JP2002256355A - ガリウムおよびインジウムの回収方法 - Google Patents
ガリウムおよびインジウムの回収方法Info
- Publication number
- JP2002256355A JP2002256355A JP2001051574A JP2001051574A JP2002256355A JP 2002256355 A JP2002256355 A JP 2002256355A JP 2001051574 A JP2001051574 A JP 2001051574A JP 2001051574 A JP2001051574 A JP 2001051574A JP 2002256355 A JP2002256355 A JP 2002256355A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- indium
- heating
- decomposition product
- gallium
- compound semiconductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Abstract
半導体結晶屑からGaおよびInを高効率、低コストで
回収する。 【解決手段】 Ga、InおよびAsを主成分とする化
合物半導体結晶屑を減圧下、700〜900℃に加熱す
ることでAsの一部を昇華させた一次分解生成物を、1
56℃以上に加熱しながら濾過してInを分離回収し、
次に一次分解生成物の濾過残渣に鉛(Pb)を添加し、
減圧下、900〜1100℃に加熱することで残留As
を昇華させた二次分解生成物を、30℃以上に保持しな
がら濾過してGaを分離回収する。
Description
a)、インジウム(In)および砒素(As)を主成分
とする化合物半導体結晶屑からGaおよびInを低コス
トで回収するガリウムおよびインジウムの回収方法に関
するものである。
合物半導体結晶の代表的なものとして、InGaAs単
結晶が挙げられる。InGaAs単結晶は、光通信ダブ
ルヘテロ接合レーザー用基板として使用され、光通信機
器に必要不可欠な化合物半導体結晶素材である。
l-x As、X=0.3前後の組成で使用されることが多
い。X=0.3前後のInx Gal-x As結晶を成長さ
せるには、X=0.8〜0.9の融液が使用され非常に
広範囲なXを有する結晶屑が発生する。InGaAs単
結晶屑からのGaおよびInの回収は、従来ほとんど行
われていないが、GaAs結晶屑やInAs結晶屑から
GaおよびInを分離回収する技術を組み合わせ応用す
ることにより回収できるものと予想される。
しては、乾式法ならびに湿式法が一般に知られている。
乾式法は、GaAs結晶屑を真空加熱容器に入れ、10
-3Pa以下の真空度で1,000℃以上に加熱すること
で蒸気圧の高いAsを昇華分離する。分解速度は比較的
速いが、Asによる装置の腐食を抑制するため、装置材
質等に制限があり、バッチ当たりの処理量増大が難しい
という欠点がある。
器から不純物が混入し易く、Gaと蒸気圧差の小さい不
純物がある場合にはGaの蒸発による損失を招来する。
さらに、不純物が金属間化合物を形成している場合に
は、不純物を数ppmより低い値にすることは難しい。
湿式法は、GaAs結晶屑をアルカリ溶融分解し、分解
生成物を水で浸出する。次に塩酸で浸出液のpHを調整
し水酸化ガリウム(Ga(OH)3 )を沈殿させ、その
Ga(OH)3 を水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液
に溶解し、これを電解液としてGaを電解採取する。
ンレスを電極材とし、電気化学的還元により陰極にGa
を析出させ回収する。電解液中のGa濃度は30%以
下、NaOH濃度は30〜50%で、最大2000A/
m2 の電流密度で電解する。しかし、電解採取は原料で
あるGa2 O3 、Ga(OH)3 からGaを電析するの
が主目的で、得られるGaの純度は99%が限界であ
る。
方法にも乾式法と湿式法がある。乾式法は、GaAs結
晶屑からのGa回収と同様に、InAs結晶屑を真空加
熱分解する方法が一般的である。湿式法は、InAs結
晶屑を硫酸で溶解し、その溶解液をNaOHでpH調整
し水酸化インジウム(In(OH)3 )を沈殿させる。
In(OH)3 は硫酸で溶解され亜鉛粉末等を投入する
ことでInを還元析出させる。Inの精製には、再結晶
法等が適当である。
を応用することでAsを分離することは容易である。し
かしながら、その結果得られるInx Gal-x 合金、X
