JP2002258197A - 光学走査装置の光路構造 - Google Patents

光学走査装置の光路構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1個の偏向手段に一対のFθレンズを該偏向
手段を挟んで対称に設け、複数の光源うちの少なくとも
1個の光源からの光線を偏向手段に導く反射鏡を、Fθ
レンズの配置の対称軸を挟んで該光源の反対側に配し、
反射鏡に至る光路を前記対称軸を横切らせることによ
り、光源から偏向手段に至る光路長を確保して光学走査
装置の小型化を図り、所望の部分の光路長を全ての光源
について容易に等しく調整できるようにする。 【解決手段】 一対のFθレンズ6、7をポリゴンミラ
ー5を挟んで対称に配置し、ポリゴンミラー5に近い側
に配された光源1c、1dからの光線R、Lをポリゴン
ミラー5に向けて反射させる反射鏡4c、4dを、対称軸に
対して光源1c、1dの反対側に配し、該光線R、L
反射鏡4c、4dに至る光路長を大きくして、光源1a、1bの
光路長とほぼ等しくすることにより、シリンドリカルミ
ラー3a、3b、3c、3dから走査位置Pまでの光路長をほ
ぼ等しく調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の感光体ド
ラム等の像担持体に各別にレーザービームを照射してそ
れぞれの像担持体に同一あるいは異なる色彩の静電潜像
を形成し、この静電潜像から形成されたトナー像を、記
録紙等の転写媒体を移動させながら順次転写させて、該
転写媒体に所望の画像を形成する画像形成装置に適した
光学走査装置に関し、特に光源からポリゴンミラー等の
偏向手段までの光路構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、カラー複写機やカラープリンタ
等のカラー画像形成装置として、いわゆるタンデム型画
像形成装置が広く知られている。これは、複数の感光体
ドラムなどの像担持体を並設し、これら像担持体に各別
にレーザービームを走査させながら照射して静電潜像を
形成し、この静電潜像を所定のトナーで現像してトナー
像を形成し、この像担持体の並設方向に移動する記録紙
などの転写媒体に順次トナー像を転写してカラー画像を
形成する方式が採用されている画像形成装置である。
【0003】この種の画像形成装置の一般的なものとし
て、例えば特開平11−295625号公報に光学走査
システムとして記載されたものなどがある。このような
一般的なタンデム型画像形成装置は、Y(イエロー)、
M(マゼンタ)、C(シアン)、BK(ブラック)の画
像データに対応した4個のレーザー光源から照射させた
レーザービームを、それぞれに対応した走査光学系を介
して4個の感光体ドラムにそれぞれ露光して静電潜像を
形成するようにしたものである。
【0004】斯かるカラー画像形成装置では、複数の感
光体ドラムに対して各別の走査光学系を備えているた
め、装置の小型化が阻害されると共に、コストが大きな
ものとなってしまうおそれがある。このため、単一の走
査光学系を複数の感光体ドラムに対して共通にして、小
型化を図ったカラー画像形成装置が特開平6−2862
26号公報や特開平10−20608号公報、特開平1
0−133131号公報などに記載されている。これら
のカラー画像形成装置に用いられている光学走査装置
は、複数の感光体の数に応じた複数のレーザー光源から
出射されたレーザービームを、共通に偏向する偏向手段
によって分離手段へ偏向させ、該分離手段によってそれ
ぞれのレーザービームをそれぞれの感光体へ導くように
したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記像担持体に形成さ
れる潜像を鮮明なものにするためには、レーザービーム
を像担持体に導く光学部品のそれぞれに所望の光学性能
を発揮させる必要がある。特に、レーザー光源から偏向
手段までの光路には、コリメータレンズやシリンドリカ
ルレンズが設けられ、これらによってレーザービームの
調整が行なわれる。これらの光学部品が所望の光学性能
を発揮するためには、適宜な長さの光路を必要とする。
例えば、シリンドリカルレンズを透過したレーザービー
ムは偏向手段に入射する際に適宜に収束していなければ
ならず、この収束のためには適宜長さの光路を必要とす
る。
【0006】また、4個のレーザー光源から発せられた
4本のレーザービームに関して、光学部品の共通化を図
るためには、シリンドリカルレンズから像担持体までの
光路長を等しくすることが望ましい。
【0007】他方、適宜な長さの光路を確保する場合に
は、従来の光学走査装置では、シリンドリカルレンズを
ポリゴンミラーから離隔して設置してあるため、光学走
査装置の小型化を阻害してしまうおそれがある。
【0008】そこで、この発明は、所望の光路長を確保
しながら、光学走査装置の小型化を図ることができる光
学走査装置の光路構造を提供することを目的としてい
る。
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの技術的手段として、この発明に係る光学走査装置の
光路構造は、3本以上の光線を偏向手段に導いて偏向さ
せ、それぞれの光線の前記偏向手段での偏向反射光をF
