JP2002254614A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP2002254614A
JP2002254614A JP2001061944A JP2001061944A JP2002254614A JP 2002254614 A JP2002254614 A JP 2002254614A JP 2001061944 A JP2001061944 A JP 2001061944A JP 2001061944 A JP2001061944 A JP 2001061944A JP 2002254614 A JP2002254614 A JP 2002254614A
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JP
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holder
carriage
spring
torsion spring
locking portion
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JP2001061944A
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English (en)
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Yasushi Saeki
康 佐伯
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクペンカートリッジが着脱されるホルダ
ーを前傾姿勢に傾かせるためのトーションばねに圧縮ば
ね機能を持たせることによって、ホルダーの横方向のが
たつきをなくする。 【解決手段】 ホルダー2を横向き支軸21を介してキ
ャリッジ1に前後に揺動可能に取り付ける。ホルダー2
に設けた突起22にトーションばね3の巻線部31を嵌
合すると共に、トーションばね3の一端側係止部32を
ばね受面12にスライド自在に係止し、かつ、トーショ
ンばね3の他端側係止部33をホルダー2に係止させ
る。トーションばね3の一端側係止部32の中間部を、
キャリッジ1側のばね荷重受部5にスライド自在に弾圧
係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印字装置、特に、横
移動可能なキャリッジに、インクペンカートリッジが装
着されるホルダーを垂直姿勢と前傾姿勢との間で前後に
揺動可能に取り付けたタイプの印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこのタイプの印字装置に採用され
ているキャリッジやホルダーを図10に一部破断した正
面図で示してある。同図において、キャリッジ1には横
に並んだ2つのホルダー2,2が取り付けられていて、
図示していない水平なガイドシャフトによって横移動が
案内され、その横移動中に、ホルダー2,2に装着され
たインクペンカートリッジ(不図示)による印字が行わ
れる。
【0003】ホルダー2の下端部左右両側のそれぞれに
横向き支軸21が同心に設けられており、それらの横向
き支軸21がキャリッジ1の下端部左右両側のそれぞれ
に同心に設けられた軸孔11に回転自在に嵌合されてい
る(なお、図10には片側の横向き支軸21と軸孔11
との嵌合箇所だけが示されている)。そして、横向き支
軸21と軸孔11との嵌合箇所を中心としてホルダー2
が図示した垂直姿勢と図示していない前傾姿勢との間で
前後に揺動可能になっている。そして、一方側の横向き
支軸21に嵌合された圧縮状態のコイルばねでなるバイ
アスばね5によりホルダー2が横方向に弾発付勢されて
いるのに対し、そのように弾発付勢されたホルダー2の
横方向位置を規制する基準受面が、他方側の横向き支軸
21の嵌合された軸孔が形成されているキャリッジ1側
の壁部(不図示)に備わっている。
【0004】ホルダー2の側面にその揺動中心位置より
も上位に位置する突起22が横向きに突設されていて、
この突起22に、トーションばね3のコイル状の巻線部
31が嵌合されている。しかも、この巻線部31の一端
から接線方向に延び出たまっすぐな一端側係止部32の
先端部32aが、キャリッジ1に設けられた上向きのば
ね受面12に前後にスライド自在に係止されていると共
に、巻線部31の他端から接線方向に延び出たまっすぐ
な他端側係止部(不図示)がホルダー2の側面に設けら
