JPS62217947A - 超音波診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、被検体内部を超音波プローブによって超音波
スキャンして得られるエコー信号に基いた画像をデジタ
ル・スキャン・コンバータを介して標準テレビジョンに
表示させる超音波診断装置に関するものである。

（従来の技術） 超音波プローブによって被検体内部を超音波スキャンし
て得られるエコー信号を３０フレーム／秒の超音波画像
として標準テレビジョンに表示させる超音波診断装置が
知られている。ところで、被検体として新生児や小児を
対象とする場合、その心拍数は２００拍／分以上にも及
ぶことがしばしばあるので、このような場合には心臓の
弁の動きを詳しく調べるためには、前記のような３０フ
レーム／秒の超音波画像では能力不定となる。すなわち
３０フレーム／秒以上の超音波画像を表示しｊｑるよう
な超音波診断装置が必要となる。

このように３０フレーム／秒以上の画像を表示させるに
は、画像１枚を構成するための超音波スキャンのスキャ
ン時間を１／３０秒以下に設定することと、エコー信号
を画像として表示するテレビジョンに３０フレーム／秒
以上の表示能力を備えさせることが条件となる。ここで
、前者は超音波ラスターの数を減少したり、超音波繰り
返し周波数を上げたり、又は最近の並列同時受信技術を
利用するなどの手段を講することにより容易に実現する
ことができる。一方、後者は６０フレーム／秒の非標準
のテレビジョンを用いれば前者同様に容易に実現するこ
とができる。

ただし、後者においてそのような非標準のテレビジョン
を用いることは次のような種々の問題がある。まず非標
準であるため用途が限定されてコストダウンが不可能な
ので、高価であることである。次にスキャンによるエコ
ー信号をテレビジョン走査の画像信号に変換するために
必要な、デジタル・スキャン・コンバータ（以下単にＤ
ＳＣと称する）の構成が複雑になるということである。

すなわち、標準テレビジョンの走査方式と異なるノン・
インターレス方式の６０フレーム／秒の表示を行わせる
ためには、３０フレーム／秒の表示を行う時に比べて、
２倍早く読出さなければならないので現在用意し得るＤ
ＲＡＭ　（ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ
）のアクセススピードが不十分でおるので、約２倍に上
げるために２系統のフレームメモリを用意して同時に書
き込みかつ同時に読み出す方法を採らざるを得ず、この
ための書き込みと読み出しの回路が２系統必要になって
くる。

（発明が解決しようとする問題点） このように従来の超音波診断装置には、テレビジョンの
表示能力を上げようとする場合には非標準のテレビジョ
ンを用いざるを１ｑないので、回路構成が複雑となると
共にコストアップが避けられないという問題がおる。

本発明はこのような問題に対処してなされたもので、従
来の標準テレビジョンをそのまま用いることにより、コ
ストアップを伴うことなくテレビジョンの表示能力を上
げるようにした超音波診断装置を提供することを目的と
するものである。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明は、インターレス方式
の標準テレビジョンにおける先の１／６０秒間で第１フ
ィールドスキャンを行うと共に次の１／６０秒間で第２
フィールドスキャンを行ってそれぞれ時相の異なる被検
体のエコー信号を得る超音波送受手段と、先の１／６０
秒間で第１フィールドスキャンで得られたエコー信号の
情報を第１フレームメモリに書き込むと同時に第２フレ
ームメモリの内容を読み出し、次の１／６０秒間で第２
フィールドスキャンで得られたエコー信号の情報を第２
フレームメモリに書き込むと同時に第１フレームメモリ
の内容を読み出すデジタル・スキャン・コンバータと、
第１および第２フレームメモリから交互に読み出された
エコー信号の情報を６０フレーム／秒の超音波画像とし
て表示する標準テレビジョンと、を備えることを特徴と
するものでおる。