θレンズを透過させて、各別に像担持体上を走査させ
て、該像担持体に静電潜像を形成する光学走査装置の、
光源から前記像担持体まで光線を導く光路構造の平面視
において、前記偏向手段の中心を通る対称軸を挟んで、
一対のFθレンズを線対称の位置に設け、前記光線を発
する3個以上の光源を2組に分割して、前記対称軸を挟
んで配設し、前記光線のうちの少なくとも1本を、前記
対称軸を挟んで該光線の光源と反対側に位置させた反射
手段に入射させ、残りの光線を、前記対称軸に対して同
じ側に位置させた反射手段に入射させ、前記反射手段で
反射した光線を、前記対称軸に対して該反射手段と同じ
側にある前記偏向手段の偏向反射面で反射させて前記F
θレンズのそれぞれに導くことを特徴としている。
【0009】光源と前記対称軸を挟んで反対側の反射手
段に入射する前記1本の光線を、偏向手段の中心を通り
前記対称軸と直交する基準線に近い位置に配した光源か
ら発せられるものとする。他の2本の光線の光源は、前
記基準線から遠い位置に配されている。すなわち、前記
1本の光線は、前記偏向手段の遠い側にある偏向反射面
に導かれる。他方、他の2本の光線は、近い側にある偏
向反射面に導かれる。このため、前記1本の光線の光路
長と2本の光線の光路長とを等しい長さとなるように、
容易に調整することができる。
【0010】しかも、前記1本の光線の光源を、前記対
称軸から大きく離隔させることなく配することができ、
前記光線の偏向手段にいたるまでの光路を、小さな範囲
内で収めることができ、光学走査装置の小型化を図るこ
とができる。
【0011】また、請求項2の発明に係る光学走査装置
の光路構造は、前記一対のFθレンズのうちの同じFθ
レンズを透過する光線の光路であって反射手段から前記
偏向反射面に至る光路を略一致させたことを特徴とし、
請求項3の発明に係る光学走査装置の光路構造は、前記
対称軸に対して光源と同じ側にある前記反射手段で反射
した光線の光路を、前記対称軸を挟んで光源と反対の側
にある前記反射手段で反射した光線の光路の上側に配置
して、これら光路を略一致させることを可能としたこと
を特徴としている。
【0012】光路を略一致させることにより、反射手段
などの光学部品の取付調整を容易に行うことができると
共に、これら光学部品の取付部の加工精度を容易に確保
できる。
【0013】また、請求項4の発明に係る光学走査装置
の光路構造は、3本以上の光線を偏向手段に導いて偏向
させ、それぞれの光線の前記偏向手段での偏向反射光を
Fθレンズを透過させて、各別に像担持体上を走査させ
て、該像担持体に静電潜像を形成する光学走査装置の、
光源から前記像担持体まで光線を導く光路構造の平面視
において、前記偏向手段の中心を通る対称軸を挟んで、
一対のFθレンズを線対称の位置に設け、前記光線を発
する3個以上の光源を2組に分割して、前記対称軸を挟
んで配設し、前記対称軸を挟んでそれぞれの光線を反射
させる反射手段を配設し、前記対称軸を挟んで一方の側
に位置した光源から発せられる光線を、他方の側の反射
手段に入射させ、前記反射手段で反射した光線を、前記
対称軸に対して該反射手段と同じ側にある前記偏向手段
の偏向反射面で反射させて前記Fθレンズのそれぞれに
導くことを特徴としている。
【0014】いずれの光線も、前記対称軸を挟んでそれ
ぞれの光源とは反対側にある偏向反射面に入射されるよ
う導かれる。すなわち、光源から遠い位置にある偏向反
射面に入射する。このため、偏向反射面までの光路長を
大きくすることができ、容易に所望の長さを確保するこ
とができ、光路を小さな範囲内に収めることができる。
しかも、全ての光線の光路長を容易に等しく調整するこ
とができる。
【0015】また、請求項5の発明に係る光学走査装置
の光路構造は、前記光源から前記反射鏡に至る光路が、
前記対称軸とほぼ直交することを特徴とし、請求項6の
発明に係る光学走査装置の光路構造は、前記光源から前
記反射鏡に至る光路が、前記対称軸に対して直交しない
ことを特徴としている。
【0016】対称軸に対して直交させるか、斜交させる
かは、この光学走査装置の各部品の配置構造等によって
定めることができる。斜交させる場合には、直交させる
場合よりも大きな光路長を確保することができ、光路長
を等しくする調整を容易に行なうことができる。他方、
直交させる場合には、光路がこの光学走査装置の各部品
の取り付けや調整の基準となるXY軸と同一の方向とな
るため、該光路に関する測定の際の基準が明確になり、
取り付け精度などの検証が容易となる。
【0017】また、請求項7の発明に係る光学走査装置
の光路構造は、前記光源と前記反射鏡とを、前記対称軸
に対して線対称の位置に配設したことを特徴としてい
る。
【0018】光路を前記対称軸に対して斜交させる場合
には、光路が重畳することを防止できる。このため、光
源と反射鏡とを対称に配置することができ、さらに光線
の調整を行なうシリンドリカルレンズ等も対称に配置す
ることができる。光学部品を対称に配置することによっ
て、温度等の影響による部品の変形等が対称な位置にあ
る部品に等しく作用し、その影響を受けにくくすること
ができる。
【0019】また、請求項8の発明に係る光学走査装置
の光路構造は、4本の光線を偏向手段に導いて偏向さ
せ、それぞれの光線の前記偏向手段での偏向反射光をF
