JP2002252154A - レジストパターン形成方法 - Google Patents
レジストパターン形成方法Info
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- JP2002252154A JP2002252154A JP2001045948A JP2001045948A JP2002252154A JP 2002252154 A JP2002252154 A JP 2002252154A JP 2001045948 A JP2001045948 A JP 2001045948A JP 2001045948 A JP2001045948 A JP 2001045948A JP 2002252154 A JP2002252154 A JP 2002252154A
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- JP
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- resist
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- film
- light
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- Pending
Links
Landscapes
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】レジストを減光体としたホトマスクにおいて
は、レチクル合わせマークを検出できず、合わせができ
ないという問題があった。 【解決手段】単色光を使用した反射光検出系でレチクル
マークを検出し、かつレチクルマーク検出用単色光の波
長をλ、上記波長での上記感光性有機膜の屈折率をnと
したときに、レジスト減光体パターンの膜厚をλ/(8
n)以上3λ/(8n)以下、あるいは9λ/(8n)
以上11λ/(8n)以下、あるいは17λ/(8n)
以上19λ/(8n)以下、あるいは25λ/(8n)
以上27λ/(8n)以下とする。
は、レチクル合わせマークを検出できず、合わせができ
ないという問題があった。 【解決手段】単色光を使用した反射光検出系でレチクル
マークを検出し、かつレチクルマーク検出用単色光の波
長をλ、上記波長での上記感光性有機膜の屈折率をnと
したときに、レジスト減光体パターンの膜厚をλ/(8
n)以上3λ/(8n)以下、あるいは9λ/(8n)
以上11λ/(8n)以下、あるいは17λ/(8n)
以上19λ/(8n)以下、あるいは25λ/(8n)
以上27λ/(8n)以下とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホトマスクおよび
半導体装置、超電導装置、マイクロマシーン、電子デバ
イスなどの製造に用いるレジストパターン形成方法に関
し、特に、合わせ精度がよく、コストが低く、TAT
(Turn Around Time)の短いレジストパターン形成方
法に関するものである。
半導体装置、超電導装置、マイクロマシーン、電子デバ
イスなどの製造に用いるレジストパターン形成方法に関
し、特に、合わせ精度がよく、コストが低く、TAT
(Turn Around Time)の短いレジストパターン形成方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置の製造においては、
微細パターンを半導体ウェハ上に転写する方法として、
リソグラフィ技術が用いられる。リソグラフィ技術にお
いては、主に投影露光装置が用いられる。投影露光装置
に装着したホトマスクのパターンを半導体ウェハ上に転
写してデバイスパターンを形成する。
微細パターンを半導体ウェハ上に転写する方法として、
リソグラフィ技術が用いられる。リソグラフィ技術にお
いては、主に投影露光装置が用いられる。投影露光装置
に装着したホトマスクのパターンを半導体ウェハ上に転
写してデバイスパターンを形成する。
【0003】通常のホトマスクは、透明石英基板上に形
成されたクロム(Cr)等の遮光材を加工して作製され
る。すなわち、通常のホトマスクは石英基板上にクロム
等からなる遮光膜が所望の形状で形成されている。
成されたクロム(Cr)等の遮光材を加工して作製され
る。すなわち、通常のホトマスクは石英基板上にクロム
等からなる遮光膜が所望の形状で形成されている。
【0004】遮光膜の加工は、例えば次の通りである。
遮光膜上に電子線感応レジストを塗布した後、電子線描
画装置にてその電子線感応レジストに所望のパターンを
描画する。続いて、現像により所望の形状のレジストパ
ターンを形成した後、そのレジストパターンをマスクと
