JP2002255165A - 折り畳み式組立コンテナ - Google Patents

折り畳み式組立コンテナ

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JP2002255165A
JP2002255165A JP2001053563A JP2001053563A JP2002255165A JP 2002255165 A JP2002255165 A JP 2002255165A JP 2001053563 A JP2001053563 A JP 2001053563A JP 2001053563 A JP2001053563 A JP 2001053563A JP 2002255165 A JP2002255165 A JP 2002255165A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分解および再組み立て作業が容易であり、部
品点数が少なく、保管中の紛失などのおそれが少なく、
比較的に軽量な折り畳み式組立コンテナを提供するこ
と。 【解決手段】 搬送可能なパレット6と、パレット6の
上に収容空間を形成するように組み立てられる複数の側
板10,12と、相互に連結される一方の側板12が他
方の側板10に対してコンテナの内側に向けて折り畳み
可能となるように、少なくとも2枚の側板10,12を
連結するヒンジ50と、を有する折り畳み式組立コンテ
ナ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳み式組立コ
ンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】組立コンテナとして、パレット上にそれ
ぞれ独立に4枚の側板を立設して組み立てられるコンテ
ナが知られている。この従来の組立コンテナでは、コン
テナの使用後には、パレットから側板を取り外して折り
畳めるので、コンテナの保管スペースを小さくすること
ができる。
【0003】しかしながら、この従来のコンテナでは、
コンテナを組み立てる際に、パレット上にそれぞれ独立
に4枚の側板を立設して組み立てる必要があり、その作
業性には改良の余地が残されている。また、コンテナを
分解する際にも、パレット上でそれぞれ独立に4枚の側
板を分解して折り畳む必要があり、その作業性にも改良
の余地がある。
【0004】特に、従来のコンテナでは、4枚の側板の
内の2枚の側板は、他の二枚の側板に対してスライド式
に取り付けられる構造であるため、コンテナの組立およ
び分解作業に際し、比較的に重量が大きな側板を持ち上
げる作業を必要とし、その作業が煩雑であった。
【0005】さらに、従来のコンテナは、パレットに対
して、4枚の側板がそれぞれ別々に分解可能であるため
に、部品点数が多く、コンテナの保管中などに、部品の
一部が紛失するおそれもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、分解
および再組み立て作業が容易であり、部品点数が少な
く、保管中の紛失などのおそれが少なく、比較的に軽量
な折り畳み式組立コンテナを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
鋭意検討した結果、相互に連結される一方の側板が他方
の側板に対してコンテナの内側に向けて折り畳み可能と
なるように、少なくとも2枚の側板を回動自在に連結す
ることで、コンテナの分解および再組み立て作業が容易
になることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明にかかる折り畳み式組立
コンテナは、搬送可能なパレットと、前記パレットの上
に収容空間を形成するように組み立てられる複数の側板
と、相互に連結される一方の側板が他方の側板に対して
コンテナの内側に向けて折り畳み可能となるように、少
なくとも2枚の前記側板を連結する連結具と、を有す
る。前記パレットとしては、特に限定されず、合成樹脂
製パレット、金属製パレット、複合材料製パレットなど
