JP2002257779A - ガス濃度センサのヒータ制御装置 - Google Patents

ガス濃度センサのヒータ制御装置

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JP2002257779A
JP2002257779A JP2001338975A JP2001338975A JP2002257779A JP 2002257779 A JP2002257779 A JP 2002257779A JP 2001338975 A JP2001338975 A JP 2001338975A JP 2001338975 A JP2001338975 A JP 2001338975A JP 2002257779 A JP2002257779 A JP 2002257779A
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    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
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Abstract

(57)【要約】 【課題】センサの昇温特性を良好に維持し、且つ素子割
れなどの不具合を抑制すること。 【解決手段】A/Fセンサ30は、固体電解質体を用い
たセンサ素子50を具備し、該センサ素子50がヒータ
67により活性状態に加熱される。昇温時ヒータ制御
(全通電制御)に際し、マイコン20は、ヒータ67に
基準電圧(13V固定)を印加し且つデューティ比10
0%とした条件下で規定した電力プロフィールを用い、
ヒータ通電を制御する。つまり、制御ベース値であるデ
ューティ比100%に対し、電力プロフィール上に設定
される目標電力とその都度算出されるヒータ電力(=ヒ
ータ電圧×ヒータ電流)との比に応じた補正を行い、昇
温時Dutyを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス濃度センサの
ヒータ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車用エンジンにおいては、一
般にA/Fセンサ等のガス濃度センサによる検出結果に
基づき空燃比制御が実施される。ガス濃度センサはジル
コニア製の固体電解質体を用いたセンサ素子を有し、こ
のセンサ素子により空燃比(酸素濃度)を精度良く検出
するにはセンサ素子の温度を所定の活性温度に維持する
必要がある。通常は同センサにヒータを内蔵しヒータの
通電量(デューティ比)を制御している。こうしたヒー
タ制御の手法として、例えばヒータへの供給電力を制御
したり、センサ素子の温度を所定の活性温度にフィード
バック制御したりするものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来既
存の技術では、例えばエンジンの低温始動時にセンサ素
子を冷間状態から昇温させる際において、いち早く昇温
させることが望まれるものの、その反面、センサ素子を
急速に昇温させると、素子割れ、ヒータ割れ、素子とヒ
ータとの接合面の剥離などの不具合を生じるおそれがあ
った。
【0004】本発明は、上記問題に着目してなされたも
のであって、その目的とするところは、センサの昇温特
性を良好に維持し、且つ素子割れなどの不具合を抑制す
ることができるガス濃度センサのヒータ制御装置を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、昇温時ヒータ制御手段は、センサ素子を活性温度に
昇温する昇温時において、所定デューティ比で設定した
制御ベース値によりヒータ通電を制御する。この場合特
に、前記制御ベース値でのヒータ電力の変化を電力プロ
フィールとして予め規定しておき、この電力プロフィー
ルを用いてヒータ通電を制御する。
【0006】要するに、センサ素子の昇温時には早期活
性化を図るべく所定デューティ比(例えば100%)で
ヒータ通電が行われる。この場合、比較的低温の状態か
らヒータに多大な電力が供給されると、素子割れ等の不
具合が発生することが懸念される。これに対して本発明
では、予め規定した電力プロフィールに従いヒータへの
供給電力が制御されるので、必要量を超えて電力が過剰
供給されることはなく、電力の過剰供給に起因する素子
割れ等の不具合が防止できる。これにより、センサの昇
温特性を良好に維持し、且つ素子割れなどの不具合を抑
制するという優れた効果が得られる。
【0007】特に、センサ素子の固体電解質体にヒータ
を積層して配置し、固体電解質体とヒータとを一体化し
てなる積層型構造のガス濃度センサの場合(請求項16
の場合)、固体電解質体とヒータとが近接して設けられ
るため、素子割れやヒータ割れなどの問題が生じやすい
が、本発明によれば上記の問題が確実に抑制できる。
【0008】前記昇温時ヒータ制御手段としてより具体
的には、以下の請求項2〜請求項6に記載したようにヒ
ータ通電を制御すると良く、これらの何れにおいても電
力の過剰供給が抑制できる。つまり、 ・請求項2の発明では、前記制御ベース値に対し、電力
プロフィール上に設定される目標電力とその都度算出さ
れるヒータ電力との関係(例えば、目標電力と算出電力
との比)に応じた補正を行い、その補正後のデューティ