してドライエッチングやウエットエッチングで遮光膜を
加工する。その後、レジストを除去した後、洗浄等を行
い、所望の形状の遮光パターンを透明石英基板上に形成
している。
遮光膜上に電子線感応レジストを塗布した後、電子線描
画装置にてその電子線感応レジストに所望のパターンを
描画する。続いて、現像により所望の形状のレジストパ
ターンを形成した後、そのレジストパターンをマスクと
してドライエッチングやウエットエッチングで遮光膜を
加工する。その後、レジストを除去した後、洗浄等を行
い、所望の形状の遮光パターンを透明石英基板上に形成
している。
【0005】近年、LSIの開発競争が進み、デバイス
デバッグを加速する必要から多数のホトマスクが必要と
なり、ホトマスクを低コストで作る必要性が高まった。
また、ホトマスクを短い作製期間(TAT)で作製する
必要も高まった。特に少量多品種のシステムLSIの需
要が高まっているため、この要求はいっそう強くなって
いる。
デバッグを加速する必要から多数のホトマスクが必要と
なり、ホトマスクを低コストで作る必要性が高まった。
また、ホトマスクを短い作製期間(TAT)で作製する
必要も高まった。特に少量多品種のシステムLSIの需
要が高まっているため、この要求はいっそう強くなって
いる。
【0006】ホトマスクの製造工程の簡略化および低コ
スト化を目的として、例えば特開平5−2189307
号公報においては、遮光膜をレジスト膜で形成する、い
わゆるレジストマスク法が開示されている。この方法
は、通常の電子線感応レジストや光感応レジストが波長
200nm程度以下の真空紫外光を遮光する性質を利用
したものである。この方法によれば遮光膜のエッチング
工程やレジストの除去工程が不要となり、ホトマスクの
コスト低減、工程の簡略化によるTATの短縮が可能で
ある。
スト化を目的として、例えば特開平5−2189307
号公報においては、遮光膜をレジスト膜で形成する、い
わゆるレジストマスク法が開示されている。この方法
は、通常の電子線感応レジストや光感応レジストが波長
200nm程度以下の真空紫外光を遮光する性質を利用
したものである。この方法によれば遮光膜のエッチング
工程やレジストの除去工程が不要となり、ホトマスクの
コスト低減、工程の簡略化によるTATの短縮が可能で
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のレジストを遮光
体として用いるレジストマスクでは、ホトマスクの合わ
せに関して十分な配慮がなされていなかった。現在汎用
に用いられている長波長の単色光でマスクマークを検出
することが困難で、マスクマークが検出できないことか
ら基板上に形成されたパターンと転写すべきホトマスク
上に形成されたパターンとの合わせが行えないという問
題があった。これはCrと異なり、レジスト減光体の長
波長光に対する反射率が小さく、また透過率が高いこと
による。
体として用いるレジストマスクでは、ホトマスクの合わ
せに関して十分な配慮がなされていなかった。現在汎用
に用いられている長波長の単色光でマスクマークを検出
することが困難で、マスクマークが検出できないことか
ら基板上に形成されたパターンと転写すべきホトマスク
上に形成されたパターンとの合わせが行えないという問
題があった。これはCrと異なり、レジスト減光体の長
波長光に対する反射率が小さく、また透過率が高いこと
による。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来のレジストマス
クを用いたレジストパターン形成方法の合わせの問題を
解決するために、マスクマークを単色光で照射し、上記
マスクマークからの反射光を検出し、上記レチクルマー
ク検出用単色光の波長をλ、上記波長での上記感光性有
機膜の屈折率をnとしたとき、ホトマスクの減光材とな
る感光性有機物膜の膜厚をλ/(8n)以上3λ/(8
n)以下、あるいは9λ/(8n)以上11λ/(8
n)以下、あるいは17λ/(8n)以上19λ/(8
n)以下、あるいは25λ/(8n)以上27λ/(8
n)以下とする。以上の方法で上記課題は解決される。
クを用いたレジストパターン形成方法の合わせの問題を
解決するために、マスクマークを単色光で照射し、上記
マスクマークからの反射光を検出し、上記レチクルマー
ク検出用単色光の波長をλ、上記波長での上記感光性有
機膜の屈折率をnとしたとき、ホトマスクの減光材とな
る感光性有機物膜の膜厚をλ/(8n)以上3λ/(8
n)以下、あるいは9λ/(8n)以上11λ/(8
n)以下、あるいは17λ/(8n)以上19λ/(8
n)以下、あるいは25λ/(8n)以上27λ/(8
n)以下とする。以上の方法で上記課題は解決される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を詳細に説明する前に、本
