JP2002254762A - 画像形成装置、画像形成システム、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、プログラム及び記憶媒体

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JP2002254762A
JP2002254762A JP2001053393A JP2001053393A JP2002254762A JP 2002254762 A JP2002254762 A JP 2002254762A JP 2001053393 A JP2001053393 A JP 2001053393A JP 2001053393 A JP2001053393 A JP 2001053393A JP 2002254762 A JP2002254762 A JP 2002254762A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連結モードの利便性を最大限活かすために単
独印刷動作を開始させた後でも連結モードの設定・実行
が可能な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 マスタ機においてコピースタートキーを
押下して印刷動作の開始後のマスタ機のみによる単独印
刷動作中であっても連結キーが操作された場合には連結
モードの設定を受付け、連結モードの処理に移行させる
ことで、マスタ機において通常の単独印刷動作で処理を
開始させた場合でも、その後、緊急な印刷仕上りの早急
性やスレーブ機の空きが生じたような場合には、必要と
なった時点で連結キーを操作するだけで、実行中のジョ
ブを中断することなく、そのまま単独印刷動作から連結
モードによる印刷処理動作に移行させることができるよ
うにした。この結果、連結モードを設定する時期が任意
でよいため、連結モードの利便性を最大限活かせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数台の画像形成
装置が接続されて連結印刷が可能な画像形成システム、
この画像形成システムに用いられる画像形成装置、この
画像形成装置が備えるコンピュータにインストールされ
るプログラム及びこのプログラムが格納されている記憶
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、イメージスキャナ、ワードプ
ロセッサ、パーソナルコンピュータ等の画像信号を出力
する複数の画像信号出力手段と、これらの各画像信号出
力手段から出力された各画像信号により画像形成を行う
プリンタ等の複数の画像形成手段とを組合せた画像形成
システムが知られている。
【0003】例えば、特開平5−304575号公報に
よれば、画像信号出力手段であるプリンタの機能を併せ
持つデジタル複写機を複数台接続し、外部出力モード
(連結モードに相当する)に設定して複写動作を開始さ
せると、或る1台のデジタル複写機により読込んだ画像
データを別のデジタル複写機に出力し、この別のデジタ
ル複写機にも同じ複写動作を実行させることにより、複
写動作のスピードを上げ得るデジタル複写機が開示され
ている。このような外部出力モード(連結モードに相当
する)は、単純には、例えば1枚の原稿から100枚の
コピーを得る場合に、例えば2台のデジタル複写機に5
0枚ずつを分担させて並行して印刷動作させるものであ
り、大量枚数・大量部数の印刷になればなるほど、印刷
処理時間を短縮させる上で効果的となる印刷処理モード
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
連結モードを有する画像形成システムを利用する上で、
必ずしもユーザ所望通りの使い勝手が得られていない現
状にある。即ち、連結モードによる画像形成を行う場合
には、印刷枚数、濃度、片面/両面等の印刷条件をスタ
ートキーを押下する前に予め設定しておかなくてはなら
ないため、通常の単独処理によるコピーを行っている最
中に緊急でコピーを早く仕上げる必要性が生じたような
場合、一旦、単独コピー動作を中断させ、再度、原稿を
セットし、かつ、連結モードに設定してから、コピース
タートキーを押下してコピー動作を再実行させる必要が
ある。このような事態は、上例に限らず、例えば、ユー
ザがコピー動作に際して連結モードの設定を忘れたまま
スタートさせた場合、或いは、連結対象の他の画像形成
装置が使用中であったので止むを得ず単独コピーとして
スタートさせたが途中で他の画像形成装置が空いたのが
分かったような場合等、様々あり得る。このような場合
に、一旦、単独コピー動作を中断させ、再度、原稿をセ
ットし、かつ、連結モードに設定してから、コピースタ
ートキーを押下してコピー動作を再実行させるとなる
と、操作性が悪い上に、場合によっては、同じ原稿につ
いて再度の読取り処理、画像処理等を要することとな
り、その分の処理時間の遅れも生じてしまい、連結モー
ドによる本来の利便性を損なうものとなる。
【0005】そこで、本発明は、連結モードの利便性を
最大限活かすために単独印刷動作を開始させた後でも連
結モードの設定・実行が可能な画像形成装置、画像形成
システム、プログラム及び記憶媒体を提供することを目
的とする。
【0006】また、上記目的を実現する上で、操作性も
向上させ得る画像形成装置、画像形成システム、プログ
ラム及び記憶媒体を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像形成装置は、入力された画像データを記憶する記憶手
段と、前記画像データに基づき印刷媒体上に画像を印刷
する印刷手段と、前記画像データをスレーブ機となる他
の画像形成装置に転送することにより印刷処理を当該ス
レーブ機と分担させて実行させる連結印刷動作手段と、
この連結印刷動作手段による分担した印刷処理を実行さ
せる連結モードの設定を指示する連結モード選択手段
と、印刷動作の開始を指示する動作開始指示手段と、こ
の動作開始指示手段の指示による印刷動作の開始後の当
該画像形成装置のみによる単独印刷動作中に前記連結モ
ード選択手段の操作の有無を監視して前記連結モードの
設定を受付ける開始後連結モード受付手段と、この開始
後連結モード受付手段により前記連結モードの設定を受
付けた場合に前記画像データを前記スレーブ機側に転送
させて前記単独印刷動作から前記連結印刷動作手段によ
る前記スレーブ機と分担させた印刷処理動作に移行させ
る印刷動作切換手段と、を備える。
【0008】従って、印刷動作の開始後の単独印刷動作
中であっても連結モード選択手段が操作された場合には
連結モードの設定が受付けられ、連結モードの処理に移
行するので、通常の単独印刷動作で処理を開始させた場
合でも、その後、緊急な印刷仕上りの早急性やスレーブ
機の空きが生じたような場合には、必要となった時点で
連結モードの設定操作をするだけで、実行中のジョブを
中断することなく、そのまま単独印刷動作から連結モー
ドによる印刷処理動作に移行させることができ、連結モ
ードを設定する時期が任意でよいため、連結モードの利
便性を最大限活かすことができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、原稿画像を読取り画像データとし
て出力する読取手段を有し、前記印刷動作の開始後の当
該画像形成装置のみによる単独印刷動作中には、前記読
取手段による原稿画像の読取り動作中を含む。
【0010】従って、原稿画像の読取り動作中であって
も連結モードの設定が可能なため、連結モード設定時期
の融通性が高まる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の画像形成装置において、前記スレーブ機が印刷不可
の場合には、前記開始後連結モード受付手段の処理を制
限する制限手段を有する。
【0012】従って、基本的には請求項1又は2記載の
発明のように連結モードの設定時期を任意とするが、連
結モードの印刷処理を行うスレーブ機との関係におい
て、元々スレーブ機が印刷処理を実行できない状況にあ
る場合には、開始後連結モード受付手段の処理を制限す
ることで、無用となる連結モードに対する受付処理を未
然に回避でき、結果として、連結モードの設定操作に関
する操作性が向上する。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の画
像形成装置において、前記スレーブ機の電源のオン・オ
フ状態を監視するスレーブ機電源状態監視手段を有し、
前記制限手段は、前記スレーブ機の電源オフ時には前記
連結モード選択手段の操作が不可となるように前記開始
後連結モード受付手段の処理を制限する。
【0014】従って、スレーブ機が印刷処理を実行でき
ない状況の典型例として、スレーブ機の電源が入ってい
ない場合には連結モード選択手段を操作できない、即
ち、連結モードに設定できなくすることにより、無用と
なる連結モードに対する受付処理を未然に回避でき、結
果として、連結モードの設定操作に関する操作性が向上
する。逆に言えば、スレーブ機の電源が入っている場合
には、任意時点で連結モードの設定操作が可能となり、
連結モードの設定操作に関する操作性が向上する。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項3記載の画
像形成装置において、前記スレーブ機の印刷動作不可要
因の有無を監視する印刷動作不可要因有無監視手段を有
し、前記制限手段は、前記スレーブ機に印刷動作不可要
因がある場合には前記連結モード選択手段の操作が不可
となるように前記開始後連結モード受付手段の処理を制
限する。
【0016】従って、スレーブ機が印刷処理を実行でき
ない状況の典型例として、プリンタエンジンがレディ状
態にないとか、印刷用紙がないといったような印刷動作
不可要因がある場合には、連結モード選択手段を操作で
きない、即ち、連結モードに設定できなくすることによ
り、無用となる連結モードに対する受付処理を未然に回
避でき、結果として、連結モードの設定操作に関する操
作性が向上する。特に、スレーブ機が離れているような
場合には、ユーザが連結モードへの移行を指示設定した
にも関わらず実はスレーブ機側に印刷動作不可要因があ
って単独印刷動作を続行してしまうような事態を防止で
きる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項3記載の画
像形成装置において、印刷動作の開始後の当該画像形成
装置のみによる単独印刷動作中に前記連結モード選択手
段の操作が有った場合に前記スレーブ機の印刷動作不可
要因の有無を監視する印刷動作不可要因有無監視手段を
有し、前記制限手段は、前記スレーブ機に印刷動作不可
要因がある場合には前記連結モード選択手段の操作によ
る前記連結モードの設定を拒絶するように前記開始後連
結モード受付手段の処理を制限する。
【0018】従って、スレーブ機が印刷処理を実行でき
ない状況の典型例として、プリンタエンジンがレディ状
態にないとか、印刷用紙がないといったような印刷動作
不可要因がある場合には、連結モード選択手段の操作は
可能とするがその操作に基づく連結モードの設定を拒絶
することにより、無用となる連結モードに対する受付・
設定処理を未然に回避でき、結果として、連結モードの
設定操作に関する操作性が向上する。特に、スレーブ機
が離れているような場合には、ユーザが連結モードへの
移行を指示設定したにも関わらず実はスレーブ機側に印
刷動作不可要因があって単独印刷動作を続行してしまう
ような事態を防止できる。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項6記載の画
像形成装置において、前記制限手段は、前記連結モード
の設定を拒絶する場合に前記印刷動作不可要因有無監視
手段により検出されたその印刷動作不可要因を表示手段
に表示させる。
【0020】従って、連結モードの設定を拒絶する上で
印刷動作不可要因を操作パネルに表示させることによ
り、ユーザはスレーブ機側に連結モードの実行に支障と
なる原因が発生していることを知ることができ、その要
因に素早く対処することができる。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項1又は2記
載の画像形成装置において、前記スレーブ機が印刷不可
の場合には、前記印刷動作切換手段の処理を制限する制
限手段を有する。
【0022】従って、基本的には請求項1又は2記載の
発明のように連結モードの設定時期を任意とするが、連
結モードの印刷処理を行うスレーブ機との関係におい
て、元々スレーブ機が印刷処理を実行できない状況にあ
る場合には、印刷動作切換手段の処理を制限すること
で、無用となる連結モードに対する移行処理を未然に回
避でき、結果として、連結モードの設定操作に関する操
作性が向上する。
【0023】請求項9記載の発明は、請求項8記載の画
像形成装置において、印刷動作の開始後の単独印刷動作
中に前記連結モード選択手段の操作が有った場合に前記
スレーブ機の印刷動作不可要因の有無を監視する印刷動
作不可要因有無監視手段を有し、前記制限手段は、前記
スレーブ機に印刷動作不可要因がある場合には前記連結
モード選択手段の操作により受付けた前記連結モードに
よる印刷処理動作への移行を保留させるように前記印刷
動作切換手段の処理を制限する。
【0024】従って、スレーブ機が印刷処理を実行でき
ない状況の典型例として、プリンタエンジンがレディ状
態にないとか、印刷用紙がないといったような印刷動作
不可要因がある場合には、連結モード選択手段の操作に
よる連結モードの設定は可能とするが、連結モードの処
理実行への移行を保留することにより、その時点で無用
となる連結モードに対する移行処理を未然に回避し、そ
の後、単独印刷動作を継続させながらスレーブ機側の印
刷動作不可要因が解消されるまで待機させることがで
き、結果として、連結モードの設定操作に関する操作性
が向上する。
【0025】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
画像形成装置において、前記印刷動作不可要因有無監視
手段は前記印刷動作不可要因の解消の有無を定期的に監
視し、前記制限手段は、前記印刷動作不可要因が解消さ
れた場合には保留されていた前記連結モードによる印刷
処理動作へ移行させるように前記印刷動作切換手段を動
作させる。
【0026】従って、スレーブ機側の印刷動作不可要因
が解消された時点で早急に保留されていた連結モードに
よる印刷処理動作へ移行させることにより、処理速度が
向上し、連結モードによる印刷処理を利用する利便性が
向上する。
【0027】請求項11記載の発明のコンピュータ読取
り可能なプログラムは、入力された画像データを記憶す
る記憶手段と、前記画像データに基づき印刷媒体上に画
像を印刷する印刷手段と、スレーブ機となる他の画像形
成装置とによる分担した印刷処理を実行させる連結モー
ドの設定を指示する連結モード選択手段と、印刷動作の
開始を指示する動作開始指示手段と、を備える画像形成
装置が備えるコンピュータにインストールされ、前記コ
ンピュータに、前記連結モード選択手段により前記連結
モードが設定された場合に前記画像データを前記スレー
ブ機側に転送することにより印刷処理を当該スレーブ機
と分担させて実行させる連結印刷動作機能と、前記動作
開始指示手段の指示による印刷動作の開始後の当該画像
形成装置のみによる単独印刷動作中に前記連結モード選
択手段の操作の有無を監視して前記連結モードの設定を
受付ける開始後連結モード受付機能と、この開始後連結
モード受付機能により前記連結モードの設定を受付けた
場合に前記画像データを前記スレーブ機に転送させて前
記単独印刷動作から前記連結印刷動作手段による前記ス
レーブ機と分担させた印刷処理動作に移行させる印刷動
作切換機能と、を実行させる。
【0028】従って、印刷動作の開始後の単独印刷動作
中であっても連結モード選択手段が操作された場合には
連結モードの設定が受付けられ、連結モードの処理に移
行するので、通常の単独印刷動作で処理を開始させた場
合でも、その後、緊急な印刷仕上りの早急性やスレーブ
機の空きが生じたような場合には、必要となった時点で
連結モードの設定操作をするだけで、実行中のジョブを
中断することなく、そのまま単独印刷動作から連結モー
ドによる印刷処理動作に移行させることができ、連結モ
ードを設定する時期が任意でよいため、連結モードの利
便性を最大限活かすことができる。
【0029】請求項12記載の発明は、請求項11記載
のコンピュータ読取り可能なプログラムにおいて、前記
印刷動作の開始後の単独印刷動作中には、前記画像形成
装置が備える原稿画像を読取り画像データとして出力す
る読取手段による原稿画像の読取り動作中を含む。
【0030】従って、原稿画像の読取り動作中であって
も連結モードの設定が可能なため、連結モード設定時期
の融通性が高まる。
【0031】請求項13記載の発明は、請求項11又は
12記載のコンピュータ読取り可能なプログラムにおい
て、前記スレーブ機が印刷不可の場合には、前記開始後
連結モード受付機能の処理を制限する制限機能を前記コ
ンピュータに実行させる。
【0032】従って、基本的には請求項11又は12記
載の発明のように連結モードの設定時期を任意とする
が、連結モードの印刷処理を行うスレーブ機との関係に
おいて、元々スレーブ機が印刷処理を実行できない状況
にある場合には、開始後連結モード受付機能の処理を制
限することで、無用となる連結モードに対する受付処理
を未然に回避でき、結果として、連結モードの設定操作
に関する操作性が向上する。
【0033】請求項14記載の発明は、請求項13記載
のコンピュータ読取り可能なプログラムにおいて、前記
スレーブ機の電源のオン・オフ状態を監視するスレーブ
機電源状態監視機能と、前記スレーブ機の電源オフ時に
は前記連結モード選択手段の操作が不可となるように前
記開始後連結モード受付機能の処理を制限する前記制限
機能とを前記コンピュータに実行させる。
【0034】従って、スレーブ機が印刷処理を実行でき
ない状況の典型例として、スレーブ機の電源が入ってい
ない場合には連結モード選択手段を操作できない、即
ち、連結モードに設定できなくすることにより、無用と
なる連結モードに対する受付処理を未然に回避でき、結
果として、連結モードの設定操作に関する操作性が向上
する。逆に言えば、スレーブ機の電源が入っている場合
には、任意時点で連結モードの設定操作が可能となり、
連結モードの設定操作に関する操作性が向上する。
【0035】請求項15記載の発明は、請求項13記載
のコンピュータ読取り可能なプログラムにおいて、前記
スレーブ機の印刷動作不可要因の有無を監視する印刷動
作不可要因有無監視機能と、前記スレーブ機に印刷動作
不可要因がある場合には前記連結モード選択手段の操作
が不可となるように前記開始後連結モード受付機能の処
理を制限する前記制限機能とを前記コンピュータに実行
させる。
【0036】従って、スレーブ機が印刷処理を実行でき
ない状況の典型例として、プリンタエンジンがレディ状
態にないとか、印刷用紙がないといったような印刷動作
不可要因がある場合には、連結モード選択手段を操作で
きない、即ち、連結モードに設定できなくすることによ
り、無用となる連結モードに対する受付処理を未然に回
避でき、結果として、連結モードの設定操作に関する操
作性が向上する。特に、スレーブ機が離れているような
場合には、ユーザが連結モードへの移行を指示設定した
にも関わらず実はスレーブ機側に印刷動作不可要因があ
って単独印刷動作を続行してしまうような事態を防止で
きる。
【0037】請求項16記載の発明は、請求項13記載
のコンピュータ読取り可能なプログラムにおいて、印刷
動作の開始後の単独印刷動作中に前記連結モード選択手
段の操作が有った場合に前記スレーブ機の印刷動作不可
要因の有無を監視する印刷動作不可要因有無監視機能
と、前記スレーブ機に印刷動作不可要因がある場合には
前記連結モード選択手段の操作による前記連結モードの
設定を拒絶するように前記開始後連結モード受付機能の
処理を制限する前記制限機能とを前記コンピュータに実
行させる。
【0038】従って、スレーブ機が印刷処理を実行でき
ない状況の典型例として、プリンタエンジンがレディ状
態にないとか、印刷用紙がないといったような印刷動作
不可要因がある場合には、連結モード選択手段の操作は
可能とするがその操作に基づく連結モードの設定を拒絶
することにより、無用となる連結モードに対する受付・
設定処理を未然に回避でき、結果として、連結モードの
設定操作に関する操作性が向上する。特に、スレーブ機
が離れているような場合には、ユーザが連結モードへの
移行を指示設定したにも関わらず実はスレーブ機側に印
刷動作不可要因があって単独印刷動作を続行してしまう
ような事態を防止できる。
【0039】請求項17記載の発明は、請求項16記載
のコンピュータ読取り可能なプログラムにおいて、前記
連結モードの設定を拒絶する場合に前記印刷動作不可要
因有無監視機能により検出されたその印刷動作不可要因
を表示手段に表示させる前記制限機能を前記コンピュー
タに実行させる。
【0040】従って、連結モードの設定を拒絶する上で
印刷動作不可要因を操作パネルに表示させることによ
り、ユーザはスレーブ機側に連結モードの実行に支障と
なる原因が発生していることを知ることができ、その要
因に素早く対処することができる。
【0041】請求項18記載の発明は、請求項11又は
12記載のコンピュータ読取り可能なプログラムにおい
て、前記スレーブ機が印刷不可の場合には、印刷動作切
換機能の処理を制限する制限機能を前記コンピュータに
実行させる。
【0042】従って、基本的には請求項11又は12記
載の発明のように連結モードの設定時期を任意とする
が、連結モードの印刷処理を行うスレーブ機との関係に
おいて、元々スレーブ機が印刷処理を実行できない状況
にある場合には、印刷動作切換機能の処理を制限するこ
とで、無用となる連結モードに対する移行処理を未然に
回避でき、結果として、連結モードの設定操作に関する
操作性が向上する。
【0043】請求項19記載の発明は、請求項18記載
のコンピュータ読取り可能なプログラムにおいて、印刷
動作の開始後の単独印刷動作中に前記連結モード選択手
段の操作が有った場合に前記スレーブ機の印刷動作不可
要因の有無を監視する印刷動作不可要因有無監視機能
と、前記スレーブ機に印刷動作不可要因がある場合には
前記連結モード選択手段の操作により受付けた前記連結
モードによる印刷処理動作への移行を保留させるように
前記印刷動作切換機能の処理を制限する制限機能とを前
記コンピュータに実行させる。
【0044】従って、スレーブ機が印刷処理を実行でき
ない状況の典型例として、プリンタエンジンがレディ状
態にないとか、印刷用紙がないといったような印刷動作
不可要因がある場合には、連結モード選択手段の操作に
よる連結モードの設定は可能とするが、連結モードの処
理実行への移行を保留することにより、その時点で無用
となる連結モードに対する移行処理を未然に回避し、そ
の後、単独印刷動作を継続させながらスレーブ機側の印
刷動作不可要因が解消されるまで待機させることがで
き、結果として、連結モードの設定操作に関する操作性
が向上する。
【0045】請求項20記載の発明は、請求項19記載
のコンピュータ読取り可能なプログラムにおいて、前記
印刷動作不可要因の解消の有無を定期的に監視する前記
印刷動作不可要因有無監視機能と、前記印刷動作不可要
因が解消された場合には保留されていた前記連結モード
による印刷処理動作へ移行させるように前記印刷動作切
換機能とを動作させる制限機能を前記コンピュータに実
行させる。
【0046】従って、スレーブ機側の印刷動作不可要因
が解消された時点で早急に保留されていた連結モードに
よる印刷処理動作へ移行させることにより、処理速度が
向上し、連結モードによる印刷処理を利用する利便性が
向上する。
【0047】請求項21記載の発明のコンピュータ読取
り可能な記憶媒体は、請求項11ないし20の何れか一
記載のプログラムが格納されている。
【0048】従って、請求項11ないし20記載の発明
の場合と同様の作用・効果が得られる。
【0049】請求項22記載の発明は、入力された画像
データを記憶する記憶手段と、前記画像データに基づき
印刷媒体上に画像を印刷する印刷手段と、スレーブ機と
なる他の画像形成装置とによる分担した印刷処理を実行
させる連結モードの設定を指示する連結モード選択手段
と、印刷動作の開始を指示する動作開始指示手段と、を
各々備え、相互にマスタ機又はスレーブ機となり得る複
数台の画像形成装置を双方向通信可能に接続した画像形
成システムであって、前記マスタ機となる前記画像形成
装置は、当該マスタ機における前記動作開始指示手段の
指示による印刷動作の開始後の当該マスタ機のみによる
単独印刷動作中に前記連結モード選択手段の操作の有無
を監視して前記連結モードの設定を受付ける開始後連結
モード受付手段と、この開始後連結モード受付手段によ
り前記連結モードの設定を受付けた場合に前記画像デー
タを前記スレーブ機側に転送させて前記単独印刷動作か
ら前記連結印刷動作手段による前記スレーブ機と分担さ
せた印刷処理動作に移行させる印刷動作切換手段とを備
え、前記スレーブ機となる前記他の画像形成装置は、前
記連結モードの設定に伴う前記マスタ機側からの前記連
結モードへの移行の通知を受付ける通知受付手段と、前
記マスタ機側からの画像データの転送を受けて前記連結
印刷動作手段による前記マスタ機と分担させた印刷処理
動作を開始させる印刷動作開始手段とを備える。
【0050】従って、マスタ機において印刷動作の開始
後のマスタ機のみによる単独印刷動作中であっても連結
モード選択手段が操作された場合には連結モードの設定
が受付けられ、連結モードの処理に移行するので、通常
の単独印刷動作で処理を開始させた場合でも、その後、
緊急な印刷仕上りの早急性やスレーブ機の空きが生じた
ような場合には、必要となった時点で連結モードの設定
操作をするだけで、実行中のジョブを中断することな
く、そのまま単独印刷動作からマスタ機とスレーブ機と
による連結モードによる印刷処理動作に移行させること
ができ、連結モードを設定する時期が任意でよいため、
連結モードの利便性を最大限活かすことができる。
【0051】請求項23記載の発明は、請求項22記載
の画像形成システムにおいて、各々の画像形成装置は、
原稿画像を読取り画像データとして出力する読取手段を
有し、前記マスタ機における前記印刷動作の開始後の単
独印刷動作中には、当該マスタ機における前記読取手段
による原稿画像の読取り動作中を含む。
【0052】従って、原稿画像の読取り動作中であって
も連結モードの設定が可能なため、連結モード設定時期
の融通性が高まる。
【0053】請求項24記載の発明は、請求項22又は
23記載の画像形成システムにおいて、前記マスタ機と
なる前記画像形成装置は、前記スレーブ機の電源のオン
・オフ状態を監視するスレーブ機電源状態監視手段と、
前記スレーブ機の電源オフ時には前記連結モード選択手
段の操作が不可となるように前記開始後連結モード受付
手段の処理を制限する制限手段とを備える。
【0054】従って、基本的には請求項22又は23記
載の発明のように連結モードの設定時期を任意とする
が、連結モードの印刷処理を行うスレーブ機との関係に
おいて、スレーブ機が印刷処理を実行できない状況とし
て、スレーブ機の電源が入っていない場合には連結モー
ド選択手段を操作できない、即ち、連結モードに設定で
きなくすることにより、無用となる連結モードに対する
受付処理を未然に回避でき、結果として、連結モードの
設定操作に関する操作性が向上する。逆に言えば、スレ
ーブ機の電源が入っている場合には、任意時点で連結モ
ードの設定操作が可能となり、連結モードの設定操作に
関する操作性が向上する。
【0055】請求項25記載の発明は、請求項22又は
23記載の画像形成システムにおいて、前記スレーブ機
となる前記他の画像形成装置は、当該スレーブ機が印刷
不可状態にあるか否かを判断して前記マスタ機側に応答
する自己診断手段を備え、前記マスタ機となる前記画像
形成装置は、前記スレーブ機の印刷動作不可要因の有無
を前記自己診断手段による応答により監視する印刷動作
不可要因有無監視手段と、前記スレーブ機に印刷動作不
可要因がある場合には前記連結モード選択手段の操作が
不可となるように前記開始後連結モード受付手段の処理
を制限する制限手段とを備える。
【0056】従って、基本的には請求項22又は23記
載の発明のように連結モードの設定時期を任意とする
が、連結モードの印刷処理を行うスレーブ機との関係に
おいて、スレーブ機が印刷処理を実行できない状況とし
て、プリンタエンジンがレディ状態にないとか、印刷用
紙がないといったような印刷動作不可要因がある場合に
は、連結モード選択手段を操作できない、即ち、連結モ
ードに設定できなくすることにより、無用となる連結モ
ードに対する受付処理を未然に回避でき、結果として、
連結モードの設定操作に関する操作性が向上する。特
に、スレーブ機が離れているような場合には、ユーザが
連結モードへの移行を指示設定したにも関わらず実はス
レーブ機側に印刷動作不可要因があって単独印刷動作を
続行してしまうような事態を防止できる。
【0057】請求項26記載の発明は、請求項22又は
23記載の画像形成システムにおいて、前記スレーブ機
となる前記他の画像形成装置は、当該スレーブ機が印刷
不可状態にあるか否かを判断して前記マスタ機側に応答
する自己診断手段を備え、前記マスタ機となる前記画像
形成装置は、印刷動作の開始後の当該マスタ機のみによ
る単独印刷動作中に前記連結モード選択手段の操作が有
った場合に前記スレーブ機の印刷動作不可要因の有無を
前記自己診断手段による応答により監視する印刷動作不
可要因有無監視手段と、前記スレーブ機に印刷動作不可
要因がある場合には前記連結モード選択手段の操作によ
る前記連結モードの設定を拒絶するように前記開始後連
結モード受付手段の処理を制限する制限手段とを備え
る。
【0058】従って、基本的には請求項22又は23記
載の発明のように連結モードの設定時期を任意とする
が、連結モードの印刷処理を行うスレーブ機との関係に
おいて、スレーブ機が印刷処理を実行できない状況とし
て、プリンタエンジンがレディ状態にないとか、印刷用
紙がないといったような印刷動作不可要因がある場合に
は、連結モード選択手段の操作は可能とするがその操作
に基づく連結モードの設定を拒絶することにより、無用
となる連結モードに対する受付・設定処理を未然に回避
でき、結果として、連結モードの設定操作に関する操作
性が向上する。特に、スレーブ機が離れているような場
合には、ユーザが連結モードへの移行を指示設定したに
も関わらず実はスレーブ機側に印刷動作不可要因があっ
て単独印刷動作を続行してしまうような事態を防止でき
る。
【0059】請求項27記載の発明は、請求項26記載
の画像形成システムにおいて、前記マスタ機となる前記
画像形成装置における前記制限手段は、前記連結モード
の設定を拒絶する場合に前記印刷動作不可要因有無監視
手段により検出されたその印刷動作不可要因を当該マス
タ機の表示手段に表示させる。
【0060】従って、連結モードの設定を拒絶する上で
印刷動作不可要因を操作パネルに表示させることによ
り、ユーザはスレーブ機側に連結モードの実行に支障と
なる原因が発生していることを知ることができ、その要
因に素早く対処することができる。
【0061】請求項28記載の発明は、請求項22又は
23記載の画像形成システムにおいて、前記スレーブ機
となる前記他の画像形成装置は、当該スレーブ機が印刷
不可状態にあるか否かを判断して前記マスタ機側に応答
する自己診断手段を備え、前記マスタ機となる前記画像
形成装置は、印刷動作の開始後の当該マスタ機のみによ
る単独印刷動作中に前記連結モード選択手段の操作が有
った場合に前記スレーブ機の印刷動作不可要因の有無を
前記自己診断手段による応答により監視する印刷動作不
可要因有無監視手段と、前記スレーブ機に印刷動作不可
要因がある場合には前記連結モード選択手段の操作によ
り受付けた前記連結モードによる印刷処理動作への移行
を保留させるように前記印刷動作切換手段の処理を制限
する制限手段とを備える。
【0062】従って、基本的には請求項22又は23記
載の発明のように連結モードの設定時期を任意とする
が、連結モードの印刷処理を行うスレーブ機との関係に
おいて、スレーブ機が印刷処理を実行できない状況とし
てプリンタエンジンがレディ状態にないとか、印刷用紙
がないといったような印刷動作不可要因がある場合に
は、連結モード選択手段の操作による連結モードの設定
は可能とするが、連結モードの処理実行への移行を保留
することにより、その時点で無用となる連結モードに対
する移行処理を未然に回避し、その後、マスタ機を単独
印刷動作を継続させながらスレーブ機側の印刷動作不可
要因が解消されるまで待機させることができ、結果とし
て、連結モードの設定操作に関する操作性が向上する。
【0063】請求項29記載の発明は、請求項28記載
の画像形成システムにおいて、前記マスタ機となる前記
画像形成装置における前記印刷動作不可要因有無監視手
段は前記印刷動作不可要因の解消の有無を定期的に監視
し、前記制限手段は、前記印刷動作不可要因が解消され
た場合には保留されていた前記連結モードによる印刷処
理動作へ移行させるように前記印刷動作切換手段を動作
させる。
【0064】従って、スレーブ機側の印刷動作不可要因
が解消された時点で早急に保留されていた連結モードに
よる印刷処理動作へ移行させることにより、処理速度が
向上し、連結モードによる印刷処理を利用する利便性が
向上する。
【0065】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図16に基づいて説明する。
【0066】まず、本実施の形態の画像形成装置の基本
的構成例並びにその動作例、特に、連結モードによる印
刷処理例の基本について説明する。図1は本実施の形態
の画像形成装置の一例を示す概略構成図、図2は図1に
示す画像形成装置中の操作パネルを示す平面図、図3は
図2に示す操作パネル中の液晶タッチパネルを示す平面
図である。
【0067】図1に示す単体構成の画像形成装置は、デ
ジタル複写機によるものであり、原稿上の画像を読取り
画像データとして出力する読取手段であるスキャナSC
と、画像データに基づいて印刷媒体、ここでは転写紙上
に画像を印刷する印刷手段である電子写真方式のプリン
タPRと、連結モード、その他の各種設定を操作者が指
示できる表示手段としての液晶タッチパネル31を有す
る操作パネル30等を備えた構成とされている。スキャ
ナSCは、主に、自動原稿送り装置(以後、ADFとい
う)1及び読取部50により構成されている。プリンタ
PRは、主に、感光体15、書込部57、現像ユニット
27、定着ユニット17及び排紙ユニット18等により
構成されている。
【0068】図2に示す操作パネル30には、液晶タッ
チパネル31、0から9の数値を入力するテンキー3
2、入力内容のクリアと動作の停止を指示するクリア/
ストップキー33、印刷動作の開始を指示するコピース
タートキー34、初期設定キー35、印刷モードの設定
を解除するモードクリアキー36等を備え、液晶タッチ
パネル31には、図3に示すような機能キー37、部数
及び画像形成装置の状態を示すメッセージなどが表示さ
れる。
【0069】液晶タッチパネル31を示す図3におい
て、左上は、「コピーできます」、「お待ちください」
等のメッセージを表示するメッセージエリア81、その
右は、セットした枚数を表示するコピー枚数表示部8
2、その下の画像濃度を自動的に調整する自動濃度キー
83、転写紙を自動的に選択する自動用紙選択キー8
4、倍率を等倍にセットする等倍キー85、コピーを一
部ずつページ順に揃える処理を指定するソートキー8
6、コピーをページ毎に仕分けする処理を指定するスタ
ックキー87、ソート処理された用紙を一部ずつ綴じる
処理を指定するステープルキー88、拡大/縮小倍率を
セットする変倍キー89、両面モード及び分割コピーを
設定する両面/分割キー90、集約コピーを設定する集
約キー91、ネットワーク等を介して接続された他の画
像形成装置(デジタル複写機)を併用して多量のプリン
ト動作を複数に分担してプリントアウトさせる連結モー
ドを設定するための連結キー92である。この連結キー
92が本発明にいう連結モード選択手段に相当する。ま
た、操作パネル30におけるコピースタートキー43が
本発明にいう動作開始指示手段に相当する。
【0070】本実施の形態の画像形成装置単体のみに
て、複数枚数の原稿を複写する動作は以下のようにな
る。スキャナSC側では、ADF1中の原稿台2上に原
稿の画像面を上にして置かれた原稿束は、操作パネル3
0上のコピースタートキー34が押下された場合、原稿
台2上の一番下の原稿から順に1枚ずつ給紙ローラ3、
給紙ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の読
取位置に給紙される。読取部50によりコンタクトガラ
ス6上の原稿の画像データが読取られた後の読取り終了
原稿は、給紙ベルト4及び排紙ローラ5によってADF
1上の排紙受け部に排出される。
【0071】次に、ADF1中の原稿セット検知部7に
て原稿台2上に次の原稿が有ることを検知している場
合、次原稿は、前原稿と同様にコンタクトガラス6上に
給紙される。また、給紙ローラ3、給紙ベルト4及び排
紙ローラ5は、図示していないモータにより駆動され
る。
【0072】プリンタPR側では、第1トレイ8、第2
トレイ9、第3トレイ10に収納された転写紙は、各々
第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置1
3により1枚ずつ取り出されて搬送路に給紙され、縦搬
送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで
搬送される。読取部50にて読込まれた画像データは、
書込部57からのレーザー光により感光体15上に書込
まれ、感光体15上に書込まれた画像は、感光体15が
回転することにより現像ユニット27を通過し、その際
に現像ユニット27により感光体15上にトナー像が形
成される。また、感光体15上のトナー像は、搬送べル
ト16により感光体15の回転と等速に搬送される転写
紙上に転写される。転写紙上に転写されたトナー像は、
定着ユニット17にて定着された画像となる。画像が定
着した転写紙は、排紙ユニット18により後処理装置で
あるフィニッシャ100に排出される。
【0073】後処理装置のフィニッシャ100では、本
体の排紙ユニット18から搬送された転写紙を、通常の
排紙方向である搬送ローラ102方向と、ステープル処
理を行う搬送ローラ105方向との何れかの方向に導く
ことができる。転写紙を各方向に導く操作は、切替板1
01を上下に切替えることにより行う。切替板101を
上に切替えることにより、搬送ローラ102及び排紙ロ
ーラ103を経由して通常排紙トレイ104側に転写紙
を排紙することができる。
【0074】また、切替板101を下方向に切替えるこ
とにより、搬送ローラ105及び排紙ローラ107を経
由してステープル台108に転写紙を搬送することがで
きる。ステープル台108に載置された転写紙は、紙揃
え用のジョガー109により1枚排紙される毎に紙端面
が揃えられる。転写紙が一部の枚数分だけコピー完了し
てステープル台108に載置されると、ステープラ10
6が起動して一部の枚数の転写紙群が綴じられる。
【0075】ステープラ106により綴じられた転写紙
群は、自重により落下してステープル完了分の排紙トレ
イ110に収納される。一方、通常排紙トレイ104
は、前後に移動可能なトレイである。原稿が切替わる
毎、或いは、画像メモリに収容される時に並べ替えされ
た一連の印刷内容が切替わる毎に、排紙トレイ104を
排紙方向に対して左右方向に移動させることにより、排
紙トレイ104上における排出された転写紙の載置位置
が変わることから、印刷済みの転写紙を簡易的に仕分け
ることができる。
【0076】転写紙の両面に画像を形成する両面印刷を
行う場合、排紙ユニット18内に有る経路切替えのため
の分岐爪112が上側にセットされることにより、各給
紙トレイ8〜10から給紙され表面に画像形成された転
写紙は、排紙ユニット18から排紙トレイ104側に導
かれず、一旦両面給紙ユニット111に収納される。両
面給紙ユニット111に収納された転写紙は、感光体1
5上に作像されたトナー画像を裏面に転写するために、
両面給紙ユニット111から感光体15及び現像ユニッ
ト27等からなる転写部に再給紙される。転写紙が転写
部に再給紙されると分岐爪112は下側にセットされる
ので、表面に加え裏面にも画像が形成された転写紙は排
紙ユニット18により後処理装置であるフィニッシャ1
00に排出され、後処理が行われない場合には排紙トレ
イ104に導かれる。上記のようにして、両面給紙ユニ
ット111を用いることにより転写紙の両面に画像を形
成することができる。
【0077】なお、感光体15、搬送ベルト16、定着
ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27等
は、図示していないメインモータによって駆動され、各
給紙装置11〜13は、各々の給紙装置に対応する給紙
クラッチ(図示せず)を断続してメインモータの駆動力
を使用する給紙装置に伝達することにより駆動される。
また、縦搬送ユニット14は、中間クラッチ(図示せ
ず)を断続してメインモータの駆動力を伝達することに
より駆動される。
【0078】次に、図3の液晶タッチパネル31の動作
について説明する。オペレータが液晶タッチパネル31
に表示された機能キー37にタッチすることにより、選
択された機能を示すキーが黒く反転する。また、機能の
詳細を指定する場合には、例えば、変倍値を指定する場
合は、変倍キーにタッチすることにより、変倍に関する
詳細機能の設定画面が表示される。このように、液晶タ
ッチパネル31は、ドット表示器を使用しているため、
その時の最適な表示をグラフィカルに行うことが可能で
ある。また、選択されているモードはキーが網掛け表示
されている。
【0079】図1を用いて、本実施の形態におけるスキ
ャナSC(画像読取手段)、及び、プリンタPRにおい
て画像を感光体15面上に潜像形成するまでの動作を更
に詳しく説明する。読取部50は、原稿を載置するコン
タクトガラス6と光学走査系により構成されており、走
査光学系は、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ
53、CCDイメージセンサ54等々により構成されて
いる。露光ランプ51及び第1ミラー52は、図示しな
い第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55及び第
3ミラー56は、図示しない第2キャリッジ上に固定さ
れている。原稿画像を読取るときには、光路長が変わら
ないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対
1の相対速度で機械的に走査される。また、光学走査系
は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。原
稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読取ら
れ、電気信号に変換されて処理される。
【0080】書込部57は、レーザ出力ユニット58、
結像レンズ59、ミラー60により構成され、レーザ出
力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダ
イオード及びモータによって高速で定速回転する回転多
面鏡(ポリゴンミラー)を備えている。レーザ出力ユニ
ット58より照射されるレーザ光は、定速回転するポリ
ゴンミラーにより偏向され、結像レンズ59を通り、ミ
ラー60で折り返され、感光体15面上に集光されて結
像する。偏向されたレーザ光は、感光体15が回転する
方向と直交する方向(主走査方向)に露光走査され、後
述する画像処理部のセレクタ64より出力された画像信
号をライン単位で感光体15上に記録する。感光体15
の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を
繰返すことによって、感光体15面上に画像(静電潜
像)が形成される。
【0081】なお、潜像とは感光体15面上に画像を光
情報に変換して照射することにより生じる電位分布であ
る。上述のように、書込部57から出力されるレーザ光
は、感光体15に照射される。一方、感光体15の一端
近傍のレーザビームを照射される図示していない位置
に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置され
ている。このビームセンサにより発生した主走査同期信
号を基にして、主走査方向の画像記録開始タイミングの
制御及び後述する画像信号の入出力を行うための制御信
号の生成を行う。
【0082】次に、本実施の形態における画像処理部の
構成について、図4を用いて説明する。露光ランプ51
から照射された光は、原稿面に照射され、原稿面からの
反射光は、結像レンズ53によりCCDイメージセンサ
54に結像、受光され、CCDイメージセンサ54にて
光電変換され、A/Dコンバータ61にてデジタル信号
に変換される。デジタル信号に変換された画像信号は、
シェーディング補正部62によるシェーディング補正が
なされた後、画像処理部63にてMTF補正、γ補正等
がなされる。印字合成部72を介して画像処理部63又
は印字イメージデータ発生部70からの画像信号が入力
されるセレクタ64では、印字合成部73又は画像メモ
リコントローラ65への画像信号の送り先の切替えが行
われる。印字合成部73及び変倍部71を経由した画像
信号は、変倍率に合せて拡大縮小され、書込みユニット
57に送られる。画像メモリコントローラ65とセレク
タ64との間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成
となっている。
【0083】また、図4には特に明示していないが、画
像処理部(IPU)には、読取部50から入力される画
像データ以外にも外部から供給される画像データ(例え
ば、パーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から出
力されるデータ)も処理できるよう、複数のデータの入
出力の選択を行う機能を有している。
【0084】また、画像メモリコントローラ65等への
設定や、読取部50、書込部57の制御を行うCPU6
8及びそのプログラムやデータを格納するROM69、
RAM70をマイクロコンピュータとして備えている。
本実施の形態では、ROM69に後述するような各種機
能を実現するためのプログラムが格納されており、この
ROM69がプログラムを記憶した記憶媒体として機能
している。このため、本実施の形態では、ROM69が
例えばEEPROMやフラッシュメモリにより構成さ
れ、ROM69に記憶されているプログラムが書換え自
在とされている。もっとも、記憶媒体としては、ROM
69に限らず、ICカード、CD−ROM等を利用して
もよい。この場合、I/Oポート67にICカードリー
ダ或いはCD−ROMドライブを接続し、これらのIC
カードCD−ROMからプログラムを読出し、ROM6
9内のプログラムを書換えるようにすればよい。なお、
LAN I/F80を利用することで、ネットワーク経
由でプログラムをダウンロードさせてもよい。更に、C
PU68は、メモリコントローラ65を介して、画像メ
モリ66のデータの書込み、読出しが行える。また、C
PU68は、I/Oポート67を介して各種の負荷を制
御する他、各種のセンサ類等からの信号を受付ける。
【0085】また、印刷処理等の作業を分担するために
他の画像形成装置(デジタル複写機)とコマンドや画像
データの送受信を行う必要があるが、本実施の形態で
は、メモリコントローラ65に接続されたLAN I/
F80を使うことで実現している。
【0086】ここで、図5を用いて、セレクタ64にお
ける1ページ分の画像信号について説明する。図5にお
いて、/FGATEは、1ページ分の画像データの副走
査方向の有効期間を表している。/LSYNCは、1ラ
イン毎の主走査同期信号であり、この信号が立上った後
の所定クロックで、画像信号が有効となる。主走査方向
の画像信号が有効であることを示す信号が、/LGAT
Eである。これらの信号は、画素クロックVCLKに同
期しており、VCLKの1周期に対し1画素のデータが
送られてくる。図4に示す画像処理部(IPU)は、画
像入力、出力各々に対して別個の/FGATE、/LS
YNC、/LGATE、VCLKの発生機構を有してお
り、様々な画像入出力の組合せが実現可能になる。
【0087】次に、図6を用いて、図4におけるメモリ
コントローラ65と、画像メモリ66の詳細を説明す
る。メモリコントローラ65は、入力データセレクタ1
21、画像合成122、1次圧縮/伸長123、出力デ
ータセレクタ124、2次圧縮/伸長125の各ブロッ
クを有している。各ブロックへの制御データの設定はC
PU68より行われる。なお、図6におけるデータ線は
画像データを示しており、CPU68に接続されるアド
レス線は図示していない。
【0088】記憶手段としての画像メモリ66は、1次
及び2次記憶装置(126,127)からなる。1次記
憶装置126は、入力画像データの転送速度に略同期し
てメモリへのデータ書込み又は画像出力時のメモリから
のデータ読出しが高速に行えるように、例えば、DRA
M等の高速アクセスが可能なメモリを使用する。また、
1次記憶装置126は、処理を行う画像データの大きさ
により、画像データの入出力を複数のエリアに分割して
同時に実行可能な構成をとっている。各分割したエリア
に画像データの入力、出力を各々並列に実行可能にする
ために、メモリコントローラ65とのインタフェース部
には、リード用とライト用の2組のデータ線が接続され
ている。このように構成することにより、エリア1に画
像を入力(ライト)する間にエリア2より画像を出力
(リード)するという動作が可能になる。
【0089】2次記憶装置127は、入力された画像の
合成、ソーティングを行うためにデータを保存しておく
大容量のメモリである。1次、2次記憶装置126,1
27とも、高速アクセス可能な素子を使用することによ
り、1次、2次の区別なくデータの処理が行え、制御も
比較的簡単にすることができる。しかし、DRAM等の
素子は高価なため、2次記憶装置127にはアクセス速
度はそれほど速くないが、安価で、大容量の記録媒体
(例えば、ハードディスク)を使用し、入出力データの
処理についてはDRAM等の素子による1次記憶装置1
26を介して行う構成になっている。上述のような画像
メモリ66の構成を採用することにより、大量の画像デ
ータの入出力、保存、加工等の処理が可能な画像形成装
置を安価、かつ比較的簡単な構成で実現することが可能
になる。
【0090】次に、メモリコントローラ65の動作の概
略を説明する。画像入力(画像メモリ66への保存)を
行う場合、入力データセレクタ121は複数のデータの
内から、画像メモリ(1次記憶装置126)への書込み
を行う画像データの選択を行う。入力データセレクタ1
21によって選択された画像データは、画像合成部12
2に供給され、必要に応じて既に画像メモリ(1次記憶
装置126)に保存されているデータとの合成を行う。
画像合成部122によって処理された画像データは、1
次圧縮/伸長部123によりデータを圧縮し、圧縮後の
データを1次記憶装置126に書込む。1次記憶装置1
26に書込まれたデータは、必要に応じて2次圧縮/伸
長125で更に圧縮を行った後に2次記憶装置127に
保存される。画像出力(画像メモリ66からの読出し)
の場合、画像出力時は、1次記憶装置126に記憶され
ている画像データの読出しを行う。
【0091】出力対象となる画像が1次記憶装置126
に格納されている場合には、1次圧縮/伸長部123で
1次記憶装置126の画像データの伸長を行い、伸長後
のデータ、若しくは伸長後のデータと入力データとの画
像合成を行った後のデータを出力データセレクタ124
で選択し、出力する。画像合成部122は、1次記憶装
置126のデータと、入力データとの合成(画像データ
の位相調整機能を有する)、合成後のデータの出力先の
選択(画像出力、1次記憶装置126へのライトバッ
ク、両方の出力先への同時出力も可能)等の処理を行
う。出力対象となる画像が1次記憶装置126に格納さ
れていない場合には、2次記憶装置127に格納されて
いる出力対象画像データを2次圧縮/伸長125で伸長
を行い、伸長後のデータを1次記憶装置126に書込ん
でから、画像出力動作を行う。
【0092】本実施の形態では、より具体的な構成例と
して、2台のデジタル複写機(画像形成装置)を接続し
た画像形成システムへの適用例を示す。例えば、2台の
デジタル複写機(PPC)をLAN I/Fにより接続
し連結動作させる場合のシステム構成例の場合を想定す
ると、2台のデジタル複写機間においては、装置の設定
状態、原稿枚数、印刷部数のやり取りや通信エラーの応
答に使用するLANI/Fを利用して画像データの転送
を行うことで、双方向通信可能に接続を行うこととな
る。
【0093】2台のデジタル複写機による画像形成シス
テムの場合について、図7を参照して、その処理例を簡
単に説明する。操作機=マスタ機160(一方のデジタ
ル複写機)で連結キー92の操作により連結モードを設
定し、このマスタ機160で読取った原稿の画像データ
を、マスタ機160とスレーブ機161(他方のデジタ
ル複写機)とで分配して印刷を行う場合、例えば、連結
モード時の電子ソートモード(メモリに画像データをた
めてソートする機能)において、原稿3枚をソートで6
部分コピーする動作を、マスタ機160ともう一台のス
レーブ機161とで行わせる場合、原稿画像データをマ
スタ機160と1台のスレーブ機161との間でコピー
動作を分担して動作させる。マスタ機160側は、通常
は原稿読取り動作とマスタ機160側のプリント動作と
を負担する。実際の動作はスキャナSCで読取った画像
データをそのままプリントしながらその画像データをメ
モリ(記憶手段…具体的には、1次及び2次記憶装置1
26,127)164に書込む動作を並行して行ってい
る。1部目のプリント動作終了後、2部目をメモリ16
4から画像データを読出し、プリントし、その終了後3
部目のプリント動作を行う。スレーブ機161側は、マ
スタ機160から送られて来る画像データをメモリ(記
憶手段)165に記憶させる。メモリ記憶動作終了後、
プリント動作を実行する。1部目のプリント終了後、2
部目そして3部目と処理される。
【0094】なお、図7に示す例では、指定印刷部数を
マスタ機160とスレーブ機161とで半分ずつ分担す
るようにしているが、その割振りは自由に設定可能であ
り、かつ、何れかのデジタル複写機が故障・中断したよ
うな場合にも、その割振り部数を変更することも容易に
可能であり、中断による残部数を割振ることも可能であ
る。
【0095】このような連結モードによるマスタ機16
0・スレーブ機161間の信号のやり取りを示す基本的
なシーケンス図を図8に示す。この処理制御は各々のR
OM69に格納されたプログラムに従いCPU68(シ
ステムコントローラ中のCPU)により実行される。
【0096】まず、マスタ機160側において、連結キ
ー92が押下されると、スレーブ機161側に対して連
結モード移行要求が発せられる。この連結モード移行要
求を受けたスレーブ機161側では、自機に関して印刷
不可要因がなければ、連結モード移行OKをマスタ機1
60側に通知する。この通知を受けて、マスタ機160
側で、各種の設定操作が済み、コピースタートキー34
が押下されると、スレーブ機161に対してコピーモー
ドが通知され、かつ、連結コピー開始要求が通知され
る。これより、マスタ機160、スレーブ機161とも
に、連結コピー動作を並行して開始する。
【0097】その後、連結コピーのコピー動作が終了す
ると、マスタ機160からスレーブ機161に連結コピ
ー終了が通知される。さらに、マスタ機160におい
て、連結キー92が押下されると、連結モード解除要求
がスレーブ機161に対して通知され、一連の処理を終
了する。マスタ機160においては、連結キー92が連
結モードOFF表示となる。
【0098】このような基本的構成及び基本的動作に加
え、本実施の形態では、図9ないし図14に示すよう
に、コピースタートキー34の押下によりマスタ機16
0において当該マスタ機160のみによる単独コピー動
作を開始させた後であっても、連結キー92の押下によ
る連結コピーモードの設定・移行を可能とする機能が付
加されている。この処理制御も各々のROM69に格納
されたプログラムに従いCPU68(システムコントロ
ーラ中のCPU)により実行される。
【0099】図9はマスタ機160・スレーブ機161
間の信号のやり取りを示すシーケンス図、図10はマス
タ機160側における処理例を示す概略フローチャー
ト、図11ないし図14はレシーブ機161側における
対応処理例を示すフローチャートである。
【0100】マスタ機160側において各種条件を設定
後、コピースタートキー43が押下されると、自機のみ
により単独コピー動作を開始する。このようにコピース
タートキー43が押下された後、図10に示す処理が定
期的に繰返される。このようなコピー動作中であって
も、マスタ機160の操作パネル30の液晶タッチパネ
ル31においては図16(a)に示すように「連結コピ
ーできます」旨がメッセージエリア81欄に表示され
る。そこで、このようなコピー動作開始後の動作中にお
ける任意の時点で連結キー92が押下されると(ステッ
プS1のY)、マスタ機160ではそのキー操作による
連結モードの設定を受付け、スレーブ機161に対して
連結モード移行要求を送信する(S2)。この処理によ
り、開始後連結モード受付手段又は開始後連結モード受
付機能が実現されている。
【0101】この連結モード移行要求を受けたスレーブ
機161側では、図11に示すように、自機に関して印
刷不可要因があるか否かのチェック、その一例として、
例えば、プリンタPRに関するプリンタエンジンがレデ
ィ状態にあるか否かをセルフチェックする(ステップR
1)。この処理により、自己診断手段が実現されてい
る。レディ状態にあれば(R1のY)、連結モード移行
OKをマスタ機160側に通知し(R2)、スレーブ機
161に関して待機画面表示とさせる(R3)。この処
理により、通知受付手段が実現されている。
【0102】マスタ機160側では、スレーブ機161
側から連結モード移行OKを受信すると(S3のY)、
連結モードをON表示させる。ここに、実質的に連結モ
ードが設定される。そして、連結モードに伴うスレーブ
機161への配分量を計算し(S4)、連結コピーを実
行させるために、マスタ機160側のメモリ164から
スレーブ機161側のメモリ165へ画像データを転送
させることによりコピーモードをスレーブ機161側に
通知する(S5)。配分量の計算は、その時点での残印
刷枚数に基づいて、マスタ機160側で印刷する枚数及
びページとスレーブ機161側で印刷する枚数とページ
とを計算し、スレーブ機161側に転送すべき画像デー
タと印刷内容とを計算する処理である。もっとも、マス
タ機160側が単独でコピー動作中であっても、実際に
は、スキャナSCによる原稿画像の読取動作中であれ
ば、メモリ164を介することなく読取画像データを直
接的にスレーブ機161側のメモリ165へ画像データ
を転送させることも可能である。
【0103】その後、マスタ機160側から連結コピー
開始を要求することにより、マスタ機160側において
は、連結コピー動作を開始させる(S6,S7のN)。
即ち、マスタ機160においては、単独コピー動作から
連結コピー動作に処理動作が切換えられる。この処理に
より、印刷動作切換手段又は印刷動作切換機能が実現さ
れている。
【0104】一方、スレーブ機161においては、図1
2に示すように、連結コピー開始要求を受信すると、連
結コピー動作を開始するとともに(R5)、その操作パ
ネルにおいてコピー中画面を表示させる(R6)。この
処理により印刷動作開始手段が実現されている。
【0105】その後、マスタ機160は、連結コピー動
作が終了すると(S7のY)、連結コピー終了通知をス
レーブ機161側に送信する(S8)。この通知を受け
たスレーブ機161側では、図13に示すように、連結
コピー動作を停止し(R7)、スレーブ機161に関し
て待機画面表示とさせる(R8)。
【0106】さらに、マスタ機160において、連結キ
ー92が押下されると(S9のY)、連結モード解除要
求通知をスレーブ機161に対して送信させ(S1
0)、一連の処理を終了する。マスタ機160において
は、連結キー92が連結モードOFF表示となる。この
通知を受けたスレーブ機161側では、図14に示すよ
うに、スレーブ機161に関して通常画面表示とさせる
(R9)ことにより、一連の処理を終了する。
【0107】一方、マスタ機160においてマスタ機1
60のみによる単独コピー動作開始後の動作中に連結キ
ー92の操作があった場合において、スレーブ機161
側に印刷不可要因がある場合の処理制御例について説明
する。図15はこのような場合のマスタ機160・スレ
ーブ機161間の信号のやり取りを示すシーケンス図で
ある。
【0108】前述したようにマスタ機160のみによる
単独コピー動作中において連結キー92が押下され(S
1のY)、スレーブ機161に対して連結モード移行要
求通知を送信したが(S2)、スレーブ機161側での
自機に印刷動作不可要因があるか否かのセルフチェッ
ク、例えば、プリンタPRにおいてプリンタエンジンが
OKか否かのチェックの結果がOKでなければ(R1の
N)、マスタ機160に対して連結コピー移行NGが通
知する(R4)。
【0109】マスタ機160側ではこの連結コピー移行
NGの通知を受信したか否かをチェックしている(S1
1)。この処理により、印刷動作不可要因有無監視手段
又は印刷動作不可要因有無監視機能が実現されている。
連結コピー移行NGの通知を受信すると(S11の
Y)、連結モードの設定を拒絶し、連結印刷ができない
原因を液晶タッチパネル31を通じて表示させる(S1
2)。図16(b)はこの表示例を示すもので、「子機
(スレーブ機)に転写紙がセットされていないため、連
結印刷できません」の如く、理由が表示される。即ち、
マスタ機160において単独印刷コピーを開始させた
後、連結キー92を押下しても、その時点でスレーブ機
161側に印刷不可要因があり、直ぐに印刷動作を実行
させることができない場合には、連結コピーモードの設
定が拒絶されるように連結コピーモードの設定操作に関
して制限が加えられる。この処理により制限手段又は制
限機能が実現される。
【0110】なお、本実施の形態等では、スレーブ機1
61の印刷不可要因として、プリンタエンジンがレディ
状態にない場合や、転写紙がない場合を例に挙げて説明
したが、これらの要因に限らず、ドアオープン、トナー
切れ、ジャム発生、印刷動作中等、スレーブ機161が
即座に他の印刷動作を物理的に行えない状況全般が相当
する。
【0111】従って、本実施の形態によれば、基本的
に、コピー動作の開始後の単独コピー動作中であっても
連結キー92が操作された場合には連結モードの設定が
受付けられ、連結モードの処理に移行するので、通常の
単独コピー動作で処理を開始させた場合でも、その後、
緊急な印刷仕上りの早急性やスレーブ機161の空きが
生じたような場合には、必要となった時点で連結モード
の設定操作をするだけで、実行中のジョブを中断するこ
となく、そのまま単独コピー動作から連結モードによる
コピー処理動作に移行させることができ、連結モードを
設定する時期が任意でよいため、連結モードの利便性を
最大限活かすことができる。また、スレーブ機161が
印刷処理を実行できない状況の典型例として、プリンタ
エンジンがレディ状態にないとか、転写紙がないといっ
たような印刷動作不可要因があり、直ぐに印刷動作を並
行して行わせることができない場合には、連結キー92
の操作は可能とするがその操作に基づく連結モードの設
定を拒絶することにより、無用となる連結モードに対す
る受付・設定処理を未然に回避することができる。結果
として、連結モードの設定操作に関する操作性が向上す
る。特に、スレーブ機161がマスタ機160に対して
離れているような場合には、ユーザが連結モードへの移
行を指示設定したにも関わらず実はスレーブ機161側
に印刷動作不可要因があって現実には連結モードが実行
されずに単独印刷動作を続行してしまうような事態を防
止できる。また、連結モードの設定を拒絶する場合に
は、印刷動作不可要因を液晶タッチパネル31を通じて
表示させることにより、ユーザはスレーブ機161側に
連結モードの実行に支障となる原因が発生していること
を知ることができ、その要因に素早く対処することがで
きる。
【0112】本発明の第二の実施の形態を図17及び図
18に基づいて説明する。第一の実施の形態で示した部
分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する
(以降の実施の形態でも同様とする)。本実施の形態で
は、スレーブ機161が印刷不可の典型例として、スレ
ーブ機161の電源がオフの場合には、前述したような
動作開始後の連結モードの設定操作を行えないように制
限したものである。
【0113】このため、本実施の形態においては、マス
タ機160においてスレーブ機161の電源のオン・オ
フ状態を常時監視するスレーブ機電源状態監視手段を備
えているものであり、その構成例を図17に基づいて説
明する。
【0114】図17はシリアル通信ライン周辺のハード
ウェア構成例を示す概略結線図である。2台のデジタル
複写機160,161間のシリアル通信ラインにおいて
は、各々のMCU(Micro Computer Unit)166,
167内蔵のUARTの送信データ出力端子T×Dと受
信データ入力端子R×Dとは、互いにクロス状態で接続
され、コマンドのやり取りが可能とされている。また、
このような2本のシリアル通信ラインとは別に、相手機
の電源が入っているか否かを検出するための信号線16
8,169が2本用意されている。これらの信号線16
8,169は相手機側で電源Vccにプルアップされ、
自機側でプルダウンされているため、相手機が電源オン
状態であれば、入力ポートP10で読取られる値はHレ
ベル、相手機が電源オフ状態であれば、入力ポートP1
0で読取られる値はLレベルとなる。これによって、各
々の機器(デジタル複写機160,161)は、自己の
入力ポートP10の入力信号レベルを読取ることで、相
手機の電源が入っているか否かを随時判断できる。この
自己の入力ポートP10の入力信号レベルを読取る処理
により、スレーブ機電源状態監視手段又はスレーブ機電
源状態監視機能が実現されている。
【0115】このような構成において、マスタ機160
において、スレーブ機161の電源が入っていることを
検知すると、図18(a)のフローチャートに示すよう
に、操作パネル30の液晶タッチパネル31において連
結キー92を図3や図16(a)に示すように通常通り
キー表示させる(S15)ので、第一の実施の形態で示
したような設定操作が任意時点で可能とされる。
【0116】一方、マスタ機160において、スレーブ
機161の電源が入っていないことを検知すると、図1
8(b)のフローチャートに示すように、操作パネル3
0の液晶タッチパネル31において連結キー92を図1
6(c)に示すように不可視のキー表示とさせる(S1
6)ので、オペレータとしては液晶タッチパネル31上
で連結キー92の押下操作が不可となる。これにより、
制限手段又は制限機能が実現されている。これにより、
単独コピー動作開始後に連結コピーモードに設定する操
作、従って、図9に示したような連結コピーモードの受
付処理が不可能となるように制限される。
【0117】従って、本実施の形態によれば、スレーブ
機161が印刷処理を実行できない状況の典型例とし
て、スレーブ機161の電源が入っていない場合には連
結キー92を操作できない、即ち、連結モードに設定で
きなくすることにより、無用となる連結モードに対する
受付処理を未然に回避することができる。結果として、
連結モードの設定操作に関する操作性が向上する。逆に
言えば、スレーブ機161の電源が入っている場合に
は、任意時点で連結モードの設定操作が可能となり、連
結モードの設定操作に関する操作性が向上する。
【0118】本発明の第三の実施の形態を図19及び図
20に基づいて説明する。本実施の形態も、マスタ機1
60においてマスタ機160のみによる単独コピー動作
開始後の動作中に連結キー92の操作があった場合にお
いて、スレーブ機161側に印刷不可要因がある場合の
処理制御例を示すものである。
【0119】図19はマスタ機160・スレーブ機16
1間の信号のやり取りを示すシーケンス図、図20はマ
スタ機160側における処理例を概略フローチャートで
ある。図20に示す処理は、コピースタートキー43が
押下された後、定期的に繰返される。基本的には、第一
の実施の形態の場合と同様であるが、スレーブ機161
側からのセルフチェックの結果がOKでなく、連結コピ
ー移行NGの通知を受信した場合には(S11のY)、
連結コピーモードの設定を受付けるものの、連結コピー
モードによる印刷処理への移行を保留して、マスタ機1
60のみによる単独コピー動作を続行させ(S13)、
所定時間、例えば、1秒待って(S14)、スレーブ機
161に対する連結モード移行要求の発行を繰返し(S
2)、印刷不可要因が解消されるのを待つ。この処理に
より、制限手段又は制限機能が実現されている。
【0120】即ち、マスタ機160において単独印刷コ
ピーを開始させた後、連結キー92を押下しても、その
時点でスレーブ機161側に印刷不可要因があり、直ぐ
に印刷動作を実行させることができない場合には、連結
コピーモードの設定は受付けるものの連結コピー動作へ
の移行を保留させるように連結コピーモードへの移行処
理に関して制限が加えられる。