が例示されるが、好ましくは、合成樹脂製パレットであ
る。
【0009】好ましくは、折り畳み可能に連結された少
なくとも2枚の前記側板の内の一つが、前記パレットの
上面に折り畳むことができるように、前記パレットに対
して回動自在に装着してある。さらに好ましくは、パレ
ット上に組み立てられる4枚の側板の内の相互に隣り合
う2対の側板が、前記連結具を介して折り畳み自在に連
結してある。さらにまた好ましくは、相互に折り畳み自
在に連結された各対の側板の内、パレット上で、相互に
向き合う位置に配置される2つの側板が、それぞれ、パ
レットに対して、回動自在に配置してある。
【0010】好ましくは、前記側板が、熱可塑性樹脂製
中空構造パネルと、前記パネルの縁部に装着してある熱
可塑性樹脂製フレームとから成る。熱可塑性樹脂製中空
構造パネルの代表例として、プラスチック段ボール製パ
ネルが例示される。
【0011】好ましくは、前記連結具が、合成樹脂製ヒ
ンジであるが、金属製ヒンジであっても良い。なお、ヒ
ンジは、側板または側板のフレームと別部品でも良い
が、それらと一体に成形することも可能である。
【0012】好ましくは、前記パレット上でコンテナの
三方を囲む3枚の前記側板が、前記連結具により折り畳
み自在に連結してある。その場合において、コンテナの
三方を囲むように前記パレット上に組み立てられた3枚
の前記側板により形成される側方開口部を開閉するよう
に取り付けられる側板と、上蓋とが、連結具により回動
自在に連結されていても良い。
【0013】本発明に係る折り畳み式組立コンテナにお
いて、コンテナの三方を囲むように前記パレット上に組
み立てられた3枚の前記側板により形成される側方開口
部を開閉するように取り付けられる柔軟性を持つ開閉カ
バーをさらに有しても良い。好ましくは、この開閉カバ
ーの下端部は、パレットの上面に固定され、カバーの両
側端縁が、側方開口部を区画する側板の各側端縁に対し
て着脱自在である。
【0014】
【作用】本発明に係る折り畳み式組立コンテナでは、相
互に連結される一方の側板が他方の側板に対してコンテ
ナの内側に向けて折り畳み可能となるように、少なくと
も2枚の側板を回動自在に連結してある。このように構
成することで、コンテナの分解および再組み立てに際
し、側板を持ち上げてスライド式に組み立てまたは分解
する作業が必要ではなくなる。その結果、コンテナの分
解および再組み立て作業が容易になる。
【0015】また、本発明に係る折り畳み式組立コンテ
ナでは、少なくとも2枚の側板を回動自在に連結してあ
ることから、部品点数の削減を図ることが可能であり、
コンテナの分解保管中などに、コンテナ構成部品の紛失
のおそれが少なくなる。
【0016】さらに、本発明に係る折り畳み式組立コン
テナでは、側板を、熱可塑性樹脂製中空構造パネルと、
前記パネルの縁部に装着してある熱可塑性樹脂製フレー
ムとで構成することで、コンテナの重量を軽減すること
ができる。また、パレットも合成樹脂で構成することに
より、さらに重量の低減を図ることができる。なお、側
板を熱可塑性樹脂で構成することにより、側板自体の重
量を軽減できることから、連結具で回動自在に連結され
る側板相互を折り畳む際、または折り畳み状態から開く
際の回動移動作業も容易となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。第1実施形態 図1に示すように、本発明の1実施形態に係る折り畳み
式組立コンテナ2は、フォークリフトなどのリフト手段
の爪部が挿入可能な凹所4が形成してあるパレット6
と、このパレット6の上面に載置される底板22と、こ
のパレット6の上に組み立てられる側板10,12とを
有する。
【0018】図1に示すように、4つの側板は、相互に
対向する第1側板10と、各第1側板10の片側の側端
縁に対して、図2に示すように、連結具としてのヒンジ
50により回動自在に連結してある第2側板12とから
成る。これら側板10,12は、それぞれ周囲がフレー
ム32で補強されたプラスチック段ボール製パネルで構
成してある。フレーム32は、たとえば塩化ビニル樹脂