θレンズを透過させて、各別に像担持体上を走査させ
て、該像担持体に静電潜像を形成する光学走査装置の、
光源から前記像担持体まで光線を導く光路構造の平面視
において、前記偏向手段の中心を通る対称軸を挟んで、
一対のFθレンズを線対称の位置に設け、前記光線を発
する4個の光源を2個ずつ2組に分割して、前記対称軸
を挟んで配設し、前記対称軸を挟んでそれぞれの光線を
反射させる反射手段を配設し、前記対称軸を挟んで一方
の側に位置した光源のうちの一の光源から発せられる光
線を他方の側の反射手段に、他の光源から発せられる光
線を該光源と同じ側の反射手段に、それぞれ入射させ、
前記反射手段で反射した光線を、前記対称軸に対して該
反射手段と同じ側にある前記偏向手段の偏向反射面で反
射させて前記Fθレンズのそれぞれに導くことを特徴と
している。
【0020】カラー画像形成装置では、Y、M、C、B
Kを各別にしてその画像データを含む4本のレーザービ
ームが利用されるので、4個の光源が用いられるのが一
般的である。そして、前記基準線に近い側に位置させた
光源から発せられる光線を、該基準線から遠い側に配し
た反射鏡であって、該光源と対称軸に対して同じ側にあ
る反射鏡に入射させる。他方、基準線から遠い側に位置
させた光源から発せられる光線は、該基準線に近い側に
配した反射鏡であって、対称軸を挟んで該光源の反対側
にある反射鏡に入射させる。このため、光線の光路長を
より大きくすることができ、光路長を容易に等しく調整
することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図示した好ましい実施の形
態に基づいて、この発明に係る光学走査装置の光路構造
を具体的に説明する。
【0022】図1〜図3に、第1の実施形態を示してあ
り、これらの図は本発明に係る光学走査装置の光路を示
す模式図で、図1は平面図、図2は正面図、図3は右側
面図である。この光学走査装置はカラー画像形成装置に
搭載されるのに適したもので、Y、M、C、BKの4色
のそれぞれに対応させて4個のレーザー光源1a、1b、1
c、1dを備えている。なお、いずれのレーザー光源1a、1
b、1c、1dが、Y、M、C、BKのいずれに対応したも
のであっても構わない。各レーザー光源1の前方には、
コリメータレンズ2a、2b、2c、2d、シリンドリカルレン
ズ3a、3b、3c、3d、反射鏡4a、4b、4c、4dが備えられ、
レーザー光源1a、1b、1c、1dから発せられたレーザービ
ームは、コリメータレンズ2a、2b、2c、2dとシリンドリ
カルレンズ3a、3b、3c、3dを順次透過し、反射鏡4a、4
b、4c、4dで反射させられて、偏向手段であるポリゴン
ミラー5に入射するようにしてある。このポリゴンミラ
ー5はほぼ正六角形をし、その六面を偏向反射面5aとさ
れている。また、軸5bを中心として適宜な速度で回転
し、偏向反射面5aが指向する方向を順次変更して、入射
光線が偏向されるようにしてある。
【0023】前記ポリゴンミラー5の軸5bを通る直線の
1つを対称軸Sとし、この対称軸Sに対して線対称の位
置に一対のFθレンズ6、7が設けられている。これら
Fθレンズ6、7の前方には、図2に示すように、入射
光線をポリゴンミラー5の軸5bと平行な方向で下方へ向
けて反射させる導入反射鏡8、9が配されている。これ
ら導入反射鏡8、9のそれぞれの前方には分離反射鏡1
1、12が設けられている。この分離反射鏡11、12は導入
反射鏡8、9で反射した光線に対してほぼ45度に傾い
た互に直角な2つの分離反射面11a 、11b 、12a 、12b
を備えている。分離反射鏡11の分離反射面11a 、11b の
境界線は、導入反射鏡8からの光線が複数本ある場合に
は、これら光線の中央部に位置させ、複数本の光線が分
離反射面11a 、11b に適宜に振り分けられて入射するよ
うにしてある。例えば、図2に示すように、2本の光線
、Lが導入反射鏡8から入射する場合、分離反射
面11a 、11b の境界線はこれら光線L、Lの間の位
置し、光線Lは分離反射面11a に、光線Lは分離反
射面11b にそれぞれ入射するようにしてある。なお、分
離反射鏡12の分離反射面12a 、12b の境界線は、導入反
射鏡9からの光線が複数本ある場合には、これら光線の
中央部に位置するようにしてあり、光線Rは分離反射
面12a に、光線Rは分離反射面12b にそれぞれ入射す
るようにしてある。
【0024】分離反射面11a の前方にはシリンドリカル
ミラー13が、分離反射面11b の前方にはシリンドリカル
ミラー14が、分離反射面12a の前方にはシリンドリカル
ミラー15が、分離反射面12b の前方にはシリンドリカル
ミラー16がそれぞれ配されており、光線Lはシリンド
リカルミラー13の反射面に、光線Lはシリンドリカル
ミラー14の反射面に、光線Rはシリンドリカルミラー
15の反射面に、光線R はシリンドリカルミラー16の反
射面にそれぞれ入射するようにしてある。
【0025】前記シリンドリカルミラー13、14、15、16
の反射面では、光線L、L、R 、Rは前記ポリ
ゴンミラー5の軸5bと平行な方向へ反射されると共に、
互に適宜な間隔を隔てることになる。これら反射面の前
方にはそれぞれ透過板17a、17b 、17c 、17d が配され