比によりヒータ通電を制御する。 ・請求項3の発明では、前記電力プロフィール上に目標
電力を設定し、該目標電力とその都度算出されるヒータ
電力との偏差に応じてヒータ通電をフィードバック制御
する。 ・請求項4の発明では、前記電力プロフィールをマップ
化したデータを用い、制御開始からの経過時間又は積算
電力に基づいてヒータ通電を制御する。 ・請求項5の発明では、前記電力プロフィールにより目
標電力を設定し、制御開始からの経過時間と積算電力と
の関係、又は目標電力とヒータ電力との関係が規定の関
係からずれた場合にそのズレ分に応じて目標電力を修正
する。 ・請求項6の発明では、前記電力プロフィールで規定さ
れる電力値以下となるようヒータ通電量を制限する。
【0009】また実際には、請求項7に記載したよう
に、デューティ比100%を制御ベース値として全通電
制御を実施する場合に、デューティ比100%の条件下
で規定した電力プロフィールを用いてヒータ通電量を制
御すると良い。これにより、素子割れ等の不具合を招く
ことなく、全通電制御が好適に実施できる。
【0010】請求項8に記載の発明では、前記電力プロ
フィールは、前記ヒータへの印加電圧を所定の基準電圧
固定とした条件下で設定したものであるとしている。こ
の場合、電力プロフィールの設定条件としてヒータ印加
電圧の条件を加えることで、より信頼性の高いヒータ通
電制御が実現できる。また更に、前記基準電圧が通常の
使用電圧よりも低い電圧とすることを要件にすれば、ヒ
ータ印加電圧が低くなる分、素子割れ発生までの時間が
長くなり、素子割れに対して余裕を持ったヒータ通電制
御が実現できる。
【0011】また、請求項9に記載の発明では、前記ヒ
ータへの印加電圧を所定の基準電圧固定とした条件下で
電力プロフィールを規定し、前記昇温時ヒータ制御手段
は、前記制御ベース値に対し、前記基準電圧とその都度
検出されるヒータ電圧との関係に応じた補正を行い、そ
の補正後のデューティ比によりヒータ通電を制御する。
これにより、仮にヒータ電圧が基準電圧からずれたとし
ても、電力プロフィールを超えて電力が過剰供給される
といった不都合が抑制できる。特に、請求項10に記載
したように、前記制御ベース値に対し、前記基準電圧と
その都度検出されるヒータ電圧との比に応じた補正を行
うと良い。
【0012】上述の各発明では、電力プロフィールを用
いてヒータ通電制御を実施する旨説明したが、電力プロ
フィールに代えて、電流プロフィールを用いてヒータ通
電制御を実施することも可能である。つまり、請求項1
1に記載の発明では、前記制御ベース値でのヒータ電流
の変化を「電流プロフィール」として予め規定し、前記
昇温時ヒータ制御手段は、電力プロフィールに代えて、
電流プロフィールを用いてヒータ通電を制御する。この
場合にも既述の通り、必要量を超えて電力が過剰供給さ
れることはなく、電力の過剰供給に起因する素子割れ等
の不具合が防止できる。これにより、センサの昇温特性
を良好に維持し、且つ素子割れなどの不具合を抑制する
という優れた効果が得られる。
【0013】ガス濃度センサが車載エンジンの排ガス成
分を検出するセンサであり、センサ内蔵のヒータに車載
バッテリが接続される場合、車載バッテリの電圧が変動
すると、ヒータへの供給電力が前記電力プロフィールか
ら外れてしまうことが考えられる。この場合、請求項1
2に記載したように、車載バッテリの電圧変動に応じた
ガード値により制御デューティ比を制限すれば、バッテ
リ電圧の変動時に電力プロフィールを超えて電力が過剰
供給されるといった不都合が抑制できる。
【0014】請求項13に記載の発明では、前記昇温時
ヒータ制御手段による昇温時ヒータ制御の開始当初にお
いて、ヒータの初期抵抗値を算出し、その初期抵抗値に
応じて昇温時ヒータ制御を継続するための昇温制御時間
を設定する。つまり、例えばガス濃度センサが極低温状
態にあり、ヒータ抵抗が小さい場合には、素子割れ発生
の可能性が高いため昇温制御時間を短くする。こうした
制御により、素子割れ等、不具合の発生がより一層確実
に抑制できる。
【0015】また、請求項14に記載の発明では、前記
昇温時ヒータ制御手段による昇温時ヒータ制御の開始当
初において、前記ヒータへの印加電圧が基準電圧よりも
低いほど、昇温時ヒータ制御を継続するための昇温制御
時間を長くする。これにより、ヒータ電圧が低い場合に
も良好なるセンサ昇温特性が得られるようになる。
【0016】請求項15に記載の発明では、前記ガス濃
度センサの始動後であり且つ、センサ素子又はヒータの
抵抗値に応じてヒータ通電量を制御する前の少なくとも
一定の期間において、前記昇温時ヒータ制御手段による
ヒータ通電を実施する。これにより、センサ始動直後に
おいてセンサの早期活性化の効果と素子割れ防止の効果
とが両立できるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明を空燃比検出装置
として具体化した一実施の形態を図面に従って説明す
る。本実施の形態における空燃比検出装置は、自動車に
搭載されるガソリンエンジンに適用されるものであっ
て、空燃比制御システムにおいては空燃比検出装置によ
る検出結果を基にエンジンへの燃料噴射量を所望の空燃
比にて制御する。また、空燃比制御装置においては、限
界電流式空燃比センサ(A/Fセンサ)の検出結果を用
い排ガス中の酸素濃度から空燃比を検出することとして
