JP2002254669A - 液体補給装置、および、それを備える記録装置 - Google Patents

液体補給装置、および、それを備える記録装置

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JP2002254669A
JP2002254669A JP2001057420A JP2001057420A JP2002254669A JP 2002254669 A JP2002254669 A JP 2002254669A JP 2001057420 A JP2001057420 A JP 2001057420A JP 2001057420 A JP2001057420 A JP 2001057420A JP 2002254669 A JP2002254669 A JP 2002254669A
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liquid
ink
cartridge
unit
storage chamber
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Tomohiro Kudou
朋宏 工藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体補給量を各カートリッジの液体タンク毎
に制御することができるとともに液体を回収することな
く一度の補給動作により補給することができ、しかも、
装置を簡略化することができること。 【解決手段】 サブインクタンク4が搭載されるキャリ
ッジ部材1をインク補給装置30に対向する位置まで移
動させ、その液量センサ29からの検出出力に基づいて
インク補給ポンプ23を作動させてサブインクタンク4
内の空気を排出することにより、メインタンクユニット
10からのインクをサブインクタンク4に補給するも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジに液
体を補給する液体補給装置、および、それを備える記録
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリアル方式のインクジェット記録装置
においては、一般に、記録媒体の記録面に対し相対的に
往復動せしめられる記録ヘッドユニットおよびその記録
ヘッドユニットにインクを供給するインクタンクが搭載
されるキャリッジ部材が備えられている。
【0003】例えば、医用画像などの高階調画像記録装
置では多数の濃度のインクが必要とされるので多階調記
録を行うにあたり、インクの種類の数の分だけインクを
貯留するインクタンクを記録ヘッドユニットに対し分離
着脱可能に搭載させるもの、あるいは、本体側に貯留タ
ンクが配備され、記録ヘッドユニット部と貯留タンクと
をチューブで連結してインクを記録ヘッドユニット部に
供給する機構を備えるものが提案されている。
【0004】医用画像記録装置において、主に診断画像
出力のメディアとしては、メディアの大きさも様々であ
るが一般的には等倍サイズでの画像出力が求められるの
で、例えば半切サイズ(354x430mm)などの比
較的大きなサイズのメディアが使われている。そのた
め、当該メディアに記録される際、多量のインクが必要
となる。前述のヘッド分離型インクタンクでは、インク
がなくなる度毎に、インクタンクを交換しなければなら
ない。また、そのような頻繁な交換を避けるためにイン
クタンクの容量を大容量化するならば、インクタンクを
装着して移動するキャリッジ部材自体の大型化を招いて
しまうことがある。
【0005】そこで、インクタンクへのインクの補給方
法は、例えば、上述したような、インクタンク内のイン
ク容量に比べて大なるインク容量を有するメインタンク
とインクタンクとをチューブで連結することにより補給
する方法、あるいは、メインタンクとインクタンクとを
チューブで連結することなく、記録動作中、非連結状態
であって、インクタンク内のインクの量が不足した場
合、記録動作が中止され、キャリッジ部材が補給用タン
クが配置されている補充地点まで移動せしめられて停止
し、その後、そのインクタンクと補給用タンクとが連結
された後、インクタンク内の制御弁を開放して補給用タ
ンクからインクタンク内にインク補給が行われる、所
謂、ピットイン方法が提案されている。
【0006】ピットイン方法のインクジェット記録装置
は、例えば、図13に示されるように、ガイドシャフト
85に矢印Aの示す移動方向に沿って往復動可能に支持
されるキャリッジ部材80と、キャリッジ部材80にお
ける後述する記録媒体Sの記録面に対向する部分に固定
され、記録媒体Sの記録面に対し記録動作を行う記録ヘ
ッドユニット82と、キャリッジ部材80に搭載され記
録ヘッドユニット82に各インクを供給するサブタンク
ユニット84と、記録ヘッドユニット82に対して吸引
回復処理等を行う回復処理ユニット81と、サブタンク
ユニット84に対しインクを補給する補給タンクユニッ
ト81と、ガイドシャフト85の下方に形成される記録
媒体搬送路90とを主な要素として含んで構成されてい
る。
【0007】キャリッジ部材80は、プーリ91Aおよ
び91Bに巻き掛けられるタイミングベルト86に連結
されている。プーリ91Aは、キャリッジ駆動用モータ
87の出力軸に固定されている。また、プーリ91B
は、筐体に回動可能に支持されている。
【0008】記録ヘッドユニット82は、互いに異なる
色のインクを記録媒体Sに向けて吐出する複数の吐出口
が記録媒体Sの搬送方向に沿って形成される吐出口列を
複数有している。各吐出口列は、矢印Aの示す方向に沿
って配列されている。
【0009】サブタンクユニット84は、例えば、記録
ヘッドユニット82の吐出口列に対応して矢印Aの示す
方向に沿って配列される4個のサブタンク4y、4m、
4c、4bから構成されている。各サブタンク4y〜4
bは、内側の貯留室に開閉弁を介し連通する補給口4p
を上端部に有している。
【0010】記録ヘッドユニット82の吐出口の目詰ま
りを防止し、記録ヘッドユニット82の吸引回復を行う
回復処理ユニット81は、記録媒体搬送路90の一方の
側方に設けられるホームポジションに配されている。ホ
ームポジションには、キャリッジ部材80が所定のタイ
ミングで待機する。回復処理ユニット81は、記録ヘッ
ドユニット82の各吐出口列に対応して設けられる複数
のキャッピング部材81cと、キャッピング部材81c
を記録ヘッドユニット82の吐出口面に密着させる位置
または離隔させる位置に移動させる移動機構部と、複数
のキャッピング部材81cが記録ヘッドユニット82の
吐出口面に密着されるとき、キャッピング部材81cを
通じてその内部を吸引しインクを外部に排出するインク
排出手段とを主な要素として含んで構成されている。
【0011】回復処理ユニット81の上方には、補給タ
ンクユニット83が設けられている。補給タンクユニッ
ト83は、サブタンク4y、4m、4c、4bに対応し
てそれぞれ設けられる補給タンク83y、83m、83
c、83bから構成されている。
【0012】各補給タンク83y、83m、83c、8
3bには、各サブタンク4y〜4bの補給口4pに選択
的にインクを注入する注入機構が設けられている。
【0013】また、補給タンクユニット83は、キャリ
ッジ部材80がホームポジションにあるとき、不図示の
駆動手段および注入機構により各サブタンク4y〜4b
の方向に移動可能に支持されている。
【0014】各補給タンク83y、83m、83c、8
3bには、キャリッジ部材80がホームポジションにあ
るとき、各サブタンク4y〜4bの補給口4pに対向し
た位置に注入口が配されている。その注入口は、通常
時、注入機構としてのバルブ機構により閉ざされてい
る。バルブ機構は、ばね等の付勢手段により弁体が押圧
されることにより、注入口を閉塞するように構成されて
いる。
【0015】補給タンクユニット83が各サブタンク4
y〜4bの補給口4pに向って下方に移動するとき、そ
の動作により注入口と補給口4pが接続されると共に、
そのバルブ機構が補給口4pへの挿入動作により開けら
れる。従って、補給動作が行われることとなる。なお、
インク補給のとき、所定量以上補給されて記録ヘッドユ
ニット82の吐出口からインクが漏れた場合を考慮し、
その漏れたインクをキャッピング部材81cで吸引する
ために、補給の際、記録ヘッドユニット82に予め、キ
ャッピング部材81cが密着される。
【0016】また、インク補給は、上述の例のように、
インク補給タンクを、サブインクタンクの上部に配置す
ることにより生じるインクの水頭圧を利用する補給方法
の他の方法としては、インクを貯留するインク袋を有す
るインク補給タンクからサブインクタンク内に補給する
にあたり、そのインク袋に対しばね等により外圧を加え
ることにより加圧補給する方法などがある。
【0017】さらに、サブインクタンクへのインク補給
量を制御するためにインク補給タンク内に補給用制御ポ
ンプが設けられ、所定量のインクをその補給用制御ポン
プにより加圧注入する方式も提案されている。
【0018】かかる構成において、キャリッジ部材80
が、矢印Aの示す方向に往復移動されるとき、画像記録
データに基づく所定のタイミングに応じて記録ヘッドユ
ニット82は、その記録媒体Sにインクを吐出口列別に
吐出させて画像を形成する。その際、給紙トレー88内
の記録媒体Sは、記録媒体搬送路90に沿って搬送さ
れ、記録ヘッドユニット82による一ライン走査分の記
録がなされる毎に所定量矢印Bの示す方向に向けて断続
的に送られる。
【0019】そして、適宜、記録動作が実行された後、
不図示の排出ローラによって矢印Cの示す方向に沿って
装置外に排出される。
【0020】なお、記録動作中または記録動作後、サブ
インクタンク84y〜84bのうちのいずれかのインク
貯留量が不足した場合、上述のように補給タンクユニッ
ト83の位置までキャリッジ部材80が移動せしめられ
てインク補給が各サブインクタンク84y〜84bごと
に同様に行われる。複数のインク色のインクが用いられ
記録される場合、実質的に、記録に使用する各インクの
使用頻度は違うので、各サブインクタンク内のインク残
量はばらついてしまう。
【0021】従って、そのため個々のサブインクタンク
毎に供給量を制御して補給することが必要となるのでそ
のインク補給量は、各サブインクタンク84y〜84b
ごとに制御されている。そのようなインク補給量の制御
方法としては、比較的少量の補給量で複数回に分けて補
給する方法、および、一律の所定の補給量で各サブイン
クタンク84y〜84bに補給した後、各サブインクタ
ンク84y〜84b個々に余剰のインクを回収する方法
(オーバーフロー方式)等が提案されている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述した水頭圧及び外
圧を用いた方法においては、その供給量を個々に調整す
ることは困難なので、上述のオーバーフロー方式が採用
され、記録ヘッドユニットからの余剰液をキャッピング
部材を介して吸引し、それを廃液処理部などに送液する
こととなる。
【0023】(1)しかし、上述のオーバーフロー方式
は、回収システムにより装置が大型化したり、あるい
は、回収したインクを再利用するシステムを装備しない
場合にはインクの無駄を招いてしまう虞がある。
【0024】(2)上述の比較的少量の補給量で複数回
に分けて補給する方法は、供給回数の増大に伴う記録動
作の停止期間が比較的長くなのでスループットが低下し
てしまうという問題もある。
【0025】(3)上述のように補充制御ポンプが設け
られる場合、ひとつのインク補給タンクに対してそれぞ
れ、補給制御ポンプを含む一対のインク供給機構が必要
なので供給機構及び記録装置が大型化してしまう場合が
ある。その際、インク色の種類が単一の場合、補給制御
ポンプを1台のみインク補給タンクに搭載し、各サブイ
ンクタンクに開閉弁が備えられるもとで、補給が必要な
サブインクタンクの開閉弁のみが開状態とされインクを
補給する方式も考えられるが、しかし、インク色の種類
が多くなると開閉弁操作が煩雑化してしまう。
【0026】以上の問題点を考慮し、本発明は、カート
リッジに液体を補給する液体補給装置、および、それを
備える記録装置であって、液体補給量を各サブ液体タン
ク毎に制御することができるとともに液体を回収するこ
となく一度の補給動作により補給することができ、しか
も、装置の簡略化を図ることができる液体補給装置、お
よび、それを備える記録装置を提供することを目的とす
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る液体補給装置は、液体を吐出する液
体吐出部と、液体の補給口を有し液体を貯留するととも
に液体吐出部に液体を供給する貯留室とを備える複数の
カートリッジの貯留室におけるそれぞれの該液体の液量
を検出する液量検出器と、カートリッジの補給口に一端
が個別に接続され液体補給部からの液体をそれぞれ供給
する液体供給路と、各カートリッジの貯留室内に選択的
に接続され、貯留室内の圧力を負圧とする負圧形成手段
と、液量検出器からの検出出力に基づいて液体供給路を
通じて供給される液体を貯留室内の液体残量が所定値と
なるまで補給するように前記負圧形成手段に動作を行な
わせる制御部とを備えて構成される。
【0028】本発明に係る液体補給装置を備える記録装
置は、上述の液体供給装置と、液体を吐出する液体吐出
部と、液体の補給口を有し液体を貯留するとともに液体
吐出部に供給する貯留室とを備える複数のカートリッジ
と、カートリッジを搭載するキャリッジ部材を記録媒体
の記録領域に対し相対的に移動させるキャリッジ部材駆
動手段と、キャリッジ部材駆動手段にキャリッジ部材を
記録媒体の記録領域に対し相対的に移動させる動作を行
わせるとともに、カートリッジの液体吐出部に液体吐出
動作を行なわせる制御部とを備えて構成される。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る液体補給装
置の第1実施例を、それが適用されたインクジェット記
録装置の要部とともに示す。
【0030】図1において、インクジェット記録装置
は、インクカートリッジが複数搭載され記録媒体7の記
録面に対向して往復動せしめられるキャリッジ部材1
と、キャリッジ部材1に着脱可能に搭載され後述する記
録ヘッドとサブインクタンクとが一体化された複数のイ
ンクカートリッジ20D1〜20D6と、各濃度のブラッ
クインクがそれぞれ貯留されるメインタンクユニット1
0と、インクカートリッジ20D1〜20D6におけるサ
ブインクタンク内にメインタンクユニット10における
各インクを補給する動作を行うインク補給装置30と、
記録媒体7が搬送される記録媒体搬送経路31とを含ん
で構成されている。
【0031】キャリッジ部材1は、その基部に互いに平
行に離隔して設けられる2個の貫通孔にそれぞれ摺動可
能に嵌合されるガイドシャフト5Aおよび5Bにより支持
されている。ガイドシャフト5Aおよび5Bの両端部は、
それぞれ、その記録装置内部に設けられるシャーシに固
定されている。キャリッジ部材1の背面部には、タイミ
ングベルト6が連結されている。タイミングベルト6
は、相対向して設けられるプーリ32Aおよび32Bに巻
き掛けられている。プーリ32Aは、駆動用モータ8の
出力軸に固定されている。また、プーリ32Bは、回転
軸を介して回動可能にシャーシに支持されている。駆動
用モータ8は、例えば、ステッピングモータとされ、後
述する制御部により制御される。
【0032】また、キャリッジ部材1の背面部には、微
小な複数のスリットがその移動方向に沿って形成される
リニアエンコーダ63のスリットを光学的に検出する検
出器が設けられている。リニアエンコーダ63は、ガイ
ドシャフト5Aおよび5Bの軸線に略平行に延在してい
る。キャリッジ部材1の移動制御は、リニアエンコーダ
63、および、不図示のキャリッジ初期位置検知に基づ
いて行われる。通常、キャリッジの初期位置は、記録ヘ
ッドのキャッピング位置(ホームポジション)に設定さ
れる。特にリニアエンコーダ63の分解能は、印字解像
度に相当する精度である。即ち、リニアエンコーダ63
は、300dpiから高分解能タイプでは1200dp
iを超える精度でキャリッジ部材1の位置出しが可能と
なっている。
【0033】インクカートリッジ20D1〜20D6は、
貯留されるインクの濃度を除き、互いに同一の構造なの
でインクカートリッジ20D1について説明し他のイン
クカートリッジについての説明を省略する。
【0034】インクカートリッジ20D1は、図2に示さ
れるように、最も濃度が低いブラックインクが貯留され
るサブインクタンク4と、サブインクタンク4からのイ
ンクを所定のタイミングで吐出口を通じて記録媒体7の
記録面に対して吐出することにより記録動作を行う記録
ヘッド2とを含んで構成されている。各サブインクタン
ク4には、濃度の互いに異なるブラックインクが貯留さ
れている。
【0035】なお、インクカートリッジ20D6におけ
るサブインクタンク4内のブラックインクの濃度が最も
高い濃度に設定されている。また、インクカートリッジ
20D2からインクカートリッジ20D5につれてサブ
インクタンク4内のブラックインクの濃度が順次、高く
なるように設定されている。
【0036】記録ヘッド部2は、例えば、バブルジェッ
ト(登録商標)式とされ、記録媒体7の搬送方向に沿っ
て配列された複数の吐出口に対応してそれぞれ形成され
るインク流路ごとに記録素子を有する記録素子基板と、
記録素子基板に接合されるオリフィスプレートとの間に
設けられ記録素子基板の各インク流路にそれぞれサブイ
ンクタンク4からのインクを供給する共通インク室2R
とを主な要素として備えている。
【0037】その記録素子基板は、記録素子としてイン
クを加熱し各吐出口を通じて吐出させる電気熱変換体と
してヒータを有している。各ヒータは、後述する制御部
からの駆動制御パルス信号に基づいて制御される。オリ
フィスプレートは、隣接するヒータ相互間を隔絶する複
数の隔壁を有している。従って、オリフィスプレートと
記録素子基板とが接合されることにより、複数のインク
流路および吐出口形成面3が形成されることとなる。
【0038】サブインクタンク4は、その外郭部の内側
に形成されブラックインクBIが貯留される貯留室4R
と、貯留室4R内の空気を選択的に排気する一方向開閉
弁18と、インク供給チューブ9d1の一端が接続され
貯留室4R内に連通する補給用ポート17と、を主な構
成要素として構成されている。
【0039】一方向開閉弁18は、外郭部における貯留
室4Rの内側に突出するハウジング18内に設けられて
いる。ハウジング18は、記録媒体7の搬送方向におけ
る下流側となる端部に形成される開口端4bに連通して
いる。開口端4bの位置は、各サブインクタンク4にお
いて互いに同一となる位置に形成されている。開口端4
bには、後述するボール弁12を位置規制する円筒状の
ブッシュ15が設けられている。一方向開閉弁18は、
弾性体で作られるブッシュ15の内周部に当接または離
隔されるボール弁12と、ボール弁12をブッシュ15
側に付勢するコイルバネ13とを含んで構成されてい
る。かかる構成により、一方向開閉弁18は、図5にお
いて拡大されて示されるように、ボール弁12がブッシ
ュ15の内周部から離隔せしめられるとき、ハウジング
18Hの透孔18aと開口端4bとが連通し開状態とさ
れる。これにより、その内部に形成される排気通路14
が開放されることとなる。一方、一方向開閉弁18は、
二点鎖線で示されるように、コイルバネ13の付勢力に
よりボール弁12がブッシュ15の内周部に当接してい
るとき、閉状態とされるので排気通路14が遮断される
こととなる。ブッシュ15がボール弁12と密着するこ
とにより、サブインクタンク4における気密性を高めて
いる。
【0040】ブッシュ15が設けられる部分よりも上部
には、後述する係合片26aが係合される凹部4aが設
けられている。
【0041】また、ブッシュ15が設けられる部分より
も下部には、後述する液量センサ29の検出用光ビーム
が透過するプリズム16が設けられている。プリズム1
6の位置は、基準となる貯留量に対応した液面の位置に
設定されている。
【0042】インク供給チューブ9d1の他端は、サブ
インクタンク4の貯留室4Rの内容積よりも大なる内容
積のインク室を有するメインタンクユニット10に接続
されている。これにより、メインタンクユニット10に
おけるインクカートリッジ20D1のインクに対応したイ
ンクがインク供給チューブ9d1を通じて供給される。
なお、他のインクカートリッジ20D2〜20D6にお
ける補給用ポートには、インク供給チューブ9d2〜9
d6の一端がそれぞれ接続されている。また、インク供
給チューブ9d2〜9d6の他端は、メインタンクユニ
ット10に接続されている。従って、インク供給チュー
ブ群9が、インク供給チューブ9d1〜9d6により形
成されることとなる。また、キャリッジ部材1上に搭載
することなく、メインタンクユニット10とサブインク
タンク4とをインク供給チューブ群9で連結し、装置本
体側にメインタンクユニット10を配置することによ
り、多量のインクを装置内に保持貯留することが可能に
なる。
【0043】キャリッジ部材1が所定のタイミングで待
機するために移動するホームポジションには、図1に示
されるように、回復処理ユニットにおけるキャッピング
ユニット11が設けられている。キャッピングユニット
11は、各インクカートリッジの記録ヘッドに対応して
それぞれ吸引部11d1〜11d6を有している。記録
ヘッド2の吐出口形成面3は、記録動作時以外において
はキャッピングユニット11により密閉かつ保護され
る。キャッピングユニット11の吸引部11d1〜11
d6は、後述する駆動用モータにより駆動される昇降機
構により、対向する記録ヘッド2の吐出口形成面3に対
し密着あるいは離隔せしめられる。
【0044】各吸引部11d1〜11d6は、それぞ
れ、図示が省略されるが、インクまたは空気を吸引する
吸引ポンプ部に接続されている。
【0045】キャリッジ部材1の移動方向に対し略直交
する方向に沿ってキャリッジ部材1の下方において記録
媒体7を搬送する記録媒体搬送経路31は、矢印Yの示
す方向に記録媒体7を搬送する給紙搬送ローラユニット
と、印刷された記録媒体を排出する排紙ローラユニット
と、記録ヘッドの真下となる位置における記録媒体7の
記録面を平坦とすべく下方側から支持するプラテンとを
備えている。給紙搬送ローラユニット、および排紙ロー
ラユニットは、後述する搬送用モータ65により駆動さ
れる。
【0046】インク補給装置30は、図1、図3および
図4に示されるように、ホームポジションに対向した所
定位置に固定されている。
【0047】インク補給装置30は、ベローズ部25お
よび吸引ノズル24を上述のサブインクタンク4の開口
端4bの周縁に近接または離隔させる回動台26と、回
動台26に設けられサブインクタンク4内の液量を検出
する液量センサ29と、回動台26の基部を支持する支
持軸34と、支持軸34の一端に固定され支持軸34を
回動させるギア28と、ギア28に噛み合う出力ギア2
7aを有する駆動用モータ27とを含んで構成されてい
る。
【0048】ガイドシャフト5Aおよび5Bに対し略平
行に配される支持軸34の一端は、図示が省略される軸
受けにより回動可能に支持されている。
【0049】回動台26における上部において、図3に
示されるように、ホームポジションに移動したキャリッ
ジ部材1におけるサブインクタンク4の開口端4bに対
向する部分には、ベローズ部25および吸引ノズル24
が設けられている。弾性体で作られたベローズ部25の
長さおよび外径は、図3に実線で示されるように、回動
台26がサブインクタンク4に近接した補給位置をとる
とき、その先端が開口端4bの周縁に所定の圧力で密着
するように設定されている。
【0050】弾性に富んだベローズ25は、吸引ノズル
24の先端よりも背丈が高くなっている。これは、サブ
インクタンク4との接続時、吸引ノズル24の先端がボ
ール弁12を押込み始める以前に、ベローズ部25がブ
ッシュ15と連結しサブインクタンク4内の気密性を保
持する作用がある。その際、回動台26、ベローズ2
5、吸引ノズル24により構成される吸引ジョイント部
21と吸引管22を通じて連通するインク補給用ポンプ
23側には、不図示の弁手段が設けられており、吸引管
22を通しての大気の置換がないように施される。その
結果、補給用ポート17からのインク漏れや吐出口形成
面3からのインクの流出が防止される。
【0051】また、ベローズ部25の内側に配される吸
引ノズル24の長さおよび外径は、図3に実線で示され
るように、回動台26がサブインクタンク4に近接した
補給位置をとるとき、図5に実線で示されるように、ブ
ッシュ15の内側を通じてボール弁12をコイルバネ1
3の付勢力に抗して押圧しブッシュ15から移動させ得
る長さに設定されている。
【0052】吸引ノズル24は、その内部に連通路と、
その連通路と外部とを連通させる透孔とを有している。
吸引ノズル24の一端には、吸引管22の一端が接続さ
れている。吸引管22の他端には、補給用ポンプ23の
吸引口が接続されている。
【0053】液量センサ29は、図3に実線で示される
ように、回動台26がサブインクタンク4に近接した補
給位置をとるとき、サブインクタンク4のプリズム16
に対向する位置に設けられている。液量センサ29は、
サブインクタンク4内のインクの液面の位置がプリズム
16の位置より低い場合、そのセンサー発光部からの照
射光はプリズム16を透過するが、一方、液面の位置が
プリズム16の位置に達するとき、インクによりプリズ
ム面が反射ミラーとなり照射光が反射され受光部に達す
る、従って、液量センサ29は、液面の位置を検出する
こととなる。
【0054】尚、液量センサはどのような形態でも良
く、例えば、サブインクタンク4内に所定の検出回路に
電気的に接続される2本の電極が垂れ下げられ、その先
端を所望の液面高さに設定しておけば、インクにより導
通状態とされることにより、同様の液位が検出できる。
【0055】回動台26におけるベローズ部25が設け
られる部分よりもさらに上部には、図3に実線で示され
るように、回動台26がサブインクタンク4に近接し補
給位置をとるとき、サブインクタンク4の凹部4aに係
合する係合片26aが設けられている。係合片26a
は、サブインクタンク4との接続のとき、吸引ノズル2
4の侵入に先立ってサブインクタンク4の凹部4aに所
望のテーパ等で案内されながら嵌り込むようになってお
り、確実な接続の一助となっている。
【0056】尚、上述の吸引ジョイント部21の接続動
作制御は、この方式に限らず多種多様に考えられ、望ま
しくは、排気通路14に対し吸引ジョイント部21が対
向する姿勢で接続させることで、より確実な接続が行わ
れる。
【0057】ギア28のモジュールは、出力ギア27a
のモジュールより大に設定されている。また、回動台2
6の回転角αは、図3に示されるように、回動台26が
サブインクタンク4に近接した補給位置、または、回動
台26がサブインクタンク4に対し離隔した待機した位
置をとるように設定されている。
【0058】本発明に係る液体補給装置の第1の実施例
および後述する実施例においては、図6に示されるよう
に、インク補給装置30の動作制御およびキャリッジ部
材1の移動制御等を行う制御部51をさらに備えてい
る。
【0059】制御部51には、図示が省略されるホスト
コンピュータからの記録媒体7の記録面に形成される画
像をあらわす画像データDGと、上述のリニアエンコー
ダ63および検出器からなるエンコーダユニット62か
らのキャリッジ部材1の絶対的な位置をあらわす検出出
力信号Seと、液量センサ29からの各サブインクタン
ク4内のインクの液量をあらわす検出出力信号Srとが
供給される。
【0060】制御部51は、後述する各駆動制御部を制
御するための演算、あるいは、所定の画像処理に関する
演算を行なう中央処理装置(CPU)52、リードオン
リーメモリ(ROM)53、ランダムアクセスメモリ
(RAM)54を含んで構成されている。ROM53に
は、CPU52の演算において実行される動作プログラ
ムデータなどが格納されている。RAM54には、CP
U52の演算において必要とされるイベント情報、およ
び、供給される検出出力信号などのデータが適宜格納さ
れる。
【0061】また、制御部51には,入力用画像メモリ
55、および、出力用画象メモリ56が接続されてい
る。
【0062】入力用画像メモリ55には、上述の画像デ
ータDGが所定の書き込みタイミング信号に基づいて書
き込まれている。また、CPU52の画像処理演算に応
じた所定の読み出しタイミング信号に基づいてデータM
DGとして読み出され、それがCPU52に転送され
る。出力用画象メモリ56には、データMDGに基づい
てCPU52により画像処理演算され、かつニ値化され
た画像データが所定の書き込みタイミング信号に基づい
て書き込まれる。また、後述する記録動作制御部57の
動作に応じた読み出しタイミング信号に基づいてデータ
MDG’としてFIFO形式により読み出され、それが
記録動作制御部57に転送される。
【0063】制御部51は、各記録ヘッド2の記録動作
の制御を行うにあたり、エンコーダユニット62からの
キャリッジ部材1の絶対的な位置をあらわす検出出力信
号Seに基づいてキャリッジ部材1の移動に同期したイ
ンク吐出を各記録ヘッド2に行なわせるべく、吐出タイ
ミング信号Cepを形成しそれを記録動作制御部57に
供給する。記録動作制御部57は、吐出タイミング信号
Cepおよび画像データMDG’に基づいて記録動作駆
動制御パルス信号群を形成しそれを各記録ヘッド2に供
給する。
【0064】その際、制御部51は、キャリッジ部材1
を所定距離の範囲内で往復動させるべく、制御信号Cc
を形成しそれをキャリッジ駆動制御部58に供給する。
キャリッジ駆動制御部58は、制御信号Ccに基づいて
駆動制御パルス信号を形成しそれをキャリッジ駆動用モ
ータ8に供給する。
【0065】勿論、後述する補給動作のように、サブイ
ンクタンク4の位置も同様にカウント値を記憶保存させ
ることにより、どのサブインクタンク4でもキャリッジ
部材1とともに、吸引ジョイント部21と対向する位置
に停止させることが出来るのは言うまでもない。なお、
一旦初期位置まで帰還して累積されたキャリッジ1の絶
対値データの誤差をRESETさせた後、所望のインク
カートリッジのサブインクタンク4が吸引ジョイント部
21に対向するようにキャリッジ1を移動させた方がよ
り確実な位置出しとなる。
【0066】さらに、制御部51は、記録媒体7を記録
ヘッド2に対向する所定の記録位置まで記録媒体搬送路
31上を搬送させ、また、記録ヘッド2の記録動作に応
じて断続的に記録媒体7を搬送すべく、制御信号Cmを
形成しそれを記録媒体搬送駆動制御部59に供給する。
記録媒体搬送駆動制御部59は、制御信号Cmに基づい
て駆動制御信号を形成しそれを搬送用モータ65に供給
する。
【0067】制御部51は、記録動作終了後、記録ヘッ
ド2の吐出口形成面3の乾燥防止および保護のためのキ
ャッピング部材11の密着動作、または、吐出口の目詰
まりを回復させメニスカスを安定状態に保つための吸引
回復動作を行なうべく、キャリッジ部材1をホームポジ
ションに移動させた後、制御信号Crを形成しそれを回
復処理動作制御部60に供給する。回復処理動作制御部
60は、制御信号Crに基づいて駆動制御信号を形成し
それを回復処理駆動用モータ66に供給する。
【0068】制御部51は、各インクカートリッジ20
D1〜20D6のサブインクタンク4ごとにインクを所
定量ごと補給するにあたり、常時、サブインクタンク4
内のインク残量を監視している。サブインクタンク4内
のインク残量の監視する一つの方法としては、記録ヘッ
ド2のインクの吐出回数を累積演算しておき、1回の吐
出量を既知とした場合、その吐出量と累積吐出回数とを
乗算して使用インク量を割出し、初期のインク貯留量か
らそれを減算することにより検出する方法である。また
は、サブインクタンク4の底部にインク残量検出センサ
ーが取り付けられてもよい。その場合、そのインク残量
検出センサーは、あるレベル以下のインク保有量となる
とき、検出出力を送出し、制御部51がその検出出力に
基づいて監視することも可能である。
【0069】制御部51は、例えば、インクカートリッ
ジ20D6のサブインクタンク4のインク残量が所定値
以下であると判断した場合、先ず、記録動作を中断し、
あるいは、所定領域の記録動作終了後、キャリッジ部材
1を、インクカートリッジ20D6のブッシュ15の中
心位置が、図7(A)に示されるように、吸引ジョイン
ト部21のベロース部25の中心位置に対向するように
移動させるべく制御信号Ccを形成しそれをキャリッジ
駆動制御部58に供給する。
【0070】その際、各インクの使用量は画像データに
基づいて決められ通常は均等でなく、従って、各色のイ
ンクの吐出が行われるため各色毎の使用量に差異が生じ
る。また、同時に2以上のサブインクタンクの残量が残
量不足になることは稀であって、ある濃度のインクから
1色づつ単数で残量が不足していく傾向にある。
【0071】次に、制御部51は、キャッピング部材1
1を記録ヘッド2に密着させるべく、制御信号Crを形
成しそれを回復処理動作制御部60に供給する。
【0072】続いて、制御部51は、図7(B)および
(C)に示されるように、吸引ジョイント部21のベロ
ーズ部25をブッシュ15に密着させるべく、制御信号
Csを形成しそれをインク補給動作制御部61に供給す
る。インク補給動作制御部61は、制御信号Csに基づ
いて駆動信号を形成しそれを上述の駆動用モータ27に
供給する。
【0073】これにより、図8(A)および(B)に示
されるように、最初にベローズ25がブッシュ15と連
結状態となり、その結果、タンク−排気系の気密が確保
される。更に、吸引ノズル24がボール弁12をコイル
バネ13の付勢力に抗して押込む。吸引ノズル24の先
端がハウジング18H内に侵入することにより、サブイ
ンクタンク4内とインク補給ポンプ23の吸引口との間
の排気通路14が連通状態とされる。
【0074】同時に、液量センサ28もサブインクタン
ク4におけるプリズム16に対向する位置にセットされ
る。
【0075】その際、他のインクカートリッジ(D1−
D5)のサブインクタンク4は、ボール弁12の閉塞作
用により密閉が保たれている。また、適切な水頭差等の
負圧保持手段により、液面及び吐出口形成面3は、定常
な状態を保っている。
【0076】続いて、インク補給動作制御部61は、液
量センサ29からの所定量以上補給されたことをあらわ
す検出出力信号Srが到来するまで吸引動作を行なわせ
るべく、所定のタイミングで駆動信号を形成しそれを補
給ポンプ23に供給する。
【0077】これにより、インク補給ポンプ23が作動
状態とされ、サブインクタンク4内の空気が、吸引管2
2を介して吸引され外部に排気されるのでサブインクタ
ンク4内の負圧が高められる。
【0078】従って、図7(C)および図8(C)に示
されるように、排気された容積分だけ矢印に示す方向に
沿って、メインインクタンク10からインク供給管9d
6、補給ポート17を通じてインクがサブインクタンク
4内に流入し始める。
【0079】更に排気が続行されることにより、サブイ
ンクタンク4にインクがさらに補給されることとなる。
【0080】インク補給を行われている間、液量センサ
29は、図8(D)に示されるように、インクの液面が
所定の位置まで到達したとき、液量センサ29は、所定
量補給されたことをあらわす検出出力信号Srを制御部
51に送出する。
【0081】従って、制御部51は、その信号に基づい
て制御信号Csの送出を停止する。これにより、インク
補給ポンプ23が非作動状態となり、サブインクタンク
4の補給が終了する。
【0082】そして、制御部51は、図8(E)に示さ
れるように、吸引ジョイント部21をサブインクタンク
4に対し離隔させるべく、制御信号Csfを形成しそれ
をインク補給動作制御部61に供給する。
【0083】これにより、吸引ジョイント部21のベロ
ーズ25は、ブッシュ15から離隔される。その際、そ
れに伴いコイルバネ13の付勢力により、ボール弁12
が排気通路14を閉塞するので再び、サブインクタンク
4内の気密が保たれることとなる(図8(A)参照)。
【0084】以上の補給動作が完了するとき、制御部5
1は、中断していた記録動作を続行するか、或いは記録
動作が終了している場合、既にキャッピング部材11に
より、吐出口形成面3はキャッピングされているので次
の印字指令或いは回復動作指令が供給されるまでその状
態で待機する。
【0085】一方、インクカートリッジ20D2に対し
ての補給動作においては、制御部51は、インクカート
リッジ20D2のサブインクタンク4のインク残量が所
定値以下であると判断した場合、先ず、記録動作を中断
し、あるいは、所定領域の記録動作終了後、キャリッジ
部材1を、インクカートリッジ20D2のブッシュ15
の中心位置が、図9(A)に示されるように、吸引ジョ
イント部21のベロース部25の中心位置に対向するよ
うに移動させるべく制御信号Ccを形成しそれをキャリ
ッジ駆動制御部58に供給する。
【0086】その際、インクカートリッジ20D2のサ
ブインクタンクと吸引ジョイント部21とが対向する位
置は、キャリッジ部材1の初期位置(ホームポジショ
ン)より手前装置内側に相当する。
【0087】次に、制御部51は、制御部51は、キャ
ッピング部材11を記録ヘッド2に密着させるべく、制
御信号Crを形成しそれを回復処理動作制御部60に供
給する。
【0088】その際、キャッピング部材11の構成を、
吸引ジョイント部21に対応した位置に配された1個の
キャッピング部材により独立して動作可能な構成として
もよい。このような場合、実際にキャッピングが行なわ
れるのはインクカートリッジD2の記録ヘッドに対して
だけであり、他の記録ヘッド用のキャッピング部材は、
キャッピングされない状態で止まっている。
【0089】また、記録ヘッド2の吐出口形成面3およ
びサブインクタンク4内の液面は、各ボール弁12の閉
塞作用と不図示のインクタンク負圧保持手段により定常
な状態が保たれている。
【0090】続いて、制御部51は、図9(B)に示さ
れるように、吸引ジョイント部21のベローズ部25を
ブッシュ15に密着させるべく、制御信号Csを形成し
それをインク補給動作制御部61に供給する。インク補
給動作制御部61は、制御信号Csに基づいて駆動信号
を形成しそれを上述の駆動用モータ27に供給する。
【0091】これにより、キャッピング動作が完了して
吐出口形成面の密閉状態が確保されるとき、吸引ジョイ
ント部21のベロース部25がサブインクタンク4のブ
ッシュ15に連結される。次に、上述した同様に補給動
作が行なわれる。
【0092】そして、制御部51は、図8(E)に示さ
れるように、吸引ジョイント部21をサブインクタンク
4に対し離隔させるべく、制御信号Csfを形成しそれ
をインク補給動作制御部61に供給する。
【0093】これにより、吸引ジョイント部21が待機
位置となり、キャッピング部材11が記録ヘッド2に対
し離隔されるとともに、キャリッジ部材1は、初期位置
に帰還する。制御部51は、次の印字指令が到来するま
で待機する。
【0094】以上説明したように、 (1)吸引ジョイント部1系統のみで必要な単一のサブ
インクタンクに対応してインク補給動作を行うことによ
り、全サブインクタンク分の専用排気系統を用意しなく
て済み、かつ、1個の液量センサにより、複数のサブイ
ンクタンク内の所定の基準保有量の検知を検出すること
が可能であり、結果としてインクの無駄が少なくなる。
【0095】(2)液量センサにより所望の基準保有量
まで充分に補充することが可能であり、従って、効率良
い補給を行うことが可能となる。
【0096】(3)インク供給経路においては、供給管
を通じてメインタンクユニットとサブインクタンクとが
常時連結しており、一方、サブインクタンク4に対し着
脱可能な排気系はインクが通らないのでベローズ25と
ブッシュ15との連結時のリークによるインク漏れだし
の発生する虞も少ない。
【0097】(4)インク補給ポンプ23をチューブポ
ンプ型とし、仮に液量センサーが何らかの原因で故障し
た場合でも、排気系の吸引管22の終端が廃インク吸収
体やボトル内等に配されることにより、装置安全上でも
優位である。
【0098】(5)サブインクタンク4の液量センサの
検出出力に基づいて、メインインクタンク10の残量不
足も推測することが出来る。
【0099】なぜならば、インク補給時、所定時間内に
インク液面がセンサ地点まで到達せずに補給が途中で終
了してしまった場合、メインインクタンク10側の残量
不足が考えられるからである。
【0100】その際、表示ディスプレイ等にインクタン
ク残量確認のメッセージが表示されることにより、メイ
ンインクタンク交換を促すことも可能となる。つまり、
メインインクタンク側に残量検知手段を設ける必要がな
く、記録装置の簡素化が図れる。
【0101】(6)吸引ジョイント部21と複数のサブ
インクタンク4のうちの一つのインクタンクとをキャリ
ッジ部材1の初期位置、即ち、全記録ヘッド2がキャッ
ピングされる位置で丁度対向させる場合、インク補給終
了時点が印字スタンバイ状態となるのでキャリッジ初期
位置復帰等の時間ロスを避けることが出来る。
【0102】その際、その一つのサブインクタンクのイ
ンクを、搭載する全インクの種類の中で最も交換頻度の
高いインクの種類のインクとして配置すれば、それだけ
時間ロスの累積が減りより効率的な動作が可能となる。
【0103】(7)そのキャリッジ部材1の移動方向に
関して最も装置内側寄りに吸引ジョイント部21を配置
すれば、キャリッジ部材1がキャッピング部材11を超
えて装置外側方向へ移行することはなく、その結果、キ
ャリッジ部材1の制御範囲及び時間的ロスの短縮が図
れ、また、装置寸法の拡大も防げることとなる。
【0104】図10、図11、図12(A)〜図12
(C)は、本発明に係る液体補給装置の第2実施例を、
それが適用されたインクジェット記録装置の要部ととも
に示す。
【0105】図1に示される例では、吸引ジョイント部
21は、キャリッジ部材1の移動方向に対して相対的に
移動することなく、所定位置に固定されるものである
が、図10に示される例においては、後述する吸引部支
持体75、シャーシ71、ベローズ25、吸引ノズル2
4を含んでなる吸引ジョイント部72は、キャリッジ部
材1の移動方向に対して追従して移動可能に支持されて
いる。
【0106】なお、図10、図11、図12(A)、
(B)、(C)に示される例においては、図1に示され
る例において同一とされる構成要素について同一の符号
を付して示し、その重複説明を省略する。
【0107】インク補給装置77のシャーシ71は、図
12(A)に示されるように、ホームポジションに対向
した所定位置に固定されている。
【0108】インク補給装置77は、ベローズ部25お
よび吸引ノズル24を、上述のサブインクタンク4の開
口端4bの周縁に近接または離隔させる回動台としての
シャーシ71と、シャーシ71に設けられるガイドシャ
フト73にキャリッジ部材1の移動方向に沿って移動可
能に支持される吸引部支持体75と、シャーシ71の基
部を支持する支持軸76と、支持軸76の一端に固定さ
れ支持軸76を回動させるギア28と、ギア28に噛み
合う出力ギア27aを有する駆動用モータ27とを主な
要素として含んで構成されている。
【0109】ガイドシャフト73の両端部は、それぞ
れ、シャーシ71に固定されている。ガイドシャフト7
3は、吸引部支持体75の貫通孔に挿入されている。
【0110】吸引部支持体75は、その上部にサブイン
クタンク4の凹部4aに係合する係合片75bを有して
いる。また、吸引部支持体75の上部における内側に
は、シャーシ71の折曲部71aに係合される溝部75
aが形成されている。
【0111】これにより、吸引部支持体75は、ガイド
シャフト73およびシャーシ71の折曲部71aに案内
されつつ移動可能に支持されることとなる。
【0112】また、シャーシ71における吸引部支持体
75の上部に対向する部分には、吸引部支持体75を所
定の圧力で付勢する付勢手段74が設けられている。
【0113】この付勢手段74により、吸引部支持体7
5のシャーシ71に対する相対的な初期位置が規制され
て設定されることとなる。
【0114】支持軸76は、図示が省略される軸受部に
より回動可能に支持されている。
【0115】かかる構成において、例えば、インクカー
トリッジ20D2についての補給動作の場合、制御部5
1は、インクカートリッジ20D2のサブインクタンク
4のインク残量が所定値以下であると判断した場合、先
ず、記録動作を中断し、あるいは、所定領域の記録動作
終了後、キャリッジ部材1を、インクカートリッジ20
D2のブッシュ15の中心位置が、図12(A)に示さ
れるように、吸引ジョイント部72のベロース部25の
中心位置に対向するように移動し停止させるべく制御信
号Ccを形成しそれをキャリッジ駆動制御部58に供給
する。
【0116】次に、制御部51は、図9(B)に示され
るように、吸引ジョイント部72のベローズ部25をブ
ッシュ15に密着させるべく、制御信号Csを形成しそ
れをインク補給動作制御部61に供給する。インク補給
動作制御部61は、制御信号Csに基づいて駆動信号を
形成しそれを上述の駆動用モータ27に供給する。従っ
て、図12(B)に示されるように、吸引ジョイント部
72のベロース部25がサブインクタンク4のブッシュ
15に連結される。
【0117】続いて、制御部51は、図12(C)に示
されるように、その連結状態を保ちつつキャリッジ部材
1をホームポジションに戻すべく、制御信号Ccを形成
しそれをキャリッジ駆動制御部58に供給する。吸引ジ
ョイント部72は、付勢手段74の付勢力に抗して移動
されキャリッジ1と連結したまま追従する。
【0118】続いて、制御部51は、キャッピング部材
11を記録ヘッド2に密着させるべく、制御信号Crを
形成しそれを回復処理動作制御部60に供給する。
【0119】ここで、キャリッジ部材1が常に初期位置
(ホームポジション)において、記録ヘッド2に対しキ
ャッピングが行われるのでキャッピング部材11のうち
の一つの吸引部は、常に各色ノズル列に対していつも特
定のインク色の吐出口列とのみキャッピングすることに
なる。その結果、キャッピング部材11にインクが付着
しても、対応しない異なるインクが他の吐出口列に対し
て接触することはないので各吐出口列が混色することを
防ぐことができ、安定した画質を提供することが可能と
なる。
【0120】続いて、上述した同様に補給動作が行なわ
れる。
【0121】インク補給ポンプ23の排気が開始される
とき、メインインクタンク10よりインク供給チューブ
9d2を通じてサブインクタンク4ヘのインク供給が始
まり、液量センサ29の液面レベルの検出に基づいて所
定量のインクが貯留される。
【0122】補給動作が終了するとき、制御部51は、
上述の連結状態を保ちつつキャリッジ部材1を、吸引ジ
ョイント部72を図12(A)に示す初期位置に戻すた
めに制御信号Ccを形成しそれを供給する。これによ
り、吸引ジョイント部72が付勢手段74により固定さ
れる。
【0123】そして、制御部51は、図8(E)に示さ
れるように、吸引ジョイント部72をサブインクタンク
4に対し離隔させるべく、制御信号Csfを形成しそれ
をインク補給動作制御部61に供給する。
【0124】これにより、吸気ジョイント部72が待機
状態となり、キャッピング部材11が記録ヘッド2に対
し離隔されるとともに、キャリッジ部材1は、初期位置
に帰還する。制御部51は、次の印字指令が到来するま
で待機する。
【0125】以上の様に、キャリッジ部材1の移動に吸
引ジョイント部72を追従させ、常時、初期位置(ホー
ムポジション)で記録ヘッド2をキャッピングしてから
補給動作を行うことにより、その吐出口列の混色を防止
することができるので画質の劣化を防げる。
【0126】また、上記機構によらず、吸引ジョイント
部72を、単独でモータ等の適切な駆動制御により移動
され、所望のサブインクタンク位置でそのサブインクタ
ンクに連結させるようにしても同様の効果が得られる。
【0127】従って、ピットイン形式のインク補給にお
いて、吸引ジョイント部及び補給用ポンプ1系統を備
え、複数のサブインクタンクの中で補給が必要な単一の
サブインクタンクに対してインク補給動作を行うことで
全サブインクタンク分の専用排気系統を設ける必要がな
く装置の簡素化が図れる。
【0128】また、所望のサブインクタンクと連結する
際にキャリッジが吸引ジョイント部とサブインクタンク
を対向させるべく移行するのに印字用高精度エンコーダ
を利用できるために正確な位置出しが可能となる。
【0129】吸引ジョイント部に1個のインクレベルセ
ンサを搭載することで複数のサブインクタンクの満杯検
知を検出することが可能である。
【0130】インクレベルセンサにより各サブインクタ
ンクとも所定の量まで充分に補給することが可能であり
効率良い充填を行うことが可能となる。サブインクタン
クの満杯検知センサは大容量インクタンクの残量不足も
推測することが出来るため大容量インクタンク側に残量
検知手段を設ける必要がなく、装置の簡素化が図れる。
【0131】インク供給経路は供給管とインクタンクと
で常時連結させ、一方、着脱可能な排気系はインクが通
らないことにより、安定したインク供給であって連結時
のリークによるインク漏れだしの発生する虞も少ない。
【0132】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る液体補給装置、および、それを備える記録装置に
よれば、制御部が、液量検出器からの検出出力に基づい
て液体供給路を通じて供給される液体を貯留室内の液体
残量が所定値となるまで補給するように吸引手段に動作
を行なわせるので液体補給量を各カートリッジの液体タ
ンク毎に制御することができるとともに液体を回収する
ことなく一度の補給動作により補給することができ、し
かも、装置を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体補給装置の第1の実施例を、
それが適用された記録装置の要部とともに示す。
【図2】図1に示されるサブインクタンクの構成を示す
断面図である。
【図3】図1に示されるインク補給装置の概略の構成を
示す断面図である。
【図4】図3に示される例における側面図である。
【図5】図3に示される例における吸引ジョイント部
と、サブインクタンクの排気通路とを拡大して示す部分
拡大断面図である。
【図6】図1に示される例に備えられる制御部の構成を
示すブロック図である。
【図7】(A)、(B)、(C)は、それぞれ、図1に
示される例における動作説明に供される図である。
【図8】(A)、(B)、(C)、(D)、(E)は、
それぞれ、図1に示される例における補給動作説明に供
される図である。
【図9】(A)、(B)は、それぞれ、図1に示される
例における動作説明に供される図である。
【図10】本発明に係る液体補給装置の第2の実施例に
おけるインク補給装置の概略の構成を示す断面図であ
る。
【図11】図11に示めされる例における側面図であ
る。
【図12】(A)、(B)、(C)は、それぞれ、図1
0に示される例における動作説明に供される図である。
【図13】従来の装置の説明に供される斜視図である。
【符号の説明】
2 記録ヘッド 4 サブインクタンク 9 インク供給管群 10 メインタンクユニット 20 インクカートリッジ 21、72 吸引ジョイント部 23 インク補給ポンプ 29 液量センサ 30、77 インク補給装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を吐出する液体吐出部と、該液体の
    補給口を有し該液体を貯留するとともに該液体吐出部に
    該液体を供給する貯留室とを備える複数のカートリッジ
    の貯留室におけるそれぞれの該液体の液量を検出する液
    量検出器と、 前記カートリッジの補給口に一端が個別に接続され液体
    補給部からの液体をそれぞれ供給する液体供給路と、 前記各カートリッジの貯留室内に選択的に接続され、該
    貯留室内の圧力を負圧とする負圧形成手段と、 前記液量検出器からの検出出力に基づいて前記液体供給
    路を通じて供給される液体を前記貯留室内の液体残量が
    所定値となるまで補給するように前記負圧形成手段に動
    作を行なわせる制御部と、を具備して構成される液体補
    給装置。
  2. 【請求項2】 前記カートリッジを前記負圧形成手段に
    対し相対的に移動させる移動手段をさらに備え、 前記複数のカートリッジにおいて補給が必要とされるカ
    ートリッジを前記移動手段が前記負圧形成手段に対し移
    動させ、該負圧形成手段が該カートリッジの貯留室内に
    選択的に接続されることを特徴とする請求項1記載の液
    体補給装置。
  3. 【請求項3】 前記カートリッジが前記移動手段により
    前記負圧形成手段に対し移動せしめられる場合、該負圧
    形成手段が該カートリッジの貯留室内に選択的に接続さ
    れる状態のとき、前記カートリッジの液体吐出部を選択
    的に密閉状態とするキャッピング部材をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の液体補給装置。
  4. 【請求項4】 前記カートリッジは、選択的に外気と前
    記貯留室との間を連通状態または閉状態とする弁体を有
    する開閉手段を備えることを特徴とする請求項1記載の
    液体補給装置。
  5. 【請求項5】 前記負圧形成手段は、前記開閉手段の弁
    体が前記連通状態とするとき前記貯留室内の空気を導出
    する排気通路と、該排気通路を前記貯留室に接続する接
    続機構と、前記開閉手段の弁体が連通状態とするとき、
    前記排気通路を通じて前記空気を吸引する吸引手段とを
    含んでなることを特徴とする請求項4記載の液体補給装
    置。
  6. 【請求項6】 液体を吐出する液体吐出部と、該液体の
    補給口を有し該液体を貯留するとともに該液体吐出部に
    該液体を供給する貯留室とを備える複数のカートリッジ
    の貯留室におけるそれぞれの該液体の液量を検出する液
    量検出器と、 前記カートリッジの補給口に一端が個別に接続され液体
    補給部からの液体をそれぞれ供給する液体供給路と、 移動可能に配され前記各カートリッジの貯留室内に選択
    的に接続され該貯留室内の空気を導出する排気通路を有
    し、該貯留室内の圧力を該排気通路を通じて負圧とする
    負圧形成手段と、 前記カートリッジを前記負圧形成手段の排気通路に対し
    相対的に移動させる移動手段と、 前記カートリッジの液体吐出部を選択的に密閉状態とす
    るキャッピング部材と、 前記カートリッジが前記移動手段により前記負圧形成手
    段の排気通路に対し移動せしめられ、該負圧形成手段の
    排気通路が該カートリッジの貯留室内に接続されると
    き、前記移動手段に該排気通路の接続状態を維持しつつ
    該排気通路を所定位置に移動させる動作を行なわせた
    後、前記キャッピング部材に、前記前記カートリッジの
    液体吐出部を密閉状態とする動作を行なわせるととも
    に、前記負圧形成手段に、前記液量検出器からの検出出
    力に基づいて前記液体供給路を通じて供給される液体を
    前記貯留室内の液体残量が所定値となるまで補給するよ
    うに動作を行なわせる制御部と、 を具備して構成される液体補給装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1記載の液体供給装置と、 液体を吐出する液体吐出部と、該液体の補給口を有し該
    液体を貯留するとともに該液体吐出部に供給する貯留室
    とを備える複数のカートリッジと、 前記カートリッジを搭載するキャリッジ部材を記録媒体
    の記録領域に対し相対的に移動させるキャリッジ部材駆
    動手段と、 前記キャリッジ部材駆動手段に前記キャリッジ部材を記
    録媒体の記録領域に対し相対的に移動させる動作を行わ
    せるとともに、前記カートリッジの液体吐出部に液体吐
    出動作を行なわせる制御部と、 を具備して構成される液体供給装置を備える記録装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項2記載の液体供給装置と、 液体を吐出する液体吐出部と、該液体の補給口を有し該
    液体を貯留するとともに該液体吐出部に供給する貯留室
    とを備える複数のカートリッジと、 前記カートリッジを搭載するキャリッジ部材を記録媒体
    の記録領域に対し相対的に移動させるキャリッジ部材駆
    動手段と、 前記キャリッジ部材駆動手段に前記キャリッジ部材を記
    録媒体の記録領域に対し相対的に移動させる動作を行わ
    せるとともに、前記カートリッジの液体吐出部に液体吐
    出動作を行なわせる制御部と、 を具備して構成される液体供給装置を備える記録装置。
  9. 【請求項9】 前記キャッピング部材に相対向して配さ
    れる前記負圧形成手段の排気通路の接続側部分は、前記
    記録媒体の記録領域に隣接して配されていることを特徴
    とする請求項8記載の液体供給装置を備える記録装置。
  10. 【請求項10】 前記キャリッジ部材が前記キャッピン
    グ部材に相対向して配されるとき、前記複数のカートリ
    ッジのうち交換頻度が比較的多いカートリッジが、前記
    キャリッジ部材において前記記録媒体の記録領域に隣接
    して搭載されていることを特徴とする請求項8記載の液
    体供給装置を備える記録装置。
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