JP2002260050A - 金券類処理機 - Google Patents

金券類処理機

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JP2002260050A
JP2002260050A JP2001055149A JP2001055149A JP2002260050A JP 2002260050 A JP2002260050 A JP 2002260050A JP 2001055149 A JP2001055149 A JP 2001055149A JP 2001055149 A JP2001055149 A JP 2001055149A JP 2002260050 A JP2002260050 A JP 2002260050A
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Japan
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vouchers
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JP2001055149A
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Akira Fujimoto
彬 藤本
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Original Assignee
Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金券類発行元による消し込み処理において、
受信した券番号は発券されていないものや既に回収され
ているものであるとの疑義が生じた際に、これに基づい
て金券類発行元から該当金券類の実在確認依頼がされた
ときに、該当金券類の検出を効率良く行い得る金券類処
理機を提供する。 【解決手段】 金券類受入部を具備し、前記金券類受入
部に受け入れた複数の金券類を一枚ずつ繰出して読取部
に送り、前記金券類の券情報を前記読取部で読取り、前
記読取部にて読取不能とされた金券類を読取可の金券類
と区分するためのリジェクト部を具備している金券類処
理機において、券番号入力手段と、券番号記憶手段と、
前記券番号入力手段による指定入力操作があった際に、
金券類の券番号を前記読取部で読取る毎に、読取った券
番号と前記券番号記憶手段に記憶されている券番号との
照合を行って、合致を検出したときに当該金券類を前記
リジェクト部に放出する制御手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は商品券等の金券類を
処理する金券類処理機に関し、特に複数枚の金券類の中
から指定した券番号を有する該当金券類を検出し、検出
した該当金券類を他の金券類と区分させる機能を持た
せ、疑義のある金券類の精査を効率良く行い得るように
した金券類処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年商品券が普及し、これに伴って、百
貨店やスーパーなどの小売店で顧客が商品購入の際に、
商品券を利用して支払う頻度が高くなってきている。小
売店では、支払われた商品券を機械処理すると共に、商
品券を発行した発行元との間でいわゆる消し込み処理を
行う必要がある。このような処理を可能としたシステム
として、例えば特開平10−340368号公報に開示
されているものがある。
【0003】上記公報には、商品券の券番号を読取る券
番号読取り手段と、券番号読取り手段で読取った券番号
の情報をオンライン送信する送信手段とを有した端末を
具備し、前記端末から送信された券番号の情報を受信
し、予め登録された券番号との照合を行う券番号照合手
段を備えたホストを具備した処理システムが開示されて
いる。
【0004】上記公報で示された処理システムでは、前
記ホストの券番号照合手段による照合の結果、受信した
券番号が発券されていないものであったり、あるいは既
に回収されているものであると判定した場合には、正当
な券でないとして前記端末に偽券通知をオンライン送信
又はバッチ処理するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記処理システムでオ
ンライン送信した場合には、商品券が使用されたその場
で商品券の有効性を判断できることになる。その反面、
商品券1枚毎にデータ送受信を行わなければならず、そ
の結果、処理時間がかかり過ぎ、顧客への配慮が欠ける
という問題点がある。
【0006】又、前記処理システムでバッチ処理とした
場合には、発券されていないものや既に回収されている
ものが、バッチ時点において見出されても該当商品券は