て、光線L、L、R、Rはこれら透過板17a、
17b 、17c 、17d を透過する。そして、これら透過板17
a、 17b 、17c 、17dの前方に感光体ドラム等の像担持
体(図示せず)の走査位置Pが位置している。
【0026】次に、この第1実施形態に係る前記光源1
a、1b、1c、1dからポリゴンミラー5に至る光路構造を
説明する。ポリゴンミラー5の軸5bを通り前記対称軸S
と直交する直線を、基準線Bとする。また、この第1実
施形態では、4個の光源1a、1b、1c、1dを備えており、
これらを2つずつにして組合せるものとする。すなわ
ち、光源1aと光源1cとを組合せ、光源1bと光源1dとを組
合せてあり、光源1aと光源1cとは対称軸Sに対して同じ
側に、光源1bと光源1dとは光源1a等と反対の側に配置さ
れている。また、図1に示すように、光源1c、1dは、光
源1a、1bよりも基準線Bに近い側に位置しているものと
する。
【0027】前記反射鏡4a、4bは、対応する光源1a、1b
と対称軸Sに対して同じ側に配されているのに対して、
反射鏡4c、4dは、対応する光源1c、1dと対称軸Sに対し
て反対側に配されている。したがって、光源1aから発せ
られ反射鏡4aで反射された光線Lは、対称軸Sに対し
て光源1aと同じ側に位置した前記偏向反射面5aに入射す
る。光源1bから発せられ反射鏡4bで反射された光線R
も、対称軸Sに対して光源1bと同じ側に位置した前記偏
向反射面5aに入射する。他方、光源1cから発せられ反射
鏡4cで反射された光線Rは、対称軸Sに対して光源1c
と反対の側に位置した偏向反射面5aに入射し、光源1dか
ら発せられ反射鏡4dで反射された光線L は、対称軸S
に対して光源1dと反対の側に位置した偏向反射面5aに入
射する。すなわち、図1に示すように、光線Rの光路
は光線Lの光路と対称軸Sとを横切って配されてお
り、光線Lの光路は光線Rと対称軸Sとを横切って
配されている。なお、光線L、Lが入射する偏向反
射面5aと、光線R、Rが入射する偏向反射面5aと
は、対称軸Sを挟んだ位置にある。
【0028】また、前記光線L、L、R、R
光源1a、1b、1c、1dから反射鏡4a、4b、4c、4dに至る光
路は、いずれも対称軸Sと直交する方向としてある。こ
のため、対称軸Sと交差して進む光線Rと光線L
の、それぞれ光源1c、1dから反射鏡4c、4dに至る光路
が重複してしては不都合である。また、同じ側にある偏
向反射面5aに入射する光線Lと光線L、光線R
光線Rも、それぞれ重複しては不都合である。このた
め、図3に示すように、光線Rと光線Rの高さ位置
及び光線Lと光線Lの高さ位置をそれぞれ異なら
せ、光線Rの光路上に光線Rのための反射鏡4cが、
光線Lの光路上に光線Lのための反射鏡4dが位置し
ないようにしてある。さらに、反射鏡4cと反射鏡4dとが
等しい高さ位置となってしまうので、光線Rの反射鏡
4cに至る光路と、光線Lの反射鏡4dに至る光路は、図
1に示すように、基準線Bからの距離を異ならせてあ
る。
【0029】以上により構成されたこの発明の第1実施
形態に係る光学走査装置の光路構造の作用を、以下に説
明する。
【0030】処理すべき画像のY、M、C、BKのデー
タに関する情報のいずれかを各別に含んで光源1a、1b、
1c、1dのそれぞれから発せられた光線L、L
、R は、コリメータレンズ2a、2b、2c、2dを透過
して平行光線に調整された後、シリンドリカルレンズ3
a、3b、3c、3dを透過して集光光線に調整される。その
後、光線Lと光線R は、反射鏡4a、4bのそれぞれ
で反射されてポリゴンミラー5の、対称軸Sに対してこ
れら光線L、Rのそれぞれの光源1a、1bと同じ側に
ある偏向反射面5aに入射する。なお、これら光線L
の光路はほぼ等しい高さ位置に配されている。他
方、光線Lと光線Rは、それぞれ光線Rと光線L
を横切って反射鏡4d、4cのそれぞれで反射されてポリ
ゴンミラー5の、対称軸Sに対してこれら光線L、R
のそれぞれの光源1c、1dと反対側にある偏向反射面5a
に入射する。なお、これら光線L、Rの光路はほぼ
等しい高さ位置で、光線L、Rの下側に配されてい
る。
【0031】偏向反射面5aに入射した光線L、L
、Rはポリゴンミラー5の回転によって順次偏向
されて、光線L、LはFθレンズ6を透過して導入
反射鏡8で反射され、光線R、RはFθレンズ7を
透過して導入反射鏡9で反射される。導入反射鏡8、9
で反射されて、光線Lは分離反射鏡11の分離反射面11
b で反射してシリンドリカルミラー14に入射し、光線L
は分離反射面11a で反射してシリンドリカルミラー13
に入射し、光線Rは分離反射鏡12の分離反射面12a で
反射してシリンドリカルミラー15に入射し、光線R
分離反射鏡12bで反射してシリンドリカルミラー16に入
射する。シリンドリカルミラー13、14、15、16に入射し
た光線L、L、R、Rは、適宜な間隔を隔てる
と共に、ポリゴンミラー5の軸5aと平行な方向の光路を
通ってそれぞれの光線L、L、R、Rに対応し
た像担持体の走査位置Pに入射し、対応したデータに
基づく静電潜像が形成されることになる。
【0032】この第1実施形態に係る光学走査装置の光
路構造によれば、基準線に近い側に位置させた光源1c、