れたばね受け部23に係止されている。そして、このト
ーションばね3によって、ホルダー2が常時前傾姿勢側
に付勢されている。4はキャリッジ1に開閉動可能に取
り付けられたカバーで、このカバー4を閉動させて垂直
姿勢のホルダー2に連結することによりホルダー2の垂
直姿勢が保たれるようになっている。
【0005】これによると、キャリッジ1とホルダー2
との取付箇所に不可避的に存在する横方向のがたつきが
上記バイアスばね5による付勢作用と上記基準受面によ
る位置決め作用とによって解消されるので、キャリッジ
1が横移動して印字が行われるときにホルダー2が横方
向にがたついてインクペンカートリッジによる印字品質
が低下するという事態が起こらなくなる。
【0006】一方、特開平7−314660号公報に
は、横移動可能なキャリッジにインクジェットカートリ
ッジを直接に装着する構造を持ったインクジェット記録
装置についての記載がある。このものでは、キャリッジ
に一体に設けられた舌片状の弾性体突部でインクジェッ
トカートリッジを横方向に弾圧させることによって、キ
ャリッジに装着されたインクジェットカートリッジの横
方向でのがたつきが防止されるとされている。
【0007】また、特開平11−192719号公報に
は、キャリッジのカートリッジ収容室に収容したインク
カートリッジを、キャリッジの背壁に前側から押し付け
てインクカートリッジの前後方向のがたつきを防ぐこと
が示唆されている。
【0008】さらに、特開平11−170557号公報
には、ホルダー機能を備えたキャリッジに設けた複数の
リブとそのキャリッジに装着したインクカートリッジに
設けた複数のリブとを横方向で噛み合わせることによっ
てインクカートリッジを位置決めすることが記載されて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の印字装置では、
図10で説明したようにキャリッジ1に取り付けられて
いるホルダー2にインクペンカートリッジを着脱するよ
うになっていて、ホルダー2に対してインクペンカート
リッジを着脱するときには、その着脱操作を容易にする
ためにトーションばね3の付勢力によってホルダー2が
自然に前傾姿勢に傾くようになっている。このものにお
いて、インクペンカートリッジの着脱に際してホルダー
2が自然に前傾姿勢に傾かせる機能を具備させておくた
めには、ホルダー2を前傾姿勢側に常時付勢しておくこ
とが不可欠であり、そのためにトーションばね3を用い
ている。また、バイアスばね5を用いてホルダー2の横
方向でのがたつきを防止しているので、上記したトーシ
ョンばね3の他に余分にバイアスばね5が必要になり、
それだけ部品点数が増え、しかも、バイアスばね5の取
付部分の構造によってキャリッジ1やホルダー2の構造
が全体的に複雑になる。このように従来の印字装置に
は、トーションばね3の他にバイアスばね5が余分に必
要であったため、部品点数の増加や構造の複雑化によっ
て製品コストや製作コストが高くつくという問題点があ
った。
【0010】これに対し、上掲の各公報に記載されてい
るものでは、キャリッジに直接にインクジェットカート
リッジやインクカートリッジといったインクペンカート
リッジを着脱する構成になっていて、インクペンカート
リッジの着脱時にホルダーを前傾姿勢にするという考え
方が存在していないので、これらの公報に記載されてい
る技術を適用して上記問題点を解決することはできな
い。
【0011】本発明は以上の状況の下でなされたもので
あり、図10で説明したものにおいて、ホルダーを前傾
姿勢に付勢しているトーションばねを活用してホルダー
の横方向のがたつきを防止することにより、同図で説明
したバイアスばねを省略することのできる印字装置を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る印字装置で
は、インクペンカートリッジが着脱されるホルダーが、
横移動可能なキャリッジに垂直姿勢と前傾姿勢との間で
定位置を中心として前後に揺動可能に取り付けられ、か
つ、上記ホルダーの揺動中心位置にこのホルダーを常時
前傾姿勢側に付勢するトーションばねが配備されている
と共に、このホルダーを上記トーションばねの付勢に抗
して垂直姿勢に保持する姿勢規制具を備えてなる印字装
置において、上記トーションばねに、上記ホルダーを横
方向に押圧付勢する圧縮ばね機能を持たせ、上記ホルダ
ーが少なくとも垂直姿勢のときに上記トーションばねの
圧縮ばね機能によってそのホルダーを横方向に弾発付勢
させてそのホルダーの横方向でのがたつきを防止してい
る。
【0013】これによれば、ホルダーを前傾姿勢側に常
時付勢しているトーションばねの圧縮ばね機能によって
ホルダーの横方向でのがたつきが防止されるので、図1
0で説明したバイアスばね5が不要になり、それだけ部
品点数を削減することができると同時に、バイアスばね
5の取付けのための複雑な構造を採用することが不要に
なって構造が簡単になり、部品コストや製作コストを安
く抑えることができるようになる。
【0014】本発明では、上記トーションばねの圧縮ば
ね機能によって横方向に弾発付勢されている上記ホルダ
ーを受け止めてそのホルダーの横方向位置を規制する基
準受面が上記キャリッジに備わっていることが望まし
い。これによれば、キャリッジに対するホルダーの横方
向での位置が高精度に定まるので、それだけ印字品質が
向上する。
【0015】本発明では、上記トーションばねがコイル
状の巻線部と巻線部の一端から接線方向に延び出たまっ
すぐな一端側係止部と巻線部の他端から接線方向に延び
出たまっすぐな他端側係止部とを有し、一端側係止部及
び他端側係止部の一方がキャリッジに係止され他方がホ
ルダーに係止されていると共に、それらの係止部のキャ
リッジ側係止箇所とホルダー側係止箇所との間隔寸法
が、上記巻線部の軸長よりも短くなっていることが望ま
しい。これによれば、トーションばねによる圧縮ばね機
能が確実に発揮され、しかも、トーションばねの構造が
簡単になる。
【0016】本発明では、上記ホルダーの側面にこのホ
ルダーの揺動中心位置よりも上位に位置する突起が設け
られており、この突起に上記トーションばねの巻線部が
嵌合され、その嵌合箇所よりも下方位置で上記一端側係
止部又は他端側係止部の先端部が上記キャリッジに設け
られたばね受面にスライド自在に係止されていると共
に、このばね受面に係止されている上記係止部の中間部
が、キャリッジに設けられたばね荷重受部にスライド自
在に上記巻線部の軸方向で弾圧係合されていることが望
ましい。これによれば、ホルダーが前傾姿勢から垂直姿
勢に近付いていくほどばね荷重受部とそのばね荷重受部
に弾圧係合されているトーションばねの係止部との係合
箇所がトーションばねの巻線部に近付いていくので、ト
ーションばねによる圧縮ばね機能が次第に顕著に発揮さ
れるようになる。したがって、ホルダーの横方向でのが
たつきを無くしておくことが必要な印字時には、トーシ
ョンばねの圧縮ばね機能によって垂直姿勢のホルダーに
大きな横向きの押付け力が作用してがたつきが確実に防
止され、優れた印字品質が得られるようになる。
【0017】本発明に係る印字装置では、たとえば次の
構成によってさらに具体化される。すなわち、インクペ
ンカートリッジが着脱されるホルダーの下端部左右両側
のそれぞれに同心に設けられた横向き支軸が、横移動可
能なキャリッジの下端部左右両側のそれぞれに同心に設
けられた軸孔に回転自在に嵌合され、この横向き支軸と
軸孔との嵌合箇所を揺動中心として上記ホルダーが垂直
姿勢と前傾姿勢との間で前後に揺動可能であり、上記ホ
ルダーの側面にその揺動中心位置よりも上位に位置する
突起が設けられており、この突起にトーションばねのコ
イル状の巻線部が嵌合されていると共に、その嵌合箇所
よりも下方位置で上記巻線部の一端から接線方向に延び
出たまっすぐな一端側係止部の先端部がキャリッジに設
けられたばね受面にスライド自在に係止され、かつ、巻
線部の他端から接線方向に延び出たまっすぐな他端側係
止部がホルダーに係止されることによって、ホルダーが
常時前傾姿勢側に付勢されていると共に、このホルダー
を上記トーションばねの付勢に抗して垂直姿勢に保持す
る姿勢規制具を備えてなる印字装置において、上記トー
ションばねの一端側係止部の中間部が、キャリッジに設
けられたばね荷重受部にスライド自在に上記巻線部の軸
方向で弾圧係合されており、上記一端側係止部によって
上記ばね荷重受部に加えられる弾圧力の反力で横方向に
付勢された上記ホルダーを受け止めてそのホルダーの横
方向位置を規制する基準受面が、上記軸孔の形成されて
いるキャリッジ側の壁部に備わっている、という構成に
よってさらに具体化される。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、図1〜図9を参照して本発
明の実施形態による印字装置について説明する。図1〜
図3はキャリッジ1に取り付けられたホルダー2などの
動作を示した概略側面図、図4はホルダー2が垂直姿勢
に保たれている状態での正面図、図5は図4のV矢視
図、図6〜図9はトーションばね3の状態を示した説明
図である。
【0019】図1〜図3、図4及び図5のように、キャ
リッジ1には横に並んだ2つのホルダー2,2が取り付
けられていて、キャリッジ1の背部の摺動部13がガイ
ドシャフト14を軸方向に摺動することによってそのキ
ャリッジ1の水平な横移動が案内される。15はキャリ
ッジ1の前倒れを防ぐためにキャリッジ1の上部に設け
られている係合部であり、この係合部15は水平なレー
ル部(不図示)に摺動自在に係合される。
【0020】2つのホルダー2,2は、略同一の構造を
もってキャリッジ1に取り付けられている。したがっ
て、以下の説明では、片側のホルダー2の取付構造につ
いて説明する。
【0021】図1〜図5を併せ見ることによって判るよ
うに、ホルダー2の下端部左右両側のそれぞれに横向き
支軸21,21が同心に設けられており、それらの横向
き支軸21,21がキャリッジ1の下端部左右両側のそ
れぞれに同心に設けられた軸孔11,11に回転自在に
嵌合されている。そして、横向き支軸21と軸孔11と
の嵌合箇所を中心としてホルダー2が図3又は図4に示
した垂直姿勢と図1に示した前傾姿勢との間で前後に揺
動可能になっている。
【0022】ホルダー2の片側の側面に、上記した横向
き支軸21と軸孔11との嵌合箇所によって形成される
揺動中心位置よりも上位に位置する突起22が横向きに
突設されていて、この突起22に、トーションばね3の
コイル状の巻線部31が嵌合されている。また、巻線部
31の一端から接線方向に延び出たまっすぐな一端側係
止部32の先端部32aが、キャリッジ1に設けられた
上向きのばね受面12に前後にスライド自在に係止され
ていると共に、巻線部31の他端から接線方向に延び出
たまっすぐな他端側係止部33がホルダー2の側面に設
けられたばね受け部23に係止されている。そして、こ
のトーションばね3によって、ホルダー2が常時前傾姿
勢側に付勢されている。4はキャリッジ1に開閉動可能
に取り付けられたカバーで、このカバー4を図3又は図
4のように閉動させて垂直姿勢のホルダー2に連結する
ことによりホルダー2の垂直姿勢が保たれるようになっ
ている。
【0023】ここで、図1〜図4に示したように、キャ
リッジ1には、上記ばね受面12に隣接して前後方向に
長いリブ状のばね荷重受部5が一体に形成されている。
そして、トーションばね3の一端側係止部32の中間部
が、そのばね荷重受部5にスライド自在に上記巻線部3
1の軸方向で弾圧係合されている。これに対し、一端側
係止部32によってばね荷重受部5に加えられる弾圧力
の反力で横方向に付勢されたホルダー2を受け止めてそ
のホルダー2の横方向位置を規制する基準受面51(図
5参照)が、軸孔11の形成されているキャリッジ1側
の壁部16に備わっている。
【0024】以上の構成を備えた印字装置の上記トーシ
ョンばね3の作用などを図6〜図9を参照して以下に説
明する。
【0025】図6(A)(B)に自然状態(無負荷状
態)のトーションばね3の形状を示してある。
【0026】図7(A)(B)は、図1のようにホルダ
ー2が前傾姿勢になっているときのトーションばね3の
形状を示してある。図7(A)(B)で判るように、ホ
ルダー2が前傾姿勢になっているときには、トーション
ばね3の一端側係止部32とばね荷重受部5との接触箇
所Pが、巻線部31の一端から比較的離れた箇所に位置
しており、しかも、一端側係止部32が図6(A)
(B)の無負荷状態の場合よりも巻線部31の軸方向に
偏ってその巻線部31を少し圧縮している。
【0027】図8(A)(B)は、図2のようにホルダ
ー2が図1の前傾姿勢から図3の垂直姿勢に少し近付い
た中間姿勢になっているときのトーションばね3の形状
を示してある。図8(A)(B)で判るように、ホルダ
ー2が中間姿勢になっているときには、トーションばね
3の一端側係止部32とばね荷重受部5との接触箇所P
が、図7(A)(B)の場合よりも巻線部31の一端に
さらに近付いた箇所に位置する。このため、一端側係止
部32が図7(A)(B)の場合よりも巻線部31の軸
方向にさらに偏り、巻線部31を図7(A)(B)より
もさらに圧縮している。
【0028】図9(A)(B)は、図3のようにホルダ
ー2が垂直姿勢になっているときのトーションばね3の
形状を示してある。図9(A)(B)で判るように、ホ
ルダー2が垂直姿勢になっているときには、トーション
ばね3の一端側係止部32とばね荷重受部5との接触箇
