JP2015011279A - 発光装置 - Google Patents

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金内 一浩
Kazuhiro Kaneuchi
一浩 金内
修一 関
Shuichi Seki
修一 関
弘次 畠山
Koji Hatakeyama
弘次 畠山
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Abstract

【課題】第2発光領域からの発光を検出することにより第1発光領域の劣化状態を判断する場合において、第1発光領域の劣化状態の判断結果の誤差を小さくする。
【解決手段】第1発光領域110は、発光装置10の外部に光を放射する。第2発光領域120は、第1発光領域110が発光しているときに第1発光領域110の発光時間の90%以上110%以下の長さで発光する。別の言い方をすれば、第2発光領域120は、モニタ用の発光領域である。検出部200は、第2発光領域120からの発光を検出する。判断部210は、検出部200の検出結果に基づいて第1発光領域110の劣化状態を判断する。そして均熱部材150は、第1発光領域の温度と前記第2発光領域の温度差を小さくする。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置に関する。
近年は、新たな発光素子として有機EL(Organic Electroluminescence)素子が注目されている。有機EL素子は、ディスプレイや照明装置として利用されている。一方、有機EL素子は、発光時間が長くなるにつれて、同一の発光条件では輝度が低下してしまう。
これに対して特許文献1に記載の技術は、ディスプレイにおいて、表示用の画素とは別にダミー画素を設け、このダミー画素からの発光を、センサを用いて検出することが記載されている。このセンサの検出結果は、表示用の画素の制御に用いられる。特許文献1において、発光面のうちダミー画素と重なる領域には、反射膜が設けられている。そしてセンサは、表示装置の発光面とは反対側に設けられている。
特開2011−43729号公報
本発明者は、外部に光を放射するための第1発光領域とは別に、第2発光領域を設け、この第2発光領域からの発光を検出することにより、第1発光領域の劣化状態を判断することを検討した。しかし、有機EL素子などの発光素子の劣化速度は、温度によって変化する。このため、本発明者は、第2発光領域の温度と第1発光領域の温度の差が大きくなると、第1発光領域の劣化状態の判断結果の誤差が大きくなる、と考えた。
本発明が解決しようとする課題としては、第2発光領域からの発光を検出することにより第1発光領域の劣化状態を判断する場合において、第1発光領域の劣化状態の判断結果の誤差を小さくすることが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、発光装置であって、
前記発光装置の外部に光を放射する第1発光領域と、
前記第1発光領域と同時に発光し、モニタ用の第2発光領域と、
前記第1発光領域の温度と前記第2発光領域の温度差を小さくする均熱部材と、
を備える発光装置である。
実施形態に係る発光装置の構成を示す図である。 均熱部材による効果を説明するための図である。 均熱部材による効果を説明するための図である。 実施例1に係る発光装置の構成を示す断面図である。 第1発光領域及び第2発光領域の平面レイアウトの一例を示す図である。 図5に示した第1発光領域及び第2発光領域の等価回路図である。 図6の変形例を示す図である。 検出部、判断部、及び制御部の動作の第1例を示すフローチャートである。 検出部、判断部、及び制御部の動作の第2例を示すフローチャートである。 実施例2における発光素子のレイアウトを示す平面図である。 実施例3に係る発光装置の構成を示す断面図である。 実施例4に係る発光装置の構成を示す断面図である。 実施例5に係る発光装置の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
なお、以下に示す説明において、判断部210及び制御部220は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。判断部210及び制御部220は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされたプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶メディア、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例がある。
