JP3628768B2 - 記録書込み用のキャリッジ - Google Patents
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【産業上の利用分野】
本発明は、印字ヘッドを搭載してプラテンと平行な向きに走行する記録書込み用のキャリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
印字ヘッドを搭載して走行するキャリッジを、プラテンと平行な向きにガイドするプリンタのキャリッジガイド機構は、通常、図3に示したように、プラテン11に対して平行に配設した2本のシャフト、つまりステーシャフト12とガイドシャフト13とによってキャリッジ1がステーシャフト12回りに回動しないように保持しつつ、これをプラテンと平行な向きに走行させるような構成を採っており、さらに、ステーシャフト12とガイド13は、ベースフレーム14の両側から立上げたサイドフレーム15、15にプラテン11とともに取付けることにより、これらの部品相互間の組付け上の誤差を可及的になくすような構造が採られている。
【0003】
しかしながら、これらのシャフト12、13と、これらに走行自在に取付けるキャリッジ1との間には不可避的なガタを有しており、また、長期の使用によってはガタが生じるため、特に、ガイドシャフト13との間のガタが、プラテン1と印字ヘッド3との間のギャップ、つまりプラテンギャップの変動をもたらして、印字品質を損ねることにもなる。
【0004】
特開平4−67971号公報に開示された装置は、キャリッジの後端に取付けた弾性変形可能なスライダによってガイドレールを挟み込むことにより、これらの間のガタをなくすようにしたものであるが、このようなものでは、キャリッジの走行に大きな摺動抵抗が作用するばかりでなく、摩耗したり騒音が発生したりするなどの不都合を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、摩耗や摺動抵抗を可能な限り低く抑えつつ、プラテンギャップを一定に保持することのできる新たな記録書込み用のキャリッジを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明はかかる課題を達成するための記録書込み用のキャリッジとして、ドットインパクト式印字ヘッドを搭載し、ガイド部材と前記ドットインパクト式印字ヘッドよりも下方でかつ前記ドットインパクト式印字ヘッド側に位置するステーシャフトとに案内されてプラテンと平行な向きに走行する記録書込み用のキャリッジにおいて、前記キャリッジのプラテンとは反対側の部分に、前記ステーシャフトとガイド部材の占める平面に対して直交する向きの2点で前記ガイド部材に摺接する軸受を着脱自在に取付けるとともに、前記反対側の部分に、前記軸受を前記反対側の部分の上側下面に押圧する弾性部材を配設したものである。
【0007】
【実施例】
そこで以下に本発明の実施例について説明する。
図1、図2は本発明の一実施例をなすキャリッジで、図3はこのキャリッジを装備したプリンタを示したものである。
【0008】
図において符号1で示したキャリッジには、プラテン11寄りの本体2上部に印字ヘッド3の搭載部4が設けられ、また、この本体2の下面には、ステーシャフト12と密に嵌合するスリーブ5が設けられ、さらに、本体2から後方に伸びた機体6の端部には、後述する軸受8を支持する支持部7が一体的に形成されている。
この支持部7は、後方に向けて半円弧状に開口していて、ここには、ガイドシャフト13に摺動自在に嵌合するブッシュ状の軸受8を装着し得るように構成され、さらにこの支持部7の下片7aには、スリット7bが後方に向けて設けられていて、ここには、軸受8を支持部7内に保持する板バネ9が挿着可能に構成されている。
【0009】
一方、この板バネ9には、挿入側先端部に係合孔9aが設けられていて、スリット7bの内奥に突設したダボ7cにこの部分を係止することによって支持部7の下片7aに取付けるように構成され、さらに、この板バネ9には山形に折曲げた係止部9bが設けられていて、この部分を軸受8の下面に設けた溝8aに係合させることにより、これを保持部7の上片7d下面に圧接させて位置決め保持するように構成されている。
【0010】
これに対してブッシュ状の軸受8は、2つのシャフト12、13が占める平面に対して直交する向きにキャリッジ1を揺動することなく保持するもので、その中心には、ガイドシャフト13の外径とほぼ等しい短径を有する長孔8bが設けられていて、その長軸をキャリッジ1の長手方向に向けて取付けられるように構成されている。
【0011】
このため、キャリッジ1の後端に嵌込んだ軸受8を、下から板バネ9によって支持部7の上片7d下面に押圧して位置決め保持し、この状態でキャリッジ1をステーシャフト12とガイドシャフト13に取付けると、キャリッジ1は、このステーシャフト12と密に嵌合し合うスリーブ5と、ガイドシャフト13と密に嵌合し合う軸受8とによってステーシャフト12回りに回動することなく支持されて、印字ヘッド3とプラテン11とのギャップを正確に確保して、正しい記録書込みを可能にする。
【0013】
ところで、以上はキャリッジ1の支持部7に着脱自在に取付ける軸受8をブッシュ状に形成したものであるが、前後のシャフト12、13の占める平面に対して直交する向きにガイドシャフト13と上下2点で密に摺動し合う摺接部材であれば、これを断面コ字形の摺接部材として構成することもでき、また、ガイドシャフト13についても、これを、丸棒状のシャフトに限らず、上下方向に巾を有する肉薄のガイド部材を用いることもできる。
【0014】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、キャリッジのプラテンの反対側の部分に、ガイド部材と上下2点で摺接する軸受を着脱自在に取付け、これを板バネによって反対側の部分の上側下面に押圧するようにしたので、キャリッジがガイド部材回りに回動することなく支持されて、プラテンギャップを常に正確に保持することができる。
【0015】
しかも、この摺接部材を消耗品として適宜交換可能にすることにより、常に安定した記録書込みを行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例をなすキャリッジの斜視図である。
【図2】同上キャリッジの側面図である。
【図3】同上キャリッジを装着したプリンタの一例を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ
5 軸受スリーブ
7 支持部
8 軸受
9 板バネ
11 プラテン
12 ステーシャフト
13 ガイドシャフト
Claims (1)
- ドットインパクト式印字ヘッドを搭載し、ガイド部材と前記ドットインパクト式印字ヘッドよりも下方でかつ前記ドットインパクト式印字ヘッド側に位置するステーシャフトとに案内されてプラテンと平行な向きに走行する記録書込み用のキャリッジにおいて、
前記キャリッジのプラテンとは反対側の部分に、前記ステーシャフトとガイド部材の占める平面に対して直交する向きの2点で前記ガイド部材に摺接する軸受を着脱自在に取付けるとともに、前記反対側の部分に、前記軸受を前記反対側の部分の上側下面に押圧する弾性部材を配設したことを特徴とする記録書込み用のキャリッジ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP24531295A JP3628768B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 記録書込み用のキャリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24531295A JP3628768B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 記録書込み用のキャリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0966645A JPH0966645A (ja) | 1997-03-11 |
JP3628768B2 true JP3628768B2 (ja) | 2005-03-16 |
Family
ID=17131806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP24531295A Expired - Fee Related JP3628768B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 記録書込み用のキャリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3628768B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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1995
- 1995-08-30 JP JP24531295A patent/JP3628768B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0966645A (ja) | 1997-03-11 |
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