所Pが、図8(A)(B)の場合よりも巻線部31の一
端にさらに近付いた箇所に位置する。このため、一端側
係止部32が図8(A)(B)の場合よりも巻線部31
の軸方向にさらに偏り、巻線部31を図8(A)(B)
よりもさらに圧縮している。
【0029】図6〜図9について説明したところから判
るように、この実施形態では、トーションばね3の一端
側係止部32の中間部(接触箇所P)がばね荷重受部5
にスライド自在に常時弾圧して巻線部31を常時圧縮し
ているので、ばね荷重受部5に加えられる弾圧力の反力
でホルダー2が軸方向に付勢されている(トーションば
ね3の圧縮ばね機能)と共に、そのホルダー2が図5を
参照して説明した壁部16の基準受面51によって受け
止められて基準位置にがたつきなく位置決めされてい
る。このため、ホルダー2には横方向のがたつきがなく
なり、図3のようにホルダー2が垂直姿勢に保った状態
で印字を行うと、ホルダー2に装着されているインクペ
ンカートリッジCによる印字品位が安定して高品位の印
字が可能になる。
【0030】この実施形態では、トーションばね3の一
端側係止部32を巻線部31の軸方向に偏らせてばね荷
重受部5に弾圧係合させることによってトーションばね
3に圧縮ばね機能を付与してあるけれども、この点は、
トーションばね3の他端側係止部33を巻線部31の軸
方向に偏らせてホルダー2側のばね受部23に弾圧係合
させることによって圧縮ばね機能を付与しておくこと
も、あるいは、トーションばね3の一端側係止部32と
他端側係止部33との両方を巻線部31の軸方向に偏ら
せて圧縮ばね機能を付与しておくことも可能である。
【0031】また、この実施形態では、トーションばね
3の圧縮ばね機能がホルダー2に常時作用するようにな
っているけれども、ホルダー2の横方向のがたつきを防
いでおく必要が印字時、すなわちホルダー2が垂直姿勢
に保たれているときだけであるので、ホルダー2が少な
くとも垂直姿勢のときにトーションばね3の圧縮ばね機
能が発揮されるようになっていればよい。
【0032】さらにこの実施形態では、トーションばね
3の一端側係止部32や他端側係止部33を巻線部31
の一端又は他端から接線方向に延び出させてまっすぐに
形成してあるため、このトーションばね3に圧縮ばね機
能を付与しておくためには、一端側係止部32及び他端
側係止部33のキャリッジ1側及びホルダー2側の各係
止箇所の相互間隔寸法が、巻線部31の軸長よりも短く
なっているけれども、一端側係止部32や他端側係止部
33の形状によっては、上記係止箇所の相互間隔寸法を
巻線部31の軸長より長くしておくことができる場合も
ある。
【0033】なお、この実施形態では、ホルダー2をト
ーションばね3の付勢に抗して垂直姿勢に保持する姿勢
規制具としてカバー4を示してあるけれども、この姿勢
規制具をカバー4以外の他の部材で構成することも可能
である。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、トーシ
ョンばねに圧縮ばね機能を持たせることによってバイア
スばねを不要にしたので、部品点数の削減と構造の簡素
化が促進されてそれだけコストが安くつく。また、バイ
アスばねを省略しても、インクペンカートリッジを装着
するホルダーの印字時の横方向のがたつきが確実に防止
されるので、従来と同等の印字品位が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印字装置のホルダーが前傾姿勢に
なっているときの概略側面図である。
【図2】本発明に係る印字装置のホルダーが中間姿勢に
なっているときの概略側面図である。
【図3】本発明に係る印字装置のホルダーが垂直姿勢に
なっているときの概略側面図である。
【図4】本発明に係る印字装置のホルダーが垂直姿勢に
なっているときの正面図である。
【図5】図4のV矢視図である。
【図6】(A)はトーションばねの無負荷状態での背面
図、(B)は同側面図である。
【図7】(A)は図1の状態でのトーションばねの背面
図、(B)は同側面図である。
【図8】(A)は図2の状態でのトーションばねの背面
図、(B)は同側面図である。
【図9】(A)は図3の状態でのトーションばねの背面
図、(B)は同側面図である。
【図10】従来の印字装置のホルダーが垂直姿勢になっ
ているときの正面図である。
【符号の説明】
