、デュアルポートRAM40のアドレスA
0,A1,…から、第一のサンプリング周期で且つ第一
のサンプリング周期に合わせた出力時間ずつデジタルデ
ータD0,D1,…が順に読み出され読出データDcと
して出力される。フィルタ出力データDdは、第二のサ
ンプリング周期で且つ第二のサンプリング周期に合わせ
た出力時間ずつフィルタードデータFD0,FD1,…
が生成され出力される。例えば、FD=f1・D2i
+f2・D2i+1、f1,f2はフィルタ係数で、f
1+f2=1である。このフィルタ出力データDdが、
信号処理回路入力データDbとなる。
【0026】以上の第二の実施形態にかかる超音波診断
装置によれば、信号処理回路5より後段の回路は常に第
二のサンプリング周期で動作すれば足ることになり、高
速化しなくても済むため、コストアップを避けることが
出来る。また、通常のプローブが使用された時のノイズ
特性を向上できる。
【0027】−第三の実施形態− 図9は、本発明の第三の実施形態にかかる超音波診断装
置におけるデータレート変換回路4を示す詳細構成図で
ある。なお、超音波診断装置の全体構成は、図1と同じ
である。このデータレート変換回路4は、図6のセレク
タ42の機能をフィルタ/補間回路41に持たせた構成
以外は前記第二の実施形態と同じである。
【0028】コントローラ7は、フィルタ/補間回路4
1に与える制御信号によりフィルタ/補間回路41での
処理を切り替えて、図6の読出データDcおよびフィル
タ出力データDdと同等のデータを生成し、出力する。
【0029】図10は、前記第二の実施形態に係る超音
波診断装置の変形例である。フィルタ/補間回路41に
ADC出力データDaを直接入力してもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明の超音波診断装置によれば、受信
エコー信号をデジタルデータに変換するAD変換手段よ
りも後段の回路の動作速度を高速化しなくて済むように
なり、コストアップを抑えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態にかかる超音波診断装置の要部
を示す構成図である。
【図2】第一の実施形態にかかるデータレート変換回路
の詳細構成図である。
【図3】第一の実施形態にかかるデータレート変換回路
の高速動作を示すタイミング図である。
【図4】第一の実施形態にかかるデータレート変換回路
の低速動作を示すタイミング図である。
【図5】第一の実施形態にかかるデータレート変換回路
の変形例を示す詳細構成図である。
【図6】第二の実施形態にかかるデータレート変換回路
の詳細構成図である。
【図7】第二の実施形態にかかるデータレート変換回路
の読出データ選択時の動作を示すタイミング図である。
【図8】第二の実施形態にかかるデータレート変換回路
のフィルタ出力データ選択時の動作を示すタイミング図
である。
【図9】第三の実施形態にかかるデータレート変換回路
の詳細構成図である。
【図10】第二の実施形態にかかるデータレート変換回
路の変形例を示す詳細構成図である。
【図11】従来の超音波診断装置の一例の要部を示す構
成図である。
【符号の説明】
1 超音波探触子 2 送受信部 3 ADC 4 データレート変換回路 5 信号処理回路 6 画像表示装置 7 コントローラ 40 デュアルポートRAM 41 フィルタ/補間回路 42 セレクタ 100 超音波診断装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲玉 充善 東京都日野市旭ケ丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C301 AA02 CC02 EE17 JB03 JB06 JB35 JB50 JC01 KK22 LL05 5D019 BB07 FF04 5J022 AA01 CA10 CD02 CE01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電振動子を有する超音波探触子と、前
    記超音波探触子を駆動して被検体内に超音波パルスを送
    信しそれに対応する超音波エコーを受信して受信エコー
    信号を生成する送受信手段と、前記受信エコー信号を第
    一のサンプリング周期または該第一のサンプリング周期
    より長い第二のサンプリング周期で次々にデジタルデー
    タに変換し前記第一のサンプリング周期に合わせた出力
    時間または第二のサンプリング周期に合わせた出力時間
    ずつ出力するAD変換手段と、前記AD変換手段から前
    記第一のサンプリング周期で次々に出力されるデジタル
    データを入力し前記第二のサンプリング周期に変換し且
    つ該第二のサンプリング周期に合わせた出力時間ずつ順
    に出力すると共に前記AD変換手段から前記第二のサン
    プリング周期で次々に出力されるデジタルデータを入力
    し該第二のサンプリング周期で且つ該第二のサンプリン
    グ周期に合わせた出力時間ずつ順に出力するデータレー
    ト変換手段と、前記データレート変換手段から出力され
    るデジタルデータを信号処理して超音波画像を生成する
    信号処理手段と、前記超音波画像を表示する画像表示手
    段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の超音波診断装置におい
    て、前記データレート変換手段は、前記AD変換手段か
    らデジタルデータが出力される周期に合わせた書込周期
    で前記デジタルデータを記憶すると共に前記第二のサン
    プリング周期に合わせた読出周期で前記デジタルデータ
    を読み出すデュアルポートRAMを有することを特徴と
    する超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 圧電振動子を有する超音波探触子と、前
    記超音波探触子を駆動して被検体内に超音波パルスを送
    信しそれに対応する超音波エコーを受信して受信エコー
    信号を生成する送受信手段と、前記受信エコー信号を第
    一のサンプリング周期で次々にデジタルデータに変換し
    前記第一のサンプリング周期に合わせた出力時間ずつ出
    力するAD変換手段と、前記AD変換手段から次々に出
    力されるデジタルデータを入力し前記第一のサンプリン
    グ周期より長い第二のサンプリング周期に変換し且つ該
    第二のサンプリング周期に合わせた出力時間ずつ順に出
    力するか又は前記AD変換手段から次々に出力されるデ
    ジタルデータを入力し複数のデジタルデータを合成しそ
    の合成結果のデジタルデータを前記第二のサンプリング
    周期で且つ該第二のサンプリング周期に合わせた出力時
    間ずつ順に出力するデータレート変換手段と、前記デー
    タレート変換手段から出力されるデジタルデータを信号
    処理して超音波画像を生成する信号処理手段と、前記超
    音波画像を表示する画像表示手段とを具備したことを特
    徴とする超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の超音波診断装置におい
    て、前記データレート変換手段は、前記第一のサンプリ
    ング周期に合わせた書込周期で前記デジタルデータを記
    憶すると共に前記第二のサンプリング周期に合わせた読
    出周期で前記デジタルデータを読み出すか又は前記第一
    のサンプリング周期に合わせた読出周期で前記デジタル
    データを読み出すデュアルポートRAMと、前記デュア
    ルポートRAMから前記第一のサンプリング周期に合わ
    せた読出周期で次々に出力されるデジタルデータを入力
    し複数のデジタルデータを合成しその合成結果のデジタ
    ルデータを前記第二のサンプリング周期で且つ該第二の
    サンプリング周期に合わせた出力時間ずつ順に出力する
    フィルタ/補間手段と、前記デュアルポートRAMから
    出力されるデジタルデータまたは前記フィルタ/補間手
    段から出力される合成結果のデジタルデータのいずれか
    を選択し出力するセレクタ手段とを有することを特徴と
    する超音波診断装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の超音波診断装置におい
    て、前記データレート変換手段は、前記第一のサンプリ
    ング周期に合わせた書込周期で前記デジタルデータを記
    憶すると共に前記第二のサンプリング周期に合わせた読
    出周期で前記デジタルデータを読み出すか又は前記第一
    のサンプリング周期に合わせた読出周期で前記デジタル
    データを読み出すデュアルポートRAMと、前記デュア
    ルポートRAMから前記第二のサンプリング周期に合わ
    せた読出周期で次々に出力されるデジタルデータを入力
    し前記第二のサンプリング周期で且つ該第二のサンプリ
    ング周期に合わせた出力時間ずつ順に出力するか又は前
    記デュアルポートRAMから前記第一のサンプリング周
    期に合わせた読出周期で次々に出力されるデジタルデー
    タを入力し複数のデジタルデータを合成しその合成結果
    のデジタルデータを前記第二のサンプリング周期で且つ
    該第二のサンプリング周期に合わせた出力時間ずつ順に
    出力するフィルタ/補間手段とを有することを特徴とす
    る超音波診断装置。
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