JP2002258947A - 自動走行車の制御装置 - Google Patents

自動走行車の制御装置

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JP2002258947A
JP2002258947A JP2001053791A JP2001053791A JP2002258947A JP 2002258947 A JP2002258947 A JP 2002258947A JP 2001053791 A JP2001053791 A JP 2001053791A JP 2001053791 A JP2001053791 A JP 2001053791A JP 2002258947 A JP2002258947 A JP 2002258947A
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Japan
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vehicle
unit
traveling
specific area
area
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Application number
JP2001053791A
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English (en)
Inventor
Yukihiko Okamura
幸彦 岡村
Masahiro Odani
誠祐 雄谷
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行時の騒音が少ない車両の場合でも車両が
接近したことを周囲の人間が認知し易くする自動走行車
の制御装置を提供する。 【解決手段】 ゴルフカートが特定のエリア内にいるか
否かを判断するエリア判断部68を備え、このゴルフカ
ートが前記特定のエリア内にいると前記エリア判断部6
8により判断された場合、ゴルフカートが接近したこと
を周囲の人間に報知するための報知部66を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動走行車が接
近したことを周囲の人間に認識し易くする自動走行車の
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種の自動走行車としては、
例えばバッテリを搭載した電動モータ駆動式ゴルフカー
トがある。
【0003】この電動モータ駆動式ゴルフカートは、走
行路に沿って自動操向しながら自動走行する自動操向モ
ードと、乗員の操向ハンドルの操作による手動操向によ
り走行する手動操向モードとが切替可能に構成されたも
のがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、電動モータ駆動式ゴルフカ
ートのような走行時の騒音が少ない車両の場合、当該車
両が接近したことを周囲の人間は認知しづらいことがあ
る。特に、乗員が乗っておらず、自動操向モードで走行
しているような場合には、車両の接近をより早めに周囲
の人に認識させることが望ましい。
【0005】そこで、この発明は、走行時の騒音が少な
い車両の場合でも車両が接近したことを周囲の人間が認
知し易くする自動走行車の制御装置を提供することを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、自動走行車が特定のエ
リア内にいるか否かを判断するエリア判断部を備え、該
自動走行車が前記特定のエリア内にいると前記エリア判
断部により判断された場合、該自動走行車が接近したこ
とを周囲の人間に報知するための報知部を備えた自動走
行車の制御装置としたことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の構成に加え、走行路上又は走行路の近傍に、特定のエ
リア内であることを発信するために設置された発信部か
ら発信された信号を受信する受信部を備え、前記発信部
から発信された特定のエリアである旨の信号を前記受信
部が受信したとき、特定のエリアであると前記エリア判
断部が判断するようにしたことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の構成に加え、走行路における自動走行車の現在位置を
認識する位置認識部と、特定のエリアの座標を記憶した
記憶部とを備え、前記自動走行車の現在位置が前記特定
のエリア内であるか否かを、前記位置認識部と前記記憶
部とに基づいて判断するようにしたことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
の何れか一つに記載の構成に加え、自動走行車が走行中
か停止中かを判断する走行判断部を備え、該走行判断部
により自動走行車が停車していると判断されたときは、
報知部による報知を停止するようにしたことを特徴とす
る。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
の何れか一つに記載の構成に加え、自動走行車の走行距
離を検出するための距離検出部を備え、前記自動走行車