【0121】従って、本実施の形態によれば、スレーブ
機161が印刷処理を実行できない状況の典型例とし
て、プリンタエンジンがレディ状態にないとか、転写紙
紙がないといったような印刷動作不可要因がある場合に
は、連結キー92の操作による連結モードの設定は受付
けるが、連結モードの処理実行への移行を保留すること
により、その時点では印刷処理を行えず無用となる連結
モード動作に対する移行処理を未然に回避し、その後、
マスタ機160側で単独印刷動作を継続させながらスレ
ーブ機161側の印刷動作不可要因が解消されるまで待
機させることができ、結果として、連結モードの設定操
作に関する操作性が向上する。特に、連結キー92を押
下した時点で連結コピーモードには設定されるので、再
度連結キー92を操作させることなく、スレーブ機16
1側の印刷動作不可要因が解消された時点で早急に保留
されていた連結モードによる印刷処理動作へ移行させる
ことにより再度のキー操作を必要とせず、処理速度を向
上させることができ、連結モードによる印刷処理を利用
する利便性を向上させることができる。
【0122】本発明の第五の実施の形態を図21ないし
図23に基づいて説明する。本実施の形態は、スレーブ
機161側に印刷不可要因がある場合の処理制御例を示
すものである。
【0123】図21はマスタ機160・スレーブ機16
1間の信号のやり取りを示すシーケンス図、図22はマ
スタ機160側における処理例を概略フローチャート、
図23はスレーブ機161側における処理例を概略フロ
ーチャートである。
【0124】本実施の形態では、マスタ機160側から
スレーブ機161側に対して定期的に、例えば、1秒お
きに印刷不可要因の有無に関する要求通知を送信する
(S21,S25)。
【0125】この印刷不可要因の有無に関する要求を受
けたスレーブ機161側では、図23に示すように、自
機に関して印刷不可要因があるか否かをセルフチェック
する(R21)。この処理により、自己診断手段が実現
されている。印刷不可要因が無ければ印刷不可要因無し
をマスタ機160側に通知し(R22)、印刷不可要因
があればその印刷不可要因をマスタ機160側に通知す
る(R23)。
【0126】マスタ機160では、スレーブ機161側
からの応答が印刷不可要因が無い旨の通知の場合には
(S22のN)、連結キー92を有効化する(S2
3)。これにより、操作パネル30の液晶タッチパネル
31において連結キー92を図3や図16(a)に示す
ように通常通りキー表示させるので、第一の実施の形態
で示したような設定操作が任意時点で可能とされる。
【0127】一方、スレーブ機161側からの応答が印
刷不可要因がある旨の通知の場合には(S22のY)、
連結キー92を無効化する(S24)。具体的には、操
作パネル30の液晶タッチパネル31において連結キー
92を図16(c)に示すように不可視のキー表示とさ
せ、或いは、「連結」なる文字部分を半輝度で表示(文
字表示がよく分からない程度の明るさでの表示)させる
ことで、現在、連結キー92の押下が無効であることを
ユーザに知らせる。これにより、ユーザとしては液晶タ
ッチパネル31上で連結キー92の押下操作が不可とな
る。これにより、単独コピー動作開始後に連結コピーモ
ードに設定する操作、従って、図16に示したような連
結コピーモードの受付処理が不可能となるように制限さ
れる。ステップS21,S22の処理により、印刷動作
不可要因有無監視手段又は印刷動作不可要因有無監視機
能が実現されている。
【0128】従って、本実施の形態によれば、スレーブ
機161が印刷処理を実行できない状況の典型例とし
て、プリンタエンジンがレディ状態にないとか、印刷用
紙がないといったような印刷動作不可要因がある場合に
は、連結キー92を操作できない、即ち、連結モードに
設定できなくすることにより、その時点で印刷動作を行
えず無用となる連結モードに対する受付処理を未然に回
避でき、結果として、連結モードの設定操作に関する操
作性が向上する。特に、スレーブ機161がマスタ機1
60に対して離れているような場合には、ユーザが連結
モードへの移行を指示設定したにも関わらず実はスレー
ブ機161側に印刷動作不可要因があって連結コピーモ
ードが実行されずに単独印刷動作を続行してしまうよう
な事態を防止できる。
【0129】なお、これらの実施の形態では、2台のデ
ジタル複写機160,161を用いた画像形成システム
への適用例として説明したが、3台以上のデジタル複写
機(画像形成装置)を用いるシステム構成の場合にも適
用可能である。
【0130】例えば、図24は、複数台(例えば、8
台)の画像形成装置をEthernet等の通信プロトコルを
利用したLAN等のネットワークにより相互接続して構
成される画像形成システムを示す概念図である。この場
合の或るマスタ機における処理制御例の概略を図25に
示すフローチャートを参照して説明する。この図29に
示す処理は、コピースタートキー43が押下された後、
定期的に繰返される。この場合、Ethernet等によりL
ANが組まれており、そこに複数台の画像形成装置が接
続されているので、接続されている画像形成装置のIP
アドレス(TCP/IPを使う場合)を予め登録してお
く。
【0131】マスタ機としての或る画像形成装置におい
て、連結キーが押下された場合(S31のY)、登録さ
れている画像形成装置に連結モード移行可否の問合せを
送信し(S32,S33のY)、その問合せに対して連
結モード移行OKの返答があった機器をスレーブ機候補
としてリストアップ表示させる(S34)。これによ
り、ユーザによりスレーブ機として連結動作させたい機
器が選択操作されると(S38のY)、その機器(スレ
ーブ機)に対して連結モード移行要求を送信するととも
に(S39)、スレーブ機への配分量を計算し(S4
0)、選択されたスレーブ機に対して必要なデータを送
信し(S41)、連結印刷動作を開始する(S42,S
43のN)。その後、マスタ機は、配分された分の印刷
動作が終了すると(S43のY)、連結コピー終了通知
をスレーブ機側に送信する(S48)。さらに、マスタ
機において、連結キーが押下されると(S45のY)、
連結モード解除要求通知をスレーブ機に対して送信させ
(S46)、一連の処理を終了する。
【0132】一方、連結モード移行NGの返答があった
機器に関しては、その機器をNGの原因とともに表示さ
せ、選択を禁止させる(S35)。また、連結モード移
行可否の問合せに対して所定時間経過しても(S33の
Y)、何の応答もない機器に関しては、電源がオフして
いるものとして、その機器を電源OFFを示すマークと
ともに表示させることしで、選択を禁止させる(S3
6)。
【0133】さらに、問合せに対して連結モード移行O
Kの機器が1台もない場合には(S37のN)、連結モ
ード不可表示を行わせる(S47)。
【0134】なお、この概略的な説明例では、連結キー
が押下された後にネットワーク上の各機器の状態をチェ
ックするようにしたが、各機器への状態問合せを常時定
期的に行わせ、連結キーが押下された時点で即座に機器
状態の表示(S34〜S36)を行わせるようにするこ
とも可能である。
【0135】また、これらの実施の形態では、印刷手段
となるプリンタPRとして電子写真方式の例で説明した
が、電子写真方式に限らず、感熱方式、熱転写方式、イ
ンクジェット方式等により普通紙或いは感熱紙などの印
刷媒体に印刷するものであってもよい。さらには、スキ
ャナSCを備える画像形成装置の例で説明したが、画像
形成装置としてはプリンタPR単体であってもよい。
【0136】
【発明の効果】請求項1記載の発明の画像形成装置によ
れば、印刷動作の開始後の当該画像形成装置のみによる
単独印刷動作中であっても連結モード選択手段が操作さ
れた場合には連結モードの設定が受付けられ、連結モー
ドの処理に移行させるようにしたので、通常の単独印刷
動作で処理を開始させた場合でも、その後、緊急な印刷
仕上りの早急性やスレーブ機の空きが生じたような場合
には、必要となった時点で連結モードの設定操作をする
だけで、実行中のジョブを中断することなく、そのまま
単独印刷動作から連結モードによる印刷処理動作に移行
させることができ、連結モードを設定する時期が任意で
よいため、連結モードの利便性を最大限活かすことがで
きる。
【0137】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、原稿画像の読取り動作中で
あっても連結モードの設定が可能なため、連結モード設
定時期の融通性を高めることができる。
【0138】請求項3記載の発明によれば、基本的には
請求項1又は2記載の発明のように連結モードの設定時
期を任意とするが、連結モードの印刷処理を行うスレー
ブ機との関係において、元々スレーブ機が印刷処理を実
行できない状況にある場合には、開始後連結モード受付
手段の処理を制限するようにしたので、無用となる連結
モードに対する受付処理を未然に回避でき、結果とし
て、連結モードの設定操作に関する操作性を向上させる
ことができる。
【0139】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の画像形成装置において、スレーブ機が印刷処理を実
行できない状況の典型例として、スレーブ機の電源が入
っていない場合には連結モード選択手段を操作できな
い、即ち、連結モードに設定できなくしたので、無用と
なる連結モードに対する受付処理を未然に回避でき、結
果として、連結モードの設定操作に関する操作性を向上
させることができる。
【0140】請求項5記載の発明によれば、請求項3記
載の画像形成装置において、スレーブ機が印刷処理を実
行できない状況の典型例として、プリンタエンジンがレ
ディ状態にないとか、印刷用紙がないといったような印
刷動作不可要因がある場合には、連結モード選択手段を
操作できない、即ち、連結モードに設定できなくしたの
で、無用となる連結モードに対する受付処理を未然に回
避でき、結果として、連結モードの設定操作に関する操
作性を向上させることができる。特に、スレーブ機が離
れているような場合には、ユーザが連結モードへの移行
を指示設定したにも関わらず実はスレーブ機側に印刷動
作不可要因があって単独印刷動作を続行してしまうよう
な事態を防止できる。
【0141】請求項6記載の発明によれば、請求項3記
載の画像形成装置において、スレーブ機が印刷処理を実
行できない状況の典型例として、プリンタエンジンがレ
ディ状態にないとか、印刷用紙がないといったような印
刷動作不可要因がある場合には、連結モード選択手段の
操作は可能とするがその操作に基づく連結モードの設定
を拒絶するようにしたので、無用となる連結モードに対
する受付・設定処理を未然に回避でき、結果として、連
結モードの設定操作に関する操作性を向上させることが
できる。特に、スレーブ機が離れているような場合に
は、ユーザが連結モードへの移行を指示設定したにも関
わらず実はスレーブ機側に印刷動作不可要因があって単
独印刷動作を続行してしまうような事態を防止できる。
【0142】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の画像形成装置において、連結モードの設定を拒絶す
る上で印刷動作不可要因を表示手段に表示させるように
したので、ユーザはスレーブ機側に連結モードの実行に
支障となる原因が発生していることを知ることができ、
その要因に素早く対処することができる。
【0143】請求項8記載の発明によれば、基本的には
請求項1又は2記載の発明のように連結モードの設定時
期を任意とするが、連結モードの印刷処理を行うスレー
ブ機との関係において、元々スレーブ機が印刷処理を実
行できない状況にある場合には、印刷動作切換手段の処
理を制限するようにしたので、無用となる連結モードに
対する移行処理を未然に回避でき、結果として、連結モ
ードの設定操作に関する操作性を向上させることができ
る。
【0144】請求項9記載の発明によれば、請求項8記
載の画像形成装置において、スレーブ機が印刷処理を実
行できない状況の典型例として、プリンタエンジンがレ
ディ状態にないとか、印刷用紙がないといったような印
刷動作不可要因がある場合には、連結モード選択手段の
操作による連結モードの設定は可能とするが、連結モー
ドの処理実行への移行を保留することにより、その時点
で無用となる連結モードに対する移行処理を未然に回避
し、その後、単独印刷動作を継続させながらスレーブ機
側の印刷動作不可要因が解消されるまで待機させること
ができ、結果として、連結モードの設定操作に関する操
作性を向上させることができる。
【0145】請求項10記載の発明によれば、請求項9
記載の画像形成装置において、スレーブ機側の印刷動作
不可要因が解消された時点で早急に保留されていた連結
モードによる印刷処理動作へ移行させるようにしたの
で、処理速度が向上し、連結モードによる印刷処理を利
用する利便性を向上させることができる。
【0146】請求項11記載の発明のプログラムによれ
ば、印刷動作の開始後の当該画像形成装置のみによる単
独印刷動作中であっても連結モード選択手段が操作され
た場合には連結モードの設定が受付けられ、連結モード
の処理に移行させるようにしたので、通常の単独印刷動
作で処理を開始させた場合でも、その後、緊急な印刷仕
上りの早急性やスレーブ機の空きが生じたような場合に
は、必要となった時点で連結モードの設定操作をするだ
けで、実行中のジョブを中断することなく、そのまま単
独印刷動作から連結モードによる印刷処理動作に移行さ
せることができ、連結モードを設定する時期が任意でよ
いため、連結モードの利便性を最大限活かすことができ
る。
【0147】請求項12記載の発明によれば、請求項1
1記載のプログラムにおいて、原稿画像の読取り動作中
であっても連結モードの設定が可能なため、連結モード
設定時期の融通性を高めることができる。
【0148】請求項13記載の発明によれば、基本的に
は請求項11又は12記載の発明のように連結モードの
設定時期を任意とするが、連結モードの印刷処理を行う
スレーブ機との関係において、元々スレーブ機が印刷処