=0.3〜0.9をInとGaに分離するのは難しく、
電解精製もしくは再結晶等で分離を行わなければならな
い。
を使用し、カソードにInのみを電析させるが、Ga3+
とIn3+の還元電位が近いため精密な電極電位の制御が
必要で、電解液の付着や巻き込み防止さらに電解条件の
精密制御が困難なため高い分離効率を期待することはで
きない。再結晶法は、In−Ga融液から結晶を晶出さ
せる際に偏析係数の差を利用して融液中にどちらか一方
の金属を濃縮し、固化部分の純度を高くする方法であ
る。ところが、In−Ga二元系合金はInx G
al-x 、X=0.165で共晶となるため、一回の操作
でInとGaを完全に分離するのは非常に難しく、多数
回の繰り返し操作を行う場合には生産効率が極めて低下
する。
ルティング、単結晶成長がある。一方向凝固は、例えば
Inx Gal-x 、X=0.165未満の場合、ボート等
の容器に入れたIn−Ga融液を一端からゆっくり冷
却、固化してゆき、In−Ga融液中にInを濃縮させ
る。Inの偏析には冷却速度が影響し、冷却速度が遅い
ほど精製効率が向上する。しかし、冷却速度を遅くする
と生産性が低下するためコスト上昇は避けられない。
固を一回の操作で連続的に行う方法であるため一方向凝
固の生産性の低さを改善できるが、一方向凝固と同様に
処理量が多くなると制御が難しく、生産性の大幅な改善
には至っていない。単結晶成長は、成長速度が遅く大量
生産には不適当である。
nおよびAsを主成分とする化合物半導体結晶屑からG
aおよびInを回収する場合、従来のGaAs結晶屑ま
たはInAs結晶屑から、GaまたはInを回収する技
術の組み合わせで対応するのでは、GaとInの分離が
難しく、多くの工程が必要となり回収コストが高くなる
という問題がある。
とする化合物半導体結晶屑からのGaおよびInの回収
における上記課題を解決するものであって、小規模な設
備でGaおよびInを高い効率で回収可能であり、低コ
ストなガリウムおよびインジウムの回収方法を提供する
ことを目的とする。
インジウムの回収方法では、Ga、InおよびAsを主
成分とする化合物半導体結晶屑を減圧下、700〜90
0℃に加熱することでAsの一部を昇華させた一次分解
生成物について、156℃以上に加熱しながら濾過して
Inを分離回収し、次に一次分解生成物の濾過残渣に鉛
(Pb)を添加し、減圧下、900〜1100℃に加熱
することで残留Asを昇華させた二次分解生成物につい
て、30℃以上に保持しながら濾過してGaを分離回収
することにより上記課題を解決している。
は、真空加熱分解法と、In−Pb合金に対するGaの
分配係数が小さいという性質を組み合わせ利用してい
る。Ga、InおよびAsを主成分とする化合物半導体
結晶屑(Inx Gal-x As、X=0.3〜0.9)
は、粒径を2〜3mm以下にすると加熱分解が促進され
るので、塊状の屑は予め粉砕するのが好ましい。
製容器に入れ真空加熱炉を使用し、減圧下、700〜9
00℃に加熱すると、化合物半導体結晶屑に固溶してい
るInと等モル量のAsが昇華し、一次分解生成物とし
てGaAsとIn融液を生成する。減圧条件は、30〜
0.1Paが最適であるが、分解速度とInの蒸発損失
を考慮しなければならない。
導体結晶屑は分解速度が遅く実用的でない。ただし、真
空度を上げれば分解は促進されるが、設備が高価になる
だけでなく、所定の真空度に達するまでの時間が長くな
り効率的でない。また、900℃より高温の場合は、G
aAsの分解も始まるのでInの他Gaまでもが生成
し、冷却するとIn−Ga合金を生成してしまうためI
nの効率的な回収ができない。
との間に水冷トラップを取り付けると、金属As(α型
及びβ型)として凝集するので、後で回収する。一次分
解生成物は、156℃以上に保持した状態で濾過する
が、156℃より低温ではInが凝固し、GaAsと分
離不可能である。温度の上限は特に限定しないが、一次
分解生成物の酸化防止や作業性を考慮すると250℃以
下の温度で行うのが良い。
しくはアルゴン(Ar)雰囲気中が最適である。濾過に
は156℃以上に加熱保温したセラミックスフィルター
等の耐熱性素材でできた濾過フィルターを利用する。一
次分解生成物の濾過によって化合物半導体結晶屑から9
2%以上のInを分離回収することが可能となる。濾過
フィルター上に残留する一次分解生成物の濾過残渣は、
Inが付着したGaAs結晶である。この濾過残渣を石
英もしくは炭素製容器に入れ、Pbを添加したした後、
真空加熱炉を使用し、減圧下、900〜1100℃に加
熱すると、GaAsはGa融液とAs蒸気に分解する。