処理済みの商品券の中に紛れ込んでいる状態になってい
るので、探し出して確認するのに多大な手間がかかると
いう問題点がある。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、本発明の目的は、金券類発行元による消し込み処
理などの照合処理において、受信した券番号は発券され
ていないものや既に回収されているものであるとの疑義
が生じた際に、これに基づいて金券類発行元から該当金
券類の実在確認依頼がされたときに、合理的かつ手間の
かからない処理によって該当金券類の検出を行い得る金
券類処理機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数枚の金券
類の中から指定した券番号を有する該当金券類を検出
し、検出した該当金券類を他の金券類と区分させる機能
を持たせ、疑義のある金券類の精査を効率良く行い得る
ようにした金券類処理機に関し、本発明の上記目的は、
金券類の複数枚を一括で受け入れる金券類受入部を具備
し、前記金券類受入部に受け入れた前記金券類を一枚ず
つ繰出して読取部に送り、前記金券類の券番号を含む券
情報を前記読取部で読取り、前記読取部にて読取不能と
された金券類を読取可の金券類と区分するためのリジェ
クト部を具備している金券類処理機において、前記券番
号を指定入力する券番号入力手段と、前記券番号入力手
段にて指定入力された券番号を記憶する券番号記憶手段
と、前記券番号入力手段による指定入力操作があった際
に、前記金券類受入部から繰出された金券類の券番号を
前記読取部で読取る毎に、読取った券番号と前記券番号
入力手段により指定入力され且つ前記券番号記憶手段に
記憶されている指定入力券番号との照合を行って、合致
を検出したときに当該金券類を前記リジェクト部に放出
する制御手段とを具備したことによって達成される。ま
た、本発明の上記目的は、音を出力する報知手段を具備
し、前記読取不能を検出したときと、前記合致を検出し
たときとで前記報知手段の音を異ならせるようになって
いることにより、あるいは金券類の複数枚を一括で受け
入れる金券類受入部を具備し、前記金券類受入部に受け
入れた前記金券類を一枚ずつ繰出して読取部に送り、前
記金券類の券番号を含む券情報を前記読取部によって読
取処理を行うようにした金券類処理機において、前記券
番号を指定入力する券番号入力手段と、前記券番号入力
手段にて指定入力された券番号を記憶する券番号記憶手
段と、前記券番号入力手段による指定入力操作があった
際に、前記金券類受入部から繰出された金券類の券番号
を前記読取部で読取る毎に、読取った券番号と前記券番
号入力手段により指定入力され且つ前記券番号記憶手段
に記憶されている指定入力券番号との照合を行って、合
致を検出したときに後続金券類の繰出しを停止させる制
御手段とを具備したことにより、あるいは金券類の複数
枚を一括で受け入れる金券類受入部を具備し、前記金券
類受入部に受け入れた前記金券類を一枚ずつ繰出して読
取部に送り、前記金券類の券番号を含む券情報を前記読
取部によって読取処理を行うようにした金券類処理機に
おいて、前記券番号を指定入力する券番号入力手段と、
前記券番号入力手段にて指定入力された券番号を記憶す
る券番号記憶手段と、前記券番号入力手段による指定入
力操作があった際に、前記金券類受入部から繰出された
金券類の券番号を前記読取部で読取る毎に、読取った券
番号と前記券番号入力手段により指定入力され且つ前記
券番号記憶手段に記憶されている指定入力券番号との照
合を行って、合致を検出したときに当該金券類を複数あ
る収納部のうちのいずれかの収納部へ収納させる制御手
段とを具備したことによってより効果的に達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る金券類処理機は百貨
店や大規模店舗等の小売店の出納室に設置される。金券
類処理機が取扱う金券類としては、全国共通百貨店商品
券や銀行クレジット系商品券などの商品券がある。
【0010】小売店の業務終了後にレジ担当者は、顧客
から支払われた商品券をまとめて出納室まで運ぶ。そこ
で、商品券は金券類処理機によって入金処理され、小売
店側は入金処理済みの商品券の券情報を、入金処理日情
報と共に商品券発行元に送信する。一方、商品券発行元
は小売店側から受信した情報に基き、使用済み商品券に
対して消し込み処理を行い、疑義のある商品券が発見さ
れた場合に、該当商品券の券番号と該商品券の入金処理
日とを該当小売店に通知すると共に、現物確認要請をす
る。該当小売店側では、商品券発行元から現物確認要請
があった場合に、疑義のある商品券を包含する商品券の
束を金券類処理機に処理させることにより、疑義のある
商品券を確実かつ迅速に区分することができる。
