JP2002261563A - 高周波信号分配器 - Google Patents

高周波信号分配器

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JP2002261563A
JP2002261563A JP2001058560A JP2001058560A JP2002261563A JP 2002261563 A JP2002261563 A JP 2002261563A JP 2001058560 A JP2001058560 A JP 2001058560A JP 2001058560 A JP2001058560 A JP 2001058560A JP 2002261563 A JP2002261563 A JP 2002261563A
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JP
Japan
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holes
ferrite core
hole
winding
frequency signal
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JP2001058560A
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Inventor
Asao Ishikawa
川 朝 夫 石
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URO Electronics Ind Co Ltd
Original Assignee
URO Electronics Ind Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広帯域周波数特性を有し小型に構成できる3
トランス型の高周波信号分配器を提供すること。 【解決手段】 直方体状をなし、中央部に一対の第1の
貫通孔が明けられ、前記第1の貫通孔を挟む位置に、前
記第1の貫通孔と直交する方向に少なくとも2つの第2
の貫通孔が明けられたフェライトコア10Aと、前記第
1の貫通孔を用いて前記フェライトコアに巻装された第
1の巻線21と、前記第2の貫通孔を用いて前記フェラ
イトコアに巻装された第2の巻線22,23とをそなえ
た高周波信号分配器、および側面形状が凸型をなし、こ
の凸型の中央突出部に横断方向に第1の貫通孔が明けら
れ、前記中央突出部を間に挟む左右突出部に前記第1の
貫通孔と直角方向に第2の貫通孔が明けられたフェライ
トコア10Bと、前記第1の貫通孔を用いて前記フェラ
イトコアに巻装された第1の巻線21と、前記第2の貫
通孔を用いて前記フェライトコアに巻装された第2の巻
線22,23とをそなえた高周波信号分配器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CATVとかテレ
ビジョン共聴システム等に使用される高周波信号分配器
に係り、とくに複数のトランスを一体化構成したものを
用いる高周波信号分配器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の高周波信号分配器は、フェライ
トコアに巻線を巻装して構成した高周波トランスを主た
る要素として構成されている。図5および図6は、従来
の高周波信号分配器の回路構成を示したものである。
【0003】そして、図5は、2トランス型と呼ばれる
ものであり、入力端子INに接続されたインピーダンス
整合トランスT1を経た信号を分配トランスT2に与え
て2つの出力端子OUTに信号を供給している。2つの
トランスT1,T2間を接地するように設けられたコン
デンサC、および2つの出力端子OUT,OUT間に設
けられた抵抗Rは、何れもインピーダンス整合を目的と
する。
【0004】また、図6は、3トランス型と呼ばれるも
のであり、入力端子INに接続された分配トランスT1
1から取り出した2つの信号を、それぞれインピーダン
ス整合用トランスT12,T13を介して2つの出力端
子OUT,OUTに供給する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、高周波信号分
配器に対する広帯域化の要求は、目下強まる傾向にあ
る。それは、取り扱う信号が多岐にわたりつつあるため
であり、テレビジョン放送のデジタル化、インターネッ
ト信号の伝送経路としての利用、衛星放送の多チャンネ
ル化などが原因となっている。