などの熱可塑性樹脂で構成してある。
【0019】図2に示すヒンジ50は、本実施形態で
は、塩化ビニル樹脂製ヒンジで構成してあり、側板10
および12に対して樹脂製ビスなどにより固定される。
側板10の側縁部に装着してあるフレーム32には、ス
トッパ部34が突出して形成してあり、第2側板12
が、第1側板10に対して、90度の角度以上に外側に
回動しすぎることを有効に防止している。すなわち、第
2側板12は、第1側板10に対して、ヒンジ50を回
動支点として、コンテナ2の内側に向けて90度から0
度の角度で回動自在となっており、第1側板10の内面
に折り畳むことが可能になっている。
【0020】図1に示すように、パレット6の上で、側
板10,12により囲まれた空間が、たとえば樹脂ペレ
ットや樹脂成形品などの収容物を収容する空間となり、
これら側板10,12で囲まれた空間を閉じるために、
側板10,12の上端には、蓋20が着脱自在に装着さ
れる。この蓋20は、側板10,12と同様に、周囲が
フレーム32で補強されたプラスチック段ボール製パネ
ルで構成してある。
【0021】本実施形態では、各第1側板10を構成す
るパネルが、下述するような構造を採用することによ
り、パレット6に対して折り畳み自在となっている。本
実施形態では、図3に示すように、第1側板10を構成
するパネルの両側端縁には、高さ方向に沿ってフレーム
32が装着してある。各フレーム32は、側板10を補
強する作用を有する。また、各フレーム32の下端部
に、ストッパ用突起42が具備してある。本実施形態で
は、円柱状ピンをフレーム32の下端部に具備させるこ
とで、ストッパ用突起42を形成している。
【0022】一方、パレット6の上の四隅位置には、下
金具70が立設してある。各下金具70は、垂直溝形成
壁72と、ストッパ孔形成壁74とを有し、これらは金
属板を折り曲げ加工することにより一体成形してある。
垂直溝形成壁72は、略「コ」字形状の断面を有し、内
部には垂直溝80が形成してある。垂直溝80には、第
1側板10のストッパ用突起42が上から挿入可能にな
っている。
【0023】ストッパ孔形成壁74は、垂直溝形成壁7
2に連続して一体成形され、略「L」字形状の断面を有
し、側板10に具備してあるフレーム32の下端側部に
対して当接可能になっている。垂直溝形成壁72におい
て、ストッパ孔形成壁74との略直角な境界壁部には、
矩形状のストッパ孔連通孔76が略水平方向に形成して
ある。ストッパ孔連通孔76の水平方向長さは、ストッ
パ用突起42の突出長さと同等以上である。また、スト
ッパ孔連通孔76の垂直方向幅は、ストッパ用突起42
の直径と同等以上であり、連通孔76をストッパ用突起
42が通過可能になっている。
【0024】ストッパ孔形成壁74において、垂直溝形
成壁72との略直角な境界壁部には、矩形状のストッパ
孔78が、ストッパ孔連通孔76に連通して略水平方向
に形成してある。ストッパ孔78の水平方向長さおよび
その垂直方向幅は、ストッパ用突起42の直径と同等以
上であり、連通孔76を通過したストッパ用突起42が
係合可能になっている。ストッパ孔連通孔76およびス
トッパ孔78は、下金具70を折り曲げ加工すると同時
またはその前後に、パンチング加工などにより容易に成
形することができる。
【0025】ストッパ用突起42は、下金具70の垂直
溝80に沿って挿入され、その垂直溝80の途中または
最下端で、ストッパ孔連通孔76を通して水平方向に移
動させることで(図3中矢印A)、ストッパ用突起42
はストッパ孔78により上方への抜け止めがなされる。
したがって、第1側板10を構成するパネルは、パレッ
ト6に対して上方への抜け止めがなされ、その状態で、
第1側板10は、コンテナ2の内側方向Bへの回動が許
容される。ただし、第1側板10に対して、第2側板1
2が約90度の位置に開かれた状態では、第1側板10
は、コンテナ2の内側方向Bへの回動も防止される。ま
た、その状態では、ストッパ用突起42はストッパ孔7
8内からストッパ孔連通孔76に向けて水平移動するこ
とができず、上方への抜け止め状態が維持される。