おり、該A/Fセンサを活性状態に保つべく、素子イン
ピーダンスを検出すると共にセンサ内蔵のヒータを通電
制御する。以下、詳細に説明する。
【0018】図1は、本実施の形態における空燃比検出
装置の概要を示す全体構成図である。図1において、空
燃比検出装置15は、その内部演算の中枢をなすマイク
ロコンピュータ(以下、マイコン20という)を備え、
マイコン20は燃料噴射制御や点火制御等を実現するた
めのエンジン制御ECU16に対して相互に通信可能に
接続されている。A/Fセンサ30は、エンジン10の
エンジン本体11から延びる排気管12に取り付けられ
ており、マイコン20から指令される電圧の印加に伴
い、排ガス中の酸素濃度に比例したリニアな空燃比検出
信号(センサ電流信号)を出力する。
【0019】マイコン20は、各種の演算処理を実行す
るための周知のCPU,ROM,RAM等により構成さ
れ、所定の制御プログラムに従い後述するバイアス制御
回路24やヒータ制御回路26を制御する。マイコン2
0は、バッテリ電源+Bの給電を受けて動作する。
【0020】次に、A/Fセンサ30の全体構成を図2
を用いて説明する。図2に示すように、A/Fセンサ3
0は、排気管壁に螺着される筒状の金属製ハウジング3
1を有し、そのハウジング31の下側開口部には、有底
二重構造をなす素子カバー32が取り付けられている。
素子カバー32内には、長板状のセンサ素子50の先端
(図の下端)が配設されている。素子カバー32は、排
ガスをカバー内部に取り込むための複数の排ガス口32
aを有しており、ここから排ガスが導入されて素子カバ
ー32内部が排ガス雰囲気となる。
【0021】絶縁部材33には積層型のセンサ素子50
が挿通されており、絶縁部材33とセンサ素子50との
間はガラス封止材41にて封止固定されている。また、
絶縁部材33の上方には別の絶縁部材34が設けられ、
その絶縁部材34内部においてセンサ素子50と4本の
リード線35とが接続されている。すなわち、センサ素
子50はヒータ内蔵素子であり、該センサ素子50に対
してセンサ出力取出し用の2本のリード線及びヒータ通
電用の2本のリード線、合計4本のリード線35が接続
されている。リード線35は、コネクタ部36を介して
外部信号線37に接続されている。
【0022】ハウジング31の上端には本体カバー38
が溶接されている。また、本体カバー38の上方にはダ
ストカバー39が取り付けられ、これら本体カバー38
及びダストカバー39の二重構造によりセンサ上部が保
護される。なお、本体カバー38及びダストカバー39
の間には撥水フィルタ40が設けられている。また、各
カバー38,39には、カバー内部に大気を取り込むた
めの複数の大気口38a,39aが設けられている。
【0023】次に、センサ素子50の要部構成を図3を
用いて説明する。センサ素子50において、部分安定化
ジルコニアよりなる酸素イオン導電性の固体電解質体5
1は長方形板状をなしており、その一方の面には排ガス
側電極52が設けられ、他方の面には基準ガス室65と
対面する基準ガス側電極53が設けられている。固体電
解質体51には、気孔率10%程度のアルミナセラミッ
クよりなる多孔質拡散抵抗層54と、緻密でガスシール
性のアルミナセラミックよりなるガス遮蔽層55とが積
層されている。
【0024】また、固体電解質体51には、電気絶縁性
を有し且つ緻密でガスを透過させないアルミナセラミッ
クよりなるスペーサ64が積層されており、スペーサ6
4には、基準ガス室65として機能する溝部64aが設
けられている。また、スペーサ64にはヒータ基板66
が積層され、そのヒータ基板66に、通電により発熱す
るヒータ(発熱体)67が設けられている。
【0025】前記図1の説明に戻る。図1において、A
/Fセンサ30(センサ素子50)に電圧を印加するた
めのバイアス指令信号Vrはマイコン20からD/A変
換器21に入力され、同D/A変換器21にてアナログ
信号Vbに変換された後、LPF(ローパスフィルタ)
22に入力される。そして、LPF22にてアナログ信
号Vbの高周波成分が除去された出力電圧Vcはバイア
ス制御回路24に入力される。バイアス制御回路24で
は、A/F検出時には所定の印加電圧特性に基づきその
時々のA/F値に対応した電圧がA/Fセンサ30に印
加され、素子インピーダンス検出時には所定周波数信号
よりなる単発的で且つ所定の時定数を持った電圧がA/
Fセンサ30に印加されるようになっている。
【0026】バイアス制御回路24内の電流検出回路2
5は、A/Fセンサ30への電圧印加時にそれに伴って
流れる電流値を検出する。電流検出回路25にて検出さ
れた電流値のアナログ信号は、A/D変換器23を介し
てマイコン20に入力される。センサ素子50に設けら
れたヒータ67は、ヒータ制御回路26によりその動作
が制御される。つまり、ヒータ制御回路26は、A/F
センサ30の素子インピーダンスに応じてヒータ67へ
の通電をデューティ制御する。
【0027】図4は、ヒータ制御回路26の構成を示す
回路図である。図4において、ヒータ67の一端はバッ
テリ電源+Bに接続され、他端はトランジスタ26aの
コレクタに接続されている。同トランジスタ26aのエ
ミッタはヒータ電流検出用抵抗26bを介して接地され
ている。ヒータ電圧Vhはヒータ67の両端電位差によ
