JP2002252378A - ペルチェモジュールの製造方法 - Google Patents

ペルチェモジュールの製造方法

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JP2002252378A
JP2002252378A JP2001047586A JP2001047586A JP2002252378A JP 2002252378 A JP2002252378 A JP 2002252378A JP 2001047586 A JP2001047586 A JP 2001047586A JP 2001047586 A JP2001047586 A JP 2001047586A JP 2002252378 A JP2002252378 A JP 2002252378A
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thermoelectric element
electrode
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bar
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Narimasa Iwamoto
成正 岩本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱電素子材料と電極材料との接合/切断工程
を容易に且つ効率よく行えるペルチェモジュールの製造
方法を提供する。 【解決手段】 第1電極部材上にP型熱電素子バーとN
熱電素子バーを互い違いに所定間隔を開けて接合した
後、熱電素子バーの各々がその長手方向に一致する縦方
向に完全に分離されるように熱電素子バーを切断する縦
切断と、熱電素子バーの各々をその長手方向に直交する
横方向に所定間隔毎に切断する横切断を実施する。切断
作業後、P型熱電素子ブロックの各々とそれに隣接する
N型熱電素子ブロックとの間を第2電極部材で接続し、
P型およびN型熱電素子ブロックが第1及び第2電極部
材によって直列回路構造を形成するように一体に接続さ
れてなる熱電素子組立体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペルチェ効果を利
用した温度制御装置であるペルチェモジュールの製造方
法、特に熱電素子材料と電極材料との接合、切断工程を
容易に且つ効率よく行えるペルチェモジュールの製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のペルチェモジュールの製造におい
ては、図11(a)〜11(c)に示すように、矩形平板状
の複数個の下部電極片10が所定のパターンに配置され
た後、XおよびY方向においてP型熱電素子ブロック2
0aとN型熱電素子ブロック20bが互い違い配列とな
るように熱電素子ブロックが下部電極片10上に接合さ
れる。次いで、P型熱電素子ブロック20aの各々とY
方向に隣接するN型熱電素子ブロックbとの間が上部電
極片30で接続される。このようにしてP型およびN型
熱電素子チップ20a,20bが上部及び下部電極片1
0,30によって直列回路構造となるように一体に接続
されてなる熱電素子組立体が形成されていた。図11
(c)中、矢印は得られたペルチェモジュールに通電した
場合の電流の方向を示している。
【0003】しかしながら、上記の方法では熱電素子ブ
ロック20a、20bの間を電極片10、30によって
個々に接合しなければならないので、多くの労力と誤配
列のない正確な作業が必要となり工業的なスケールでの
ペルチェモジュールの生産にとって現実的であるとは言
い難い。
【0004】そこで、これらの問題点を改善するため、
例えば、特開平4−299585号は図12(a)〜12
(d)に示すようなペルチェモジュールの製造方法につい
て記載している。すなわち、図12(a)に示すような下
部電極片10の所定パターンを有する第1セラミック基
板40を作成した後、P型熱電素子ロッド22aとN型
熱電素子ロッド22bが互い違いに所定間隔離れて位置
するように熱電素子ロッドが下部電極片10に接合され
る(図12(b))。次いで、ロッドの長手方向に直交する
方向(Y方向)において熱電素子ロッドの切断作業が実施
され、図12(c)に示すようなP型およびN型熱電素子
ブロック20a、20bのマトリックス配列が第1セラ
ミック基板40上に形成される。
【0005】一方、図12(d)に示すように、上部電極
片30の所定パターンを有する第2セラミック基板45
が作成された後、上部電極片30が第1セラミック基板
40上のP型およびN型熱電素子ブロック20a、20
bにはんだ接合され、これによりP型およびN型熱電素
子チップが上部及び下部電極片によって直列回路構造と
なるように一体に接続されてなる熱電素子組立体が形成
される。この場合は、X方向における熱電素子ブロック
は同型の熱電素子材料で形成されるので、熱電素子チッ
プの誤配置防止に効果的であり、さらに熱電素子ロッド
の接合後に切断作業を行うことから熱電素子ブロックを
一個ずつ接合する場合に比して組立作業効率が改善され
る。
【0006】また、特開平2000-49391号は、
図13(a)および(b)に示すような特殊な形状の電極部
材を使用したペルチェモジュールの製造方法について記
載している。この方法においては、図13(a)に示すよ
うに、異なる形状を有する一対の下部および上部電極部
材10、30間にP型熱電素子ロッド22aとN型熱電
素子ロッド22bが互い違い配列となるように配してサ
ンドイッチ状構造物を作成した後、電極部材と熱電素子
ロッドの所定領域を同時に切断することで熱電素子組立
体が形成される。この場合は、サンドイッチ状構造物を
作成した後で切断作業を実施することにより、全工程に
おける切断作業の占める割合を減らして切断作業の簡素
化を図っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱電素
子材料と電極部材の接合作業の簡略化、および切断作業
時における誤切断の防止の観点から、これらのペルチェ
モジュールの製造方法にはさらなる改善の余地が残され
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の主たる
目的は、歩留まりを低下させることなく、従来のペルチ
ェモジュールの製造方法に比してより一層効率よく且つ
容易にペルチェモジュールを製造することができる方法
を提供することにある。
【0009】すなわち、請求項1のペルチェモジュール
の製造方法は、第1電極部材を提供する工程と、第1型
熱電素子バーと第2型熱電素子バーを互い違いに所定の
間隔を開けて前記第1電極部材に接合する工程と、前記
熱電素子バーの各々がその長手方向である縦方向におい
て完全に分離されるように前記熱電素子バーを切断する
縦切断を実施し、一対の第1型熱電素子ロッドと一対の
第2型熱電素子ロッドが互い違いに配列してなる配列体
を第1電極部材上に形成する工程と、前記熱電素子ロッ
ドの各々をその長手方向に直交する横方向に所定間隔毎
に切断する横切断を実施し、第1型熱電素子ブロックと
第2型熱電素子ブロックとでなるマトリックス配列体を
前記第1電極部材に形成する工程と、第1型熱電素子ブ
ロックの各々と前記横方向に隣接する第2型熱電素子ブ
ロックとの間を第2電極部材で接続し、これにより第1
型および第2型熱電素子ブロックが第1及び第2電極部
材によって直列回路構造を形成するように一体に接続さ
れてなる熱電素子組立体を形成する工程とを具備するこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2のペルチェモジュールの製造方法
は、第1電極部材を提供する工程と、第1型熱電素子バ
ーと第2型熱電素子バーを互い違いに所定の間隔を開け
て前記第1電極部材に接合する工程と、前記熱電素子バ
ーの各々がその長手方向である縦方向において完全に分
離されるように前記熱電素子バーを切断する縦切断を実
施し、一対の第1型熱電素子ロッドと一対の第2型熱電
素子ロッドが互い違いに配列してなる配列体を第1電極
部材上に形成する工程と、前記第1電極部材と対向する
側の第1型熱電素子ロッドおよび第2型熱電素子ロッド
の表面に第2電極部材を接合する工程と、前記熱電素子
ロッドの各々をその長手方向に直交する横方向に所定間
隔毎に切断する横切断を実施し、第1型熱電素子ブロッ
クと第2型熱電素子ブロックとでなるマトリックス配列
が第1及び第2電極部材によって直列回路構造となるよ
うに一体に接続されてなる熱電素子組立体を形成する工
程とを具備することを特徴とする。
【0011】請求項3のペルチェモジュールの製造方法
は、第1電極部材を提供する工程と、第1型熱電素子バ
ーと第2型熱電素子バーを互い違いに所定の間隔を開け
て前記第1電極部材上に接合する工程と、前記第1電極
部材と対向する側の第1型熱電素子バーおよび第2型熱
電素子バーの表面に第2電極部材を接合する工程と、前
記熱電素子バーの各々がその長手方向である縦方向にお
いて完全に分離されるように前記熱電素子バーを切断す
る縦切断を実施し、一対の第1型熱電素子ロッドと一対
の第2型熱電素子ロッドが互い違いに配列してなる配列
体を第1電極部材と第2電極部材の間に形成する工程
と、前記熱電素子ロッドの各々をその長手方向に直交す
る横方向に所定間隔毎に切断する横切断を実施し、第1
型熱電素子ブロックと第2型熱電素子ブロックとでなる
マトリックス配列が第1及び第2電極部材によって直列
回路構造となるように一体に接続されてなる熱電素子組
立体を形成する工程とを具備することを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかのペルチェモジュールの製造方法において、第1電
極部材は、前記ペルチェモジュール構造体の直列回路の
始端部と終端部として機能する一対の第1電極片と、一
端が第1型熱電素子バーに、他端が第2型熱電素子バー
に接続される略C字形状の第2電極片と、第1型熱電素
子バーに接続される第1端部、第2型熱電素子バーに接
続される第2端部、および第1端部から斜め方向に第2
端部に向かって延出する連結部を有する第3電極片とで
構成され、前記第1、第2及び第3電極片が所定パター
ンに配置されてなることを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、請求項1乃至3のいず
れかのペルチェモジュールの製造方法において、第1電
極部材は、第1型および第2型熱電素子ブロック間を接
続するための電極部と、上記縦切断時および横切断時の
少なくとも一方において切断除去される切取り部を有す
る一体型の平板電極部材であることを特徴とする。
【0014】請求項6の発明は、請求項5のペルチェモ
ジュールの製造方法において、第1電極部材は、第1型
及び第2型熱電素子バーの各々が接合される接合面を有
するステージを具備し、上記切り取り部は前記ステージ
に設けられ、前記ステージの接合面は第1型および第2
型熱電素子ブロック間を接続するための前記電極部より
も高い位置にあることを特徴とする。
【0015】請求項7の発明は、請求項5のペルチェモ
ジュールの製造方法において、第1電極部材の電極部
は、一端が第1型熱電素子バーに、他端が第2型熱電素
子バーに接続されるC字状電極部と、第1型熱電素子バ
ーに接続される第1端部、第2型熱電素子バーに接続さ
れる第2端部、および第1端部から斜め方向に第2端部
に向かって延出する連結部を有するS字状電極部とを有
し、前記C字状電極部は上記縦切断時において切断除去
されないように折り曲げ構造を有することを特徴とす
る。
【0016】請求項8の発明は、請求項4のペルチェモ
ジュールの製造方法において、第1、第2及び第3電極
片で構成される所定パターンは、絶縁性基板上に保持さ
れてなることを特徴とする。
【0017】請求項9の発明は、請求項1乃至3のいず
れかのペルチェモジュールの製造方法において、第2電
極部材は、第1型および第2型熱電素子ブロック間を接
続するための電極部と、上記縦切断時および横切断時の
少なくとも一方において切断除去される切取り部を有す
る一体型の平板電極部材であることを特徴とする。
【0018】請求項10のペルチェモジュールの製造方
法は、第1電極部材を提供する工程と、第1型熱電素子
バーと第2型熱電素子バーを互い違いに所定の間隔を開
けて第1電極部材上に接合する工程と、前記第1電極部
材と対向する側の第1型熱電素子バーおよび第2型熱電
素子バーの表面に第2電極部材を接合する工程と、熱電
素子バーの各々がその長手方向である縦方向において完
全に分離されるように前記熱電素子バーを切断する工程
と、前記熱電素子バーの各々をその長手方向に直交する
横方向に所定間隔毎に切断する工程とを具備することを
特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のペルチェモジュールの製
造方法を以下の実施例に基いて具体的に説明する。 (実施例1)本発明の実施例1に基づくペルチェモジュ
ールの製造方法においては、第1電極部材10が図1
(a)に示すような配置で提供される。すなわち、第1電
極部材10は、ペルチェモジュール構造体の直列回路の
始端部と終端部として機能する一対の矩形平板状の電極
片11と、一端がN型熱電素子バーに、他端がP型熱電
素子バーに接続される略C字形平板状の電極片12と、
N型熱電素子バーに接続される第1端部、P型熱電素子
バーに接続される第2端部、および第1端部から斜め方
向に第2端部に向かって延出する連結部を有する略S字
形平板状の電極片13とで構成される。尚、第1電極部
材10を構成する電極片は、電気伝導性および熱伝導性
に優れた材質で形成されればよく、特に限定されないが
例えば銅を使用することが好ましい。
【0020】このような配列でなる第1電極部材10
は、以下に述べる接合/切断作業を容易にするために、
保持器具によって保持されることが好ましい。保持器具
としては、各電極片を嵌め込めるような凹部を有する高
熱伝導率の耐熱性の板や耐熱性の粘着テープなどを使用
できる。また、保持器具の代わりに、電極片がアルミナ
等の絶縁性基板に接合されていると接合作業が容易にな
るだけでなく、そのままペルチェモジュールの一部とし
て機能させることができる。
【0021】次に、図1(a)に示す電極片11、12、
13の配列でなる第1電極部材10上に、N型熱電素子
バー21bとP型熱電素子バー21aを図1(b)に示す
ように互い違いに所定の間隔を開けて接合する。熱電素
子バーの材料としては、熱電性能を有するものであれば
特に限定されないが、例えば、BiTe系、SiGe
系、PbTe系等の熱電素子材料を使用することができ
る。尚、熱電性能に異方性を有する材料である場合は、
ペルチェモジュールの電流の流れる方向、すなわち、熱
電素子プレートの高さ方向において熱電性能が最大にな
るように熱電素子バーの加工を行う。
【0022】また、熱電素子バー21a、21bを第1
電極部材10に接合する場合は、良好な電気伝導性が確
保されていれば特に限定はないが、通常はハンダが使用
される。ハンダとの接合強度を高めるためには、接合時
にフラックスを使用したり、電極部材の接合面にメッキ
処理などの表面処理を実施することが好ましい。また、
熱電素子バー側にメッキ処理やスパッタリング処理等の
表面処理を実施して接合性を改善しておくことも好まし
い。
【0023】次に、図1(c)に示すように、熱電素子バ
ー21a、21bの各々がその長手方向である縦方向
(X方向)において完全に分離されるように熱電素子バー
を切断する縦切断を実施し、一対のP型熱電素子ロッド
22aと一対のN型熱電素子ロッド22bの互い違い配
列を第1電極部材10上に形成する。切断方法は、熱電
素子バーを精度良く切断できればその方法は特に限定さ
れないが、通常はダイシング砥石等が使用される。樹脂
ワックスなどで熱電素子バーと電極部材を補強すること
は、切断加工時における素子破壊の発生を防止する上で
好ましい。尚、熱電素子バーを切断する場合は、電極片
12を切断しないように切り込み量を調整する必要があ
る。
【0024】次いで、図1(d)に示すように、熱電素子
ロッドの各々をその長手方向に直交する横方向(Y方向)
において所定間隔毎に切断する横切断を実施し、P型熱
電素子ブロック20aとN型熱電素子ブロック20bの
マトリックス配列を第1電極部材10上に形成する。こ
の切断作業は、第1電極部材10の略S字形状の電極片
13を切断しないように切り込み量に注意して実施され
る。
【0025】次いで、図1(e)に示すように、P型熱電
素子ブロック20aの各々と横方向(Y方向)に隣接する
N型熱電素子ブロック20bとの間を第2電極部材30
で接続する。これにより、P型およびN型熱電素子ブロ
ックが第1及び第2電極部材によって直列回路構造を形
成するように一体に接続されてなる熱電素子組立体が形
成される。尚、第2電極部材30は、あらかじめ絶縁性
基板のような保持器具上に配列/保持しておくことで、
熱電素子ブロックへの接合作業の作業性をさらに向上さ
せることができる。
【0026】本製造方法の特徴の一つは、熱電素子バー
21a、21bを第1電極部材10に接合した後、熱電
素子バーの長手方向に切断する工程にある。この工程に
より、完成したペルチェモジュールにおける熱電素子ブ
ロックの横方向(Y方向)の配列はPPNNPPN
N...と2個づつ交互に並ぶ変則的な配列となり、熱
電素子ブロックの縦方向(X方向)における配列はPPP
P...もしくはNNNN...となる。これは、従来
の横および縦いずれの方向においてもPNPNPN
P...繰り返し配列であったものとは異なる配列であ
る。
【0027】図1(e)中、矢印は得られたペルチェモジ
ュールに通電した場合の電流の方向を示している。第1
電極部材の略S字形状の電極片13の配列と第2電極部
材30の格子状配列とによって、電極片11の一方から
供給された電流は、電極片13と第2電極部材30との
列間を往復して流れ、端部まで達すると略C字形状の電
極片12により2列離れた熱電素子ブロックに電流が向
かうように配線されている。このような電流回路パター
ンによってPPNNPPNN...という変則的な熱電
素子ブロックの配列が可能となるのである。
【0028】本実施例の第1変更例を図2(a)〜(e)に
示す。この例では、図2(d)に示すように、熱電素子バ
ーの縦切断を実施した後、隣接するP型熱電素子ロッド
22aとN型熱電素子ロッド22bとの間を接続するた
めの大きさを有する第2電極板31を熱電素子ロッド上
に接合した後で、熱電素子ロッドの横切断を実施してい
る点に特徴がある。したがって、横切断においては、熱
電素子ロッドとともに第2電極板31が切断されるの
で、個別に第2電極30をP型熱電素子ブロック20a
とN型熱電素子ブロック20bとの間に接合する場合よ
りもさらに接合作業の効率化を図ることができる。その
他の工程は上記実施例と同様に行えるので説明を省略す
る。
【0029】本実施例の第2変更例を図3(a)〜(e)に
示す。この例では、図3(c)に示すように、熱電素子バ
ーの縦切断を実施するに先立って、P型熱電素子バー2
1aとN型熱電素子バー21bの互い違い配列を覆うこ
とができる大きさの一枚板でなる第2電極板32を熱電
素子バー上に接合した後で、熱電素子バーの縦切断およ
び横切断を連続的に実施している点に特徴がある。図3
(d)中、番号31は、縦切断による切断後の第2電極板
を示す。また、第1電極部材を構成する電極片11、1
2、13は、予めアルミナのような絶縁性基板40上に
接合されており取り扱い性を高めてある。本変更例にお
いては、電極の接続工程を完了した後で縦横2種類の切
断工程を実施するので、接合作業と切断作業を分離した
製造ラインを確立することができる。その他の工程は上
記実施例と同様に行えるので説明を省略する。 (実施例2)本発明の実施例2に基づくペルチェモジュ
ールの製造方法においては、図4(a)に示すような一体
構造でなる電極板を第1電極部材10として使用する。
この第1電極板10は、N型およびP型熱電素子ブロッ
ク間を接続するための電極部と、実施例1で図1(c)に
基づいて説明した縦切断時に切断除去される切取り部1
4を有する。
【0030】電極部は、ペルチェモジュール構造体の直
列回路の始端部と終端部として機能する矩形電極部11
と、一端が第1型熱電素子バーに、他端が第2型熱電素
子バーに接続されるC字状電極部12と、第1型熱電素
子バーに接続される第1端部、第2型熱電素子バーに接
続される第2端部、および第1端部から斜め方向に第2
端部に向かって延出する連結部を有するS字状電極部1
3とで構成される。この電極板を使用する場合は、セラ
ミック基板上に個別に複数個の電極片を配置する手間が
省けるとともに、第1電極板10の取り扱いが容易にな
るという長所がある。
【0031】次いで、図4(b)に示すように、第1電極
板10上にP型熱電素子バー21aとN型熱電素子バー
21bを互い違いに所定間隔を開けて接合した後、第1
電極板と対向する側のP型熱電素子バーおよびN型熱電
素子バーの表面に一枚板の第2電極板32を接合する
(図4(c))。これにより、熱電素子バー21a、21b
が第1および第2電極板10、32の間に挟み込まれた
一体構造を有する中間組立品が得られる。
【0032】次に、この中間組立品に対して、図4(d)
に示すように、熱電素子バーの各々がその長手方向であ
る縦方向(X方向)において完全に分離されるように熱電
素子バー21a、21bとともに第1電極板10の切り
取り部14および第2電極板32を切断する縦切断を実
施する。これにより、切断された第1電極板と第2電極
板31の間に一対のP型熱電素子ロッド22aと一対の
N型熱電素子ロッド22bの互い違い配列が得られる。
図4(d)中、番号31は、縦切断による切断後の第2電
極板を示す。
【0033】次に、図4(e)に示すように、熱電素子ロ
ッド22a、22bの各々をその長手方向に直交する横
方向(Y方向)に所定間隔毎に第2電極板31とともに切
断する横切断を実施する。この時、下部に位置する第1
電極板10のS字状電極部13を切断しないように切込
みを制御する必要がある。この横切断によって、P型熱
電素子ブロック20aとN型熱電素子ブロック20bの
マトリックス配列が第1及び第2電極部材10,30に
よって直列回路構造となるように一体に接続されてなる
熱電素子組立体が得られる。
【0034】本実施例の製造方法においては、第1電極
板10の取り扱いが容易で熱電素子バー21a、21b
の接合作業も行い易いことからハンダ等の接合剤による
電気的なリーク発生を抑制して接合状態の信頼性をさら
に高めることができる。また、熱電素子バーと第1およ
び第2電極板とが一体に形成された状態、すなわち中間
組立品に対して切断作業が実施されるので、熱電素子バ
ーおよび第1および第2電極板を個々に切断する場合に
比べ大幅に切断作業の短縮を図ることができる。さら
に、第2電極板32は、一枚板のパターンレス構造であ
るので、第2電極板を熱電素子バーに接合する際に特に
精密な位置決めを必要としない点も大きな特徴である。
【0035】本実施例の変更例を図5(a)〜(e)に示
す。上記した一体構造でなる第1電極板10の作成は容
易であるが、熱電素子バーを長手方向に切断する縦切断
時においては、C字状電極部12まで切断しないように
切断作業を調整する必要がある。本変更例では、縦切断
時にC字状電極部12が誤って切断されないようにC字
状電極部に折り曲げ構造15を設けた第1電極板10を
使用している点に特徴がある。この場合は、図5(c)お
よび5(d)に示すように、熱電素子バーの長手方向であ
る縦方向(X方向)に熱電素子バー21a、21b、第1
電極板10の切取り部14、および第2電極板32を同
時に切断する場合において、切断作業がC字状電極部1
2付近にまで達しても切断を途中で止める必要がない。
すなわち、C字状電極部12が折り曲げ構造15を有す
るので、切断を止めることなく続行してもC字状電極部
12の上方を通過するだけで切断されることはないので
ある。このように、折り曲げ構造15を設けたことで、
第1電極板10の所定領域を切断する際の作業性を大幅
に改善することができる。
【0036】一方、長手方向に直行する横方向(Y方向)
における横切断作業時においては、下部に位置する第1
電極板10のS字状電極部13を切断しないように切込
みを制御する必要がある。その他の工程は上記実施例と
同様に行えるので重複する説明は省略する。尚、本実施
例では、一枚板の第2電極板を使用したが、切断作業時
における負荷を低減するために、切しろ部を一部穴明き
構造とした第2電極板を使用しても良い。 (実施例3)本発明の実施例3に基づくペルチェモジュ
ールの製造方法においては、図6(a)に示すような一体
構造でなる電極板を第1電極部材10として使用する。
この第1電極板10は、基本的な配線パターンは実施例
1の第1電極部材と同じであるが、P型およびN型熱電
素子バー20a、20bが接合される接合面16を有す
るステージ17が設けられている点に特徴がある。図7
(a)〜(c)に示すように、縦切断時において切断除去さ
れる第1切取り部14aと、横切断時において切断除去
される第2切取り部14bは、ともにこのステージ17
に定義される。また、ステージ17の接合面16はP型
およびN型熱電素子ブロック間を接続するための第1電
極板10の電極部11、12、13よりも一段高い位置
に設けられているので、熱電素子バー20a、20bを
切断する際に電極部にまで切り込むことなく熱電素子バ
ーとステージの切取り部のみを切断することが可能とな
る。すなわち、図7(b)および(c)に示すように、第1
電極板10は、そのステージ17の裏面において切断除
去される第1および第2切取り部14a、14bが肉薄
に作成されているので、切り込み量を適切に設定すれば
熱電素子バーの長手方向における縦切断時および長手方
向に対して直交する方向における横切断時のいずれにお
いても電極部を誤って切断することなく一様に切断作業
を継続することができる。
【0037】また、図6(b)に示すように、熱電素子バ
ー20a、20bはステージ17の接合面16に対して
完全に面接触するように接合されるので、熱電素子バー
の接合強度、接合不良などのトラブルを回避する上でも
有効である。このように、本実施例の第1電極板10を
使用する場合は、接合作業の信頼性向上と切断作業のさ
らなるスピードアップをもたらすことができる。尚、熱
電素子バーの縦切断(図6(c))、および横切断(図6
(d))、および第2電極部材30の接合工程(図6(e))
については実施例1で説明したのと同様に実施可能であ
るので説明を省略する。
【0038】本実施例の第1変更例を図8(a)〜(e)に
示す。この例では、図8(d)に示すように、熱電素子バ
ーの縦切断を実施した後、隣接するP型熱電素子ロッド
22aとN型熱電素子ロッド22bとの間を接続するた
めの大きさを有する第2電極板31を熱電素子ロッド上
に接合した後で、熱電素子ロッドの横切断を実施してい
る点に特徴がある。したがって、横切断においては、熱
電素子ロッドとともに第2電極板31が切断されるの
で、個別に第2電極30をP型熱電素子ブロック20a
とN型熱電素子ブロック20bとの間に接合する場合よ
りも接合作業の効率化を図ることができる。その他の工
程は上記実施例と同様に行えるので説明を省略する。
【0039】本実施例の第2変更例を図9(a)〜(e)に
示す。この例では、図9(c)に示すように、熱電素子バ
ーの縦切断を実施するに先立って、P型熱電素子バー2
1aとN型熱電素子バー21bの互い違い配列を覆うこ
とができる大きさの一枚板でなる第2電極板32を熱電
素子バー上に接合した後で、熱電素子バーの縦切断およ
び横切断を連続的に実施している点に特徴がある。図9
(d)中、番号31は、縦切断による切断後の第2電極板
を示す。本変更例においては、電極の接続工程を完了し
た後で縦横2種類の切断工程を実施するので、接合作業
と切断作業を分離した製造ラインを確立することができ
る。このように、第1電極部材を所定のパターンを有す
る一体構造の平板電極、第2電極部材を一枚板の平板電
極とし、それらの間に熱電素子バーを接合した後に切断
作業を実施する場合は、切断作業の効率化の点で特に効
果的であるとともに、接合信頼性の高い熱電素子組立体
を提供することができる。その他の工程は上記実施例と
同様に行えるので説明を省略する。
【0040】本実施例の第3変更例を図10(a)〜(e)
に示す。この例では、基本構成が本実施例と同じである
大型の第1電極板10を使用して一度に複数個のペルチ
ェモジュールを製造する。すなわち、図10(a)に示す
ように、第1電極板10を複数個並列に並べた後、並べ
た第1電極板10のステージ17に跨るような長さを有
するP型およびN型熱電素子バー21a、21bが互い
違いに所定間隔離して第1電極板10に接合される(図
10(b))。次いで、図10(c)に示すように、すべて
の熱電素子バー21a、21bを覆うことができる大き
さの一枚板でなる第2電極板32を熱電素子バー上に接
合する。熱電素子バーと第2電極板の接合作業を完了し
た後、熱電素子バーの縦切断作業(図10(d))および横
切断作業(図10(e))を連続的に実施する。このよう
に、第1電極板10を複数個並べてペルチェモジュール
を一度に製造する場合であっても、単一のペルチェモジ
ュールを製造する場合と実質的に同じ工程を応用するこ
とができ、特別な工程の追加を必要としない。特に、第
2電極板32については一枚板の電極板として供給する
ことができるので、接続されるべき熱電素子ブロック2
0a、20bの数が増大してもその接合作業にかかる負
担はほとんど増加しない。切断作業は上記と同様に行う
ことができるので説明を省略する。
【0041】上記実施例1〜3においては、熱電素子バ
ーの長手方向における縦切断作業を実施した後、長手方
向に直行する方向に横切断作業を実施する場合について
説明したが、切断作業の順番は特に限定されない。最初
に熱電素子バーの横切断作業を実施することももちろん
可能である。しかしながら、切断時の負荷による熱電素
子材料の損傷を考慮すれば、最初に熱電素子バーの長手
方向に切断する縦切断作業を実施する方が好ましい。
【0042】また、上記実施例においては、最初に熱電
素子バーを第1電極板に接合し、次いで第2電極板を接
合する場合について説明したが、熱電素子バーと電極部
材の接合順序はこれに限定されるものではない。例え
ば、最初に熱電素子バーを第2電極板に接合しておき、
その後第1電極板を接合しても良い。第1電極板と第2
電極板を同時に熱電素子バーに接合することももちろん
可能である。
【0043】以上、本発明のペルチェモジュールの製造
方法を好適な実施例に基づいて説明したが、本発明の技
術思想から逸脱しないかぎりにおいて種々の変更および
改良を加えることが可能であることは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】上記したように、本発明のペルチェモジ
ュールの製造方法によれば、熱電素子バーの長手方向に
直交する方向だけでなく、その長手方向においても切断
作業を行うことによって、従来に比して接合すべき熱電
素子バーの数を半分に減らすことができて製造方法の大
幅な効率化を図ることができる。また、熱電素子バーは
第1電極部材との接合後に長手方向に半分に切断される
までは広い素子幅を有するので、熱電素子バーと第1電
極部材との接合作業を容易に且つ信頼性よく行うことが
でき、特に素子面積の小さなモジュールを製造する場合
には有効である。
【0045】また、熱電素子バーと第1および第2電極
部材とが一体化された状態で切断作業を実施する場合
は、熱電素子バーおよび第1および第2電極部材を個々
に切断する場合に比べ、大幅に切断作業にかかる時間を
短縮することができる。また、本製造方法によれば、第
2電極部材を一枚板のパターンレス構造とすることが可
能であるので、第2電極部材のコスト低減を図れるとと
もに、熱電素子バーに接合する際の第2電極部材の位置
決めが容易になるので、製造工程の更なる容易化に有効
である。
【0046】特に、P型及びN型熱電素子バーが接合さ
れるステージを具備する一体型の第1電極部材を使用す
る場合は、ステージが電極部より一段高い位置に形成さ
れているので、切断作業に要求される切断精度を緩和し
て切断作業を容易化するとともに、第1電極部材の切断
領域以外を誤って切断することに起因する不良発生の防
止に効果的である。また、電極の一部に折り曲げ構造と
することも切断作業時における誤切断防止に有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は、本発明の第1実施例に基づくペ
ルチェモジュールの製造方法を示す概略斜視図である。
【図2】(a)〜(e)は、本発明の第1実施例に基づくペ
ルチェモジュールの製造方法の第1変更例を示す概略斜
視図である。
【図3】(a)〜(e)は、本発明の第1実施例に基づくペ
ルチェモジュールの製造方法の第2変更例を示す概略斜
視図である。
【図4】(a)〜(e)は、本発明の第2実施例に基づくペ
ルチェモジュールの製造方法を示す概略斜視図である。
【図5】(a)〜(e)は、本発明の第2実施例に基づくペ
ルチェモジュールの製造方法の変更例を示す概略斜視図
である。
【図6】(a)〜(e)は、本発明の第3実施例に基づくペ
ルチェモジュールの製造方法を示す概略斜視図である。
【図7】(a)〜(c)は、第3実施例で使用する一体型の
第1電極部材の斜視図、上面図および下面図である。
【図8】(a)〜(e)は、本発明の第3実施例に基づくペ
ルチェモジュールの製造方法の第1変更例を示す概略斜
視図である。
【図9】(a)〜(e)は、本発明の第3実施例に基づくペ
ルチェモジュールの製造方法の第2変更例を示す概略斜
視図である。
【図10】(a)〜(e)は、本発明の第3実施例に基づく
ペルチェモジュールの製造方法の第3変更例を示す概略
斜視図である。
【図11】(a)〜(c)は、従来例にかかるペルチェモジ
ュールの製造方法を示す概略斜視図である。
【図12】(a)〜(d)は、従来例にかかるペルチェモジ
ュールの製造方法を示す概略平面図である。
【図13】(a)および(b)は、従来例にかかるペルチェ
モジュールの製造方法を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10 第1電極部材 11 電極片 12 電極片 13 電極片 20a P型熱電素子ブロック 20b N型熱電素子ブロック 21a P型熱電素子バー 21b N型熱電素子バー 22a P型熱電素子ロッド 22b N型熱電素子ロッド 30 第2電極部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1電極部材を提供する工程と、第1型
    熱電素子バーと第2型熱電素子バーを互い違いに所定の
    間隔を開けて前記第1電極部材に接合する工程と、前記
    熱電素子バーの各々がその長手方向である縦方向におい
    て完全に分離されるように前記熱電素子バーを切断する
    縦切断を実施し、一対の第1型熱電素子ロッドと一対の
    第2型熱電素子ロッドが互い違いに配列してなる配列体
    を第1電極部材上に形成する工程と、前記熱電素子ロッ
    ドの各々をその長手方向に直交する横方向に所定間隔毎
    に切断する横切断を実施し、第1型熱電素子ブロックと
    第2型熱電素子ブロックとでなるマトリックス配列体を
    前記第1電極部材に形成する工程と、第1型熱電素子ブ
    ロックの各々と前記横方向に隣接する第2型熱電素子ブ
    ロックとの間を第2電極部材で接続し、これにより第1
    型および第2型熱電素子ブロックが第1及び第2電極部
    材によって直列回路構造を形成するように一体に接続さ
    れてなる熱電素子組立体を形成する工程とを具備するこ
    とを特徴とするペルチェモジュールの製造方法。
  2. 【請求項2】 第1電極部材を提供する工程と、第1型
    熱電素子バーと第2型熱電素子バーを互い違いに所定の
    間隔を開けて前記第1電極部材に接合する工程と、前記
    熱電素子バーの各々がその長手方向である縦方向におい
    て完全に分離されるように前記熱電素子バーを切断する
    縦切断を実施し、一対の第1型熱電素子ロッドと一対の
    第2型熱電素子ロッドが互い違いに配列してなる配列体
    を第1電極部材上に形成する工程と、前記第1電極部材
    と対向する側の第1型熱電素子ロッドおよび第2型熱電
    素子ロッドの表面に第2電極部材を接合する工程と、前
    記熱電素子ロッドの各々をその長手方向に直交する横方
    向に所定間隔毎に切断する横切断を実施し、第1型熱電
    素子ブロックと第2型熱電素子ブロックとでなるマトリ
    ックス配列が第1及び第2電極部材によって直列回路構
    造となるように一体に接続されてなる熱電素子組立体を
    形成する工程とを具備することを特徴とするペルチェモ
    ジュールの製造方法。
  3. 【請求項3】 第1電極部材を提供する工程と、第1型
    熱電素子バーと第2型熱電素子バーを互い違いに所定の
    間隔を開けて前記第1電極部材上に接合する工程と、前
    記第1電極部材と対向する側の第1型熱電素子バーおよ
    び第2型熱電素子バーの表面に第2電極部材を接合する
    工程と、前記熱電素子バーの各々がその長手方向である
    縦方向において完全に分離されるように前記熱電素子バ
    ーを切断する縦切断を実施し、一対の第1型熱電素子ロ
    ッドと一対の第2型熱電素子ロッドが互い違いに配列し
    てなる配列体を第1電極部材と第2電極部材の間に形成
    する工程と、前記熱電素子ロッドの各々をその長手方向
    に直交する横方向に所定間隔毎に切断する横切断を実施
    し、第1型熱電素子ブロックと第2型熱電素子ブロック
    とでなるマトリックス配列が第1及び第2電極部材によ
    って直列回路構造となるように一体に接続されてなる熱
    電素子組立体を形成する工程とを具備することを特徴と
    するペルチェモジュールの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記第1電極部材は、前記ペルチェモジ
    ュール構造体の直列回路の始端部と終端部として機能す
    る一対の第1電極片と、一端が第1型熱電素子バーに、
    他端が第2型熱電素子バーに接続される略C字形状の第
    2電極片と、第1型熱電素子バーに接続される第1端
    部、第2型熱電素子バーに接続される第2端部、および
    第1端部から斜め方向に第2端部に向かって延出する連
    結部を有する第3電極片とで構成され、前記第1、第2
    及び第3電極片が所定パターンに配置されてなることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のペルチェ
    モジュールの製造方法。
  5. 【請求項5】 上記第1電極部材は、第1型および第2
    型熱電素子ブロック間を接続するための電極部と、上記
    縦切断時および横切断時の少なくとも一方において切断
    除去される切取り部を有する一体型の平板電極部材であ
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    ペルチェモジュールの製造方法。
  6. 【請求項6】 上記第1電極部材は、第1型及び第2型
    熱電素子バーの各々が接合される接合面を有するステー
    ジを具備し、上記切り取り部は前記ステージに設けら
    れ、前記ステージの接合面は第1型および第2型熱電素
    子ブロック間を接続するための前記電極部よりも高い位
    置にあることを特徴とする請求項5に記載のペルチェモ
    ジュールの製造方法。
  7. 【請求項7】 上記第1電極部材の電極部は、一端が第
    1型熱電素子バーに、他端が第2型熱電素子バーに接続
    されるC字状電極部と、第1型熱電素子バーに接続され
    る第1端部、第2型熱電素子バーに接続される第2端
    部、および第1端部から斜め方向に第2端部に向かって
    延出する連結部を有するS字状電極部とを有し、前記C
    字状電極部は上記縦切断時において切断除去されないよ
    うに折り曲げ構造を有することを特徴とする請求項5に
    記載のペルチェモジュールの製造方法。
  8. 【請求項8】 上記第1、第2及び第3電極片で構成さ
    れる所定パターンは、絶縁性基板上に保持されてなるこ
    とを特徴とする請求項4に記載のペルチェモジュールの
    製造方法。
  9. 【請求項9】 上記第2電極部材は、第1型および第2
    型熱電素子ブロック間を接続するための電極部と、上記
    縦切断時および横切断時の少なくとも一方において切断
    除去される切取り部を有する一体型の平板電極部材であ
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    ペルチェモジュールの製造方法。
  10. 【請求項10】 第1電極部材を提供する工程と、第1
    型熱電素子バーと第2型熱電素子バーを互い違いに所定
    の間隔を開けて第1電極部材上に接合する工程と、前記
    第1電極部材と対向する側の第1型熱電素子バーおよび
    第2型熱電素子バーの表面に第2電極部材を接合する工
    程と、熱電素子バーの各々がその長手方向である縦方向
    において完全に分離されるように前記熱電素子バーを切
    断する工程と、前記熱電素子バーの各々をその長手方向
    に直交する横方向に所定間隔毎に切断する工程とを具備
    することを特徴とするペルチェモジュールの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018050679A1 (fr) 2016-09-13 2018-03-22 Mmt ag Dispositif d'affichage tête haute ajustable pour véhicule

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