JP3298232B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

Info

Publication number
JP3298232B2
JP3298232B2 JP12907293A JP12907293A JP3298232B2 JP 3298232 B2 JP3298232 B2 JP 3298232B2 JP 12907293 A JP12907293 A JP 12907293A JP 12907293 A JP12907293 A JP 12907293A JP 3298232 B2 JP3298232 B2 JP 3298232B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
read
image data
signal
image
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12907293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06335479A (ja
Inventor
雅樹 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP12907293A priority Critical patent/JP3298232B2/ja
Publication of JPH06335479A publication Critical patent/JPH06335479A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3298232B2 publication Critical patent/JP3298232B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波診断装置、特
に、超音波受信信号から生成したディジタルの画像デー
タをノンインターレースモニタに表示可能な超音波診断
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置においては、超音波送受
信回路とモニタとの間にディジタルスキャンコンバータ
(以下DSCと記す)が設けられている。このDSC
は、TV信号と非同期の超音波同期で得られる画像デー
タを標準TV方式のビデオ信号に変換するための装置で
あり、主に1フレーム分の画素データを記憶するフレー
ムメモリによって構成されている。
【0003】このフレームメモリには、従来、ランダム
入力ポートとシリアル出力ポートとを有するデュアルポ
ートメモリが用いられている。フレームメモリには、超
音波受信信号から生成したディジタルの画像データがた
とえば1ラインずつランダムポートより書き込まれる。
そして読み出し時には、TV同期信号に同期したクロッ
ク信号により画像データが1画素ずつシリアルポートよ
り読み出される。
【0004】この種の超音波診断装置で、NTSCやP
AL等のインターレースの標準TV方式のモニタだけで
なく、ノンインターレース方式のモニタにも画像を表示
できるものが知られている。ノンインターレース方式の
モニタに表示された画像は、インターレース方式のモニ
タに表示された画像に比べてちらつきが少なく鮮明であ
る。
【0005】従来、標準TV方式のビデオ信号に変換す
る場合には、DSCからインターレースに画像データを
読み出している。また、ノンインターレースのビデオ信
号に変換する場合には、画像メモリからノンインターレ
ースに画像データを読み出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この種のノンインター
レースのモニタに表示可能な超音波診断装置において、
ノンインターレース用のモニタに表示すると同時に画像
を標準TV方式のVTRに記録する場合には、ノンイン
ターレースのビデオ信号を標準TV方式のビデオ信号に
同期させる必要がある。このため、ノンインターレース
モニタへの表示と標準TV方式のVTRへの記録とを同
時に行う場合には、標準TV方式の読出クロック(例え
ば12MHz)の2倍のクロック(例えば24MHz)
でフレームメモリから画像データを読み出さなければな
らない。これにより、ノンインターレース方式のモニタ
では、1秒間に60フレームの画像を得ることができ
る。
【0007】また、この種の超音波診断装置では、たと
えばフリーズしたタイミングが異なる4つの画像を1つ
のモニタに表示する4画面表示が行われている。このよ
うな場合には、画像データを縦横それぞれ2分の1に縮
小する必要がある。画像データを縮小する場合には、横
方向については1つ置きに画像データを読み出せばよ
い。また縦方向については1ライン毎に画像データを読
み出せばよい。
【0008】しかしながらフレームメモリとしてデュア
ルポートメモリを用いている場合には、シリアルに画像
データが出力されるので、標準TV方式でデータを表示