液を形成するが、GaAsやGaよりもInと結合しや
すい性質があるため、冷却時にはIn−Pb合金を形成
し、最終的に二次分解生成物としてGaとIn−Pb合
金の混合物が生成する。In−Pb合金は、全組成領域
で固溶体を形成するが、一次分解生成物の濾過残渣に添
加するPbの質量の最低値は、濾過残渣に付着している
Inの質量の0.28倍すなわちInx Pbl-x 、X=
0.13となるように制御することが好ましい。
に近似した物性を示すため、InxGal-x 、X=0.
165共晶合金にPbが溶解した(In、Pb)x Ga
l-x、X=0.165合金が形成される可能性があり、
Gaとの分離が困難になる。ただし、Pb添加量が多す
ぎるとPbがGaを汚染するだけでなく、後工程で濾過
分離する処理量が増加し、非効率的である。
了した後の冷却速度は、15℃/min以下とし、ゆっ
くりとした冷却過程を通してInがPbに分配されるの
を完結させ、さらにInの融点である156℃とPbの
融点である327℃の間で一定時間保持して、In−P
b合金を成長させることが好ましい。例えば、冷却速度
が15℃/minより大きい場合には、Ga−In合金
が生成し、156〜327℃の間で一定時間保持しても
Ga−In合金を消滅させるためには長時間を要し、生
産性の低下を引き起こす原因となる。
Pbが凝固するため拡散速度が遅く、一方327℃より
高温ではGa、In、Pbが融液のままである。減圧条
件は、30〜0.1Paが適当であるが、分解速度とG
aの蒸発損失を考慮して決定しなければならない。加熱
温度が900℃未満の場合、一次分解生成物の濾過残渣
の分解速度が遅く実用的でない。ただし、真空度を上げ
れば分解は促進されるが、設備が高価になるだけでな
く、所定の真空度に達するまでの時間が長くなり効率的
でない。また、1100℃より高温の場合は、分解が促
進される反面、Gaの蒸発損失が大きく、回収率を低下
させる。
がら濾過する。Gaの融点が29.6℃であるため、3
0℃未満ではGaが凝固し易く、仮にGaが融液状態を
維持していても粘度が高いためIn−Pb合金にGa融
液が多く付着し効率よく分離することができない。雰囲
気は乾燥した大気中、N2 もしくはAr中とし、温度の
上限を100℃未満とすることでGaの酸化が抑制でき
る。濾過フィルターはポリプロピレン製の不織布、セラ
ミックスフィルターなどが良いが耐熱性、耐食性および
濾過性能に問題がなければこれら以外の材質でもよい。
って化合物半導体結晶屑から92%以上のGaを分離回
収することが可能となる。
する化合物半導体結晶屑(Inx Gal-x As、X=
0.3〜0.9)を、粒径を2〜3mm以下に粉砕す
る。粉砕には、ジョークラッシャー、ロールミル等が適
しているが、これらの粉砕機に限定されるものではな
い。
器に入れ真空加熱炉に設置する。真空加熱炉と真空ポン
プとの間には水冷トラップを取り付ける。真空ポンプ
は、30〜0.1Paが維持できれば油回転ポンプでも
十分である。真空加熱炉を30〜0.1Paまで減圧に
し、炉内温度を700〜900℃に昇温すると、Inx
Gal-x Asは分解を開始し、石英製容器にIn融液が
生成すると同時に、昇華したAsはトラップに凝集す
る。加熱時間は、Inx Gal- x Asの仕込み量、石英
製容器への仕込み深さによってコントロールしなければ
ならないが、通常Inx Gal-x Asの仕込み量1kg
当たり1〜3hが適当で、加熱時間が短いと分解が不十
分となり、加熱時間が長いとInの蒸発損失を引き起こ
す。
で炉冷した後、真空加熱炉から石英製容器を取り出し、
内容物を156〜250℃に加熱保温した細孔径10〜
20μmのセラミックスフィルターで吸引濾過する。セ
ラミックスフィルターの加熱保温は、温風循環炉やリボ
ンヒーターを使用すればよい。セラミックスフィルター
上にはInが付着したGaAs結晶が残留するのでセラ
ミックス製のへらで掻き集める。Inはセラミックスフ
ィルターで濾別し、石英もしくは炭素製容器に回収す
る。
As結晶に付着しているInの質量に対し0.28倍の
Pbを石英製容器に入れ、真空加熱炉に設置した後、3
0〜0.1Paまで減圧にし、炉内温度を900〜11
00℃に昇温する。Pbは粒径5mm以下のショットが
良いが、微粉末は表面酸化量が多く、真空加熱の際に低
沸点のPbOが蒸発し真空加熱炉を汚染したり、Ga中
にPbOが混入するので使用は避けるべきである。
くりと昇温する。加熱時間は通常Inが付着したGaA
s結晶粒の仕込み量1kg当たり1〜3hが適当である
が、加熱時間が短いと分解が不十分となり易く、加熱時
間が長いとGaの蒸発損失を引き起こすので、仕込み量