理を実行できない状況にある場合には、開始後連結モー
ド受付機能の処理を制限するようにしたので、無用とな
る連結モードに対する受付処理を未然に回避でき、結果
として、連結モードの設定操作に関する操作性を向上さ
せることができる。
【0149】請求項14記載の発明によれば、請求項1
3記載のプログラムにおいて、スレーブ機が印刷処理を
実行できない状況の典型例として、スレーブ機の電源が
入っていない場合には連結モード選択手段を操作できな
い、即ち、連結モードに設定できなくしたので、無用と
なる連結モードに対する受付処理を未然に回避でき、結
果として、連結モードの設定操作に関する操作性を向上
させることができる。
【0150】請求項15記載の発明によれば、請求項1
3記載のプログラムにおいて、スレーブ機が印刷処理を
実行できない状況の典型例として、プリンタエンジンが
レディ状態にないとか、印刷用紙がないといったような
印刷動作不可要因がある場合には、連結モード選択手段
を操作できない、即ち、連結モードに設定できなくした
ので、無用となる連結モードに対する受付処理を未然に
回避でき、結果として、連結モードの設定操作に関する
操作性を向上させることができる。特に、スレーブ機が
離れているような場合には、ユーザが連結モードへの移
行を指示設定したにも関わらず実はスレーブ機側に印刷
動作不可要因があって単独印刷動作を続行してしまうよ
うな事態を防止できる。
【0151】請求項16記載の発明によれば、請求項1
3記載のプログラムにおいて、スレーブ機が印刷処理を
実行できない状況の典型例として、プリンタエンジンが
レディ状態にないとか、印刷用紙がないといったような
印刷動作不可要因がある場合には、連結モード選択手段
の操作は可能とするがその操作に基づく連結モードの設
定を拒絶するようにしたので、無用となる連結モードに
対する受付・設定処理を未然に回避でき、結果として、
連結モードの設定操作に関する操作性を向上させること
ができる。特に、スレーブ機が離れているような場合に
は、ユーザが連結モードへの移行を指示設定したにも関
わらず実はスレーブ機側に印刷動作不可要因があって単
独印刷動作を続行してしまうような事態を防止できる。
【0152】請求項17記載の発明によれば、請求項1
6記載の記憶媒体において、連結モードの設定を拒絶す
る上で印刷動作不可要因を表示手段に表示させるように
したので、ユーザはスレーブ機側に連結モードの実行に
支障となる原因が発生していることを知ることができ、
その要因に素早く対処することができる。
【0153】請求項18記載の発明によれば、基本的に
は請求項11又は12記載の発明のように連結モードの
設定時期を任意とするが、連結モードの印刷処理を行う
スレーブ機との関係において、元々スレーブ機が印刷処
理を実行できない状況にある場合には、印刷動作切換機
能の処理を制限するようにしたので、無用となる連結モ
ードに対する移行処理を未然に回避でき、結果として、
連結モードの設定操作に関する操作性を向上させること
ができる。
【0154】請求項19記載の発明によれば、請求項1
3記載のプログラムにおいて、スレーブ機が印刷処理を
実行できない状況の典型例として、プリンタエンジンが
レディ状態にないとか、印刷用紙がないといったような
印刷動作不可要因がある場合には、連結モード選択手段
の操作による連結モードの設定は可能とするが、連結モ
ードの処理実行への移行を保留することにより、その時
点で無用となる連結モードに対する移行処理を未然に回
避し、その後、単独印刷動作を継続させながらスレーブ
機側の印刷動作不可要因が解消されるまで待機させるこ
とができ、結果として、連結モードの設定操作に関する
操作性を向上させることができる。
【0155】請求項20記載の発明によれば、請求項1
9記載のプログラムにおいて、スレーブ機側の印刷動作
不可要因が解消された時点で早急に保留されていた連結
モードによる印刷処理動作へ移行させるようにしたの
で、処理速度が向上し、連結モードによる印刷処理を利
用する利便性を向上させることができる。
【0156】請求項21記載の発明の記憶媒体によれ
ば、請求項11ないし20記載のプログラムの場合と同
様な効果が得られる。
【0157】請求項22記載の発明の画像形成システム
によれば、印刷動作の開始後の当該画像形成装置のみに
よる単独印刷動作中であっても連結モード選択手段が操
作された場合には連結モードの設定が受付けられ、連結
モードの処理に移行させるようにしたので、通常の単独
印刷動作で処理を開始させた場合でも、その後、緊急な
印刷仕上りの早急性やスレーブ機の空きが生じたような
場合には、必要となった時点で連結モードの設定操作を
するだけで、実行中のジョブを中断することなく、その
まま単独印刷動作から連結モードによる印刷処理動作に
移行させることができ、連結モードを設定する時期が任
意でよいため、連結モードの利便性を最大限活かすこと
ができる。
【0158】請求項23記載の発明によれば、請求項2
2記載の画像形成システムにおいて、原稿画像の読取り
動作中であっても連結モードの設定が可能なため、連結
モード設定時期の融通性を高めることができる。
【0159】請求項24記載の発明によれば、基本的に
は請求項22又は23記載の発明のように連結モードの
設定時期を任意とするが、連結モードの印刷処理を行う
スレーブ機との関係において、スレーブ機が印刷処理を
実行できない状況として、スレーブ機の電源が入ってい
ない場合には連結モード選択手段を操作できない、即
ち、連結モードに設定できなくしたので、無用となる連
結モードに対する受付処理を未然に回避でき、結果とし
て、連結モードの設定操作に関する操作性を向上させる
ことができる。
【0160】請求項25記載の発明によれば、基本的に
は請求項22又は23記載の発明のように連結モードの
設定時期を任意とするが、連結モードの印刷処理を行う
スレーブ機との関係において、スレーブ機が印刷処理を
実行できない状況として、プリンタエンジンがレディ状
態にないとか、印刷用紙がないといったような印刷動作
不可要因がある場合には、連結モード選択手段を操作で
きない、即ち、連結モードに設定できなくしたので、無
用となる連結モードに対する受付処理を未然に回避で
き、結果として、連結モードの設定操作に関する操作性
を向上させることができる。特に、スレーブ機が離れて
いるような場合には、ユーザが連結モードへの移行を指
示設定したにも関わらず実はスレーブ機側に印刷動作不
可要因があって単独印刷動作を続行してしまうような事
態を防止できる。
【0161】請求項26記載の発明によれば、基本的に
は請求項22又は23記載の発明のように連結モードの
設定時期を任意とするが、連結モードの印刷処理を行う
スレーブ機との関係において、スレーブ機が印刷処理を
実行できない状況として、プリンタエンジンがレディ状
態にないとか、印刷用紙がないといったような印刷動作
不可要因がある場合には、連結モード選択手段の操作は
可能とするがその操作に基づく連結モードの設定を拒絶
するようにしたので、無用となる連結モードに対する受
付・設定処理を未然に回避でき、結果として、連結モー
ドの設定操作に関する操作性を向上させることができ
る。特に、スレーブ機が離れているような場合には、ユ
ーザが連結モードへの移行を指示設定したにも関わらず
実はスレーブ機側に印刷動作不可要因があって単独印刷
動作を続行してしまうような事態を防止できる。
【0162】請求項27記載の発明によれば、請求項2
6記載の画像形成システムにおいて、連結モードの設定
を拒絶する上で印刷動作不可要因を表示手段に表示させ
るようにしたので、ユーザはスレーブ機側に連結モード
の実行に支障となる原因が発生していることを知ること
ができ、その要因に素早く対処することができる。
【0163】請求項28記載の発明によれば、基本的に
は請求項22又は23記載の発明のように連結モードの
設定時期を任意とするが、連結モードの印刷処理を行う
スレーブ機との関係において、スレーブ機が印刷処理を
実行できない状況として、プリンタエンジンがレディ状
態にないとか、印刷用紙がないといったような印刷動作
不可要因がある場合には、連結モード選択手段の操作に
よる連結モードの設定は可能とするが、連結モードの処
理実行への移行を保留することにより、その時点で無用
となる連結モードに対する移行処理を未然に回避し、そ
の後、単独印刷動作を継続させながらスレーブ機側の印
刷動作不可要因が解消されるまで待機させることがで
き、結果として、連結モードの設定操作に関する操作性
を向上させることができる。
【0164】請求項29記載の発明によれば、請求項2
8記載の画像形成システムにおいて、スレーブ機側の印
刷動作不可要因が解消された時点で早急に保留されてい
た連結モードによる印刷処理動作へ移行させるようにし
たので、処理速度が向上し、連結モードによる印刷処理
を利用する利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の画像形成装置の一
例を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す画像形成装置中の操作パネルを示す
平面図である。
【図3】図2に示す操作パネル中の液晶タッチパネルを
示す平面図である。
【図4】画像処理部(画像読取手段と画像書込手段)の
構成例を示すブロック図である。
【図5】セレクタにおける1ページ分の画像信号につい
て示すタイミングチャートである。
【図6】メモリコントローラ及び画像メモリの構成例を
示すブロック図である。
【図7】連結コピーモードによる電子ソート例を示す模
式図である。
【図8】連結モード処理等における信号授受を示す基本
的なシーケンス図である。
【図9】本実施の形態の特徴的な連結モード処理等の信
号授受を示すシーケンス図である。
【図10】マスタ機側の処理制御例を示す概略フローチ
ャートである。
【図11】スレーブ機側の連結モード要求受信時の処理
例を示す概略フローチャートである。
【図12】スレーブ機側の連結コピー開始要求受信時の
処理例を示す概略フローチャートである。
【図13】スレーブ機側の連結コピー終了通知受信時の
処理例を示す概略フローチャートである。
【図14】スレーブ機側の連結モード解除要求受信時の
処理例を示す概略フローチャートである。
【図15】本実施の形態の印刷不可要因がある場合の特
徴的な連結モード処理等の信号授受を示すシーケンス図
である。
【図16】液晶タッチパネルの各種表示例を示す平面図
である。
【図17】本発明の第二の実施の形態を示す結線図であ
る。
【図18】マスタ機における連結キー表示制御を示す概
略フローチャートである。
【図19】本発明の第三の実施の形態の連結モード処理
等の信号授受を示すシーケンス図である。
【図20】マスタ機側の処理制御例を示す概略フローチ
ャートである。
【図21】本発明の第四の実施の形態の連結モード処理
等の信号授受を示すシーケンス図である。
【図22】マスタ機側の処理制御例を示す概略フローチ
ャートである。
【図23】スレーブ機側の処理制御例を示す概略フロー
チャートである。
【図24】複数台のデジタル複写機を接続したシステム
構成例を示すシステム結線図である。
【図25】マスタ機側の処理制御例を示す概略フローチ
ャートである。
【符号の説明】
31 表示手段 66 記憶手段 43 動作開始指示手段 92 連結印刷モード選択手段 160 マスタ機、画像形成装置 161 スレーブ機、画像形成装置 SC 読取手段 PR 印刷手段
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 AQ04 AQ05 AQ06 AR03 AS02 HH09 HJ08 HK11 HN04 HN16 HQ13 HQ19 HV09 HV10 HV13 HV14 HV19 HV23 HV32 HV44 HX10 2C087 AA18 AB08 AC05 AC07 AC08 BB10 BB16 BB17 BC02 BD06 BD07 BD40 CA05 CA13 CB02 CB10 2C187 AC05 AC07 AC08 AE11 CD06 5B021 AA01 EE02 5C062 AA05 AA35 AB17 AB20 AB38 AB53 AC56 AE16 BA04

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データを記憶する記憶手
    段と、 前記画像データに基づき印刷媒体上に画像を印刷する印
    刷手段と、 前記画像データをスレーブ機となる他の画像形成装置に
    転送することにより印刷処理を当該スレーブ機と分担さ
    せて実行させる連結印刷動作手段と、 この連結印刷動作手段による分担した印刷処理を実行さ
    せる連結モードの設定を指示する連結モード選択手段
    と、 印刷動作の開始を指示する動作開始指示手段と、 この動作開始指示手段の指示による印刷動作の開始後の
    当該画像形成装置のみによる単独印刷動作中に前記連結
    モード選択手段の操作の有無を監視して前記連結モード
    の設定を受付ける開始後連結モード受付手段と、 この開始後連結モード受付手段により前記連結モードの
    設定を受付けた場合に前記画像データを前記スレーブ機
    側に転送させて前記単独印刷動作から前記連結印刷動作
    手段による前記スレーブ機と分担させた印刷処理動作に
    移行させる印刷動作切換手段と、を備える画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 原稿画像を読取り画像データとして出力
    する読取手段を有し、前記印刷動作の開始後の当該画像
    形成装置のみによる単独印刷動作中には、前記読取手段
    による原稿画像の読取り動作中を含む請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記スレーブ機が印刷不可の場合には、
    前記開始後連結モード受付手段の処理を制限する制限手
    段を有する請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記スレーブ機の電源のオン・オフ状態
    を監視するスレーブ機電源状態監視手段を有し、前記制
    限手段は、前記スレーブ機の電源オフ時には前記連結モ
    ード選択手段の操作が不可となるように前記開始後連結
    モード受付手段の処理を制限する請求項3記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記スレーブ機の印刷動作不可要因の有
    無を監視する印刷動作不可要因有無監視手段を有し、前
    記制限手段は、前記スレーブ機に印刷動作不可要因があ
    る場合には前記連結モード選択手段の操作が不可となる
    ように前記開始後連結モード受付手段の処理を制限する
    請求項3記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 印刷動作の開始後の当該画像形成装置の
    みによる単独印刷動作中に前記連結モード選択手段の操
    作が有った場合に前記スレーブ機の印刷動作不可要因の
    有無を監視する印刷動作不可要因有無監視手段を有し、
    前記制限手段は、前記スレーブ機に印刷動作不可要因が
    ある場合には前記連結モード選択手段の操作による前記
    連結モードの設定を拒絶するように前記開始後連結モー
    ド受付手段の処理を制限する請求項3記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記制限手段は、前記連結モードの設定
    を拒絶する場合に前記印刷動作不可要因有無監視手段に
    より検出されたその印刷動作不可要因を表示手段に表示
    させる請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記スレーブ機が印刷不可の場合には、
    前記印刷動作切換手段の処理を制限する制限手段を有す
    る請求項1又は2記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 印刷動作の開始後の単独印刷動作中に前
    記連結モード選択手段の操作が有った場合に前記スレー
    ブ機の印刷動作不可要因の有無を監視する印刷動作不可
    要因有無監視手段を有し、前記制限手段は、前記スレー
    ブ機に印刷動作不可要因がある場合には前記連結モード
    選択手段の操作により受付けた前記連結モードによる印
    刷処理動作への移行を保留させるように前記印刷動作切
    換手段の処理を制限する請求項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記印刷動作不可要因有無監視手段は
    前記印刷動作不可要因の解消の有無を定期的に監視し、
    前記制限手段は、前記印刷動作不可要因が解消された場
    合には保留されていた前記連結モードによる印刷処理動
    作へ移行させるように前記印刷動作切換手段を動作させ
    る請求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 入力された画像データを記憶する記憶
    手段と、前記画像データに基づき印刷媒体上に画像を印
    刷する印刷手段と、スレーブ機となる他の画像形成装置
    とによる分担した印刷処理を実行させる連結モードの設
    定を指示する連結モード選択手段と、印刷動作の開始を
    指示する動作開始指示手段と、を備える画像形成装置が
    備えるコンピュータにインストールされ、前記コンピュ
    ータに、 前記連結モード選択手段により前記連結モードが設定さ
    れた場合に前記画像データを前記スレーブ機側に転送す
    ることにより印刷処理を当該スレーブ機と分担させて実
    行させる連結印刷動作機能と、 前記動作開始指示手段の指示による印刷動作の開始後の
    当該画像形成装置のみによる単独印刷動作中に前記連結
    モード選択手段の操作の有無を監視して前記連結モード
    の設定を受付ける開始後連結モード受付機能と、 この開始後連結モード受付機能により前記連結モードの
    設定を受付けた場合に前記画像データを前記スレーブ機
    に転送させて前記単独印刷動作から前記連結印刷動作手
    段による前記スレーブ機と分担させた印刷処理動作に移
    行させる印刷動作切換機能と、を実行させるコンピュー
    タ読取り可能なプログラム。
  12. 【請求項12】 前記印刷動作の開始後の単独印刷動作
    中には、前記画像形成装置が備える原稿画像を読取り画
    像データとして出力する読取手段による原稿画像の読取
    り動作中を含む請求項11記載のコンピュータ読取り可
    能なプログラム。
  13. 【請求項13】 前記スレーブ機が印刷不可の場合に
    は、前記開始後連結モード受付機能の処理を制限する制
    限機能を前記コンピュータに実行させる請求項11又は
    12記載のコンピュータ読取り可能なプログラム。
  14. 【請求項14】 前記スレーブ機の電源のオン・オフ状
    態を監視するスレーブ機電源状態監視機能と、前記スレ
    ーブ機の電源オフ時には前記連結モード選択手段の操作
    が不可となるように前記開始後連結モード受付機能の処
    理を制限する前記制限機能とを前記コンピュータに実行
    させる請求項13記載のコンピュータ読取り可能なプロ
    グラム。
  15. 【請求項15】 前記スレーブ機の印刷動作不可要因の
    有無を監視する印刷動作不可要因有無監視機能と、前記
    スレーブ機に印刷動作不可要因がある場合には前記連結
    モード選択手段の操作が不可となるように前記開始後連
    結モード受付機能の処理を制限する前記制限機能とを前
    記コンピュータに実行させる請求項13記載のコンピュ
    ータ読取り可能なプログラム。
  16. 【請求項16】 印刷動作の開始後の単独印刷動作中に
    前記連結モード選択手段の操作が有った場合に前記スレ
    ーブ機の印刷動作不可要因の有無を監視する印刷動作不
    可要因有無監視機能と、前記スレーブ機に印刷動作不可
    要因がある場合には前記連結モード選択手段の操作によ
    る前記連結モードの設定を拒絶するように前記開始後連
    結モード受付機能の処理を制限する前記制限機能とを前
    記コンピュータに実行させる請求項13記載のコンピュ
    ータ読取り可能なプログラム。
  17. 【請求項17】 前記連結モードの設定を拒絶する場合
    に前記印刷動作不可要因有無監視機能により検出された
    その印刷動作不可要因を表示手段に表示させる前記制限
    機能を前記コンピュータに実行させる請求項16記載の
    コンピュータ読取り可能なプログラム。
  18. 【請求項18】 前記スレーブ機が印刷不可の場合に
    は、印刷動作切換機能の処理を制限する制限機能を前記
    コンピュータに実行させる請求項11又は12記載のコ
    ンピュータ読取り可能なプログラム。
  19. 【請求項19】 印刷動作の開始後の単独印刷動作中に
    前記連結モード選択手段の操作が有った場合に前記スレ
    ーブ機の印刷動作不可要因の有無を監視する印刷動作不
    可要因有無監視機能と、前記スレーブ機に印刷動作不可
    要因がある場合には前記連結モード選択手段の操作によ
    り受付けた前記連結モードによる印刷処理動作への移行
    を保留させるように前記印刷動作切換機能の処理を制限
    する制限機能とを前記コンピュータに実行させる請求項
    18記載のコンピュータ読取り可能なプログラム。
  20. 【請求項20】 前記印刷動作不可要因の解消の有無を
    定期的に監視する前記印刷動作不可要因有無監視機能
    と、前記印刷動作不可要因が解消された場合には保留さ
    れていた前記連結モードによる印刷処理動作へ移行させ
    るように前記印刷動作切換機能とを動作させる制限機能
    を前記コンピュータに実行させる請求項19記載のコン
    ピュータ読取り可能なプログラム。
  21. 【請求項21】 請求項11ないし20の何れか一記載
    のプログラムが格納されたコンピュータ読取り可能な記
    憶媒体。
  22. 【請求項22】 入力された画像データを記憶する記憶
    手段と、前記画像データに基づき印刷媒体上に画像を印
    刷する印刷手段と、スレーブ機となる他の画像形成装置
    とによる分担した印刷処理を実行させる連結モードの設
    定を指示する連結モード選択手段と、印刷動作の開始を
    指示する動作開始指示手段と、を各々備え、相互にマス
    タ機又はスレーブ機となり得る複数台の画像形成装置を
    双方向通信可能に接続した画像形成システムであって、 前記マスタ機となる前記画像形成装置は、 当該マスタ機における前記動作開始指示手段の指示によ
    る印刷動作の開始後の当該マスタ機のみによる単独印刷
    動作中に前記連結モード選択手段の操作の有無を監視し
    て前記連結モードの設定を受付ける開始後連結モード受
    付手段と、この開始後連結モード受付手段により前記連
    結モードの設定を受付けた場合に前記画像データを前記
    スレーブ機側に転送させて前記単独印刷動作から前記連
    結印刷動作手段による前記スレーブ機と分担させた印刷
    処理動作に移行させる印刷動作切換手段とを備え、 前記スレーブ機となる前記他の画像形成装置は、 前記連結モードの設定に伴う前記マスタ機側からの前記
    連結モードへの移行の通知を受付ける通知受付手段と、
    前記マスタ機側からの画像データの転送を受けて前記連
    結印刷動作手段による前記マスタ機と分担させた印刷処
    理動作を開始させる印刷動作開始手段とを備える画像形
    成システム。
  23. 【請求項23】 各々の画像形成装置は、原稿画像を読
    取り画像データとして出力する読取手段を有し、前記マ
    スタ機における前記印刷動作の開始後の単独印刷動作中
    には、当該マスタ機における前記読取手段による原稿画
    像の読取り動作中を含む請求項22記載の画像形成シス
    テム。
  24. 【請求項24】 前記マスタ機となる前記画像形成装置
    は、前記スレーブ機の電源のオン・オフ状態を監視する
    スレーブ機電源状態監視手段と、前記スレーブ機の電源
    オフ時には前記連結モード選択手段の操作が不可となる
    ように前記開始後連結モード受付手段の処理を制限する
    制限手段とを備える請求項22又は23記載の画像形成
    システム。
  25. 【請求項25】 前記スレーブ機となる前記他の画像形
    成装置は、当該スレーブ機が印刷不可状態にあるか否か
    を判断して前記マスタ機側に応答する自己診断手段を備
    え、 前記マスタ機となる前記画像形成装置は、前記スレーブ
    機の印刷動作不可要因の有無を前記自己診断手段による
    応答により監視する印刷動作不可要因有無監視手段と、
    前記スレーブ機に印刷動作不可要因がある場合には前記
    連結モード選択手段の操作が不可となるように前記開始
    後連結モード受付手段の処理を制限する制限手段とを備
    える請求項22又は23記載の画像形成システム。
  26. 【請求項26】 前記スレーブ機となる前記他の画像形
    成装置は、当該スレーブ機が印刷不可状態にあるか否か
    を判断して前記マスタ機側に応答する自己診断手段を備
    え、 前記マスタ機となる前記画像形成装置は、印刷動作の開
    始後の当該マスタ機のみによる単独印刷動作中に前記連
    結モード選択手段の操作が有った場合に前記スレーブ機
    の印刷動作不可要因の有無を前記自己診断手段による応
    答により監視する印刷動作不可要因有無監視手段と、前
    記スレーブ機に印刷動作不可要因がある場合には前記連
    結モード選択手段の操作による前記連結モードの設定を
    拒絶するように前記開始後連結モード受付手段の処理を
    制限する制限手段とを備える請求項22又は23記載の
    画像形成システム。
  27. 【請求項27】 前記マスタ機となる前記画像形成装置
    における前記制限手段は、前記連結モードの設定を拒絶
    する場合に前記印刷動作不可要因有無監視手段により検
    出されたその印刷動作不可要因を当該マスタ機の表示手
    段に表示させる請求項26記載の画像形成システム。
  28. 【請求項28】 前記スレーブ機となる前記他の画像形
    成装置は、当該スレーブ機が印刷不可状態にあるか否か
    を判断して前記マスタ機側に応答する自己診断手段を備
    え、 前記マスタ機となる前記画像形成装置は、印刷動作の開
    始後の当該マスタ機のみによる単独印刷動作中に前記連
    結モード選択手段の操作が有った場合に前記スレーブ機
    の印刷動作不可要因の有無を前記自己診断手段による応
    答により監視する印刷動作不可要因有無監視手段と、前
    記スレーブ機に印刷動作不可要因がある場合には前記連
    結モード選択手段の操作により受付けた前記連結モード
    による印刷処理動作への移行を保留させるように前記印
    刷動作切換手段の処理を制限する制限手段とを備える請
    求項22又は23記載の画像形成システム。
  29. 【請求項29】 前記マスタ機となる前記画像形成装置
    における前記印刷動作不可要因有無監視手段は前記印刷
    動作不可要因の解消の有無を定期的に監視し、前記制限
    手段は、前記印刷動作不可要因が解消された場合には保
    留されていた前記連結モードによる印刷処理動作へ移行
    させるように前記印刷動作切換手段を動作させる請求項
    28記載の画像形成システム。
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