JP3146176U - 超音波加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工物表面の形状誤差、寸法誤差、曲がり、又はソリなどの影響を受けることなく、常に加工物表面に均一な加工を施すことができる超音波加工装置を提供する。
【解決手段】超音波加工装置は、アクリル板を作業台上に固定する固定機構と、アクリル板の主面に超音波加工を施す超音波加工部とを備え、超音波加工部は、圧電素子と、アクリル板の主面と略垂直方向に接触可能に形成され、圧電素子において発生した振動を前記導光板ワークに伝達するホーン部と、ホーン部の先端がアクリル板主面に接触したことを感知するセンサ機能を有するストッパ部材67と、を備える。
【選択図】図7

Description

本考案は、超音波加工装置に関する。
従来から、超音波加工により導光板等の加工対象物を加工する超音波加工装置が知られている。この様な超音波加工装置としては、特許文献1に記載されたものがある。
登録実用新案公報第3119577公報
具体的には、特許文献1に記載された超音波加工装置は、加工部を三次元直交座標に移動させる為の移動機構を備える。そして加工装置は、入力された情報に基づいて加工部を移動させ、加工対象物に加工処理を施すこととしている。加工処理を施す際に超音波加工装置は、加工対象物に接触して加工対象物の表面に模様を形成する加工工具として、超音波加工用ホーンを使用する。
しかしながら、この様な超音波加工装置においては、移動機構は予め入力された情報に基づいて、超音波加工用ホーンを常に一定の位置へ移動させる。そのため、加工対象物としての導光板の表面に正確な模様を形成するためには、加工面と移動機構との位置関係は全加工面に亘って一定でなければならない。したがって、例えば、加工対象物の平行度が良くなかったり、又は、いわゆる「ソリ」があったりすると、導光板表面に形成された模様はそれに合わせて深くなったり、逆に浅くなったりして、模様の精度が低下してしまうといった問題があった。
本考案はこの様な実情に鑑みてなされたものであり、本考案は加工対象物の表面精度が多少悪くとも、常に加工位置における表面をホーンが検出しながら加工を行うことで、正確な加工処理を行うことができる超音波加工装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に、本考案にかかる超音波加工装置は、導光板ワークを作業台に固定するワーク固定部と、前記ワーク固定部により固定された前記導光板ワークの主面に超音波加工を施す超音波加工部とを備え、前記超音波加工部は、圧電素子と、前記導光板ワークの主面と略垂直方向に接触可能に形成され、前記圧電素子において発生した振動を前記導光板ワークに伝達する超音波加工用ホーンと、前記超音波加工用ホーンの垂直方向に対する移動を規制すると共に、前記導光板ワークの主面における加工深さに基づき信号を出力するストッパ機構と、を備えることを特徴としている。
この構成によれば、加工対象物の表面形状や寸法に関係なく、常に加工位置における加工開始位置を正確に検出し、圧電素子による振動を発生させることができる。
この様に、本考案によれば、表面精度が良くない導光板ワークにおいても、常にその表面からの加工深さに超音波加工用ホーンの接触位置を調節することができるため、正確な加工処理を施すことが可能な超音波加工装置を提供することができる。
本考案の実施の形態に係る超音波加工装置は、三次元直交座標に従って加工部を移動させることで、加工情報に基づく模様を加工対象物の表面に施す装置である。
超音波加工装置1は、図1に示す様に、機台3と、加工対象物としてのアクリル板Dを加工可能とする様に配置する作業台5と、アクリル板Dに超音波加工処理を施す超音波加工部7と、入力された加工情報に基づいて超音波加工部7を移動させる移動機構9とを備える。この様な超音波加工装置1は、移動機構9を用いて超音波加工部7を移動させることで、アクリル板D上に超音波加工処理を施す。尚、説明の便宜上、以下では各図面に示す三次元直交座標又は二次元直交座標を用いて詳細な説明を行う。
機台3は、超音波加工装置1を構成する部材を搭載する為の台であり、上段板3a及び下段板3bの2段構成を備える箱型の台である。機台3の上段板3aには、作業台5及び移動機構9が設けられている。また機台3の下段板3bには、真空ポンプ11及び超音波発振器13が搭載されている。また、機台3の側面には、ユーザがアクリル板Dの加工方法に関する加工情報を入力すると共に、超音波加工装置1全体の制御を行う操作部3cが設けられている。さらに機台3の下面の角部には、超音波加工装置1全体を移動可能とすると共に、超音波加工装置1の傾きを調整可能な調整脚3dが設けられている。
操作部3cは、ユーザが超音波加工装置1を作動させる為の指令を入力する部材であり、タッチパネル式のモニタ3eと、モニタ3eを支持する支持部材3fとによって構成される。操作部3cに入力される情報としては、超音波加工部7及び移動機構9を制御する為の情報がある。そして超音波加工部7及び移動機構9を制御する為の情報としては、例えばアクリル板Dの表面に加工する模様に関する情報、当該模様を構成する線若しくは点の深さに関する情報、又は当該線若しくは点の位置に関する情報がある。操作部3cにおいて入力された、移動機構9を制御する為の情報は、移動機構9に供給され、当該情報を供給された移動機構9は、後述する方法により超音波加工部7を移動させる。さらに操作部3cは、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置と接続可能となる様に、インターフェース等の接続手段を備えるものであっても良い。この場合、パーソナルコンピュータにインストールされた所定のアプリケーションを用いて超音波加工装置1を操作することが可能となる。
作業台5は、アクリル板Dを一方の主面に敷設可能な板部材5aと、板部材5aの一方の主面から他方の主面にかけて穿設された孔5bとを備える。アクリル板Dに加工を施す場合、ユーザは、板部材5aの一方の主面、すなわち上面にアクリル板Dを敷設し、複数個形成された孔5bを通じて、後述する固定機構を用いてアクリル板Dを作業台5上に固定する。
超音波加工部7は、ピエゾ圧電素子を用いてアクリル板D上に加工情報に基づく模様を加工する。具体的には、ユーザによって操作部3cに加工情報が入力されると、操作部3cは、当該加工情報を超音波発振器13に供給する。ここで、超音波発振器13は、当該供給された加工情報を所定の駆動信号に変換し、超音波加工部7に供給する。さらに当該駆動信号を供給された超音波加工部7は、当該駆動信号をピエゾ圧電素子に供給することで当該ピエゾ圧電素子を振動させる。ここで発生した振動は、超音波加工部7によってアクリル板Dに伝達されることとなり、当該振動を伝達されたアクリル板Dの表面には加工情報に基づく模様が施されることとなる。この様な超音波加工部7は、図2に示す様に、超音波をアクリル板Dに伝達するホーン部15と、ホーン部15を垂直方向に移動させるホーン移動部17と、アクリル板Dとホーン移動部17の接触部を冷却するエアー供給ノズル19とによって構成される。
ホーン部15は、超音波発振器13から供給された駆動信号に基づいてアクリル板Dの表面に超音波加工処理を施す。この様なホーン部15は、図3に示す様に、アクリル板Dと接触することで、アクリル板Dに振動を伝達し、アクリル板Dの表面に超音波加工処理を施す先端部23と、図示せぬピエゾ圧電素子、及びコーン部材を備える振動子25と、振動子25の一部を被覆する振動子ケース27とによって構成される。
振動子25は、コネクタ29を介して超音波発振器13と電気的に接続されており、超音波発振器13から供給された駆動信号を自身の内部に備える、図示せぬピエゾ圧電素子に供給する。ピエゾ圧電素子に駆動信号が供給されると、ピエゾ圧電素子は駆動信号の電流値に応じて機械的振動エネルギを発生させる。ここで発生した機械的振動エネルギは、ホーン部15内部に備えられた図示せぬコーン部によって増幅される。図示せぬコーン部によって増幅された機械的振動エネルギは、ホーン部15によって先端部23に伝達される。なお、振動子25内部において発生した機械的振動エネルギは、振動子ケース27によって外部に漏れることが防止される。
ホーン移動部17は、ホーン部15を垂直方向に移動させる。詳細は後述するが、超音波加工装置1は、超音波加工部7全体を移動させる場合は移動機構9を用い、アクリル板Dの表面に加工すべき模様に応じてホーン部15をホーン移動部17によりX軸方向に移動させる。例えば、超音波加工装置1を用いて複数の凹部を加工する場合は、ホーン移動部17を用いてホーン部15を移動させることで、アクリル板D上に効率的に超音波加工処理を施すことが可能となる。この様なホーン移動部17は、図示せぬコンプレッサーと接続された図示せぬエアシリンダーを用いてホーン部15を垂直方向に移動させる。尚、本実施の形態においてはエアシリンダーを用いてホーン部15を垂直方向に移動させるが、ホーン部15内部に弾性部材を設け、ホーン部15の自重と弾性部材の復元力を用いてホーン部15を垂直方向に移動させるものであっても良い。
移動機構9は、入力されたアクリル板Dの加工方法に関する加工情報に含まれる位置情報に基づいて超音波加工部7を移動させる。この様な移動機構9は、図4に示す様に、上段板3a上に固定されたZ軸レール部材31と、Z軸レール部材31上に、Z軸方向に移動可能に形成されたY軸レール部材33と、Y軸レール部材33上に、Y軸方向に移動可能に形成されたX軸レール部材35とによって構成される。ここで、超音波加工部7は、X軸レール部材35に沿って、X軸方向に移動可能に形成されている。
Z軸レール部材31は、作業台5の一辺の近傍に、当該辺と略平行に固定されている。また、作業台5を介してZ軸レール部材31と対向する位置には、ガイドレール37が固定されている。Y軸レール部材33は、この様なZ軸レール部材31及びガイドレール37の間に架設されている。また、Y軸レール部材33の端部の内、Z軸レール部材31近傍に形成された端部の下面には、Y軸レール部材33の一端と固定され、且つ、Z軸レール部材31上をスライド可能な可動テーブル39が設けられている。さらに、X軸レール部材35の端部の内、Y軸レール部材33近傍に形成された端部の下面には、X軸レール部材35の一端と固定され、且つ、Y軸レール部材33上をスライド可能な可動テーブル43が設けられている。さらに、超音波加工部7には、超音波加工部7と固定され、且つ、X軸レール部材35に沿って、X軸方向にスライド可能な可動テーブル45が設けられている。この様なZ軸レール部材31、Y軸レール部材33、及びX軸レール部材35は、略同一の断面形状を有している。以下、これらレール部材の構造について詳細な説明をする。尚、説明の便宜上、Z軸レール部材31及びY軸レール部材33を用いて詳細な説明をする。
Z軸レール部材31は、図5に示す様に、内部を中空とした箱型の筐体31aを備える。当該筐体31a内部には、可動テーブル39をZ軸方向にスライドさせることでY軸レール部材33をZ軸方向に移動させる駆動機構を備える。この駆動機構は、図示せぬ電圧電源から電力が供給されることで駆動するサーボモータ31bと、サーボモータ31bにおいて発生した動力をガイド部材31cを介して可動テーブル39に伝達するボールネジ31dと、サーボモータ31bにおいて発生した動力をボールネジ31dに伝達するフレキシブルカップリング31eと、ガイド部材31cのスライド方向を制限するガイドレール31fとによって構成される。また、Y軸レール部材33も、Z軸レール部材31と同様に筐体33aと、図示せぬサーボモータと、ガイド部材33cと、ボールネジ33dと、図示せぬフレキシブルカップリングと、ガイドレール33fとを備える。
移動機構9が超音波加工部7を移動させる場合、操作部3cからの指令に基づいてサーボモータ31bを駆動させる。サーボモータ31bが駆動すると、その駆動力は、フレキシブルカップリング31eを介してZ軸回りの回転力としてボールネジ31dに伝達される。フレキシブルカップリング31eを介してボールネジ31dに回転力が伝達されると、ボールネジ31dは、Z軸回りに回転する。ボールネジ31dが回転すると、ボールネジ31dのネジ山と噛み合う様に形成されたガイド部材31cが、ガイドレール31fによって誘導されることでZ軸方向に移動する。ガイド部材31cがZ軸方向に移動すると、当該ガイド部材31cと固定された可動テーブル39及び当該可動テーブル39上に固定されたY軸レール部材43は、Z軸方向に移動することとなる。この動作は、Y軸レール部材33及びX軸レール部材35においても同様であり、移動機構9はこの様な動作を組み合わせることで超音波加工部7を加工情報に含まれる位置情報に示される位置に移動させる。
ところで、超音波加工部7は予め入力された位置情報により常に一定の動作を行うと共に、加工開始、すなわち、ピエゾ圧電素子に振動を与える信号もアクリル板Dの表面位置に関係なく予め入力された情報から発せられる。したがって、例えば、アクリル板Dの表面位置が寸法誤差や「ソリ」等によってばらついた場合、その加工深さもばらついてしまい、その加工精度は著しく低下する。そこで、本考案にかかる超音波加工装置1では、超音波加工部7をX軸レール部材35にスライド可能に取り付けると共に、アクリル板Dの表面位置にホーン先端が接触したことを検知して、ピエゾ圧電素子に振動を与える信号を取り出すことが可能な接点付ストッパ機構を備える。具体的には、図6及び図7に示すように、超音波加工部7は、例えば、ボールガイド等の案内手段63を介して可動テーブル45上に取り付けられたプレート61にスライド可能に支持されている。
そして、超音波加工部7は、その自重、又は、例えばスプリング部材等の付勢手段により、下方向に加重されており、これを支えるためにプレート61には、支持ブロック65を介して微妙な位置調整が可能なストッパ部材67が形成されている。
ストッパ部材67は、超音波加工部7との接触面とは反対側にピエゾ圧電素子への発信信号を取り出すための信号線としてのケーブル69を備える。そして、当該ケーブル69は超音波加工装置1全体の制御を行う操作部3cに接続されている。また、本考案においては、ストッパ部材67の材質を電気絶縁体とすることにより、ストッパ部材67とプレート61との間が電気的に遮断されている。なお、このような構造の他に、ストッパ部材67内に接点を設けた、いわゆる接点付ストッパを用いてもよい。
上記構成とすることで、超音波加工部7が操作部3cを介して入力された加工情報に基づき下方向へ移動を開始すると、最初にホーン部15の先端がアクリル板Dの表面に接触して超音波加工部7は停止することになる。さらに、可動テーブル45が下降を継続すると、超音波加工部7は上方向に移動し、その結果、超音波加工部7とストッパ部材67とが離間し、この部分での通電が解除されることになる。この通電解除の信号が入力されることにより、ピエゾ圧電素子は駆動信号の電流値に応じて機械的振動エネルギを発生させる。ここで発生した機械的振動エネルギは、ホーン部15内部に備えられた図示せぬコーン部によって増幅される。図示せぬコーン部によって増幅された機械的振動エネルギは、ホーン部15によって先端部23に伝達されることになる。なお、ピエゾ圧電素子による機械的振動エネルギの発生開始と同時にタイマ等の計測手段を作動させ、所望の時間経過後に機械的振動エネルギの発生を停止させることで、ホーン部15の先端部23の振動時間を制御することができる。
この様に超音波加工装置1によれば、アクリル板Dの表面形状や寸法に関係なく、常に加工位置における加工開始位置を正確に検出し、ピアゾ圧電素子による振動を発生させることができるため、加工精度を著しく向上させることができる。
また、超音波加工装置1は、作業台5上にアクリル板Dを固定する固定機構を備える。固定機構は、孔5b内部の空気圧を低下させることでアクリル板Dを作業台5上に固定する。この様な固定機構は、図8及び図9に示す様に真空ポンプ11と接続されたチューブ材47と、孔5b内部に配設された真空チャック49と、各真空チャック49を個別に制御する制御部材51とによって構成される。
ここで、孔5bは、板部材5aにおける一方の主面から他方の主面に、貫通する様に穿設されており、略円筒の形状を有する。この様な孔5bの内部には、真空チャック49が配設されている。真空チャック49は、孔5b内部の空気圧を変化させることでアクリル板Dを作業台5上に吸着する為の部材であり、アクリル板Dと接触する様に形成された吸入口49aと、制御部材51とチューブ材47を介して接続される本体部49bとによって構成される。吸入口49aは、例えばゴム等の弾性部材をろうと状に形成し、上部開口が孔5bから板部材5aの表面に露出する様に形成される。ユーザが、アクリル板Dを作業台5上に敷設した後、真空ポンプ11を駆動すると、孔5bとアクリル板Dによって形成される孔5b内部の空間の空気が吸入口49aを通じて吸い出され、孔5b内部は真空状態に近づく。この様に、孔5b内部の気圧を低下させることでアクリル板Dは作業台5上に固定されることとなる。
以下、超音波加工装置1の動作について詳細な説明をする。
ユーザは、先ず、アクリル板Dを作業台5の上に敷設する。次に、ユーザは真空ポンプ11を駆動させることでアクリル板Dを作業台5上に固定する。このとき、制御部材51と真空チャック49の接続を調整することで、アクリル板Dの大きさにあわせて駆動すべき真空チャック49を選択することができる構成としても良い。次に、ユーザは、加工情報を操作部3cに入力する。
アクリル板D上に施される模様としては、線若しくは点、又はこれらの組み合わせが考えられるが、まず、線に関する加工情報を操作部3cに入力したとする。線に関する加工情報が入力されると、移動機構9は当該加工情報に含まれる位置情報に基づいて線の始点の上部まで超音波加工部7を移動させる。その後、超音波発振器13を駆動させることでホーン部15に駆動信号を供給すると共に、ホーン移動部17及び可動テーブル45を駆動して、先端部23を−X軸方向に移動させ、アクリル板Dに接触させる。先端部23がアクリル板Dに接触すると、ホーン部15において発生した機械的振動エネルギはアクリル板Dに伝達され、先端部23と接触した箇所は溶解する。その後、移動機構9は、先端部23がアクリル板Dと接触した状態で可動テーブル43をY軸方向に移動させる。そして、先端部23が位置情報に示される線の終点まで達した後、ホーン移動部17を駆動して、先端部23をアクリル板Dから離す。仮に、加工情報に複数本の線に関する情報が含まれる場合は、超音波加工装置1は、同様の動作を繰り返し行う。
また、アクリル板D上に点からなる模様を施す場合、超音波加工装置1は、上述の方法で超音波加工部7を加工情報に示される点の上部まで移動させる。その後、超音波加工装置1は可動テーブル45を駆動させることで先端部23をアクリル板Dの表面からわずかに離れた位置に移動させる。その後、超音波加工装置1は、ホーン移動部17を駆動させることで、先端部23をアクリル板Dに接触させ、離反させる。この、接触と離反の動作の間の時間は、超音波加工装置1の電気系統にも因るが、約0.1秒程度とすることができる。仮に、加工情報に複数個の点に関する情報が含まれる場合は、先端部23がアクリル板Dから離反した後、同様の動作を繰り返し行う。
上述の様に、超音波加工装置1は、自由度が高く、加工対象物に様々な模様を加工することが可能である。
尚、本考案は上記実施の形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態において加工部として、超音波加工部7を用いて説明を行ったが、所謂高周波誘導加熱方式を用いた高周波ハンダコテであっても良い。また、超音波加工部7を可動テーブル45から着脱自在に形成し、高周波ハンダコテを取り付け可能としても良い。また、超音波加工部7の前面にデジタルマイクロスコープを着脱自在に形成しても良い。デジタルマイクロスコープを取り付けることで、加工状況を随時監視することが可能となる。
実施の形態に係る超音波加工装置の斜視図である。 同超音波加工装置の超音波加工部の正面図である。 同超音波加工部のホーン部の正面図である。 同超音波加工装置の移動機構の概略を示す斜視図である。 同移動機構の要部断面図である。 ホーン移動機構の概略を示す正面図である。 ホーン移動機構の概略を示す正面図である。 同超音波加工装置の正面図である。 同超音波加工装置の固定機構を示す断面図である。
符号の説明
1 超音波加工装置
3 機台
3a 上段板
3c 操作部
5 作業台
5b 孔
5a 板部材
7 超音波加工部
9 移動機構
11 真空ポンプ
13 超音波発振器
15 ホーン部
17 ホーン移動部
19 エアー供給ノズル
23 先端部
25 振動子
31 Z軸レール部材
33 Y軸レール部材
35 X軸レール部材
37 ガイドレール
39 可動テーブル
43 可動テーブル
45 可動テーブル
47 チューブ材
49 真空チャック
51 制御部材
61 プレート
63 案内手段
65 支持ブロック
67 ストッパ部材
69 ケーブル

Claims (5)

  1. 導光板ワークを作業台に固定するワーク固定部と、
    前記ワーク固定部により固定された前記導光板ワークの主面に超音波加工を施す超音波加工部とを備え、
    前記超音波加工部は、
    圧電素子と、
    前記導光板ワークの主面と略垂直方向に接触可能に形成され、前記圧電素子において発生した振動を前記導光板ワークに伝達する超音波加工用ホーンと、
    前記超音波加工用ホーンの垂直方向に対する移動を規制すると共に、前記導光板ワークの主面における加工深さに基づき信号を出力するストッパ機構と、
    を備えることを特徴とする超音波加工装置。
  2. 前記超音波加工用ホーンを前記ワーク固定部上で三次元直交座標に従って移動させる移動機構を備えること
    を特徴とする請求項1記載の超音波加工装置。
  3. 前記超音波加工用ホーン及び前記移動機構は、
    前記超音波加工用ホーンの自重、若しくは付勢手段によって一方向に加重されていること
    を特徴とする請求項1又は2記載の超音波加工装置。
  4. 前記付勢手段は、
    スプリング部材であること
    を特徴とする請求項3記載の超音波加工装置。
  5. 前記ストッパ機構は、
    前記超音波ホーン及び前記移動機構を制御する制御機構に信号を受発信するための信号線を備えたストッパ部材を有し、かつ、前記ストッパ部材はこれを支持するプレート部材との間を電気絶縁体により電気的に遮断されていること
    を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の超音波加工装置。
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