【0026】パレット6の表面には、パレット6の上部
四隅に固定された下金具70を結ぶように、パレット6
の上部四辺位置に、帯状金具44が配置してあり、各側
板10,12の下端部外表面を保持している。なお、第
2側板12が第1側板10に対して開かれた状態で、第
2側板12および第1側板10の開放側端縁と、他の一
組の第2側板12および第1側板10のそれぞれの開放
側端縁との連結を確実なものとするために、これらの連
結部の上端部は、連結用金具で着脱自在に連結しても良
い。
【0027】本実施形態では、上述した構造を採用する
ことにより、第2側板12が第1側板10に対して折り
畳まれた状態で、図4〜図5に示すように、相互に対と
なる二組の側板10,12が、パレット6に対して折り
畳み自在となる。
【0028】次に、図4および図5に基づき、コンテナ
2の折り畳み方法を説明する。図4(A)に示すよう
に、コンテナ2から蓋20を取り外した後、図4(B)
に示すように、第2側板12を、それぞれが回動自在に
連結された第1側板10の内面に向けて折り畳む。その
後、図4(C)、図5(A)および図5(B)に示すよ
うに、第2側板12が内面に折り畳まれた第1側板10
を、順次、パレット6の上面に向けて折り畳む。その
後、図5(C)に示すように、その上から蓋20を被せ
れば、コンテナ2は、省スペースで保管が可能な状態と
なる。コンテナ2を再組み立てする場合には、上述と逆
の動作を行えばよい。
【0029】本実施形態に係る組立式コンテナ2では、
相互に連結される一方の第2側板12が他方の第1側板
10に対してコンテナ2の内側に向けて折り畳み可能と
なるように、これらの2枚の側板10および12を回動
自在に連結してある。このように構成することで、コン
テナ2の分解および再組み立てに際し、側板10または
12を持ち上げてスライド式に組み立てまたは分解する
作業が必要ではなくなる。その結果、コンテナ2の分解
および再組み立て作業が容易になる。
【0030】また、本実施形態に係る折り畳み式組立コ
ンテナ2では、2対の側板10および12を、それぞれ
回動自在に連結してあることから、部品点数の削減を図
ることが可能であり、コンテナ2の保管中などに、コン
テナ構成部品の紛失のおそれが少なくなる。
【0031】さらに、本実施形態に係る折り畳み式組立
コンテナ2では、蓋20、側板10および12を、プラ
スチック段ボール製パネルと、このパネルの縁部に装着
してある熱可塑性樹脂製フレーム32とで構成すること
で、コンテナ2の重量を軽減することができる。また、
パレット6も合成樹脂で構成してあるため、さらに重量
の低減を図ることができる。なお、側板10,12を熱
可塑性樹脂で構成することにより、側板自体の重量を軽
減できることから、ヒンジ50で回動自在に連結される
側板10,12相互を折り畳む際、または折り畳み状態
から開く際の回動移動作業も容易となる。
【0032】第2実施形態 図6に示す第2実施形態に係る折り畳み式組立コンテナ
2aは、前記第1実施形態に係る折り畳み式組立コンテ
ナ2の変形例であり、共通する部材には、共通する符号
を付し、その説明を一部省略する。
【0033】このコンテナ2aでは、第1側板10aの
両側端縁に、図示省略してあるヒンジを介して2つの第
2側板12aを回動自在に連結してある。これらの第2
側板12aは、それぞれ第1側板10aの内面に向け
て、90度の位置から0度の位置まで折り畳むことが可
能になっている。
【0034】第1側板10aは、2枚の第2側板12a
が内面に折り畳まれた状態で、図1に示す第1側板10
と同様な手段により、パレット6の上面に対して折り畳
み可能になっている。これらの第1側板10aおよび第
2側板10bは、図1に示す第1側板10および第2側
板12と同様な材質で構成してあり、それらの周縁に
は、フレーム32が装着してある。
【0035】本実施形態では、蓋20aの一方の側端縁
には、第3側板12bが、図示省略してあるヒンジによ
り回動自在に連結してある。蓋20aおよび第3側板1
2bは、第2側板12aと同様な材質で構成してあり、