り検出され、その検出結果はオペアンプ26c並びにA
/D変換器27を介してマイコン20に入力される。ま
た、ヒータ電流Ihはヒータ電流検出用抵抗26bの両
端電位差により検出され、その検出結果はオペアンプ2
6d並びにA/D変換器28を介してマイコン20に入
力される。
【0028】次に、上記の如く構成される空燃比検出装
置15の作用を説明する。図5は、マイコン20により
実施されるメインルーチンの概要を示すフローチャート
であり、同ルーチンはマイコン20への電源投入に伴い
起動される。
【0029】図5において、先ずステップ100では、
前回のA/F検出時から所定時間Taが経過したか否か
を判別する。所定時間Taは、A/F値の検出周期に相
当する時間であって、例えばTa=4msec程度に設
定される。そして、ステップ100がYESであること
を条件にステップ110に進み、A/F値の検出処理を
実施する。すなわち、その時々のセンサ電流に応じた印
加電圧を設定すると共に、その電圧をA/Fセンサ30
のセンサ素子50に印加し、その時のセンサ電流を電流
検出回路25により検出する。そして、該検出したセン
サ電流をA/F値に変換する。
【0030】A/F値の検出後、ステップ120では、
前回の素子インピーダンス検出時から所定時間Tbが経
過したか否かを判別する。所定時間Tbは、素子インピ
ーダンスZACの検出周期に相当する時間であって、例
えばエンジン運転状態に応じて128msec、2se
c等の時間が選択的に設定される。そして、ステップ1
20がYESであることを条件に、ステップ130で素
子インピーダンスZACを検出すると共に、続くステッ
プ140でヒータ通電制御を実施する。素子インピーダ
ンスZACの検出処理、ヒータ通電制御については後で
詳しく説明する。
【0031】次に、前記図5のステップ130における
素子インピーダンスZACの検出手順を図6を用いて説
明する。なお本実施の形態では、素子インピーダンスZ
ACの検出に際し、掃引法を用いていわゆる「交流イン
ピーダンス」を求めることとしている。
【0032】図6において、先ずステップ131では、
バイアス指令信号Vrを操作し、それまでのA/F検出
用の印加電圧に対して電圧を正側に数10〜100μs
ec程度の時間で単発的に変化させる。その後、ステッ
プ132では、その時の電圧変化量ΔVと電流検出回路
25により検出されたセンサ電流の変化量ΔIとを読み
取る。また、続くステップ133では、前記ΔV値及び
ΔI値から素子インピーダンスZACを算出し(ZAC
=ΔV/ΔI)、その後元の図5のルーチンに戻る。
【0033】上記の処理によれば、前記図1のLPF2
2並びにバイアス制御回路24を介し、所定の時定数を
持たせた電圧が単発的にA/Fセンサ30に印加され
る。その結果、図8に示すように、当該電圧の印加から
t時間経過後にピーク電流ΔI(電流変化量)が検出さ
れ、その時の電圧変化量ΔVとピーク電流ΔIとから素
子インピーダンスZACが検出される(ZAC=ΔV/
ΔI)。かかる場合、LPF22を介して単発的な電圧
をA/Fセンサ30に印加することにより、過度なピー
ク電流の発生が抑制され、信頼性の高い素子インピーダ
ンスZACが検出できる。上記の如く求められる素子イ
ンピーダンスZACは、素子温に対して図9に示す関係
を有する。すなわち、素子温が低いほど、素子インピー
ダンスZACは飛躍的に大きくなる。
【0034】ところで、本実施の形態では、センサ素子
50の昇温特性を改善し、且つセンサ素子50の割れを
防止すべく、予め規定された電力プロフィールに沿って
ヒータ通電を制御することを要旨としており、その通電
制御の概要をここで説明する。
【0035】つまり、ヒータ67に印加される電圧を所
定の基準電圧(例えば13V固定)とし、所定のデュー
ティ比で設定した制御ベース値によりヒータ通電を制御
する場合を考える。図10は、(a)ヒータ電力、
(b)ヒータ電流、(c)ヒータ抵抗の変化を各々示す
タイムチャートである。図10において、通電時間の経
過に伴いヒータ温度が例えば常温付近から上昇し、それ
と共にヒータ抵抗が上昇する。そのため、ヒータ電流が
次第に減少すると共に、ヒータ電力が減少する。
【0036】ここで、「P1」は、デューティ比100
%とした時の電力プロフィールであり、デューティ比1
00%でヒータ通電制御を実施する場合(全通電制御を
実施する場合)には、この電力プロフィールP1に沿っ
てヒータ67への供給電力が制御される。これにより、
ヒータ67に対して電力が過剰供給されることはなく、
電力の過剰供給に起因する素子割れ等の不具合が防止で
きるようになっている。なお、「P2」は、デューティ
比80%とした時の電力プロフィールであり、デューテ
ィ比80%でヒータ通電制御を実施する場合には、この
電力プロフィールP2に沿ってヒータ67への供給電力
が制御されるようになっている。
【0037】次に、前記図5のステップ140における
ヒータ通電の制御手順を図7を用いて説明する。図7に
おいて、先ずステップ141では、昇温時ヒータ制御の
実施条件を判定し、昇温時ヒータ制御(ステップ142
以降)を実施するか、或いは素子インピーダンスのF/
B制御(ステップ146以降)を実施するかを判別す
る。ここで、昇温時ヒータ制御の実施条件としては、 ・素子インピーダンスZACが所定の判定値(例えば、
50Ω)以上であること、 ・後述する昇温制御時間Tzに達していないこと、など
がある。例えば、エンジン始動直後であり未だ暖機途中
である場合には、素子インピーダンスZACが大きく、
昇温時ヒータ制御を行う旨が判別される(ステップ14
1がYES)。
【0038】ステップ141がYESの場合、ステップ
142以降の処理において昇温時ヒータ制御を実施す
る。この昇温時ヒータ制御では基本的に、制御ベース値
=デューティ比100%の全通電制御が実施され、その
際、前記図10(a)の電力プロフィールP1に沿って
ヒータ電力が推移するよう、デューティ比Dutyが適
宜補正される。
【0039】以下詳述すれば、ステップ142では、昇
温時ヒータ制御の初回時であるか否かを判別し、初回で
あればステップ143に進む。ステップ143では、ヒ
ータ制御回路26にて計測されるヒータ電圧Vhとヒー
タ電流Ihとを読み込み、初期ヒータ抵抗Rhiを算出
する(Rhi=Vh/Ih)。また、続くステップ14
4では、例えば図11(a)の関係を用い、昇温時ヒー
タ制御を継続するための昇温制御時間Tzを算出する。
図11(a)によれば、初期ヒータ抵抗Rhiが小さい
ほど、すなわちヒータ67(センサ素子50)が低温で
あるほど短い昇温制御時間Tzが設定され、初期ヒータ
抵抗Rhiが大きいほど、すなわちヒータ67(センサ
素子50)が高温であるほど長い昇温制御時間Tzが設
定される。
【0040】図11(a)に代えて、図11(b),
(c)の関係を用いて昇温制御時間Tzを設定しても良
い。図11(b)の関係を用いる場合、初期ヒータ抵抗
Rhiに代えて、ヒータ電圧Vhとヒータ電流Ihとか
らヒータ67の初期電力が算出される。そして、初期電
力に応じて昇温制御時間Tzが設定される。また、図1
1(c)の関係を用いる場合、ヒータ電圧Vhに応じて
昇温制御時間Tzが設定される。なお、上記図11
(a)〜(c)により昇温制御時間Tzを設定する際、
図7に示すように初回時のみ昇温制御時間Tzを設定し
ても良いし、初回時だけでなく複数回にわたって繰り返
し昇温制御時間Tzを設定をしても良い。また、図11
(c)の横軸はバッテリ電圧であっても良い。
【0041】また、ステップ145では、ヒータ通電の
ための制御デューティ比Duty(昇温時Duty)を
算出する。このとき、制御ベース値であるデューティ比
100%に対し、電力プロフィールP1上に設定される
目標電力とその都度算出されるヒータ電力(=ヒータ電
圧Vh×ヒータ電流Ih)との比に応じた補正を行い、
昇温時Dutyを算出する。より具体的には、図12
(a)の関係を用い、目標電力に対するヒータ電力の変
動分に応じてDuty補正値を設定する。そして、「1
00%×Duty補正値」により昇温時Dutyを決定
する。この場合、目標電力に対してヒータ電力が大きく
なるほど、デューティ比が減少側に補正される。昇温時
Dutyの算出後、元の図5の処理に戻る。そして、ヒ
ータ制御回路26は、上記の昇温時Dutyによりヒー
タ67の通電を制御する。
【0042】上記ステップ145によれば、その都度算
出されるヒータ電力が目標電力から変動した場合、その
変動分に応じてデューティ比100%が補正される。こ
れにより、ヒータ67への供給電力が常に電力プロフィ
ールP1に沿って制御されるようになる。
【0043】なお、上記ステップ145では、 昇温時Duty=目標電力/ヒータ電力(算出値)×1
00% として、昇温時Dutyを算出しても良い。この場合に
も電力プロフィールP1上の目標電力に対するヒータ電
力の変動分が補正され、電力プロフィールP1に沿って
ヒータ67への供給電力が制御されるようになる。
【0044】上記説明では、目標電力とその都度算出さ
れるヒータ電力との関係に応じて補正を行う旨説明した
が、これを変更し、ヒータ基準電圧とその都度検出され
るヒータ電圧Vhとの関係に応じた補正を行うようにし
ても良い。具体的には、図12(b)の関係を用い、基
準電圧に対するヒータ電圧Vhの変動分に応じてDut
y補正値を設定する。そして、「100%×Duty補
正値」により昇温時Dutyを決定する。或いは、 昇温時Duty=基準電圧^2/ヒータ電圧^2(検出値)
×100% として、昇温時Dutyを算出しても良い。これら何れ
の場合にも電力プロフィールP1上の目標電力に対する
ヒータ電力の変動分が補正され、電力プロフィールP1
に沿ってヒータ67への供給電力が制御されるようにな
る。図12(b)の横軸はバッテリ電圧であっても良
い。
【0045】一方、ステップ141がNOの場合、ステ
ップ146では、前回処理時の素子インピーダンスZA
Cを前回値「ZAC0」とし、続くステップ147で
は、素子インピーダンスの今回値ZAC(前記図6によ
る検出値)を読み出す。また、ステップ148では、下
記の数式により比例項Gp、積分項Gi、微分項Gdを
算出する。 Gp=Kp・(ZAC−ZACref) Gi=Gi+Ki・(ZAC−ZACref) Gd=Kd・(ZAC−ZAC0) 但し、上記各式において、「Kp」は比例定数、「K
i」は積分定数、「Kd」は微分定数を表す。
【0046】そして、ステップ149では、上記比例項
Gp、積分項Gi、微分項Gdを加算して制御デューテ
ィ比Dutyを算出し(Duty=Gp+Gi+G
d)、その後元の図5の処理に戻る。なお本実施の形態
では、ステップ145が特許請求の範囲に記載の「昇温
時ヒータ制御手段」に相当する。
【0047】上記の如くヒータ通電制御が実施される様
子を図13のタイムチャートに示す。図13では、タイ
ミングt1において、初期ヒータ抵抗Rhiに応じて昇
温制御時間Tzが設定され、その昇温制御時間Tzが経
過するまでのt1〜t2の期間で昇温時ヒータ制御が実
施される。このとき、基本的にはDuty=100%の
全通電制御が実施され、その際、電力プロフィールP1
上の目標電力からヒータ電力が変動すれば、その分Du
ty(100%)が補正される。なおヒータ電力を逐次
積算した積算電力は図示の如く推移する。また、タイミ
ングt2以降は、素子インピーダンスZACのF/B制
御が実施される。
【0048】以上詳述した本実施の形態によれば、以下
に示す効果が得られる。ヒータ67に基準電圧を印加し
且つデューティ比100%とした条件下で規定した電力
プロフィールを用い、昇温時ヒータ制御(全通電制御)
を実施したので、必要量を超えて電力が過剰供給される
ことはなく、電力の過剰供給に起因する素子割れ等の不
具合が防止できる。本実施の形態の装置によれば、A/
Fセンサ30の昇温特性を良好に維持し、且つ素子割れ
などの不具合を抑制するという優れた効果が得られる。
【0049】かかる場合、電力プロフィールの設定条件
である基準電圧が通常の使用電圧(14V)よりも低い
電圧(例えば13V)であれば、ヒータ印加電圧が低く
なる分、割れ発生までの時間が長くなり、素子割れに対
して余裕を持ったヒータ通電制御が実現できる。
【0050】特に、積層型構造のA/Fセンサ30の場
合、固体電解質体51とヒータ67とが近接して設けら
れるため、素子割れやヒータ割れなどの問題が生じやす
いが、本実施の形態によれば上記の問題が確実に抑制で
きる。
【0051】なお本発明は、上記以外に次の形態にて具
体化できる。上記実施の形態では、図7のステップ14
5において、目標電力に対するヒータ電力の変動分に応
じてデューティ比の制御ベース値(100%)を補正し
昇温時Dutyを算出したが、この構成を以下のように
変更する。つまり、電力プロフィールP1上に設定した
目標電力と、昇温時ヒータ制御に際してその都度算出さ
れるヒータ電力との偏差に応じてヒータ通電をF/B制
御する。例えば、目標電力とヒータ電力(算出値)との
偏差ΔQを算出すると共に(偏差ΔQ=目標電力−ヒー
タ電力)、本ヒータ制御の比例項(P項)、積分項(I
項)及び微分項(D項)を求める。そして、 昇温時Duty=Kp・ΔQ+ΣKi・ΔQ+Kd(Δ
Q−前回ΔQ) として昇温時Dutyを算出する。
【0052】前記図10(a)の電力プロフィールP1
を予めマップ化し、マイコン20に記憶しておくのが望
ましく、そのマップ値を用い、制御開始からの経過時間
に基づいて昇温時ヒータ制御を実施する。なお因みに、
制御開始からの時間経過に対応して積算電力が増加す
る。そこで、時間に代えて積算電力をパラメータにして
電力プロフィールを規定し、積算電力に基づいてヒータ
通電を制御しても良い。
【0053】ヒータ電圧やヒータ電流の低下すると、そ
れに伴い始動時からの積算電力が減少する場合が考えら
れる。この場合、制御開始からの経過時間と積算電力と
の関係が規定の関係からずれるため、そのズレ分に応じ
て目標電力を修正する。その内容を図14のタイムチャ
ートを用いて説明する。図14において、本来は、時間
軸(図の横軸)に対して積算電力が図の実線の如く増加
し、その際、電力プロフィールP1に沿って目標電力が
設定される。これに対し、積算電力が図の二点鎖線の如
く増加する場合、積算電力の増加が遅れ、例えば積算電
力がA1値に達するタイミングがt11からt12に遅
れる。この場合、センサ素子の昇温性を確保するにはヒ
ータ電力を上昇させる必要があり、タイミングt11で
のマップ値(電力プロフィールP1上の目標電力B1)
にてヒータ制御を実施する。すなわち、タイミングt1
2での目標電力を図のB2からB1に修正する。本構成
によれば、A/Fセンサ30の昇温性が確保でき、早期
活性化が可能となる。
【0054】また、ヒータ電圧やヒータ電流の低下に伴
い目標電力とヒータ電力との関係が規定の関係からずれ
た場合において、そのズレ分に応じて目標電力を修正す
る構成としても良い。
【0055】また、電力プロフィールP1で規定される
電力値以下となるようヒータ通電のためのデューティ比
を制御する。これは実質上、電力プロフィールP1で電
力ガードを行うことを意味する。この場合にも、電力の
過剰供給が抑制できる。
【0056】デューティ比100%とした時の電力プロ
フィール(図10のP1)を用いること以外に、例え
ば、デューティ比80%とした時の電力プロフィール
(図10のP2)を用い、昇温時ヒータ制御を実施す
る。これは、制御ベース値をデューティ比80%とし、
そのデューティ比80%で通電制御を実施する場合を想
定したものであり、かかる場合、電力プロフィールP2
に沿ってヒータ67への供給電力が制御される。
【0057】また、所定デューティ比による通電制御
(昇温時ヒータ制御)を実施する場合において、その所
定デューティ比を変更する構成としても良い。例えば、
昇温時ヒータ制御の途中でデューティ比100%の制御
からデューティ比80%の制御に変更する。この場合に
は、ヒータ制御の基準となる電力プロフィールをP1か
らP2に切り替えるようにする。或いはその逆に、デュ
ーティ比80%(電力プロフィールP2)の制御からデ
ューティ比100%(電力プロフィールP1)の制御に
変更する。電力プロフィールをP2からP1に切り替え
る場合、デューティ比が低から高へ変更されるため、素
子低温時の熱衝撃が緩和されるようになる。
【0058】一方、電力プロフィールは、A/Fセンサ
と制御機器(空燃比検出装置)とを接続するためのワイ
ヤハーネスによる電圧降下分を考慮して設定されると良
い。例えば、ワイヤハーネスが長くなると、それだけ電
圧降下が大きくなる。そのため、その電圧降下分だけヒ
ータ電力が増加側にシフトするよう、電力プロフィール
を設定しておくと良い。但し、ワイヤハーネスによる電
圧降下分だけ昇温時Dutyを補正する構成であっても
良い。
【0059】基準電圧に対して現在の使用電圧が変動し
た時、その変動量に応じてヒータ電力のガード値を補正
するようにしても良い。この場合、ワイヤハーネスの電
圧降下分を考慮してガード値を補正するようにしても良
い。
【0060】また、ヒータ67に基準電圧を印加し且つ
所定デューティ比(例えば100%)とした条件下での
ヒータ電流の変化を「電流プロフィール」として規定
し、前記電力プロフィールに代えて、電流プロフィール
を用いてヒータ通電を制御する。この場合、前記図10
(b)に示すように、ヒータ通電開始からの時間の経過
に伴いヒータ電流が次第に減少し、その変化が電流プロ
フィールとして規定される。そして、昇温時ヒータ制御
においては、電流プロフィールに沿ってヒータ67への
供給電力が制御される。より具体的には、制御ベース値
である所定デューティ比(例えば100%)に対し、電
流プロフィール上に設定される目標電流とその都度検出
されるヒータ電流との比に応じた補正が行われ、昇温時
Dutyが算出される。例えば、 昇温時Duty=目標電流^2/ヒータ電流(検出値)^2
×100% として、昇温時Dutyが算出される。この場合、電流
プロフィール上の目標電流に対するヒータ電流の変動分
が補正され、電流プロフィールに沿ってヒータ67への
供給電力が制御されるようになる。なお、電流プロフィ
ールはマップとして予めマイコン20に記憶され、制御
開始からの経過時間に基づいて目標電流の値が適宜読み
出される構成であると良い。
【0061】また、電流プロフィール上に設定した目標
電流と、昇温時ヒータ制御に際してその都度検出される
ヒータ電流との偏差に応じて、PID手法等によりヒー
タ通電をF/B制御しても良い。更には、電流プロフィ
ール上に設定した電流値以下になるよう、ヒータ通電量
(Duty)を制限する構成であっても良い。
【0062】前記電力プロフィール又は電流プロフィー
ルを規定する際、ヒータへの印加電圧は必ずしも基準電
圧固定でなくても良い。仮にヒータ印加電圧(基準電
圧)が多少変動しても、ヒータ電力又はヒータ電流の変
化は概ねヒータ抵抗の変化に追従する。従って、素子割
れ等の不具合が生じない範囲で電力プロフィール又は電
流プロフィールが規定できる。電力プロフィール又は電
流プロフィールは、要はヒータ通電量(Duty)を所
定の制御ベース値とした条件下で規定されるものであれ
ば良い。
【0063】ガス濃度センサとして、排ガス中の酸素濃
度を検出する既述のA/Fセンサ以外に、例えば、NO
x濃度を検出するNOxセンサ、HC濃度を検出するH
Cセンサ、CO濃度を検出するCOセンサ等が適用でき
る。その場合、検出セルは複数個有するものであっても
良い。更に、排ガス以外のガスを被測定ガスとすること
も可能である。ガス濃度検出装置としても、空燃比検出
装置以外の適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態における空燃比検出装置の概
要を示す構成図。
【図2】A/Fセンサの全体構成を示す断面図。
【図3】センサ素子の要部断面図。
【図4】ヒータ制御回路の構成を示す回路図。
【図5】マイコンによるメインルーチンを示すフローチ
ャート。
【図6】素子インピーダンスの検出手順を示すフローチ
ャート。
【図7】ヒータ通電の制御手順を示すフローチャート。
【図8】インピーダンス検出時における電圧変化と電流
変化とを示す波形図。
【図9】素子インピーダンスと素子温との関係を示す
図。
【図10】電力プロフィールを説明するためのタイムチ
ャート。
【図11】昇温制御時間を設定するための図。
【図12】Duty補正値を設定するための図。
【図13】素子昇温時の動作を示すタイムチャート。
【図14】素子昇温時の動作を示すタイムチャート。
【符号の説明】
10…エンジン、15…空燃比検出装置、20…マイコ
ン、30…A/Fセンサ、50…センサ素子、51…固
体電解質体、67…ヒータ。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体電解質体を用いたセンサ素子と該セン
    サ素子を活性状態に加熱するためのヒータとを有するガ
    ス濃度センサと、 前記センサ素子を活性温度に昇温する昇温時に、所定デ
    ューティ比で設定した制御ベース値によりヒータ通電を
    制御する昇温時ヒータ制御手段とを備え、 前記制御ベース値でのヒータ電力の変化を電力プロフィ
    ールとして予め規定し、 前記昇温時ヒータ制御手段は、前記電力プロフィールを
