JP2002258792A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2002258792A
JP2002258792A JP2001055435A JP2001055435A JP2002258792A JP 2002258792 A JP2002258792 A JP 2002258792A JP 2001055435 A JP2001055435 A JP 2001055435A JP 2001055435 A JP2001055435 A JP 2001055435A JP 2002258792 A JP2002258792 A JP 2002258792A
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Masaaki Yamashita
正明 山下
Kenichi Honda
健一 本多
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電流制御型発光素子を用いた表示パネルの輝
度や色温度の経時変化補正を自動的に行う表示装置を提
供する。 【構成】 表示装置は、複数の画素を有し、前記画素の
それぞれが複数のサブピクセルを有する表示パネルと、
タイミング信号を入力し、表示位置を指定するライン制
御信号を出力するライン制御部と、前記表示パネルの通
電時間を計測する時間計測部と、前記通電時間を積算し
た積算通電時間を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶
された積算通電時間を入力し、前記積算通電時間に応じ
た係数を出力する関数部と、前記サブピクセルの発光量
を指定する入力信号と前記係数とを掛け、掛け算結果を
出力する乗算器と、前記掛け算結果を入力し、前記掛け
算結果に応じた前記サブピクセルの駆動信号を出力する
データ駆動部と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子の輝度変
化を自動的に補正する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、CRT(陰極線管)及びLCD
(液晶ディスプレイ)等の種々の表示装置が多数使用さ
れている。それらの表示装置は多かれ少なかれ表示輝度
や表示色温度(RGBの発光画素の発光輝度の相対値)
に経時変化を生じる。その経時変化が大きい表示装置に
おいては、長期間の使用により画面の輝度又は色温度が
初期設定時から大幅にずれてくると、表示装置を再調整
する必要があった。従来の表示装置においては、ユーザ
が経時変化に対応して画面の輝度又は色温度を再調整し
なければならなかった。ユーザは、明るさ調整や色バラ
ンス調整などを実際に画像を見ながら手動で調整してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】輝度や色温度の経時変
化が比較的ゆっくりとした表示装置ではその調整頻度が
少ないので、従来の方法でもユーザの負担は小さかっ
た。しかしながら、現在作られている電流制御型発光素
子を用いた表示装置は、発光素子の経時変化が大きく、
且つサブピクセル(発光素子)によって(発光色によっ
て)経時変化が異なる。電流制御型発光素子を用いた表
示装置は輝度や色温度の経時変化が比較的大きい故に、
ユーザが頻繁に経時変化に応じた輝度及び色温度の再調
整を行わなければならないという問題があった。電流制
御型発光素子を用いたディスプレイには、例えばFED
(フィールド・エミッション・ディスプレイ)及び有機
EL(エレクトロ・ルミネッセント)ディスプレイがあ
る。
【0004】本発明は、発光素子の輝度変化及び色温度
変化を自動的に補正し、ユーザが長期間無調整で使用で
きる表示装置を提供することを目的とする。本発明は、
発光素子の輝度変化及び色温度変化を自動的に補正し、
ユーザが長期間無調整で使用できる電流制御型発光素子
を用いた表示装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の構成に
より上記の課題を解決する。本発明の請求項1に記載の
発明は、複数の画素を有し、前記画素のそれぞれが複数
のサブピクセルを有する表示パネルと、タイミング信号
を入力し、表示位置を指定するライン制御信号を出力す
るライン制御部と、前記表示パネルの通電時間を計測す
る時間計測部と、前記通電時間を積算した積算通電時間
を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された積算通電
時間を入力し、前記積算通電時間に応じた係数を出力す
る関数部と、前記サブピクセルの発光量を指定する入力
信号を前記係数に基づいて補正する補正部と、前記補正
された入力信号を入力し、前記補正された入力信号に応
じた前記サブピクセルの駆動信号を出力するデータ駆動
部と、を有することを特徴とする表示装置である。
【0006】本発明の表示装置は、積算通電時間の値に
応じて入力信号に発光素子の輝度及び色温度の経時変化
を打ち消すように補正する。本発明は、簡単な構成で、
発光素子の輝度変化及び色温度変化を自動的に補正し、
ユーザが長期間無調整で使用できる表示装置を実現でき
るという作用を有する。本発明を経時変化の大きいFE
D及び有機EL等の電流制御型発光素子を用いた表示装
置に適用することにより、上記の効果が得られる。色温
度のみ自動的に補正しても良く、色温度と輝度とを自動
的に補正しても良い。乗算器は補正部に含まれる。乗算
器が入力信号に係数を掛けることは、入力信号を係数に
基づいて補正することに含まれる。「係数」は、全ての
サブピクセルに共通の1個の係数でも良く、サブピクセ
ル毎に別々の係数でも良い。好ましくは、サブピクセル
毎に別々の係数を決定する。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、複数の
画素を有し、前記画素のそれぞれが複数のサブピクセル
を有する表示パネルと、タイミング信号を入力し、表示
位置を指定するライン制御信号を出力するライン制御部
と、前記表示パネルの通電時間を計測する時間計測部
と、前記通電時間を積算した積算通電時間を記憶する記
憶部と、前記記憶部に記憶された積算通電時間を入力
し、前記積算通電時間に応じた係数を出力する関数部
と、前記サブピクセルの発光量を指定する入力信号と前
記係数とを掛け、掛け算結果を出力する乗算器と、前記
掛け算結果を入力し、前記掛け算結果に応じた前記サブ
ピクセルの駆動信号を出力するデータ駆動部と、を有す
ることを特徴とする表示装置である。
【0008】本発明の表示装置は、積算通電時間の値に
応じて入力信号に発光素子の輝度及び色温度の経時変化
を打ち消すようなゲインを掛ける。本発明は、簡単な構
成で、発光素子の輝度変化及び色温度変化を自動的に補
正し、ユーザが長期間無調整で使用できる表示装置を実
現できるという作用を有する。本発明を経時変化の大き
いFED及び有機EL等の電流制御型発光素子を用いた
表示装置に適用することにより、上記の効果が得られ
る。
【0009】サブピクセル毎に別々の係数を決めること
により、サブピクセル間で(発光色によって)発光素子
の経時変化が異なる発光素子の輝度変化及び色温度変化
を自動的に補正出来る。本発明を、例えば表示素子の経
時変化による輝度の減衰特性が、赤、青、緑のサブピク
セルでそれぞれ異なる表示装置に適用することが出来
る。
【0010】関数部は、全てのサブピクセルについて係
数を出力しなくても良く、乗算器は、全ての入力信号に
係数を掛けなくても良い。複数のサブピクセルを有する
表示パネルを有する表示装置において、1個のサブピク
セルについて請求項に記載の要件を具備する場合は、当
該表示装置は本発明の技術的範囲に含まれる。例えば、
実施例2の表示装置の様に、乗算器がRGBの入力信号
の中のR、Gの入力信号のみに係数を掛ける表示装置
も、他の要件を具備することを条件として、本発明の技
術的範囲に含まれる。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、複数の
前記サブピクセルの中の1個のサブピクセルを基準サブ
ピクセルとし、前記関数部は前記基準サブピクセル以外
のサブピクセルの前記積算通電時間に応じた係数を出力
し、乗算器は前記基準サブピクセル以外のサブピクセル
の発光量を指定する入力信号と前記係数とを掛け、掛け
算結果を出力することを特徴とする請求項2に記載の表
示装置である。
【0012】色相を再調整する技術は高度であり、ユー
ザが経時変化した色相を再調整することは難しい。一
方、輝度の調整は容易である。表示装置の周囲の明るさ
により最適な輝度は変化する。表示装置は一般にユーザ
が輝度レベルを任意に設定出来るようになっている。本
発明の表示装置においては、経時変化した色相のみ自動
的に補正し、経時変化した輝度の補正はしない。ユーザ
は、任意に輝度を補正する。本発明の表示装置において
は、基準サブピクセルの入力信号については、乗算処理
が不要である故に、乗算器の構成を簡素化できる。本発
明は、更に簡単な構成で、発光素子の色温度変化を自動
的に補正し、ユーザが長期間無調整で使用できる表示装
置を実現できるという作用を有する。又、請求項4に記
載の構成を設けることにより、本発明は、画面の高輝度
部分においても、正確な色相を表示する表示装置を実現
できるという作用を有する。
【0013】本発明の請求項4に記載の発明は、1画素
を構成している複数の前記サブピクセルの中の発光輝度
の経時変化が最も大きい(輝度の初期値に対する任意の
積算通電時間経過後の輝度の比率が最も減衰する)サブ
ピクセルを基準サブピクセルとすることを特徴とする請
求項3に記載の表示装置である。本発明は、画面の高輝
度部分においても、正確な色相を表示する表示装置を実
現できるという作用を有する(詳細な説明を実施例に記
載する。)。表示する色温度を自動的に補正し且つ寿命
の長い表示装置を実現できるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項5に記載の発明は、前記関
数部は、前記積算通電時間と前記係数との関係を記録し
た不揮発性メモリを有することを特徴とする請求項1又
は請求項2に記載の表示装置である。積算通電時間と最
適な係数の関係式は一般に複雑である(例えば高い次数
の多次元方程式で表される。)。本発明の表示装置は、
積算通電時間と係数との関係を不揮発性メモリに記憶し
ている。不揮発性メモリは積算通電時間に対応させて係
数を記憶している。関係式を持たず、テーブル(不揮発
性メモリ)を用いて積算通電時間から係数に変換する故
に、任意の経時変化特性に沿った係数を出力することが
出来る。現在の積算通電時間に近い積算通電時間での最
適な係数をメモリから読み出し、読み出した係数を基に
現在の積算通電時間での最適の係数を簡単に且つサブピ
クセルの経時変化特性に沿って正確に算出する。
【0015】本発明の請求項6に記載の発明は、前記係
数が、前記積算通電時間を変数とする1つまたは複数の
1次関数で表されることを特徴とする請求項1又は請求
項2に記載の表示装置である。本発明は、簡単な関係式
により積算通電時間に応じて最適の係数を算出する表示
装置を実現できるという作用を有する。表示装置の小型
化、低消費電力化等が出来る。
【0016】本発明の請求項7に記載の発明は、表示領
域内に配置された複数の画素と、表示領域外に配置され
た画素である発光輝度管理画素とを有し、前記画素のそ
れぞれが複数のサブピクセルを有する表示パネルと、タ
イミング信号を入力し、表示位置を指定するライン制御
信号を出力するライン制御部と、前記発光輝度管理画素
の発光輝度を測定する輝度センサと、前記輝度センサの
出力信号に応じた係数を出力する関数部と、前記サブピ
クセルの発光量を指定する入力信号を前記係数に基づい
て補正する補正部と、前記補正された入力信号を入力し
て、前記補正された入力信号に応じた駆動信号を表示領
域内に配置された前記画素の前記サブピクセルに出力
し、任意の駆動信号を前記発光輝度管理画素の前記サブ
ピクセルに出力するデータ駆動部と、を有することを特
徴とする表示装置である。
【0017】個々の構成要素のバラツキ、使用環境の差
等の固有の要因により、個々の表示装置の発光素子の経
時変化はバラツク。本発明の表示装置は、画素の発光輝
度の経時変化を実際に測定可能な発光輝度管理画素を有
する。本発明は、簡単な構成で、それぞれの表示装置の
発光素子の実際の輝度変化及び色温度変化に応じて、色
温度及び輝度を自動的に高精度に補正し、ユーザが長期
間無調整で使用できる表示装置を実現できるという作用
を有する。色温度のみ補正しても良く、色温度と輝度と
を補正しても良い。本発明を経時変化の大きいFED及
び有機EL等の電流制御型発光素子を用いた表示装置に
適用することにより、ユーザが長期間無調整で使用でき
る表示装置を実現できる。係数は、全てのサブピクセル
に共通の1個の係数でも良く、サブピクセル毎に別々の
係数でも良い。好ましくは、サブピクセル毎に別々の係
数を決める。
【0018】本発明の請求項8に記載の発明は、複数の
前記入力信号を入力し、複数の前記入力信号の平均値を
演算して出力する平均値演算部を更に有し、前記補正部
は、前記入力信号と前記係数とを入力し、前記入力信号
と前記係数とを掛け、その結果である第1の掛け算結果
を出力する乗算器であって、前記データ駆動部は、前記
第1の掛け算結果及び前記平均値を入力して、前記第1
の掛け算結果に応じた駆動信号を表示領域内に配置され
た前記画素の前記サブピクセルに出力し、前記平均値に
応じた駆動信号を前記発光輝度管理画素の前記サブピク
セルに出力する、ことを特徴とする請求項7に記載の表
示装置である。
【0019】本発明の請求項9に記載の発明は、複数の
前記入力信号を入力し、複数の前記入力信号の平均値を
演算して出力する平均値演算部を更に有し、前記補正部
は、前記入力信号と前記平均値と前記係数とを入力し、
前記入力信号と前記係数とを掛け、その結果である第1
の掛け算結果を出力し、前記平均値と前記係数とを掛
け、その結果である第2の掛け算結果を出力する乗算器
であって、前記データ駆動部は、前記第1の掛け算結果
及び前記第2の掛け算結果を入力して、前記第1の掛け
算結果に応じた駆動信号を表示領域内に配置された前記
画素の前記サブピクセルに出力し、前記第2の掛け算結
果に応じた駆動信号を前記発光輝度管理画素の前記サブ
ピクセルに出力する、ことを特徴とする請求項7に記載
の表示装置である。
【0020】本発明の請求項10に記載の発明は、前記
補正部は、前記入力信号と前記係数とを入力し、前記入
力信号と前記係数とを掛け、その結果である第1の掛け
算結果を出力する乗算器であって、複数の前記第1の掛
け算結果を入力し、複数の前記第1の掛け算結果の平均
値を演算して出力する平均値演算部を更に有し、前記デ
ータ駆動部は、前記第1の掛け算結果及び前記複数の第
1の掛け算結果の平均値を入力して、前記第1の掛け算
結果に応じた駆動信号を表示領域内に配置された前記画
素の前記サブピクセルに出力し、前記複数の第1の掛け
算結果の平均値に応じた駆動信号を前記発光輝度管理画
素の前記サブピクセルに出力する、ことを特徴とする請
求項7に記載の表示装置である。
【0021】本発明の表示装置においては、発光輝度管
理画素が表示領域の画素と同じような経時変化をする。
本発明は、発光素子の実際の輝度変化及び色温度変化を
自動的に正確に補正する表示装置を実現出来るという作
用を有する。典型的には、複数の輝度センサの出力信号
(前記発光輝度管理画素の各サブピクセルの発光輝度を
示す。)が、それぞれ各サブピクセルの駆動信号に応じ
た所定の値になるように係数を決定するか、又は複数の
輝度センサの出力信号の相互の比率が、それぞれ各サブ
ピクセルの駆動信号に応じた所定の値になるように係数
を決定する。好ましくは、サブピクセル(発光素子)、
輝度センサ、関数部、乗算器及びデータ駆動部が閉ルー
プ(フィードバック制御ループ)を構成する。好ましく
は、入力信号の平均値(又は第2の掛け算結果又は第1
の掛け算結果の平均値)は、各サブピクセル毎の入力信
号の平均値(又は第2の掛け算結果又は第1の掛け算結
果の平均値)である。
【0022】本発明の請求項11に記載の発明は、複数
の前記発光輝度管理画素と、その各サブピクセルに対応
する複数の前記輝度センサと、を有し、複数の前記輝度
センサが前記発光輝度管理画素のそれぞれのサブピクセ
ルの発光輝度を測定し、前記関数部は、同色のサブピク
セルに対応する前記輝度センサの出力信号の平均値を算
出し、前記輝度センサの出力信号の平均値に応じた係数
を出力する、ことを特徴とする請求項7から請求項10
に記載の表示装置である。
【0023】本発明は、発光輝度管理画素の個々のバラ
ツキの影響を少なくして、それぞれの表示装置の発光素
子の実際の輝度変化及び色温度変化に応じて、色温度及
び輝度を自動的に補正する表示装置を実現できるという
作用を有する。
【0024】本発明の請求項12に記載の発明は、動作
モードとして通常表示モードと補正モードとを有し、前
記補正モードにおいては、前記データ駆動部は、所定の
値、又は所定の値と前記係数とを掛けた結果である第3
の掛け算結果を入力し、前記所定の値又は前記第3の掛
け算結果に応じた駆動信号を前記発光輝度管理画素の前
記サブピクセルに出力し、前記関数部は、前記輝度セン
サの出力を入力し、前記輝度センサの出力信号が所定の
値又は所定の比になるように前記係数を決定して出力
し、前記通常表示モードにおいては、前記関数部は、前
記補正モードにおいて決定した前記係数を出力し、前記
乗算器及び前記データ駆動部は、請求項7から請求項1
0のいずれかの請求項の乗算器及びデータ駆動部として
動作する、ことを特徴とする請求項7から請求項10の
いずれかの請求項に記載の表示装置である。
【0025】入力信号に基づく駆動信号で発光輝度管理
画素を発光させた場合は、入力信号のレベルが非常に低
い場合(発光輝度が非常に暗い場合。特定のサブピクセ
ルの入力信号のみが非常に暗い場合も含む。)、係数の
精度が悪くなる。本発明の表示装置は補正モードを有す
る。補正モードにおいて、発光輝度管理画素は所定の値
又は第3の掛け算結果に応じた駆動信号で発光する。各
サブピクセルに対応する所定の値又は第3の掛け算結果
をある程度以上大きなレベルに設定することにより、常
に(入力信号のレベルにかかわらず)精度の高い係数を
算出出来る。
【0026】又、入力信号に基づく駆動信号を使用する
場合は、各サブピクセルの駆動信号の相対比がその都度
変化するが、補正モードにおいては、各サブピクセルの
駆動信号の相対比を一定にすることが出来る。これによ
り係数の演算が容易になる。表示装置が補正モードにな
るタイミングは任意である。例えば、表示パネルの通電
時間を積算した積算通電時間を記憶し、積算通電時間が
ある値(複数の値を定める。)に達する毎に表示装置が
補正モードになる。例えば、表示装置の電源を投入時に
補正モードになる。
【0027】本発明の請求項13に記載の発明は、前記
サブピクセルの中の1つのサブピクセルを基準サブピク
セルとし、前記基準サブピクセルについては、前記デー
タ駆動部は、前記入力信号及び複数の前記入力信号の平
均値を入力し、前記入力信号に応じた駆動信号を表示領
域内に配置された前記画素の前記サブピクセルに出力
し、複数の前記入力信号の平均値に応じた駆動信号を前
記発光輝度管理画素の前記サブピクセルに出力し、前記
基準サブピクセル以外のサブピクセルについては、前記
データ駆動部は、請求項8から請求項10のいずれかの
請求項に記載のデータ駆動部として動作する、ことを特
徴とする請求項8から請求項10のいずれかの請求項に
記載の表示装置である。
【0028】本発明の表示装置においては、経時変化し
た色相のみ(各サブピクセルの発光輝度の相対値のみ)
自動的に補正し、経時変化した輝度(各サブピクセルの
発光輝度の絶対値)の補正はしない。本発明の表示装置
においては、基準サブピクセルの入力信号については、
乗算処理が不要である故に、乗算器の構成を簡素化でき
る。各サブピクセルの発光輝度の初期値を記憶する不揮
発性メモリが不要になる。本発明は、更に簡単な構成
で、発光素子の色温度変化を自動的に補正し、ユーザが
長期間無調整で使用できる表示装置を実現できるという
作用を有する。又、請求項14に記載の構成を設けるこ
とにより、本発明は、画面の高輝度部分においても、正
確な色相を表示する表示装置を実現できるという作用を
有する。
【0029】本発明の請求項14に記載の発明は、前記
基準サブピクセルが、1画素を構成している複数のサブ
ピクセルの中の発光輝度の経時変化が最も大きいサブピ
クセルであることを特徴とする請求項13に記載の表示
装置である。本発明は、画面の高輝度部分においても、
正確な色相を表示する表示装置を実現できるという作用
を有する。
【0030】本発明の請求項15に記載の発明は、前記
関数部は、前記基準サブピクセル以外のサブピクセルの
前記輝度センサの出力信号と前記基準サブピクセルの前
記輝度センサの出力信号との相対比に基づいて係数を決
定し出力することを特徴とする請求項13に記載の表示
装置である。本発明は、簡単な構成で、発光素子の色温
度変化を自動的に補正し、ユーザが長期間無調整で使用
できる表示装置を実現できるという作用を有する。
【0031】例えば、初期状態において(積算通電時間
が十分に短い状態において)、一定の駆動信号で発光輝
度管理画素の基準サブピクセルB及び前記基準サブピク
セル以外のサブピクセル(他のサブピクセルと呼ぶ。)
R、Gを発光させ、その時の各輝度センサの出力信号の
相対比を目標比に設定する。例えば、他のサブピクセル
Rの輝度センサの出力信号/基準サブピクセルBの輝度
センサの出力信号=1.2(目標比)であったとする。
例えば補正モードにおいて、同一の駆動信号で(前記一
定の駆動信号で)発光輝度管理画素の基準サブピクセル
B及び他のサブピクセルR、Gを発光させ、その時の各
輝度センサの出力信号の相対比を計測する。例えば、他
のサブピクセルRの輝度センサの出力信号/基準サブピ
クセルBの輝度センサの出力信号=1.5(計測比)で
あるとする。この場合は、係数×計測比=目標比になる
ように係数を決定する。例示の場合では係数KRを、下
記の値に決定する。 KR=1.2/1.5=0.8 これにより、各輝度センサの出力信号の相対比が目標比
に一致する。
【0032】例えば、初期状態において(積算通電時間
が十分に短い状態において)、一定の駆動信号で発光輝
度管理画素の基準サブピクセルB及び他のサブピクセル
R、Gを発光させ、その時の各輝度センサの出力信号の
相対比を目標比に設定する。目標比設定時の他のサブピ
クセルRの駆動信号と基準サブピクセルBの駆動信号と
の比(目標比設定時の駆動信号比)を記憶する。「他の
サブピクセルの駆動信号/基準サブピクセルの駆動信
号」を「駆動信号比」と呼ぶ。複数の入力信号の平均値
に応じた駆動信号で発光輝度管理画素の基準サブピクセ
ルG及び他のサブピクセルR、Gを発光させ、その時の
各輝度センサの出力信号の相対比を計測する。例えば、
複数の入力信号の平均値に応じた駆動信号比(計測時の
駆動信号比)が、目標比設定時の駆動信号比と異なる場
合には、駆動信号比の差異を補正するように係数を決定
する。係数×計測比×(1/計測時の駆動信号比)=目
標比×(1/目標比設定時の駆動信号比)になるように
係数を決定する。
【0033】例えば、目標比設定時の駆動信号比=1.
3、目標比=1.2、計測時の駆動信号比1.1、計測
比=1.5とすると、係数Kは下記の値に決定する。 K=(1.2/1.5)×(1.1/1.3)=0.6
8 これにより、各輝度センサの出力信号の相対比が正しい
比になる。「相対比」は、(他のサブピクセルの輝度セ
ンサの出力信号/基準サブピクセルの輝度センサの出力
信号)に限られない。例えば(基準サブピクセルの輝度
センサの出力信号/他のサブピクセルの輝度センサの出
力信号)でも良い。
【0034】本発明の請求項16に記載の発明は、前記
関数部は前記輝度センサの出力信号の初期値を記憶した
記憶部と、前記輝度センサの出力信号の現在の値と前記
初期値との比を演算する比率演算部とを有することを特
徴とする請求項7から請求項10のいずれかの請求項に
記載の表示装置である。
【0035】本発明は、簡単な構成で、発光素子の色温
度変化及び輝度変化を自動的に補正し、ユーザが長期間
無調整で使用できる表示装置を実現できるという作用を
有する。好ましくは、記憶部は初期値を計測した時の各
サブピクセルの駆動信号の値も記憶する。
【0036】本発明の請求項17に記載の発明は、前記
平均値演算部は、それぞれ1画面の全画素の前記入力信
号の平均値、1画面の全画素の前記第2の掛け算結果、
1画面の全画素の前記第1の掛け算結果の平均値、1画
面の中の代表画素の前記入力信号の平均値、1画面の中
の代表画素の前記第2の掛け算結果、又は1画面の中の
代表画素の前記第1の掛け算結果の平均値を出力するこ
とを特徴とする請求項8から請求項10のいずれかの請
求項に記載の表示装置である。
【0037】1画面の全ての画素の入力信号の平均値等
を求めることにより、発光輝度管理画素は、正確な平均
値で発光して経時変化する。本発明の表示装置は、正確
に輝度及び色相の経時変化を補正することが出来る。代
表画素の入力信号の平均値等を求め、求めた値に基づい
て発光輝度管理画素を駆動することにより、本発明の表
示装置の平均値演算部を低速化(低消費電力化)及び小
型化出来る。適切な代表画素を選択することにより、本
発明の表示装置は、正確に輝度及び色相の経時変化を補
正することが出来る。
【0038】本発明の請求項18に記載の発明は、前記
代表画素が、表示領域の中から縦方向及び横方向にそれ
ぞれ一定の間隔で間引いて選択された画素、又は表示領
域の中心点を重心とする長方形の領域内に存在する画素
であることを特徴とする請求項17に記載の表示装置で
ある。小型で低速(低消費電力)の平均値演算部によ
り、正確な平均値を求めることが出来る。本発明の表示
装置は、正確に輝度及び色相の経時変化を補正すること
が出来る。
【0039】本発明の請求項19に記載の発明は、前記
輝度センサは前記発光輝度管理画素の各サブピクセル内
に組込まれていることを特徴とする請求項7から請求項
10のいずれかの請求項に記載の表示装置である。輝度
センサを各サブピクセル(発光素子)と一体に形成する
ことにより、発光素子と輝度センサとの相対的な位置精
度を確保することが出来る。本発明の表示装置は、発光
素子と輝度センサとの相対的な位置のバラツキの影響を
受けない。本発明は、発光素子の色温度変化及び輝度変
化を自動的に正確に補正し、ユーザが長期間無調整で使
用できる表示装置を実現できるという作用を有する。
【0040】本発明の請求項20に記載の発明は、表示
領域内に配置された複数の画素と、表示領域外に配置さ
れた画素である発光輝度管理画素と、前記発光輝度管理
画素の発光輝度を測定する輝度センサとを有し、前記画
素のそれぞれが複数のサブピクセルを有することを特徴
とする表示パネルである。
【0041】本発明は、本発明の表示パネルを表示装置
に使用することにより、表示装置の発光素子の実際の輝
度変化及び色温度変化に応じて、色温度及び輝度を自動
的により高精度に補正し、ユーザが長期間無調整で使用
できる表示装置を実現できるという作用を有する。FE
D及び有機EL等の電流制御型発光素子を用いた本発明
の表示パネルを表示装置に使用することにより、ユーザ
が長期間無調整で使用できる表示装置を実現できる。
【0042】本発明の請求項21に記載の発明は、前記
発光輝度管理画素が遮光部に覆われていることを特徴と
する請求項20に記載の表示パネルである。本発明の表
示パネルを表示装置に使用することにより、発光輝度管
理画素の光が外部から見えないようにしている。本発明
の表示パネルを使用する表示装置は、不要な光を出さな
い。又、輝度センサが外光の影響を受けない故に、発光
輝度管理画素の実際の輝度変化を正確に測定出来る。
【0043】本発明の請求項22に記載の発明は、前記
輝度センサは前記発光輝度管理画素の各サブピクセル内
に組込まれていることを特徴とする請求項20に記載の
表示パネルである。本発明の表示パネルを使用する表示
装置は、発光素子と輝度センサとの相対的な位置のバラ
ツキの影響を受けない。
【0044】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施をするための最
良の形態を具体的に示した実施例について、図面ととも
に記載する。 《実施例1》以下に図1、図2、図3、図4を用いて、
本発明の実施例1の表示装置を説明する。実施例1の表
示装置は、電流制御型素子を用いた表示装置である(有
機ELディスプレイを使用している。)。
【0045】図1は、実施例1の表示装置の構成を示
す。図1において、14は表示パネル、13は表示パネ
ル14に1〜mラインの表示位置を指定するライン制御
信号を出力するライン制御部、12はn画素分のサブピ
クセルの駆動信号を表示パネル14に出力するデータ駆
動部、1、2、3はそれぞれ赤信号(R)、緑信号
(G)、青信号(B)に対応する入力信号の入力端子、
4、5、6は乗算器、7は不揮発性メモリである関数
部、8は電源の積算通電時間を記録する不揮発性メモリ
である記憶部、15は時間計測部、9はクロック(CL
K Clock)入力端子、10は垂直同期信号(VD Ver
tical Drive)入力端子、11は水平同期信号(HD H
orizontal Drive)入力端子である。
【0046】表示パネル14は、m行n列の画素を有す
る(総数(n×m)個)有機ELディスプレイである。
各画素は、それぞれ赤色(R)、緑色(G)、青色
(B)で発光する3個のサブピクセル(発光素子)を有
する。現在作られている有機ELディスプレイの発光素
子は発光輝度が経時変化する。図2は、表示パネル14
のRGBの各サブピクセル(発光素子)の相対輝度の経
時変化を示す。各サブピクセルの発光輝度の初期値をそ
れぞれ1とする。
【0047】時間計測部15は、表示パネルの通電時間
を計測する。実施例の時間計測部15は、基準クロック
の入力数をカウントするカウンタを内蔵したマイクロコ
ンピュータである。時間計測部15は、記憶部8から積
算通電時間を読み出し、読み出した積算通電時間に計測
した通電時間を加算する。加算された積算通電時間を記
憶部8に格納する。計測した通電時間(マイクロコンピ
ュータ内に記憶されている。)を0にリセットし、再び
表示パネルの通電時間を計測する。これを一定の時間間
隔で繰り返す。
【0048】記憶部8は、積算通電時間を24ビットデ
ータとして格納する。その内の上位16ビットの出力端
子が、不揮発性メモリである関数部7のアドレス入力端
子に接続されている。上位16ビットの1ビットは1時
間に相当する。従って、カウンタの最大値は216=6
5000時間である。不揮発性メモリである関数部7
は、積算通電時間をアドレスデータとしたとき、指定さ
れたアドレスに、それぞれの積算通電時間におけるRG
Bそれぞれの最適の係数KR、KG、KBを格納してい
る。係数KR、KG、KBは、各サブピクセルの輝度の
経時変化を補正する係数である。関数部7は、記憶部8
が出力した16ビットデータ(アドレスデータ)に応じ
て、RGBそれぞれの最適の係数KR、KG、KBを出
力する。
【0049】入力端子4、5、6は、それぞれRGBの
サブピクセルの発光量を指定する入力信号VinR、V
inG、VinBを入力する。入力信号は、それぞれ乗
算器4、5、6に伝送される。クロック入力端子9、垂
直同期信号入力端子10及び水平同期信号入力端子11
は、入力信号に同期して、それぞれクロック信号(入力
信号のサンプリングクロック)CLK、垂直同期信号V
D及び水平同期信号HDを入力する。これらの信号は、
請求項の記載のタイミング信号に含まれる。乗算器4、
5、6はそれぞれRGBの入力信号VinR
inG、VinBと係数KR、KG、KBとを入力
し、入力信号と係数とを掛け算し、掛け算結果(V
inR×KR)、(VinG×KG)、(VinB×K
B)を出力する。
【0050】データ駆動部12は1ライン(n個の画素
=(n×3)個のサブピクセル)のシフトレジスタを有
し、クロック信号に応じて掛け算結果(VinR×K
R)、(VinG×KG)、(VinB×KB)を入力
する。1ラインの掛け算結果をロードした後、当該掛け
算結果に比例した駆動信号をX、X、・・・、X
の出力端子より出力する。掛け算結果に比例した駆動信
号は、請求項の記載の「掛け算結果に応じた駆動信号」
に含まれる。ライン制御部13は、データ駆動部12が
出力した駆動信号により表示されるラインの表示位置を
指定する。ライン制御部13はクロック信号CLK、垂
直同期信号VD及び水平同期信号HDを入力する。ライ
ン制御部13は出力端子Y、Y、Y、・・・、Y
を有し、第iラインを表示する場合は、Y端子をア
クティブにする。次の水平同期信号HDを入力すると、
アクティブになるラインをY端子からYi+1端子に
変える。Y端子の次には、垂直同期信号VDを入力し
てY端子をアクティブにする。ライン制御部13で指
定されたラインの画素(表示パネル14の画素)が、デ
ータ駆動部12が出力する駆動信号により発光する。
【0051】図2に示すように、RGBの各サブピクセ
ルの中で、サブピクセルBの輝度が最も経時的に変化す
る(減少する。)。関数部7は、経時的に最も輝度が減
少するサブピクセルBの係数KBを常に1とする(サブ
ピクセルBを基準サブピクセルとする。)。サブピクセ
ルR及びサブピクセルGの係数は、RGBの各サブピク
セルが図2の経時変化をした場合に、RGBの掛け算結
果(VinR×KR)、(VinG×KG)、(V
inB×KB)が同じように経時的に減少する様に定め
る。即ち、R及びGの掛け算結果(VinR×KR)、
(VinG×KG)の経時変化をBの入力信号VinB
(KB=1である故にVinB=掛け算結果(VinB
×KB)である。)の経時変化に揃える。
【0052】RGBの各サブピクセルの輝度をそれぞれ
(t)、L(t)、L(t)とする。tは積算
通電時間であって、各サブピクセルの輝度の初期値はL
(0)、L(0)、L(0)である。積算通電時
間tにおける係数KR、KG、KBは、それぞれ下記
の式に従って求める。 KR={L(t)×L(0)}/{L(0)×
(t)} KG={L(t)×L(0)}/{L(0)×
(t)} KB=1 不揮発性メモリである関数部7は、上記の式に従って求
めた係数を格納している。図3は、関数部7が出力する
係数KR、KG、KBと積算通電時間との関係を示す。
【0053】図4に、表示パネル14のRGBの各サブ
ピクセルの相対輝度の経時変化を示す。各サブピクセル
の発光輝度の初期値をそれぞれ1とする。図4に示すよ
うに、RGBの各サブピクセルの相対輝度の経時変化
は、図2のサブピクセルBの相対輝度の経時変化に一致
する。これにより、積算通電時間とともに表示パネル1
4の輝度が減少するが、表示パネル14が表示する色温
度が自動的に補正される。色温度は変化しない。
【0054】一般に表示装置の画面の輝度は容易に調整
出来る。表示装置の周囲の明るさにより最適の画面の輝
度は変化し、ユーザは画面の輝度を調整することに慣れ
ている場合が多い。一方、色温度の調整は困難である
故、表示画面の色温度を自動調整することが商品に付加
する価値は大きい。実施例1においては、RとGの相対
輝度の経時変化をBに合わせたが、関数部7の積算通電
時間と係数の関係を変更することにより、GとBとの相
対輝度の経時変化をRに揃えることも(サブピクセルR
を基準サブピクセルとする。)、RとBとの相対輝度の
経時変化をGに揃えることも(サブピクセルGを基準サ
ブピクセルとする。)出来る。又、RGBの相対輝度が
初期値から変化しない様に係数を定めることも出来る。
【0055】好ましくは、実施例1の表示装置の様に、
経時的に最も輝度が減少するサブピクセルを基準サブピ
クセルとし、他のサブピクセルの発光輝度が基準ピクセ
ルと同じように経時変化する様に、他のサブピクセルの
係数を定める。即ち、色温度(色相)が経時的に変化し
ない様に基準サブピクセル以外のサブピクセルの係数を
決める。経時変化が最も大きい(経時変化により最も輝
度レベルが低下する)サブピクセルを基準サブピクセル
とすることにより、基準サブピクセル以外のサブピクセ
ルの係数は1以下の正数になる。
【0056】表示装置は、一般に最大輝度レベルを定め
ており(例えば255)、入力信号のレベルは最大輝度
レベル以下でなければならない。経時変化が最も大きい
(経時変化により最も輝度レベルが低下する)サブピク
セル以外のサブピクセルを基準サブピクセルとするなら
ば、経時変化が最も大きいサブピクセル(例えば青)の
係数は1を超える(例えば1.2とする。)。もし係数
が1以上の正数であり、サブピクセルの発光量を指定す
る入力信号と係数とを掛けた掛け算結果が最大輝度レベ
ルを超える場合は、掛け算結果は最大輝度レベルに置き
換えられる(最大輝度レベルでクリップされる。輝度レ
ベルが飽和する。)。最大レベルの白の信号(赤(R)
=255、緑(G)=255、青(B)=255とす
る。)が入力されるとする。正しい色相を表示するため
には青の信号レベルは255×1.2=306でなけれ
ばならない。しかし青の信号レベルは、306から最大
信号レベルである255に置き換えられる。そのため、
高輝度の入力信号においては係数による補正が不完全に
なり、画面の高輝度部分の色相が不正確になる。
【0057】経時的に最も輝度が減少するサブピクセル
を基準サブピクセルとする表示装置においては、基準サ
ブピクセル以外のサブピクセルの係数は1以下の正数に
なる故に、入力信号(最大輝度レベル以下であるとす
る。)と係数を掛けた掛算結果が最大輝度レベルを超え
る(最大輝度レベルでクリップされる)ことはない。そ
のため、高輝度の入力信号が入力された場合にも、1以
下の係数を乗算した駆動信号で表示素子を発光させる故
に、正確な色温度(色相)を表示する。又、基準サブピ
クセル以外のサブピクセルの係数を1以下の正数にする
ことにより、各サブピクセルに流す電流が少なくなるの
で、各サブピクセルの経時変化が小さくなる。
【0058】他の実施例においては、記憶部8は不揮発
性メモリと6ビットのデータラッチ回路を有する。不揮
発性メモリは実施例1の記憶部8と同様に積算通電時間
を24ビットデータとして格納する。6ビットのデータ
ラッチ回路は、マイクロコンピュータ(時間計測部1
5)から伝送された6ビットデータをラッチする。関数
部7は、6ビットのアドレス入力端子と8ビットのデー
タ入出力端子を有する3個の不揮発性メモリを含む。各
不揮発性メモリはRGBそれぞれの係数KR、KG、K
Bを出力する。3個の不揮発性メモリは、係数である4
1H〜80Hのデータ(16進数表示)を格納してい
る。
【0059】時間計測部15であるマイクロコンピュー
タは、実施例1の時間計測部15と同様の機能を果たす
他、第1の不揮発性メモリから24ビットデータである
積算通電時間を読み出す。マイクロコンピュータは、係
数KR、KG、KBが80Hから41Hまで1刻みで変
化するときの積算通電時間の閾値(全部で(2−1)
個)を内蔵している。マイクロコンピュータは、積算通
電時間と閾値とを比較し、積算通電時間を0から31
(1FH)までの6ビットデータに変換する。6ビット
データを記憶部8のデータラッチ回路に伝送する。
【0060】データラッチ回路は6ビットデータを関数
部7のアドレス入力端子に送る。関数部7の3個の不揮
発性メモリは、現在の積算通電時間におけるRGBそれ
ぞれの最適の係数KR、KG、KBを出力する。例え
ば、積算通電時間が0時間であればアドレス0に格納さ
れているデータ80Hを出力する(10進数の1に相当
する。)。積算通電時間が増加して閾値を1つずつ越え
るに、従いアドレスが1、2、3、・・・、1EH、3
FHに変化し、それぞれのアドレスに格納されているデ
ータ7FH、7EH、7DH、・・・、42H、41H
を出力する。例えば係数7FHは10進数の0.992
に相当する。上記の例では、積算通電時間が増加するに
従い係数は1から次第に減少するが、積算通電時間が増
加するに従い係数が増加しても良い。
【0061】更に他の実施例においては、記憶部8は不
揮発性メモリを有する。不揮発性メモリは実施例1の記
憶部8と同様に積算通電時間を24ビットデータとして
格納する。関数部7は、3個の8ビットデータラッチ回
路を有し、時間計測部15であるマイクロコンピュータ
に接続されている(関数部7は記憶部8に接続されてい
ない。)。各8ビットデータラッチ回路はRGBそれぞ
れの係数KR、KG、KB(8ビットデータ)をラッチ
し、出力する。
【0062】時間計測部15であるマイクロコンピュー
タは、実施例1の時間計測部15と同様の機能を果たす
他、第1の不揮発性メモリから24ビットデータである
積算通電時間を読み出し、関数部7の3個の8ビットデ
ータラッチ回路にRGBそれぞれの係数KR、KG、K
B(8ビットデータ)を伝送する。マイクロコンピュー
タは、積算通電時間が初期値、100時間、1000時
間、2000時間、10000時間になった時の係数K
R、KG、KBの最適値をROMに記憶している。マイ
クロコンピュータは、記憶部8から現在の積算通電時間
を読み出す。マイクロコンピュータのROMに記憶して
いる積算通電時間(初期値、100時間、1000時
間、2000時間、10000時間)の中から、現在の
積算通電時間Tの前後の一番近い時間T及びT(T
<T<T)を選択する。例えば現在の積算通電時間
が500時間であれば、T=100時間とT=10
00時間である。
【0063】次に、時間Tにおける係数KR=KR
(T)、KG=KG(T)、KB=KB(T)と
時間Tにおける係数KR=KR(T)、KG=KG
(T)、KB=KB(T)とに基づいて、時間Tに
おける係数KR=KR(T)、KG=KG(T)、KB
=KB(T)を近似的に計算する。簡易的には下記の様
に1次関数で近似する。 KR(T)={KR(T)×(T−T)+KR(T
)×(T−T)}/(T−T) KG(T)={KG(T)×(T−T)+KG(T
)×(T−T)}/(T−T) KB(T)={KB(T)×(T−T)+KB(T
)×(T−T)}/(T−T
【0064】好ましくは、時間軸を対数変換した後、1
次関数で近似する。係数KR、KG、KBを同一の1次
関数(1個の1次関数)で近似してもよく、係数KR、
KG、KBをそれぞれ別個の1次関数で近似しても良
い。マイクロコンピュータは、時間Tにおける係数K
R、KG、KBを算出し、算出した係数を関数部7の3
個の8ビットデータラッチ回路に伝送する。関数部7
は、RGBそれぞれの係数KR、KG、KBをラッチ
し、出力する。
【0065】《実施例2》以下に図2、図3、図4、図
5を用いて、本発明の実施例2の表示装置を説明する。
実施例2の表示装置は、電流制御型素子を用いた表示装
置である(有機ELディスプレイを使用している。)。
【0066】図5は、実施例2の表示装置の構成を示
す。図5において、14は表示パネル、13は表示パネ
ル14に1〜mラインの表示位置を指定するライン制御
信号を出力するライン制御部、12はn画素分のサブピ
クセルの駆動信号を表示パネル14に出力するデータ駆
動部、1、2、3はそれぞれ赤信号(R)、緑信号
(G)、青信号(B)に対応する入力信号の入力端子、
4、5は乗算器、7は不揮発性メモリである関数部、8
は電源の積算通電時間を記録する不揮発性メモリである
記憶部、15は時間計測部、9はクロック(CLK Cl
ock)入力端子、10は垂直同期信号(VD Vertical
Drive)入力端子、11は水平同期信号(HD Horizon
tal Drive)入力端子である。
【0067】図5において、実施例1(図1)と同一の
ブロックには同一の符号を付している。実施例2の表示
装置は、B入力信号と係数KBとを掛け算する乗算器6
を有していない点において、実施例1の表示装置と異な
る。それ以外に付いては、実施例1の表示装置は実施例
2の表示装置と同じ構成を有する。図5において、記憶
部8、時間計測部15、データ駆動部12、ライン制御
部13、表示パネル14、入力端子1、2、3、9、1
0、11は図1と同じであるので説明を省略する。以
下、実施例1と異なる点を中心に、実施例2を説明す
る。
【0068】不揮発性メモリである関数部7は、積算通
電時間をアドレスデータとしたとき、指定されたアドレ
スに、それぞれの積算通電時間におけるR、Gの最適の
係数KR、KGを格納している。係数KR、KGは、サ
ブピクセルR、Gの輝度の経時変化を補正する係数であ
る。関数部7は、記憶部8が出力した16ビットデータ
(アドレスデータ)に応じて、R、Gそれぞれの最適の
係数KR、KGを出力する。実施例2においては、基準
サブピクセルであるBの係数KBは使用しない。実質的
には、KB=1と等価である。入力端子4、5、6は、
それぞれRGBのサブピクセルの発光量を指定する入力
信号VinR、VinG、VinBを入力する。入力信
号VinR、VinGは、それぞれ乗算器4、5に伝送
され、入力信号VinBは直接データ駆動部12に入力
される。乗算器4、5はそれぞれR、Gの入力信号V
inR、VinGと係数KR、KGとを入力し、入力信
号と係数とを掛け算し、掛け算結果(VinR×K
R)、(VinG×KG)を出力する。
【0069】データ駆動部12は1ライン(n画素)の
シフトレジスタを有し、クロック信号に応じて掛け算結
果(VinR×KR)、(VinG×KG)及び入力信
号V inBを入力する。1ラインの掛け算結果等をロー
ドした後、当該掛け算結果等に比例した駆動信号を
、X、・・・、Xの出力端子より出力する。ラ
イン制御部13で指定されたラインの画素(表示パネル
14の画素)が、データ駆動部12が出力する駆動信号
により発光する。
【0070】サブピクセルR及びサブピクセルGの係数
(関数部7が記憶している。)は、RGBの各サブピク
セルが図2の経時変化をした場合に、RGBの掛け算結
果(VinR×KR)、(VinG×KG)、VinB
が同じように経時的に減少する様に定める。即ち、R及
びGの掛け算結果(VinR×KR)、(VinG×K
G)の経時変化をBの入力信号VinBの経時変化に揃
える(Bを基準サブピクセルとする。)。
【0071】図2に示すように、RGBの各サブピクセ
ルの中で、サブピクセルBの輝度が最も経時的に変化す
る(減少する。)。RGBの各サブピクセルの輝度をそ
れぞれL(t)、L(t)、L(t)とする(各
サブピクセルの輝度の相対値の経時変化は図2に示され
る。)。tは積算通電時間であって、各サブピクセルの
輝度の初期値はL(0)、L(0)、L(0)で
ある。積算通電時間tにおける係数KR、KG、KB
は、それぞれ下記の式に従って求める。 KR={L(t)×L(0)}/{L(0)×
(t)} KG={L(t)×L(0)}/{L(0)×
(t)} 不揮発性メモリである関数部7は、上記の式に従って求
めた係数を格納している。図3は、関数部7が出力する
係数KR、KG、KBと積算通電時間との関係を示す。
【0072】図4に、表示パネル14のRGBの各サブ
ピクセルの相対輝度の経時変化を示す。各サブピクセル
の発光輝度の初期値をそれぞれ1とする。図4に示すよ
うに、RGBの各サブピクセルの相対輝度の経時変化
は、図2のサブピクセルBの相対輝度の経時変化に一致
する。これにより、積算通電時間とともに表示パネル1
4の輝度が減少するが、表示パネル14が表示する色温
度が自動的に補正される。色温度は変化しない。
【0073】《実施例3》以下に図2、図6、図7、図
8を用いて、本発明の実施例3の表示装置を説明する。
実施例3の表示装置は、電流制御型素子を用いた表示装
置である(有機ELディスプレイを使用している。)。
【0074】図6は、実施例3の表示装置の構成を示
す。図6において、17は表示パネル、13は表示パネ
ル17に1〜mラインの表示位置を指定するライン制御
信号を出力するライン制御部、12はn画素分のサブピ
クセルの駆動信号を表示パネル17に出力するデータ駆
動部、34は発光輝度管理画素22の各サブピクセルの
駆動信号を出力するデータ駆動部、1、2、3はそれぞ
れ赤信号(R)、緑信号(G)、青信号(B)に対応す
る入力信号の入力端子、4、5、6は乗算器、20は関
数部、16は平均値演算部、9はクロック(CLK Cl
ock)入力端子、10は垂直同期信号(VD Vertical
Drive)入力端子、11は水平同期信号(HD Horizon
tal Drive)入力端子である。
【0075】表示パネル17は、m行n列の表示領域
(有効領域)の画素(総数(n×m)個)、発光輝度管
理画素22及び3個の輝度センサ19を有する有機EL
ディスプレイである。各画素(有効領域の画素及び発光
輝度管理画素22)は、それぞれ赤色(R)、緑色
(G)、青色(B)で発光する3個のサブピクセル(発
光素子)を有する。表示パネル17のRGBの各サブピ
クセル(発光素子)は相対輝度が経時的に変化する。各
サブピクセルの相対輝度の経時変化を図2に示す。各サ
ブピクセルの発光輝度の初期値をそれぞれ1とする。発
光輝度管理画素22は表示領域の画素と同一の形状で同
一の大きさあって、表示領域外に配置されている。3個
の輝度センサ19は、それぞれ発光輝度管理画素の各サ
ブピクセルの発光輝度を測定する。
【0076】図7は表示パネル17を図6のI−Iの線
に沿って切った断面図であって、輝度センサ19の取付
け部分を拡大した図である。図7において19は輝度セ
ンサ、18はカバー(遮光部)、21は表示パネルの基
板、22は発光輝度管理画素のサブピクセル、23は表
示領域内の画素のサブピクセルである。カバー18は、
発光輝度管理画素22の発光が外部に漏れないように
し、且つ輝度センサ19に外光が入らないようにしてい
る。
【0077】図6において、実施例1(図1)と同一の
ブロックには同一の符号を付している。関数部20は、
RGBそれぞれの最適の係数KR、KG、KBを出力す
る。係数KR、KG、KBは、各サブピクセルの輝度の
経時変化を補正する係数である。係数KR、KG、KB
を算出する方法については後述する。
【0078】入力端子4、5、6は、それぞれRGBの
サブピクセルの発光量を指定する入力信号VinR、V
inG、VinBを入力する。入力信号は、それぞれ乗
算器4、5、6に伝送される。クロック入力端子9、垂
直同期信号入力端子10及び水平同期信号入力端子11
は、入力信号に同期して、それぞれクロック信号(入力
信号のサンプリングクロック)CLK、垂直同期信号V
D及び水平同期信号HDを入力する。乗算器4、5、6
はそれぞれRGBの入力信号VinR、VinG、V
inBと係数KR、KG、KB(関数部20が出力す
る。)とを入力し、入力信号と係数とを掛け算し、掛け
算結果(VinR×KR)、(VinG×KG)、(V
nB×KB)を出力する(請求項の記載の「第1の掛
け算結果」に相当する。)。
【0079】データ駆動部12は1ライン(n画素)の
シフトレジスタを有し、クロック信号に応じて掛け算結
果(VinR×KR)、(VinG×KG)、(V
inB×KB)を入力する。1ラインの掛け算結果をロ
ードした後、当該掛け算結果に比例した駆動信号を
、X、・・・、Xの出力端子より出力する。ラ
イン制御部13は、データ駆動部12が出力した駆動信
号により表示されるラインの表示位置を指定する。ライ
ン制御部13はクロック信号CLK、垂直同期信号VD
及び水平同期信号HDを入力する。ライン制御部13は
出力端子Y、Y、Y、・・・、Yを有し、第i
ラインを表示する場合は、Y端子をアクティブにす
る。次の水平同期信号HDを入力すると、アクティブに
なるラインをY端子からYi+1端子に変える。Y
端子の次には、垂直同期信号VDを入力してY端子を
アクティブにする。ライン制御部13で指定されたライ
ンの画素(表示パネル17の画素)が、データ駆動部1
2が出力する駆動信号により発光する。
【0080】実施例3の表示装置は、補正モードと通常
表示モードとを有する。表示領域の画素は、補正モード
においても通常表示モードにおいても、上記の方法によ
り発光する。通常表示モードは、発光輝度管理画素22
の各サブピクセルを表示領域の各サブピクセルと同程度
に発光させ、同程度に経時変化させるための期間であ
る。通常表示モードにおいては、平均値演算部16はR
GBの入力信号VinR、VinG、VinBを入力
し、1画面分の入力信号(n×m画素分の入力信号)の
RGBそれぞれの平均値VinavR、VinavG
inavBを算出し、出力する。データ駆動部34
は、平均値VinavR、VinavG、Vin avB
を入力し、各平均値に応じた駆動信号を出力する。デー
タ駆動部34の各駆動信号の出力回路は、データ駆動部
12の出力回路と同一の構成を有する。
【0081】1画面分の表示を終了した直後(ライン制
御部13がY端子からY端子までをアクティブにし
た後であって、垂直同期信号VDがアクティブになる期
間)、ライン制御部13はY端子をアクティブにす
る。発光輝度管理画素22のRGBの各サブピクセル
は、平均値VinavR、VinavG、VinavB
に応じた駆動信号を入力し、発光する。この発光時間は
表示領域内の各画素と同じ時間とする。上記の動作を各
画面毎に繰り返す。これにより、発光輝度管理画素22
の各サブピクセルは、表示領域の各サブピクセルと同程
度に経時変化する。
【0082】補正モードは表示領域の各サブピクセルの
発光輝度の経時変化を補正するための補正係数KR、K
G、KBを求めるための期間である。補正モードにおい
ては、平均値演算部16は、最大レベルの信号を出力す
る。データ駆動部34は、最大レベルに応じた駆動信号
を出力し、発光輝度管理画素22の各サブピクセルは最
大輝度で発光する。3個の輝度センサ19は、それぞれ
発光輝度管理画素22の各サブピクセルの光を入力し、
入力光に応じた検出信号を出力する。
【0083】関数部20は3個の輝度センサ19の検出
信号を入力する。関数部20は、不揮発性メモリと演算
部とを有する。関数部20の不揮発性メモリは、補正モ
ードでの各輝度センサの検出信号の初期値を保持してい
る。関数部20の演算部は、不揮発性メモリから読み出
した検出信号の初期値と、現在の補正モードでの各輝度
センサの検出信号との比を計算する。
【0084】RGBの各輝度センサの検出信号をV
detR(t)、VdetG(t)、V detB(t)
とする(tは表示パネルの積算通電時間)。補正モード
でのRGBの各輝度センサの検出信号の初期値(t=
0)をVdetR(0)、Vdet (0)、V
detB(0)とし、現在(t=t)の補正モードで
のRGBの各輝度センサの検出信号をV
detR(t)、VdetG(t)、V
det (t)とする。関数部20の演算部は、各サ
ブピクセル毎の係数KR、KG、KBを下記の式により
求める。 KR=VdetR(0)/VdetR(t) KG=VdetG(0)/VdetG(t) KB=VdetB(0)/VdetB(t
【0085】関数部20の演算部は算出した係数KR、
KG、KBを不揮発性メモリに記憶し、出力する。補正
モードが終了し、通常表示モードに戻る。補正モードに
おいても通常表示モードにおいても、関数部20は係数
KR、KG、KBを出力する。上述の様に、乗算器4、
5、6はそれぞれ係数KR、KG、KBを入力し、入力
信号と掛け算する。図8は、実施例3の表示装置が積算
通電時間100時間、1000時間、2000時間、1
0000時間において補正モードを実行した場合の、R
GBの各サブピクセルの発光輝度(入力信号に係数を掛
けて補正した結果である発光輝度)の経時変化を示す。
各サブピクセルの発光輝度の初期値をそれぞれ1とす
る。
【0086】図2に示す表示パネル17の発光輝度の経
時変化特性に比べて、補正を行うことにより、実施例3
の表示装置の発光輝度及び色温度の経時変化は大幅に改
善されている(図8)。補正モードをさらに細かい積算
通電時間間隔で行うことにより、発光輝度と色温度の経
時変化を更に高精度に補正することが出来る。
【0087】実施例3の表示装置は、補正モードと通常
表示モードとを有する。他の実施例の表示装置において
は、補正モードを持たない。常に実施例3の通常表示モ
ードの動作を行う。他の実施例の表示装置においては、
表示装置が積算通電時間100時間、1000時間、2
000時間、10000時間を越えた後、最初に、RG
Bの入力信号の平均値VinavR、VinavG、V
inavBが全て一定値以上になった時(これは正確な
係数を求めるための条件である。)、係数の更新を行
う。
【0088】3個の係数が全て一定値以上になった時、
関数部20は3個の輝度センサ19の検出信号(発光輝
度管理画素22の各サブピクセルの光の検出信号)を入
力する。関数部20は、不揮発性メモリと演算部とを有
する。関数部20の不揮発性メモリは、各輝度センサの
検出信号の初期値と初期値を測定した時のRGBの入力
信号の平均値VinavR(0)、V
inavG(0)、VinavB(0)とを保持してい
る。関数部20の演算部は、不揮発性メモリから読み出
した検出信号の初期値と、現在の各輝度センサの検出信
号との比を計算する。
【0089】RGBの入力信号の平均値をVinavR
(t)、VinavG(t)、V navB(t)、R
GBの各輝度センサの検出信号をVdetR(t)、V
de tG(t)、VdetB(t)とする(tは表示パ
ネルの積算通電時間)。RGBの各輝度センサの検出信
号の初期値(t=0)をVdetR(0)、Vdet
(0)、VdetB(0)とし、現在(t=t)のR
GBの入力信号の平均値をVinavR(t)、V
inavG(t)、VinavB(t)、RGBの
各輝度センサの検出信号をVdetR(t)、V
detG(t)、V detB(t)とする。関数部
20の演算部は、現在(t=t)の各サブピクセル毎
の係数KR、KG、KBを下記の式により求める。 KR={VdetR(0)×VinavR(t)}/
{VdetR(t)×VinavR(0)} KG={VdetG(0)×VinavG(t)}/
{VdetG(t)×VinavG(0)} KB={VdetB(0)×VinavB(t)}/
{VdetB(t)×VinavB(0)}
【0090】関数部20の演算部は算出した係数KR、
KG、KBを不揮発性メモリに記憶し、出力する。補正
モードが終了し、通常表示モードに戻る。これにより、
実施例3の表示装置と同様の効果が得られる。
【0091】《実施例4》以下に図2、図3、図4、図
7、図9、図12、図13を用いて、本発明の実施例4
の表示装置を説明する。実施例4の表示装置は、電流制
御型素子を用いた表示装置である(有機ELディスプレ
イを使用している。)。
【0092】図9は、実施例4の表示装置の構成を示
す。図9において、24は表示パネル、13は表示パネ
ル24に1〜mラインの表示位置を指定するライン制御
信号を出力するライン制御部、12はn画素分のサブピ
クセルの駆動信号を表示パネル24に出力するデータ駆
動部、34は発光輝度管理画素22の各サブピクセルの
駆動信号を出力するデータ駆動部、1、2、3はそれぞ
れ赤信号(R)、緑信号(G)、青信号(B)に対応す
る入力信号の入力端子、4、5、25、26は乗算器、
28、29、30は加算器、20は関数部、16は平均
値演算部、9はクロック(CLK Clock)入力端子、
10は垂直同期信号(VD Vertical Drive)入力端
子、11は水平同期信号(HDHorizontal Drive)入力
端子である。
【0093】表示パネル24は、m行n列の表示領域
(有効領域)の画素(総数(n×m)個)、2個の発光
輝度管理画素22及び6個の輝度センサ19を有する有
機ELディスプレイである。各画素(有効領域の画素及
び発光輝度管理画素22)は、それぞれ赤色(R)、緑
色(G)、青色(B)で発光する3個のサブピクセル
(発光素子)を有する。表示パネル24のRGBの各サ
ブピクセル(発光素子)は相対輝度が経時的に変化す
る。各サブピクセルの相対輝度の経時変化を図2に示
す。各サブピクセルの発光輝度の初期値をそれぞれ1と
する。発光輝度管理画素22は表示領域の画素と同一の
形状で同一の大きさあって、表示領域外に配置されてい
る。6個の輝度センサ19は、それぞれ2個の発光輝度
管理画素の各サブピクセルの発光輝度を測定する。
【0094】図7は表示パネル24を図9のII−IIの線
に沿って切った断面図であって、輝度センサ19の取付
け部分を拡大した図である(図7で符号17を24に読
み換える。)。図7において19は輝度センサ、18は
カバー(遮光部)、21は表示パネルの基板、22は発
光輝度管理画素のサブピクセル、23は表示領域内の画
素のサブピクセルである。カバー18は、発光輝度管理
画素22の発光が外部に漏れないようにし、且つ輝度セ
ンサに外光が入らないようにしている。
【0095】図9において、実施例1(図1)と同一の
ブロックには同一の符号を付している。関数部20は、
R、Gそれぞれの最適の係数KR、KGを出力する。係
数KR、KGは、各サブピクセルの輝度の経時変化を補
正する係数である。係数KR、KGを算出する方法につ
いては後述する。Bは基準サブピクセルである故に係数
KBを出力しない。実質的には、係数KB=1と等価で
ある。
【0096】入力端子4、5、6は、それぞれRGBの
サブピクセルの発光量を指定する入力信号VinR、V
inG、VinBを入力する。入力信号は、それぞれ乗
算器4、5及びデータ駆動部12に伝送される。クロッ
ク入力端子9、垂直同期信号入力端子10及び水平同期
信号入力端子11は、入力信号に同期して、それぞれク
ロック信号(入力信号のサンプリングクロック)CL
K、垂直同期信号VD及び水平同期信号HDを入力す
る。乗算器4、5はそれぞれR、Gの入力信号
inR、VinGと係数KR、KG(関数部20が出
力する。)とを入力し、入力信号と係数とを掛け算し、
掛け算結果(VinR×KR)、(VinG×KG)を
出力する。
【0097】データ駆動部12は1ライン(n画素)の
シフトレジスタを有し、クロック信号に応じて掛け算結
果(VinR×KR)、(VinG×KG)(乗算器
4、5の出力信号)及び基準サブピクセルBの入力信号
inB(入力端子3)を入力する。1ラインの掛け算
結果等をロードした後、当該掛け算結果等に比例した駆
動信号をX、X、・・・、Xの出力端子より出力
する。ライン制御部13は、データ駆動部12が出力し
た駆動信号により表示されるラインの表示位置を指定す
る。ライン制御部13はクロック信号CLK、垂直同期
信号VD及び水平同期信号HDを入力する。ライン制御
部13は出力端子Y、Y、Y、・・・、Yを有
し、第iラインを表示する場合は、Y端子をアクティ
ブにする。次の水平同期信号HDを入力すると、アクテ
ィブになるラインをY端子からYi+1端子に変え
る。Y端子の次には、垂直同期信号VDを入力してY
端子をアクティブにする。ライン制御部13で指定さ
れたラインの画素(表示パネル24の画素)が、データ
駆動部12が出力する駆動信号により発光する。
【0098】実施例4の表示装置は、補正モードと通常
表示モードとを有する。表示領域の画素は、補正モード
においても通常表示モードにおいても、上記の方法によ
り発光する。通常表示モードは、発光輝度管理画素22
の各サブピクセルを表示領域の各サブピクセルと同程度
に発光させ、同程度に経時変化させるための期間であ
る。通常表示モードにおいては、平均値演算部16はR
GBの入力信号VinR、VinG、VinBを入力
し、1画面(n×m画素分)の中の代表点の入力信号を
入力し、RGBそれぞれの代表点の入力信号の平均値V
inavR、Vina vG、VinavBを算出し、平
均値VinavR、VinavG、Vinav を出力
する。
【0099】代表点の配置例を図12、図13に示す。
図12において24は表示パネル、18はカバー、19
は輝度センサ、22は発光輝度管理画素、31は代表点
画素を示す。図12においては、横方向にn/8画素、
縦方向にm/6画素間隔に合計35画素の代表点画素を
選択している。図13において24は表示パネル、18
はカバー、19は輝度センサ、22は発光輝度管理画
素、32は代表点画素領域を示す。図13においては、
代表点画素領域32で示される破線の内側の画素全部を
代表点として選択している。代表点としては図12又は
図13のいずれの図面に示す画素を用いても良い。代表
点を適切に選択することにより、長期間の平均値を見れ
ば、実施例4の平均値演算部16の出力信号は、実施例
3の平均値演算部16の出力信号とほぼ同じになる。実
施例4の平均値演算部16は、実施例3の平均値演算部
16と比較して、単位時間当たりの計算量が少なくて済
む故に、回路の消費電力が少なく、演算能力が遅い簡易
的な回路(又はソフトウエアによる演算)で構成するこ
とが出来る。
【0100】乗算器25、26は、平均値演算部16の
出力信号である平均値VinavR、VinavGと、
関数部20が出力する係数KR、KG(乗算器4、5に
入力される係数KR、KGと同じ値である。)とを入力
し、掛け算する。乗算器25、26は、掛け算結果(V
inavR×KR)、(VinavG×KG)を出力す
る(請求項の記載の「第2の掛け算結果」に相当す
る。)。データ駆動部34は、掛け算結果(V
inavR×KR)、(VinavG×KG)及び平均
値VinavBを入力し、これらの信号に応じた駆動信
号を出力する。データ駆動部34の各駆動信号の出力回
路は、データ駆動部12の出力回路と同一の構成を有す
る。
【0101】1画面分の表示を終了した直後(ライン制
御部13がY端子からY端子までをアクティブにし
た後であって、垂直同期信号VDがアクティブになる期
間)、ライン制御部13はY端子をアクティブにす
る。発光輝度管理画素22のRGBの各サブピクセル
は、掛け算結果(VinavR×KR)、(V
inavG×KG)及び平均値VinavBに応じた駆
動信号を入力し、発光する。この発光時間は表示領域内
の各画素と同じ時間とする。上記の動作を各画面毎に繰
り返す。これにより、発光輝度管理画素22の各サブピ
クセルは、表示領域の各サブピクセルと同程度に経時変
化する。
【0102】補正モードは表示領域の各サブピクセルの
発光輝度の経時変化を補正するための補正係数KR、K
G、KBを求めるための期間である。補正モードにおい
ては、平均値演算部16は、最大レベルの信号を出力す
る。乗算器25、26の入力する係数KR、KGを全て
1に設定する。乗算器は最大レベルの信号を出力する
(請求項の記載の「所定の値」に相当する。)。データ
駆動部34は、最大レベルの駆動信号を出力する。発光
輝度管理画素22の各サブピクセルは最大輝度で発光す
る。6個の輝度センサ19は、それぞれ発光輝度管理画
素22の各サブピクセルの光を入力し、入力光に応じた
検出信号を出力する。加算器28、29、30は、それ
ぞれRGBの輝度センサの2個の検出信号を加算し、出
力する。関数部20は加算器28、29,30が出力し
た検出信号の加算信号を入力し、2で割って平均値を算
出する。平均値を算出することにより、2個の発光輝度
管理画素22の個々のバラツキの影響を抑圧することが
出来る。
【0103】関数部20は不揮発性メモリと演算部とを
有する。不揮発性メモリは、係数KR、KGを記憶して
いる。関数部20の演算部は、現在の補正モードでの各
輝度センサの検出信号の平均値の相対比に基づいて係数
KR及びKGを計算する。RGBの各輝度センサの検出
信号の平均値をVdetR(t)、VdetG(t)、
detB(t)とする(tは表示パネルの積算通電時
間)。関数部20の演算部は、各サブピクセル毎の現在
(t=t)の係数KR、KG、KBを下記の式により
求める。 KR={VdetR(0)×VdetB(t)}/
{VdetB(0)×V etR(t)} KG={VdetG(0)×VdetB(t)}/
{VdetB(0)×V etG(t)} 関数部20は、RGBの各輝度センサの検出信号の平均
値の初期値VdetR(0)、VdetG(0)、V
detB(0)を記憶しても良く、VdetR(0)/
detB(0)及びVdetG(0)/V
detB(0)の値を記憶し又は計算式に含めても良
い。例えばVdetR(0)=VdetB(0)、V
detG(0)=VdetB(0)である表示装置にお
いては、初期値を記憶する必要がない。
【0104】関数部20の演算部は算出した係数KR、
KGを不揮発性メモリに書き込み、係数の値を更新す
る。関数部20は係数KR、KGを出力する。補正モー
ドが終了し、通常表示モードに戻る。補正モードにおい
ても通常表示モードにおいても、関数部20はKR、K
Gを出力する。上述の様に、乗算器4、5はそれぞれ係
数KR、KGを入力し、入力信号と掛け算する。
【0105】補正モードは電源投入時直後などに行うと
効果的である。補正の結果、基準サブピクセルBの発光
輝度に対するサブピクセルR、Gの相対的な発光輝度
が、初期値と同じになる。表示パネル24は図2に示す
発光輝度の経時変化を有するが、表示装置は図4に示す
発光輝度の経時変化を有する。表示パネル24は明るさ
は経時変化するが、色温度は補正される。色温度は経時
変化しない。図3は、関数部20が出力する係数KR、
KG、KBと積算通電時間との関係を示す。
【0106】補正モードにおいて、乗算器25、26に
入力される係数KR、KGを通常表示モードでの係数と
同じ値にすることも出来る。乗算器25、26は(最大
レベルの信号×係数)の信号を出力する(請求項の記載
の「第3の掛け算結果」に相当する。)。関数部20の
演算部は、現在の係数を考慮して各サブピクセル毎の新
たな係数KR、KG、KBを決定する。
【0107】他の実施例の表示装置は、実施例4の表示
装置の構成要素に加えて、乗算器6、27を有する。乗
算器6は、入力端子3から入力したBの入力信号V
inBと関数部7が出力する係数KBとを入力し、掛け
算する。掛け算結果(VinB×KB)を出力し、デー
タ駆動部12に伝送する。乗算器27は、平均値演算部
16が出力する代表点の入力信号Bの平均値V
navBと関数部7が出力する係数KBとを入力し、掛
け算する。掛け算結果をデータ駆動部34に伝送する。
関数部20は、RGBそれぞれの最適の係数KR、K
G、KBを出力する。
【0108】データ駆動部12はクロック信号に応じて
掛け算結果(VinR×KR)、(VinG×KG)、
(VinB×KB)(乗算器4、5、6の出力信号)を
入力する。1ラインの掛け算結果をロードした後、当該
掛け算結果に比例した駆動信号をX、X、・・・、
の出力端子より出力する。ライン制御部13で指定
されたラインの画素(表示パネル24の画素)が、デー
タ駆動部12が出力する駆動信号により発光する。
【0109】当該他の実施例の表示装置は、補正モード
と通常表示モードとを有する。通常表示モードにおいて
は、平均値演算部16はRGBそれぞれの代表点の入力
信号の平均値VinavR、VinavG、V
inavBを出力する。乗算器25、26、27は、平
均値演算部16の出力信号である平均値Vin avR
inavG、VinavBと、関数部20が出力する
係数KR、KG、KBとを入力し、掛け算する。乗算器
25、26、27は、掛け算結果(VinavR×K
R)、(Vina vG×KG)、(VinB×KB)を
出力する(請求項の記載の「第2の掛け算結果」に相当
する。)。データ駆動部34は、各掛け算結果に応じた
駆動信号を出力する。ライン制御部13が出力するライ
ン制御信号に応じて、発光輝度管理画素22のRGBの
各サブピクセルは、掛け算結果(VinavR×K
R)、(Vina vG×KG)、(VinavB×K
B)に応じた駆動信号を入力し、発光する。この発光時
間は表示領域内の各画素と同じ時間とする。上記の動作
を各画面毎に繰り返す。これにより、発光輝度管理画素
22の各サブピクセルは、表示領域の各サブピクセルと
同程度に経時変化する。
【0110】補正モードは表示領域の各サブピクセルの
発光輝度の経時変化を補正するための補正係数KR、K
G、KBを求めるための期間である。補正モードにおい
ては、平均値演算部16は、最大レベルの信号を出力す
る。乗算器25、26、27の入力する係数KR、K
G、KBを全て1に設定する。データ駆動部34は、最
大レベルの駆動信号を出力する。発光輝度管理画素22
の各サブピクセルは最大輝度で発光する。6個の輝度セ
ンサ19はそれぞれ検出信号を出力する。加算器28、
29、30はRGBそれぞれの2個の検出信号を加算
し、加算結果を関数部20に伝送する。
【0111】関数部20は加算結果を2で割ってRGB
の検出信号の平均値VdetR(t)、V
detG(t)、VdetB(t)を算出する。関数部
20の不揮発性メモリは、RGBの検出信号の平均値の
初期値(t=0)VdetR(0)、V
etG(0)、VdetB(0)を記憶している。関
数部20の演算部は、時間t=tにおける各サブピク
セル毎の係数KR、KG、KBを下記の式により求め
る。 KR=VdetR(0)/VdetR(t) KG=VdetG(0)/VdetG(t) KB=VdetB(0)/VdetB(t
【0112】関数部20の演算部は算出した係数KR、
KG、KBを不揮発性メモリに書き込み、係数の値を更
新する。関数部20は係数KR、KG、KBを出力す
る。補正モードが終了し、通常表示モードに戻る。補正
モードにおいても通常表示モードにおいても、関数部2
0は係数KR、KG、KBを出力する。上述の様に、乗
算器4、5、6はそれぞれ係数KR、KG、KBを入力
し、入力信号と掛け算する。補正の結果、各サブピクセ
ルR、G、Bの発光輝度が、初期値と同じになる。表示
パネル24は図2に示す発光輝度の経時変化を有する
が、表示装置は図8に示す発光輝度の経時変化を有す
る。輝度及び色温度が補正された表示パネル24は、経
時変化しない。
【0113】《実施例5》以下に図2、図8、図10、
図11を用いて、本発明の実施例5の表示装置を説明す
る。実施例5の表示装置は、電流制御型素子を用いた表
示装置である(有機ELディスプレイを使用してい
る。)。
【0114】図10は、実施例5の表示装置の構成を示
す。図10において、33は表示パネル、13は表示パ
ネル33に1〜mラインの表示位置を指定するライン制
御信号を出力するライン制御部、34は発光輝度管理画
素22の各サブピクセルの駆動信号を出力するデータ駆
動部、12はn画素分のサブピクセルの駆動信号を表示
パネル33に出力するデータ駆動部、1、2、3はそれ
ぞれ赤信号(R)、緑信号(G)、青信号(B)に対応
する入力信号の入力端子、4、5、6は乗算器、28、
29、30は加算器、20は関数部、16は平均値演算
部、9はクロック(CLK Clock)入力端子、10は
垂直同期信号(VD Vertical Drive)入力端子、11
は水平同期信号(HD Horizontal Drive)入力端子で
ある。
【0115】表示パネル33は、m行n列の表示領域
(有効領域)の画素(総数(n×m)個)、2個の発光
輝度管理画素22及び6個の輝度センサ19を有する有
機ELディスプレイである。各画素(有効領域の画素及
び発光輝度管理画素22)は、それぞれ赤色(R)、緑
色(G)、青色(B)で発光する3個のサブピクセル
(発光素子)を有する。表示パネル33のRGBの各サ
ブピクセル(発光素子)は相対輝度が経時的に変化す
る。各サブピクセルの相対輝度の経時変化を図2に示
す。各サブピクセルの発光輝度の初期値をそれぞれ1と
する。発光輝度管理画素22は表示領域の画素と同一の
形状で同一の大きさあって、表示領域外に配置されてい
る。6個の輝度センサ19は、それぞれ2個の発光輝度
管理画素の各サブピクセルの発光輝度を測定する。
【0116】図11は表示パネル33を図10のIII−I
IIの線に沿って切った断面図であって、輝度センサ19
の取付け部分を拡大した図である。図11において19
は輝度センサ、18はカバー(遮光部)、21は表示パ
ネルの基板、22は発光輝度管理画素のサブピクセル、
23は表示領域内の画素のサブピクセルである。カバー
18は、発光輝度管理画素22の発光が外部に漏れない
ようにし、且つ輝度センサに外光が入らないようにして
いる。表示パネル33においては、輝度センサ19が発
光輝度管理画素22の各サブピクセルの内部に作り込ま
れている。
【0117】図10において、実施例1(図1)と同一
のブロックには同一の符号を付している。関数部20
は、RGBそれぞれの最適の係数KR、KG、KBを出
力する。係数KR、KG、KBは、各サブピクセルの輝
度の経時変化を補正する係数である。係数KR、KG、
KBを算出する方法については後述する。
【0118】入力端子1、2、3は、それぞれRGBの
サブピクセルの発光量を指定する入力信号VinR、V
inG、VinBを入力する。入力信号は、それぞれ乗
算器4、5、6に伝送される。クロック入力端子9、垂
直同期信号入力端子10及び水平同期信号入力端子11
は、入力信号に同期して、それぞれクロック信号(入力
信号のサンプリングクロック)CLK、垂直同期信号V
D及び水平同期信号HDを入力する。乗算器4、5、6
はそれぞれRGBの入力信号VinR、VinG、V
inBと係数KR、KG、KB(関数部20が出力す
る。)とを入力し、入力信号と係数とを掛け算し、掛け
算結果(VinR×KR)、(VinG×KG)、(V
nB×KB)を出力する。
【0119】データ駆動部12は1ライン(n画素)の
シフトレジスタを有し、クロック信号に応じて掛け算結
果(VinR×KR)、(VinG×KG)、(V
inB×KB)(乗算器4、5、6の出力信号)を入力
する。1ラインの掛け算結果をロードした後、当該掛け
算結果に比例した駆動信号をX、X、・・・、X
の出力端子より出力する。ライン制御部13は、データ
駆動部12が出力した駆動信号により表示されるライン
の表示位置を指定する。ライン制御部13はクロック信
号CLK、垂直同期信号VD及び水平同期信号HDを入
力する。ライン制御部13は出力端子Y、Y
、・・・、Yを有し、第iラインを表示する場合
は、Y端子をアクティブにする。次の水平同期信号H
Dを入力すると、アクティブになるラインをY端子か
らYi+1端子に変える。Y端子の次には、垂直同期
信号VDを入力してY端子をアクティブにする。ライ
ン制御部13で指定されたラインの画素(表示パネル3
3の画素)が、データ駆動部12が出力する駆動信号に
より発光する。
【0120】実施例5の表示装置は、補正モードと通常
表示モードとを有する。表示領域の画素は、補正モード
においても通常表示モードにおいても、上記の方法によ
り発光する。通常表示モードは、発光輝度管理画素22
の各サブピクセルを表示領域の各サブピクセルと同程度
に発光させ、同程度に経時変化させるための期間であ
る。通常表示モードにおいては、平均値演算部16は乗
算器4、5、6が出力する掛け算結果(VinR×K
R)、(VinG×KG)、(VinB×KB)を入力
する。平均値演算部16は、1画面(n×m画素分)の
中の代表点の掛け算結果を入力し、RGBそれぞれの代
表点の掛け算結果の平均値(VinavR×KR)、
(VinavG×KG)、(VinavB×KB)を算
出し、出力する(請求項の記載の「第1の掛け算結果の
平均値」に相当する。)。代表点は、例えば図12、図
13に示す画素である。
【0121】データ駆動部34は、掛け算結果の平均値
(VinavR×KR)、(Vin avG×KG)、
(VinavB×KB)を入力し、各信号に応じた駆動
信号を出力する。データ駆動部34の各駆動信号の出力
回路は、データ駆動部12の出力回路と同一の構成を有
する。1画面分の表示を終了した直後(ライン制御部1
3がY端子からY端子までをアクティブにした後で
あって、垂直同期信号VDがアクティブになる期間)、
ライン制御部13はY端子をアクティブにする。発光
輝度管理画素22のRGBの各サブピクセルは、掛け算
結果の平均値(VinR×KR)、(VinG×K
G)、(VinavB×KB)に応じた駆動信号を入力
し、発光する。この発光時間は表示領域内の各画素と同
じ時間とする。上記の動作を各画面毎に繰り返す。これ
により、発光輝度管理画素22の各サブピクセルは、表
示領域の各サブピクセルと同程度に経時変化する。
【0122】補正モードは表示領域の各サブピクセルの
発光輝度の経時変化を補正するための補正係数KR、K
G、KBを求めるための期間である。補正モードにおい
ては、平均値演算部16は、最大レベルの信号を出力す
る。データ駆動部34は最大レベルの駆動信号を出力す
る。発光輝度管理画素22の各サブピクセルは最大輝度
で発光する。6個の輝度センサ19は、それぞれ発光輝
度管理画素22の各サブピクセルの光を入力し、入力光
に応じた検出信号を出力する。加算器28、29、30
は、それぞれRGBの輝度センサの2個の検出信号を加
算し、出力する。関数部20は加算器28、29,30
が出力した検出信号の加算信号を入力し、2で割って平
均値を算出する。
【0123】関数部20は不揮発性メモリと演算部とを
有する。関数部20の不揮発性メモリは、RGBの検出
信号の平均値の初期値(t=0)VdetR(0)、V
de tG(0)、VdetB(0)を記憶している。関
数部20の演算部は、時間t=tにおける各サブピク
セル毎の係数KR、KG、KBを下記の式により求め
る。 KR=VdetR(0)/VdetR(t) KG=VdetG(0)/VdetG(t) KB=VdetB(0)/VdetB(t
【0124】関数部20の演算部は算出した係数KR、
KG、KBを不揮発性メモリに書き込み、係数の値を更
新する。関数部20は係数KR、KG、KBを出力す
る。補正モードが終了し、通常表示モードに戻る。補正
モードにおいても通常表示モードにおいても、関数部2
0は係数KR、KG、KBを出力する。上述の様に、乗
算器4、5、6はそれぞれ係数KR、KG、KBを入力
し、入力信号と掛け算する。補正の結果、RGBの各サ
ブピクセルの発光輝度が、初期値と同じになる。実施例
5の表示装置は、積算通電時間100時間、1000時
間、2000時間、10000時間において補正モード
を実行する。表示パネル33の各サブピクセルは図2に
示すように発光輝度が経時変化するが、補正を行うこと
により、実施例5の表示装置は図8に示すように発光輝
度が経時変化する。実施例5の表示装置は、輝度及び色
温度がほとんど経時変化しない。
【0125】
【発明の効果】本発明は、以下に記載されるような効果
を有する。本発明によれば、簡単な構成で、サブピクセ
ル間で(発光色によって)発光素子の経時変化が異なる
発光素子の輝度変化及び色温度変化を自動的に補正し、
ユーザが長期間無調整で使用できる表示装置を実現でき
るという効果が得られる。本発明を経時変化の大きいF
ED及び有機EL等の電流制御型発光素子を用いた表示
装置に適用することにより、特に大きな上記の効果が得
られる。
【0126】本発明によれば、係数を他のサブピクセル
と基準サブピクセルとの相対比に基づいて定めることに
より、基準サブピクセルについては乗算器が不要にな
り、簡単な構成で発光素子の輝度変化及び色温度変化を
自動的に補正する表示装置を実現できるという効果が得
られる。本発明によれば、発光輝度の経時変化が最も大
きなサブピクセルを基準サブピクセルにすることによ
り、画面の高輝度部分においても正確な色相を表示する
(出力信号が飽和しない)表示装置を実現できるという
効果が得られる。
【0127】本発明によれば、積算通電時間と係数との
関係を不揮発性メモリに記憶することにより、積算通電
時間に対して任意の関数で表せる係数を用いて輝度を補
正する表示装置を実現出来るという効果が得られる。本
発明によれば、1つまたは複数の1次関数で係数を算出
することにより、簡単な回路構成で又は短いソフトウエ
アでの処理により、発光素子の輝度変化及び色温度変化
を自動的に補正する表示装置を実現できるという効果が
得られる。
【0128】本発明によれば、発光輝度管理画素を有す
る表示パネルを使用することにより、それぞれの表示装
置の発光素子の実際の輝度変化及び色温度変化に応じ
て、色温度及び輝度を自動的により高精度に補正し、ユ
ーザが長期間無調整で使用できる表示装置を実現できる
という効果が得られる。本発明を経時変化の大きいFE
D及び有機EL等の電流制御型発光素子を用いた表示装
置に適用することにより、特に大きな上記の効果が得ら
れる。本発明によれば、発光輝度管理画素を平均値等で
発光させることにより、発光素子の実際の色温度変化
(及び輝度変化)を自動的に正確に補正する表示装置を
実現出来るという効果が得られる。本発明によれば、補
正モードを定期的に実行することにより、表示装置毎の
固体差まで精度良く補正する表示装置を実現出来るとい
う効果が得られる。
【0129】本発明によれば、発光輝度管理画素とその
サブピクセルに対応する前記輝度センサをそれぞれ複数
個設けることにより、より高精度に表示領域のサブピク
セルの発光輝度と色温度の経時変化を補正する表示装置
を実現出来るという効果が得られる。本発明によれば、
係数を他のサブピクセルと基準サブピクセルとの相対比
に基づいて定めることにより、基準サブピクセルについ
ては乗算器が不要になり、且つ各サブピクセルの輝度の
初期値を記憶する不揮発性メモリが不要となり、簡単な
構成で発光素子の輝度変化及び色温度変化を自動的に補
正する表示装置を実現できるという効果が得られる。本
発明によれば、発光輝度の経時変化が最も大きなサブピ
クセルを基準サブピクセルにすることにより、画面の高
輝度部分においても正確な色相を表示する(出力信号が
飽和しない)表示装置を実現できるという効果が得られ
る。
【0130】本発明によれば、他のサブピクセルの輝度
センサの出力信号と基準サブピクセルの出力信号との相
対比に基づいて係数を決定することにより、初期値を記
憶する不揮発性メモリが不要になり且つ基準サブピクセ
ルの乗算器が不要になる故に、簡単な回路構成で色温度
の経時変化補正を行うことができるという効果を有す
る。本発明によれば、各サブピクセルの輝度センサの出
力信号の初期値を記憶し、初期値と同じ輝度で各サブピ
クセルを発光させることにより、発光輝度と色温度の経
時変化を補正する表示装置を実現出来るという効果を有
する。
【0131】本発明によれば、全画面の入力信号の平均
値等を求めることにより発光輝度管理画素を正確に経時
変化させ、正確に発光輝度と色温度の経時変化を補正す
る表示装置を実現出来るという効果を有する。本発明に
よれば、代表画素の入力信号の平均値等を求めることに
より、小型で低消費電力で簡単な構成を有し、正確に発
光輝度と色温度の経時変化を補正する表示装置を実現出
来るという効果を有する。本発明によれば、輝度センサ
を各サブピクセル(発光素子)と一体に形成することに
より、発光素子と輝度センサとの相対的な位置のバラツ
キの影響を受けることなく、正確に発光輝度と色温度の
経時変化を補正する表示装置を実現出来るという効果を
有する。
【0132】本発明によれば、本発明の表示パネルを表
示装置に使用することにより、表示装置の発光素子の実
際の輝度変化及び色温度変化に応じて、色温度及び輝度
を自動的により高精度に補正する表示装置を実現できる
という効果が得られる。FED及び有機EL等の電流制
御型発光素子を用いた本発明の表示パネルを表示装置に
使用することにより、特に大きな上記の効果が得られ
る。本発明によれば、遮光部により発光輝度管理画素の
光が外部から見えず且つ輝度センサが外光の影響を受け
ない故に、ユーザに不快感を与えることなく、色温度及
び輝度を自動的に高精度で補正する表示装置を実現でき
るという効果が得られる。
【0133】本発明によれば、輝度センサを各サブピク
セル(発光素子)と一体に形成した本発明の表示パネル
を表示装置に使用することにより、発光素子と輝度セン
サとの相対的な位置のバラツキの影響を受けることな
く、正確に発光輝度と色温度の経時変化を補正する表示
装置を実現出来るという効果を有する。発明をある程度
の詳細さをもって好適な形態について説明したが、この
好適形態の現開示内容は構成の細部において変化してし
かるべきものであり、各要素の組合せや順序の変化は請
求された発明の範囲及び思想を逸脱することなく実現し
得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の表示装置の構成図
【図2】各サブピクセルの未補正時の相対輝度の経時変
化を示す特性図
【図3】本発明の実施例1、2の表示装置の関数部の係
数を示す図
【図4】本発明の実施例1、2、4のサブピクセルの補
正後の相対輝度の経時変化を示す特性図
【図5】本発明の実施例2の表示装置の構成図
【図6】本発明の実施例3の表示装置の構成図
【図7】本発明の実施例3、4の表示パネルの発光輝度
管理画素近傍の断面図
【図8】本発明の実施例3、5の表示装置におけるサブ
ピクセルの補正後の相対輝度の経時変化を示す特性図
【図9】本発明の実施例4の表示装置の構成図
【図10】本発明の実施例5の表示装置の構成図
【図11】本発明の実施例5の表示パネルの発光輝度管
理画素近傍の断面図
【図12】本発明の実施例4における代表点画素の配置
を示す面図
【図13】本発明の実施例4における代表点画素領域を
示す面図
【符号の説明】
1、2、3 入力信号の入力端子 4、5、6、25、26 乗算器 7、20 関数部 8 記憶部 9 クロック入力端子 10 垂直同期信号入力端子 11 水平同期信号入力端子 12、34 データ駆動部 13 ライン制御部 14、17、24、33 表示パネル 15 時間計測部 16 平均値演算部 18 カバー(遮光部) 19 輝度センサ 21 表示パネル基板 22 発光輝度管理画素 23 有効画素 28、29、30 加算器 31 代表点画素 32 代表点画素領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/66 H04N 5/66 B 9/12 9/12 B 9/30 9/30 Fターム(参考) 5C058 AA12 AA18 BA01 BA30 BA35 BB11 BB25 5C060 BD05 HB26 HB30 JA00 JA11 JA13 5C080 AA06 AA18 BB05 CC03 DD03 DD05 EE29 EE30 FF09 GG12 JJ02 JJ05 JJ06

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素を有し、前記画素のそれぞれ
    が複数のサブピクセルを有する表示パネルと、 タイミング信号を入力し、表示位置を指定するライン制
    御信号を出力するライン制御部と、 前記表示パネルの通電時間を計測する時間計測部と、 前記通電時間を積算した積算通電時間を記憶する記憶部
    と、 前記記憶部に記憶された積算通電時間を入力し、前記積
    算通電時間に応じた係数を出力する関数部と、 前記サブピクセルの発光量を指定する入力信号を前記係
    数に基づいて補正する補正部と、 前記補正された入力信号を入力し、前記補正された入力
    信号に応じた前記サブピクセルの駆動信号を出力するデ
    ータ駆動部と、 を有することを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 複数の画素を有し、前記画素のそれぞれ
    が複数のサブピクセルを有する表示パネルと、 タイミング信号を入力し、表示位置を指定するライン制
    御信号を出力するライン制御部と、 前記表示パネルの通電時間を計測する時間計測部と、 前記通電時間を積算した積算通電時間を記憶する記憶部
    と、 前記記憶部に記憶された積算通電時間を入力し、前記積
    算通電時間に応じた係数を出力する関数部と、 前記サブピクセルの発光量を指定する入力信号と前記係
    数とを掛け、掛け算結果を出力する乗算器と、 前記掛け算結果を入力し、前記掛け算結果に応じた前記
    サブピクセルの駆動信号を出力するデータ駆動部と、 を有することを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 複数の前記サブピクセルの中の1個のサ
    ブピクセルを基準サブピクセルとし、前記関数部は前記
    基準サブピクセル以外のサブピクセルの前記積算通電時
    間に応じた係数を出力し、乗算器は前記基準サブピクセ
    ル以外のサブピクセルの発光量を指定する入力信号と前
    記係数とを掛け、掛け算結果を出力することを特徴とす
    る請求項2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 1画素を構成している複数の前記サブピ
    クセルの中の発光輝度の経時変化が最も大きいサブピク
    セルを基準サブピクセルとすることを特徴とする請求項
    3に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記関数部は、前記積算通電時間と前記
    係数との関係を記録した不揮発性メモリを有することを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記係数が、前記積算通電時間を変数と
    する1つまたは複数の1次関数で表されることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 表示領域内に配置された複数の画素と、
    表示領域外に配置された画素である発光輝度管理画素と
    を有し、前記画素のそれぞれが複数のサブピクセルを有
    する表示パネルと、 タイミング信号を入力し、表示位置を指定するライン制
    御信号を出力するライン制御部と、 前記発光輝度管理画素の発光輝度を測定する輝度センサ
    と、 前記輝度センサの出力信号に応じた係数を出力する関数
    部と、 前記サブピクセルの発光量を指定する入力信号を前記係
    数に基づいて補正する補正部と、 前記補正された入力信号を入力して、前記補正された入
    力信号に応じた駆動信号を表示領域内に配置された前記
    画素の前記サブピクセルに出力し、任意の駆動信号を前
    記発光輝度管理画素の前記サブピクセルに出力するデー
    タ駆動部と、 を有することを特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】 複数の前記入力信号を入力し、複数の前
    記入力信号の平均値を演算して出力する平均値演算部を
    更に有し、 前記補正部は、前記入力信号と前記係数とを入力し、前
    記入力信号と前記係数とを掛け、その結果である第1の
    掛け算結果を出力する乗算器であって、 前記データ駆動部は、前記第1の掛け算結果及び前記平
    均値を入力して、前記第1の掛け算結果に応じた駆動信
    号を表示領域内に配置された前記画素の前記サブピクセ
    ルに出力し、前記平均値に応じた駆動信号を前記発光輝
    度管理画素の前記サブピクセルに出力する、 ことを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  9. 【請求項9】 複数の前記入力信号を入力し、複数の前
    記入力信号の平均値を演算して出力する平均値演算部を
    更に有し、 前記補正部は、前記入力信号と前記平均値と前記係数と
    を入力し、前記入力信号と前記係数とを掛け、その結果
    である第1の掛け算結果を出力し、前記平均値と前記係
    数とを掛け、その結果である第2の掛け算結果を出力す
    る乗算器であって、 前記データ駆動部は、前記第1の掛け算結果及び前記第
    2の掛け算結果を入力して、前記第1の掛け算結果に応
    じた駆動信号を表示領域内に配置された前記画素の前記
    サブピクセルに出力し、前記第2の掛け算結果に応じた
    駆動信号を前記発光輝度管理画素の前記サブピクセルに
    出力する、 ことを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 前記補正部は、前記入力信号と前記係
    数とを入力し、前記入力信号と前記係数とを掛け、その
    結果である第1の掛け算結果を出力する乗算器であっ
    て、 複数の前記第1の掛け算結果を入力し、複数の前記第1
    の掛け算結果の平均値を演算して出力する平均値演算部
    を更に有し、 前記データ駆動部は、前記第1の掛け算結果及び前記複
    数の第1の掛け算結果の平均値を入力して、前記第1の
    掛け算結果に応じた駆動信号を表示領域内に配置された
    前記画素の前記サブピクセルに出力し、前記複数の第1
    の掛け算結果の平均値に応じた駆動信号を前記発光輝度
    管理画素の前記サブピクセルに出力する、 ことを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  11. 【請求項11】 複数の前記発光輝度管理画素と、その
    各サブピクセルに対応する複数の前記輝度センサと、を
    有し、 複数の前記輝度センサが前記発光輝度管理画素のそれぞ
    れのサブピクセルの発光輝度を測定し、 前記関数部は、同色のサブピクセルに対応する前記輝度
    センサの出力信号の平均値を算出し、前記輝度センサの
    出力信号の平均値に応じた係数を出力する、 ことを特徴とする請求項7から請求項10のいずれかの
    請求項に記載の表示装置。
  12. 【請求項12】 動作モードとして通常表示モードと補
    正モードとを有し、 前記補正モードにおいては、 前記データ駆動部は、所定の値、又は所定の値と前記係
    数とを掛けた結果である第3の掛け算結果を入力し、前
    記所定の値又は前記第3の掛け算結果に応じた駆動信号
    を前記発光輝度管理画素の前記サブピクセルに出力し、 前記関数部は、前記輝度センサの出力を入力し、前記輝
    度センサの出力信号が所定の値又は所定の比になるよう
    に前記係数を決定して出力し、 前記通常表示モードにおいては、 前記関数部は、前記補正モードにおいて決定した前記係
    数を出力し、 前記補正部及び前記データ駆動部は、請求項7から請求
    項10のいずれかの請求項の補正部及びデータ駆動部と
    して動作する、 ことを特徴とする請求項7から請求項10のいずれかの
    請求項に記載の表示装置。
  13. 【請求項13】 前記サブピクセルの中の1つのサブピ
    クセルを基準サブピクセルとし、 前記基準サブピクセルについては、前記データ駆動部
    は、前記入力信号及び複数の前記入力信号の平均値を入
    力し、前記入力信号に応じた駆動信号を表示領域内に配
    置された前記画素の前記サブピクセルに出力し、複数の
    前記入力信号の平均値に応じた駆動信号を前記発光輝度
    管理画素の前記サブピクセルに出力し、 前記基準サブピクセル以外のサブピクセルについては、
    前記データ駆動部は、請求項8から請求項10のいずれ
    かの請求項に記載のデータ駆動部として動作する、 ことを特徴とする請求項8から請求項10のいずれかの
    請求項に記載の表示装置。
  14. 【請求項14】 前記基準サブピクセルが、1画素を構
    成している複数のサブピクセルの中の発光輝度の経時変
    化が最も大きいサブピクセルであることを特徴とする請
    求項13に記載の表示装置。
  15. 【請求項15】 前記関数部は、前記基準サブピクセル
    以外のサブピクセルの前記輝度センサの出力信号と前記
    基準サブピクセルの前記輝度センサの出力信号との相対
    比に基づいて係数を決定し出力することを特徴とする請
    求項13に記載の表示装置。
  16. 【請求項16】 前記関数部は前記輝度センサの出力信
    号の初期値を記憶した記憶部と、前記輝度センサの出力
    信号の現在の値と前記初期値との比を演算する比率演算
    部とを有することを特徴とする請求項7から請求項10
    のいずれかの請求項に記載の表示装置。
  17. 【請求項17】 前記平均値演算部は、それぞれ1画面
    の全画素の前記入力信号の平均値、1画面の全画素の前
    記第2の掛け算結果、1画面の全画素の前記第1の掛け
    算結果の平均値、1画面の中の代表画素の前記入力信号
    の平均値、1画面の中の代表画素の前記第2の掛け算結
    果、又は1画面の中の代表画素の前記第1の掛け算結果
    の平均値を出力することを特徴とする請求項8から請求
    項10のいずれかの請求項に記載の表示装置。
  18. 【請求項18】 前記代表画素が、表示領域の中から縦
    方向及び横方向にそれぞれ一定の間隔で間引いて選択さ
    れた画素、又は表示領域の中心点を重心とする長方形の
    領域内に存在する画素であることを特徴とする請求項1
    7に記載の表示装置。
  19. 【請求項19】 前記輝度センサは前記発光輝度管理画
    素の各サブピクセル内に組込まれていることを特徴とす
    る請求項7から請求項10のいずれかの請求項に記載の
    表示装置。
  20. 【請求項20】 表示領域内に配置された複数の画素
    と、表示領域外に配置された画素である発光輝度管理画
    素と、前記発光輝度管理画素の発光輝度を測定する輝度
    センサとを有し、前記画素のそれぞれが複数のサブピク
    セルを有することを特徴とする表示パネル。
  21. 【請求項21】 前記発光輝度管理画素が遮光部に覆わ
    れていることを特徴とする請求項20に記載の表示パネ
    ル。
  22. 【請求項22】 前記輝度センサは前記発光輝度管理画
    素の各サブピクセル内に組込まれていることを特徴とす
    る請求項20に記載の表示パネル。
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