JP2002254051A - 酵母を含む使用済み濾過助剤の処理方法および処理装置 - Google Patents

酵母を含む使用済み濾過助剤の処理方法および処理装置

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正忠 山下
Kenta Kanazawa
健太 金澤
Keiichi Miwa
敬一 三輪
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 酵母を含む使用済み濾過助剤を良好に処理す
ることができる処理方法、および処理装置を提供する。 【解決手段】 酵母を含む使用済み濾過助剤を、亜臨界
水条件あるいは超臨界水条件下で水熱反応により処理
し、その水熱反応処理物から有価物を回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビール工場等で使
用される酵母を含む使用済み濾過助剤の処理方法および
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビール工場から排出される廃
酵母等の有機廃棄物は、焼却処理や海洋投棄処理がなさ
れたり、あるいは家畜の飼料、肥料などとして利用され
たりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、ビール工場で
は、ビール製造過程から廃棄物をなるべく排出しないシ
ステム、いわゆるゼロエミッション化の推進が図られて
いる。
【0004】図4は、ビール製造時、酵母を分離するた
めに用いられるフンダフィルターと呼ばれる分離装置1
0であり、この分離装置10では、濾過助剤11として
例えば珪藻土が使用される。
【0005】使用済みの濾過助剤11には、有機廃棄物
としての廃酵母が含まれ、ゼロエミッション化におい
て、使用済みの濾過助剤11の処理方法が課題の一つと
なっている。
【0006】本発明は、上述する事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、酵母を含む使用済み濾過助剤
を良好に処理することができ、さらにこれから有価物を
回収し得るようにした処理方法、およびこの処理方法の
実施に好適な処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の使用済み濾過助
剤の処理方法では、酵母を含む使用済み濾過助剤を、亜
臨界水条件あるいは超臨界水条件下で水熱反応により処
理する水熱反応処理工程と、水熱反応処理物から有価物
を回収する回収工程とを備えることを前記課題の解決手
段とした。
【0008】この処理方法によれば、酵母を含む使用済
み濾過助剤を、亜臨界水条件あるいは超臨界水条件下で
水熱反応により処理することにより、濾過助剤の表面に
付着した酵母やその他の有機物を液状化して除去するこ
とが可能となる。
【0009】この場合において、有価物を回収する回収
工程が、水熱反応処理物の固液を分離して固体状の処理
物を回収する固液分離工程を含むことにより、水熱反応
処理物から固体状の有価物を回収することが可能とな
る。回収した固体状の処理物は、濾過助剤として再利用
あるいはセメント原料に用いることができる。
【0010】また、有価物を回収する回収工程が、固液
分離工程で分離された液体状の処理物を、嫌気性微生物
が含まれる汚泥の存在下で発酵させ、メタンガスを回収
する嫌気性処理工程を含むことにより、有価物としてメ
タンガスを回収することが可能となる。
【0011】さらに、回収工程の後に、回収処理後の液
体状の処理物を好気性処理あるいは水熱湿式酸化処理す
ることにより、CODを放流基準の濃度以下に低減する
放流処理工程が備えられていてもよい。この場合、有価
物回収後、あるいは回収前の水熱反応処理物について、
排水として放流処理することが可能となる。
【0012】本発明の使用済み濾過助剤の処理装置で
は、酵母を含む使用済み濾過助剤を、亜臨界水条件ある
いは超臨界水条件下で水熱反応により処理する水熱反応
処理装置と、水熱反応処理物から有価物を回収する回収
装置とを備えることを前記課題の解決手段とした。
【0013】この処理装置によれば、上記の処理方法を
実施できることから、酵母を含む使用済み濾過助剤を良
好に処理することができる。
【0014】この場合において、有価物を回収する回収
装置は、水熱反応処理物の固液を分離して固体状の処理
物を回収する固液分離装置を含むことにより、水熱反応
処理物から固体状の有価物を回収することが可能とな
る。回収した固体状の処理物は、濾過助剤として再利用
あるいはセメント原料に用いることができる。
【0015】また、有価物を回収する回収装置は、固液
分離装置で分離された液体状の処理物を、嫌気性微生物
が含まれる汚泥の存在下で発酵させ、メタンガスを回収
する嫌気性処理装置を含むことにより、有価物としてメ
タンガスを回収することが可能となる。
【0016】さらに、回収装置の後段に、回収処理後の
液体状の処理物を好気性処理あるいは水熱湿式酸化処理
することにより、CODを放流基準の濃度以下に低減す
る放流処理装置が備えられていることにより、CODを
放流基準の濃度以下に低減する放流処理工程が備えられ
ていてもよい。この場合、有価物回収後、あるいは回収
前の水熱反応処理物について、排水として放流処理する
ことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の酵母を含む使用済み濾過助剤の処理装
置の一実施形態を説明するための概略構成図であり、図
1中符号1は使用済み濾過助剤の処理装置である。この
処理装置1は、特にビール工場における酵母の分離装置
で使用された濾過助剤としての珪藻土の処理に好適なも
ので、亜臨界水条件あるいは超臨界水条件下の水熱反応
により使用済みの濾過助剤に付着・堆積した酵母やその
他の有機物を液状化する水熱反応処理装置2と、水熱反
応処理物から有価物を回収する回収装置3とを備えて構
成されている。
【0018】水熱反応処理装置2は、ポンプ等によって
反応室内に送られてきた使用済み濾過助剤を、亜臨界水
条件あるいは超臨界水条件下、具体的には例えば150
〜400℃、及びその温度に応じた飽和蒸気圧程度の条
件下で水熱反応処理し、濾過助剤に含まれる酵母または
その他の有機物を組成分解するものである。この水熱反
応処理装置2は、使用済み濾過助剤を昇圧して反応室に
送る昇圧手段としての昇圧ポンプ、昇圧された使用済み
濾過助剤の流量を制御するための流量制御装置、水熱反
応を促進させるために反応室内の使用済み濾過助剤を攪
拌するための攪拌装置、誘導過熱方式などにより反応室
内を加熱する加熱装置、液状化した水熱反応処理物を下
流側に排出可能な温度にまで冷却する熱交換器などの冷
却装置(いずれも図示せず)等を含んで構成されてい
る。
【0019】本例では、回収装置3は、水熱反応処理後
の処理物の固液を分離する固液分離装置4と、固液分離
装置4で分離された液体状の処理物から有価物としてメ
タンガスを回収する嫌気性処理装置5とを含んでいる。
【0020】固液分離装置4は、水熱反応処理後の処理
物のうち固体処理物と液体処理物とを分離させ、ポンプ
等によって液体処理物を下流の嫌気性処理装置5に送る
とともに、残りの固体処理物を回収可能な構成となって
いる。固形分離装置4としては、膜分離装置、デカンタ
ー、濾過装置などの公知のものが用いられる。
【0021】嫌気性処理装置5は、酸性生菌やメタン生
成菌等の嫌気性微生物を含む汚泥を有して構成されたも
のであり、ポンプ等によって固液分離装置4から送られ
てきた液体状の水熱反応処理物を、前記汚泥により、低
分子化→有機酸生成→メタン生成、のステップでメタン
ガスに転換、すなわちメタン発酵させるようになってい
る。こうして得られたメタンガスは、クリーンなエネル
ギー、すなわち有価物として回収され、さらにはガスタ
ービンなどによって電気エネルギーとして回収される。
【0022】また、嫌気性処理装置4の後段には、回収
処理後の液体状の処理物を好気性処理あるいは水熱湿式
酸化処理することにより、CODを放流基準の濃度以下
に低減する放流処理装置6が備えられている。
【0023】放流処理装置6は、本例においては好気性
処理装置からなるもので、好気性微生物を含む汚泥を有
して構成されている。また、放流処理装置6では、ポン
プ等によって嫌気性処理装置5から送られてきた処理物
のCOD(CODmn;化学的酸素要求量)を、放流基
準の濃度以下(20mg/1程度以下)に低減するもの
となっている。なお、回収装置3の構成は、処理対象の
濾過助剤の性状に応じて適宜設定される。
【0024】このような構成の使用済み濾過助剤の処理
装置1による処理方法に基づき、本発明の使用済み濾過
助剤の処理方法を説明する。まず、処理対象である使用
済み濾過助剤に、必要に応じて水に分散させるなどの前
処理(例えば固液比1/1〜1/3(水))を施した
後、これを水熱反応処理装置2に導入する。そして、こ
の水熱反応処理装置2において、亜臨界水条件あるいは
超臨界水条件下、例えば150〜400℃およびその温
度に応じた飽和蒸気圧程度の条件下で水熱反応を行い
(例えば処理時間5〜60分)、使用済みの濾過助剤に
付着・堆積した酵母やその他の有機物を組成分解して液
状化する。このとき、水熱反応により、有機物中に含ま
れる高分子の結合が切断されるとともに、BOD(生物
学的酸素要求量)の値が高まる。
【0025】次に、このようにして大部分が液状化され
た水熱反応処理物を固液分離装置4に導入する。この固
液分離装置4において、水熱反応処理物を固液分離して
有価物として固体状の処理物を回収する。回収される処
理物は、主として濾過助剤としての珪藻土の成分(無機
物)であり、シリカ、アルミナ等が含まれる。また、分
離された水熱反応処理物の液体分を、ポンプ等によって
嫌気性処理装置5に導入する。
【0026】嫌気性処理装置4において、水熱反応処理
物中の有機物を嫌気性処理することによりメタン発酵さ
せる。前述したように、水熱反応処理物は、BODの値
が高まっており、効果的に嫌気性処理がなされる。そし
て、これにより得られたメタンガスをクリーンなエネル
ギー、すなわち有価物として回収する。
【0027】また、嫌気性処理(有価物回収処理)後の
処理物を必要に応じて固液分離した後、その液分を、放
流処理装置6に導入する。そして、ここで導入した処理
物を好気性処理することにより、そのCOD(CODm
n;化学的酸素要求量)を、放流基準の濃度以下(20
mg/1程度以下)に低減する。
【0028】その後、必要に応じて放流基準を満たすた
めの処理を行った後、この処理物を一般の下水、あるい
は河川等に放流する。
【0029】このような構成の使用済み濾過助剤の処理
装置1とこれを用いてなる処理方法にあっては、酵母を
含む使用済み濾過助剤を、亜臨界水条件あるいは超臨界
水条件下で水熱反応により処理することにより、濾過助
剤の表面に付着堆積した酵母やその他の有機物を液状化
して除去することができる。したがって、濾過助剤から
臭気等の不要成分を除去し、濾過助剤を再生することが
できる。
【0030】また、水熱反応処理物の固液を分離して固
体状の処理物を回収することにより、その処理物を濾過
助剤として再利用したりセメント原料として用いたりす
ることができる。さらに、固液分離工程で分離された液
体状の水熱反応処理物を、嫌気性微生物が含まれる汚泥
の存在下で発酵させることにより、有価物としてメタン
ガスを回収することができる。また、有価物回収後の液
体状の水熱反応処理物について、これを好気性処理する
など、必要に応じて所定の簡単な処理を行った後、排水
として容易に放流処理することができる。
【0031】(実験例)ビール工場で使用された酵母を
含む使用済み濾過助剤(珪藻土)に対し、水熱反応処理
を行い、その液状化率等を調べた。得られた結果を図2
に示す。なお、水熱反応処理については、試験装置とし
て、バッチ式超臨界水・水熱反応試験装置(オートクレ
ーブ)を用いて行った。この水熱反応試験装置の仕様、
および試験条件は以下の通りである。 「仕様」 ・最高使用温度;500℃ ・最高使用圧力;50MPa ・反応容器 ;材質:炭素鋼にハステロイ内張り(容量:45ml) ・加熱方式 ;誘導加熱方式(昇温速度50℃/min) ・攪拌方式 ;加熱炉ロッキングによる攪拌(攪拌ボール) 「試験条件」 ・処理温度 ;150、200、230、250、300℃ ・処理時間 ;10、30分 ・気相部 ;Ar
【0032】図2に示した結果より、濾過助剤の液状化
率は、処理温度が高くなるにつれて上昇する傾向にあっ
た。また、処理温度が200℃を超え、250℃までの
間は、液状化率に大きな変化が見られず、75%程度で
推移している。さらに、この間は、処理残渣の灼熱減量
率およびCODmnともにほぼ一定の値となっている。
また、処理温度が250℃を超えると液状化率が再上昇
する。処理温度が250℃を超えると、処理残渣の灼熱
減量率およびCODmnの値の低下から、有機物の分解
反応速度が高まっていることが推測される。ただし、2
50℃以上になるとタール質分の生成も確認された。し
たがって、処理温度としては230℃程度が望ましいと
考えられる。また、処理時間の変化に対して、液状化率
に大きな変化はなく、ほぼ同程度の値を示した。したが
って、処理時間としては10分程度でも十分であると考
えられる。また、BOD/CODCrの算出値(%)
は、いずれの条件下でも0.5(50%)を超えてお
り、したがって、得られた水熱反応処理物は嫌気性処理
が良好に行われるものとなり、これにより有価物の回収
(メタンガスの回収)が良好になされることが分かっ
た。
【0033】次に、上記試験により残渣として得られた
固体状の処理物の成分を調べた。その結果、主要成分と
して、珪藻土の成分であるSiが認められ、他の微量成
分として、Ba、Zn、Fe、Al、等が検出された。
すなわち、水熱反応処理物から固体状の有価物を回収可
能であることが確認された。
【0034】これらの結果から、使用済み濾過助剤につ
いて、水熱反応処理により酵母や有機物を液状化して除
去することが可能であり、これにより、得られる固体状
や液体状の水熱反応処理物から有価物を容易に回収する
ことができると考えられる。また、水熱反応処理後の処
理物は、BODの値が高まっており、嫌気性処理などに
よる有価物の回収を効果的に実施可能であると考えられ
る。
【0035】なお、上述した実施形態例において示した
各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本
発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基
づき種々変更可能である。例えば、図3に示すように、
固液分離装置によって分離された固体状の処理物を水な
どにより洗浄する洗浄装置7を設けてもよい。固体分離
装置から回収された固体状の処理物は、回収直後はある
程度の臭気が残っていると思われるため、洗浄装置7に
よって固体状の処理物を洗浄することにより短時間で臭
気をなくし、再利用しやすくすることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の使用済み
濾過助剤の処理方法および処理装置は、酵母を含む使用
済み濾過助剤を、亜臨界水条件あるいは超臨界水条件下
で水熱反応により処理することにより、濾過助剤の表面
に付着した酵母やその他の有機物を液状化して除去する
ことができる。したがって、濾過助剤から不要成分を除
去し、濾過助剤を再生することができる。また、水熱反
応処理物の固液を分離して固体状の処理物を回収するこ
とにより、その固体状の処理物を再生された濾過助剤と
して再利用したりセメント原料として用いたりすること
ができる。さらに、固液分離工程で分離された液体状の
処理物を、嫌気性微生物が含まれる汚泥の存在下で発酵
させることにより、メタンガスを回収することができ
る。さらに、嫌気性処理後の処理物についても必要に応
じて適宜な処理を行うことにより、排水として放流処理
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の使用済み濾過助剤の処理装置の一実
施形態例の、概略構成を説明するための図である。
【図2】 使用済み濾過助剤を水熱反応処理した際の実
験結果を示す図である。
【図3】 本発明のパルプ系有機廃棄物の処理装置の他
の実施形態例の、概略構成を説明するための図である。
【図4】 濾過助剤が用いられる分離装置(フンダフィ
ルタ)の概略的な全体図である。
【符号の説明】
1…使用済み濾過助剤の処理装置、 2…水熱反応処理装置、 3…回収装置、 4…固液分離装置、 5…嫌気性処理装置、 6…放流処理装置、 7…洗浄装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三輪 敬一 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社機械・プラント開 発センター内 Fターム(参考) 4D004 AA04 AA50 BA02 BA03 BA10 CA13 CA39 CB05 DA02 DA06 DA07 4D040 AA01 AA12 AA22 AA31 AA42 4D050 AA20 AB07 BB01 BC01 BC02 CA17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酵母を含む使用済み濾過助剤を、亜臨界
    水条件あるいは超臨界水条件下で水熱反応により処理す
    る水熱反応処理工程と、水熱反応処理物から有価物を回
    収する回収工程とを備えることを特徴とする酵母を含む
    使用済み濾過助剤の処理方法。
  2. 【請求項2】 有価物を回収する回収工程は、水熱反応
    処理物の固液を分離して固体状の処理物を回収する固液
    分離工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の酵母
    を含む使用済み濾過助剤の処理方法。
  3. 【請求項3】 回収した固体状の処理物を、濾過助剤と
    して再利用あるいはセメント原料に用いることを特徴と
    する請求項2に記載の酵母を含む使用済み濾過助剤の処
    理方法。
  4. 【請求項4】 有価物を回収する回収工程は、固液分離
    工程で分離された液体状の処理物を、嫌気性微生物が含
    まれる汚泥の存在下で発酵させ、メタンガスを回収する
    嫌気性処理工程を含むことを特徴とする請求項1から請
    求項3に記載の酵母を含む使用済み濾過助剤の処理方
    法。
  5. 【請求項5】 回収工程の後に、回収処理後の液体状の
    処理物を好気性処理あるいは水熱湿式酸化処理すること
    により、CODを放流基準の濃度以下に低減する放流処
    理工程が備えられていることを特徴とする請求項4に記
    載の酵母を含む使用済み濾過助剤の処理方法。
  6. 【請求項6】 酵母を含む使用済み濾過助剤を、亜臨界
    水条件あるいは超臨界水条件下で水熱反応により処理す
    る水熱反応処理装置と、水熱反応処理物から有価物を回
    収する回収装置とを備えることを特徴とする酵母を含む
    使用済み濾過助剤の処理装置。
  7. 【請求項7】 有価物を回収する回収装置は、水熱反応
    処理物の固液を分離して固体状の処理物を回収する固液
    分離装置を含むことを特徴とする請求項6に記載の酵母
    を含む使用済み濾過助剤の処理装置。
  8. 【請求項8】 有価物を回収する回収装置は、固液分離
    装置で分離された液体状の処理物を、嫌気性微生物が含
    まれる汚泥の存在下で発酵させ、メタンガスを回収する
    嫌気性処理装置を含むことを特徴とする請求項7に記載
    の酵母を含む使用済み濾過助剤の処理装置。
  9. 【請求項9】 回収装置の後段に、回収処理後の液体状
    の処理物を好気性処理あるいは水熱湿式酸化処理するこ
    とにより、CODを放流基準の濃度以下に低減する放流
    処理装置が備えられていることを特徴とする請求項8に
    記載の酵母を含む使用済み濾過助剤の処理装置。
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