が特定のエリア内に入った地点から現在位置までの走行
距離を距離検出部により計測し、該距離検出部により計
測した走行距離が予め設定した設定値より長くなったと
き、報知部による報知を解除するようにしたことを特徴
とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明を実施の形態に基
づいて説明する。
【0012】[発明の実施の形態1]図1乃至図6に
は、この発明の実施の形態1を示す。
【0013】まず構成を説明すると、図1,2中符号1
は「自動走行車」としてのゴルフカートで、このゴルフ
カート1は、分巻モータである走行用駆動モータ2を動
力源として走行するものであり、前輪3と後輪4との間
に前部シート5及び後部シート6を装備すると共に、車
体後部にキャディバッグ(図示せず)を載せるためのバ
ッグキャリア7が取り付けられている。
【0014】このゴルフカート1は、図2で示す走行路
34に埋設された電磁誘導線8に沿って自動操向しなが
ら自動走行する走行形態(以下この形態を「自動操向モ
ード」という)と、前部シート5に着座した乗員の操向
ハンドル12の操作による手動操向により走行する走行
形態(以下この形態を「手動操向モード」という)とが
切り替えできるように構成されている。そして、その自
動操向モードの一形態として、セルフモードがある。
【0015】これらモードの切替は、図3中に符号9で
示す操作盤のメインスイッチ10及び手動切替スイッチ
11を操作することによって行う。
【0016】具体的には、そのメインスイッチ10は、
図4に示すように、キー58を差込み口10aに挿入し
た状態で回動させることによって選択位置(以下この選
択位置を「キー位置」という)が変わるスイッチであ
る。
【0017】このキー位置としては、電源回路が開放さ
れると共にキー58をメインスイッチ10に対して着脱
することができるOFF位置と、電源回路が閉成される
ON位置と、定点通過位置、セルフ位置とがある。
【0018】そのメインスイッチ10のキー位置がON
位置に設定され、手動切替スイッチ11がON操作され
ていないときには、自動操向モードが選択され、その自
動操向モードでは、操作盤9の発進・停止スイッチ32
をON操作することによって、ゴルフカート1を発進さ
せたり、停止させたりすることができるようになってい
る。その発進・停止スイッチ32を1回押すと発進し、
もう一度押すと停止するようになっている。
【0019】また、キー位置がON位置にあるときに
は、手動切替スイッチ11をON操作することによっ
て、操向モードが自動操向モードから手動操向モードに
切り替えられるように構成されている。
【0020】さらに、キー位置が定点通過位置にあると
きには、定点制御のうち車体を停車させる制御を実施す
ることなく自動操向モードで走行する定点通過モードが
選択される。
【0021】さらにまた、キー位置がセルフ位置にある
ときには、手動切替スイッチ11をON操作しても手動
操向モードに切り替わることなく、自動操向モードで走
行するセルフモードが選択される。このセルフ位置にキ
ー58を回すことによって、キー58をメインスイッチ
10から取り外すことができる。キー58を取り外す
と、キー位置を変更することができない状態、つまり、
キー58の操作により手動操向モードに切り替えること
ができない状態となる。
【0022】そして、前記手動操向モードでは、操向ハ
ンドル12(図1及び図3参照)と、図3中符号13,
14で示すアクセルペダル,ブレーキペダルを人為的に
操作して走行できるように構成されている。
【0023】そのアクセルペダル13を踏み込むと、ア
クセルペダル13に連動するアクセルポテンショメータ
15とアクセルスイッチ16から制御信号がメインコン
トローラ17のCPU18に送出され、CPU18が駆
動制御回路19を介して走行用駆動モータ2を制御する
ようにしている。
【0024】この走行用駆動モータ2の制御は、車速が
アクセルペダル13の踏込み量に対応する車速になるよ
うに制御される。車速は、後輪4側のトランスミッショ
ン23に設けた2つの車速センサ(エンコーダ)24,
25により検出するようになっている。ここで、車速セ
ンサ24,25を2つ設け、出力波形の位相をズラすこ
とにより、前進又は後退の判別ができるようにしてい
る。
【0025】また、ブレーキペダル14を踏むと、踏力
が切替機構29からワイヤを介して各車輪3,4のドラ
ムブレーキ30に伝達され、このドラムブレーキ30が
作動して各車輪3,4の駆動が制動されるようになって
いる。
【0026】この駆動制御回路19は、図3に示すよう
に、メインリレー20を介して全部で6個、72Vの駆
動バッテリ21に接続される一方、この駆動バッテリ2
1とは別に、メインコントローラ17等の制御用の電子
機器を作動させるための制御バッテリ22が設けられて
いる。そして、それらバッテリ21,22を充電するた
めの充電器26及び急速充電リセプタクル27が設けら
れている。
【0027】その充電器26には、駆動バッテリ21を
充電する72V充電回路26aと、制御バッテリ22を
充電する12V充電回路26bとが設けられている。そ
して、走行状態では、常に駆動バッテリ21側から制御
バッテリ22側にチャージを徐々に掛けるようにしてお
り、走行不能になる状態では、先に駆動バッテリ21側
のバッテリ容量が空になるようにして、最後まで制御バ
ッテリ22によりメインコントローラ17等の作動が可
能なように構成されている。
【0028】一方、自動操向モードでは、操向ハンドル
12をステアリングクラッチ31によって、操舵系から
切り離して一定位置に固定し、操舵制御と、指定した地
点(以下この地点を「定点」という)で走行状態を変化
させる定点制御及び、「報知部」としてのブザー59に
よる報知制御とをCPU18で実施するようにしてい
る。
【0029】その報知制御用の定点は、図2に示すよう
に、走行路34に埋設した「発信部」としてのセット用
エリアアラーム定点部材41と解除用エリアアラーム定
点部材42であり、特定のエリア(例えばクラブハウス
のエリア)内であること発信するための所定の位置に埋
設されている。勿論、走行状態を変化させる定点制御用
の定点としては、それらとは別に走行路34の曲がり角
の前後位置、指定停止位置等に定点部材が埋設されてい
る。
【0030】この自動操向モードでの操舵は、車体前側
の下部に設けた3個の誘導センサ33によって走行路8
(図2参照)の電磁誘導線8を検出し、誘導センサ33
が電磁誘導線8を追従するようにステアリング軸35を
ステアリングモータ36で回動させることにより実施す
るようにしている。
【0031】また、自動操向モードでの車速の減速・停
車などの定点制御は、図2に示すように走行路34に埋
設した定点部材(図示省略)を定点センサ45,46に
よって検出し、この検出結果に基づいてCPU18が、
走行用駆動モータ2、ドラムブレーキ30、及びトラン
スミッション23の「駐車ブレーキ」としての電磁ブレ
ーキ47等を制御するように構成されている。
【0032】さらに、ブザー59による報知制御は、各
エリアアラーム定点部材41,42から発信された信号
を「受信部」である定点センサ45,46にて受信等を
することによって、所定のエリア内でブザー59を鳴ら
し、周囲にいる人間にゴルフカート1が接近したことを
報知するようにしている。この詳細については後述す
る。
【0033】それら定点部材41,42等は、何れも上
端と下端に磁極を有する永久磁石によって形成され、走
行路34に埋設されている。勿論、走行路34の近傍で
も良い。
【0034】この実施の形態によるゴルフカート1は、
これらの定点部材41,42等を前記センサ45,46
によって検出し、定点部材41,42等の極性及び並び
順に対応するように設定した制御内容に基づいて、ブザ
ー59による報知、車速の増減,停車等の定点制御を実
施する構成を採っている。
【0035】また、自動操向モードにおける自動制動制
御は、車速センサ24,25から送出される車速信号に
基づいて、設定速度に達するようにブレーキ用モータ4
8に制御信号を送出して行う。
【0036】ブレーキ用モータ48はギヤ49を介して
前記切替機構29に接続されており、ブレーキ用モータ
48を作動させることによって、手動操向モードの場合
と同様にドラムブレーキ30により制動することができ
るようになっている。
【0037】なお、制動時には、停止直前であって、車
速が予め定められた速度を下回ったときに電磁ブレーキ
47を作動させるように構成されている。この電磁ブレ
ーキ47は、作動すると後輪4の回転が阻止される構造
を採っている。
【0038】一方、図5に示すように、前記車速センサ
24,25が制御部62に車速センサ波形入力部63を
介して接続されると共に、定点センサ45,46が制御
部62に定点センサ波形入力部64を介して接続されて
いる。
【0039】そして、この制御部62がブザー駆動部6
5を介してブザー66に接続されている。
【0040】その制御部62は、両定点センサ45,4
6からの信号や、距離検出部67により計測された走行
距離により、ゴルフカート1が特定のエリア内にいるか
否かを判断するエリア判断部68と、車速センサ24,
25からの信号により、ゴルフカート1が走行中か停止
中かを判断する走行判断部69とを備えている。
【0041】そのエリア判断部68にて特定のエリア内
にいると判断され、且つ、走行判断部69にてゴルフカ
ート1が走行していると判断された場合、車両が接近し
たことを周囲の人間に報知するため、ブザー駆動部65
に指令を出す報知指令部70が設けられている。
【0042】また、前記距離検出部67は、ゴルフカー
ト1が特定のエリア内に入った地点から現在位置までの
走行距離を計測し、この走行距離が予め設定した設定値
(Sm)より長くなったとき、報知指令部70からの報
知指令が解除されるように構成されている。
【0043】なお、図3中符号71はリモコン送信機
で、ここからの信号がリモコン受信機72で受信されて
CPU18に入力されることにより、遠隔操作できるよ
うに構成されている。
【0044】また、符号73は左右一対設けられた障害
物センサで、対人,対物等の車両でない障害物を検知し
て衝突を防止し、符号74,75は追突防止センサ受信
機で、先行車両又は後続車両との衝突を防止し、更に、
符号76はバンパスイッチで、バンパ77が障害物に衝
突した時に、ゴルフカート1を停止させて被害を最小限
に止めるようにしている。
【0045】さらに、図3中符号78はシフトレバー
で、このシフトレバー78を操作することにより、前進
スイッチ79又は後退スイッチ80に切り替えて、前進
又は後退を行うるようにしている。自動操向モードの場
合には、後退はできないように構成されている。また、
後退の時には警報ブザー81が鳴るようになっている。
【0046】次に、作用について図6に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0047】ここでは、例えば車庫から出てきたゴルフ
カート1が、クラブハウスのエリア(特定のエリア)内
に入った時にブザー59を鳴らし始め、エリア内からゴ
ルフコースに出る時に、ブザー59を停止させる場合に
ついて説明する。勿論、ブザー59を鳴らすエリアは任
意に設定できる。
【0048】そのため、ブザー59のセット信号を発信
するセット用エリアアラーム定点部材41が、車庫から
クラブハウスのエリア内に入る位置に、又、ブザー59
の解除信号を送出する解除用エリアアラーム定点部材4
2が、クラブハウスのエリア内からゴルフコースに出る
位置にそれぞれ埋設されている。勿論、他の目的のため
の定点部材はコースのコーナ部の前後等にも埋設されて
いる。
【0049】まず、ステップS1で、エリアアラーム定
点が解除か否か、つまり、解除用エリアアラーム定点部
材42から信号を定点センサ45,46で受信したか否
か判断され、受信した場合は、エリア判断部68により
「YES」と判断され、ステップS2に進む。この「Y
ES」との判定は、ゴルフカート1が特定のエリアから
出たということである。
【0050】従って、ステップS2では、アラーム状態
又は一時停止状態を示すアラームフラグが立っている場
合は消失すると共に、ブザー59による報知が停止さ
れ、更に、距離を測定するためのエリアアラーム距離カ
ウンターがクリアされて、ステップS1に戻る。
【0051】ちなにみ、ゴルフカート1が車庫から出て
きた位置では、解除用エリアアラーム定点部材42が配
置されていないため、ステップS1で「YES」と判断
される。
【0052】また、ステップS1で、「NO」であれば
ステップS3に進み、ここで、アラーム状態を示すアラ
ームフラグが立っているか、一時停止状態を示すアラー
ムフラグが立っているか、あるいは、エリアアラーム定
点がセットか否か、つまり、セット用エリアアラーム定
点部材41からの信号を定点センサ45,46で受信し
たか否か判断される。
【0053】そして、それらの少なくとも1つの要件を
満足すれば、エリア判断部68により「YES」と判断
され、ステップS4に進み、すべての要件を満足しない
場合には「NO」と判断され、前記ステップS2に進
む。
【0054】なお、ゴルフカート1が走行し、車庫から
クラブハウスのエリア内に浸入する位置に埋設されたセ
ット用エリアアラーム定点部材41上を通過すると、エ
リア判断部68により、エリアアラーム定点がセットさ
れる。
【0055】また、そのステップS4では、車速センサ
24,25から信号を受けて走行判断部69により、走
行中か否か判断され、走行中でなければ、「NO」と判
断されてステップS5に進む。
【0056】そのステップS5では、一時停止中を示す
アラームフラグを立てると共に、ブザー59が報知指令
部70により一時停止状態とされて、ステップS1に戻
る。
【0057】一方、ステップS4では、走行中であれ
ば、「YES」と判断されてステップS6に進む。ステ
ップS6では、アラーム状態を示すアラームフラグを立
てると共に、ブザー59が鳴らされ、更に、エリアアラ
ーム距離カウンタがカウントされ、ステップS7に進
む。
【0058】ステップS7では、距離検出部67によ
り、エリアアラーム距離カウンタのカウント値がSm以
下か否か判断され、以下であれば「YES」と判断され
て、ブザー59が鳴り続け、ステップS1に戻り、以下
でなければ「NO」と判断されてステップS8に進む。
【0059】ステップS8では、アラーム状態を示すア
ラームフラグが消失され、ブザー59による報知状態が
停止され、更に、エリアアラーム距離カウンタがクリア
され、ステップS1に戻る。
【0060】このようなものにあっては、ゴルフカート
1がクラブハウスのエリア(特定エリア)内を走行して
いるときにブザー59を鳴らすようにしているため、走
行中に騒音の少ないゴルフカート1の場合でも、特定の
エリア内において、車両が接近したことを周囲の人間が
認知し易くなる。
【0061】しかも、その特定のエリア外(例えばゴル
フコースのエリア)ではブザー59を鳴らさないように
しているため、無用な報知を防止できる。ゴルフコース
のエリアで、ブザー59を鳴らすとプレーの邪魔になる
虞がある。
【0062】また、走行路34に埋設された各エリアア
ラーム定点部材41,42からの信号を定点センサ4
5,46に受信すること等により、ゴルフカート1が特
定のエリア内にいることをより確実に判断できる。
【0063】さらに、特定のエリア内であってもゴルフ
カート1が停車しているときはブザー59を鳴らす必要
がないため、無用な報知を防止できる。
【0064】なお、この実施の形態1では、各エリアア
ラーム定点部材41,42及び定点センサ45,46等
により、特定エリア外に出た場合に報知を解除し、又、
距離検出部67により計測した走行距離が予め設定した
設定値より大きくなったときに報知を解除するようにし
ているが、何れか一方のみ検知し、報知の解除等を行わ
せても良いことは勿論である。
【0065】[発明の実施の形態2]図7及び図8に
は、この発明の実施の形態2を示す。
【0066】この実施の形態2は、図7に示すように、
GPS受信機90が座標デコード回路部91を介して制
御部92に接続されると共に、車速センサ24,25が
車速センサ波形入力部63を介して制御部92に接続さ
れており、この制御部92がブザー駆動部65を介して
ブザー66に接続されている。その座標デコード回路部
91は、GPS受信機90から発信された信号を座標デ
ータに変換する部分である。
【0067】また、その制御部92は、座標デコード回
路部91からの信号が入力されてゴルフカート1の走行
路34における現在位置を認識する位置認識部93と、
特定のエリアの座標を記憶した記憶部94とを有してい
る。
【0068】その記憶部94には、特定エリアに関する
データが予め記憶されており、このデータと前記位置認
識部93から得た座標データとをエリア判断部95で照
合して、特定エリア内か否かを判断する。
【0069】また、車速センサ24,25からの信号に
より、ゴルフカート1が走行中か停止中かを判断する走
行判断部69が設けられている。
【0070】そして、そのエリア判断部95にて特定の
エリア内にいると判断され、且つ、走行判断部69にて
ゴルフカート1が走行していると判断された場合、車両
が接近したことを周囲の人間に報知するため、ブザー駆
動部65に指令を出す報知指令部97が設けられてい
る。
【0071】次に、かかる実施の形態2の作用について
図8に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0072】まず、ステップS20で、アラーム状態を
示すアラームフラグが立っているか、一時停止状態を示
すアラームフラグが立っているか、あるいは、特定エリ
ア内か否か判断される。
【0073】そして、それらの少なくとも1つの要件を
満足すれば、「YES」と判断され、ステップS21に
進み、すべての要件を満足しない場合には「NO」と判
断され、ステップS22に進む。
【0074】そのステップS22では、ブザー59が鳴
っている場合には停止され、鳴っていない場合には停止
状態を維持した後、ステップS20に戻る。
【0075】また、ステップS21では、車速センサ2
4,25から信号を受けて走行判断部69により、走行
中か否か判断され、走行中でなければ、「NO」と判断
されてステップS23に進む。
【0076】そのステップS23では、一時停止中を示
すアラームフラグを立てると共に、ブザー59が報知指
令部97により一時停止状態とされて、ステップS20
に戻る。
【0077】一方、ステップS23では、走行中であれ
ば、「YES」と判断されてステップS24に進む。ス
テップS24では、アラーム状態を示すアラームフラグ
を立てると共に、ブザー59が報知状態とされ、ステッ
プS20に戻る。
【0078】このようにすれば、ゴルフカート1がクラ
ブハウス等の特定エリア内を走行しているときにブザー
59を鳴らすようにしているため、走行中に騒音の少な
いゴルフカート1の場合でも、特定のエリア内におい
て、車両が接近したことを周囲の人間が認知し易くな
る。
【0079】また、走行路34上又は走行路34の近傍
に、特定のエリア内であることを発信するための発信部
(各エリアアラーム用定点部材41,42)を設置する
必要がないので、設備を簡略化できると共に安価に提供
できる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、自動走行車が特定のエリア内にいる場合
に報知するようにしたため、騒音の少ない車両でも、特
定のエリア内において当該車両が接近したことを周囲の
人間が認知し易くなる。また、特定のエリア外では報知
部を作動させないので、無用な報知を防止できる。
【0081】請求項2に記載の発明によれば、上記効果
に加え、特定のエリア内であることを発信するために設
置された発信部から発信された信号を受信する受信部を
備えることにより、自動走行車が特定のエリア内にいる
ことを確実に判断できる。
【0082】請求項3に記載の発明によれば、上記効果
に加え、走行路における自動走行車の現在位置を認識す
る位置認識部と、特定のエリアの座標を記憶した記憶部
とを備えることにより、走行路上又は走行路の近傍に、
特定のエリア内であることを発信するための発信部を設
置する必要がないので、設備を簡略化できると共に安価
に提供できる。
【0083】請求項4に記載の発明によれば、上記効果
に加え、自動走行車が走行中か停止中かを判断する走行
判断部を備え、この走行判断部により自動走行車が停車
していると判断されたときは、報知部による報知を停止
するようにしたため、特定のエリア内であっても走行車
が停車しているときは報知部を作動させないので、無用
な報知を防止できる。
【0084】請求項5に記載の発明によれば、上記効果
に加え、自動走行車の走行距離を検出するための距離検
出部を備え、自動走行車が特定のエリア内に入った地点
から現在位置までの走行距離を距離検出部により計測
し、距離検出部により計測した走行距離が予め設定した
設定値以上になったとき、報知部による報知を解除する
ようにしたため、報知を解除するための装置を単純化で
きると共に安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかるゴルフカート
の側面図である。
【図2】同実施の形態1にかかるゴルフカートの平面図
である。
【図3】同実施の形態1にかかるゴルフカートの構成を
示すブロック図である。
【図4】同実施の形態1にかかるメインスイッチの正面
図である。
【図5】同実施の形態1にかかる制御装置の要部の構成
を示すブロック図である。
【図6】同実施の形態1にかかる制御装置の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図7】この発明の実施の形態2にかかる制御装置の要
部の構成を示すブロック図である。
【図8】同実施の形態2にかかる制御装置の動作を説明
するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ゴルフカート(自動走行車) 2 走行用駆動モータ 24,25 車速センサ 41 セット用エリアアラーム定点部材(発信部) 42 解除用エリアアラーム定点部材(発信部) 44,45 定点センサ(受信部) 62,92 制御部 66 ブザー(報知部) 67 距離検出部 68,95 エリア判断部 69 走行判断部 70,97 報知指令部 90 GPS受信機 93 位置認識部 94 記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 雄谷 誠祐 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内 Fターム(参考) 5H301 AA03 BB13 EE05 FF16 FF17 GG07 GG14 LL02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動走行車が特定のエリア内にいるか否
    かを判断するエリア判断部を備え、該自動走行車が前記
    特定のエリア内にいると前記エリア判断部により判断さ
    れた場合、該自動走行車が接近したことを周囲の人間に
    報知するための報知部を備えたことを特徴とする自動走
    行車の制御装置。
  2. 【請求項2】 走行路上又は走行路の近傍に、特定のエ
    リア内であることを発信するために設置された発信部か
    ら発信された信号を受信する受信部を備え、前記発信部
    から発信された特定のエリアである旨の信号を前記受信
    部が受信したとき、特定のエリアであると前記エリア判
    断部が判断するようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載の自動走行車の制御装置。
  3. 【請求項3】 走行路における自動走行車の現在位置を
    認識する位置認識部と、特定のエリアの座標を記憶した
    記憶部とを備え、 前記自動走行車の現在位置が前記特定のエリア内である
    か否かを、前記位置認識部と前記記憶部とに基づいて判
    断するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の自
    動走行車の制御装置。
  4. 【請求項4】 自動走行車が走行中か停止中かを判断す
    る走行判断部を備え、該走行判断部により自動走行車が
    停車していると判断されたときは、報知部による報知を
    停止するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の
    何れか一つに記載の自動走行車の制御装置。
  5. 【請求項5】 自動走行車の走行距離を検出するための
    距離検出部を備え、前記自動走行車が特定のエリア内に
    入った地点から現在位置までの走行距離を距離検出部に
    より計測し、該距離検出部により計測した走行距離が予
    め設定した設定値より長くなったとき、報知部による報
    知を解除するようにしたことを特徴とする請求項1乃至
    4の何れか一つに記載の自動走行車の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006335312A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Denso Corp 車両報知システム、車載報知装置及び遠隔制御装置
JP2008140151A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Ipb:Kk 衝突警報システム

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JP2006335312A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Denso Corp 車両報知システム、車載報知装置及び遠隔制御装置
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