それぞれのパネルにはフレーム32が装着してある。ま
た、蓋20aと第3側板12bとの連結部の両側には、
ストッパ部材36が装着してあり、第3側板12bが蓋
20aの内面に対して、約90度以上に開きすぎること
を防止できるようになっている。
【0036】第3側板12bは、コンテナ2aの使用状
態では、蓋20aの内面から約90度の位置まで移動
し、コンテナ2aの三方を囲むようにパレット6上に組
み立てられた3枚の側板10aおよび12aにより形成
される側方開口部14を閉塞する。第3側板12bの下
端縁の両側には、位置決め用突起35が固定してある。
これらの位置決め用突起35は、帯状金具44の対応す
る位置にそれぞれ形成してある位置決め孔37内に嵌合
され、第3側板12bの両側端縁と、第2側板12aの
開放側端縁とが位置合わされて連結される。なお、コン
テナ2aを折り畳む場合には、第3側板12bは、蓋2
0aの内面に対して折り畳まれる。
【0037】本実施形態に係るコンテナ2aでは、前記
第1実施形態に係るコンテナ2と同様な作用を奏すると
共に、次に示す作用も奏する。すなわち、蓋20aを取
り外した状態では、側方開口部14が開いている状態と
なるので、コンテナ2aの上からのみでなく、コンテナ
2aの側方からもコンテナの内部に収容物を入れたり出
したりすることができ、収容物の出し入れ作業が容易で
ある。
【0038】第3実施形態 図7に示す第3実施形態に係る折り畳み式組立コンテナ
2bは、前記第2実施形態に係る折り畳み式組立コンテ
ナ2aの変形例であり、共通する部材には、共通する符
号を付し、その説明を一部省略する。このコンテナ2b
では、コンテナ2aと同様に、第1側板10aの両側端
縁に、図示省略してあるヒンジを介して2つの第2側板
12aを回動自在に連結してある。
【0039】本実施形態では、蓋20は、図1に示す蓋
20と同様であるが、カバー12cが具備してある点に
特徴を有する。このカバー12cは、コンテナ2aの三
方を囲むようにパレット6上に組み立てられた3枚の側
板10aおよび12aにより形成される側方開口部14
を閉塞するように、コンテナ2bに具備される。
【0040】カバー12cは、たとえば不織布、織布、
合成樹脂シート、複合材料シートなどの可撓性を持つシ
ートで構成してあり、カバー12cの下端縁は、パレッ
ト6の帯状金具44に対して、リベットなどで固定して
ある。カバー12cの上端縁には、補強ロッド52が装
着してある。カバー12cの上端縁に補強ロッド52を
装着することで、カバー12cの上端縁は、直線状態を
維持し、カバー12cを持ち上げ易くする。
【0041】補強ロッド52の両端部に位置するカバー
12cの両端縁には、係止具としてのボタン54が装着
してある。各ボタン54は、第2側板12aの開放側端
縁の上部に固定してあるボタンフック55に対して着脱
自在に係合可能になっている。第2側板12aにおける
開放端縁の外面には、端縁に沿って面状ファスナー38
が装着してあり、カバー12cの側端縁の内面に沿って
形成してある面状ファスナーが着脱自在となっている。
カバー12cを持ち上げて、ボタン54をボタンフック
55に係止させ、カバー12cの側端縁内面の面状ファ
スナーを、第2側板12aの面状ファスナー38に取り
付けることで、コンテナの側端開口部14は、完全に閉
塞され、コンテナの内部に収容空間を形成する。
【0042】コンテナ2bを折り畳む際には、カバー1
2cは、パレット6の上面に沿って収容しても良いし、
パレット6の縁部上面に複数回に折り畳んで収容しても
良いし、巻回して収容しても良い。また、カバー12c
をパレット6の上面に沿って収容する場合には、パレッ
ト6の上面に折り畳まれるべき第1側板10aの上にカ
バー12cを位置させても良いし、第2側板12aの下
に位置させても良い。
【0043】本実施形態に係るコンテナ2bでは、前記
第2実施形態に係るコンテナ2aと同様な作用を奏する
と共に、次に示す作用も奏する。すなわち、コンテナの
四方を囲む側板の内の一つが、軽量なカバー12cで構
成してあることから、コンテナ2bの重量をさらに軽減
