JP2002257592A - 光ファイバひずみ計測方法およびその装置 - Google Patents

光ファイバひずみ計測方法およびその装置

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JP2002257592A
JP2002257592A JP2001057357A JP2001057357A JP2002257592A JP 2002257592 A JP2002257592 A JP 2002257592A JP 2001057357 A JP2001057357 A JP 2001057357A JP 2001057357 A JP2001057357 A JP 2001057357A JP 2002257592 A JP2002257592 A JP 2002257592A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの歪みが混在する光ファイバの長さ方向
の歪み分布を求める。 【解決手段】 光ファイバの2つの歪みが混在する測定
区間と、2つの歪みが混在する測定区間の両側に存在す
る単一の歪みのみ存在する測定区間とにおいて散乱され
たブリルアン散乱光のパワースペクトルを計測する計測
ステップと、計測ステップで計測された単一の歪みのみ
存在する測定区間のパワースペクトルから、単一の歪み
のみ存在する測定区間におけるピーク値を1に規格化し
たローレンツ型パワースペクトルを推定する第1推定ス
テップ(S1,S2)と、第1推定ステップで推定され
た規格化したローレンツ型パワースペクトルと、計測ス
テップで計測された2つの歪みが混在する測定区間のパ
ワースペクトルとを用いて、2つの歪みが混在する測定
区間における2つの歪みに対応するローレンツ型パワー
スペクトルのピーク値を推定する第2推定ステップ(S
3)とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバひずみ
計測方法およびその装置に関し、より詳細には、2つの
歪みが混在する光ファイバの測定区間で散乱されるブリ
ルアン散乱光の各々の歪みに対応するローレンツ型パワ
ースペクトルを推定する光ファイバひずみ計測方法およ
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバをセンサとして用いたひずみ
計測方法において、光ファイバのひずみは、光ファイバ
中に発生する後方散乱光の一つであるブリルアン散乱光
の周波数シフト量を計測することで求めることができ
る。このような性質を利用した光ファイバひずみ測定装
置が、例えば、特開平10−90121号公報に開示さ
れている。同公報によれば、光ファイバひずみ測定装置
が、測定用の光パルスをセンシング用光ファイバに入射
すると、センシング用光ファイバ中でレイリー散乱やブ
リルアン散乱を受けて後方散乱光が生じる。光ファイバ
ひずみ測定装置は、この後方散乱光を、参照光と合波
し、コヒーレント検波した後、検出された光パワースペ
クトルに基づいてセンシング用光ファイバに生じたひず
みに応じた特性の測定波形を出力する。
【0003】図1は、従来の光ファイバひずみ計測器を
示すブロック図である。光ファイバひずみ計測器10
は、歪みセンシング用の光ファイバに接続され、信号光
と参照光を発生する光源11と、信号光の光周波数を変
換する光周波数変換器12と、信号光をパルス化する光
パルス変換器13と、ブリルアン散乱光を検出するコヒ
ーレント光受信器14と、検出された光パワーに基づい