【0011】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施
形態について詳細に説明する。
【0012】図1(A)及び(B)は、一般的な商品券
の表面及び裏面の一例を模式図で示しており、商品券A
の表面には額面等が印刷されており、裏面には、コード
化された発行元情報と、商品券を特定する券番号と、コ
ード化された額面情報とから構成される券情報が印刷さ
れている。この例では、同図(B)に示すように、商品
券Aの裏面に『X24Y843512+005』という
券情報がOCR−Bフォントにて印刷されている。上記
14桁の記号のうち、頭の桁の「X」と、4番目の桁の
「Y」と、11番目の桁の「+」とは、どの商品券にも
共通する固定の記号である。「X」の後の2桁の数字
(本例では“24”)C1は発行元情報を示すコード
で、「Y」の後の6桁の数字(本例では“84351
2”)C2は券番号で、「+」の後の3桁の数字(本例
では“005”)C3は額面情報を示すコードである。
【0013】図2は本発明に係る金券類処理機の外観図
である。図2に示すように、金券類処理機10の筐体正
面の上部には、商品券の受け入れ及び取り出しがし易い
ように、凹状の切り欠けが形成された金券類受入部10
1とリジェクト部102とがそれぞれ設けられており、
その下方筐体内にはカセット式の複数の一時保留部とそ
の一時保留部に対応した同数の収納部とが設けられてい
る。本例では、2個の一時保留部とそれに対応した2個
の収納部とが設けられており、つまり、図2に示すよう
に、第1収納部1041と、第1収納部用一時保留部1
031と、第2収納部1042と、第2収納部用一時保
留部1032とが設けられている。
【0014】また、筐体上面の券番号入力手段を含む操
作/表示部105は、操作ボタン、液晶ディスプレイ、
商品券リジェクトランプ等から構成されており、金券類
処理機10の筐体は開閉可能になっており、複数の一時
保留部及び複数の収納部から蓄積された商品券を取り出
せるようになっている。本例では、第1収納部1041
と、第1収納部用一時保留部1031と、第2収納部1
042と、第2収納部用一時保留部1032とから、蓄
積された商品券を取り出せるようになっている。
【0015】図3は、店舗に設置された金券類処理機1
0による入金処理及び商品券実在確認処理に係る流れを
示すフロー図である。図3の流れに示すように、一日
の業務が終了した後に、小売店の全てのレジの各レジ担
当者は、顧客から支払われた商品券をまとめて金券類処
理機10の金券類受入部101に投入し、投入された商
品券は金券類処理機10によって入金処理される。な
お、金券類処理機10で入金処理済みの商品券の現物
は、流れに示すように移動し、入金処理日単位でまと
められ約3ヶ月間該小売店の出納室に保管される。
【0016】次に、流れに示すように、金券類処理機
10は入金処理した全ての商品券の券情報を読取ると共
に、読取った券情報を店舗のホストコンピュータ20に
送信する。さらに、流れ及びに示すように、小売店
のホストコンピュータ20は金券類処理機10から受信
した券情報に入金処理日情報を加えた情報を、商品券発
行元30毎に例えば1日単位で各々オンライン送信する
と共に、使用された商品券に対する現金の請求を行う。
【0017】商品券発行元30は、自身が発行した商品
券の券番号とその商品券の使用状態(消し込み済みある
いは未使用)とで構成される情報を、予め記憶している
発行済券番号記憶部を備えている。商品券発行元30
は、小売店のホストコンピュータ20から受信した情報
に含まれている券番号を、発行済券番号記憶部に記憶し
ている発行済商品券の券番号及びその商品券の使用状態
と照合し、いわゆる消し込み処理を行う。
【0018】上述した商品券発行元30による消し込み
処理において、発行履歴のない券番号や以前に消し込み
済みとなっている券番号が、小売店のホストコンピュー
タ20から受信した情報の中に含まれる券番号の中に含
まれていると判定された場合には、商品券発行元30か
ら前記小売店に対し、流れに示すように現物確認要請
がなされる。また、当該商品券発行元30が現物確認要
請をする際に、現物確認の対象となる商品券の券番号を
入金処理日情報と共に前記小売店に通知する。
【0019】次に、流れに示すように、商品券発行元
30から現物確認要請があった小売店では、前述したよ
うに処理済み商品券の現物を入金処理日単位でまとめて
管理保管しているので、現物確認の対象となる商品券を
包含する商品券の束を特定することができる。特定され
た商品券の束が金券類処理機10に投入され、投入され
た商品券は図6のフローチャートに示す商品券実在確認
処理によって処理される。このようにして、疑義のある
該当対象商品券とその他の商品券とを区分することがで