願明細書における用語の意味を説明すると次の通りであ
る。 1.「減光領域」、「減光膜」、「減光パターン」と言
うときは、その領域に照射される露光光のうち、40%
未満を透過させる光学特性を有することを示す。一般に
数%から30%未満のものが使われる。一方、「透
明」、「透明膜」と言うときは、その領域に照射される
露光光のうち、60%以上を透過させる光学特性を有す
ることを示す。一般に90%以上のものが使用される。 2.「ホトレジストパターン」は、感光性の有機膜をホ
トリソグラフィの手法により、パターニングした膜パタ
ーンを言う。なお、このパターンには当該部分に関して
全く開口のない単なるレジスト膜を含む。 (実施の形態1)図1に本発明の一実施の形態のホトマ
スクの構造を示す。図1(a)が平面図であり、図1
(b)が露光装置に載置したときの断面図を示す。図1
(a)のAとA’を結ぶ線上の断面を示している。図に
おいて、101は石英ガラス、102は減光体パター
ン、103は層間で合わせを行うとき使用するウェハ合
わせマーク、104はマスクの正確な位置を把握するた
めのレチクルアライメントマーク、105はパターン領
域、106は遮光帯でICのスクライブライン等に相当
する領域、107はペリクル用フレーム、108は異物
等からマスクを保護し、また異物が容易に転写されない
ようにするためのペリクル膜、110は露光装置のレチ
クルステージ、111はレチクルステージとマスクとの
接触面、そして112はレジストを示す。
願明細書における用語の意味を説明すると次の通りであ
る。 1.「減光領域」、「減光膜」、「減光パターン」と言
うときは、その領域に照射される露光光のうち、40%
未満を透過させる光学特性を有することを示す。一般に
数%から30%未満のものが使われる。一方、「透
明」、「透明膜」と言うときは、その領域に照射される
露光光のうち、60%以上を透過させる光学特性を有す
ることを示す。一般に90%以上のものが使用される。 2.「ホトレジストパターン」は、感光性の有機膜をホ
トリソグラフィの手法により、パターニングした膜パタ
ーンを言う。なお、このパターンには当該部分に関して
全く開口のない単なるレジスト膜を含む。 (実施の形態1)図1に本発明の一実施の形態のホトマ
スクの構造を示す。図1(a)が平面図であり、図1
(b)が露光装置に載置したときの断面図を示す。図1
(a)のAとA’を結ぶ線上の断面を示している。図に
おいて、101は石英ガラス、102は減光体パター
ン、103は層間で合わせを行うとき使用するウェハ合
わせマーク、104はマスクの正確な位置を把握するた
めのレチクルアライメントマーク、105はパターン領
域、106は遮光帯でICのスクライブライン等に相当
する領域、107はペリクル用フレーム、108は異物
等からマスクを保護し、また異物が容易に転写されない
ようにするためのペリクル膜、110は露光装置のレチ
クルステージ、111はレチクルステージとマスクとの
接触面、そして112はレジストを示す。
【0010】このホトマスクは、石英ガラス基体(ブラ
ンクス)101上に露光光減光体となるレジストパター
ン102(112)が形成された、いわゆるレジストマ
スクである。レジスト(感光性組成物)112としてこ
こではノボラック樹脂ベースの化学増幅系レジストを用
いた。このほかフェノール樹脂の化学増幅系レジストで
もよいし、ナフトキノンジアジド感光剤が含まれている
非化学増幅系レジストでもよい。
ンクス)101上に露光光減光体となるレジストパター
ン102(112)が形成された、いわゆるレジストマ
スクである。レジスト(感光性組成物)112としてこ
こではノボラック樹脂ベースの化学増幅系レジストを用
いた。このほかフェノール樹脂の化学増幅系レジストで
もよいし、ナフトキノンジアジド感光剤が含まれている
非化学増幅系レジストでもよい。
【0011】このレジスト減光体パターン102は石英
ガラス基体(ブランクス)101上に上記レジスト11
2を塗布した後、所望のパターンを電子線で描画し、露
光を行い、さらに現像を行って形成した。現像後には露
光光に対する耐性を向上させるために熱処理を行ってい
る。ここでは描画方法として電子線露光法を用いたがレ
ーザ等を用いた光露光でもよい。ただし、解像度は電子
線描画の方が高い。
ガラス基体(ブランクス)101上に上記レジスト11
2を塗布した後、所望のパターンを電子線で描画し、露
光を行い、さらに現像を行って形成した。現像後には露
光光に対する耐性を向上させるために熱処理を行ってい
る。ここでは描画方法として電子線露光法を用いたがレ
ーザ等を用いた光露光でもよい。ただし、解像度は電子
線描画の方が高い。
【0012】このホトマスクのレチクルアライメントマ
ークの位置を反射光検出系で測定し、その情報に基づい
てウェハの位置を、ウェハステージを移動させることに
よって調整して位置合わせを行った後、露光を行った。
ークの位置を反射光検出系で測定し、その情報に基づい
てウェハの位置を、ウェハステージを移動させることに
よって調整して位置合わせを行った後、露光を行った。
【0013】図2に、このときのレチクルアライメント
マーク検出系の概要を示す。波長660nmの光源12
0から出たレチクルマーク検出光はレンズ120を通し
てミラー121に導かれ、ハーフミラー122およびレ
ンズ123を介して石英ガラス基板101上に形成され
たレジスト112からなるレチクルマーク104に照射
される。レチクルマークからの反射光はレンズ123を
介してハーフミラー122で反射され、レンズ124を
介して検出器125に導かれる。
マーク検出系の概要を示す。波長660nmの光源12
0から出たレチクルマーク検出光はレンズ120を通し
てミラー121に導かれ、ハーフミラー122およびレ
ンズ123を介して石英ガラス基板101上に形成され
たレジスト112からなるレチクルマーク104に照射
される。レチクルマークからの反射光はレンズ123を
介してハーフミラー122で反射され、レンズ124を
介して検出器125に導かれる。
【0014】また、光源126の光はレンズ127を介
して位置基準板128に照射され、ハーフミラー122
およびレンズ124を介して検出器125に導かれ、レ
チクルマークと位置基準板のマーク位置とが比較評価さ
れてレチクルマークの位置が計算される。
して位置基準板128に照射され、ハーフミラー122
およびレンズ124を介して検出器125に導かれ、レ
チクルマークと位置基準板のマーク位置とが比較評価さ
れてレチクルマークの位置が計算される。
【0015】この検出光学系を用いてホトマスク上のレ
ジスト112の膜厚を種々変えてレチクルマークの検出
実験およびマーク位置測定精度評価を行った。その結
果、レジスト減光体パターンの膜厚を51nmから15
3nm、458nmから560nm、あるいは866n
mから967nmとするとレチクルマーク検出が可能
で、レチクルマーク位置測定精度も十分であった。
ジスト112の膜厚を種々変えてレチクルマークの検出
実験およびマーク位置測定精度評価を行った。その結
果、レジスト減光体パターンの膜厚を51nmから15
3nm、458nmから560nm、あるいは866n
mから967nmとするとレチクルマーク検出が可能
で、レチクルマーク位置測定精度も十分であった。
【0016】一方、この範囲を越えるとガラス面とレジ
スト面の反射率差がとれず、その結果、マーク検出コン
トラストが不足して誤検出となった。膜厚が1300n
mの時もマーク検出は可能であったが、膜厚が厚すぎる
ため、転写パターンの解像性能が低下した。
スト面の反射率差がとれず、その結果、マーク検出コン
トラストが不足して誤検出となった。膜厚が1300n
mの時もマーク検出は可能であったが、膜厚が厚すぎる
ため、転写パターンの解像性能が低下した。
【0017】レチクルマーク検出用単色光の波長をλ、
上記波長での上記感光性有機膜の屈折率をnとすると、
上記マーク検出が可能であったレジスト減光体パターン
の膜厚は、λ/(8n)以上3λ/(8n)以下、ある
いは9λ/(8n)以上11λ/(8n)以下、あるい
は17λ/(8n)以上19λ/(8n)以下、あるい
は25λ/(8n)以上27λ/(8n)以下となる。
光源120の波長を540nm,600nm,633n
m,700nm,740nmと種々変えて実験を行った
ところ、レジスト減光体パターンの膜厚が、λ/(8
n)以上3λ/(8n)以下、あるいは9λ/(8n)
以上11λ/(8n)以下、あるいは17λ/(8n)
以上19λ/(8n)以下、あるいは25λ/(8n)
以上27λ/(8n)以下のときレチクルマークを誤検
出なく検出することができた。ただし、660nmの時
が最も測定位置再現精度が高かった。 (実施の形態2)第2の実施の形態はツイン・ウエル方
式のCMIS(Complementary MIS)回路を有する
半導体集積回路装置の製造に関するもので、図3を用い
て説明する。
上記波長での上記感光性有機膜の屈折率をnとすると、
上記マーク検出が可能であったレジスト減光体パターン
の膜厚は、λ/(8n)以上3λ/(8n)以下、ある
いは9λ/(8n)以上11λ/(8n)以下、あるい
は17λ/(8n)以上19λ/(8n)以下、あるい
は25λ/(8n)以上27λ/(8n)以下となる。
光源120の波長を540nm,600nm,633n
m,700nm,740nmと種々変えて実験を行った
ところ、レジスト減光体パターンの膜厚が、λ/(8