1dから発せられた光線R、Lは対称軸Sを横切って
反対側に配した反射鏡4c、4dに入射するから、光源1c、
1dの光線を対称軸Sに対して該光源1c、1dと同じ側に反
射鏡を配した場合の光路よりも大きい光路長を確保でき
る。このため、光源1c、1dからポリゴンミラー5までの
光路長を、基準線から遠い側にある光源1a、1bからポリ
ゴンミラー5までの光路長とほぼ等しくすることがで
き、シリンドリカルレンズ3a、3b、3c、3dの位置を調整
することによって、いずれの光線L、L、R、R
についても、該シリンドリカルレンズ2a、2b、2c、2d
からポリゴンミラー5の偏向反射面5aまでの光路長を容
易に等しくすることができる。なお、偏向反射面5aから
走査位置Pまでの光路長は、いずれの光線L
、R、Rについても容易に等しくすることがで
きる。
【0033】また、光源1c、1dからの光線R、L
を、対称軸Sに対して該光源1c、1dと同じ側にある反
射鏡に入射させる場合には、光路長を確保するために光
源1c、1dを、図1において側方に突出させて配置しなけ
ればならず、光学走査装置が大型化してしまうおそれが
あるが、この第1実施形態に係る光路構造では、その必
要がなく、光学走査装置の小型化を図ることができる。
【0034】しかも、光路長を等しくすることにより、
シリンドリカルレンズ3a、3b、3c、3dや反射鏡4等の部
品の共通化を図ることができ、部品コストを削減して、
光学走査装置のコストを安価に抑制できる。
【0035】また、光線L、L、R、Rの光路
は、いずれも対称軸Sと直交することになり、この光学
走査装置の各光学部品を取り付ける基準となる方向と等
しい方向あるいは直交するから、これら光路の精度の検
証を容易に行うことができる。
【0036】次に、図4に示す第2の実施形態に係る光
学走査装置の光路構造を説明する。この第2実施形態に
係る構造で、前記第1実施形態に係る構造と同一の部分
は同一の符号を付してあり、またポリゴンミラー5から
走査位置Pまでの光路は第1実施形態に係る光路と同
一であるので省略してある。この第2実施形態では、前
記基準線Bから遠い側にある第1実施形態に係る光源1b
を、基準線Bからの距離が光源1aとほぼ等しい位置に配
した光源21b としたものである。このため、光源1aと光
源21b とは対称軸Sに対して対称の位置に位置し、コリ
メータレンズ2aと2b、シリンドリカルレンズ3aと3b、反
射鏡4aと4bも同様に対称位置に位置させることができ
る。
【0037】この第2実施形態に係る光路構造によれ
ば、光源1a、21b とコリメータレンズ2a、2b、シリンド
リカルレンズ3a、3b、反射鏡4a、4bが対称軸Sに対して
対称の位置にあるから、例えば、光学走査装置のケーシ
ングやこれらの光学部品が取り付けられたベース部材等
が温度によって変形した場合であっても、その変形がこ
れらの光学部品に均等に作用し、変形による光学性能へ
の影響を極力抑制することができる。
【0038】次に、図5に平面図を示す第3の実施形態
を説明する。なお、第1実施形態に係る光路構造と同一
の部分は同一の符号を付してある。この第3実施形態
は、4個の光源31a 、31b 、31c 、31d を2つずつにし
て組合せ、平面視において、対称軸Sを挟んで、光源31
a と光源31b とが、光源31c と光源31d とがそれぞれ対
称な位置に配されている。また、コリメータレンズ32a
と32b 、コリメータレンズ32c と32d 、及びシリンドリ
カルレンズ33a と33b 、シリンドリカルレンズ33c と33
d も、対称軸Sを挟んでそれぞれ対称に配され、またこ
れらコリメータレンズ32a 、32b 、32c 、32d とシリン
ドリカルレンズ33a 、33b 、33c 、33d は、対称軸Sに
対してそれぞれの光源31a 、31b 、31c 、31d と同じ側
に配されている。
【0039】前記光源31a から発せられる光線R3 は、
コリメータレンズ32a とシリンドリカルレンズ33a を透
過し、反射鏡34a に入射する。光源31b から発せられる
光線L3 は、コリメータレンズ32b とシリンドリカルレ
ンズ33b を透過し、反射鏡34b に入射する。光源31c か
ら発せられる光線R4 は、コリメータレンズ32c とシリ
ンドリカルレンズ33c を透過し、反射鏡34c に入射す
る。光源31d から発せられる光線L4 は、コリメータレ
ンズ32d とシリンドリカルレンズ33d を透過し、反射鏡
34d に入射する。これら反射鏡34a 、34b 、34c 、34d
は、それぞれが対応する光源31a 、31b 、31c 、31d に
関して、対称軸Sに対し反対側に配されている。これら
反射鏡34a 、34b 、34c 、34d で反射した光線L3 、L
4 、R3 、R4 は、ポリゴンミラー5の偏向反射面5aに
入射し、順次反射方向が偏向されながらFθレンズ6、
7を透過する。
【0040】また、光線L3 、L4 、R3 、R4 の光源
31a 、31b 、31c 、31d から反射鏡34a 、34b 、34c 、
34d に至る光路は、いずれも対称軸Sに対して直交する
方向から適宜角度傾き、光線L3 、L4 、R3 、R4
進む方向は、ポリゴンミラー5に近づく方向としてあ
る。したがって、光線L3 、L4 、R3 、R4 の光路
は、いずれも対称軸Sと斜交している。なお、図6に示
すように、光線L3 と光線L4 の光路の高さを異なら
せ、光線R3 と光線R4 の光路の高さを異ならせてあ
る。
【0041】この第3実施形態に係る光路構造では、光
源31a 、31b 、31c 、31d とコリメータレンズ32a 、32
b 、32c 、32d 、シリンドリカルレンズ33a 、33b 、33
c 、33d 、反射鏡34a 、34b 、34c 、34d のいずれも、
平面視において、対称軸Sに対して対称位置に配するこ
とができる。このため、熱等による変形があってもその
影響を極力抑制することができる。しかも、それぞれの
光源31a 、31b 、31c、31d から発せられる光線L3
4 、R3 、R4 は、対称軸Sに対してそれぞれの光源
31a 、31b 、31c 、31d と反対の側の偏向反射面5aに入
射するから、光源31a 、31b 、31c 、31d からポリゴン
ミラー5に至る光路長を大きくすることができ、シリン
ドリカルミラー33a 、33b 、33c 、33d から走査位置P
までの光路長を等しくする調整を容易に行なえる。
【0042】次に、図7に平面図を示す第4の実施形態
に係る光路構造を説明する。なお、第1実施形態に係る
光路構造と同一の部分は同一の符号を付してある。この
第4実施形態では、4個の光源41a 、41b 、41c 、41d
を2つずつにして組合せ、平面視において、対称軸Sを
挟んで、光源41a と光源41b とが、光源41c と光源41d
とがそれぞれ対称な位置に配されている。また、コリメ
ータレンズ42a と42b、コリメータレンズ42c と42d 、
及びシリンドリカルレンズ43a と43b 、シリンドリカル
レンズ43c と43d も、対称軸Sを挟んでそれぞれ対称に
配され、またこれらコリメータレンズ42a 、42b 、42c
、42d とシリンドリカルレンズ43a 、43b 、43c 、43d
は、対称軸Sに対してそれぞれの光源41a 、41b 、41c
、41d と同じ側に配されている。
【0043】前記光源41a から発せられる光線R5 は、
コリメータレンズ42a とシリンドリカルレンズ43a を透
過し、前記対称軸Sに対して光源41a と反対の側に配さ
れた反射鏡44a に入射する。光源41b から発せられる光
線L5 は、コリメータレンズ42b とシリンドリカルレン
ズ43b を透過し、前記対称軸Sに対して光源41b と反対
の側に配された反射鏡44b に入射する。また、これら光
線R5 、L5 の光源41a 、41b から反射鏡44a 、44b に
至るまでのそれぞれの光路は、対称軸Sに対して直交す
る方向から適宜角度傾き、これら光線R5 、L5 が進む
方向は、ポリゴンミラー5に近づく方向としてある。し
たがって、光線R5 、L5 の光路は、対称軸Sと斜交し
ている。
【0044】また、光源41c から発せられる光線L6
は、コリメータレンズ42c とシリンドリカルレンズ43c
を透過し、前記対称軸Sに対して光源41c と同じ側に配
された反射鏡44c に入射する。光源41d から発せられた
光線R6 は、コリメータレンズ42d とシリンドリカルレ
ンズ43d を透過し、前記対称軸Sに対して光源41d と同
じ側に配された反射鏡44d に入射する。また、これら光
線L6 、R6 の光源41c、41d から反射鏡44c 、44d に
至るまでのそれぞれの光路は、対称軸Sに対して直交す
る方向から適宜角度傾き、これら光線L6 、R6 が進む
方向は、ポリゴンミラー5から遠ざかる方向としてあ
る。したがって、光線L6 、R6 の光路は、対称軸Sと
斜交している。
【0045】前記反射鏡で反射した光線L5 、L6 、R
5 、R6 は、ポリゴンミラー5の偏向反射面5aに入射
し、順次反射方向が偏向されながらFθレンズ6、7を
透過する。また、図8に示すように、光線L5 と光線L
6 の光路の高さを異ならせ、光線R5 と光線R6 の光路
の高さを異ならせてある。
【0046】この第4実施形態に係る光路構造では、ポ
リゴンミラー5に近い側にある光源41c 、41d から発せ
られる光線L6 、R6 の光源41c 、41d から反射鏡44c
、44d までの光路をポリゴンミラー5から離隔する方
向に形成したから、これらの光線L6 、R6 の光路長を
大きくして、ポリゴンミラー5から遠い側にある光源41
a 、41b から発せられる光線L5 、R5 の光路長とほぼ
等しい大きさに確保することができる。このため、シリ
ンドリカルミラー43a 、43b 、43c 、43d から走査位置
に至るまでの光路長を、全ての光線L5 、L6 、R
5 、R6 について容易に等しくすることができる。しか
も、光源41a 、41b 、41c 、41d から反射鏡44a 、44b
、44c 、44d までの光路を対称軸Sに対して斜交する
方向としたから、光源41a 、41b 、41c 、41d とコリメ
ータレンズ42a 、42b 、42c 、42d 、シリンドリカルレ
ンズ43a 、43b 、43c 、43d 、反射鏡44a 、44b 、44c
、44dなどを対称軸Sに対して対称に配することがで
き、熱変形等の影響を極力抑制することができる。