て測定波形を出力する信号処理部15とから構成されて
いる。
【0004】このような構成により、光源11から出射
された連続光は、信号光と参照光に分岐される。信号光
の光周波数は、光周波数変換器12によって11GHz
程度高周波数側にシフトされ、光パルス変換器13で光
パルスに変換される。光ファイバひずみ計測器10は、
この計測用の光パルスをセンシング用の光ファイバに入
射し、これによって生じたブリルアン散乱光を受信す
る。ブリルアン散乱光は、微弱なため、高感度な検出が
行えるコヒーレント光受信器14が用いられている。こ
のコヒーレント光受信器14には、受信信号であるブリ
ルアン散乱光と光源から分岐された参照光とが用いられ
る。通常の通信用光ファイバに、波長が1.55μmの
光を入射すると、ブリルアン散乱光は入射光に比べ約1
1GHz低周波数側にシフトする。従って、光周波数変
換器12によって、予めこの11GHzとほぼ等しい周
波数だけ高周波数側にシフトする。コヒーレント光受信
器14は、ブリルアン散乱光と参照光の周波数差を小さ
くしたコヒーレント光を受信することができる。信号処
理部15は、検出された光パワーに基づいて、センシン
グ用の光ファイバに生じたひずみに応じた特性の測定波
形を出力する。
【0005】このようにして、光ファイバひずみ計測器
10は、光ファイバの長さ方向に対して連続的な信号が
得られるので、光ファイバの長さ方向でのブリルアン散
乱光の分布を知ることができる。すなわち、光パルスを
入射してから測定までの遅延時間に対応する長さが、測
定されたブリルアン散乱光の散乱された位置となる。し
かし、入射光パルスは有限の時間幅を持っており、実際
には、この入射光パルス時間幅と光ファイバ中の光速の
積で表される長さ(以下、測定区間という。)内で長さ
方向に積分されたブリルアン散乱光が測定されることに
なる。
【0006】光ファイバのある距離における測定区間に
おいて、入射光パルスの周波数とブリルアン散乱光の中
心周波数との周波数差Δνは、次式で与えられる。
【0007】
【数1】
【0008】但し、nは、光ファイバの屈折率、λ
は、光ファイバに入射する光パルスの波長である。ま
た、vは、光ファイバ中の音速であり、光ファイバの
ヤング率とポアソン比と密度とから与えられる。入射光
パルスの周波数とブリルアン散乱光の中心周波数との周
波数差Δνと光ファイバの歪みεとの関係は、
【0009】
【数2】
【0010】で与えられることが、例えば、倉島、堀
口、立田、「ブリルアン散乱を応用した分布型光ファイ
バセンサ」電子情報通信学会論文誌 C-II,Vol.J.74-C-I
I,No.5,pp.467-476,1991 に記載されている。ここで、
Kεは、光ファイバの歪みとΔνとを関係付ける定数
である。式(1)(2)より、入射光パルスの周波数と
ブリルアン散乱光の中心周波数との周波数差Δνを計
測することにより、光ファイバの歪みを測定することが
できる。入射光パルスの周波数は既知であるので、ブリ
ルアン散乱光のパワースペクトルを推定し、その中心周
波数を得ることにより、式(1)(2)より光ファイバ
の歪みを得ることができる。
【0011】単一の歪みしか存在しない領域におけるブ
リルアン散乱光のパワースペクトルの推定手法に関する
従来技術について説明する。光ファイバ中で発生するブ
リルアン散乱光のパワースペクトルは良く知られている
様に、ローレンツ型パワースペクトルで良く近似するこ
とができる。例えば、C.N.Pannell, J.Dhliwayo andD.