する場合には、2倍のクロックでフレームメモリから画
像データを読み出した後に1つ置きに画素を間引く必要
が生じる。このため、ノンインターレースモニタに4画
面表示を行う場合には、通常のクロックの4倍のクロッ
クでフレームメモリから画像データを読み出さなければ
ならない。
【0009】たとえばNTSC方式の場合には、通常は
約12MHzの読出クロックでフレームメモリから画像
データを読み出しているが、ノンインターレースモード
で4画面表示を行いつつ同時にVTRに記録する場合に
は、48MHz以上の読出クロックが必要になり実現が
困難になる。本発明の目的は、実現可能なクロックを用
いてノンインターレース用ビデオ信号とインターレース
用ビデオ信号とを同時に得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る超音波
診断装置は、超音波受信信号から生成したディジタルの
画像データを画像メモリに格納し、格納された画像デー
タをTV同期信号に同期したクロック信号により読み出
して表示する装置であって、2つのリードフレームバッ
ファメモリと、読出手段と、インターレース信号生成手
段と、ノンインターレース信号生成手段とを備えてい
る。リードフレームバッファメモリは、画像メモリから
読み出された画像データを1フレームずつ交互にクロッ
ク信号で書き込むためのものである。読出手段は、リー
ドフレームバッファメモリからクロック信号の2倍の周
波数の高速クロック信号で1フレームの画像データを2
回読み出すものである。インターレース信号生成手段
は、読出手段で読み出した画像データからインターレー
ス用ビデオ信号を生成するものである。ノンインターレ
ース信号生成手段は、読出手段で読み出した画像データ
からノンインターレース用ビデオ信号を生成するもので
ある。
【0011】第2の発明に係る超音波診断装置は、画像
データをスクロール表示する装置であって、2つのリー
ドフレームバッファメモリと読出手段とインターレース
信号生成手段とノンインターレース信号生成手段とを備
えている。読出手段以外の構成は第1の発明と同様であ
り、読出手段は、リードフレームバッファメモリの一方
からクロック信号の2倍の周波数の高速クロック信号で
スクロール速度に応じて読出アドレスを変更して1フレ
ームの画像データを2回読み出すものである。
【0012】
【作用】第1の発明に係る超音波診断装置では、通常の
表示の場合には、画像メモリからクロック信号により画
像データを1フレームずつ交互に読み出しリードフレー
ムバッファメモリに書き込む。書き込まれた画像データ
は、読出手段によりリードフレームバッファメモリから
2回読み出される。読み出された画像データは、インタ
ーレース信号生成手段とノンインターレース信号生成手
段とに与えられる。インターレース信号生成手段では、
たとえば1フィールド目に読み出された画像データから
偶数行の画像データだけを取り出し1フィールド分のイ
ンターレース用ビデオ信号を得、2フィールド目の画像
データから奇数行のデータだけを抽出し残りの1フィー
ルド分のインターレース用ビデオ信号を得る。また、ノ
ンインターレース信号生成手段では、読み出された2回
の画像データによりノンインターレース用ビデオ信号を
得る。
【0013】また、4画面表示の場合には、画像メモリ
から高速クロック信号で画像データを読み出し、読み出
した画像データのうち水平方向を1画素ずつ間引きし、
垂直方向を1ラインずつ間引きしてリードフレームバッ
ファメモリに書き込む。以降は同様にリードフレームバ
ッファから高速信号で1フレームの画像データを2回読
み出しインターレース信号生成手段とノンインターレー
ス信号生成手段とに出力する。
【0014】ここでは、TV同期信号に同期した高速ク
ロック信号でリードフレームバッファメモリからデータ
を読み出すだけでノンインターレース信号とインターレ
ース信号とを同時に得ることができる。このため、実現
可能なクロックを用いてノンインターレース用ビデオ信
号とインターレース用ビデオ信号とが同時に得られる。
【0015】第2の発明に係る超音波診断装置では、た
とえばMモード像やDモード像等のように、スクロール
表示を行う場合には、リードフレームバッファメモリに
書き込まれた画像データを読出手段で読み出す際に、ス
クロール速度に応じて読出アドレスを変更して読み出
す。ここで同じアドレスから2回読み出すと、スクロー
ル時に同じ画像が表示され、目の錯覚によって画像が2
重に見えるという不都合が生じる。
【0016】ここでは、スクロール速度に応じて読出ア
ドレスを変更したとえば1フィールド目に最初のアドレ
スから読み出した場合には、2フィールド目の水平方向
の読出アドレスをそこからずらして読み出す。これによ
り、表示の際の目の錯覚による2重に見えるという不都
合を解消できる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の一実施例による超音波診断
装置の概略ブロック構成図である。この超音波診断装置
は、プローブ1と、プローブ1に接続された送受信回路
2と、送受信回路2に接続されたDSC3と、DSC3
に並列接続されたTVモニタ4、VTR5、及びノンイ
ンターレースモニタ6とを主に有している。
【0018】プローブ1は、たとえば複数の微小振動子
から構成されている。送受信回路2は、超音波ビームを
送波するための高周波パルス発振器や反射エコーを増幅
する増幅器及び検波回路等を備えている。また送受信回
路2は、Dモード像やMモード像等の画像データを得る
回路も備えている。DSC3は、Bモード用の画像メモ
リ11とM,Dモード用の画像メモリ12とを有してい
る。これらの画像メモリ11,12は、ランダム入力ポ
ートとシリアル出力ポートとを有するデュアルポートメ
モリから構成されている。各画像メモリ11,12に
は、間引き回路13,14が接続されている。間引き回
路13,14は、4画面表示の際に、水平方向の画素及
び垂直方向のラインを間引くためのものである。間引き
回路13,14には合成部15が接続されている。合成
部15は、たとえばBMモードやBDモード時に、Bモ
ード用画像メモリ11から得られた画像データと、M,
Dモード用画像メモリ12から得られた画像データとを
合成するものである。合成部15にはリードズーム回路
16が接続されている。リードズーム回路16は、画像
データの拡大時に画素を補間して拡大された画像データ
を得るためのものである。リードズーム回路16には2
つのリードフレームバッファメモリ17,18が接続さ
れている。
【0019】リードフレームバッファメモリ17,18
は、画像メモリ11,12から読み出された画像データ
を1フレーム分交互に格納するものである。なおこの書
き込みクロックは、標準TV方式の通常のクロックであ
り、たとえば12MHzである。またリードフレームバ
ッファメモリ17,18からの読出クロックは、書き込
みクロックの2倍の周波数の高速クロック(たとえば2
4MHz)である。従って、リードフレームバッファメ
モリ17,18では、1回の書き込みに対して2回の読
み出しが行われる。また、一方のリードフレームバッフ
ァメモリに書き込みが行われているときに他方のリード
フレームメモリからデータが読み出される。
【0020】リードフレームバッファメモリ17,18
には、ダウンコンバート回路19とD/A変換器20と
が接続されている。ダウンコンバート回路19はFIF
Oメモリからなり、高速クロックで書き込みが行われ、
通常のクロックで読み出しが行われる。ダウンコンバー
ト回路19では、たとえば1フィールド目にリードフレ
ームバッファメモリ17,18から読み出されたデータ
のうち偶数行のデータだけを読み出し、2フィールド目
に読み出されたデータから奇数行のデータのみを読み出
す。このようにして標準TV方式のインターレースの信
号が得られる。
【0021】ダウンコンバート回路19にはD/A変換
器21が接続されている。D/A変換器21は、得られ
たインターレースの信号をアナログ信号に変換するもの
である。D/A変換器21には同期混合回路22が接続
されている。この同期混合回路22には同期信号発生回
路23が接続されている。同期信号発生回路23は、標
準TV方式の水平及び垂直同期信号を同期混合回路22
に与える。同期混合回路22は、D/A変換器21から
与えられたアナログ信号と同期信号発生回路23から与
えられた同期信号とを混合し、標準TV方式のビデオ信
号を生成し出力する。同期混合回路22にはTVモニタ
4とVTR5とが接続されている。
【0022】一方、D/A変換器20には同期混合回路
24が接続されている。同期混合回路24には同期信号
発生回路23が接続されている。同期信号発生回路23
は、標準TV方式の同期信号の2倍の周波数の高速の垂
直同期信号及び水平同期信号を同期混合回路24に出力
する。同期混合回路24は、D/A変換器20で得られ
たアナログ信号と同期信号発生回路23から与えられた
同期信号とを混合し、ノンインターレースのビデオ信号
を生成する。同期混合回路24にはノンインターレース
モニタ6が接続されている。
【0023】また、同期信号発生回路23には制御回路
25が接続されている。制御回路25は、同期信号発生
回路23から出力された標準TV方式の同期信号に同期
するクロックに基づき動作する。制御回路25には、画
像メモリ11,12、間引き回路13,14、合成部1
5、及びリードフレームバッファメモリ17,18が接
続されている。制御回路25は、メモリ11,12及び
バッファメモリ17,18に読み出し及び書き込みのク
ロック及びアドレスを出力する。また間引き回路13,
14に、4画面表示時に間引き命令を出力する。さらに
合成部15にBMモード表示時やBDモード表示時に合
成命令を出力する。
【0024】次に上述の実施例の動作について説明す
る。通常のBモードの場合は、プローブ1から超音波ビ
ームを生体内に送波し、その超音波受信信号を送受信回