【0006】このような観点から上記両形式の高周波信
号分配器を見ると、それぞれ特性面でも構成面でも一長
一短がある。特性面では、2トランス型の分配器は、中
間の周波数領域における特性インピーダンスが下がるこ
とに対するインピーダンス補正が難しく、高周波領域で
特性が悪化し易い。
【0007】他方、3トランス型の分配器は、中間の周
波数領域での特性インピーダンスが高いので、巻線とか
リード線の取り回しによりリードインダクタンスによる
影響を受け難く、高周波領域でも特性が悪化し難い。た
だし、中間周波数領域の特性インピーダンスが高い領域
は、周囲の配線の影響を受けやすいので、基板に銅箔パ
ターンで配線をすると特性を悪化させることはある。
【0008】また構成面で見ると、2トランス型が2つ
のフェライトコアで足りるのに対し、3トランス型では
3つのフェライトコアを必要として、小型化の要請に応
え難いという問題点はある。
【0009】このように両形式の分配器を対比すると、
広帯域化を進める上では、特性面に長所がある3トラン
ス型につき改良を進める方がより合目的的である。
【0010】本発明は上述の点を考慮してなされたもの
で、広帯域周波数特性を有し小型に構成できる3トラン
ス型の高周波信号分配器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明では、直方体状をなし、中央部に一対の第1の貫通
孔が明けられ、前記第1の貫通孔を挟む位置に、前記第
1の貫通孔と直交する方向に少なくとも2つの第2の貫
通孔が明けられたフェライトコアと、前記第1の貫通孔
を用いて前記フェライトコアに巻装された第1の巻線
と、前記第2の貫通孔を用いて前記フェライトコアに巻
装された第2の巻線とをそなえた高周波信号分配器、お
よび側面形状が凸型をなし、この凸型の中央突出部に横
断方向に第1の貫通孔が明けられ、前記中央突出部を間
に挟む左右突出部に前記第1の貫通孔と直角方向に第2
の貫通孔が明けられたフェライトコアと、前記第1の貫
通孔を用いて前記フェライトコアに巻装された第1の巻
線と、前記第2の貫通孔を用いて前記フェライトコアに
巻装された第2の巻線とをそなえた高周波信号分配器、
を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例の斜視
図である。この実施例は、直方体状のフェライトコア1
0Aにおける長手方向中央部に、奥行き方向に貫通する
一対の貫通孔を設けるとともに、この一対の貫通孔より
外側の位置に同貫通孔とは直交する方向に貫通する1つ
ずつの貫通孔を設ける。これにより、フェライトコア1
0Aには、互いに貫通方向が直交する関係にある2つず
つで、合計4つの貫通孔が形成されたことになる。
【0013】図2(a),(b)は、これら4つの貫通孔を
示す断面図で、図2(a)は図1における垂直方向に切断
した断面を、また図2(b)は水平方向に切断した断面を
それぞれ示している。そして、両断面図に示すように、
フェライトコア10Aの長手方向中央部には、奥行き方
向に2つの貫通孔11が設けられ、また長手方向の両端
寄りの部分には、フェライトコア10Aの厚み方向に1
つずつの貫通孔12,13が設けられる。
【0014】再び図1に戻ると、2つの貫通孔11に
は、これら両貫通孔相互間に巻装された巻線21が設け
られ、他の貫通孔12,13には、これら貫通孔の一方
ずつを通ってフェライトコアの外周を回るように巻装さ
れた巻線22,23が設けられる。巻線材としては、た
とえばポリウレタン銅線を用いる。
【0015】これら3つの巻線21,22,23は、互
いに電磁気的に干渉作用を行うことはない。それは、巻
線21と巻線22,23とは巻き方向が互いに直交する
関係にあり、発生磁束が鎖交しないし、また巻線22と
巻線23との関係においてもフェライトコア10Aにお
ける端部同士であるから発生磁束が鎖交することはない
と言ってよいからである。
【0016】これら巻線21,22,23は、各巻線端
部および中点が接続に用いられて図6に示した分配回路
を構成する。すなわち巻線21の各端部は、巻線22あ
るいは23の一端に接続され、巻線21の中点タップは
入力端子に、また巻線22,23の中点タップはそれぞ
れ出力端子OUT,OUTに接続される。これにより、
無駄な配線なしで図6に示す分配回路が構成される。
【0017】図3は、本発明のもう一つの実施例の斜視
図である。この実施例では、側面形状が凸型のフェライ
トコア10Bを用い、その中央突出部を横断する水平方
向に1つの貫通孔を設け、また左右突出部には垂直方向
に1つずつの貫通孔を設ける。これにより、フェライト
コア10Bには、各突出部に1つずつで合計3つの貫通
孔が設けられたことになる。
【0018】図4は、フェライトコア10Bの奥行き方
向中央部での縦断面を示しており、切断位置が丁度3つ
の貫通孔の位置に当る。すなわち、フェライトコア10
Bの奥行き方向(厚み方向)中央部位置に、中央突出
部、左右各突出部それぞれにつき1つずつの貫通孔1
1,12,13を設ける。これら3つの貫通孔11,1
2,13のうち、貫通孔11は他の2つの貫通孔12,
13に対して直角関係にあり、貫通孔12,13同士は
平行関係にあるが相互間の距離が大である。
【0019】ここで再び図3に戻ると、図4に示した貫
通孔11,12,13には、フェライトコア10Bの外
周との間に、それぞれ巻線21,22,23が巻装され
る。
【0020】これら巻線21,22,23は、各巻線端
部および中点が接続に用いられて図6に示した分配回路
を構成する。すなわち巻線21の各端部は、巻線22あ
るいは23の一端に接続され、巻線21の中点タップは
入力端子に、また巻線22,23の中点タップはそれぞ
れ出力端子OUT,OUTに接続される。これにより、
無駄な配線なしで図6に示す分配回路が構成される。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述のように、直方体状または
側面形状が凸型のフェライトコアに互いに直交関係であ
るか、または相互間距離が大きくなるように貫通孔を設
け、各貫通孔を利用して巻線を巻装するようにしたた
め、単一のコアに複数のトランスを設けることができ、
しかも分配回路を構成するトランス間配線もコア上で行
えるため、インピーダンス特性が安定し、周波数帯域が
広い信号分配器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す説明図。
【図2】図1の実施例に用いるフェライトコアに設けら
れた貫通孔の説明図。
【図3】本発明に係る他の実施例の構成を示す説明図。
【図4】図3の実施例に用いるフェライトコアに設けら
れた貫通孔の説明図。
【図5】従来の2トランス型高周波信号分配器の回路構
成を示す図。
【図6】従来の3トランス型高周波信号分配器の回路構
成を示す図。
【符号の説明】
10 フェライトコア 11,12,13 貫通孔 21,22,23 巻線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直方体状をなし、中央部に一対の第1の貫
    通孔が明けられ、前記第1の貫通孔を挟む位置に、前記
    第1の貫通孔と直交する方向に少なくとも2つの第2の
    貫通孔が明けられたフェライトコアと、 前記第1の貫通孔を用いて前記フェライトコアに巻装さ
    れた第1の巻線と、 前記第2の貫通孔を用いて前記フェライトコアに巻装さ
    れた第2の巻線とをそなえた高周波信号分配器。
  2. 【請求項2】請求項1記載の高周波信号分配器におい
    て、 前記第1の巻線は、第1のトランスを構成し、 前記第2の巻線は,第2のトランスを構成する高周波信
    号分配器。
  3. 【請求項3】側面形状が凸型をなし、この凸型の中央突
    出部に横断方向に第1の貫通孔が明けられ、前記中央突
    出部を間に挟む左右突出部に前記第1の貫通孔と直角方
    向に第2の貫通孔が明けられたフェライトコアと、 前記第1の貫通孔を用いて前記フェライトコアに巻装さ
    れた第1の巻線と、 前記第2の貫通孔を用いて前記フェライトコアに巻装さ
    れた第2の巻線とをそなえた高周波信号分配器。
  4. 【請求項4】請求項3記載の高周波信号分配器におい
    て、 前記第1の巻線は、第1のトランスを構成し、 前記第2の巻線は,第2のトランスを構成する高周波信
    号分配器。
JP2001058560A 2001-03-02 2001-03-02 高周波信号分配器 Pending JP2002261563A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008004895A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Sumida Corporation インバータトランス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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