（作　用） インターレス方式の標準テレビジョンにおける第１フィ
ールドスキャン（例えば奇数スキャン）および第２フィ
ールドスキャン（例えば偶数スキャン）によってそれぞ
れ１／６０秒間ごとに時相の異なる超音波画像が得られ
、結果的に児かけ上６０フレーム／秒の超音波側゛像が
標準テレビジョンに表示される。これによってコストア
ップを伴うことなくテレビジョンの表示能力を上げるこ
とができる。

（実施例） 第１図は本発明実施例による超音波診断装置を示すもの
で、１は被検体に接してその内部に超音波ビームの送受
を行うことにより超音波スキャンを行う超音波プローブ
、２は超音波プローブ１に対して電気信号の送受を行う
送受信回路、３は送受信制御回路、４は超音波プローブ
１から送受倍回路２に送信された被検体のエコー信号を
デジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換回路、５はデジタル
信号を書き込み又は読み出すフレームメモリ、６はメモ
リ制御回路、７はフレームメモリ５から読み出されたデ
ジタル信号をアナログ信号に変換するＤ／Ａ変換回路、
８はアナログ信号によりエコー信号に基いた超音波画像
を表示する標準テレビジョンである。フレームメモリ５
およびメモリ制御回路６はＤＳＣ９を構成しており、フ
レームメモリ５は第２図のように第１フレームメモリ５
Ａおよび第２フレームメモリ５Ｂ、＠き込み用スイッチ
Ｓｗおよび読み出し用スイッチＳＲを含んでいる。第１
および第２フレームメモリ５Ａ、５Ｂは、同期して切り
換え動作を行う書き込みＳｗおよび読み出し用スイッチ
ＳＲによって交互に、書き込みおよび読み出しが行われ
る。

以下本発明実施例の作用を説明する。

標準テレビジョンのスキャン方式は第３図のように、先
の１／６０秒間で奇数の走査線のスキャン（第１フィー
ルドスキャン）を行った後、次の１／６０秒間で偶数の
走査線のスキャン（第２フィールドスキャン）を行うい
わゆるインターレススキャンを行っている。２つのフィ
ールドスキャンによって１フレーム（画面）が構成され
、１フレームは１／３０秒で構成され、また２つのフィ
ールドの画像は時間的に１フイールドずれている。

すなわち、標準テレビジョンのインターレススキャンは
１／３０秒で１画面を構成しながら、実は１７６０秒毎
に２回スキャンしていることになる。

本発明ではこのインターレススキャン利用して１／６０
秒毎に超音波スキャンを行うことにより、３０フレーム
／秒の超音波画像を標準テレビジョンに表示させようと
するものである。

前記送受信回路２は送受信制御回路３によって制御され
て、超音波プローブ１に対して、第４図のように先の１
／６０秒間で例えばＮｏ、１〜１２０のラスターをスキ
ャン（第１フィールドスキャン）させ、次の１／６０秒
間でＮｏ、１２１〜２４０のラスターをスキャン（第２
フィールドスキャン）させるように動作する。またこの
とき、第１フィールドスキャンにおいては第５図のよう
に実際に表示すべきピクセルの２倍のサンプリング間隔
（１，３，５，７・・・の相互間隔）でスキャンが行わ
れ、第２フィールドスキャンにおいては第６図のように
前記ピクセルと１ビクセルだけずれた状態で同様にして
２倍のサンプリング間隔（２，４，６，８・・・の相互
間隔）でスキャンが行われる。これら第１および第２フ
ィールドスキャンにおいて、得られたエコー信号の情報
はそれぞれ第５図および第６図においてＱ印のピクセル
値がＤＳＣ９の第１フレームメモリ５Ａおよび第２フレ
ームメモリ５Ｂに書き込まれる。すなわち、前述したよ
うに先の１／６０秒間の第１フィールドスキャンにおい
ては、書き込み用スイッチＳｗが第１フレームメモリ５
Ａ側に切り換えられると同時に読み出し用スイッチＳＲ
が第２フレームメモリ５Ｂ側に切り換えられるように動
作することにより、第５図のピクセル値が第１フレーム
メモリ５Ａに書き込まれると同時に第２フレームメモリ
５Ｂの内容が読み出される。次の１／６０秒間の第２フ
ィールドスキャンにおいては、逆に書き込み用スイッチ
Ｓｖが第２フレームメモリ５Ｂ側に切り換えられると同
時に読み出し用スイッチＳＲが第１フレームメモリ５Ａ
側に切り換えられるので、第６図のピクセル値が第２フ
レームメモリ５Ｂに書き込まれると同時に第１フレーム
メモリ５Ａから先の１／６０秒間に書き込まれた第１フ
レームメモリ５Ａの内容が読み出される。以後１／６０
秒ごとに同様な動作がくり帰されることになる。

このようにフィールドスキャンの時間である１／６０秒
ごとに第１および第２フレームメモリ５Ａ、５Ｂに該当
したピクセル値を書き込むことにより、第１および第２
フレームメモリ５Ａ、、５Ｂからは１／６０秒ごとに交
互にエコー信号に基いたピクセル値がデジタル信号とし
て読み出される。

読み出されたデジタル信号はＤ／Ａ変換回路７によって
アナログ信号に変換された後、標準テレビジョン８に加
えられる。これにより標準テレビジョン８は前記エコー
信号に基いたピクセル値（情報）を６０フレーム／秒の
超音波画像として表示する。

従って、標準テレビジョン８には１／６０秒ごとに時相
の異なる被検体の超音波画像が表示され、結果的に児か
け上６０フレーム／秒の画像が得られたことになる。

本発明によれば、フレームメモリは従来のものと同容量
を用いるだけで目的を達成することができるので、デジ
タル・スキャン・コンバータの構成が複雑になることは
ない。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、従来の標準テレビ
ジョンをそのまま利用することにより、６０フレーム／
秒の超音波画像が得られるので、コストアップを伴うこ
となくテレビジョンの表示能力を上げることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の超音波診断装置を示すブロック
図、第２図はそれに用いられるメモリの切換手段のブロ
ック図、第３図はインターレススキャン方式を示すパタ
ーン図、第４図乃至第６図はいずれも本発明を説明する
ためのスキャン方法を示すパターン図である。 １・・・超音波プローブ、２・・・送受信回路、５・・
・フレームメモリ、 ５Ａ・・・第１フレームメモリ、 ５Ｂ・・・第２フレームメモリ、 ８・・・標準テレビジョン、 ９・・・デジタル・スキャン・コンバータ、３ｗ・・・
書き込み用スイッチ、 ＳＲ・・・読み出し用スイッチ。 代理人　弁理士　　則　　近　　憲　　缶周　　　　　
　　大　　　胡　　　典　　　夫Ｉ起を壇７°つ一７゛ Ｌ−−Ｊ ９テ′シ゛クル・スぎマ〉一つシバ−り第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 超音波スキャンして得られる画像を標準テレビジョンに
   表示させる超音波診断装置において、インターレス方式
   の標準テレビジョンにおける先の１／６０秒間で第１フ
   ィールドスキャンを行うと共に次の１／６０秒間で第２
   フィールドスキャンを行ってそれぞれ時相の異なる被検
   体のエコー信号を得る超音波送受手段と、先の１／６０
   秒間で第１フィールドスキャンで得られたエコー信号の
   情報を第１フレームメモリに書き込むと同時に第２フレ
   ームメモリの内容を読み出し、次の１／６０秒間で第２
   フィールドスキャンで得られたエコー信号の情報を第２
   フレームメモリに書き込むと同時に第１フレームメモリ
   の内容を読み出すデジタル・スキャン・コンバータと、
   第１および第２フレームメモリから交互に読み出された
   エコー信号の情報を６０フレーム／秒の超音波画像とし
   て表示する標準テレビジョンと、を備えることを特徴と
   する超音波診断装置。