JPH06185508A - 部材同士の位置決め方法 - Google Patents

部材同士の位置決め方法

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JPH06185508A
JPH06185508A JP33854992A JP33854992A JPH06185508A JP H06185508 A JPH06185508 A JP H06185508A JP 33854992 A JP33854992 A JP 33854992A JP 33854992 A JP33854992 A JP 33854992A JP H06185508 A JPH06185508 A JP H06185508A
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JP
Japan
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pin
hole
filler
members
rack
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP33854992A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Kurita
俊明 栗田
Kazuhiro Tamura
和広 田村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH06185508A publication Critical patent/JPH06185508A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J13/00Details of machines for forging, pressing, or hammering
    • B21J13/02Dies or mountings therefor
    • B21J13/03Die mountings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラックとベッドなどのような部材同士の位置
決め固定を容易に行えるようにする。 【構成】 ベッド1にピン穴11を加工し、そこにピン
12を打ち込み、ラック2に前記ピン12より大きい充
填剤充填穴13を加工し、ベッド1上にラック2を組付
けて前記ピン12を前記充填剤充填穴13に挿入し、前
記ピン12と前記充填剤充填穴13の内面との隙間に充
填剤16を流し込み固化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械、機器等における
部材同士の位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】横中ぐり盤やマシニングセンタなどの工
作機械においては、送り駆動系のラックとベッドなど、
何箇所か部材同士を正確に位置決めして固定しておかな
ければならない箇所がある。そして、このよう結合部分
には、正確な位置決め精度、並びに分解、再組立による
相対位置精度の高い再現性が要求される。
【0003】従来、このような部材同士の位置決め結合
は、部材間の相対位置関係を予め規定された精度に入れ
るべく調整した後、部材同士を締付ボルトで締結し、そ
の後、部材間に相互に作用する外力によって位置ずれが
発生しないように部材間にテーパピンを打って固定する
ようにしている。
【0004】具体的には、図8に示すように、工作機械
のベッド1上にラック2を組立てた後、ボール盤3によ
りラック2とベッド1との双方に渡って下穴をドリル加
工し、その後、図9に示すように、テーパリーマ加工を
行ってテーパ穴4とし、そこにテーパピン5を打ち込む
ようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、横中ぐり盤や
マシニングセンタなどの工作機械においては、ラックと
ベッド等の組合せ箇所が多いため、穴明け個数が多く、
ボール盤3を何度も段取り替えしなければならず、作業
に手間がかかるという問題があった。
【0006】また、テーパリーマ加工は、工具の精度管
理、加工条件等により加工穴のテーパピンとの当り不良
が発生することもあり、加工に細心の注意と時間を要
し、細心の注意を払ったとしても人手による作業である
ので、加工誤差による性能低下は否めなかった。
【0007】さらに、切削加工であることから切粉の飛
散等により作業環境を悪くするという問題もあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、相互に位置決めすべき部材の一方にピ
ン穴を加工し、そこにピンを打ち込み、他方の部材に前
記ピンより大きい穴を加工し、前記部材同士を組み合わ
せて前記ピンを前記穴に挿入し、前記ピンと前記穴の内
周面との間に充填剤を流し込み固化させることにより部
材同士を位置決するのであり、また、相互に位置決めす
べき部材の双方に渡って穴を加工し、この穴に充填剤を
流し込み固化させてピンとすることにより部材同士の位
置決するようにしたのである。
【0009】
【作用】前記第一の方法によれば、充填剤が隙間を埋め
ピンが一方の部材の穴に嵌合した状態で他方の部材と一
体化するので、正確な位置決めができ、分割再組立によ
っても位置ずれが生じない。
【0010】また、第二の方法によれば、充填剤として
充分強度を有するものを使用することにより、固化した
充填剤自体がピンとしての役目を果たし、正確な位置決
めができ、分割再組立の際の位置決めも可能となる。
【0011】なお、いずれの方法においても、充填剤と
しては、部材間に切削力などによる負荷がかかった場
合、この力を受け止め、かつ部材の相対的変位を発生さ
せることのない程度の機械的強度を持つものが採用され
る。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る部材間の位置決め方法の
実施例を図面に基づき説明する。ここでは、横中ぐり盤
などのラックとベッドとの位置決め固定を例としてあげ
る。
【0013】図1,3,4に示すように、一方の部材で
あるベッド1の位置決めすべき個所にはピン穴11があ
けられる。ピン穴11にはストレートピン12が着脱可
能に嵌合される。なお、ベッド1にはラック2を固定す
るためのボルトがねじ込まれるねじ穴12も勿論形成さ
れる。
【0014】一方、ベッド1上に位置決めして組み合わ
せられるラック2における前記ピン穴11と対応する位
置には、ストレートピン12の直径より大きい内径の充
填剤充填穴13があけられている。また、ラック2には
ねじ穴12に対応してボルト通し穴14もあけられてい
る。
【0015】従って、ベッド1上にラック2を位置決め
し、ボルト通し穴14を通してねじ穴12にボルト15
をねじ込み締め付けた状態で、充填剤充填穴13内には
ストレートピン12が内周面との間に隙間をあけた状態
で挿入される。
【0016】この状態で、図1に示すように隙間に充填
剤16が注入充填される。充填剤16は、母材と硬化剤
を混合した流動体で、経時硬化により固形化し、ピン1
2と穴内周面との間で耐圧縮性能を発揮するものであ
る。
【0017】ここでは、充填剤16として、一般の工作
機械等に広く採用されている摺動面耐摩耗剤を使用した
が、適用する機械、構造、性能によって、部材間の相対
的位置決めと負荷に対する相対的なずれを防止する目的
に合致するものを選択すればよい。
【0018】なお、具体的には、商品名「モグライ
ス」、または「SKC」と称するエポキシ樹脂系の摺動
面耐摩耗剤を使用した。
【0019】充填剤16が経時硬化することにより、ス
トレートピン12とラック2とは一体となる。
【0020】充填剤16は部材相互間にかかる切削など
の負荷に対し十分な機械的性能を有するものであり、負
荷荷重に対する変位を調べたところ、テーパピン方式と
変わらぬ機械的強度、安定した精度が得られた。
【0021】ラック2をベッド1に対し分解したときに
は、ストレートピン12はラック2側に位置決めされた
状態で一体となるので、再度組み立てるときに、ストレ
ートピン12をピン穴11に嵌合させるだけで、ラック
2を正確に位置決めすることができる。
【0022】なお、充填剤16を注入する前にストレー
トピン12の表面に剥離剤を塗布しておくことにより、
ラック2とベッド1とを分解したときに、ストレートピ
ン12がベッド1側に残るようにすることもできる。
【0023】他の実施例として、図6に示すように芯金
に相当するピンとしてスプリングピン17を採用したも
のが考えられる。ストレートピン12の場合には、それ
を嵌合させるピン穴12をある程度精度よく加工する必
要があるが、スプリングピン17の場合には、ピン穴1
8もラフなドリル加工穴でもよく、加工時間を半減する
ことができる。
【0024】また、充填剤だけで十分な強度が得られる
場合には、図7に示すように、ラック2とベッド1にま
たがってピン穴19,20を設け、そこに充填剤21を
充填し固化させるようにしてもよい。固化した充填剤2
1がピンとしての機能を果たす。なお、ベッド1側のピ
ン穴20の内面には剥離剤を塗布しておく。
【0025】ラック2をベッド1から分解すれば、充填
剤でできたピン21はラック2側に残り、再組立の際に
はピン21を穴20に嵌合することにより位置決めがで
きる。
【0026】本発明は、上記のようなラックとベッドと
の位置決めに限らずボールスクリュ方式における駆動ギ
ヤボックスの位置決め、オートパレットチェンジャの位
置決め、回転テーブル、回転割出し盤の位置決め、その
他一般機械における同様の相対的位置関係を高精度に維
持する必要のある構造物の位置決めなどに適用できる。
さらに、耐熱性のある充填剤を使用することにより、タ
ービン、コンプレッサ等の車室と上蓋の位置決めなどに
も適用できる。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る部材間の位置決め方法によ
れば、現物合せ加工がなくなり、予め個々の部材に加工
されたものを組み合わせて、ピンと穴との間に充填剤を
注入固化させるようにしたので、作業能率が大幅に向上
する。
【0028】また、高精度を要求されるテーパ穴のリー
マ加工が不要となることからこの面でも作業能率が向上
し、また、現物合せ加工時のテーパピン穴の当り不良に
よる位置ずれ等の不具合が解消でき、それだけでなく、
充填剤とピン、部材との密着性が良いことから、安定し
た機械的強度が得られる。
【0029】さらに、部材間にまたがる穴に充填剤を注
入してその固化後、充填剤自体をピンとすることによ
り、芯金としていたピンも不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る方法の説明図である。
【図2】本発明の一実施例に係る方法の平面的概略説明
図である。
【図3】一実施例による位置決め状態の側面に沿う断面
図である。
【図4】そのA−A矢視断面図である。
【図5】図4中の部分拡大図である。
【図6】他の実施例を説明する断面図である。
【図7】他の実施例を説明する断面図である。
【図8】従来の位置決め手段の加工説明図である。
【図9】従来の位置決め方法を説明する断面図及びその
拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 ラック 11 ピン穴 12 ストレートピン 13 充填剤充填穴 14 ボルト通し穴 15 ボルト 16 充填剤 17 スプリングピン 18 ピン穴 21 充填剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に位置決めすべき部材の一方にピン
    穴を加工し、そこにピンを打ち込み、他方の部材に前記
    ピンより大きい穴を加工し、前記部材同士を組み合わせ
    て前記ピンを前記穴に挿入し、前記ピンと前記穴の内周
    面との間に充填剤を流し込み固化させることを特徴とす
    る部材同士の位置決め方法。
  2. 【請求項2】 相互に位置決めすべき部材の双方に渡っ
    て穴を加工し、この穴に充填剤を流し込み固化させてピ
    ンとすることを特徴とする部材同士の位置決め方法。
JP33854992A 1992-12-18 1992-12-18 部材同士の位置決め方法 Withdrawn JPH06185508A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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