きる。
【0020】図4は金券類処理機10の主要な機能を示
すブロック構成図である。図4に示すように、金券類処
理機10は全体を制御するCPU等で成る制御部11
と、商品券の券番号を指定入力するための操作/表示部
105に設けられた券番号入力手段12と、券番号入力
手段12で指定入力された券番号を記憶する券番号記憶
手段13と、商品券の券番号を含む券情報を読取る読取
部14と、読取部14で読取った券情報をホストコンピ
ュータ20に送信する券番号送信部15と、券番号照合
処理部16と、商品券の搬送を、第1収納部用一時保留
部1031、第2収納部用一時保留部1032、又はリ
ジェクト部102のいずれかに切換えるための搬送通路
切換手段17とを備えている。券番号照合処理部16
は、券番号入力手段12による指定入力操作があった際
に、金券類受入部101から繰出された商品券の券番号
を読取部14で読取る毎に、読取った券番号と券番号入
力手段12により指定入力され且つ券番号記憶手段13
に記憶されている指定入力券番号との照合を制御部11
を介して行い、両者の券番号の合致が得られるかを検出
する。
【0021】図5は金券類処理機10による入金処理の
手順を示すフローチャートであり、このフローチャート
に沿って金券類処理機10の入金処理を説明する。
【0022】先ず、レジ担当者によって集められた商品
券の束(複数枚の商品券)が金券類受入部101に投入
され(ステップS101)、操作/表示部105のスタ
ートボタンを押下することによって、投入された商品券
が1枚毎に繰出される(ステップS102)。繰出され
た商品券は図示しない搬送機構を介して読取部14に搬
送され、商品券上に印刷されている券番号、発行元情
報、額面情報が読取られる(ステップS103)。そし
て、制御部11は、読取部14で読取った当該商品券の
券情報が読取可能な情報であるかどうかを判断する(ス
テップS104)。
【0023】上記ステップS104において、商品券の
券情報が読取可と判定された場合には、当該商品券は複
数ある一時保留部のうちのいずれか(本例では、第1収
納部用一時保留部1031)へ搬送される(ステップS
106)。一方、商品券の券情報が読取不可(例えば商
品券に欠損や汚損があった場合)と判定された場合に
は、当該商品券はリジェクト部102へ搬送され、別途
レジ担当者の手入力処理によって処理されることになる
(ステップS105)。
【0024】投入された全ての商品券について読取処理
が終了した場合、操作/表示部105の表示画面に読取
った全ての商品券に関する明細(例えば商品券の発行
元、券番号、額面、読取った商品券の合計枚数など)が
表示され、この明細内容とレジ担当者が自ら確認した内
容との一致が確認される(ステップS107)。この明
細内容とレジ担当者が自ら確認した内容との一致が確認
されれば、操作/表示部105の承認ボタンを押下する
ことにより、商品券は、ステップS106において複数
ある一時保留部のうちの指定された一時保留部からその
一時保留部に対応した収納部ヘ(本例では、第1収納部
用一時保留部1031から第1収納部1041ヘ)移送
され(ステップS109)、さらに、読取った全ての商
品券の券情報(券番号と発行元情報と額面情報)を店舗
のホストコンピュータ20に送信して入金処理を終了す
る(ステップS110)。
【0025】一方、上述の明細内容とレジ担当者が自ら
確認した内容との一致の確認ができない場合、レジ担当
者は筐体を開けて、ステップS106において複数ある
一時保留部のうちの指定された一時保留部(本例では、
第1収納部用一時保留部1031)から商品券を回収
し、確認作業を行う(ステップS108)。
【0026】上述したような入金処理は、前述したよう
に全てのレジについて各レジ担当者によって行われる。
【0027】図6は金券類処理機10による商品券実在
確認処理の手順を示すフローチャートであり、このフロ
ーチャートに沿って金券類処理機10による商品券実在
確認処理について説明する。
【0028】前述したように、商品券発行元から小売店
に現物確認要請があった場合、小売店の担当者は先ず疑
義のある対象商品券を含む商品券の束を特定すると共
に、金券類処理機10の操作/表示部105の券番号入
力手段12を用いて前記対象商品券の券番号を入力する
(ステップS201)。入力された券番号は、券番号記
憶手段13に記憶される(ステップS202)。
【0029】次に、特定された商品券の束を金券類受入
部101に投入し(ステップS203)、操作/表示部
105のスタートボタンを押下することによって、投入
された商品券が1枚毎に繰出される(ステップS20
4)。繰出された商品券は図示しない搬送機構を介して
読取部14に搬送され、読取部14にて商品券上に設け
られた券番号が読取られる(ステップS205)。次
に、券番号照合処理部16にて、券番号記憶手段13に
記憶された券番号と読取部14で読取った券番号との照
合が逐一行われ、いわゆる券番号照合が行われる(ステ
ップS206)。制御部11は、読取部14で読取った
券番号が、券番号記憶手段13に記憶された券番号と合
致するかどうかを判断する(ステップS207)。
【0030】照合の結果が合致しない商品券は複数ある
一時保留部のうちのいずれか(本例では、第1収納部用
一時保留部1031)へ搬送され、その一時保留部(本
例では、第1収納部用一時保留部1031)が満杯容量
(例えば200枚)になった場合に、最終的にその一時
保留部に対応した収納部(本例では、第1収納部104
1)ヘと移送される(ステップS209)。一方、照合
の結果が合致した際、該当商品券は疑義のある対象商品
券であると判断され、リジェクト部102に放出され、
商品券実在確認処理が終了する(ステップS208)。
【0031】上述したように、疑義のある対象商品券を
含む商品券の束から、疑義のある対象商品券と商品券の
束の他のものとを区分することができる。リジェクト部
102に放出された該当商品券は担当者による目視確認
がなされる。
【0032】本金券類処理機10による商品券実在確認
処理を効率良く行うために、処理済みの商品券は処理日
単位でまとめて保管することが望ましい。
【0033】なお、上述の実施形態では、金券類処理機
10が合致した商品券をリジェクト部102に放出する
ものを採り上げたが、本発明に係る金券類処理機10は
これに限られず、合致した商品券を検出した際に、後続
の商品券の繰出しを停止させる制御を行って、該当商品
券を指定された複数ある一時保留部のうちのいずれか
(例えば第1収納部用一時保留部1031)に堆積した
処理済商品券の一番上に位置させるようにしてもよい。
【0034】また、本発明に係る金券類処理機10は前
述した実施形態に限られず、合致した商品券を検出した
際に、当該商品券を複数ある一時保留部のいずれかの一
時保留部へ搬送させて該一時保留部から合致した商品券
を取り出すようにしてもよいし、該一時保留部に対応し
た収納部へ収納させるようにしてもよい。例えば、図2
に示すような金券類処理機10では、照合の結果が合致
しない商品券を第1収納部用一時保留部1031へ搬送
させ、その第1収納部用一時保留部1031が満杯容量
(例えば200枚)になった場合に、最終的に第1収納
部1041ヘと移送させるようにし、一方、合致した商
品券を検出した際に、当該商品券を第2収納部用一時保
留部1032へ搬送させて該一時保留部から当該商品券
を取り出すか、又は該一時保留部経由で第2収納部へ搬
送させ、最後に第2収納部へ収納させるようにしてもよ
い。
【0035】請求項4でいう収納部とは、図2で示され
る第1収納部1041、第2収納部1042のみに限定
されず、第1収納部用一時保留部1031、第2収納部
用一時保留部1032をも含めたものを指している。
【0036】また、本金券類処理機10に音による報知
手段を設け、読取不能を検出したときと合致を検出した
ときとで報知手段の音を異ならせるようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、金券類処理機に券番号入力手段を備えると共に
指定入力された券番号を記憶する券番号記憶手段を備
え、金券類を読取る毎に読み取られた券番号と記憶され
た券番号との照合を逐一行い、合致した該当金券類を検
出したときには、検出された該当金券類をリジェクト部
へ放出させるようにしているので、混在する金券類の中
から所望のものだけを区分することができ、手間をかけ
ずに実在確認が可能となる。
【0038】請求項2に記載の発明によれば、リジェク
ト部への放出動作に同期して報知手段を駆動させ、読取
不能の場合と合致検出の場合とで音を異ならせるように
しているので、操作性を向上することができる。
【0039】請求項3に記載の発明によれば、合致した
該当金券類を検出したときには、後続の金券類の繰出し
を停止させるようにしているので、該当金券類が処理済
金券類の一番上に位置した状態に置かれることとなり、
目視確認作業が可能となる。
【0040】また、例えば、商品券発行元から小売店に
1種類の単数の商品券についての現物確認要請があった
場合ではなく、実際に、大型百貨店では沢山種類の商品
券を取扱っているので、複数の商品券発行元からの複数
の商品券についての現物確認要請が常にあるので、請求
項4に記載の発明によれば、合致した商品券(つまり現
物確認の必要がある商品券)を検出した都度に、一々リ
ジェクト部からその合致した商品券を取り出す必要が無
くなり、あるいは一時保留部に堆積した処理済み商品券
の一番上に位置しているその合致した商品券を取り出す
必要も無くなるので、作業効率を向上することができ
る。
【0041】すなわち、本発明によれば、複数枚の金券
類の中から指定した券番号を有する疑義のある金券類を
他の金券類と区分することが簡単且つ効率良くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な商品券の表面と裏面の一例を示す模式
図である。
【図2】本発明に係る金券類処理機の外観図である。
【図3】金券類処理機による入金処理及び商品券実在確
認処理に係る流れを示すフロー図である。
【図4】金券類処理機の主要な機能を示すブロック構成
図である。
【図5】金券類処理機による入金処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図6】金券類処理機による商品券実在確認処理の手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 金券類処理機 11 制御部 12 券番号入力手段 13 券番号記憶手段 14 読取部 15 券番号送信部 16 券番号照合処理部 17 搬送通路切換手段 101 金券類受入部 102 リジェクト部 1031 第1収納部用一時保留部 1032 第2収納部用一時保留部 1041 第1収納部 1042 第2収納部 105 操作/表示部 20 ホストコンピュータ 30 商品券発行元

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金券類の複数枚を一括で受け入れる金券
    類受入部を具備し、前記金券類受入部に受け入れた前記
    金券類を一枚ずつ繰出して読取部に送り、前記金券類の
    券番号を含む券情報を前記読取部で読取り、前記読取部
    にて読取不能とされた金券類を読取可の金券類と区分す
    るためのリジェクト部を具備している金券類処理機にお
    いて、 前記券番号を指定入力する券番号入力手段と、 前記券番号入力手段にて指定入力された券番号を記憶す
    る券番号記憶手段と、 前記券番号入力手段による指定入力操作があった際に、
    前記金券類受入部から繰出された金券類の券番号を前記
    読取部で読取る毎に、読取った券番号と前記券番号入力
    手段により指定入力され且つ前記券番号記憶手段に記憶
    されている指定入力券番号との照合を行って、合致を検
    出したときに当該金券類を前記リジェクト部に放出する
    制御手段とを具備したことを特徴とする金券類処理機。
  2. 【請求項2】 音を出力する報知手段を具備し、前記読
    取不能を検出したときと、前記合致を検出したときとで
    前記報知手段の音を異ならせるようになっている請求項
    1に記載の金券類処理機。
  3. 【請求項3】 金券類の複数枚を一括で受け入れる金券
    類受入部を具備し、前記金券類受入部に受け入れた前記
    金券類を一枚ずつ繰出して読取部に送り、前記金券類の
    券番号を含む券情報を前記読取部によって読取処理を行
    うようにした金券類処理機において、 前記券番号を指定入力する券番号入力手段と、 前記券番号入力手段にて指定入力された券番号を記憶す
    る券番号記憶手段と、 前記券番号入力手段による指定入力操作があった際に、
    前記金券類受入部から繰出された金券類の券番号を前記
    読取部で読取る毎に、読取った券番号と前記券番号入力
    手段により指定入力され且つ前記券番号記憶手段に記憶
    されている指定入力券番号との照合を行って、合致を検
    出したときに後続金券類の繰出しを停止させる制御手段
    とを具備したことを特徴とする金券類処理機。
  4. 【請求項4】 金券類の複数枚を一括で受け入れる金券
    類受入部を具備し、前記金券類受入部に受け入れた前記
    金券類を一枚ずつ繰出して読取部に送り、前記金券類の
    券番号を含む券情報を前記読取部によって読取処理を行
    うようにした金券類処理機において、 前記券番号を指定入力する券番号入力手段と、 前記券番号入力手段にて指定入力された券番号を記憶す
    る券番号記憶手段と、 前記券番号入力手段による指定入力操作があった際に、
    前記金券類受入部から繰出された金券類の券番号を前記
    読取部で読取る毎に、読取った券番号と前記券番号入力
    手段により指定入力され且つ前記券番号記憶手段に記憶
    されている指定入力券番号との照合を行って、合致を検
    出したときに当該金券類を複数ある収納部のうちのいず
    れかの収納部へ収納させる制御手段とを具備したことを
    特徴とする金券類処理機。
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