J.Webb,“How to estimate the accuracy of a Brillou
in distributed temperature sensor, Proc.OFS97(IEE
E)”,PP.524-527,New York,1997(以下、文献Pannell
という。)または T.Kurashima, T.Horiguchi, H.Izumi
ta, S.Furukawa and Y.Koyamada,“Brillouin Optical-
Fiber Time Domain Reflectometry”,IEICE Trans.Com
m.,Vol.E76-B,No.4,pp.82-390,1993 に近似方法が記載
されている。
【0012】i番目の観測周波数νにおける観測雑音
を含まないブリルアン散乱光のパワーgTiは、
【0013】
【数3】
【0014】と数式を用いて書くことができる。但し、
νは、ブリルアン散乱光の中心周波数、ωは、全半値
幅(FWHM)、hは、式(1)における最大パワーで
あり、ピーク値と呼ばれる。通常ブリルアン散乱光のパ
ワー観測時には、観測時に発生する観測雑音が存在す
る。この観測雑音は、加法的であると仮定すると、観測
されるi番目の観測周波数における観測値gは、g
Tiとこの時の観測雑音Δ を用いて次式の様に表され
る。
【0015】
【数4】
【0016】ブリルアン散乱光のパワースペクトル分布
の推定とは、観測値gよりgTiあるいは式(3)の
ν,ω,hを求める問題である。しかし、観測雑音
は、一般的には未知量であるため、gTiあるいは
ν,ω,hを直接求めることができない。そこで、通
常の最小二乗法では、次式に示す二乗誤差Jを最小と
するパラメータνB0,ω,hを求め、このパラメ
ータより式(3)を用いて最も確からしいと思われるパ
ワースペクトル分布を求めることになる。
【0017】
【数5】
【0018】但し、g0iは、式(3)にν
νB0,ω=ω,h=hを代入して求めたブリルア
ン散乱光の推定値であり、Nは、観測値の個数である。
パラメータνB0,ω,hを解析的に求めるために
は、
【0019】
【数6】
【0020】を満たすνB0,ω,hを求めればよ
い。
【0021】しかし、式(1)に示す様に、ローレンツ
型パワースペクトルは、推定するパラメータに対して非
線形であり、式(6)の解を解析的に求めるのは困難で
ある。この問題を解決するために、下記のJを最小化
するパラメータを求めることにより、式(5)のJ
最小化するパラメータを近似的に求める手法が、文献Pa
nnellに提案されている。
【0022】
【数7】
【0023】式(7)に示す様に、Jを最小化する場
合には線形化可能であり、通常の最小二乗法により、解
であるパラメータνB0,ω,hを求めることがで
きる。上述したように、単一の歪みしか存在しない場
合、ブリルアン散乱光のローレンツ型パワースペクトル
を推定することが可能である。
【0024】図2は、2つの歪みが混在する測定区間を
示した図である。歪み1,2は、想定している2つの歪
みであり、測定区間Bは、この2つの歪みが混在する領
域である。測定区間A,Cは、測定区間Bの両側に存在
すると想定される単一の歪みしか存在しない領域であ
る。上述したように、光ファイバ歪み測定器において測
定されるブリルアン散乱光は、測定区間内に長さ方向に
積分された信号である。
【0025】従って、測定区間A,Cでは、単一の歪み
に対応する単一のローレンツ型パワースペクトルにより
近似し得るが、2つの歪みが混在する測定区間Bで散乱
されるブリルアン散乱光のパワースペクトルは、それぞ
れの歪みに対応する単一のローレンツ型パワースペクト
ルの線形和となり、次式の様に近似される。
【0026】
【数8】
【0027】但し、yCiは、二つの歪みが混在する測
定区間Bにおけるi番目の観測周波数でのブリルアン散
乱光のパワー、rAi,rBiは、ピーク値を1に規格
化した歪み1,2に対応する単一のローレンツ型パワー
スペクトル、H,Hはこれらのパワースペクトルの
各々のピーク値である。rAi,rBiは、1に規格化
した単一のローレンツ型パワースペクトルであることか
ら、次式の様に表すことができる。
【0028】
【数9】
【0029】但し、νAB0,νBB0は、歪み1,2