路2で処理し、ディジタルの画像データに変換する。超
音波受信信号から生成したディジタルデータは、Bモー
ド用画像メモリ11に超音波同期に同期して蓄えられ
る。画像メモリ11,12に蓄えられた画像データは、
標準TV方式のクロック(12MHz)で読み出され、
間引き回路13,14を介して合成回路15に与えられ
る。通常の画像表示の際には、間引き回路13,14を
画像データはそのまま通過して出力される。なお、合成
部15では、BDモードやBMモード時にはメモリ1
1,12の画像を合成する。通常のBモードの場合には
これらの合成が行われない。
【0025】合成部15に出力された画像データはリー
ドズーム回路16を介していずれか一方のリードフレー
ムバッファメモリ17,18に与えられる。このときの
書き込みクロックも標準TV方式のクロック(12MH
z)である。このリードフレームバッファメモリ17,
18では、一方が書き込み状態のときには他方が読み出
し状態となり、標準TV方式のテレビジョン信号に同期
して1フレーム毎(0.33m秒)に書き込みと読み出
しとが入れ替わる。そして一方のリードフレームバッフ
ァメモリにデータが書き込まれている際には、他方のリ
ードフレームバッファメモリから標準TV方式のクロッ
クの2倍の周波数の高速クロック(24MHz)でデー
タが2度読み出される。読み出されたデータはD/A変
換器20を介して同期混合回路24に与えられる。
【0026】同期混合回路24では同期信号と合成さ
れ、ノンインターレースのビデオ信号が生成される。生
成されたビデオ信号はノンインターレースモニタ6に与
えられ、1秒当たり60フレームのノンインターレース
画像が表示される。このノンインターレースモニタ6で
は、インターレースのTVモニタ4に比べてちらつきの
少ない鮮明な画像が得られる。
【0027】一方、リードフレームバッファメモリ1
7,18のいずれか一方から読み出された画像データは
ダウンコンバート回路19に高速クロックで書き込まれ
る。ダウンコンバート回路19では、リードフレームバ
ッファメモリ17,18のいずれか一方から1フィール
ド目に読み出された画像データからたとえば偶数行のデ
ータだけが標準TV方式のクロックで読み出され、2フ
ィールド目の読み出された画像データから奇数行の画像
データだけが標準TV方式のクロックで読み出される。
これにより、インターレースの信号を得ることができ
る。得られた信号はD/A変換器21を介して同期混合
回路22に与えられる。同期混合回路22では、標準T
V方式の同期信号が混合され標準TV方式のビデオ信号
が得られる。得られたビデオ信号はTVモニタ4及びV
TR5に与えられる。
【0028】ここでは、ノンインターレースのビデオ信
号とインターレースのビデオ信号とを同時に得ることが
できる。この際にはリードフレームバッファメモリ1
7,18のいずれか一方から標準TV方式のクロックの
2倍の周波数のクロックで読み出すだけでよい。一方、
4画面表示をインターレースモニタ6で行うとともにV
TR5またはTVモニタ4にそのデータを出力する場合
には、画像メモリ11,12から標準TV方式の2倍の
高速クロック(24MHz)で読み出す。ここで2倍の
クロックで読み出すのは、画像メモリ11,12がシリ
アルポート出力だからである。画像を半分に縮小する場
合には、水平方向を1画素ずつ間引きし、垂直方向を1
ライン間引きしなければならない。従って、標準TV方
式で表示するには、シリアルに読み出された画像データ
を間引いたデータが標準TV方式の読出クロックで出力
されなければならない。このため、画像メモリ11,1
2から2倍の高速クロックで読み出さなければならな
い。
【0029】高速クロックで読み出された画像データは
間引き回路13,14に与えられる。間引き回路13,
14では、読み出した画像データを水平方向に1画素ず
つ間引き、垂直方向に1ラインずつ間引いて合成部15
に出力する。そして合成部15及びリードズーム回路1
6を介してリードフレームバッファメモリ17,18の
いずれか一方に間引かれた画像データが書き込まれる。
このときの書き込みクロックは標準TV方式のクロック
である。そして標準TV方式の2倍の高速クロックでリ
ードフレームバッファメモリ17,18のいずれか一方
から2回読み出され、ノンインターレースのビデオ信号
及びインターレースのビデオ信号が得られる。
【0030】また、M,Dモードの場合には、M,Dモ
ード用画像メモリ12に格納された画像データが合成部
15,リードズーム回路16を介してリードフレームバ
ッファメモリ17,18のいずれか一方に書き込まれ
る。このM,Dモードではスクロール表示がなされる。
このスクロール表示時に、リードフレームバッファメモ
リ17,18の同じアドレスから2回データを読み出す
と、目の錯覚によってモニタに表示された画像が2重に
見えるという不都合が生じる。これを回避するために、
1フィールド目のリードフレームバッファメモリからの
読み出しに対して、2フィールド目の読み出しのアドレ
スを変更する。
【0031】たとえば2m秒で画像が縦1列ずつスクロ
ールされる場合、1フレーム読み出すのに約33m秒
(1秒÷30フレーム)かかるため、画像メモリ12に
対する書き込みアドレスが約16列分変化する。このた
め、同じ読出アドレスから2回読み出すと、目の錯覚に
よって画像が2重に見える。これを防止するために、2
フィールド目のリードフレームバッファメモリ17,1
8からの読み出しを、変化する列数(例えば16列)の
半分(8列)だけ変化させる。
【0032】たとえば、図2に示すように、水平方向に
512列、垂直方向に同じく512行の表示を行う際に
は、1フィールド目の読み出し時には第1列に相当する
アドレスから読み出し、2フィールド目の読み出し時に
は、8列変更し、第9列に相当するアドレスから読み出
しを行う。この場合、1フィールド目の読み出し時に
は、第1列から第504列までの画像データを読み出
し、2フィールド目には第9列から第512列までの画
像データを読み出す。つまり、水平方向に504ドット
の画像データを読み出す。このようにすることにより1
フィールド目と2フィールド目との水平方向のドット数
を同一にすることができる。これにより、目の錯覚によ
る2重画像の表示がなくなる。
【0033】またBDモードやBMモードの際には、合
成部15でそれらの画像をたとえばBモード像を左側に
Mモード像を右側に表示するように合成する。そして合
成されたデータをリードフレームバッファメモリ17,
18のいずれか一方に書き込む。なお、この書き込みの
際には、通常のクロックで書き込まれる。そして読み出
しの際には、Bモード像の表示領域に関しては同じアド
レスから2度読み出し、Mモード像またはBモード像の
表示領域に関してはアドレスを8列分ずらして読み出
す。
【0034】ここでは、リードフレームバッファメモリ
17,18を設け、そこから読み出し時に高速クロック
で2度読み出すことにより、ノンインターレースのビデ
オ信号とインターレースのビデオ信号とを実現可能なク
ロックで同時に得ることができる。また、Mモード像や
Dモード像のようにスクロール表示の画像に関して、ア
ドレスをスクロール速度に応じて変更することにより、
目の錯覚による2重画像を消滅できる。
【0035】
【発明の効果】第1の発明に係る超音波診断装置では、
リードフレームバッファメモリを2つ設け、それらから
高速クロックで2回データを読み出すことにより、ノン
インターレースのビデオ信号とインターレースのビデオ
信号とを実現可能なクロックで同時に得ることができ
る。
【0036】第2の発明に係る超音波診断装置では、リ
ードフレームバッファメモリからの2度の読み出しの際
に、スクロール速度に応じて読み出しアドレスを変更す
ることにより、ノンインターレースのビデオ信号とイン
ターレースのビデオ信号とを同時に得ることができると
ともに、スクロール表示時の目の錯覚による2重表示を
消滅できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による超音波診断装置の概略
ブロック構成図。
【図2】リードフレームバッファメモリの読み出しアド
レスを説明する図。
【符号の説明】
4 TVモニタ 5 VTR 6 ノンインターレースモニタ 11,12 画像メモリ 17,18 リードフレームバッファメモリ 19 ダウンコンバート回路 20,21 D/A変換器 22,24 同期混合回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00 - 8/15 G01N 29/00 - 29/28 実用ファイル(PATOLIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波受信信号から生成したディジタルの
    画像データを画像メモリに格納し、格納された画像デー
    タをTV同期信号に同期したクロック信号により読み出
    して表示する超音波診断装置において、 前記画像メモリから読み出された画像データを1フレー
    ムずつ交互に前記クロック信号で書き込むための2つの
    リードフレームバッファメモリと、 前記リードフレームバッファメモリから前記クロック信
    号の2倍の周波数の高速クロック信号で1フレームの画
    像データを2回読み出す読出手段と、 前記読出手段で読み出された画像データからインターレ
    ース用ビデオ信号を生成するインターレース信号生成手
    段と、 前記読出手段で読み出された画像データからノンインタ
    ーレース用ビデオ信号を生成するノンインターレース信
    号生成手段と、を備えた超音波診断装置。
  2. 【請求項2】超音波受信信号が生成したディジタルの画
    像データを画像メモリに格納し、格納された画像データ
    をTV同期信号に同期したクロック信号により読み出し
    てスクロール表示する超音波診断装置において、 前記画像メモリから読み出された画像データを1フレー
    ムずつ交互に前記クロック信号で書き込むための2つの
    リードフレームバッファメモリと、 前記リードフレームバッファメモリの一方から前記クロ
    ック信号の2倍の高速クロック信号でスクロール速度に
    応じて読出アドレスを変更して1フレームの画像データ
    を2回読み出す読出手段と、 前記読出手段で読み出した画像データからインターレー
    ス用ビデオ信号を生成するインターレース信号生成手段
    と、 前記読出手段で読み出した画像データからノンインター
    レース用ビデオ信号を生成するノンインターレース信号
    生成手段と、を備えた超音波診断装置。
JP12907293A 1993-05-31 1993-05-31 超音波診断装置 Expired - Fee Related JP3298232B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12907293A JP3298232B2 (ja) 1993-05-31 1993-05-31 超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12907293A JP3298232B2 (ja) 1993-05-31 1993-05-31 超音波診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06335479A JPH06335479A (ja) 1994-12-06
JP3298232B2 true JP3298232B2 (ja) 2002-07-02

Family

ID=15000392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12907293A Expired - Fee Related JP3298232B2 (ja) 1993-05-31 1993-05-31 超音波診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3298232B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214847A (ja) * 2005-02-03 2006-08-17 Olympus Corp 超音波探傷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06335479A (ja) 1994-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5274759A (en) Ultrasonic diagnostic apparatus capable of multi-frame representation
KR950014577B1 (ko) 고화질 텔레비젼의 픽쳐인픽쳐신호처리방법 및 그 장치
JPH05184576A (ja) 超音波診断装置
JPH0423994B2 (ja)
JPH07289546A (ja) 超音波診断装置
JP3298232B2 (ja) 超音波診断装置
JPH06327623A (ja) 内視鏡用画像表示装置
JP3337618B2 (ja) 超音波診断装置
JPH039738A (ja) 超音波診断装置
JPH069620Y2 (ja) 超音波診断装置
JP2604452Y2 (ja) 超音波診断装置
JP3304390B2 (ja) 超音波診断装置
JPH0795981A (ja) 超音波診断装置
JPS6210392B2 (ja)
JPH10192274A (ja) 超音波診断装置
JPH06261299A (ja) スキャンコンバータ
JP3098196B2 (ja) 超音波診断装置
JPS6240021B2 (ja)
JPH06343637A (ja) 超音波診断装置
JPH06154209A (ja) 超音波診断装置
JPS633617B2 (ja)
JPH06285070A (ja) 超音波診断装置
JPS62286448A (ja) 超音波診断装置
JPS62217947A (ja) 超音波診断装置
JPH07155323A (ja) 超音波診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080419

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090419

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100419

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100419

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110419

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees