JP2002261071A - 被処理物保持具および洗浄装置 - Google Patents

被処理物保持具および洗浄装置

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JP2002261071A
JP2002261071A JP2001059291A JP2001059291A JP2002261071A JP 2002261071 A JP2002261071 A JP 2002261071A JP 2001059291 A JP2001059291 A JP 2001059291A JP 2001059291 A JP2001059291 A JP 2001059291A JP 2002261071 A JP2002261071 A JP 2002261071A
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JP2001059291A
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Hiroyuki Mori
宏幸 森
Takayuki Nibuya
貴行 丹生谷
Hideto Goto
日出人 後藤
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Tokyo Electron Ltd
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄後の乾燥時間を短縮することができ、ま
た、複数の洗浄液を用いて逐次洗浄するときに前の残存
洗浄液が後の洗浄液と混合する不具合のない被処理物保
持具および洗浄装置を提供する。 【解決手段】 洗浄装置10は、縦型であり、導入部1
4より導入された洗浄液が洗浄処理容器12の狭い空間
部内を上方に流れ、排出部16より排出される。洗浄処
理容器12の主面には、ウエハ20を保持する保持具3
0a〜30cが所定間隔離間して設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄液を用いて洗
浄する洗浄装置の被処理物保持具および洗浄装置に関
し、特に、ウエハ表面に付着した付着物を除去する洗浄
装置の直立して対向する2つの主面の少なくともいずれ
か一方に取り付けられ、1枚のウエハを2つの主面間に
保持する保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体集積回路等を形成するに
は、半導体ウエハに対して成膜、酸化・拡散、エッチン
グ等の各種処理が繰り返し施される。この場合、これら
の処理を行う前に、必要に応じて洗浄処理が行われ、ウ
エハ表面に付着した有機物、金属不純物、パーティクル
あるいは自然酸化膜等が除去される。
【0003】このような洗浄処理を行うための洗浄装置
として、従来、上方が開放された浸漬槽に満たされた薬
液に、複数のウエハをカセットに収容して浸漬し、ある
いは、カセットレスで浸漬するディップ方式の装置が用
いられている。
【0004】また、ウエハを1枚単位で処理する枚葉式
の洗浄方式の装置として、1枚のウエハをチャックで真
空吸着して水平に配置し、所定の回転数でウエハを回転
させながら、高圧流体をウエハに吹き付けたり、ブラッ
シングする方式のものも用いられている。
【0005】これらの従来の洗浄装置は、ウエハの中心
部と周縁部とで洗浄用の流体の流れが不均一となり、ま
た、ウエハの表裏面で流体の流れが不均一となり、ウエ
ハの全面にわたって効率的かつ確実な洗浄を行うことが
できないおそれがある。また、多くの洗浄装置では、大
気中への開放箇所を有する開放系で洗浄が行われるた
め、大気中の酸素によりウエハの金属配線等が酸化する
おそれもある。
【0006】これら従来の洗浄装置の不具合を解消する
ために、本出願人は、ウエハの金属配線等の酸化を防止
し、また、洗浄液をウエハ表面に高速で流すことにより
洗浄を迅速かつ効率的に行うことを目的として、直立し
て対向する2つの主面の狭い間隙にウエハを配置して密
閉し、洗浄液を流通させるタイプの洗浄装置を開発し
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の本出
願人が開発した直立(縦型)タイプの洗浄装置をさらに
改良することを目的としてなされたものであり、洗浄後
の洗浄液の保持付着残量が少なく、これにより、洗浄後
の乾燥時間を短縮することができ、また、複数の洗浄液
を用いて逐次洗浄するときに前の残存洗浄液が後の洗浄
液と混合する不具合のない被処理物保持具および洗浄装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る被処理物保
持具は、洗浄液を用いて洗浄する洗浄装置の直立して対
向する2つの主面の少なくともいずれか一方に取り付け
られ、円盤状の1枚の被処理物を該2つの主面間に保持
する保持具であって、該被処理物の周縁部に所定間隔離
間して係合するように少なくと3つ以上設けられてなる
ことを特徴とする。
【0009】ここで、洗浄装置は密閉型または開放型の
いずれのタイプのものであってもよいが、密閉型である
と、大気中の酸素を取り込んだ場合に生じうる基板の品
質不良発生のおそれがなく、また、環境面等においても
好適である。また、洗浄装置の直立して対向する2つの
主面の離間間隔が狭いと、洗浄液を高速で流すことでよ
り良好な洗浄効果をえることができて好適である。ま
た、保持具は、強固な構造のものを採用すれば、例え
ば、1つのみでも被処理物を保持することが可能である
が、この場合、保持具に付着保持される洗浄残液量が多
くなることを避けることができず、また、保持具の構造
が複雑となる。このため、本発明では、被処理物を簡易
に保持するのに必要最小限の数の保持具を用いるが、そ
の数として3箇所以上程度保持具を設ける必要がある。
【0010】上記の発明の構成により、例えば、被処理
物の周縁部の略全周にわたって保持する形式の保持具を
用いるときに比べて、保持具、あるいは保持具と被処理
物の隙間に保持され残存する洗浄液の量を少なくするこ
とができるため、洗浄後の乾燥時間を短縮することがで
き、また、複数の洗浄液を用いて逐次洗浄するときに前
の残存洗浄液が後の洗浄液と混合する不具合がない。
【0011】この場合、被処理物保持具は、少なくとも
1つの被処理保持具は他の被処理物保持具が取り付けら
れた側とは反対側の主面に他の被処理物保持具とは対向
して配置され、前記被処理物の表裏面にそれぞれ当接し
て該被処理物を挟持し、係合するように設けることがで
きる。
【0012】また、被処理物保持具は、前記被処理物の
表裏面の延出方向でかつ表裏面に両側から当接する方向
に斜めに対向して該被処理物の周縁を支持するように設
けられ、該被処理物を挟持し、係合するように構成する
ことができる。
【0013】このような被処理物保持具の形状は、取り
付ける主面に対して突起状に、または、取り付ける主面
から離間するにつれて拡大する円錐状に、若しくは、該
主面に対向して立設され、表裏面がともに凸状に形成す
ることができ、または、針状に形成することができる。
特に、円錐状や両面凸状に形成することにより、流線形
状の保持具の表面を流体が抵抗を受けることなく円滑に
流動することができ、また、針状の保持具の周囲を流体
が抵抗を受けることなく円滑に流動することができこの
場合、突起状等の各形状の部分から垂下する液滴案内部
をさらに設けると、突起状等の各形状の部分の表面に付
着し、残存した液滴が液滴案内部に流下した後、自重に
より落下し、あるいは引き続いて行われる乾燥工程にお
いて、乾燥用の流体によって吹き飛ばされる等して、効
率的に取り除かれるため、被対象物への液滴付着量をよ
り軽減することができる。
【0014】また、本発明に係る被処理物保持具におい
て、前記被処理物は、ウエハであると、好適に本発明の
効果を奏することができる。
【0015】なお、以上説明した本発明の保持具は、上
記いずれかの単一形態のものを複数個用いるだけでな
く、複数の発明の異なる形態のものを適宜複数個組み合
わせて用いることもできる。
【0016】また、本発明の保持具の材料として、ポリ
クロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン
−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、4フ
ッ化トリメチルエタン、4フッ化エチレン6フッ化プロ
ピレン共重合体、エチレン4フッ化エチレン共重合体、
フッ化ビニリデン、フッ化ビニル等を用いると、濡れ性
が低いため、保持具に付着残存する洗浄液の量を軽減す
ることができるとともに、耐薬品性に優れるため、好適
である。
【0017】また、本発明の洗浄装置は、上記の被処理
物保持具が設けられてなると、好適である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る被処理物保持具およ
び洗浄装置の好適な実施の形態(以下、本実施の形態例
という。)について、円盤状の被処理物としてのウエハ
の洗浄装置を例にとり、図を参照して、以下に説明す
る。
【0019】まず、本実施の形態の洗浄装置の概略構成
について、図1、図2を参照して説明する。
【0020】洗浄装置10は、洗浄処理容器12と、洗
浄処理容器12の両端に接続された導入部14および排
出部を16有する。導入部14は流体導入配管18に接
続され、排出部16は図示しない排出配管に接続されて
いる。
【0021】洗浄装置10は、縦型であり、図1、図2
中導入部14より導入された洗浄液が洗浄装置10の内
部を上方に流れ、排出部16より排出配管に流出するよ
うに構成されている。なお、必要に応じて、洗浄装置1
0を横置き形とし、洗浄液を水平方向に流通させてもよ
く、あるいはまた、洗浄装置10を斜め置き形とし、洗
浄液を斜め方向に流通させてもよい。。
【0022】洗浄処理容器12は、例えば、テフロン
(ポリ四ふっ化エチレンの登録商標)材料を用いて、図
2中X1−X2方向の厚みT1の薄い直方体状に形成さ
れている。厚みT1は、例えば、5mm程度である。洗
浄処理容器12は、X1−X2方向に対向する2つの主
面12a、12bのいずれか一方が装置から着脱可能あ
るいは開閉可能に設けられており(図示せず。)、図示
しないウエハ搬送装置を用いて図2中X1側またはX2
側からウエハ20を洗浄処理容器12内に搬入可能に構
成されている。なお、この場合、洗浄されるウエハ20
の寸法(径)は、例えば、8インチ(200mm)であ
る。
【0023】洗浄処理容器12の主面12bには、3つ
の被処理物保持具(以下、単に保持具という。)30a
〜30cがウエハ20の周縁に相互に離間して取り付け
られている。このとき、3つの保持具30a〜30c
は、例えば、保持具30bを主面12bに設けるととも
に保持具30a、30cを主面12aに配置して対向さ
せ、ウエハ20の表裏面にそれぞれ当接してウエハ20
を挟持し、係合するように構成してもよく、また、ウエ
ハ20の表裏面の延出方向(図1の紙面方向)でかつ表
裏面に両側から当接する方向(図1の紙面垂直方向)に
斜めに対向してウエハ20の周縁を支持するように設け
て、ウエハ20を挟持し、係合するように構成してもよ
い。
【0024】これにより、洗浄処理中ウエハ20のがた
つきが防止される。なお、保持具の具体的形状等につい
ては、詳細を後述する。
【0025】導入部14は、図1中下方から上方に向け
て末広がりで紙面上下方向に扁平な形状に形成されてい
る。すなわち、導入部14の入り口側(下側)14aの
寸法が、例えば、約10mm程度の厚み(紙面上下方向
の厚み)で幅W2が約150mm程度あるのに対して、
約70mm程度離間した出口側(上側)14bの寸法
が、約5mm程度の厚みで幅W3が約220mm程度と
なっている。なお、導入部14に洗浄流体を供給する導
入配管18、18は、図1中左右両側から導入されて中
央部で衝突するように流路が形成されているとともに、
中央部は、導入配管18よりも径の大きなバッファ部1
8aに形成されている。
【0026】一方、排出部16は、洗浄処理容器12を
挟んで導入部14と略対称形状に形成されている。
【0027】上記のように構成した洗浄装置10を用い
て洗浄液やリンス液によりウエハ12を洗浄するとき、
図示しない搬送装置によって洗浄処理容器12の内部に
搬入されたウエ20は、その周縁が保持具30a〜30
cに係合し、保持される。
【0028】洗浄時、ウエハ20と主面12a、12b
との間隔が小さいため、ウエハ20の表面における洗浄
液等の流速を、例えば、50cm/s程度に設定するこ
とができ、この流速は、通常の洗浄装置の、例えば、
0.5cm/s程度の値に比べるとはるかに高速であ
る。また、このとき、導入配管18、バッファ部18a
によって流速を略均一化された洗浄液は、導入部14を
通過することによってさらに均一な流速に整えられ、ウ
エハ20の幅方向(図1中Y1−Y2方向)で均一な流
速でウエハ20の表面を上方向に向けて通過する。この
ため、洗浄装置10は、ウエハ20の付着物を確実にか
つ効率的に除去することができる。
【0029】洗浄工程において、例えば、第1の洗浄液
による洗浄作業が終了すると、洗浄処理容器12内部に
残留した洗浄液が、図示しない窒素配管から導入した窒
素によって排出部16から導入部14に向けてパージさ
れ、洗浄処理容器12の下部に設けた図示しない排出管
から抜き取られる。ついで、第2の洗浄液を用いて同じ
手順で洗浄作業が繰り返される。さらに、リンス液によ
るリンス作業が行われた後、窒素によって排出部16か
ら導入部14に向けて洗浄液がパージされる。その後、
アルコール蒸気等を用いて乾燥作業が行われる。
【0030】上記したように、洗浄作業の終了後、残存
洗浄液の抜き取り作業が行われるが、ウエハ20と保持
具30a〜30cとの間の隙間あるいは保持具30a〜
30c自体に、表面張力等によって洗浄液が不可避的に
残存し、乾燥作業において不具合を生じることになる。
【0031】複数枚のウエハを垂直に保持するタイプの
従来の洗浄装置の場合、保持具は、剛性を確保するため
に数cm程度の大きさが必要である。しかしながら、1
枚のウエハ20を保持する上記保持具30a〜30cに
よれば、数mm程度の大きさがあれば十分である。した
がって、本発明によれば、ウエハ20と保持具30a〜
30cとの接触部分(係合部分)は僅かであるため、ウ
エハ20と保持具30a〜30cの間に保持され残存す
る洗浄液の量もわずかである。
【0032】このため、洗浄後のウエハ20の乾燥作業
を能率よく行うことができる。また、第1の洗浄液が残
存して第2の洗浄液のコンタミネーションを生じること
も少ない。
【0033】例えば、目視観察による乾燥時間で比較す
ると、上記した従来の保持具の場合約5min以上要す
るのに対して、保持具30a〜30cの場合は約2mi
n以内で済む。
【0034】以下に説明する本実施の形態の各例の保持
具も同様に数mm程度の大きさがあれば十分である。こ
れら本発明の保持具は、例えば、ポリクロロトリフルオ
ロエチレン等の材料で形成すると、濡れ性が低いため、
保持具に付着残存する洗浄液の量を軽減することができ
るとともに、耐薬品性に優れる。
【0035】まず、本実施の形態の第1の例に係る保持
具34a〜34cについて、図3、図4を参照して説明
する。なお、保持具34a〜34cをはじめとする以下
の各実施例において、保持具を取り付ける洗浄装置およ
び洗浄方法は、上記保持具30a〜34cの場合と同様
であるため、重複する説明を省略する。
【0036】図3、図4に示す本実施の形態の第1の例
に係る3つの保持具は、図1の保持具30a〜30cと
同様に、ウエハ20の最下点に対応する位置およびウエ
ハ20の両側下部の3箇所に設けられている。
【0037】保持具34a〜34cは、それぞれ、プー
リ形状の部材を周回溝の箇所で半割りにしたような円錐
状の先端部36と、先端部36の頂部を主面12aまた
は12bに接続するように主面12aまたは12bから
突設した軸部38とからなり、先端部36の斜面でウエ
ハ20の周縁に係合している。
【0038】保持具34a、34cは主面12aに設け
られ、一方、保持具34bは主面12bに設けられてい
る。
【0039】したがって、保持具34a〜34cは、図
3に示すように、ウエハ20の表裏面の延出方向、ウエ
ハ20の中心点に向けてウエハ20を支持するととも
に、図4に示すように、ウエハ20の表裏面に対向して
斜め方向に当接して支持して、ウエハ20が各方向にが
たつかないようにするとともに、ウエハ20を2つの主
面12a、12bから離間した状態で挟持する構成とな
っている。この保持具は、図示したような円錐形状だけ
でなく、円錐面若しくは底面が膨らんだ円錐または凸レ
ンズのような両側が膨らんだ形状でもよい。なお、図
3、図4中、白抜き矢印は、ウエハ20の自重あるいは
ウエハ20にかかる外力に対して作用してウエハ20を
支持する抗力(反力)の方向を概略示したものであり、
以下の各図においても同様である。
【0040】また、上記した本実施の形態の第1の例の
変形例として、図5に示すように、保持具34a、34
cに代えて、突起状の保持具35a、35cを保持具3
4bと同様に主面12b側にウエハ20の周縁を支持す
るように設けてもよい。
【0041】つぎに、本実施の形態の第2の例に係る保
持具38a〜38cについて、図6、図7を参照して説
明する。
【0042】図6、図7に示す3つの保持具38a〜3
8cは、図1の保持具30a〜30cと同様に、ウエハ
20の最下点に対応する位置およびウエハ20の両側下
部の3箇所に設けられている。
【0043】保持具38a〜38cは、主面12bから
ウエハ20の中心方向に向けてウエハ20の周縁を支持
するように斜めに突設された針部40と、主面12bか
ら突設された凸部42とで構成されている。
【0044】したがって、ウエハ20は、保持具38a
〜38cのそれぞれの針部40および凸部42の間に、
主面12bから離間した状態でわずかに点接触して挟持
されている。
【0045】また、上記した本実施の形態の第2の例の
変形例として、図8に示すように、保持具38a、38
cに代えて、保持具38bと同じ針状の保持具39a、
39cをウエハ20の面に対して外向きに反るように設
けることにより、保持具38bが支持する面(図9中A
1)とは反対側のウエハ20の面(図9中A2)からウ
エハ20を支持して、挟持する構成としてもよい。この
場合、保持具38a、39a、39cのいずれについて
も前記の凸部42は不要である(図9参照)。
【0046】つぎに、本実施の形態の第3の例に係る保
持具44a〜44gについて、図10〜図14を参照し
て説明する。
【0047】図10〜図14に示す保持具44a〜44
gは、以上説明した各形状の保持具と同様の形状のもの
を組み合わせて用いたものである。
【0048】この場合、より確実にウエハ20を保持す
るために、図10に示すように、保持具44a〜44g
は合計7箇所設けられている。
【0049】すなわち、ウエハ20の最上点を外れた両
側上部の周縁を保持する保持具44a、44gとして、
図11に示す突起状のものを用い、ウエハ20の水平方
向直径部の主面12b側に向いた面の両縁に当接して保
持する保持具44b、44fとして、図12に示す突起
状のものを用い、ウエハ20の最下点を外れた両側下部
の周縁を保持する保持具44c、44eとして、図13
に示す円錐状のものを用い、ウエハ20の最下点の主面
12b側に向いた面の周縁に当接して保持する保持具4
4dとして、図14に示す突起状のものを用いている。
ここで、保持具44c、44eおよび保持具44dに
は、さらに垂下する円錐状の液滴案内部46が設けられ
ている。
【0050】上記各保持具は、保持具44b〜44fが
主面12bに取り付けられるとともに、保持具44a、
44gのみが主面12aに取り付けられている。
【0051】この場合、ウエハ20を洗浄処理容器12
に収容して洗浄し、洗浄後は洗浄処理容器12から取り
出すために、主面12bは開閉可能に設けられている。
そして、ウエハ20を洗浄処理容器12に収容すると
き、主面12bを開き、ウエハ20を主面12bに取り
付けられた保持具44b〜44fに係合した状態で支え
ながら、主面12bを主面12aに閉じ合わせることに
より、保持具44a〜44gによってウエハ20が確実
に保持される。
【0052】ウエハ20を洗浄するとき、保持具44c
〜44eの表面に付着し、残存した液滴は液滴案内部4
6に流下して、効率的に取り除かれる。
【0053】なお、本発明の保持具は、以上説明した各
実施例に限定することなく、例えば、図15、図16に
示す保持具48a〜48cのように、周回溝32を有す
るプーリ状の形状のものを主面12bから突設してもよ
い。
【0054】また、本発明の保持具は、洗浄装置のみで
なく、例えば、乾燥処理等の他の処理を行う処理装置に
設けることもできる。
【0055】
【発明の効果】本発明に係る被処理物保持具および洗浄
装置によれば、洗浄液を用いて洗浄する洗浄装置の直立
して対向する2つの主面の少なくともいずれか一方に取
り付けられ、円盤状の1枚の被処理物を2つの主面間に
保持する保持具であって、被処理物の周縁部に所定間隔
離間して係合するように少なくと3つ以上設けられてな
るため、保持具、あるいは保持具と被処理物の隙間に保
持され残存する洗浄液の量を少なくすることができ、こ
の結果、洗浄後の乾燥時間を短縮することができる。ま
た、複数の洗浄液を用いて逐次洗浄するときに前の残存
洗浄液が後の洗浄液と混合する不具合がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の洗浄装置の正面図である。
【図2】図1の洗浄装置の部分側面断面図である。
【図3】本実施の形態の第1の例の保持具およびウエハ
の部分斜視図である。
【図4】図3のウエハおよび保持具の部分側面図であ
る。
【図5】本実施の形態の第1の例の変形例を示す図であ
る。
【図6】本実施の形態の第2の例の保持具およびウエハ
の部分斜視図である。
【図7】図6のウエハおよび保持具の部分側面図であ
る。
【図8】本実施の形態の第2の例の変形例の保持具およ
びウエハの部分斜視図である。
【図9】図8のウエハおよび保持具の部分側面図であ
る。
【図10】本実施の形態の第3の例の保持具を取り付け
る洗浄装置の正面図である。
【図11】本実施の形態の第3の例の保持具の1つの形
態を説明するための図10のウエハおよび保持具の部分
側面図である。
【図12】本実施の形態の第3の例の保持具の他の1つ
の形態を説明するための図10のウエハおよび保持具の
部分側面図である。
【図13】本実施の形態の第3の例の保持具の他の1つ
の形態を説明するための図10のウエハおよび保持具の
部分側面図である。
【図14】本実施の形態の第3の例の保持具の他の1つ
の形態を説明するための図10のウエハおよび保持具の
部分側面図である。
【図15】本実施の形態の各例とは異なる形態の保持具
を説明するための保持具およびウエハの部分斜視図であ
る。
【図16】図15の保持具およびウエハの部分側面図で
ある。
【符号の説明】
10 洗浄装置 12 洗浄処理容器 12a、12b 主面 14 導入部 16 排出部 20 ウエハ 30a〜30c、34a〜34c、35a、35c、3
8a〜38c、39a、39c、44a〜44g 保持
具 32 周回溝 36 先端部 38 軸部 40 針部 42 凸部 46 液滴案内部
フロントページの続き (72)発明者 後藤 日出人 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 Fターム(参考) 3B201 AA03 AB47 AB53 BB02 BB92 CC11 5F043 AA01 EE35

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液を用いて洗浄する洗浄装置の直立
    して対向する2つの主面の少なくともいずれか一方に取
    り付けられ、円盤状の1枚の被処理物を該2つの主面間
    に保持する保持具であって、 該被処理物の周縁部に所定間隔離間して係合するように
    少なくとも3つ以上設けられてなることを特徴とする被
    処理物保持具。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つは他が取り付けられた側
    とは反対側の主面に他とは対向して配置され、前記被処
    理物の表裏面にそれぞれ当接して該被処理物を挟持し、
    係合することを特徴とする請求項1記載の被処理物保持
    具。
  3. 【請求項3】 前記被処理物の表裏面の延出方向でかつ
    表裏面に両側から当接する方向に斜めに対向して該被処
    理物の周縁を支持するように設けられ、該被処理物を挟
    持し、係合することを特徴とする請求項1記載の被処理
    物保持具。
  4. 【請求項4】 取り付ける主面に対して突起状に設けら
    れてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の被処理物保持具。
  5. 【請求項5】 取り付ける主面に対して該主面から離間
    するにつれて拡大する円錐状に設けられ、または、該主
    面に対向して立設され、表裏面がともに凸状に形成され
    てなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の被処理物保持具。
  6. 【請求項6】 取り付ける主面に対して針状に設けられ
    てなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の被処理物保持具。
  7. 【請求項7】 垂下する液滴案内部がさらに設けられて
    なることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記
    載の被処理物保持具。
  8. 【請求項8】 前記被処理物は、ウエハであることを特
    徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の被処理物
    保持具。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の被
    処理物保持具が設けられてなることを特徴とする洗浄装
    置。
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