JP2002254266A - パレットの位置決め固定装置 - Google Patents

パレットの位置決め固定装置

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JP2002254266A
JP2002254266A JP2001121065A JP2001121065A JP2002254266A JP 2002254266 A JP2002254266 A JP 2002254266A JP 2001121065 A JP2001121065 A JP 2001121065A JP 2001121065 A JP2001121065 A JP 2001121065A JP 2002254266 A JP2002254266 A JP 2002254266A
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Ittetsu Kuroda
一徹 黒田
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PASCAL CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パレットの3組以上の位置決め固定部をベー
ス体側の3組以上の位置決め固定部に夫々鉛直方向と水
平方向に高精度に位置決め可能なパレットの位置決め固
定装置を提供する。 【解決手段】 パレットの位置決め固定装置1は、ベー
ス体3に設けた4組の位置決め固定部4と、パレット2
に設けた4組の被位置決め固定部5を有する。各位置決
め固定部4は、基準体10に形成された受け面24と、
テーパー軸部26と、クランプ手段とを有し、各被位置
決め固定部5は、パレット2の収容穴2aに装着された
ブッシュ13と、その下面の当接面63と、皿バネ66
で下方に弾性付勢されたテーパーコレット14と、ブッ
シュ13の外周面とパレット2の収容穴2aの壁面間の
隙間に充填硬化された充填剤16を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ワーク固定用パ
レットを工作機械のテーブル上のベース体に位置決め固
定する装置において、特にベース体の3組以上の位置決
め固定部に、パレット側の3組以上の被位置決め固定部
を鉛直方向と水平方向に高精度に位置決め可能にしたも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】 NC工作機械のうちのマシニングセン
タ等では、そのテーブル上にベース体を装備したり、又
はテーブル自体としてのベース体を装備したりし、パレ
ットマガジンに複数のパレットを装備し、複数のワーク
をセットしたパレットをベース体上へ移送し、パレット
をベース体に位置決めして固定した状態でワークの機械
加工を行う。
【0003】最近、精密機械部品の機械加工では、最高
1μm程度の加工精度が要求されるようになって来てい
るため、ベース体に対してパレットを位置決め固定する
精度が非常に重要になって来た。即ち、パレットをベー
ス体に位置決めする際の誤差に応じてワークの加工精度
が低下するからである。
【0004】従来、特開平7−314270号公報に記
載のパレットの位置決め固定装置においては、工作機械
のテーブルに4つの位置決め固定部を設け、矩形状のパ
レットの下面部にそれら位置決め固定部に対応する4つ
の被位置決め固定部を設けてある。4組の位置決め固定
部のうちパレットの中心の両側の2組の位置決め固定部
と被位置決め固定部は、鉛直方向と水平方向に高精度に
位置決め可能に構成されている。残りの2組の位置決め
固定部と被位置決め固定部は、鉛直方向とパレット中心
を通る鉛直軸回りの方向に高精度に位置決め可能に構成
されている。
【0005】前記前者の各位置決め固定部に、テーパー
軸部と、パレットを受け止める受け面と、クランプ駆動
部とを設け、この位置決め固定部に対応する被位置決め
固定部に、テーパー軸部に外嵌するブッシュを設け、ク
ランプ駆動部でテーパーブッシュをテーパー軸部側へ引
き付けて受け面に当接させることで、鉛直方向と水平方
向に高精度に位置決めするようになっている。
【0006】ここで、工作機械の共通のテーブルに複数
のパレットを適用することになるが、複数のパレットの
被位置決め固定部の製作誤差にバラツキがあるため、全
てのパレットの4つの被位置決め固定部がテーブルの4
つの位置決め固定部に精度よく適合する保証はない。そ
こで、この公報の装置では、各パレット毎に、パレット
におけるテーパーブッシュの取り付け高さ位置をスペー
サやシムを介在させて調整し、テーブルの4つの位置決
め固定部に位置決めした状態で、テーパーブッシュをパ
レットにボルトで固定するなど、マスターとしてのテー
ブルに適合させてパレットの4つの被位置決め固定部を
組み立てていた。
【0007】他方、前記公報以外のその他のパレットの
位置決め固定装置として、1組の位置決め固定部と被位
置決め固定部により、鉛直方向と水平方向に位置決め可
能に構成し、これらとパレット中心に対して反対側にあ
る1組の位置決め固定部と被位置決め固定部により、鉛
直方向とパレット中心を通る鉛直軸回りの方向に位置決
め可能に構成し、パレット中心の両側にある残りの2組
の位置決め固定部と被位置決め固定部により、鉛直方向
に位置決め可能に構成した装置も提案されている。この
位置決め固定装置では、テーブル側のベース体に筒軸部
と、この筒軸部に外嵌させたテーパーコレットと、テー
パーコレットを上方へ付勢するバネ部材と、受け面を設
け、パレットに設けたテーパーブッシュをテーパーコレ
ットに密着状に外嵌させ、テーパーブッシュの下面を受
け面に当接させることで、鉛直方向と水平方向に位置決
めする。
【0008】このように、従来の装置では、テーパー軸
部にテーパーブッシュを外嵌させたり、テーパーコレッ
トにテーパーブッシュを外嵌させることで水平方向に位
置決めし、ブッシュを受け面に当接させることで鉛直方
向に位置決めする。そして、パレットにおけるブッシュ
の取り付け高さ位置はスペーサやシムを介して調整して
