JPH10108400A - モーターブラケット及びその取り付け穴加工方法及びその治具 - Google Patents
モーターブラケット及びその取り付け穴加工方法及びその治具Info
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- JPH10108400A JPH10108400A JP25403396A JP25403396A JPH10108400A JP H10108400 A JPH10108400 A JP H10108400A JP 25403396 A JP25403396 A JP 25403396A JP 25403396 A JP25403396 A JP 25403396A JP H10108400 A JPH10108400 A JP H10108400A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単にボールネジの軸芯をスライド部の移動
方向に一致できるモーターブラケット及びその取り付け
穴加工方法及びその治具を提供する。 【解決手段】 モーターブラケット1が、ガイドレール
4に対して、位置決め平行ピン3により予め位置決めさ
れた状態で締めつけボルト2により、モーターブラケッ
ト1およびガイドレール4におけるスライド部S1の直
線移動方向Y2に対する各平行面同士が接合されて取り
付けられる。
方向に一致できるモーターブラケット及びその取り付け
穴加工方法及びその治具を提供する。 【解決手段】 モーターブラケット1が、ガイドレール
4に対して、位置決め平行ピン3により予め位置決めさ
れた状態で締めつけボルト2により、モーターブラケッ
ト1およびガイドレール4におけるスライド部S1の直
線移動方向Y2に対する各平行面同士が接合されて取り
付けられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交スライダー装
置のガイドレール内で、スライド部が直線移動するよう
に、スライド部に螺合する送りねじを回転駆動するモー
ターをガイドレールに取り付けるためのモーターブラケ
ット及びその取り付け穴加工方法及びその治具に関する
ものである。
置のガイドレール内で、スライド部が直線移動するよう
に、スライド部に螺合する送りねじを回転駆動するモー
ターをガイドレールに取り付けるためのモーターブラケ
ット及びその取り付け穴加工方法及びその治具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図4(a)に示す平面図およ
び側面図のように、ガイドレール17内にスライド部S
4が配設された直交スライダー装置においては、そのス
ライド部S4がガイドレール17の内側にガイドされて
矢印Y1で示す方向に直線移動するように、スライド部
S4に螺合する送りねじ(以下、ボールネジと記載す
る)21を回転駆動するモーター18をガイドレール1
7の端部に取り付けるため、モーターブラケット15が
ガイドレール17とモーター18との間に介装されてい
る。
び側面図のように、ガイドレール17内にスライド部S
4が配設された直交スライダー装置においては、そのス
ライド部S4がガイドレール17の内側にガイドされて
矢印Y1で示す方向に直線移動するように、スライド部
S4に螺合する送りねじ(以下、ボールネジと記載す
る)21を回転駆動するモーター18をガイドレール1
7の端部に取り付けるため、モーターブラケット15が
ガイドレール17とモーター18との間に介装されてい
る。
【0003】このモーターブラケット15は、例えば図
4(a)に示すように、4本の締め付けボルト16によ
ってガイドレール17の端面に取り付けられており、そ
の反対面にモーター18が取り付けられている。
4(a)に示すように、4本の締め付けボルト16によ
ってガイドレール17の端面に取り付けられており、そ
の反対面にモーター18が取り付けられている。
【0004】また、この直交スライダー装置では、図4
(b)に示す側断面図のように、モーターブラケット1
5には、ボールネジ21の回転を支えるためのベアリン
グ20が備えられ、そのベアリング20を貫通したボー
ルネジ21の先端が、軸継ぎ手19を介してモーター1
8の回転軸に接続され、このモーター18により軸継ぎ
手19を通じてボールネジ21を回転駆動している。
(b)に示す側断面図のように、モーターブラケット1
5には、ボールネジ21の回転を支えるためのベアリン
グ20が備えられ、そのベアリング20を貫通したボー
ルネジ21の先端が、軸継ぎ手19を介してモーター1
8の回転軸に接続され、このモーター18により軸継ぎ
手19を通じてボールネジ21を回転駆動している。
【0005】ここで、モーターブラケット15は、ガイ
ドレール17との接合面をガイドレール17の長手方向
に対して高精度な直角が得られるように機械加工仕上げ
された後、その面に4本の締め付けボルト16を貫通さ
せるための4個の貫通穴が機械加工される。一方、ガイ
ドレール17側では、長尺のレールが所定の長さに切断
され、その切断面を矢印Y1で示すスライド部S4の移
動方向に対して高精度な直角が得られるように機械加工
仕上げされる。
ドレール17との接合面をガイドレール17の長手方向
に対して高精度な直角が得られるように機械加工仕上げ
された後、その面に4本の締め付けボルト16を貫通さ
せるための4個の貫通穴が機械加工される。一方、ガイ
ドレール17側では、長尺のレールが所定の長さに切断
され、その切断面を矢印Y1で示すスライド部S4の移
動方向に対して高精度な直角が得られるように機械加工
仕上げされる。
【0006】このようにして高精度に機械加工仕上げさ
れたモーターブラケット15とガイドレール17とが、
図4に示すように、4本の締め付けボルト16により接
合された場合には、ボールネジ21の軸芯J1は、矢印
Y1で示すスライド部S4の移動方向に一致するように
なる。
れたモーターブラケット15とガイドレール17とが、
図4に示すように、4本の締め付けボルト16により接
合された場合には、ボールネジ21の軸芯J1は、矢印
Y1で示すスライド部S4の移動方向に一致するように
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来のモーターブラケットでは、上記のように、モ
ーターブラケット15およびガイドレール17の相互の
接合面において、矢印Y1で示すスライド部S4の移動
方向に対する高い直角精度を得ることは非常に困難で、
そのためには大ががりな作業が必要となり、容易に高い
直角精度が得られないという問題点を有していた。
うな従来のモーターブラケットでは、上記のように、モ
ーターブラケット15およびガイドレール17の相互の
接合面において、矢印Y1で示すスライド部S4の移動
方向に対する高い直角精度を得ることは非常に困難で、
そのためには大ががりな作業が必要となり、容易に高い
直角精度が得られないという問題点を有していた。
【0008】ここでもし、モーターブラケット15およ
びガイドレール17の相互の接合面において、高い直角
精度が得られない場合には、ボールネジ21の軸芯J1
が矢印Y1で示すスライド部S4の移動方向と一致せ
ず、このようなボールネジ21を回転駆動するモーター
18には大きな負荷がかかってしまうという問題点をも
有していた。
びガイドレール17の相互の接合面において、高い直角
精度が得られない場合には、ボールネジ21の軸芯J1
が矢印Y1で示すスライド部S4の移動方向と一致せ
ず、このようなボールネジ21を回転駆動するモーター
18には大きな負荷がかかってしまうという問題点をも
有していた。
【0009】また、ガイドレール17が長尺である場合
には、その長尺ガイドレールにおいて、必要な直角精度
を得るための切断面の仕上げ作業や、モーターブラケッ
ト15を固定するためのタップ加工作業には、大型の加
工機が必要となり、製造コストおよび納期対応の面から
不利であった。
には、その長尺ガイドレールにおいて、必要な直角精度
を得るための切断面の仕上げ作業や、モーターブラケッ
ト15を固定するためのタップ加工作業には、大型の加
工機が必要となり、製造コストおよび納期対応の面から
不利であった。
【0010】さらに、モーターブラケット15およびガ
イドレール17において高い直角精度が得られた場合で
も、モーターブラケット15をガイドレール17に取り
付ける際には、その作業者によっては組み付け精度にバ
ラツキが発生し、モーターブラケット15とガイドレー
ル17との間でかならずしもそれらの軸芯が一致すると
は限らないという問題点も有していた。
イドレール17において高い直角精度が得られた場合で
も、モーターブラケット15をガイドレール17に取り
付ける際には、その作業者によっては組み付け精度にバ
ラツキが発生し、モーターブラケット15とガイドレー
ル17との間でかならずしもそれらの軸芯が一致すると
は限らないという問題点も有していた。
【0011】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、モー
ターブラケットおよびガイドレールの相互の接合面にお
いて、高い直角精度を得る必要がなく、モーターブラケ
ットのガイドレールへの取り付けの際の作業者による組
み付け精度のバラツキをなくし、モーターブラケットと
ガイドレールとの間で高精度で容易に芯合わせすること
ができ、ボールネジの軸芯を簡単にスライド部の移動方
向に一致させることができるモーターブラケット及びそ
の取り付け穴加工方法及びその治具を提供する。
ターブラケットおよびガイドレールの相互の接合面にお
いて、高い直角精度を得る必要がなく、モーターブラケ
ットのガイドレールへの取り付けの際の作業者による組
み付け精度のバラツキをなくし、モーターブラケットと
ガイドレールとの間で高精度で容易に芯合わせすること
ができ、ボールネジの軸芯を簡単にスライド部の移動方
向に一致させることができるモーターブラケット及びそ
の取り付け穴加工方法及びその治具を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のモーターブラケット及びその取り付け穴
加工方法及びその治具においては、モーターブラケット
が、ガイドレールに対して、位置決め手段により予め位
置決めした状態で固定手段により、モーターブラケット
およびガイドレールにおけるスライド部の直線移動方向
に対する各平行面同士が接合されて取り付けられ、そし
て、位置決め手段および固定手段に対応してガイドレー
ルに設けられる穴は、そのガイドレールに形成されスラ
イド部の直線移動をガイドするのためのボール転がり用
溝を基準にして加工されるため、それらの穴は、ガイド
レール上の相対的な加工位置にバラツキがない状態で、
容易に形成されることを特徴とする。
めに、本発明のモーターブラケット及びその取り付け穴
加工方法及びその治具においては、モーターブラケット
が、ガイドレールに対して、位置決め手段により予め位
置決めした状態で固定手段により、モーターブラケット
およびガイドレールにおけるスライド部の直線移動方向
に対する各平行面同士が接合されて取り付けられ、そし
て、位置決め手段および固定手段に対応してガイドレー
ルに設けられる穴は、そのガイドレールに形成されスラ
イド部の直線移動をガイドするのためのボール転がり用
溝を基準にして加工されるため、それらの穴は、ガイド
レール上の相対的な加工位置にバラツキがない状態で、
容易に形成されることを特徴とする。
【0013】以上により、モーターブラケットおよびガ
イドレールの相互の接合面において、高い直角精度を得
る必要がなく、モーターブラケットのガイドレールへの
取り付けの際の作業者による組み付け精度のバラツキを
なくし、モーターブラケットとガイドレールとの間で高
精度で容易に芯合わせすることができ、ボールネジの軸
芯を簡単にスライド部の移動方向に一致させることがで
きる。
イドレールの相互の接合面において、高い直角精度を得
る必要がなく、モーターブラケットのガイドレールへの
取り付けの際の作業者による組み付け精度のバラツキを
なくし、モーターブラケットとガイドレールとの間で高
精度で容易に芯合わせすることができ、ボールネジの軸
芯を簡単にスライド部の移動方向に一致させることがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のモータ
ーブラケットは、直交スライダー装置において、そのガ
イドレール内でスライド部が直線移動するようにスライ
ド部に螺合する送りねじを回転駆動するモーターを、ガ
イドレールに取り付けるためのモーターブラケットであ
って、送りねじの軸芯に平行な軸芯平行面を形成し、こ
の軸芯平行面を、ガイドレールにおけるスライド部の直
線移動方向に対する平行面に接合することにより、ガイ
ドレールに取り付けるよう構成し、前記ガイドレールへ
の取り付けの際に、ガイドレールに対して位置合わせす
るための位置決め手段を設けた構成とする。
ーブラケットは、直交スライダー装置において、そのガ
イドレール内でスライド部が直線移動するようにスライ
ド部に螺合する送りねじを回転駆動するモーターを、ガ
イドレールに取り付けるためのモーターブラケットであ
って、送りねじの軸芯に平行な軸芯平行面を形成し、こ
の軸芯平行面を、ガイドレールにおけるスライド部の直
線移動方向に対する平行面に接合することにより、ガイ
ドレールに取り付けるよう構成し、前記ガイドレールへ
の取り付けの際に、ガイドレールに対して位置合わせす
るための位置決め手段を設けた構成とする。
【0015】この構成によると、モーターブラケット
が、ガイドレールに対して、位置決め手段により予め位
置決めした状態で固定手段により、モーターブラケット
およびガイドレールにおけるスライド部の直線移動方向
に対する各平行面同士が接合されて取り付けられる。
が、ガイドレールに対して、位置決め手段により予め位
置決めした状態で固定手段により、モーターブラケット
およびガイドレールにおけるスライド部の直線移動方向
に対する各平行面同士が接合されて取り付けられる。
【0016】請求項2に記載のモーターブラケットの取
り付け穴加工方法は、請求項1のモーターブラケットを
ガイドレールに取り付けるために、ガイドレールに位置
決め手段および固定手段に対応して設けるモーターブラ
ケット取り付け穴を、ガイドレールに形成されスライド
部の直線移動をガイドするためのボール転がり溝を基準
にして加工する方法とする。
り付け穴加工方法は、請求項1のモーターブラケットを
ガイドレールに取り付けるために、ガイドレールに位置
決め手段および固定手段に対応して設けるモーターブラ
ケット取り付け穴を、ガイドレールに形成されスライド
部の直線移動をガイドするためのボール転がり溝を基準
にして加工する方法とする。
【0017】請求項3に記載のモーターブラケットの取
り付け穴加工治具は、請求項1のモーターブラケットを
ガイドレールに取り付けるために、ガイドレールに位置
決め手段および固定手段に対応して設けるモーターブラ
ケット取り付け穴を、ガイドレールに形成されスライド
部の直線移動をガイドするためのボール転がり溝を基準
にして、加工可能にする構造を有した構成とする。
り付け穴加工治具は、請求項1のモーターブラケットを
ガイドレールに取り付けるために、ガイドレールに位置
決め手段および固定手段に対応して設けるモーターブラ
ケット取り付け穴を、ガイドレールに形成されスライド
部の直線移動をガイドするためのボール転がり溝を基準
にして、加工可能にする構造を有した構成とする。
【0018】これらの方法または構成によると、位置決
め手段および固定手段に対応してガイドレールに設けら
れる穴は、そのガイドレールに形成されスライド部の直
線移動をガイドするのためのボール転がり用溝を基準に
して加工されるため、それらの穴は、ガイドレール上の
相対的な加工位置にバラツキがない状態で、容易に形成
される。
め手段および固定手段に対応してガイドレールに設けら
れる穴は、そのガイドレールに形成されスライド部の直
線移動をガイドするのためのボール転がり用溝を基準に
して加工されるため、それらの穴は、ガイドレール上の
相対的な加工位置にバラツキがない状態で、容易に形成
される。
【0019】以下、本発明の実施の形態を示すモーター
ブラケット及びその取り付け穴加工方法及びその治具に
ついて、図1〜図3を用いて具体的に説明する。図1は
本実施の形態のモーターブラケットの直交スライダー装
置における取り付け状態を示す平面図およびその側面図
である。また、図2は本実施の形態のモーターブラケッ
トの直交スライダー装置における取り付け状態を示す側
断面図およびそのA−A’矢視図である。
ブラケット及びその取り付け穴加工方法及びその治具に
ついて、図1〜図3を用いて具体的に説明する。図1は
本実施の形態のモーターブラケットの直交スライダー装
置における取り付け状態を示す平面図およびその側面図
である。また、図2は本実施の形態のモーターブラケッ
トの直交スライダー装置における取り付け状態を示す側
断面図およびそのA−A’矢視図である。
【0020】図1および図2において、1は、ガイドレ
ール4内でスライド部S1が矢印Y2で示す方向に直線
移動するようにスライド部S1に螺合するボールネジ1
0を回転駆動するモーター7を、ガイドレール4に取り
付けるためのモーターブラケットである。
ール4内でスライド部S1が矢印Y2で示す方向に直線
移動するようにスライド部S1に螺合するボールネジ1
0を回転駆動するモーター7を、ガイドレール4に取り
付けるためのモーターブラケットである。
【0021】このモーターブラケット1は、図1に示す
ように、ボールネジ10の軸芯J2に平行な軸芯平行面
P1が形成され、この軸芯平行面P1が、ガイドレール
4におけるスライド部S1の直線移動方向Y2に平行な
移動方向平行面P2に接合されることにより、ガイドレ
ール4に取り付けられるよう構成されている。
ように、ボールネジ10の軸芯J2に平行な軸芯平行面
P1が形成され、この軸芯平行面P1が、ガイドレール
4におけるスライド部S1の直線移動方向Y2に平行な
移動方向平行面P2に接合されることにより、ガイドレ
ール4に取り付けられるよう構成されている。
【0022】また、このモーターブラケット1には、図
1に示すように、モーターブラケット1をガイドレール
4に取り付ける際にガイドレール4およびボールネジ1
0間で芯合わせするために、ガイドレール4に対してモ
ーターブラケット1を位置合わせするための位置決め手
段としての位置決め平行ピン3が設けられている。
1に示すように、モーターブラケット1をガイドレール
4に取り付ける際にガイドレール4およびボールネジ1
0間で芯合わせするために、ガイドレール4に対してモ
ーターブラケット1を位置合わせするための位置決め手
段としての位置決め平行ピン3が設けられている。
【0023】この位置決め平行ピン3は、モーターブラ
ケット1の軸芯平行面P1とガイドレール4の移動方向
平行面P2とが接合された状態で、モーターブラケット
1から各平行面P1,P2を通してガイドレール4内に
わたって連通するように形成されている。
ケット1の軸芯平行面P1とガイドレール4の移動方向
平行面P2とが接合された状態で、モーターブラケット
1から各平行面P1,P2を通してガイドレール4内に
わたって連通するように形成されている。
【0024】以上の構成によると、モーターブラケット
1は、ガイドレール4に対して、位置決め平行ピン3に
より予め位置合わせされた状態で固定手段としての締め
つけボルト2により、モーターブラケット1およびガイ
ドレール4における各平行面P1,P2同士が接合され
た状態で取り付けられる。
1は、ガイドレール4に対して、位置決め平行ピン3に
より予め位置合わせされた状態で固定手段としての締め
つけボルト2により、モーターブラケット1およびガイ
ドレール4における各平行面P1,P2同士が接合され
た状態で取り付けられる。
【0025】なお、この直交スライダー装置も図4
(b)に示す従来例と同様に、図2に示すように、モー
ターブラケット1には、ボールネジ10の回転を支える
ためのベアリング9が備えられ、そのベアリング9を貫
通したボールネジ10の先端が、軸継ぎ手8を介してモ
ーター7の回転軸に接続され、このモーター7により軸
継ぎ手8を通じてボールネジ10を回転駆動している。
(b)に示す従来例と同様に、図2に示すように、モー
ターブラケット1には、ボールネジ10の回転を支える
ためのベアリング9が備えられ、そのベアリング9を貫
通したボールネジ10の先端が、軸継ぎ手8を介してモ
ーター7の回転軸に接続され、このモーター7により軸
継ぎ手8を通じてボールネジ10を回転駆動している。
【0026】図3は本実施の形態のモーターブラケット
取り付け穴加工用の穴加工治具の構成を示す概略斜視図
である。図3において、11は、図1に示すように、モ
ーターブラケット1をガイドレール4に取り付けるため
に、ガイドレール4に位置決め平行ピン3および締めつ
けボルト2に対応して設けられるモーターブラケット取
り付け穴を、ガイドレール4に形成されスライド部S1
の直線移動をガイドするためのボール転がり溝12を基
準にして、加工可能にする構造を有したモーターブラケ
ット取り付け穴加工治具(以下、穴加工治具と略称す
る)である。
取り付け穴加工用の穴加工治具の構成を示す概略斜視図
である。図3において、11は、図1に示すように、モ
ーターブラケット1をガイドレール4に取り付けるため
に、ガイドレール4に位置決め平行ピン3および締めつ
けボルト2に対応して設けられるモーターブラケット取
り付け穴を、ガイドレール4に形成されスライド部S1
の直線移動をガイドするためのボール転がり溝12を基
準にして、加工可能にする構造を有したモーターブラケ
ット取り付け穴加工治具(以下、穴加工治具と略称す
る)である。
【0027】この穴加工治具11には、ガイドレール4
上面のモーターブラケット取り付け穴を、図1に示す締
め付けボルト2及び位置決め平行ピン3に対応して、ボ
ール転がり溝12を基準にして正確な位置に加工可能に
するため、図3に示すように、ボール転がり溝12には
め込まれる溝ガイドピンM1が取り付けられている。
上面のモーターブラケット取り付け穴を、図1に示す締
め付けボルト2及び位置決め平行ピン3に対応して、ボ
ール転がり溝12を基準にして正確な位置に加工可能に
するため、図3に示すように、ボール転がり溝12には
め込まれる溝ガイドピンM1が取り付けられている。
【0028】また、穴加工治具11には、ガイドレール
4上面のモーターブラケット取り付け穴を形成する際
に、それらの穴において、ガイドレール4上の相対的な
加工位置のバラツキの発生を防止するため、ドリル13
がモーターブラケット取り付け穴の位置から逃げないよ
うに、ドリル13をガイドレール4上の所定位置までガ
イドするドリルガイドブッシュ14が取り付けられてい
る。
4上面のモーターブラケット取り付け穴を形成する際
に、それらの穴において、ガイドレール4上の相対的な
加工位置のバラツキの発生を防止するため、ドリル13
がモーターブラケット取り付け穴の位置から逃げないよ
うに、ドリル13をガイドレール4上の所定位置までガ
イドするドリルガイドブッシュ14が取り付けられてい
る。
【0029】以上の構成によると、ガイドレール4にお
いて位置決め平行ピン3および締めつけボルト2に対応
して設けられるモーターブラケット取り付け穴は、ガイ
ドレール4に対して、穴加工治具11を、溝ガイドピン
M1をボール転がり溝12にはめ込んで取り付けること
により、そのボール転がり溝12を基準にして加工され
るため、それらの穴は、ガイドレール4上の相対的な加
工位置にバラツキがない状態で、容易に形成される。
いて位置決め平行ピン3および締めつけボルト2に対応
して設けられるモーターブラケット取り付け穴は、ガイ
ドレール4に対して、穴加工治具11を、溝ガイドピン
M1をボール転がり溝12にはめ込んで取り付けること
により、そのボール転がり溝12を基準にして加工され
るため、それらの穴は、ガイドレール4上の相対的な加
工位置にバラツキがない状態で、容易に形成される。
【0030】以上により、モーターブラケットおよびガ
イドレールの相互の接合面において、高い直角精度を得
る必要がなく、モーターブラケットのガイドレールへの
取り付けの際の作業者による組み付け精度のバラツキを
なくし、モーターブラケットとガイドレールとの間で高
精度で容易に芯合わせすることができ、ボールネジの軸
芯を簡単にスライド部の移動方向に一致させることがで
きる。
イドレールの相互の接合面において、高い直角精度を得
る必要がなく、モーターブラケットのガイドレールへの
取り付けの際の作業者による組み付け精度のバラツキを
なくし、モーターブラケットとガイドレールとの間で高
精度で容易に芯合わせすることができ、ボールネジの軸
芯を簡単にスライド部の移動方向に一致させることがで
きる。
【0031】その結果、ガイドレールに対するモーター
ブラケット取り付け穴の加工作業およびモーターブラケ
ットのガイドレールへの取り付け作業の際のコストを、
ガイドレールとモーター間での高い芯合わせ精度を保持
しながら低減することができるとともに、直交スライダ
ー装置としての製品納期における対応力を強化すること
ができる。また、モーターに対する過負荷状態を無くす
ことができる。
ブラケット取り付け穴の加工作業およびモーターブラケ
ットのガイドレールへの取り付け作業の際のコストを、
ガイドレールとモーター間での高い芯合わせ精度を保持
しながら低減することができるとともに、直交スライダ
ー装置としての製品納期における対応力を強化すること
ができる。また、モーターに対する過負荷状態を無くす
ことができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、モーター
ブラケットは、ガイドレールに対して、位置決め手段に
より予め位置決めした状態で固定手段により、モーター
ブラケットおよびガイドレールにおけるスライド部の直
線移動方向に対する各平行面同士を接合させて取り付け
ることができる。
ブラケットは、ガイドレールに対して、位置決め手段に
より予め位置決めした状態で固定手段により、モーター
ブラケットおよびガイドレールにおけるスライド部の直
線移動方向に対する各平行面同士を接合させて取り付け
ることができる。
【0033】また、位置決め手段および固定手段に対応
してガイドレールに設けられる穴は、そのガイドレール
に形成されスライド部の直線移動をガイドするのための
ボール転がり用溝を基準にして加工されるため、それら
の穴を、ガイドレール上の相対的な加工位置にバラツキ
がない状態で、容易に形成することができる。
してガイドレールに設けられる穴は、そのガイドレール
に形成されスライド部の直線移動をガイドするのための
ボール転がり用溝を基準にして加工されるため、それら
の穴を、ガイドレール上の相対的な加工位置にバラツキ
がない状態で、容易に形成することができる。
【0034】そのため、モーターブラケットおよびガイ
ドレールの相互の接合面において、高い直角精度を得る
必要がなく、モーターブラケットのガイドレールへの取
り付けの際の作業者による組み付け精度のバラツキをな
くし、モーターブラケットとガイドレールとの間で高精
度で容易に芯合わせすることができ、ボールネジの軸芯
を簡単にスライド部の移動方向に一致させることができ
る。
ドレールの相互の接合面において、高い直角精度を得る
必要がなく、モーターブラケットのガイドレールへの取
り付けの際の作業者による組み付け精度のバラツキをな
くし、モーターブラケットとガイドレールとの間で高精
度で容易に芯合わせすることができ、ボールネジの軸芯
を簡単にスライド部の移動方向に一致させることができ
る。
【0035】その結果、ガイドレールに対するモーター
ブラケット取り付け用穴の加工作業およびモーターブラ
ケットのガイドレールへの取り付け作業の際のコスト
を、ガイドレールとモータ間での高い芯合わせ精度を保
持しながら低減することができるとともに、直交スライ
ダー装置としての製品納期における対応力を強化するこ
とができる。また、モータに対する過負荷状態を無くす
ことができる。
ブラケット取り付け用穴の加工作業およびモーターブラ
ケットのガイドレールへの取り付け作業の際のコスト
を、ガイドレールとモータ間での高い芯合わせ精度を保
持しながら低減することができるとともに、直交スライ
ダー装置としての製品納期における対応力を強化するこ
とができる。また、モータに対する過負荷状態を無くす
ことができる。
【図1】本発明の実施の形態のモーターブラケットの取
り付け外観図
り付け外観図
【図2】同実施の形態におけるモーターブラケットの取
り付け断面図
り付け断面図
【図3】同実施の形態における穴加工治具の装着図
【図4】従来のモーターブラケットの取り付け状態の説
明図
明図
1 モーターブラケット 2 締めつけボルト 3 位置決め平行ピン 4 ガイドレール 7 モーター 8 軸継ぎ手 9 ベアリング 10 ボールネジ 11 穴加工治具 12 ボール転がり溝 13 ドリル 14 ドリルガイドブッシュ
Claims (3)
- 【請求項1】 直交スライダー装置において、そのガイ
ドレール内でスライド部が直線移動するようにスライド
部に螺合する送りねじを回転駆動するモーターを、ガイ
ドレールに取り付けるためのモーターブラケットであっ
て、送りねじの軸芯に平行な軸芯平行面を形成し、この
軸芯平行面を、ガイドレールにおけるスライド部の直線
移動方向に対する平行面に接合することにより、ガイド
レールに取り付けるよう構成し、前記ガイドレールへの
取り付けの際に、ガイドレールに対して位置合わせする
ための位置決め手段を設けたモーターブラケット。 - 【請求項2】 請求項1のモーターブラケットをガイド
レールに取り付けるために、ガイドレールに位置決め手
段および固定手段に対応して設けるモーターブラケット
取り付け穴を、ガイドレールに形成されスライド部の直
線移動をガイドするためのボール転がり溝を基準にして
加工するモーターブラケット取り付け穴加工方法。 - 【請求項3】 請求項1のモーターブラケットをガイド
レールに取り付けるために、ガイドレールに位置決め手
段および固定手段に対応して設けるモーターブラケット
取り付け穴を、ガイドレールに形成されスライド部の直
線移動をガイドするためのボール転がり溝を基準にし
て、加工可能にする構造を有したモーターブラケット取
り付け穴加工治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25403396A JPH10108400A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | モーターブラケット及びその取り付け穴加工方法及びその治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25403396A JPH10108400A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | モーターブラケット及びその取り付け穴加工方法及びその治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10108400A true JPH10108400A (ja) | 1998-04-24 |
Family
ID=17259312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25403396A Pending JPH10108400A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | モーターブラケット及びその取り付け穴加工方法及びその治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10108400A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103317755A (zh) * | 2013-07-01 | 2013-09-25 | 无锡市德华机械有限公司 | 数控转塔冲床纵向运动部分整体支架 |
CN103659707A (zh) * | 2013-11-22 | 2014-03-26 | 大连日佳电子有限公司 | 一种螺钉的阵列装置 |
CN106695386A (zh) * | 2016-12-28 | 2017-05-24 | 齐齐哈尔雷昂重工机械制造有限责任公司 | 火车货车转向架加工孔工装 |
CN106826284A (zh) * | 2016-12-28 | 2017-06-13 | 齐齐哈尔雷昂重工机械制造有限责任公司 | 火车货车转向架加工底面工装 |
-
1996
- 1996-09-26 JP JP25403396A patent/JPH10108400A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103317755A (zh) * | 2013-07-01 | 2013-09-25 | 无锡市德华机械有限公司 | 数控转塔冲床纵向运动部分整体支架 |
CN103659707A (zh) * | 2013-11-22 | 2014-03-26 | 大连日佳电子有限公司 | 一种螺钉的阵列装置 |
CN106695386A (zh) * | 2016-12-28 | 2017-05-24 | 齐齐哈尔雷昂重工机械制造有限责任公司 | 火车货车转向架加工孔工装 |
CN106826284A (zh) * | 2016-12-28 | 2017-06-13 | 齐齐哈尔雷昂重工机械制造有限责任公司 | 火车货车转向架加工底面工装 |
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