の対応するローレンツ型パワースペクトルの中心周波
数、ωA0,ωB0は、歪み1,2に対応するローレン
ツ型パワースペクトルの全半値幅である。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2つの
歪みが混在する測定区間Bにおけるブリルアン散乱光の
観測値に、式(7)で示した単一の歪みしか存在しない
領域での線形化手法を適用したとすると、下記の二乗誤
差Jを最小化するようにローレンツ型パワースペクト
ルのパラメータを決定することになる。
【0031】
【数10】
【0032】但し、gCiは、測定区間Bでの観測値で
ある。しかし、yCiは、式(8)〜(10)に示した
ように、歪み1,2に対応するローレンツ型パワースペ
クトルの線形和であるから、
【0033】
【数11】
【0034】となり、線形化することができない。よっ
て、従来の線形化による最小二乗法は、2つの歪みが混
在する測定区間に適用できないという欠点がある。ま
た、上述したように、従来の線形化による最小二乗法は
適用してはならないが、もし、誤って2つの歪みが混在
する測定区間の観測値に適用された場合、強引に単一の
ローレンツ型パワースペクトルとして推定するため、誤
った中心周波数を推定するのみならず、結果として誤っ
た歪みを推定するという問題があった。
【0035】なお、最急降下法を用いて2つのローレン
ツ型パワースペクトルのパラメータνAB0,ωA0
,νBB0,ωB0,Hを求めることも考えられ
るが、ローレンツ型パワースペクトルは、式(8)〜
(11)に示すように非線形であり、最急降下法の一般
的な欠点であるローカルミニマムの問題、繰り返し回数
の増大の問題、初期値の決定問題等を免れず、ローレン
ツ型パワースペクトルのパラメータおよび最終的に得ら
れる歪みの値の信頼性が低いという問題もあった。
【0036】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、2つの歪みが混在
する光ファイバの測定区間で散乱されるブリルアン散乱
光の各々の歪みに対応するローレンツ型パワースペクト
ルのピーク値を推定することにより、光ファイバに発生
している長さ方向の歪み分布を求める光ファイバひずみ
計測方法およびその装置を提供することにある。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、センサ
として用いる光ファイバに光パルスを入射し、該光パル
スにより発生した後方散乱光の一つであるブリルアン散
乱光のパワースペクトルを計測し、該パワースペクトル
のピーク値と、該ピーク値を与える中心周波数と全半値
幅とを決定して、前記光ファイバに発生している長さ方
向の歪み分布を求める光ファイバ歪み計測方法におい
て、前記光ファイバの2つの歪みが混在する測定区間
と、該2つの歪みが混在する測定区間の両側に存在する
単一の歪みのみ存在する測定区間とにおいて散乱された
ブリルアン散乱光のパワースペクトルを計測する計測ス
テップと、該計測ステップで計測された前記単一の歪み
のみ存在する測定区間の前記パワースペクトルから、前
記単一の歪みのみ存在する測定区間におけるピーク値を
1に規格化したローレンツ型パワースペクトルを推定す
る第1推定ステップと、該第1推定ステップで推定され
た前記規格化したローレンツ型パワースペクトルと、前
記計測ステップで計測された前記2つの歪みが混在する
測定区間の前記パワースペクトルとを用いて、前記2つ
の歪みが混在する測定区間における前記2つの歪みに対
応するローレンツ型パワースペクトルのピーク値を推定
する第2推定ステップとを備えることを特徴とする。
【0038】この方法によれば、2つの歪みが混在する
光ファイバの測定区間で散乱されるブリルアン散乱光の
各々の歪みに対応するローレンツ型パワースペクトルの
ピーク値を推定することにより、光ファイバに発生して
いる長さ方向の歪み分布を求めることができる。
【0039】請求項2に記載の発明は、センサとして用
いる光ファイバに光パルスを入射するための光パルス生
成部と、前記光パルスにより発生した後方散乱光の一つ
であるブリルアン散乱光のパワースペクトルを計測する
計測部とを備え、前記パワースペクトルのピーク値と、
該ピーク値を与える中心周波数と全半値幅とを決定し
て、前記光ファイバに発生している長さ方向の歪み分布
を求める光ファイバ歪み計測装置において、前記光ファ
イバの2つの歪みが混在する測定区間と、該2つの歪み
が混在する測定区間の両側に存在する単一の歪みのみ存
在する測定区間とにおいて散乱されたブリルアン散乱光
のパワースペクトルを計測する計測手段と、該計測手段
で計測された前記単一の歪みのみ存在する測定区間の前
記パワースペクトルから、前記単一の歪みのみ存在する
測定区間におけるピーク値を1に規格化したローレンツ
型パワースペクトルを推定する第1推定手段と、該第1
推定手段で推定された前記規格化したローレンツ型パワ
ースペクトルと、前記計測手段で計測された前記2つの
歪みが混在する測定区間の前記パワースペクトルとを用
いて、前記2つの歪みが混在する測定区間における前記
2つの歪みに対応するローレンツ型パワースペクトルの
ピーク値を推定する第2推定手段とを備えたことを特徴
とする。
【0040】請求項3に記載の発明は、センサとして用
いる光ファイバに光パルスを入射するための光パルス生
成部と、前記光パルスにより発生した後方散乱光の一つ
であるブリルアン散乱光のパワースペクトルを計測する
計測部とを備え、前記パワースペクトルのピーク値と、
該ピーク値を与える中心周波数と全半値幅とを決定し
て、前記光ファイバに発生している長さ方向の歪み分布
を求める光ファイバ歪み計測装置を制御するプログラム
を記録した記録媒体であって、前記光ファイバの2つの
歪みが混在する測定区間と、該2つの歪みが混在する測
定区間の両側に存在する単一の歪みのみ存在する測定区
間とにおいて散乱されたブリルアン散乱光のパワースペ
クトルを計測する計測ステップと、該計測ステップで計
測された前記単一の歪みのみ存在する測定区間の前記パ
ワースペクトルから、前記単一の歪みのみ存在する測定
区間におけるピーク値を1に規格化したローレンツ型パ
ワースペクトルを推定する第1推定ステップと、該第1
推定ステップで推定された前記規格化したローレンツ型
パワースペクトルと、前記計測ステップで計測された前
記2つの歪みが混在する測定区間の前記パワースペクト
ルとを用いて、前記2つの歪みが混在する測定区間にお
ける前記2つの歪みに対応するローレンツ型パワースペ
クトルのピーク値を推定する第2推定ステップとをコン
ピュータに実行させるためのプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とす
る。
【0041】請求項4に記載の発明は、センサとして用
いる光ファイバに光パルスを入射するための光パルス生
成部と、前記光パルスにより発生した後方散乱光の一つ
であるブリルアン散乱光のパワースペクトルを計測する
計測部とを備え、前記パワースペクトルのピーク値と、
該ピーク値を与える中心周波数と全半値幅とを決定し
て、前記光ファイバに発生している長さ方向の歪み分布
を求める光ファイバ歪み計測装置を制御するプログラム
であって、前記光ファイバの2つの歪みが混在する測定
区間と、該2つの歪みが混在する測定区間の両側に存在
する単一の歪みのみ存在する測定区間とにおいて散乱さ
れたブリルアン散乱光のパワースペクトルを計測する計
測ステップと、該計測ステップで計測された前記単一の
歪みのみ存在する測定区間の前記パワースペクトルか
ら、前記単一の歪みのみ存在する測定区間におけるピー
ク値を1に規格化したローレンツ型パワースペクトルを
推定する第1推定ステップと、該第1推定ステップで推
定された前記規格化したローレンツ型パワースペクトル
と、前記計測ステップで計測された前記2つの歪みが混
在する測定区間の前記パワースペクトルとを用いて、前
記2つの歪みが混在する測定区間における前記2つの歪
みに対応するローレンツ型パワースペクトルのピーク値
を推定する第2推定ステップとをコンピュータに実行さ
せるためのプログラムであることを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について詳細に説明する。2つの歪みが混在
する測定区間での各々の歪みに対応するローレンツ型パ
ワースペクトルの推定方法は、2つの歪みが混在する測
定区間の両側に存在すると考えられる単一の歪みしか存
在しない測定区間(例えば、図2に示した測定区間Aと
測定区間C。)でのブリルアン散乱光のパワースペクト
ルを利用することにより、2つの歪みが混在する測定区
間でのパワースペクトルのパラメータνAB0
ωA0,H,νBB0,ωB0,Hを求める。
【0043】図3は、本発明の一実施形態にかかるロー
レンツ型パワースペクトルの推定方法を示したフローチ
ャートである。ステップS1では、2つの歪みが混在す
る測定区間の両側にある単一の歪みしか存在しない測定
区間の観測値を用いてブリルアン散乱光のローレンツ型
パワースペクトルを推定する。推定方法は、例えば、山
田、成瀬、「重み付き最小二乗法の繰り返しによるBO
TDR波形の推定」信学技報、OFT2000-30,pp.55-60,20
00 に記載された従来技術を用いることができる。ステ
ップS2では、ステップS1の推定結果であるローレン
ツ型パワースペクトルより、ピーク値を1に規格化した
ローレンツ型パワースペクトルを決定する。
【0044】次に、ステップS3について説明する。測
定区間A,B,Cについて歪み以外の条件は同一だとす
ると、ステップS2の結果であるピーク値を1に規格化
したローレンツ型パワースペクトルは、式(8)におけ
るrAi,rBiと同一である。従って、求める2つの
歪みが混在する測定区間のパラメータのうちνAB0
ωA0,νBB0,ωB0は、ステップS2で求められ
ていることになる。残るピーク値H,Hは、最小二
乗法を用いて次式の二乗誤差Jを最小とする値を
,Hとして推定する。
【0045】
【数12】
【0046】式(13)を最小とするH,Hは、次
式を満足する解として与えられる。
【0047】
【数13】
【0048】このようにして、2つの歪みが混在する測
定区間でのパワースペクトルのパラメータνAB0,ω
A0,H,νBB0,ωB0,Hを全て得ることが
でき、2つの歪みが存在する測定区間での各々の歪みに
対応するローレンツ型パワースペクトルを推定すること
ができる。
【0049】本発明にかかる2つ歪みが混在する測定区
間での各々の歪みに対応するローレンツ型パワースペク
トルの推定方法が、実現可能でありかつ有効であること
を、数値シミュレーションを用いて説明する。
【0050】シミュレーションに用いるピーク値を1に
規格化した単一のローレンツ型パワースペクトルrAi
(i=1〜100),rBi(i=1〜100)を計算
機にて用意する。但し、νAB0=10.5GHz,ω
A0=81MHz,νBB0=10.4GHz,ωB0
=82MHzを用いている。このシミュレーションに用
いたrAi,rBiに、1/50の正規分布で仮定した
観測雑音を加算し、シミュレーションに用いた単一の歪
みだけの測定区間での観測値を作成する。
【0051】図4は、シミュレーションに用いた単一の
歪みだけの測定区間でのブリルアン散乱光の観測値を示
した図である。但し、実線はrAiより作成した観測
値、破線はrBiより作成した観測値である。縦軸は、
ある値で規格化されていることを想定し、相対値で示し
ている。計算機でもとめたものとは別に、rAi,r
を基に式(8)に従いyCiを作成する。このyCi
の値に、1/50の正規分布で仮定した観測雑音を加算
して、シミュレーションに用いた2つの歪みが混在する
測定区間での観測値を作成する。
【0052】図5は、シミュレーションに用いた2つの
歪みが混在する測定区間での観測値を示した図である。
ここで、H=0.7,H=0.3を用いている。これら
計算機により作成した観測値に、図3に示した本発明に
かかる推定方法を適用して得られた、2つの歪みが混在
する測定区間でのパワースペクトルのパラメータν
B0,ωA0,H,νBB0,ωB0,Hと、シミ
ュレーションに用いた真の値とを比較して表1に示す。
【0053】
【表1】
【0054】表1に示したように、本発明によりH
を含む2つの歪みが混在する測定区間でのパワース
ペクトルのパラメータが推定できることが分かる。
【0055】本実施形態によれば、2つの歪みが混在す
る測定区間での各々の歪みに対応するローレンツ型パワ
ースペクトルの推定方法が実現可能であり、有効である
ことが分かる。
【0056】上述したように、2つ歪みが混在する測定
区間での各々の歪みに対応するローレンツ型パワースペ
クトルの推定方法を用いることにより、2つ歪みが混在
する測定区間での各々の歪みに対応するローレンツ型パ
ワースペクトルのパラメータを推定することが可能とな
る。ここで、2つの歪みが混在する測定区間のブリルア
ン散乱光のエネルギーは、それぞれに対応するローレン
ツ型パワースペクトルより次式で表される。
【0057】
【数14】
【0058】但し、sは、2つの歪みが混在する測定
区間での歪み1に起因するブリルアン散乱光のエネルギ
ー、sは、歪み2に起因するブリルアン散乱光のエネ
ルギー、r,rは離散化される前のrAi,rBi
である。
【0059】歪み1、歪み2に起因するブリルアン散乱
光の損失に差が無いとし、各ブリルアン散乱光のエネル
ギーは、2つの歪みが混在する測定区間内に存在する各
歪みの長さに起因するとすると、入射光パルスのエネル
ギーは一定であるから、式(15)(16)のsとs
との和は一定となる。従って、ωA0,H
ω ,Hを求め、sとsとの比を計算すること
により、2つの歪みが混在する測定区間内に存在する歪
み1と歪み2の長さの比を求めることができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2つの歪みが混在する測定区間での各々の歪みに対応す
るローレンツ型パワースペクトルのパラメータを推定す
ることができ、この結果を用いて光ファイバに発生して
いる長さ方向の歪み分布を求めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光ファイバひずみ計測器を示すブロック
図である。
【図2】2つの歪みが混在する測定区間を示した図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態にかかるローレンツ型パワ
ースペクトルの推定方法を示したフローチャートであ
る。
【図4】シミュレーションに用いた単一の歪みだけの測
定区間でのブリルアン散乱光の観測値を示した図であ
る。
【図5】シミュレーションに用いた2つの歪みが混在す
る測定区間での観測値を示した図である。
【符号の説明】
10 光ファイバひずみ計測器 11 光源 12 光周波数変換器 13 光パルス変換器 14 コヒーレント光受信器 15 信号処理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサとして用いる光ファイバに光パル
    スを入射し、該光パルスにより発生した後方散乱光の一
    つであるブリルアン散乱光のパワースペクトルを計測
    し、該パワースペクトルのピーク値と、該ピーク値を与
    える中心周波数と全半値幅とを決定して、前記光ファイ
    バに発生している長さ方向の歪み分布を求める光ファイ
    バ歪み計測方法において、 前記光ファイバの2つの歪みが混在する測定区間と、該
    2つの歪みが混在する測定区間の両側に存在する単一の
    歪みのみ存在する測定区間とにおいて散乱されたブリル
    アン散乱光のパワースペクトルを計測する計測ステップ
    と、 該計測ステップで計測された前記単一の歪みのみ存在す
    る測定区間の前記パワースペクトルから、前記単一の歪
    みのみ存在する測定区間におけるピーク値を1に規格化
    したローレンツ型パワースペクトルを推定する第1推定
    ステップと、 該第1推定ステップで推定された前記規格化したローレ
    ンツ型パワースペクトルと、前記計測ステップで計測さ
    れた前記2つの歪みが混在する測定区間の前記パワース
    ペクトルとを用いて、前記2つの歪みが混在する測定区
    間における前記2つの歪みに対応するローレンツ型パワ
    ースペクトルのピーク値を推定する第2推定ステップと
    を備えることを特徴とする光ファイバ歪み計測方法。
  2. 【請求項2】 センサとして用いる光ファイバに光パル
    スを入射するための光パルス生成部と、前記光パルスに
    より発生した後方散乱光の一つであるブリルアン散乱光
    のパワースペクトルを計測する計測部とを備え、前記パ
    ワースペクトルのピーク値と、該ピーク値を与える中心
    周波数と全半値幅とを決定して、前記光ファイバに発生
    している長さ方向の歪み分布を求める光ファイバ歪み計
    測装置において、 前記光ファイバの2つの歪みが混在する測定区間と、該
    2つの歪みが混在する測定区間の両側に存在する単一の
    歪みのみ存在する測定区間とにおいて散乱されたブリル
    アン散乱光のパワースペクトルを計測する計測手段と、 該計測手段で計測された前記単一の歪みのみ存在する測
    定区間の前記パワースペクトルから、前記単一の歪みの
    み存在する測定区間におけるピーク値を1に規格化した
    ローレンツ型パワースペクトルを推定する第1推定手段
    と、 該第1推定手段で推定された前記規格化したローレンツ
    型パワースペクトルと、前記計測手段で計測された前記
    2つの歪みが混在する測定区間の前記パワースペクトル
    とを用いて、前記2つの歪みが混在する測定区間におけ
    る前記2つの歪みに対応するローレンツ型パワースペク
    トルのピーク値を推定する第2推定手段とを備えたこと
    を特徴とする光ファイバ歪み計測装置。
  3. 【請求項3】 センサとして用いる光ファイバに光パル
    スを入射するための光パルス生成部と、前記光パルスに
    より発生した後方散乱光の一つであるブリルアン散乱光
    のパワースペクトルを計測する計測部とを備え、前記パ
    ワースペクトルのピーク値と、該ピーク値を与える中心
    周波数と全半値幅とを決定して、前記光ファイバに発生
    している長さ方向の歪み分布を求める光ファイバ歪み計
    測装置を制御するプログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 前記光ファイバの2つの歪みが混在する測定区間と、該
    2つの歪みが混在する測定区間の両側に存在する単一の
    歪みのみ存在する測定区間とにおいて散乱されたブリル
    アン散乱光のパワースペクトルを計測する計測ステップ
    と、 該計測ステップで計測された前記単一の歪みのみ存在す
    る測定区間の前記パワースペクトルから、前記単一の歪
    みのみ存在する測定区間におけるピーク値を1に規格化
    したローレンツ型パワースペクトルを推定する第1推定
    ステップと、 該第1推定ステップで推定された前記規格化したローレ
    ンツ型パワースペクトルと、前記計測ステップで計測さ
    れた前記2つの歪みが混在する測定区間の前記パワース
    ペクトルとを用いて、前記2つの歪みが混在する測定区
    間における前記2つの歪みに対応するローレンツ型パワ
    ースペクトルのピーク値を推定する第2推定ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  4. 【請求項4】 センサとして用いる光ファイバに光パル
    スを入射するための光パルス生成部と、前記光パルスに
    より発生した後方散乱光の一つであるブリルアン散乱光
    のパワースペクトルを計測する計測部とを備え、前記パ
    ワースペクトルのピーク値と、該ピーク値を与える中心
    周波数と全半値幅とを決定して、前記光ファイバに発生
    している長さ方向の歪み分布を求める光ファイバ歪み計
    測装置を制御するプログラムであって、 前記光ファイバの2つの歪みが混在する測定区間と、該
    2つの歪みが混在する測定区間の両側に存在する単一の
    歪みのみ存在する測定区間とにおいて散乱されたブリル
    アン散乱光のパワースペクトルを計測する計測ステップ
    と、 該計測ステップで計測された前記単一の歪みのみ存在す
    る測定区間の前記パワースペクトルから、前記単一の歪
    みのみ存在する測定区間におけるピーク値を1に規格化
    したローレンツ型パワースペクトルを推定する第1推定
    ステップと、 該第1推定ステップで推定された前記規格化したローレ
    ンツ型パワースペクトルと、前記計測ステップで計測さ
    れた前記2つの歪みが混在する測定区間の前記パワース
    ペクトルとを用いて、前記2つの歪みが混在する測定区
    間における前記2つの歪みに対応するローレンツ型パワ
    ースペクトルのピーク値を推定する第2推定ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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