C インクペンカートリッジ 1 キャリッジ 2 ホルダー 3 トーションばね 4 カバー(姿勢規制具) 5 ばね荷重受部 6 壁部 11 軸孔 12 ばね受面 21 横向き支軸 22 突起 31 巻線部 32 一端側係止部 32a 一端側係止部の先端部 33 他端側係止部 51 基準受面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクペンカートリッジが着脱されるホ
    ルダーの下端部左右両側のそれぞれに同心に設けられた
    横向き支軸が、横移動可能なキャリッジの下端部左右両
    側のそれぞれに同心に設けられた軸孔に回転自在に嵌合
    され、この横向き支軸と軸孔との嵌合箇所を揺動中心と
    して上記ホルダーが垂直姿勢と前傾姿勢との間で前後に
    揺動可能であり、上記ホルダーの側面にその揺動中心位
    置よりも上位に位置する突起が設けられており、この突
    起にトーションばねのコイル状の巻線部が嵌合されてい
    ると共に、その嵌合箇所よりも下方位置で上記巻線部の
    一端から接線方向に延び出たまっすぐな一端側係止部の
    先端部がキャリッジに設けられたばね受面にスライド自
    在に係止され、かつ、巻線部の他端から接線方向に延び
    出たまっすぐな他端側係止部がホルダーに係止されるこ
    とによって、ホルダーが常時前傾姿勢側に付勢されてい
    ると共に、このホルダーを上記トーションばねの付勢に
    抗して垂直姿勢に保持する姿勢規制具を備えてなる印字
    装置において、 上記トーションばねの一端側係止部の中間部が、キャリ
    ッジに設けられたばね荷重受部にスライド自在に上記巻
    線部の軸方向で弾圧係合されており、上記一端側係止部
    によって上記ばね荷重受部に加えられる弾圧力の反力で
    横方向に付勢された上記ホルダーを受け止めてそのホル
    ダーの横方向位置を規制する基準受面が、上記軸孔の形
    成されているキャリッジ側の壁部に備わっていることを
    特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 インクペンカートリッジが着脱されるホ
    ルダーが、横移動可能なキャリッジに垂直姿勢と前傾姿
    勢との間で定位置を中心として前後に揺動可能に取り付
    けられ、かつ、上記ホルダーの揺動中心位置にこのホル
    ダーを常時前傾姿勢側に付勢するトーションばねが配備
    されていると共に、このホルダーを上記トーションばね
    の付勢に抗して垂直姿勢に保持する姿勢規制具を備えて
    なる印字装置において、 上記トーションばねに、上記ホルダーを横方向に押圧付
    勢する圧縮ばね機能を持たせ、上記ホルダーが少なくと
    も垂直姿勢のときに上記トーションばねの圧縮ばね機能
    によってそのホルダーを横方向に弾発付勢させてそのホ
    ルダーの横方向でのがたつきを防止していることを特徴
    とする印字装置。
  3. 【請求項3】 上記トーションばねの圧縮ばね機能によ
    って横方向に弾発付勢されている上記ホルダーを受け止
    めてそのホルダーの横方向位置を規制する基準受面が上
    記キャリッジに備わっている請求項2に記載した印字装
    置。
  4. 【請求項4】 上記トーションばねがコイル状の巻線部
    と巻線部の一端から接線方向に延び出たまっすぐな一端
    側係止部と巻線部の他端から接線方向に延び出たまっす
    ぐな他端側係止部とを有し、一端側係止部及び他端側係
    止部の一方がキャリッジに係止され他方がホルダーに係
    止されていると共に、それらの係止部のキャリッジ側係
    止箇所とホルダー側係止箇所との間隔寸法が、上記巻線
    部の軸長よりも短くなっている請求項2又は請求項3に
    記載した印字装置。
  5. 【請求項5】 上記ホルダーの側面にこのホルダーの揺
    動中心位置よりも上位に位置する突起が設けられてお
    り、この突起に上記トーションばねの巻線部が嵌合さ
    れ、その嵌合箇所よりも下方位置で上記一端側係止部又
    は他端側係止部の先端部が上記キャリッジに設けられた
    ばね受面にスライド自在に係止されていると共に、この
    ばね受面に係止されている上記係止部の中間部が、キャ
    リッジに設けられたばね荷重受部にスライド自在に上記
    巻線部の軸方向で弾圧係合されている請求項4に記載し
    た印字装置。
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