JP2002254254A - 部品供給装置 - Google Patents

部品供給装置

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JP2002254254A
JP2002254254A JP2001056895A JP2001056895A JP2002254254A JP 2002254254 A JP2002254254 A JP 2002254254A JP 2001056895 A JP2001056895 A JP 2001056895A JP 2001056895 A JP2001056895 A JP 2001056895A JP 2002254254 A JP2002254254 A JP 2002254254A
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top plate
pressure
heater board
force
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JP2001056895A
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Masatoshi Morita
昌寿 森田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のワークを組み合わせる際に、ワークに傷
等をつけることを防止することができる部品供給装置を
提供する。 【解決手段】第1の部品215をクランプして移動さ
せ、第2の部品211に組み合わせるための部品供給装
置であって、第1の部品をクランプするためのクランプ
フィンガー701と、クランプフィンガーを第2の部品
に向けて移動させるための移動装置705,706と、
クランプフィンガーが移動して第1の部品が第2の部品
に当接するまで、クランプフィンガーにかかる圧力を検
出するための圧力検出センサー703とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインクジェ
ットヘッドの組み立てにおいて、2つの部品を組み合わ
せるための部品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットヘッドの一種であ
るバブルジェットヘッドの組み立てにおいては、インク
を加熱するためのヒーターが形成されたヒーターボード
と、インクを吐出するノズルが形成された天板部材とを
組み合わせることにより、インクジェットヘッドを組み
立てていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなバブルジェ
ットヘッドの組み立て技術において、2種類以上のワー
ク(例えばヒーターボードと天板部材)を接触させ組み
合わせる場合、接触時の圧力が衝撃により瞬間的に高く
なり、ワークに許容範囲以上の力が加わり、傷が付くこ
とがあった。
【0004】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、複数のワークを組み合
わせる際に、ワークに傷等をつけることを防止すること
ができる部品供給装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わる部品供給装置
は、第1の部品をクランプして移動させ、第2の部品に
組み合わせるための部品供給装置であって、前記第1の
部品をクランプするためのクランプ手段と、該クランプ
手段を前記第2の部品に向けて移動させるための移動手
段と、前記クランプ手段が移動して前記第1の部品が前
記第2の部品に当接するまで、前記クランプ手段にかか
る圧力を検出するための圧力検出手段とを具備すること
を特徴としている。
【0006】また、この発明に係わる部品供給装置にお
いて、前記第1の部品が前記第2の部品に当接するとき
の圧力値が所定の圧力値以下となるように、前記クラン
プ手段の移動速度を制御することを特徴としている。
【0007】また、この発明に係わる部品供給装置にお
いて、前記第1の部品はインクジェットヘッドのヒータ
ーボードであり、前記第2の部品はインクジェットヘッ
ドの天板部材であることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明をバブルジェットプ
リンターのインクヘッド製造装置の1工程に適用した一
実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0009】はじめに、バブルジェットプリンターのイ
ンクジェットカートリッジの構成について図1〜図6を
参照して説明する。
【0010】図1は、インクジェットカートリッジの外
観図である。
【0011】図中、インクジェットカートリッジ201
は、インクタンク202とヘッドノズル203を備えて
いる。
【0012】次にヘッドノズル203の構造について図
2、図3を参照して説明する。
【0013】図2はヘッドノズルの外観図であり、図3
はヘッドノズルの構造を示す図である。
【0014】図中、ヘッドノズル203は、図2に示す
XYZ座標空間内に位置しており、ベースプレート21
0と、このベースプレート210上の所定の位置に予め
固定されているヒーターボード215と、このベースプ
レート210上に固定されたヒーターボード215上に
後述の位置決め装置により位置決めされる天板ワーク2
11と、この前面に一体に取り付けられ、各インク流路
にそれぞれ対応した吐出口213(213a〜213
e)を複数有するオリフィスプレート212とを備えて
いる。
【0015】天板ワーク211は、エンジニアリングプ
ラスチックを主成分とし、内部に不図示の複数のインク
流路をそれぞれ区分するための隔壁や各インク流路へイ
ンクを分配するための共通液室を備え、更にこの共通液
室にインクを供給するための円筒状のインク受け口21
4を上部に備えている。また、ヒーターボード215に
は、エネルギー発生素子216(216a〜216e)
が形成されている。
【0016】図4はヘッドノズルの側面図であり、図5
はヘッドノズルの背面図である。
【0017】図4に示すように、ベースプレート210
上に固定されたヒーターボード215が、天板ワーク2
11の内側面にはまり込むことにより、接触部217で
Y、Z方向の位置が決まる。一方、図5に示すように、
天板ワーク211にはX軸方向の両端部にリブを有して
おり、このリブとリブの間にヒーターボード215を重
ねることでX方向の位置がラフな状態で決まる。
【0018】図6は、ヘッドノズルの背面の詳細構造図
である。
【0019】図中、ヒーターボード215の−X方向の
端部からインク加熱用ヒーター216eまでの距離X1
と、天板ワーク211のリブとインクの流路である溝及
びインクの吐出口213eの中心までの距離X2は、ほ
ぼ同じ距離(例えば、X1−X2=±5μm程度)にし
ておく。
【0020】本発明を適用したインクヘッド製造装置の
1工程である位置決めは、ベースプレート210上に固
定されたヒーターボード215が、天板ワーク211の
内側面にはめ込まれた後に、ヒーターボード215と天
板ワーク211とを所定の位置で固定するための位置決
めを行なうものであり、位置決めのために天板ワーク2
11の−X方向の端部を位置決め装置により+X方向に
押しながら移動させる。以下、この位置決めを行なう部
分を位置決め装置として捉え、装置の構成と動作を図7
〜図16を参照して詳細に説明する。
【0021】まず、位置決め装置の構成を図7〜図11
を参照して説明する。
【0022】図7は、位置決め装置の外観図である。
【0023】図中、ベースプレート210は、位置決め
装置の架台231上にアクチュエータ235を介して予
め固定するものとする。221はステッピングモータ、
222はステッピングモータ221の回転を伝達する回
転シャフトであり、ステージ230上の横押しユニット
223は回転シャフト222の回転により±X方向に
0.1μm程度の分解能で移動できる。架台231上で
±X軸方向に摺動可能に固定されたステージ229には
部材227が固定されており、圧力センサー226を有
する。横押しユニット223は、端部に駆動棒224を
有しており、その移動により圧力センサー226に当接
する。従って横押しユニット223の移動によりステー
ジ229及び部材227も同方向に移動する。ステージ
229は、天板ワーク211と当接させ、+X方向に移
動させるための突き当て棒228を有する。戻し棒22
5は、天板ワーク211を所定の位置に移動させた後、
横押しユニット223の−X方向への移動に伴って、ス
テージ229及びそれに固定された部材を移動させるた
めのものである。この戻し棒225の固定位置は、−X
方向への移動の際、駆動棒224と圧力センサー226
の間に0.1mm程度の微小な隙間を持たせ、突き当て
棒228と天板ワーク211とが当接しない時は、圧力
センサー226には圧力がかからないように固定する。
または、図8に示す様に部材227と横押しユニット2
23とをバネ232で接続し、突き当て棒228と天板
ワーク211とが当接せず、かつ、横押しユニット22
3がステージ229及びそれに固定された部材を押して
いない間は圧力センサー226にはバネ232の力によ
る一定の圧力がかかるようにしてもよい。また、天板ワ
ーク211をヒーターボード215の上に乗せる時は突
き当て棒228は天板ワーク211から離れた位置で待
機しているものとする。
【0024】上述の構成により発生した圧力は、圧力セ
ンサー226の電気信号として位置決めに利用される。
【0025】更に位置決め装置には、天板ワーク211
をYZ方向に押さえるための図7には不図示の押さえ機
構を備えている。
【0026】図9は、上記の押さえ機構の構造を示す側
面図である。
【0027】図中、233は天板ワーク211を上から
(+Z方向へ)押し付けるバネ性、または自重方式の上
押さえ機構、234は天板ワーク211を前から(+Y
方向へ)押し付けるバネ性、または自重方式の前押さえ
機構である。上押さえ機構233及び前押さえ機構23
4は、天板ワーク211の正面及び上部の両端部に対称
にそれぞれ配置され、それぞれ独立して駆動される。上
押さえ機構233及び前押さえ機構234は、上述の横
押しユニット223の動作に追従するため、天板ワーク
211は常に一定の力で押し付けられることができる。
【0028】また、261は天板ワーク211を上から
(+Z方向へ)上記233で押される力よりもさらに強
い力で押し付けるエアシリンダからなる上押さえ付圧機
構、262は天板ワーク211を前から(+Y方向へ)
上記234で押される力よりもさらに強い力で押し付け
るエアシリンダからなる前押さえ付圧機構である。
【0029】また、図10はワークに振動を加える機構
およびバネを上昇、下降させるための機構の構造を示す
側面図である。
【0030】図10において、420は、天板ワークと
ヒーターボードとを密着させるために用いる板バネであ
る。この板バネ420はボルト421によりベースプレ
ート210に固定されている。
【0031】通常この板バネ420の先端は−Z方向に
力が掛かるようになっており、バネに何らかの力が掛か
らない限り、かつヒーターボード上に天板ワークがある
ときには、天板ワークとヒーターボードとを密着させる
力が働く。
【0032】ピエゾ駆動装置302は、ピエゾ筐体30
4とピエゾ駆動軸306とからなり、ピエゾ駆動装置3
02に電気信号を加えることで、ピエゾ駆動軸306を
+Z軸方向に移動することのできるものである。
【0033】リニアガイド308は、リニアシャフト3
10とリニアハウジング312からなり、リニアハウジ
ング312は、リニアシャフト310上を図中で±Z方
向に移動できるものである。
【0034】架台314にはピエゾ固定板316が固定
されている。ピエゾ固定板316にはピエゾ筐体304
とリニアガイドシャフト310が固定されており、ベー
スプレート固定板318にピエゾ駆動軸306とリニア
ハウジング312が固定されている。
【0035】ピエゾ駆動装置302に電気信号をON・
OFFすることで、ピエゾ駆動軸306が±Z方向に振
動し、ベースプレート固定板318が±Z方向に振動
し、ベースプレート固定板318に固定されているベー
スプレート210、ヒーターボー215が振動する。
【0036】401はバネの先端を上昇下降させる部
材、402,403は部材401を移動させるときのガ
イド、404はガイド403を架台314に固定するた
めの部材、405,406はたとえばエアシリンダのよ
うな駆動部材であり、駆動部材405が架台314に固
定されロッド406が上下に動作する。
【0037】ロッド406が+Z、−Z方向に動作する
ことでバネ420の先端は上昇、下降し、天板ワーク2
11とヒーターボード215とを密着させたり、分離さ
せたりすることができる。
【0038】つまりロッド406が上昇すると部材40
1も上昇しバネ420の先端も上昇する。これにより天
板ワーク211とヒーターボード215とを分離する。
またロッド406が下降すると部材401も下降し、バ
ネ420の先端も下降するこれにより天板ワーク211
とヒーターボード215とを密着させる。
【0039】以上の構成により、天板ワーク211は、
横押しユニット223による横方向(+X方向)への移
動のみが可能となり、またバネ420を上昇、下降させ
ることが可能となる。
【0040】次に、位置決め装置の電気的な構成につい
て図11を参照して説明する。
【0041】図11は、位置決め装置の制御系のブロッ
ク構成図である。
【0042】図中、241は装置全体を制御するための
コンピュータ、またはシーケンサである。242は、装
置の状態や制御状況を表示するためのモニターである。
243は、アナログの電気信号をデジタル信号に変換
し、コンピュータ241にこのデジタル信号を送るAD
変換ボードである。244は、ステッピングモータ22
1を動作させるためのステッピングモータドライバであ
る。245は、電磁弁248を制御し、センサー群24
6の情報を受け取るI/Oボードである。圧力センサー
226の出力信号は、圧力検出装置247により増幅さ
れ、AD変換ボード243に送られる。
【0043】電磁弁248は、I/Oボード245によ
り制御され、不図示のアクチュエータ(シリンダ等)を
駆動し、ベースプレート210の架台231への固定や
天板ワーク211をヒーターボード215に密着させ
る。
【0044】パルス発振器320は、パルス(例えばサ
イン波や矩形波)を発生させる装置であり、スイッチ3
22は、これをI/Oボード245から送られてくる信
号に基づき、ピエゾ駆動装置302に送るか(ON)、
送らないか(OFF)を決定し、送る状態の時ピエゾ駆
動装置302はパルス発振器320からの信号に従って
振動する。
【0045】次に、位置決め装置の位置決め処理の流れ
を図12〜図16を参照して説明する。
【0046】図12は、位置決め動作の様子を示す図で
あり、図13は、位置決め処理のフローチャートであ
る。
【0047】まず、ステップS21において、ヒーター
ボード215が取り付けられたベースプレート210を
ベースプレート固定板318に固定し、ヒーターボード
215上に天板211を置く。その後、前押さえ機構2
34と上押さえ機構233により天板211をヒーター
ボード215にならわせる。
【0048】ただし、このときは天板ワーク211を上
から+Z方向へ上押さえ機構233で押さえる力よりも
さらに強い力で押し付ける上押さえ付圧機構261、天
板ワーク211を前から+Y方向へ前押さえ234で押
さえる力よりもさらに強い力で押し付ける前押さえ付圧
機構262は使用しない。
【0049】次に、ステップS22において、パルス発
振器320から信号を発し、スイッチ322をI/Oボ
ード245からの信号でONにする。これにより、ピエ
ゾ駆動装置302は振動を開始し、ヒーターボード21
5が振動する。この信号により、ヒーターボード215
上に天板211をならわせた際、図14の状態になって
いたものも、振動が加わることで、図15の状態に確実
にならう。
【0050】ステップS23においては、横押しユニッ
ト223を動作させる前に、圧力センサー226に力が
働いていない状態で圧力検出装置247をリセットす
る。ステップS24において、横押しユニット223上
のステッピングモータ221を回転させることで突き当
て捧228を所定の位置に移動させる。
【0051】この所定の位置は、図12のX3の距離を
0にするものではなく、ヒーターボード215の端部と
天板ワーク211の端部に隙間があり(X3>0)突き
当っていない距離とする。ステップS26において、横
押しユニット223上のステッピングモータ221を回
転させることで、突き当て棒228を所定の距離移動さ
せる(例えば、2μm程度)。ステップS27におい
て、突き当て棒228が圧力センサー226に当接した
直後の圧力データを圧力検出装置247で取り込むと、
正確なデータを得られないことがあるので、これを避け
るために待ち時間を入れる。ステップS28において、
圧力センサー226に働いた力を測定し、制御コンピュ
ータ241にそのデータを送信する。ステップS29に
おいて、制御コンピュータ241内でステップS28で
得られた押し圧力値と予め入力した所定の圧力値を比較
し、押し圧力値が所定の圧力値よりも大きい場合は次の
ステップS30に進み、そうでない場合はステップS2
6に戻る。ステップS30において、ステッピングモー
タを逆回転させ、突き当て棒228を所定の位置に戻
し、突き当て棒228と天板ワーク211とが完全に離
れた場所に移動させパルスON/OFFスイッチ322
をOFFにして、位置決めが完了する。
【0052】ここで、所定の圧力値について説明する。
【0053】通常、ヒーターボード215上で天板ワー
ク211を移動させていくと、図16のような圧力分布
となる。
【0054】図16のは、突き当て棒の移動距離と圧
力センサーの出力値の関係を示す図である。
【0055】図中、横軸は突き当て棒228の移動距
離、縦軸は圧力センサー226からの出力値である。突
き当て棒228を移動させ、天板ワーク211に当接す
ると、天板ワーク211は+X方向に移動を開始する。
この時、天板ワーク211とヒーターボード215との
間には摩擦力が発生するため、圧力センサー226には
摩擦力による力が働く(図16A〜B間)。更に天板ワ
ーク211を押していくと、図12のX3の値が0にな
る(天板ワーク211のリブ部分とヒーターボード21
5が接触した地点)と圧力センサー226には、前記の
摩擦力に加えて天板ワーク211とヒーターボード21
5とが突き当たることによる力が発生し、それぞれがわ
ずかにたわむことにより圧力センサー226の出力値が
急上昇する(図16Bより右の部分)。この突き当たり
後の出力値の急上昇は、摩擦力のみの場合に比べて極端
に大きいため、この部分を検出することで天板ワーク2
11のリブとヒーターボード215とが突き当ったかど
うかを確認することが可能となる。しかし、圧力センサ
ー226の出力値が急激に変化する点の値は、天板ワー
ク211により若干バラつきがある。そこで複数個の天
板ワーク211について圧力センサーの値が急変する値
の平均及び標準偏差値を算出し、この平均値に標準偏差
の値の3倍したものを加算した値を前述の所定の圧力値
とする。
【0056】図16のは振動を加えない場合、図16
のは振動を加えた場合である。このように、振動を加
えると摩擦力は減少し、に比べ突き当たったかどうか
を確実に判定できる。
【0057】以上の動作及び構成により、天板ワーク2
11とヒーターボード215との高精度な位置決めが可
能となる。
【0058】なお、天板ワーク211の内側面、ヒータ
ーボード215の端部の角度は、本実施形態のように重
ね合わせることにより位置決めができるのであれば任意
の角度にできることは言うまでもない。
【0059】次に位置決めされた天板ワークをヒーター
ボードに密着させる方法について述べる。図10の状態
でバネを上昇させると本来図17のような軌跡を描くバ
ネが図18のような状態になる。これは部材401とバ
ネ420との間に摩擦力が−Y方向にかかり、バネの力
が摩擦力よりも弱い状態では図18の軌跡(バネの先端
が+Z方向にのみ移動する)となる。
【0060】天板ワークをバネにより密着させる時、図
17の時と図18の時を比べると−Y方向にかかる力が
図18の方が大きくなる。
【0061】そこで本来のバネ軌跡を描かせるために3
06を振動させ420を振動させることでバネ420と
チャージピン401との間に発生する摩擦力を低減し本
来のバネ軌跡でバネを上昇させ、この状態で前記方法に
より天板の位置を決め、バネを下降することで天板に本
来のバネによる力が掛かった状態で天板ワークとヒータ
ーボードを密着させることができる。
【0062】また、このときは天板ワーク211を上か
ら(+Z方向へ)上記233で押さえる力よりもさらに
強い力で押し付ける上押さえ付圧機構261と、天板ワ
ーク211を前から(+Y方向へ)上記234で押さえ
る力よりもさらに強い力で押し付ける前押さえ付圧機構
262に、エア圧をかけることで天板にかかる力を増幅
させ、ばねを掛ける時に発生する、バネ力による天板の
ズレをなくし、位置合わせした天板をバネ掛け時にずら
す(位置合わせ位置から外れてしまう)ことなしにバネ
をかけることができるようになる。
【0063】次に天板ワークにヒーターボードを供給す
る部分について説明する。
【0064】図19は天板ワークにヒーターボードを供
給する装置を示す図である。
【0065】図19において、701はヒーターボード
215をクランプするフィンガー、702はフィンガー
701を支持する直動式のベアリングであり、ベアリン
グ702は図のX方向に動作する。703は圧力センサ
ーであり、フィンガー701にかかる圧力がダイレクト
に伝わる。704はエアシリンダであり、エアー圧力を
加えられることにより圧力センサー703を押す。エア
シリンダ704のエア圧力はエア圧力計により監視され
ており、またエアシリンダ704内のエア圧力は電空レ
ギュレータ(電圧または電流を変更することでレギュレ
ータの圧力を可変できる装置)により可変である。70
5は直動式のスライドであり、このスライド705に付
随しているモータが回転することで、テーブル706が
図示のX方向に動作する。211は天板ワークであり、
その内部にフィンガー701にクランプされているヒー
ターボード215が挿入されて接触する。
【0066】以上のように構成される装置の動作につい
て述べる。
【0067】ヒーターボード215は、天板211とフ
ィンガー701が十分離れた位置で、フィンガー701
にセットされクランプされる。このときエアシリンダ7
04の圧力をA1と定義する。
【0068】ヒーターボード215をクランプした状態
でスライド705のモータを動作させテーブル706を
+X方向に動作させる。このときA1の圧力が弱すぎる
とテーブル706の動作中の加速、減速時に慣性力によ
りフィンガー701にかかる力に負け、フィンガー70
1がX方向に振動してしまう。
【0069】逆に慣性力がかからないように加速減速加
速度を小さくすると、所定の位置まで動作させる時間が
かかってしまう。
【0070】そこであらかじめ決められた位置までは、
エアシリンダ704を圧力A1の圧力で動作させる。そ
のときの圧力センサー703の圧力をS1とする。
【0071】次にエアシリンダ704の圧力をベアリン
グ702の摺動抵抗に勝つ圧力で最小の圧力まで下げ、
スライド705を動作させテーブル706を+X方向に
動作させる。このときの速度をV1とする。またこのと
きの圧力センサー703の圧力をS2とする。
【0072】この状態でフィンガー701にクランプさ
れたヒーターボード215を天板211に接触させる。
天板211とヒーターボード802が接触したときの圧
力センサー703の検出圧力データを図20に示す。
【0073】最初にS2であった圧力は、接触時の衝撃
により瞬間的にS3にまであがる。このS3にまで上が
った圧力により天板ワーク211に傷が付く。
【0074】傷が付く程度はS3の値によって変化する
が、許容範囲内の最大の傷が付く時の圧力がS4であっ
たとすると、前述のV1のスピードまたは加減速を、接
触時の衝撃圧力がS4になるまであげることができる。
【0075】つまり、供給部に供給時の圧力を測定する
手段を持つことによりワークを許容範囲以上のキズまた
は衝撃を与えずに供給(接触)することができる。ま
た、ワーク同士を接触させるときの速度を必要以上に下
げる必要がなくなる。
【0076】<実施形態の効果> (1)物品供給装置および方法について物品をクランプ
するための第1のクランプ手段と第1のクランプ手段に
かかる圧力を測定するための第1の圧力検出手段とを備
えたことを特徴とする物品供給装置により部品接触時の
圧力、衝撃を測定できる。
【0077】(2)第1のクランプ手段にかかる圧力と
釣り合うように前記第1のクランプ手段の支持力を制御
するクランプ支持制御手段とを備えたことを特徴とする
物品供給装置により部品接触時の圧力、衝撃を制御でき
る。
【0078】(3)第1のクランプ手段にかかる圧力を
所定の圧力以下に制御することを特徴とする物品供給装
置により、部品接触時の圧力、衝撃を軽減することがで
きる。
【0079】(4)以上の製造装置によりインクジェッ
トヘッドを製造できる。
【0080】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、複
数のワークを組み合わせる際に、ワークに傷等をつける
ことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットカートリッジの外観図である。
【図2】ヘッドノズルの外観図である。
【図3】ヘッドノズルの構造を示す図である。
【図4】ヘッドノズルの側面図である。
【図5】ヘッドノズルの背面図である。
【図6】ヘッドノズルの背面の詳細構造を示す図であ
る。
【図7】位置決め装置の外観図である。
【図8】位置決め装置の構造の変形例を示す図である。
【図9】位置決め装置の押さえ機構の構造を示す側面図
である。
【図10】ベースプレートを振動させる機構を示す図で
ある。
【図11】位置決め装置の制御系のブロック構成図であ
る。
【図12】位置決め動作の様子を示す図である。
【図13】位置決め処理のフローチャートである。
【図14】天板がヒーターボードから浮いた状態を示す
図である。
【図15】天板がヒーターボードに密着した状態を示す
図である。
【図16】突き当て棒の移動距離と圧力センサーの出力
値の関係を示す図である。
【図17】天板の押さえバネの変形状態を示す図であ
る。
【図18】天板の押さえバネの変形状態を示す図であ
る。
【図19】ワークの供給装置の構成を示す図である。
【図20】圧力センサーの出力値を示す図である。
【符号の説明】
1 インクジェットカートリッジ 2 インクタンク 3 ヘッドノズル 10 ベースプレート 11 天板ワーク 12 オリフィスプレート 13 吐出口(13a〜13e) 14 インク受け口 15 ヒーターボード 16 インク加熱用ヒーター(16a〜16e) 17 接触部 21 ステッピングモータ 22 回転シャフト 23 横押しユニット 24 駆動棒 25 戻し棒 26 圧力センサー 27 部材 28 突き当て棒 29 ステージ 30 ステージ 31 架台 32 バネ 33 裏面押さえ機構 34 側面押さえ機構 35 ベースプレート固定用アクチュエータ 41 コンピュータまたはシーケンサ 42 モニター 43 AD変換ボード 44 ステッピングモータドライバ 45 I/Oボード 46 センサー群 47 圧力検出装置 48 電磁弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部品をクランプして移動させ、第
    2の部品に組み合わせるための部品供給装置であって、 前記第1の部品をクランプするためのクランプ手段と、 該クランプ手段を前記第2の部品に向けて移動させるた
    めの移動手段と、 前記クランプ手段が移動して前記第1の部品が前記第2
    の部品に当接するまで、前記クランプ手段にかかる圧力
    を検出するための圧力検出手段とを具備することを特徴
    とする部品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の部品が前記第2の部品に当接
    するときの圧力値が所定の圧力値以下となるように、前
    記クランプ手段の移動速度を制御することを特徴とする
    請求項1に記載の部品供給装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の部品はインクジェットヘッド
    のヒーターボードであり、前記第2の部品はインクジェ
    ットヘッドの天板部材であることを特徴とする請求項1
    に記載の部品供給装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7900331B2 (en) 2004-02-03 2011-03-08 Honda Motor Co., Ltd. Work assembling device and assembling method
CN112404941A (zh) * 2020-12-02 2021-02-26 重庆工商大学 一种便于上下料具有旋转结构的传感器自动组装设备
CN112427829A (zh) * 2020-11-16 2021-03-02 保隆(安徽)汽车配件有限公司 一种管状外胆与支撑片自动组装系统及方法

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