いた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 前記特開平7−31
4270号公報に記載された位置決め固定装置において
は、テーパーブッシュを介して鉛直方向と水平方向の位
置決めを行うが、テーパーブッシュをテーブル側のテー
パー軸部と受け面に同時に密着させ、水平方向位置と鉛
直方向位置を同時に位置決めする関係上、テーパーブッ
シュとテーパー軸部と受け面の加工と組立ての誤差を1
μm程度に抑える必要があり、スペーサにより調整する
テーパーブッシュの高さ位置の誤差も約1〜2μm程度
に抑える必要があり、それら諸部品の製作費と、組み付
け費が非常に高価になる。
【0010】しかも、前記の公報の装置では、4組の位
置決め固定部のうちの2組の位置決め固定部でのみ、鉛
直方向と水平方向に位置決めする構成であり、4組の全
ての位置決め固定部において鉛直方向と水平方向の両方
に位置決めする構成ではない。そのため、複数のパレッ
トの各パレットに重量バランス悪くワークを取付けて機
械加工するような場合に、位置決め固定部の荷重状態が
不均一となるため、各部の弾性変形や密着状態が不均一
となって誤差が発生しやすくなる。このことは、ベース
体側の筒軸部にテーパーコレットを外嵌させた構造の位
置決め固定装置の場合も同様である。
【0011】さらに、4つのテーパーブッシュをパレッ
トの凹穴に夫々内嵌装着して複数のボルトで固定する構
造が採用されているが、テーパーブッシュの外周面や上
面と凹穴の壁面との間には微小の隙間が残存しており、
パレットを繰り返し使用している間に、切削工具からワ
ークとパレットに荷重も作用するため、前記凹穴内にお
けるテーパーブッシュの水平方向や鉛直方向の位置も微
小に変動し、パレット位置の誤差要因となる。
【0012】また、テーパーコレットをベース体側に装
備した場合、テーパーコレットの内外両面の密着度や摩
耗やヘタリなどの影響が、ベース体上にセットする全て
のパレットに現れるため、多くのワークの加工誤差に影
響を及ぼす虞があり、好ましくない。本発明の目的は、
4組の位置決め固定部と被位置決め固定部の全部におい
て鉛直方向と水平方向に位置決め可能な構成にするこ
と、パレットにおけるテーパーブッシュの位置を不変に
すること、テーパーコレットの摩耗やヘタリの影響を受
けにくくすること、などである。
【0013】
【課題を解決するための手段】 請求項1のパレットの
位置決め固定装置は、工作機械のテーブル上に又はテー
ブル自体として配設されたベース体に、ワーク固定用パ
レットを位置決めして解除可能に固定する位置決め固定
装置において、前記ベース体に相互に離隔した3組以上
の位置決め固定部を設け、パレットに3組以上の位置決
め固定部に夫々外嵌して位置決め固定される3組以上の
被位置決め固定部を設け、前記各位置決め固定部は、パ
レットの鉛直方向位置を決める受け面と、パレットの水
平方向位置を決めるテーパー軸部とを有し、前記各被位
置決め固定部は、前記受け面に当接する当接面を有する
ブッシュと、このブッシュに軸心方向へ移動可能に内嵌
され且つテーパー軸部に外嵌するテーパーコレットと、
このテーパーコレットをベース体側へ付勢する付勢手段
とを有することを特徴とするものである。
【0014】従って、パレットの組み立て段階におい
て、パレットをベース体に位置決めしていくと、各被位
置決め固定部のテーパーコレットは付勢手段によりベー
ス体側へ付勢されているため、テーパーコレットがその
径を変化させながら位置決め固定部のテーパー軸部に密
着し、パレットは3組以上のテーパーコレットとテーパ
ー軸部により水平方向に高精度に位置決めされ、各ブッ
シュが位置決め固定部の受け面に当接することで、鉛直
方向に高精度に位置決めされる。
【0015】請求項2のパレットの位置決め固定装置は
請求項1の発明において、前記被位置決め固定部はパレ
ットに形成され且つブッシュが微小隙間を空けて内嵌さ
れた収容穴と、ブッシュの外周面と収容穴の壁面間に充
填して硬化された合成樹脂製充填剤とを有することを特
徴とするものである。
【0016】従って、パレットの組み立て段階におい
て、3組以上の位置決め固定部のブッシュの外周面とパ
レットの収容穴の壁面間に合成樹脂製充填剤を充填し、
パレットをベース体に位置決めしていくと、パレットは
水平方向と鉛直方向に高精度に位置決めされる。その状
態で充填剤を硬化させることによって、パレットが3組
以上の位置決め固定部と被位置決め固定部で水平方向と
鉛直方向に高精度に位置決めされた状態を維持したま
ま、3つ以上のブッシュがパレットに固定される。
【0017】請求項3のパレットの位置決め固定装置は
請求項1又は2の発明において、前記各位置決め固定部
はパレットを受け面側へ引き付けるクランプ手段を有
し、前記各被位置決め固定部は前記クランプ手段のクラ
ンプ出力部材に係合する係合部を有することを特徴とす
るものである。従って、3つ以上のクランプ手段でパレ
ットを受け面側へ引き付けることができ、パレットをベ
ース体に固定できる。
【0018】請求項4のパレットの位置決め固定装置は
請求項1〜3の何れかの発明において、前記付勢手段
は、バネ部材からなることを特徴とするものである。従
って、テーパーコレットはバネ部材によってベース体の
受け面側に弾性付勢されるため、パレットの使用段階に
おいて、パレットの位置決め時にその径を変化させなが
らテーパー軸部に密着し、パレットは水平方向に高精度
に位置決めされる。
【0019】請求項5のパレットの位置決め固定装置は
請求項2〜4の何れかの発明において、前記各被位置決
め固定部はブッシュをパレットに固定する複数のボルト
を有し、これらボルトを締結しない状態で且つブッシュ
の外周面と収容穴の壁面間に充填剤を充填した状態で、
3組以上の各被位置決め固定部を対応する位置決め固定
部に夫々外嵌させて位置決め固定してから、それら複数
のボルトを締結した状態で、前記のように充填した充填
剤を硬化させることを特徴とするものである。従って、
パレットの位置決め前に各ブッシュの外周面とパレット
の収容穴の壁面に充填剤を充填し、3組以上の位置決め
固定部と被位置決め固定部でパレットを高精度に位置決
め後、前記ボルトを締結してから3つ以上のブッシュの
外周面と収容穴の壁面間の充填剤を硬化させ、パレット
をベース体に高精度に位置決めした状態で3つ以上のブ
ッシュがパレットに固定される。
【0020】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施形態につい
て図面により説明する。図1に示すように、パレットの
位置決め固定装置1は、工作機械(本実施形態では、マ
シニングセンター)のテーブル上に配設されるベース体
3に、ワーク固定用パレット2を位置決めして固定解除
可能に固定する装置である。前記パレット2は平面視に
てほぼ正方形の厚板状のものであり、ベース体3も同形
状の厚板状のものである。この位置決め固定装置1は、
ベース体3に設けられた4組の位置決め固定部4と、こ
れら4組の位置決め固定部4に対応するようにパレット
2に設けられた4組の被位置決め固定部4などで構成さ
れている。
【0021】図1,図2に示すように4組の位置決め固
定部4は、ベース体3の4隅付近に、正方形の頂点に位
置するように配置され、4組の被位置決め固定部5は、
パレット2の4隅付近に、正方形の頂点に位置するよう
に配置されている。パレット2にセットした1又は複数
のワークを機械加工する際には、そのパレット2をパレ
ット搬送装置(図示略)でベース体3上へ搬送し、パレ
ット2の4つの被位置決め固定部5を対応する4つの位
置決め固定部4によって夫々水平方向と鉛直方向に高精
度に位置決め固定してから、ワークの機械加工を実行す
る。
【0022】複数のパレットの各パレット2は、マスタ
ーとしての共通のベース体3に対して高精度に位置決め
されて組み立てられるものとする。ワークを取付けた各
パレット2をベース体3に繰り返し搬送する際には、4
つの位置決め固定部4と4つの被位置決め固定部5との
対応関係が、パレット2の組み立て段階における4つの
位置決め固定部4と4つの被位置決め固定部5との対応
関係と同じとなる同一の向きにして搬送して位置決め固
定するものとする。
【0023】図3に示すように、位置決め固定部4は、
基準体10と、クランプ力とクランプ解除力を発生させ
る油圧シリンダ11と、パレット2をベース体3へ引き
付けて固定するクランプ係合機構12と(油圧シリンダ
11とクランプ係合機構12がクランプ手段に相当す
る)、除塵用の加圧エアを供給する空気通路13などで
構成されている。被位置決め固定部5は、ブッシュ14
と、テーパーコレット15と、ブッシュ14を収容する
収容穴2aと、ブッシュ14と収容穴2aの間の隙間に
充填して硬化された合成樹脂製充填剤16(図8参照)
と、ブッシュ14をパレット2に固定する複数のボルト
2cなどで構成されている。
【0024】次に、位置決め固定部4の構造について説
明する。4組の位置決め固定部4は同じ構造のものであ
るので、1組の位置決め固定部4について説明する。図
3、図4に示すように、位置決め固定部4の基準体10
は、下部の大径部20と、大径部20から上方へ延びた
筒状部21と、大径部20の下端に突出した嵌合部22
を備えている。基準体10には、油圧シリンダ11のピ
ストンロッド35が貫通しているロッド挿通孔23が形
成されている。
【0025】基準体10は、その嵌合部22をベース体
3の穴3aに嵌合させた状態で、大径部20を貫通する
複数のボルトでベース体3に固定されている。大径部2
0の上面にはブッシュ14を受け止めて高さ位置を設定
する為の受け面24が形成されている。筒状部21の下
部には、被位置決め固定部5のテーパーコレット15を
密着状に外嵌させるための上方ほど小径化するテーパー
面を有するテーパー軸部26が設けられている。
【0026】ロッド挿通孔23から筒状部21の外周面
に貫通する6つの貫通孔27が設けられ、これら貫通孔
27の各々には鋼球50を保持したボールブッシュ51
が嵌合固定されている。筒状部21の上端部内周面には
切削切粉や埃が侵入するのを防ぐダストシール28が設
けられている。嵌合部22の外周部には封止用のシール
部材29も設けられている。
【0027】複動式の油圧シリンダ11は、クランプ係
合機構12と協働して位置決め固定部4に被位置決め固
定部5を引きつけて固定解除可能に固定するクランプ手
段を構成するものである。この油圧シリンダ11は、基
準体10の内部に設けられている。油圧シリンダ11
は、基準体10とベース体3とに形成されたシリンダ穴
36と、ピストン部材30と、クランプ力を発生させる
クランプ用油室31と、クランプ解除用油室32と、油
圧リーク時にもクランプ状態を維持可能とするためのス
プリング33などを有する。
【0028】ピストン部材30はピストン34とピスト
ンロッド35(クランプ出力部材)とを一体形成したも
のであり、ピストン34はシリンダ穴36に上下に可動
に装着されている。尚、ピストン34にはシール部材3
7が設けられている。ピストンロッド35はロッド挿通
孔23を上下に摺動可能であり、クランプ用油室32を
封止する為のシール部材38も設けられている。ピスト
ンロッド35の上端付近部には環状係合部39が設けら
れ、環状係合部39の下部には環状の凹部40が設けら
れている。
【0029】クランプ用油室31はピストン34の上側
に設けられ、クランプ解除用油室32はピストン34の
下側に設けられている。シリンダ穴36の下端部には、
ピストン34の下限位置を規定するリング部材42が装
着され、このリング部材42は止め輪41で抜け止めさ
れている。クランプ用油室31には油路3b,43を介
して油圧を供給可能であり、クランプ解除用油室32に
は油路3c,44を介して油圧を供給可能である。シリ
ンダ穴36の上端に連なる環状のスプリング収容穴45
には、コイル状のスプリング33が配設され、このスプ
リング33によりピストン34が下方へ強く弾性付勢さ
れている。
【0030】クランプ係合機構12は、例えば6つの鋼
球50を有し、各鋼球50は貫通孔27に内嵌されたボ
ールブッシュ51の穴に径方向へ可動に保持されてい
る。クランプ時には、鋼球50がピストンロッド35の
環状係合部39で外側へ押動され、クランプ解除時には
鋼球50が内側へ移動してピストンロッド35の凹部4
0に部分的に収容される。エア通路13はベース体3に
設けられたエア通路3dに接続され、このエア通路13
はロッド挿通孔23に接続され、筒状部21には斜め上
方に貫通する複数のブロー孔52が形成されている。被
位置決め固定部5を位置決め固定部4に固定する際に、
エア通路13に供給された加圧エアはロッド挿通孔23
に流れ、複数のブロー孔52から噴出して、被位置決め
固定部5側をエアブローして除塵する。
【0031】次に、被位置決め固定部5の構造について
説明する。4組の被位置決め固定部5は同じ構造のもの
であるので、1組の被位置決め固定部5について説明す
る。図3、図4に示すように、パレット2の下部には、
円筒状の収容穴2aが下端開放状に形成され、この収容
穴2aの上端中央部に続く凹穴2bも形成されている。
この収容穴2aの上端には、ブッシュ14の高さ位置調
整の為の環状のシムプレート60が装着されている。
【0032】ブッシュ14は、環状のもので円筒状の外
周面を有し、内周側にはテーパーコレット15の上部を
装着する為の環状溝60aが形成されている。この環状
溝60aは矩形断面の角溝であり、この環状溝60aの
外周面はブッシュ14の下端まで連続的に延びている。
ブッシュ14の外径は、収容穴2aの直径よりも例えば
数10μm程度小さく形成されており、ブッシュ14は
収容穴2aに内嵌状に装着され、このブッシュ14の上
側には、パレット2におけるブッシュ14の高さ位置を
微調整する為のシムプレート60も装着される。但し、
このシムプレート60は必須のものではなく、ブッシュ
14の高さをより高く形成すれば省略可能である。ブッ
シュ14の上端部の内周部にはクランプ時に鋼球50が
係合する係合部62が設けられ、この係合部62は凹穴
2bとシムプレート60の内周面よりも内側へ突出して
いる。ブッシュ14の下面には大径部20の受け面24
に当接する水平な環状の当接面63が設けられている。
【0033】図5、図6に示すように、テーパーコレッ
ト15の外周面は円筒面に形成され、テーパーコレット
15の内周面は前記テーパー軸部26に密着可能な下方
程大径のテーパー面64に形成されている。テーパーコ
レット15が径拡大側へ弾性変形し得るように、テーパ
ーコレット15の4個所には切欠き溝65a,65bが
形成されている。切欠き65aは上端から下端付近まで
切欠いたものであり、切欠き65bは下端から上端付近
まで切欠いたものであり、切欠き溝65a,65bは接
近していて、切欠き溝65a,65bの間に径拡大側へ
弾性変形可能な弾性変形部65cが形成されている。
【0034】このテーパーコレット15がブッシュ14
の環状溝60aとその下側空間に上下摺動自在に内嵌装
着され、環状溝60aにはテーパーコレット15を下方
へ弾性付勢する皿バネ66が装着され、テーパーコレッ
ト15の下端は止め輪67により係止されてブッシュ1
4から脱離しないようになっている。位置決め固定部4
に被位置決め固定部5を位置固定する際には、テーパー
コレット15の内周のテーパー面64がテーパー軸部2
6に密着し、テーパーコレット15の外周面はブッシュ
14の壁面に密着した状態となる。
【0035】ここで、マスターとしてのベース体3の4
組の位置決め固定部4でパレット2の4組の被位置決め
固定部5を夫々鉛直方向と水平方向に精度よく位置決め
固定した状態にして、4つのブッシュ14をパレット2
に固定する為に、次のようにしてブッシュ14をパレッ
ト2に組み付ける。
【0036】パレット2の4組の被位置決め固定部5に
おいて、例えば、収容穴2aの内周面に合成樹脂製の接
着機能のある充填剤16(例えば、エポキシ系の接着剤
など)であって硬化状態での強度に優れる充填剤16を
十分な膜厚に塗布した状態で、シムプレート60とブッ
シュ14とを収容穴2aに装着し、4本のボルト2cを
緩く仮止めした状態において、パレット2をベース体3
にセットし、4組の被位置決め固定部5を対応する4組
の移動駆動決め固定部材4に夫々嵌合させてパレット2
を位置決めし、4組のクランプ手段により固定してから
全てのボルト2cを締結し、この状態で充填剤16を硬
化させる。
【0037】このようにして、図8に示すように、ブッ
シュ14の外周面と収容穴2aの壁面間の隙間に合成樹
脂製の充填剤16を充填して硬化させた状態となる。そ
の後、パレット2をベース体3から取り外すとパレット
2の組み立てが完了する。尚、以上のようにして、共通
のベース体3に適用される複数のパレット2が組み立て
られる。
【0038】次に前記の位置決め固定装置1の作用につ
いて説明する。パレット2に1又は複数のワークを取付
け、そのパレット2をベース体3上へ搬送して、4組の
被位置決め固定部5を対応する4組の位置決め固定部4
に合致させてパレット2を下降させてパレット2をベー
ス体3に位置決め固定する。このとき、各位置決め固定
部4において、クランプ解除用油室32に油圧を供給し
ない状態で、クランプ用油室31に油圧を導入し、油圧
によりピストン34を下方へ駆動すると、ピストンロッ
ド35も下方移動する。このとき、最初は複数の鋼球5
0は部分的に凹部40に入っているが、ピストンロッド
35の下方移動に応じて環状係合部39が下方移動する
ため、複数の鋼球50が外側へ押し出されて、ブッシュ
14の係合部62に係合してクランプ力を係合部62に
作用させるためパレット2はベース体3に強力に固定さ
れる。
【0039】このクランプ駆動開始前の状態では、テー
パーコレット15は皿バネ66により下方へ付勢されて
いて、パレット2に対して相対的に下限位置にある。そ
して、クランプ駆動によりブッシュ14が下降すると
き、テーパーコレット15は、そのテーパー面64をテ
ーパー軸部26に密着させたまま直径を拡大しながら下
方へ移動すると共に皿バネ66の圧縮によりブッシュ1
4に対しては相対的に上方移動する。そして、ブッシュ
14の当接面63がベース体3側の受け面24に当接し
て、ブッシュ14つまりパレット2の鉛直方向位置が高
精度に位置決めされ、テーパー軸部26とテーパーコレ
ット15とブッシュ14により、ブッシュ14つまりパ
レット2の水平方向位置が高精度に位置決めされる。
【0040】前記パレット2をベース体3上に搬送する
とき、パレット2の組み立ての際と同じ向きにして、つ
まり、組み立て時における4組の位置決め固定部4と4
組の被位置決め固定部5との対応位置関係を維持した状
態で、パレット2をベース体3上に搬送するので、4組
の被位置決め固定部5が4組の位置決め固定部4に高い
精度で適合し、4組の位置決め固定部4と4組の被位置
決め固定部5とで、パレット2がベース体3に高精度に
位置決めされ固定される。
【0041】しかも、各被位置決め固定部5において、
ブッシュ14の外周面と収容穴2aの壁面間の隙間に
は、硬化した硬い充填剤16が詰まっているため、ブッ
シュ14がパレット2に対して水平方向に相対的に微動
することもなく、機械加工に伴う切削力や振動がワーク
やパレット2に作用したとしても、パレット2の位置は
変動することがない。
【0042】次にパレット2の固定を解除する場合は、
図7に示すように、クランプ用油室31の油圧を抜き、
クランプ解除用油室32に油圧を供給する。すると、油
圧力によりピストン34とピストンロッド35がスプリ
ング33の弾性力に抗して上方へ移動し、環状係合部3
9が上方へ移動するため、複数の鋼球50が凹部40対
向した状態となり、ピストンロッド35の上端が凹穴2
bの上端に当接した状態となる。その後ピストンロッド
35が更に上方移動すると、その上端でパレット2が押
し上げられるため、係合部62により複数の鋼球50が
内側へ押されて係合部62と係合しなくなる。そのた
め、テーパーコレット15がテーパー軸部26から離
れ、ブッシュ14の当接面63は受け面24から離れ、
パレット2をベース体3から上方へ外すことができる。
【0043】以上説明した位置決め固定装置1によれ
ば、次の効果が得られる。各位置決め固定部4はパレッ
ト2の鉛直方向位置を決める受け面24と水平方向位置
を決めるテーパー軸部26を有し、各被位置決め固定部
5はブッシュ14及びテーパーコレット15を有するの
で、テーパーコレット15はその径を変化させつつテー
パー軸部26とブッシュ14に密着状態を維持しながら
高さ方向位置の変化に追従して、ブッシュ14の当接面
63を受け面24に当接させる。
【0044】こうして、各組の位置決め固定部4と被位
置決め固定部5においては、テーパーコレット15とテ
ーパー軸部26により、水平方向位置が高精度に決めら
れ、当接面63と受け面24とで高さ方向位置が高精度
に決められる。その結果、4組の位置決め固定部4およ
び被位置決め固定部5によって、パレット2はベース体
3に対して水平方向に高精度に位置決めされると共に鉛
直方向に高精度に位置決めされる。
【0045】各被位置決め固定部5は、ブッシュ14の
外周側の隙間に充填硬化させた合成樹脂製充填剤16を
有し、パレット2をベース体3に対して水平方向及び鉛
直方向に高精度に位置決めしてクランプ手段で固定し、
ボルト2cを締結してから、前記の充填剤16を硬化さ
せるので、4つのブッシュ14の、パレット2における
鉛直方向位置と水平方向位置を高精度に設定することが
できる。
【0046】それ故、このパレット2の使用段階におい
て、パレット2にワークを取付け、パレット2の組み立
て段階における4組の位置決め固定部4と被位置決め固
定部5の対応関係を変えずにパレット2をベース体3に
固定する限り、4組の位置決め固定部4および被位置決
め固定部5によって、パレット2をベース体3に対し
て、水平方向と鉛直方向に高精度に位置決め固定するこ
とができる。
【0047】このように、4組の位置決め固定部4と被
位置決め固定部5において、夫々、鉛直方向位置と水平
方向に位置決め固定する構造であるので、パレット2に
は非常に高い剛性が得られ、重量バランス悪くワークを
取り付けたパレット2を固定する場合でも荷重状態の不
均一による各部の弾性変形や密着状態の不均一が発生し
にくく、パレット2の位置決め固定の誤差を最小限に抑
えることができる。
【0048】前記ブッシュ14の外周側の隙間に充填し
て硬化させた合成樹脂製充填剤16を設けたため、パレ
ット2におけるブッシュ14の水平方向の位置は半永久
的に変化なく維持されるので、パレット2を長期に亙っ
て使用しても収容穴2aにおけるブッシュ14の位置が
変動することはなく、製作時に高精度に位置決めされた
ブッシュ14のパレット2に対する固定状態を維持でき
る。
【0049】テーパーコレット15はパレット2側に設
けられており、あるパレット2のテーパーコレット15
の摩耗やヘタリが生じたとしても、ベース体3はその影
響を受けないため、他のパレット2の位置決め精度に影
響がでることもない。しかも、合成樹脂製充填剤16を
設ける関係上、収容穴2aやブッシュ14の加工や組み
立ての精度が低くてもよいので、パレット2の製作費を
低減することができる。尚、前記充填剤16は省略して
もよい。この場合は、パレット2をベース体3に対して
水平方向及び鉛直方向に高精度に位置決めした後、複数
のボルト2cを締結して、高精度に位置決めされたブッ
シュ14のパレット2に対する固定状態を維持する。
【0050】次に前記実施形態を部分的に変更する変更
形態について説明する。 1)図9に示すような位置決め固定部4Aと被位置決め
固定部5Aを4組設けたパレットの位置決め固定装置1
Aについて説明する。前記実施形態と同様のものについ
ては同じ符号を使用し、説明を省略する。
【0051】このパレットの位置決め固定装置1Aは、
ベース体3に設けられた4組の位置決め固定部4Aとパ
レット2Aに設けられた4組の被位置決め固定部5Aな
どで構成されている。4組の位置決め固定部4Aと被位
置決め固定部5Aは同じ構造のものであるので、夫々1
組について説明する。
【0052】図9に示すように、位置決め固定部4A
は、基準体10Aと、クランプ力とクランプ解除力を発
生させる油圧シリンダ11Aと、パレット2Aをベース
体3へ引き付けて固定するクランプ係合機構12Aなど
で構成されている。被位置決め固定部5Aは、ブッシュ
14Aと、テーパーコレット15と、ブッシュ14Aを
収容する収容穴70と、ブッシュ14Aをパレット2A
に固定する複数のボルト71などで構成されている。
【0053】各位置決め固定部4Aの基準体10Aは上
部基準体72と下部基準体73を備え、上部基準体72
は下部の大径部72aと大径部72aから上方に延びた
筒状部72bなどで構成され、下部基準体73は、大径
部73aと、大径部73aから上方に延びた筒状部73
bと、大径部73aの下端に突出した嵌合部73cなど
で構成されている。下部基準体73の筒状部73bは上
部基準体72の大径部72a及び筒状部72bの内部に
内嵌されている。基準体10Aは下部基準体73の嵌合
部73cにおいてベース体3に嵌合された状態で、上部
基準体72と下部基準体73とを貫通するボルト(図示
略)でベース体3に固定されている。
【0054】上部基準体72の大径部72aの上面には
ブッシュ14Aを受け止めて高さ位置を設定する為の受
け面24Aが形成されている。筒状部72bの下部に
は、被位置決め固定部5Aのテーパーコレット15を密
着状に外嵌させるための上方ほど小径化するテーパー面
を有するテーパー軸部26Aが形成されている。
【0055】筒状部72bの上端部には内側に鍔部74
が形成され、筒状部72bの内部には鋼球50の移動を
ガイドし、クランプ係合機構12Aの一部を成す環状の
ガイド部材75が装着されている。このガイド部材75
は鍔部74により上方への移動を係止され、ガイド部材
75の下端は、下部基準体73の筒状部73bの上端面
に当接している。
【0056】下部基準体73の内部には、油圧シリンダ
11Aのシリンダ穴80とピストンロッド84bが貫通
するロッド挿通孔81が形成され、ロッド挿通孔81の
上端部内周面には切削切粉や埃が侵入するのを防ぐダス
トシール82が設けられている。嵌合部73cの外周部
には封止用のシール部材83が設けられている。
【0057】複動式の油圧シリンダ11Aは基準体10
Aの内部に設けられ、油圧シリンダ11Aは基準体10
Aとベース体3とに形成されたシリンダ穴80と、クラ
ンプ出力部材であるピストン部材84と、クランプ力を
発生させるクランプ用油室85と、クランプ解除力を発
生させるクランプ解除用油室86などで構成されてい
る。
【0058】ピストン部材84は環状のピストン84a
と筒状のピストンロッド84bとを一体形成したもので
ある。ピストン84aはシリンダ穴80に上下に摺動自
在に装着され、ピストン84aにはシール部材87が設
けられている。ピストンロッド84bはロッド挿通孔8
1の内部に上下に摺動自在に挿通され、クランプ用油室
85を封止する為のシール部材88も設けられている。
ピストンロッド84bの上端部付近には、内周面から外
周面へ貫通する例えば6つの貫通孔90が形成され、こ
れら貫通孔90の各々には鋼球50を保持した環状のボ
ールブッシュ91が嵌合固定されている。
【0059】ピストン部材84の内部には、切削切粉や
埃などの侵入を防ぐための筒状のスリーブ部材92が上
下摺動自在に装着され、スリーブ部材92の内部にはこ
のスリーブ部材92を上方へ弾性付勢するスプリング9
3が配設され、スリーブ部材92の下端はスプリング9
3を受けるスプリング受け部材94に当接し、スプリン
グ受け部材94はピストン84aの内部に螺合されてい
る。このスリーブ部材92は、パレット2Aがベース体
3から離れている状態では、スプリング93によりピス
トンロッド84bの上端まで駆動され、ピストン部材8
4の内部を封止して切削切粉や埃の侵入を防ぐ。パレッ
ト2Aのアンクランプ状態及びクランプ状態において
は、後述のブッシュ14Aに形成された係合軸部101
の下端面がスリーブ部材92の上端面に当接し、パレッ
ト2Aの自重によりスリーブ部材92はスプリング93
に抗して下方へ押し下げられる。
【0060】クランプ係合機構12Aは、前記のガイド
部材75と、ブッシュ14Aに形成された後述の係合軸
部101と、ピストンロッド84bに形成された6つの
貫通孔90と、6つの鋼球50と、6つのボールブッシ
ュ91などにより構成されている。ガイド部材75の上
半部の内周面にはクランプ時の鋼球50の軸心94側へ
の移動をガイドする環状のテーパー面75aが形成さ
れ、テーパー面75aの下端には鋼球50を軸心94側
へ駆動する環状係合部75bが形成されている。各鋼球
50は貫通孔90に内嵌されたボールブッシュ91に径
方向に可動に保持されている。クランプ時にピストンロ
ッド84bが下降すると、それに伴って鋼球50はガイ
ド部材75のテーパー面75aに沿って軸心94側へ移
動し、その後、環状係合部75bに係合して軸心94側
へ押動され、鋼球50は係合軸部101の係合部101
bに係合してクランプ力をブッシュ14Aを介してパレ
ット2Aに伝達する。
【0061】次に被位置決め固定部5Aの構造について
説明する。パレット2Aの下部に円筒状の収容穴70が
下端開放状に形成され、この収容穴70の上端面には、
ブッシュ14Aの高さ位置調整の為の環状のシムプレー
ト60が装着されている。収容穴70にはブッシュ14
Aが内嵌されてボルト71で固定されている。
【0062】ブッシュ14Aの下部にはテーパーコレッ
ト15が装着される円筒状の収容穴100が下端開放状
に形成され、この収容穴100の上端から連なる凹穴1
00aも形成され、さらに凹穴100aの中央部から下
方へ突出しクランプ係合機構12Aの一部を成す係合軸
部101が形成されている。この係合軸部101の上下
方向途中部には首状に小径化した小径部101aが形成
され、小径部101aの先端側にはクランプ時に鋼球5
0が係合するテーパー状の係合部101bが形成されて
いる。また、ブッシュ14Aの下面には上部基準体72
に形成された受け面24Aに当接する水平な環状の当接
面63Aが設けられている。ブッシュ14Aに内嵌され
且つ前記テーパー軸部26Aに外嵌するテーパーコレッ
ト15は前記実施形態と同様のものであり、皿バネ66
により下方へ弾性付勢されている。
【0063】次にこのパレットの位置決め固定装置1A
の作用について説明する。パレット2Aをベース体3に
固定する場合には、図9のように、クランプ解除用油室
86に油圧を供給しない状態でクランプ用油室85に油
圧を供給し、油圧によりピストン84aを下方へ駆動さ
せると、ピストンロッド84bも下方へ移動する。その
ため、ピストンロッド84bに可動に装着された鋼球5
0はガイド部材75のテーパー面75aに沿って軸心9
4側へ移動し、その後、環状係合部75bと係合して軸
心94側へ押動され、鋼球50は係合軸部101に形成
されたテーパー状の係合部101bに係合する。このた
め、クランプ力が鋼球50とブッシュ14Aを介してパ
レット2Aに伝達され、パレット2Aはベース体3側へ
引き付けられて固定される。
【0064】このときに、各位置決め固定部4Aの受け
面24Aに各被位置決め固定部5Aの当接面63Aが当
接し、パレット2Aはベース体3に対して鉛直方向に高
精度に位置決めされる。また、前記実施形態と同様に各
位置決め固定部4Aのテーパー軸部26Aに各被位置決
め固定部5Aのテーパーコレット15が密着し、パレッ
ト2Aはベース体3に対して水平方向に高精度に位置決
めされる。
【0065】次にパレット2Aの固定を解除する場合に
は、図10に示すように、クランプ用油室85の油圧を
抜き、クランプ解除用油室86に油圧を供給して、ピス
トン84aを上方へ駆動させると、ピストンロッド84
bも上方へ移動する。それに伴い、鋼球50とガイド部
材75の環状係合部75bとの係合が解除され、鋼球5
0はガイド部材75のテーパー面75aに沿って軸心9
4から外側へ移動するため、鋼球50と係合軸部101
の係合部101bとの係合が解除されてパレット2Aを
ベース体3から上方へ外すことができる。
【0066】このパレットの位置決め固定装置1Aによ
れば、前記実施形態と同様に、位置決め固定部4Aの受
け面24Aに被位置決め固定部5Aの当接面63Aを当
接させてパレット2Aを鉛直方向に高精度に位置決めで
き、位置決め固定部4Aのテーパー軸部26Aに被位置
決め固定部5Aのテーパーコレット15を密着させてパ
レット2Aを水平方向に位置決めできる。さらに、ブッ
シュ14Aの凹穴100aに収容される上部基準体72
の筒状部72bは比較的短いため、パレット2Aの交換
時には、パレット2Aを少し上昇させるだけでベース体
3から外すことができる。尚、このパレットの位置決め
固定装置1Aにおいても、前記実施形態と同様に、ブッ
シュ14Aとパレット2Aの収容穴70との間に合成樹
脂製の充填剤を充填させてパレット2Aを位置決めした
後に充填剤を硬化させて、パレット2Aがベース体3に
対して高精度に位置決めされた状態を半永久的に維持す
ることももちろん可能である。
【0067】2)前記の位置決め固定部4と被位置決め
固定部5は、クランプ手段を組み込んだものを例として
説明したが、4組の位置決め固定部4及び被位置決め固
定部5に共通の1又は複数のクランプ手段を位置決め固
定部4及び被位置決め固定部5に組み込まない状態に設
け、そのクランプ手段でパレット2をベース体3に解除
可能に固定するように構成してもよい。
【0068】3)前記の位置決め固定部4と被位置決め
固定部5の数は4組に限るものではなく、3組以上設け
ればよい。2組では平面を規定できないため、最小限3
組必要である。 4)前記実施形態及び変更形態では、テーブルに固定さ
れるベース体を例を適用した場合を例として説明した
が、テーブル自体としてのベース体を適用することも可
能である。この場合、テーブルに3組以上の位置決め固
定部が装備され、それがベース体として機能する。 5)前記テーパーコレット15は一例を示すもので、図
示の構造のものに限定される訳ではない。例えば、周方
向の3個所に切欠き溝65a,65bを形成したもので
もよく、前記のテーパーコレットの機能を達成する構造
のものであればよい。
【0069】6)テーパーコレット15をベース体3側
付勢する付勢手段には、前記皿バネ66の他、その他の
バネ部材やゴム製の弾性部材、合成樹脂製の弾性部材、
さらにはガススプリングや油圧シリンダなどを採用して
もよい。 7)前記実施形態では、ブッシュ2の14の上面側の隙
間(ブッシュ14とシムプレート60間の隙間、シムプ
レート60と収容穴の壁面間の隙間にも、前記充填剤1
6と同じ充填硬化した充填剤を設けてもよい。その場
合、荷重支持剛性を高めることができる。但し、基本的
には、パレット2とブッシュ14間に作用する荷重は複
数のボルト2cで支持する構成とすることが望ましい。 8)その他、当業者ならば、本発明の趣旨を逸脱するこ
となく、前記実施形態及び変更形態の位置決め固定装置
の種々の構造に変更を付加した形態で実施可能である。
【0070】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、3組以上の
位置決め固定部の各々はパレットの鉛直方向位置を決め
る受け面と水平方向位置を決めるテーパー軸部を有し、
3組以上の被位置決め固定部の各々はブッシュ及びテー
パーコレットとテーパーコレットをベース体側へ付勢す
る付勢手段を有するので、パレットの3個所以上の個所
においてパレットをベース体に鉛直方向と水平方向に位
置決めすることができる。従って、パレットの支持剛性
が非常に高くなるから、重量バランス悪くワークを取り
付けたパレットを固定する場合でも荷重状態の不均一に
よる各部の弾性変形や密着状態の不均一が発生せず、そ
れによる誤差を最小限に抑えることもできる。
【0071】また、テーパーコレットはパレット側に設
けられており、あるパレットにおいて繰り返し使用によ
りテーパーコレットの摩耗やヘタリが生じた場合でも、
ベース体側はその影響を受けないため、その他のパレッ
トを使用した場合にはその位置に誤差が生じることはな
い。
【0072】請求項2の発明によれば、各被位置決め固
定部のブッシュの外周面とパレットの収容穴の壁面間に
充填して硬化させた合成樹脂製充填剤を有するので、パ
レットの組み立て段階において、パレットをベース体に
水平方向及び鉛直方向に高精度に位置決めした状態で充
填剤を硬化させることにより、パレットを3組以上の各
位置決め固定部で水平方向及び鉛直方向に高精度に位置
決めした状態で各ブッシュをパレットに固定することが
できる。
【0073】それ故、パレットの使用段階において、パ
レットをベース体に位置決め固定する毎に3組以上の位
置決め固定部と被位置決め固定部とでパレットを水平方
向と鉛直方向に高精度に位置決め固定することができ
る。このように、パレットをベース体に位置決め固定し
た状態では、パレットの支持剛性が非常に高くなるか
ら、重量バランス悪くワークを取り付けたパレットを固
定する場合でも荷重状態の不均一による各部の弾性変形
や密着状態の不均一が発生せず、それによる誤差を最小
限に抑えることもできる。その他請求項1と同様の効果
を有する。
【0074】請求項3の発明によれば、各位置決め固定
部はパレットの被位置決め固定部と係合してパレットを
受け面側へ引き付けるクランプ手段を有するので、パレ
ットをベース体に引き付けて固定することができる。そ
の他請求項1又は2と同様の効果を有する。
【0075】請求項4の発明によれば、テーパーコレッ
トをベース体側へ付勢する付勢手段はバネ部材からなる
ので、バネ部材によってテーパーコレットはその径を変
化させながらテーパー軸部とブッシュに密着してパレッ
トに対する相対的な上下位置を変化させるから、パレッ
トの水平方向位置を精度良く決めることができる。その
他請求項1〜3の何れかと同様の効果を有する。
【0076】請求項5の発明によれば、3組以上の被位
置決め固定部の各々はブッシュをパレットに固定する複
数のボルトを有し、ボルト締結前にブッシュの外周面と
収容穴の壁面間に充填剤を充填し、3組以上の位置決め
固定部と被位置決め固定部で、ベース体に対してパレッ
トを位置決めし、ブッシュをパレットに固定するボルト
を締結した後に充填剤を硬化するため、パレットが水平
方向と鉛直方向に高精度に位置決めされた状態で3つ以
上のブッシュがパレットに固定される。
【0077】そのため、パレットの使用段階において、
パレットをベース体に位置決めして固定した状態では、
パレットの支持剛性が非常に高くなり、重量バランス悪
くワークを取り付けたパレットを固定する場合にも荷重
状態の不均一が発生せず、荷重状態の不均一による誤差
を最小限に抑えることができる。その他請求項2〜4の
何れかと同様の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のワーク固定用パレットとベ
ース体の斜視図である。
【図2】パレットの平面図である。
【図3】図2のA−A線で見た拡大断面図である。
【図4】位置決め固定部と被位置決め固定部(固定状
態)の縦断面図である。
【図5】テーパーコレットの斜視図である。
【図6】テーパーコレットの縦断断面図である。
【図7】位置決め固定部と被位置決め固定部(固定解除
状態)の縦断面図である。
【図8】ブッシュとシムプレートとパレットと充填剤の
要部拡大断面図である。
【図9】変更形態の図4相当図である。
【図10】変更形態の図5相当図である。
【符号の説明】
1,1A パレットの位置決め固定装置 2,2A パレット 2a,70 収容穴 3,3A ベース体 4,4A 位置決め固定部 5,5A 被位置決め固定部 11,11A 油圧シリンダ 12,12A クランプ係合機構 14,14A ブッシュ 15 テーパーコレット 16 合成樹脂製充填剤 24,24A 受け面 26,26A テーパー軸部 34,84a ピストン 35,84b ピストンロッド 66 皿バネ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械のテーブル上に又はテーブル自
    体として配設されたベース体に、ワーク固定用パレット
    を位置決めして解除可能に固定する位置決め固定装置に
    おいて、 前記ベース体に相互に離隔した3組以上の位置決め固定
    部を設け、パレットに3組以上の位置決め固定部に夫々
    外嵌して位置決め固定される3組以上の被位置決め固定
    部を設け、 前記各位置決め固定部は、パレットの鉛直方向位置を決
    める受け面と、パレットの水平方向位置を決めるテーパ
    ー軸部とを有し、 前記各被位置決め固定部は、前記受け面に当接する当接
    面を有するブッシュと、このブッシュに軸心方向へ移動
    可能に内嵌され且つテーパー軸部に外嵌するテーパーコ
    レットと、このテーパーコレットをベース体側へ付勢す
    る付勢手段とを有することを特徴とするパレットの位置
    決め固定装置。
  2. 【請求項2】 前記被位置決め固定部はパレットに形成
    され且つブッシュが微小隙間を空けて内嵌された収容穴
    と、ブッシュの外周面と収容穴の壁面間に充填して硬化
    された合成樹脂製充填剤とを有することを特徴とする請
    求項1に記載のパレットの位置決め固定装置。
  3. 【請求項3】 前記各位置決め固定部はパレットを受け
    面側へ引き付けるクランプ手段を有し、前記各被位置決
    め固定部は前記クランプ手段のクランプ出力部材に係合
    する係合部を有することを特徴とする請求項1又は2に
    記載のパレットの位置決め固定装置。
  4. 【請求項4】 前記付勢手段はバネ部材からなることを
    特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のパレットの位
    置決め固定装置。
  5. 【請求項5】 前記各被位置決め固定部はブッシュをパ
    レットに固定する複数のボルトを有し、これらボルトを
    締結しない状態で且つブッシュの外周面と収容穴の壁面
    間に充填剤を充填した状態で、3組以上の各被位置決め
    固定部を対応する位置決め固定部に夫々外嵌させて位置
    決め固定してから、それら複数のボルトを締結した状態
    で、前記のように充填した充填剤を硬化させることを特
    徴とする請求項2〜4の何れかに記載のパレットの位置
    決め固定装置。
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