【0047】以上に説明した実施形態では、いずれも4
個の光源を備えた場合の光路構造を例示してあるが、光
源は3つであっても、あるいは5つ以上であっても構わ
ない。例えば、Y、M、C、BKに関してそれぞれ2個
の光源を備えさせれば、転写媒体への転写を同時に2本
のラインで行なうことができ、転写速度を大きくするこ
とができるが、斯かる場合には8個の光源を要すること
になる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る光
学走査装置の光路構造によれば、光源から発せられる光
線を、一対の対称な位置にあるFθレンズの対称軸に対
して、光源とは反対の側にある反射鏡に入射させるよう
にしたから、該光源から反射鏡に至る光路長を長くする
ことができる。このため、光源が配された位置の偏向手
段からの距離に拘わりなく、いずれの光源についても光
路長をほぼ等しく、大きくすることができる。そして、
シリンドリカルレンズから走査位置までの光路長等、所
望の光路長を等しくするための調整を容易に行なうこと
ができる。しかも、光路長を等しくすることにより、光
源やシリンドリカルレンズ等の部品を全ての光路に共通
化することができ、部品コストの低減を図ることができ
る。
【0049】さらに、偏向手段に近い位置に光源を配し
てあるから、光学走査装置の小型化を図ることもでき
る。
【0050】また、請求項2または請求項3の発明に係
る光学走査装置の光路構造によれば、光路を略一致させ
ることにより、反射手段などの光学部品の取付調整を容
易に行うことができると共に、これら光学部品の取付部
の加工精度を容易に確保できる。しかも、光学部品の配
置スペースが小さくなるので、光学走査装置の小型化を
図ることができる。
【0051】また、請求項4の発明に係る光学走査装置
の光路構造によれば、いずれの光線の光路も前記対称軸
を交差させてあるから、光学走査装置をより小型にする
ことができる。
【0052】また、請求項5の発明に係る光学走査装置
の光路構造によれば、光路を前記対称軸に直交させてあ
り、請求項6の発明に係る光学走査装置の光路構造は、
光路を前記対称軸に斜交させてあるものである。光路を
対称軸に斜交させる場合には、平面視において、各光学
部品を対称の位置に配置させることができるので、光源
の発熱等の影響によって、光学走査装置のケーシングや
これらの光学部品が取り付けられたベース部材等が温度
によって変形した場合であっても、その変形がこれらの
光学部品に均等に作用し、変形による光学性能への影響
を極力抑制することができる。
【0053】また、請求項7の発明に係る光学走査装置
の光路構造によれば、各光学部品を前記対称軸に対して
対称に配置させたから、熱等に起因する変形による光学
性能への影響を極力抑制することができる。
【0054】また、請求項8の発明に係る光学走査装置
の光路構造によれば、偏向手段に近い側に位置させた光
源からの光線の光路を大きくすることができ、このた
め、該光路の長さを、偏向手段から遠い側に位置させた
光源からの光線の光路の長さとほぼ等しくすることがで
きる。このため、シリンドリカルレンズから走査位置に
至る光路の長さを全ての光源に関して等しくする調整を
容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光学走査装置の光路構造の第1実施
形態を模式的に示す平面図である。
【図2】図1に示す光路構造の正面図である。
【図3】図1に示す光路構造の右側面図である。
【図4】この発明の光学走査装置の光路構造の第2実施
形態を模式的に示す平面図である。
【図5】この発明の光学走査装置の光路構造の第3実施
形態を模式的に示す平面図である。
【図6】図5に示す光路構造の正面図である。
【図7】この発明の光学走査装置の光路構造の第4実施
形態を模式的に示す平面図である。
【図8】図7に示す光路構造の正面図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d レーザー光源 2a、2b、2c、2d コリメータレンズ 3a、3b、3c、3d シリンドリカルレンズ 4a、4b、4c、4d 反射鏡 5 ポリゴンミラー 5a 偏向反射面 5b 軸 6、7 Fθレンズ 8、9 導入反射鏡 11、12 分離反射鏡 11a、11b 分離反射面 12a、12b 分離反射面 13、14、15、16 シリンドリカルミラー 21b 光源 31a 、31b 、31c 、31d 光源 32a 、32b 、32c 、32d コリメータレンズ 33a 、33b 、33c 、33d シリンドリカルレンズ 34a 、34b 、34c 、34d 反射鏡 41a 、41b 、41c 、41d 光源 42a 、42b 、42c 、42d コリメータレンズ 43a 、43b 、43c 、43d シリンドリカルレンズ 44a 、44b 、44c 、44d 反射鏡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小里 哲也 埼玉県大宮市植竹町一丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)発明者 山中 敏央 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 小田 歩 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C362 AA10 AA42 BA50 BA51 BA53 BA83 BA86 BA90 CA39 DA06 2H045 AA01 BA22 BA34 CA67 DA04 5C072 AA03 BA19 CA06 DA21 DA23 HA02 HA06 HA09 HA13 QA14 XA01 XA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3本以上の光線を偏向手段に導いて偏向