および仕込み深さを考慮し制御しなければならない。真
空加熱炉はゆっくり昇温しないとGaAs結晶が分解を
開始する前にPbが蒸発してしまうため、昇温速度は1
0℃/minが最適である。
以下で冷却を開始し、156〜327℃で1〜2h保持
した後、石英製容器の内容物を30〜100℃まで炉冷
する。真空加熱炉から石英製容器を取り出し、内容物を
30〜100℃に加熱保温した細孔径10〜20μmの
セラミックスフィルターで吸引濾過する。セラミックス
フィルターの加熱保温は、リボンヒーター等がよい。
着したIn−Pb合金が残留するのでセラミックス製の
へらで掻き集める。Gaはセラミックスフィルターで濾
別し、石英もしくは炭素製容器に回収する。In−Pb
合金には少量のGaが付着するが、Gaは希塩酸に浸漬
すれば融液塊として剥がれ落ち、デカンテーション等で
回収すればGaの回収率は93%以上に上昇する。ま
た、In−Pb合金からInを回収する場合には再結晶
または電解精製が適当であるが、低コストで回収率の高
い方法があればこの方法に特定されるものではない。た
だし、一次分解生成物を得る段階でInの分離回収率を
上げておけば、In−Pb合金の発生量は微量であり、
In−Pb合金は半田合金としても使用可能である。
al-x As、X=0.3)を、ジョークラッシャーで粒
径を3mm以下に粉砕した。粉砕したInx Gal-x A
s1kgを秤量し、石英製容器(内径φ200mm×高
さ150mm)に入れ真空加熱炉に設置した。真空加熱
炉と油回転ポンプとの間には水冷トラップを取り付け
た。
温度を900℃に昇温した。加熱時間は2hとした。加
熱後、石英製容器内容物を200℃まで炉冷した後、真
空加熱炉から石英製容器を取り出し、内容物を温風循環
炉で200℃に加熱保温した細孔径20μmのセラミッ
クスフィルターで吸引濾過した。セラミックスフィルタ
ー上に残留したInが付着したGaAs結晶をセラミッ
クス製のへらで掻き集めた。セラミックスフィルターで
濾別されたInは、石英製容器に回収した。この時のI
n回収率は、93%であった。
約5gと分析され、Inが付着した残渣とPb(平均粒
径4mm)50gを石英製容器に入れ、真空加熱炉に設
置した後、15Paまで減圧にし、炉内温度を1050
℃に昇温した。真空加熱炉の昇温速度は5.5℃/mi
nとし、加熱時間は1.5hとした。加熱終了後、真空
加熱炉は15℃/min以下で冷却を開始し、327℃
で2h保持した後、石英製容器の内容物を50℃まで炉
冷した。真空加熱炉から石英製容器を取り出した後、内
容物を50℃に加熱保温した細孔径20μmのセラミッ
クスフィルターで吸引濾過した。
が付着したIn−Pb合金をセラミックス製のへらで掻
き集めた。セラミックスフィルターを通過したGaは石
英製容器に回収した。Gaの回収率は93%であった。 〔実施例2〕Inが付着したGaAs結晶に添加するP
b(平均粒径4mm)が300gである以外は実施例1
と同様に操作した。この時のInの回収率は93%、G
aの回収率は91%であった。
1kgを真空加熱炉で15Paまで減圧にし、一次分解
生成物を生成させる時の炉内温度を800℃に昇温した
以外は実施例1と同様に操作した。この時のInの回収
率は90%、Gaの回収率は93%であった。
に添加するPb(平均粒径4mm)が300gであり、
真空加熱炉にて炉内温度を昇温速度は5.5℃/min
で1100℃まで昇温した以外は実施例1と同様に操作
した。この時のInの回収率は93%、Gaの回収率は
91%であった。
収方法によれば、Ga、InおよびAsを主成分とする
化合物半導体結晶屑からGaおよびInを小規模な設備
で高い効率で回収可能であり、廃棄物量が極めて少な
く、ガリウムおよびインジウムを低コストで回収するこ
とができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 ガリウム、インジウムおよび砒素を主成
分とする化合物半導体結晶屑を減圧下、700〜900
℃に加熱することで砒素の一部を昇華させた一次分解生
成物について、156℃以上に加熱しながら濾過してイ
ンジウムを分離回収し、次に一次分解生成物の濾過残渣
に鉛を添加し、減圧下、900〜1100℃に加熱する
ことで残留砒素を昇華させた二次分解生成物について、
30℃以上に保持しながら濾過してガリウムを分離回収
することを特徴とするガリウムおよびインジウムの回収
方法。 - 【請求項2】 一次分解生成物の濾過残渣に添加する鉛
の質量が、濾過残渣に付着しているインジウムの質量の
0.28倍以上であることを特徴とする請求項1記載の