    用いてヒータ通電を制御することを特徴とするガス濃度
    センサのヒータ制御装置。
  2. 【請求項2】前記昇温時ヒータ制御手段は、前記制御ベ
    ース値に対し、電力プロフィール上に設定される目標電
    力とその都度算出されるヒータ電力との関係に応じた補
    正を行い、その補正後のデューティ比によりヒータ通電
    を制御する請求項1に記載のガス濃度センサのヒータ制
    御装置。
  3. 【請求項3】前記昇温時ヒータ制御手段は、前記電力プ
    ロフィール上に目標電力を設定し、該目標電力とその都
    度算出されるヒータ電力との偏差に応じてヒータ通電を
    フィードバック制御する請求項1に記載のガス濃度セン
    サのヒータ制御装置。
  4. 【請求項4】前記昇温時ヒータ制御手段は、前記電力プ
    ロフィールをマップ化したデータを用い、制御開始から
    の経過時間又は積算電力に基づいてヒータ通電を制御す
    る請求項1〜3の何れかに記載のガス濃度センサのヒー
    タ制御装置。
  5. 【請求項5】前記昇温時ヒータ制御手段は、前記電力プ
    ロフィールにより目標電力を設定し、制御開始からの経
    過時間と積算電力との関係、又は目標電力とヒータ電力
    との関係が規定の関係からずれた場合にそのズレ分に応
    じて目標電力を修正する請求項1〜4の何れかに記載の
    ガス濃度センサのヒータ制御装置。
  6. 【請求項6】前記昇温時ヒータ制御手段は、前記電力プ
    ロフィールで規定される電力値以下となるようヒータ通
    電量を制限する請求項1〜5の何れかに記載のガス濃度
    センサのヒータ制御装置。
  7. 【請求項7】前記昇温時ヒータ制御手段は、デューティ
    比100%を制御ベース値として全通電制御を実施する
    場合に、デューティ比100%の条件下で規定した電力
    プロフィールを用いてヒータ通電を制御する請求項1〜
    6の何れかに記載のガス濃度センサのヒータ制御装置。
  8. 【請求項8】前記電力プロフィールは、前記ヒータへの
    印加電圧を所定の基準電圧固定とした条件下で設定した
    ものである請求項1〜7の何れかに記載のガス濃度セン
    サのヒータ制御装置。
  9. 【請求項9】前記ヒータへの印加電圧を所定の基準電圧
    固定とした条件下で電力プロフィールを規定し、前記昇
    温時ヒータ制御手段は、前記制御ベース値に対し、前記
    基準電圧とその都度検出されるヒータ電圧との関係に応
    じた補正を行い、その補正後のデューティ比によりヒー
    タ通電を制御する請求項1に記載のガス濃度センサのヒ
    ータ制御装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載のガス濃度センサのヒー
    タ制御装置において、前記昇温時ヒータ制御手段は、前
    記制御ベース値に対し、前記基準電圧とその都度検出さ
    れるヒータ電圧との比に応じた補正を行うガス濃度セン
    サのヒータ制御装置。
  11. 【請求項11】前記制御ベース値でのヒータ電流の変化
    を電流プロフィールとして予め規定し、前記昇温時ヒー
    タ制御手段は、前記電力プロフィールに代えて、前記電
    流プロフィールを用いてヒータ通電を制御する請求項1
    〜10の何れかに記載のガス濃度センサのヒータ制御装
    置。
  12. 【請求項12】前記ガス濃度センサは車載エンジンの排
    ガス成分を検出するセンサであり、センサ内蔵のヒータ
    に車載バッテリが接続されるヒータ制御装置に適用さ
    れ、前記昇温時ヒータ制御手段は、車載バッテリの電圧
    変動に応じたガード値により制御デューティ比を制限す
    る請求項1〜11の何れかに記載のガス濃度センサのヒ
    ータ制御装置。
  13. 【請求項13】前記昇温時ヒータ制御手段による昇温時
    ヒータ制御の開始当初において、前記ヒータの初期抵抗
    値を算出し、その初期抵抗値に応じて昇温時ヒータ制御
    を継続するための昇温制御時間を設定する請求項1〜1
    2の何れかに記載のガス濃度センサのヒータ制御装置。
  14. 【請求項14】前記昇温時ヒータ制御手段による昇温時
    ヒータ制御の開始当初において、前記ヒータへの印加電
    圧が基準電圧よりも低いほど、昇温時ヒータ制御を継続
    するための昇温制御時間を長くする請求項1〜12の何
    れかに記載のガス濃度センサのヒータ制御装置。
  15. 【請求項15】前記ガス濃度センサの始動後であり且
    つ、センサ素子又はヒータの抵抗値に応じてヒータ通電
    量を制御する前の少なくとも一定の期間において、前記
    昇温時ヒータ制御手段によるヒータ通電を実施する請求
    項1〜14の何れかに記載のガス濃度センサのヒータ制
    御装置。
  16. 【請求項16】前記ガス濃度センサはセンサ素子の固体
    電解質体にヒータを積層して配置し、固体電解質体とヒ
    ータとを一体化してなる積層型構造のセンサである請求
    項1〜15の何れかに記載のガス濃度センサのヒータ制
    御装置。
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