    させ、それぞれの光線の前記偏向手段での偏向反射光を
    Fθレンズを透過させて、各別に像担持体上を走査させ
    て、該像担持体に静電潜像を形成する光学走査装置の、
    光源から前記像担持体まで光線を導く光路構造の平面視
    において、 前記偏向手段の中心を通る対称軸を挟んで、一対のFθ
    レンズを線対称の位置に設け、 前記光線を発する3個以上の光源を2組に分割して、前
    記対称軸を挟んで配設し、 前記光線のうちの少なくとも1本を、前記対称軸を挟ん
    で該光線の光源と反対側に位置させた反射手段に入射さ
    せ、 残りの光線を、前記対称軸に対して同じ側に位置させた
    反射手段に入射させ、前記反射手段で反射した光線を、
    前記対称軸に対して該反射手段と同じ側にある前記偏向
    手段の偏向反射面で反射させて前記Fθレンズのそれぞ
    れに導くことを特徴とする光学走査装置の光路構造。
  2. 【請求項2】 前記一対のFθレンズのうちの同じFθ
    レンズを透過する光線の光路であって反射手段から前記
    偏向反射面に至る光路を略一致させたことを特徴とする
    請求項1に記載の光学走査装置の光路構造。
  3. 【請求項3】 前記対称軸に対して光源と同じ側にある
    前記反射手段で反射した光線の光路を、前記対称軸を挟
    んで光源と反対の側にある前記反射手段で反射した光線
    の光路の上側に配置して、これら光路を略一致させるこ
    とを可能としたことを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の光学走査装置の光路構造。
  4. 【請求項4】 3本以上の光線を偏向手段に導いて偏向
    させ、それぞれの光線の前記偏向手段での偏向反射光を
    Fθレンズを透過させて、各別に像担持体上を走査させ
    て、該像担持体に静電潜像を形成する光学走査装置の、
    光源から前記像担持体まで光線を導く光路構造の平面視
    において、 前記偏向手段の中心を通る対称軸を挟んで、一対のFθ
    レンズを線対称の位置に設け、 前記光線を発する3個以上の光源を2組に分割して、前
    記対称軸を挟んで配設し、 前記対称軸を挟んでそれぞれの光線を反射させる反射手
    段を配設し、 前記対称軸を挟んで一方の側に位置した光源から発せら
    れる光線を、他方の側の反射手段に入射させ、 前記反射手段で反射した光線を、前記対称軸に対して該
    反射手段と同じ側にある前記偏向手段の偏向反射面で反
    射させて前記Fθレンズのそれぞれに導くことを特徴と
    する光学走査装置の光路構造。
  5. 【請求項5】 前記光源から前記反射鏡に至る光路が、
    前記対称軸とほぼ直交することを特徴とする請求項1な
    いし請求項4のいずれかに記載の光学走査装置の光路構
    造。
  6. 【請求項6】 前記光源から前記反射鏡に至る光路が、
    前記対称軸に対して直交しないことを特徴とする請求項
    1ないし請求項4のいずれかに記載の光学走査装置の光
    路構造。
  7. 【請求項7】 前記光源と前記反射鏡とを、前記対称軸
    に対して線対称の位置に配設したことを特徴とする請求
    項6に記載の光学走査装置の光路構造。
  8. 【請求項8】 4本の光線を偏向手段に導いて偏向さ
    せ、それぞれの光線の前記偏向手段での偏向反射光をF
    θレンズを透過させて、各別に像担持体上を走査させ
    て、該像担持体に静電潜像を形成する光学走査装置の、
    光源から前記像担持体まで光線を導く光路構造の平面視
    において、 前記偏向手段の中心を通る対称軸を挟んで、一対のFθ
    レンズを線対称の位置に設け、 前記光線を発する4個の光源を2個ずつ2組に分割し
    て、前記対称軸を挟んで配設し、 前記対称軸を挟んでそれぞれの光線を反射させる反射手
    段を配設し、 前記対称軸を挟んで一方の側に位置した光源のうちの一
    の光源から発せられる光線を他方の側の反射手段に、他
    の光源から発せられる光線を該光源と同じ側の反射手段
    に、それぞれ入射させ、 前記反射手段で反射した光線を、前記対称軸に対して該
    反射手段と同じ側にある前記偏向手段の偏向反射面で反
    射させて前記Fθレンズのそれぞれに導くことを特徴と
    する光学走査装置の光路構造。
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