ガリウムおよびインジウムの回収方法。 - 【請求項3】 一次分解生成物の濾過残渣に鉛を添加し
減圧下、900〜1100℃での加熱を終了した後、毎
分15℃以下で冷却し、156〜327℃で所定時間保
持して二次分解生成物を生成させることを特徴とする請
求項1または請求項2記載のガリウムおよびインジウム
の回収方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001051574A JP4485083B2 (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | ガリウムおよびインジウムの回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001051574A JP4485083B2 (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | ガリウムおよびインジウムの回収方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002256355A true JP2002256355A (ja) | 2002-09-11 |
JP4485083B2 JP4485083B2 (ja) | 2010-06-16 |
Family
ID=18912332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001051574A Expired - Lifetime JP4485083B2 (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | ガリウムおよびインジウムの回収方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4485083B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012144973A1 (en) * | 2011-04-18 | 2012-10-26 | Empire Technology Development Llc | Extraction of gallium and/or arsenic from gallium arsenide |
US8419823B2 (en) | 2007-04-19 | 2013-04-16 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | Method for recovering metal |
KR101699517B1 (ko) | 2015-11-25 | 2017-01-24 | (주)성은 | 질산암모늄 폐기물의 재활용 방법 |
KR20170019246A (ko) | 2015-08-11 | 2017-02-21 | 주식회사 엔코 | Led 또는 전자제품 폐기물로부터 유가금속의 회수 방법 |
KR20230095372A (ko) | 2021-12-22 | 2023-06-29 | 주식회사 퀀타머티리얼스 | Igzo 폐타겟으로부터 고순도의 인듐-갈륨 회수 방법 |
-
2001
- 2001-02-27 JP JP2001051574A patent/JP4485083B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8419823B2 (en) | 2007-04-19 | 2013-04-16 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | Method for recovering metal |
WO2012144973A1 (en) * | 2011-04-18 | 2012-10-26 | Empire Technology Development Llc | Extraction of gallium and/or arsenic from gallium arsenide |
US8603216B2 (en) | 2011-04-18 | 2013-12-10 | Empire Technology Development Llc | Extraction of gallium and/or arsenic from gallium arsenide |
US9611521B2 (en) | 2011-04-18 | 2017-04-04 | Empire Technology Development Llc | Extraction of gallium and/or arsenic from gallium arsenide |