図1は、実施形態に係る発光装置10の構成を示す図である。本図に示す発光装置10は、第1発光領域110、第2発光領域120、検出部200、判断部210、及び均熱部材150を備えている。第1発光領域110は、発光装置10の外部に光を放射する。第2発光領域120は、第1発光領域110が発光しているときに第1発光領域110の発光時間の90%以上110%以下の長さで発光する。別の言い方をすれば、第2発光領域120は、モニタ用の発光領域であり、第1発光領域110と同じタイミングで発光する。検出部200は、第2発光領域120からの発光を検出する。判断部210は、検出部200の検出結果に基づいて第1発光領域110の劣化状態を判断する。そして均熱部材150は、第1発光領域の温度と前記第2発光領域の温度差を小さくする。発光装置10は、例えば照明装置であるが、ディスプレイであっても良い。以下、詳細に説明する。
第1発光領域110及び第2発光領域120は、いずれも発光素子を有する。第2発光領域120が有する発光素子は、第1発光領域110が有する発光素子と同様の構成を有している。これらの発光素子は、例えば有機EL素子である。この有機EL素子が発光する光の色は、例えば白色、赤色、緑色、又は青色であるが、これらに限定されない。
第1発光領域110の全体で見た場合、第1発光領域110が発光する光の色は固定されていても良いし、調光可能(すなわち色が可変)であっても良い。後者の場合、第1発光領域110及び第2発光領域120は、いずれも複数種類の発光素子を有している。これら発光素子は、互いに異なる色の光を発光する。例えば第1発光領域110及び第2発光領域120は、赤色の光を発光する発光素子、緑色の光を発光する発光素子、及び青色の光を発光する発光素子を有している。
上記したように、第2発光領域120はモニタ用の領域である。このため、第2発光領域120は、発光装置10の発光面の縁に位置しているのが好ましい。また、第2発光領域120の面積は、第1発光領域110の面積の20%以下であるのが好ましい。このようにすると、発光装置10の発光面に対して第1発光領域110が占める割合を増やすことができる。なお、発光装置10が照明装置の場合、第1発光領域110の幅は、例えば5cm以上である。この場合、均熱部材150を設けないと、第1発光領域110と第2発光領域120の温度の差は特に大きくなる。
また、第2発光領域120からの発光は、発光装置10の外部に放射されても良いし、放射されなくても良い。後者の場合、検出部200及び判断部210を用いて劣化状態を判断するときに第2発光領域120のみを発光させても、発光装置10の使用者に違和感を与えなくて済む。
なお、第1発光領域110が有する発光素子及び第2発光領域120が有する発光素子は、いずれも制御部220によって制御されている。制御部220は、劣化状態を判断するときを除いて、第2発光領域120を、例えば第1発光領域110と同じタイミングかつ同じ強さで発光させる。
均熱部材150は、上記したように、第1発光領域110と第2発光領域120の温度差を小さくする。均熱部材150は、第2発光領域120の温度を、第1発光領域110の温度の95%以上105%以下にするのが好ましい。また均熱部材150は、第1発光領域110の温度と第2発光領域120の温度の差を5℃以下にするのが好ましい。均熱部材150は、発光装置10の光放射面とは逆側に配置されるのが好ましい。
ここで、第2発光領域120の温度は、例えば均熱部材150のうち第2発光領域120と重なっている領域の温度として測定されてもよい。同様に、第1発光領域110の温度は、例えば均熱部材150のうち第1発光領域110と重なっている領域の温度として測定されてもよい。このとき、第1発光領域110の温度及び第2発光領域120の温度は、例えば放射温度計で測定されてもよいし、接触式の温度計で測定されても良い。
均熱部材150は、第1発光領域110及び第2発光領域120の双方に、熱的に接続している。具体的には、第1発光領域110で生じた熱は、直接又は間接的に均熱部材150に伝熱する。また第2発光領域120で生じた熱は、直接又は間接的に均熱部材150に伝熱する。そして、均熱部材150の温度が第1発光領域110の温度よりも高くなった場合、均熱部材150から第1発光領域110に熱が伝わる。また、均熱部材150の温度が第2発光領域120の温度よりも高くなった場合、均熱部材150から第2発光領域120に熱が伝わる。
例えば、均熱部材150を、平面視において第1発光領域110及び第2発光領域120の双方に重なるようにすると、均熱部材150は、第1発光領域110及び第2発光領域120の双方に、熱的に接続する。この場合、均熱部材150は、例えばAl又はCuなどの金属からなるシート状の部材である。ここで、均熱部材150の厚さを薄くしすぎると、均熱部材150に、面内方向の温度分布が生じやすくなる。このため、均熱部材150の厚さは、例えば0.5mm以上2.0mm以下であるのが好ましい。ただし、均熱部材150の形状及び厚さは、上記した例に限定されない。
検出部200は、光電変換素子を有しており、第2発光領域120が発光した光の強度を示す信号を生成する。この信号は、判断部210に出力される。
判断部210は、検出部200から受信した信号に基づいて、第1発光領域110の劣化状態を判断する。例えば判断部210は、制御部220から、第2発光領域120が現在発光しているべき光の強さ(基準強さ)を示す情報を取得する。そして判断部210は、制御部220から受信した情報と検出部200から受信した信号を比較することにより、第1発光領域110の劣化状態を判断する。判断部210は、例えば、検出部200から受信した信号が、制御部220から受信した情報よりも、一定値以上発光強度が低いことを示していた場合、第1発光領域110が劣化していると判断する。そして判断部210は、判断結果を示す情報を制御部220に出力する。
制御部220は、判断部210から受信した情報に基づいて、第2発光領域120からの発光の強度が基準強さとなるように、第2発光領域120及び第1発光領域110に印加する電圧を補正する。このときの補正は電圧だけではなく、駆動する発光時間(デューティー)を補正することもできる。
なお、上記した判断部210及び制御部220の動作は、第1発光領域110が発光している間に行われても良いし、第1発光領域110が発光していないタイミングで行われても良い。
また、第1発光領域110及び第2発光領域120が、互いに異なる色の光を発光する複数種類の発光素子を有している場合、検出部200、判断部210、及び制御部220は、複数種類の発光素子別に、上記した処理を行うのが好ましい。特にこれら発光素子が有機EL素子である場合、複数種類の発光素子の劣化速度は互いに異なる。このため、発光素子の種類別に上記した処理が行われると、各発光素子に対する電圧の補正量は、その発光素子の劣化量に見合った量になる。
図2及び図3は、均熱部材150による効果を説明するための図である。これらの図は、第2発光領域120が有する発光素子及び第1発光領域110が有する発光素子に印加する電圧が一定の場合における、これらの発光素子の輝度の経時変化を示す図である。図2は、発光装置10が均熱部材150を有していない場合を示しており、図3は、発光装置10が均熱部材150を有している場合を示している。
発光装置10の発光面に垂直な方向から見た場合、第2発光領域120の位置は、第1発光領域110と異なる。また、第1発光領域110の面積は、第2発光領域120の面積よりも大きい。このため、第1発光領域110の温度は、第2発光領域120の温度よりも高くなりやすい。一方、発光素子の劣化速度は、温度が高くなるほど早くなる。従って、第1発光領域110の温度と第2発光領域120の温度の差が大きいと、判断部210による判断結果の誤差は、大きくなる。
特に、制御部220が、判断部210の判断結果に基づいて第1発光領域110の発光素子に印加する電圧を制御し、この発光素子の輝度を一定に保つようにしている場合を考える。判断部210による劣化量が、第1発光領域110の劣化量よりも小さいと、図2に示すように、補正後の輝度も目標値に対してかなり下回ってしまう。
これに対して本実施形態では、均熱部材150を設けているため、第1発光領域110と第2発光領域120の温度差は小さくなっている。このため、均熱部材150がない場合と比較して、第2発光領域120が有する発光素子の劣化量は、第1発光領域110が有する発光素子の劣化量に近くなる。従って、判断部210による判断結果の誤差は小さくなり、補正後の輝度を目標値に近づけることができる。この効果は、第2発光領域120の温度が、第1発光領域110の温度の95%以上105%以下になる場合、又は、第1発光領域110の温度と第2発光領域120の温度の差が5℃以下になる場合、特に大きくなる。
また、均熱部材150を、発光装置10の光放射面とは逆側に設けると、均熱部材150を大きくしても、発光装置10から外部に放射される光は妨げられない。このため、均熱部材150を大きくして、第1発光領域110と第2発光領域120の温度差をさらに小さくすることができる。
(実施例1)
図4は、実施例1に係る発光装置10の構成を示す断面図である。本実施例に係る発光装置10は、以下の点を除いて、実施形態に係る発光装置10と同様の構成である。
まず、第1発光領域110及び第2発光領域120は、同一の基板100を用いて形成されている。基板100は、第1発光領域110及び第2発光領域120が発光する光に対して透光性を有している。基板100は、例えばガラスや樹脂材料で形成されているが、他の材料によって形成されていても良い。基板100は、可撓性を有していても良い。
基板100の第1面は、発光装置10の光射出面となっている。そして、基板100の第1面とは逆側の面(第2面)には、第1発光領域110及び第2発光領域120が設けられている。
第1発光領域110及び第2発光領域120は、基板100及び封止部材130によって封止されている。封止部材130は、板状の部材の縁の全周を基板100の第2面に向けて折り曲げた形状を有している。そしてこの縁が、固定層140を介して基板100の第2面に固定されている。封止部材130は、例えばガラスや樹脂であっても良いし、ステンレスなどの金属であっても良い。なお、封止部材130の内面には、封止材が配置されていても良い。
封止部材130のうち第1発光領域110及び第2発光領域120とは逆側の面、すなわち封止されていない面には、均熱部材150が取り付けられている。均熱部材150は、例えば粘着層又は接着層を介して封止部材130に取り付けられている。均熱部材150の構成は、実施形態で説明した通りである。
なお、本実施例において、第1発光領域110で生じた熱の一部は、封止部材130と封止部材130の間に封止されている気体、及び封止部材130を介して均熱部材150に伝熱する。また、第1発光領域110で生じた熱の一部は、放射によって封止部材130に伝わり、その後均熱部材150に伝わる。なお、第2発光領域120から均熱部材150への伝熱も、第1発光領域110から均熱部材150への伝熱と同様の経路をとる。
図5は、第1発光領域110及び第2発光領域120の平面レイアウトの一例を示す図である。本実施例において、第1発光領域110には、ストライプ状の第1発光素子112,114,116が繰り返し設けられている。第1発光素子112,114,116は、互いに異なる色の光を発光する。そして第1発光素子112,114,116の発光強度比が変わることにより、第1発光領域110の発光色は変化する。なお、第1発光素子112は、例えば青色の光を発光し、第1発光素子114は、例えば緑色の光を発光し、第1発光素子116は、例えば赤色の光を発光する。第1発光素子112,114,116が有機EL素子である場合、第1発光素子112の劣化速度は、第1発光素子114の劣化速度及び第1発光素子116の劣化速度のいずれよりも速い。
そして、第1発光素子112の延長上には第2発光素子122が設けられており、第1発光素子114の延長上には第2発光素子124が設けられており、第1発光素子116の延長上には第2発光素子126が設けられている。第2発光素子122,124,126は、いずれも第2発光領域120の発光素子である。厚さ方向で見た場合、第2発光素子122は第1発光素子112と同一の構造を有しており、第2発光素子124は第1発光素子114と同一の構造を有しており、第2発光素子126は第1発光素子116と同一の構造を有している。ただし、第2発光素子122,124,126の配置は、本図に示した例に限定されない。
図6は、図5に示した第1発光領域110及び第2発光領域120の等価回路図である。本図に示すように、第2発光素子122は第1発光素子112に並列に接続されており、第2発光素子124は第1発光素子114に並列に接続されており、第2発光素子126は第1発光素子116に並列に接続されている。
また、本図に示す例において、発光装置10は、第2発光素子122,124,126に対して共通の検出部200を有している。ただし、図7に示すように、検出部200は、第2発光素子122,124、126のそれぞれに対して設けられていてもよい。
図8は、本実施例における検出部200、判断部210、及び制御部220の動作の第1例を示すフローチャートである。本図に示すフローチャートは、検出部200が図6に示す構成を有している場合に行われる。検出部200、判断部210、及び制御部220は、本図に示す処理を、例えば、発光装置10の累積発光時間が基準時間の整数倍に達するたびに行う。この基準時間は、1秒であっても良いし、1分であっても良いし、1時間であっても良いし、100時間であっても良い。
本図に示す処理の前に、発光装置10の第1発光領域110は、一定時間発光している。そして、第1発光領域110が発光している間、第2発光領域120も発光している。ここで発光装置10が照明装置の場合、発光装置10が発光する光の色は、単色であっても良いし、複数の色の光が混ざった混色(例えば白色)であってもよい。いずれの場合であっても、第1発光素子112が発光している間は第2発光素子122も発光し、第1発光素子114が発光している間は第2発光素子124も発光し、第1発光素子116が発光している間は第2発光素子126も発光する。
そして、前回補正を行ったときからの第1発光領域110の累積発光時間が基準時間に達すると、制御部220は、第1発光領域110の第1発光素子122,124,126及び第2発光領域120の第2発光素子124,126を発光させない状態で、第2発光素子122を発光させる。そして検出部200は、そのときの第2発光素子122の発光強度を示す信号を判断部210に出力する。同様の処理は、第2発光素子124,126に対しても行われる。そして検出部200は、第2発光素子124の発光強度を示す信号及び第2発光素子126の発光強度を示す信号のそれぞれを判断部210に出力する(ステップS10)。
次いで、制御部220は、第1発光領域110が有する発光素子及び第2発光領域120が有する発光素子のいずれも発光していない状態にする。次いで検出部200は、光の強度を示す信号を判断部210に出力する。この信号は、外光に起因したノイズの大きさを示している(ステップS20)。
なお、ステップS10,S20に示した処理に必要な時間は非常に短い。このため、発光装置10が使用されている間(例えば照明装置としての発光装置10が動作している間)に、ステップS10,S20に示した処理が行われても、ユーザに発光装置10の発光が中断したことを気付かせなくて済む。
判断部210は、ステップS10で受信した各信号からステップS20で受信した信号を減算することにより、ステップS10で受信した各信号からノイズを除去する(ステップS30)。そして判断部210は、ノイズ除去後の各信号に基づいて、第1発光素子112の劣化状態、第1発光素子114の劣化状態、及び第1発光素子116の劣化状態のそれぞれを判断する。そして制御部220は、判断部210の判断結果に基づいて、第1発光素子112及び第2発光素子122の駆動電圧、第1発光素子114及び第1発光素子114の駆動電圧、並びに第1発光素子116及び第2発光素子126の駆動電圧を補正する(ステップS40)。なお、ステップS40に示した処理は、ノイズ除去後の各信号を複数回生成したのち、これら複数回の信号の平均値を用いて行われても良い。
図9は、本実施例における検出部200、判断部210、及び制御部220の動作の第2例を示すフローチャートである。本図に示すフローチャートは、検出部200が図7に示す構成を有している場合に行われる。
本図に示す処理において、制御部220は、第2発光領域120が有する第2発光素子122,124,126を同時に発光させる。そして第2発光素子122に対応する検出部200、第2発光素子124に対応する検出部200、及び第2発光素子126に対応する検出部200は、それぞれ信号を判断部210に出力する(ステップS12)。
その後の処理(ステップS20〜S40)は、図8に示した例と同様である。
本実施例によっても、均熱部材150を設けているため、第1発光領域110と第2発光領域120の温度差は小さくなっている。このため、第2発光領域120が有する発光素子の劣化量は、第1発光領域110が有する発光素子の劣化量に近くなっている。従って、判断部210による判断結果の誤差は小さくなり、補正後の輝度を目標値に近づけることができる。
また、検出部200は、第1発光領域110が有する発光素子及び第2発光領域120が有する発光素子のいずれも発光していない状態における、光の検出結果を、外光に起因したノイズを示す信号として判断部210に出力する。このため、判断部210は、外光に起因したノイズの影響を除去した上で、第1発光領域110の第1発光素子112,114,116の劣化状態を判断することができる。
(実施例2)
実施例2に係る発光装置10は、第1発光領域110が有する第1発光素子112,14,116及び第2発光領域120が有する第2発光素子122,124,126の構造を除いて、実施例1に係る発光装置10と同様である。
図10は、本実施例における発光素子のレイアウトを示す平面図であり、実施例1における図5に対応している。本実施例において、第1発光素子112と第2発光素子122は、一つのストライプ状の発光素子102を構成している。そして発光素子102の大部分が第1発光素子112となっており、発光素子102の残りの一部が第2発光素子122となっている。
また、第1発光素子114と第2発光素子124は、一つのストライプ状の発光素子104を構成している。そして発光素子104の大部分が第1発光素子114となっており、発光素子104の残りの一部が第2発光素子124となっている。さらに、第1発光素子116と第2発光素子126は、一つのストライプ状の発光素子106を構成している。そして発光素子106の大部分が第1発光素子116となっており、発光素子106の残りの一部が第2発光素子126となっている。
本実施例においても、均熱部材150を設けているため、第1発光領域110と第2発光領域120の温度差は小さくなっている。従って、判断部210による判断結果の誤差は小さくなり、補正後の輝度を目標値に近づけることができる。
(実施例3)
図11は、実施例3に係る発光装置10の構成を示す断面図であり、実施例1における図4に対応している。本実施例に係る発光装置10は、以下の点を除いて、実施例1に係る発光装置10と同様の構成である。
まず、第1発光領域110と第2発光領域120は、互いに異なる封止部材130(第1封止部材及び第2封止部材)で封止されている。詳細には、第1発光領域110は、第1の基板100上に形成されており、第1の封止部材130によって封止されている。また、第2発光領域120は、第2の基板100上に形成されており、第2の封止部材130によって封止されている。そして、第1の封止部材130のうち第1発光領域110とは逆側の面、及び第2の封止部材130のうち第2発光領域120とは逆側の面は、いずれも同一の均熱部材150に固定されている。
本実施例においても、均熱部材150を設けているため、第1発光領域110と第2発光領域120の温度差は小さくなっている。従って、判断部210による判断結果の誤差は小さくなり、補正後の輝度を目標値に近づけることができる。
(実施例4)
図12は、実施例4に係る発光装置10の構成を示す断面図である。本実施例に係る発光装置10は、フレーム部材300を有している点を除いて、実施例1〜3のいずれかに係る発光装置10と同様の構成である。なお、本図は、実施例1と同様の場合を示している。
フレーム部材300は、発光装置10の本体を壁や天井等に設置するために用いられる。そしてフレーム部材300の一部310は、基板100の発光面の縁を保持している。このため、発光装置10の発光面の縁からは、光が外に出ない。そして、基板100の発光面に垂直な方向から見た場合において、第2発光領域120は、フレーム部材300の一部310と重なっている。
本実施例においても、均熱部材150を設けているため、第1発光領域110と第2発光領域120の温度差は小さくなっている。従って、判断部210による判断結果の誤差は小さくなり、補正後の輝度を目標値に近づけることができる。また、第2発光領域120を、基板100の縁、すなわち基板100のうち一部310によって覆われる領域に配置している。従って、第2発光領域120を設けても、発光装置10の発光面積は小さくならない。
(実施例5)
図13は、実施例5に係る発光装置10の構成を示す断面図である。本実施例に係る発光装置10は、均熱部材150の構成を除いて、実施例1,2,4のいずれかと同様の構成である。
本実施例において、均熱部材150は、封止部材130と基板100の間の空間に設けられている。均熱部材150は、例えば封止部材130と基板100の間の空間に充填されている。均熱部材150は、例えば空気よりも熱伝導率が高い材料によって形成されている。
なお、均熱部材150が封止機能を有している場合、封止部材130は設けられなくても良い。
本実施例によっても、均熱部材150を設けているため、第1発光領域110と第2発光領域120の温度差は小さくなっている。従って、判断部210による判断結果の誤差は小さくなり、補正後の輝度を目標値に近づけることができる。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
10 発光装置
100 基板
110 第1発光領域
120 第2発光領域
130 封止部材
140 固定層
150 均熱部材
200 検出部
210 判断部
220 制御部
300 フレーム部材

Claims (9)

  1. 発光装置であって、
    前記発光装置の外部に光を放射する第1発光領域と、
    前記第1発光領域と同時に発光し、モニタ用の第2発光領域と、
    前記第1発光領域の温度と前記第2発光領域の温度差を小さくする均熱部材と、
    を備える発光装置。
  2. 請求項1に記載の発光装置において、
    前記第2発光領域の面積は、前記第1発光領域の面積の20%以下である発光装置。
  3. 請求項2に記載の発光装置において、
    前記第1発光領域、前記第2発光領域、及び前記均熱部材を保持するフレーム部材を備え、
    前記フレーム部材の一部は、前記発光装置の発光面の縁に位置しており、
    前記発光面に垂直な方向から見た場合において、前記第2発光領域は前記フレーム部材の前記一部と重なっている発光装置。
  4. 請求項3に記載の発光装置において、
    前記均熱部材は、前記第2発光領域の温度を、前記第1発光領域の温度の95%以上105%以下にする発光装置。
  5. 請求項3に記載の発光装置において、
    前記均熱部材は、前記第2発光領域の温度と、前記第1発光領域の温度の差を5℃以下にする発光装置。
  6. 請求項4又は5に記載の発光装置において、
    前記第2発光領域からの発光を検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果に基づいて前記第1発光領域の劣化状態を判断する判断部と、
    を備え、
    前記第1発光領域及び前記第2発光領域は、いずれも、互いに異なる色を発光する複数種類の発光素子を有しており、
    前記検出部は、前記複数種類の発光素子別に発光の検出を行い、
    前記判断部は、前記複数種類の発光素子別に、前記劣化状態を判断する発光装置。
  7. 請求項6に記載の発光装置において、
    前記均熱部材は、前記第1発光領域の光放出面とは逆側に位置している発光装置。
  8. 請求項7に記載の発光装置において、
    前記第1発光領域及び前記第2発光領域は、同一の基板に設けられており、
    前記第1発光領域及び前記第2発光領域を封止する封止部材を備え、
    前記均熱部材は、前記封止部材のうち前記第1発光領域及び前記第2発光領域とは逆側の面に配置されている発光装置。
  9. 請求項7に記載の発光装置において、
    前記第1発光領域を封止する第1封止部材と、
    前記第2発光領域を封止する第2封止部材と、
    を備え、
    前記均熱部材は、前記第1封止部材のうち前記第1発光領域とは逆側の面、及び前記第2封止部材のうち前記第2発光領域とは逆側の面のそれぞれに固定されている発光装置。
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