することができる。また、このコンテナ2bでは、蓋2
0を取り外すことなく、側方開口部14からコンテナ内
収容物の出し入れが可能である。
【0044】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0045】たとえば、本発明に係る組立式コンテナ2
の内部に収容される収容物としては、特に限定されるも
のではなく、様々なものを収容することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、分解および再組み立て作業が容易であり、部品点数
が少なく、保管中の紛失などのおそれが少なく、比較的
に軽量な折り畳み式組立コンテナを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の1実施形態に係る折り畳み式
組立コンテナの分解斜視図である。
【図2】 図2は図1に示す側板相互の連結部分を示す
要部断面図である。
【図3】 図3は図1に示す側板をパレットに対して回
動自在に取り付けるための構造を示す分解斜視図であ
る。
【図4】 図4(A)〜図4(C)は図1に示すコンテ
ナを折り畳む際の工程を示す斜視図である。
【図5】 図5(A)〜図5(C)は図4の続きの工程
を示す斜視図である。
【図6】 図6は本発明の他の実施形態に係る折り畳み
式組立コンテナの分解斜視図である。
【図7】 図7は本発明のさらに他の実施形態に係る折
り畳み式組立コンテナの分解斜視図である。
【符号の説明】
2,2a,2b… 折り畳み式組立コンテナ 6… パレット 10,10a… 第1側板 12,12a… 第2側板 12c… カバー 20,20a… 蓋 50… ヒンジ
フロントページの続き (72)発明者 中津井 宏 山口県熊毛郡大和町大字束荷字平成2288番 地7 山口ゼオン化成株式会社内 (72)発明者 佐藤 克則 神奈川県川崎市川崎区夜光一丁目2番1号 ゼオン化成株式会社川崎研究所内 Fターム(参考) 3E061 AA05 AB09 BB01 CA02 CA12 DA03 DB11 DB20 3E063 AA06 AA09 BA01 BA05 BA11 BB04 BB08 CA03 CB01 CD03 CD04 EE03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送可能なパレットと、 前記パレットの上に収容空間を形成するように組み立て
    られる複数の側板と、 相互に連結される一方の側板が他方の側板に対してコン
    テナの内側に向けて折り畳み可能となるように、少なく
    とも2枚の前記側板を連結する連結具と、を有する折り
    畳み式組立コンテナ。
  2. 【請求項2】 折り畳み可能に連結された少なくとも2
    枚の前記側板の内の一つが、前記パレットの上面に折り
    畳むことができるように、前記パレットに対して回動自
    在に装着してある請求項1に記載の折り畳み式組立コン
    テナ。
  3. 【請求項3】 前記側板が、熱可塑性樹脂製中空構造パ
    ネルと、前記パネルの縁部に装着してある熱可塑性樹脂
    製フレームとから成る請求項1または2に記載の折り畳
    み式組立コンテナ。
  4. 【請求項4】 前記連結具が、合成樹脂製ヒンジである
    請求項1〜3のいずれかに記載の折り畳み式組立コンテ
    ナ。
  5. 【請求項5】 前記パレット上でコンテナの三方を囲む
    3枚の前記側板が、前記連結具により折り畳み自在に連
    結してある請求項1〜4のいずれかに記載の折り畳み式
    組立コンテナ。
  6. 【請求項6】 コンテナの三方を囲むように前記パレッ
    ト上に組み立てられた3枚の前記側板により形成される
    側方開口部を開閉するように取り付けられる柔軟性を持
    つ開閉カバーをさらに有する請求項1〜5のいずれかに
    記載の折り畳み式組立コンテナ。
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