KR20170019246A (ko) | 2015-08-11 | 2017-02-21 | 주식회사 엔코 | Led 또는 전자제품 폐기물로부터 유가금속의 회수 방법 |
KR101699517B1 (ko) | 2015-11-25 | 2017-01-24 | (주)성은 | 질산암모늄 폐기물의 재활용 방법 |
KR20230095372A (ko) | 2021-12-22 | 2023-06-29 | 주식회사 퀀타머티리얼스 | Igzo 폐타겟으로부터 고순도의 인듐-갈륨 회수 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4485083B2 (ja) | 2010-06-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4362560A (en) | Process for producing high-purity gallium | |
CN101792142A (zh) | 从切割废砂浆中回收多晶硅锭、碳化硅粉和聚乙二醇的方法 | |
US4198231A (en) | Recovery and separation of gadolinium and gallium | |
CN110997956A (zh) | 钠除去方法和金属浓缩方法以及金属回收方法 | |
CN104099485A (zh) | 一种高纯镓的制备方法 | |
JP4485083B2 (ja) | ガリウムおよびインジウムの回収方法 | |
JP4190678B2 (ja) | ガリウムの精製方法 | |
JP2009191309A (ja) | 粗インジウムの回収方法 | |
WO2008156372A2 (en) | Method for recovering elemental silicon from cutting remains | |
JP5028563B2 (ja) | インジウム回収方法 | |
JP4020226B2 (ja) | 半導体スクラップの分解法 | |
JP2000327488A (ja) | 太陽電池用シリコン基板の製造方法 | |
JP2015147956A (ja) | ガリウムの回収方法 | |
JP5133547B2 (ja) | ガリウムの精製方法 | |
Fedorov et al. | Preparation of high-purity gallium from semiconductor fabrication waste | |
JP7403118B2 (ja) | 金属の回収方法及び窒化ガリウムの製造方法 | |
JP4087196B2 (ja) | ルテニウム及び/又はイリジウムの回収方法 | |
JP3885913B2 (ja) | 回収ガリウムの精製方法 | |
JPH11269569A (ja) | ガリウムの精製方法 | |
CN111286755A (zh) | 一种电解-区域法制备高纯铟的方法 | |
JP2008019475A (ja) | 電着銅の脱塩素方法 | |
JP4194703B2 (ja) | リン化ガリウムスクラップの分解法 | |
JP3784331B2 (ja) | 金を含有するガリウムの精製方法、及び金を含有するガリウムからの金の採取方法 | |
JP7067196B2 (ja) | 希土類元素のシュウ酸塩の製造方法 | |
JPS5913444B2 (ja) | 精製された金属シリコン製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071205 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100223 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100302 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100324 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4485083 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402 Year of fee payment: 4 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |