JP2002258291A - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
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Abstract
抑制し、画面品質を向上した液晶表示素子を提供する。 【解決手段】 ガラス基板1の表面に信号線電極2を形
成し、ガラス基板4の表面に走査線電極5を形成する。
信号線電極2と走査線電極5により、マトリクス状に画
素電極を形成し、表示領域とする。ガラス基板1,4の
表示領域の周囲に、液晶組成物16を挟んで両基板を接着
するエポキシ樹脂のシール剤12を形成し、ガラス基板
1,4の表示領域とシール剤12との間にアクリル樹脂の
壁体13を形成する。ガラス基板1,4間の壁体13で囲わ
れた部分に液晶組成物16を封入する。液晶組成物16がシ
ール剤12に接触しないので、液晶組成物16に不純物が溶
け込み、コントラストが低下することを防止する。
Description
板間に液晶組成物を封止した液晶表示素子に関する。
観点から、液晶表示素子がテレビやグラフィックデイス
フレイなどの表示装置として用いられている。
7166号公報に記載されているように、2枚の基板が
平行に対向して配設され、これら2枚の基板間には表示
領域が形成され、この表示領域の周囲にシール剤が設け
られて2枚の基板を接着するとともに、2枚の基板間に
配設される液晶組成物を囲っている。また、液晶表示装
置には、単純マトリクス型と、アクティブマトリクス型
がある。
アクティブマトリクス型のいずれの場合にも、シール剤
は、熱硬化型あるいは紫外線硬化型などの化学変化によ
り硬化させるものを用いており、場合によっては硬化促
進剤を用いている。
や紫外線処理などでシール剤の硬化処理をした後、シー
ル剤に末硬化成分や余剰の硬化促進剤があると、対向す
る2枚の基板間に液晶組成物を封入した後に、シール剤
から液晶組成物内にシール剤の未硬化成分や余剰の硬化
促進剤が溶け込むおそれがある。
の未硬化成分や余剰の硬化促進剤が溶け込むと、液晶組
成物の比抵抗が低下することにより電圧保持率が低下
し、シール剤の近傍の表示領域でコントラスト比が低下
して表示むらが生ずるおそれがある。
で、コントラストの低下による表示むらの発生を抑制
し、画面品質を向上した液晶表示素子を提供することを
目的とする。
成され画素電極が形成される対向する2枚の基板と、こ
の2枚の基板間に配設された液晶組成物と、前記基板の
表示領域の周囲に形成され前記対向する2枚の基板を接
着するシール剤と、前記基板の表示領域の周囲に配設さ
れ前記シール剤と液晶組成物とを遮断する位置に前記シ
ール剤とは異なる材料で形成された壁体とを具備したも
ので、シール剤と液晶組成物とを遮断する位置に、シー
ル剤とは異なる材料で形成された璧を設けることによ
り、液晶組成物とシールとが直接接触することがなくな
り、たとえばシール剤の未硬化成分あるいはシール剤に
余剰の硬化促進剤が残存していたとしても、液晶組成物
にこのような未硬化成分や余剰の硬化促進剤が溶け込む
ことを防止できるため、液晶組成物の比抵抗が低下する
ことにより電圧保持率が低下して、コントラスト比の部
分的な低下による表示むらを抑制する。
実施の形態を図面に示す単純マトリクス型の液晶表示素
子を参照して説明する。
50mm×210mmで厚さ0.7mmのガラス基板1
の表面にITOの640本の帯状の信号線電極2が形成
されて基板3が形成されている。
0mmで厚さ0.7mmのガラス基板4の表面にITO
の400本の帯状の走査線電極5が形成されて基板6が
形成されている。
極2と走査線電極5とを直交して交差する方向に間隙を
介して対向させている。これら信号線電極2と走査線電
極5とにより、マトリクス状に画素電極が形成され、こ
の画素電極が形成された部分が表示領域7となる。
配向膜8が形成され、ガラス基板4の走査線電極5上に
は配向膜9が形成され、ガラス基板1の配向膜8とガラ
ス基板4の配向膜9とは、ラビング方向が90°異なる
ように配設されている。
の表示領域7の周囲には、液晶封入口11の部分が切り欠
き開口された接着剤を兼ねた熱硬化性樹脂のエポキシ接
着剤系のシール剤12が設けられている。そして、ガラス
基板1の表示領域7となる信号線電極2および配向膜8
とシール剤12との間、および、ガラス基板4の表示領域
7となる走査線電極5および配向膜9とシール剤12との
間には、シール剤12とは異なる材料のアクリル樹脂の壁
体13が形成され、この壁体13のシール剤12の液晶封入口
11に対応する部分には、同様に液晶封入口14が形成され
ている。なお、シール剤12は紫外線硬化性樹脂でもよ
い。また、シール剤12の液晶封入口11および壁体13の液
晶封入口14は、信号線電極2および走査線電極5の外部
回路と接続するための図示しない接続パッドとは反対側
の辺に設けられている。
ス基板4の配向膜9の間には、ミクロパール(商品名:
積水ファインケミカル社製)といわれる間隙材15が配設
されている。
の間隙で壁体13で囲われた部分には、E.メルク社製の
商品番号ZLl−4792の液晶組成物16が封入されて
いる。
の液晶封入口14およびシール剤12の液晶封入口11は、紫
外線硬化樹脂の封止材17で封止されている。
それぞれの反対面には、偏光板18,19が貼着されてい
る。
説明する。
スパッタ法により形成し、このITO膜をフォトエッチ
ングによりパターニングしてガラス基板1上に信号線電
極2を形成する。同様に、基板4の表面に、ITO膜を
スパッタ法により形成し、このITO膜をフォトエッチ
ングによりパターンニングしてガラス基板4に走査線電
極5を形成する。
に、ポリイミド薄膜にラビング処理を施して配向膜8を
形成し、ガラス基板4の走査線電極5上に、同様にポリ
イミド薄膜にラビング処理を施して配向膜9を形成して
いる。また、ガラス基板1の信号線電極2が形成されて
いない面およびガラス基板4の走査線電極5が形成され
ていない面に、偏光板18,19を貼着する。
ル樹脂の膜を形成し、このアクリル樹脂の膜をフォトエ
ッチングしてガラス基板1の表示領域7の周囲に壁体13
を形成する。なお、この壁体13には液晶封入口14を形成
しておく。
る部分を除いて必要に応じて硬化促進剤を添加したエポ
キシ接着剤を塗布するとともに、壁体13の表示領域7側
に間隙材15を配設し、配向膜8および配向膜9を90°
異なるようにした状態でガラス基板1およびガラス基板
4を対向させ、ガラス基板1およびガラス基板4を圧着
した状態で加熱してエポキシ接着剤を熱硬化させ、ガラ
ス基板1およびガラス基板4を接着するとともにシール
剤12によりシールする。
壁体13の液晶封入口14から、液晶組成物16を注入し、シ
ール剤12の液晶封入口11および壁体13の液晶封入口14
に、必要に応じて硬化促進剤を添加した紫外線硬化樹脂
を塗布し、この紫外線硬化樹脂に紫外線を照射して硬化
させて封止材17を形成してシール剤12の液晶封入口11お
よび壁体13の液晶封入口14を密封して液晶組成物16を封
止して挟持する。
表示装置に組み込んで作動させたところ、シール剤12の
近傍の表示領域7でもコントラスト比が低下するなどの
表示不良は発生せず良好な画像表示が実現できた。
態での耐久実験および動作耐久実験をしたが、静態およ
び動作のいずれの耐久実験においても1000時間経過
後でも表示不良は発生せず、十分実用に耐える耐久性能
を有している。
造過程でシール剤12に熱や紫外線などのエネルギーを与
えて硬化させた際に、シール剤12あるいは封止材17に末
硬化成分が残った場合、あるいは、シール剤12あるいは
封止材17中に余剰の硬化促進剤などが残存していた甥合
などにおいても、シール剤12および封止材17の近傍の液
晶組成物16にシール剤12あるいは封止材17の未硬化成分
や余剰の硬化促進剤が溶け込まない。
の間にシール剤12と液晶組成物16とを遮断するアクリル
の壁体13を形成することにより、液晶組成物16が直接シ
ール剤12に接触することがなくなり、シール剤12の近傍
の液晶組成物16にシール剤12の未硬化成分または余剰の
硬化促進剤などが残存した不純物が溶け込むことがなく
なるため、液晶組成物16の部分的な比抵抗の低下、すな
わち電圧保持率の低下を防止し、コントラスト比の部分
的な低下により発生する表示むらを抑制できるためと考
えられる。
ス方式の液晶表示素子について説明したが、ガラス基板
上に信号線電極および走査線電極を互いに直交して配設
し、これら信号線電極および走査線電極の交点に薄膜ト
ランジスタなどのスイッチング素子を配設し、このスイ
ッチング素子によりマトリクス型に配設された画素電極
を駆動するマトリクスアレイ基板と、このマトリクスア
レイ基板に対向して設けられた対向基板とを有するアク
ティブマトリクス方式でも同様の効果を得ることができ
る。特に、スイッチング素子に薄膜トランジスタを用い
た場合、電圧保持が確実になるので特に有効である。
matic)型に限らず、横方向電界のIPS(In Play Swi
tching)やVAでも同様に適応できる。
ポリイミド樹脂などでも同様の効果を得ることができ
る。
とを遮断する位置に、シール剤とは異なる材料で形成さ
れた璧を設けることにより、液晶組成物とシールとが直
接接触することがなくなり、たとえばシール剤の未硬化
成分あるいはシール剤に余剰の硬化促進剤が残存してい
たとしても、液晶組成物にこのような未硬化成分や余剰
の硬化促進剤が溶け込むことを防止できるため、液晶組
成物の比抵抗が低下することにより電圧保持率が低下し
て、コントラスト比の部分的な低下による表示むらを抑
制でき、良好な画面品質にできる。
面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 表示領域が形成され画素電極が形成され
る対向する2枚の基板と、 この2枚の基板間に配設された液晶組成物と、 前記基板の表示領域の周囲に形成され前記対向する2枚
の基板を接着するシール剤と、 前記基板の表示領域の周囲に配設され前記シール剤と液
晶組成物とを遮断する位置に前記シール剤とは異なる材
料で形成された壁体とを具備したことを特徴とする液晶
表示素子。 - 【請求項2】 壁体は、ポリイミド系樹脂であることを
特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。 - 【請求項3】 璧体は、アクリル系樹脂であることを特
徴とする請求項1記載の液晶表示素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001055410A JP2002258291A (ja) | 2001-02-28 | 2001-02-28 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001055410A JP2002258291A (ja) | 2001-02-28 | 2001-02-28 | 液晶表示素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002258291A true JP2002258291A (ja) | 2002-09-11 |
Family
ID=18915602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001055410A Abandoned JP2002258291A (ja) | 2001-02-28 | 2001-02-28 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002258291A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007304178A (ja) * | 2006-05-09 | 2007-11-22 | Dainippon Printing Co Ltd | カラーフィルタおよびその製造方法 |
JP2019215410A (ja) * | 2018-06-12 | 2019-12-19 | 凸版印刷株式会社 | 液晶表示装置 |
-
2001
- 2001-02-28 JP JP2001055410A patent/JP2002258291A/ja not_active Abandoned
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007304178A (ja) * | 2006-05-09 | 2007-11-22 | Dainippon Printing Co Ltd | カラーフィルタおよびその製造方法 |
JP2019215410A (ja) * | 2018-06-12 | 2019-12-19 | 凸版印刷株式会社 | 液晶表示装置 |
WO2019240136A1 (ja) * | 2018-06-12 | 2019-12-19 | 凸版印刷株式会社 | 液晶表示装置 |
TWI703389B (zh) * | 2018-06-12 | 2020-09-01 | 日商凸版印刷股份有限公司 | 液晶顯示裝置 |
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