n)以上3λ/(8n)以下、あるいは9λ/(8n)
以上11λ/(8n)以下、あるいは17λ/(8n)
以上19λ/(8n)以下、あるいは25λ/(8n)
以上27λ/(8n)以下のときレチクルマークを誤検
出なく検出することができた。ただし、660nmの時
が最も測定位置再現精度が高かった。 (実施の形態2)第2の実施の形態はツイン・ウエル方
式のCMIS(Complementary MIS)回路を有する
半導体集積回路装置の製造に関するもので、図3を用い
て説明する。
【0018】図3(a)は、その製造工程中における半
導体ウェハ3の要部断面図である。半導体ウェハ3は、
例えば平面略円形状の半導体薄板からなる。半導体ウェ
ハ3を構成する半導体基板3sは、例えばn−型のSi
単結晶からなり、その上部には、例えばnウエル6nお
よびpウエル6pが形成されている。nウエル6nに
は、例えばn型不純物のリンまたはAsが導入されてい
る。また、pウエル6pには、例えばp型不純物のホウ
素が導入されている。
導体ウェハ3の要部断面図である。半導体ウェハ3は、
例えば平面略円形状の半導体薄板からなる。半導体ウェ
ハ3を構成する半導体基板3sは、例えばn−型のSi
単結晶からなり、その上部には、例えばnウエル6nお
よびpウエル6pが形成されている。nウエル6nに
は、例えばn型不純物のリンまたはAsが導入されてい
る。また、pウエル6pには、例えばp型不純物のホウ
素が導入されている。
【0019】この半導体基板3sの主面(第1の主面)
には、例えば酸化シリコン膜からなる分離用のフィール
ド絶縁膜7がLOCOS(Local Oxidization of Si
licon)法等によって形成されている。なお、分離部は
溝型としてもよい。すなわち、半導体基板3sの厚さ方
向に掘られた溝内に絶縁膜を埋め込むことで分離部を形
成してもよい。
には、例えば酸化シリコン膜からなる分離用のフィール
ド絶縁膜7がLOCOS(Local Oxidization of Si
licon)法等によって形成されている。なお、分離部は
溝型としてもよい。すなわち、半導体基板3sの厚さ方
向に掘られた溝内に絶縁膜を埋め込むことで分離部を形
成してもよい。
【0020】このフィールド絶縁膜7によって囲まれた
活性領域には、nMIS(Qn)およびpMIS(Q
p)が形成されている。QnおよびQpのゲート絶縁膜
8は、例えば酸化シリコン膜からなり、熱酸化法等によ
って形成されている。また、QnおよびQpのゲート電
極9は、例えば低抵抗ポリシリコンからなるゲート形成
膜をCVD法等によって堆積した後、ホトリソグラフィ
を行い、その後エッチングして形成した。
活性領域には、nMIS(Qn)およびpMIS(Q
p)が形成されている。QnおよびQpのゲート絶縁膜
8は、例えば酸化シリコン膜からなり、熱酸化法等によ
って形成されている。また、QnおよびQpのゲート電
極9は、例えば低抵抗ポリシリコンからなるゲート形成
膜をCVD法等によって堆積した後、ホトリソグラフィ
を行い、その後エッチングして形成した。
【0021】特に限定されるものではないが、ゲート長
は、例えば0.13μm程度である。Qnの半導体領域
10は、例えばリンまたはヒ素を、ゲート電極9をマス
クとして半導体基板3sにイオン注入法等によって導入
することにより、ゲート電極9に対して自己整合的に形
成されている。また、Qpの半導体領域11は、例えば
ホウ素を、ゲート電極9をマスクとして半導体基板3s
にイオン注入法等によって導入することにより、ゲート
電極9に対して自己整合的に形成されている。
は、例えば0.13μm程度である。Qnの半導体領域
10は、例えばリンまたはヒ素を、ゲート電極9をマス
クとして半導体基板3sにイオン注入法等によって導入
することにより、ゲート電極9に対して自己整合的に形
成されている。また、Qpの半導体領域11は、例えば
ホウ素を、ゲート電極9をマスクとして半導体基板3s
にイオン注入法等によって導入することにより、ゲート
電極9に対して自己整合的に形成されている。
【0022】ただし、上記ゲート電極9は、例えば低抵
抗ポリシリコンの単体膜で形成されることに限定される
ものではなく種々変更可能であり、例えば低抵抗ポリシ
リコン膜上にタングステンシリサイドやコバルトシリサ
イド等のようなシリサイド層を設けてなる、いわゆるポ
リサイド構造としてもよいし、例えば低抵抗ポリシリコ
ン膜上に、窒化チタンや窒化タングステン等のようなバ
リア導体膜を介してタングステン等のような金属腹を設
けてなる、いわゆるポリメタル構造としてもよい。
抗ポリシリコンの単体膜で形成されることに限定される
ものではなく種々変更可能であり、例えば低抵抗ポリシ
リコン膜上にタングステンシリサイドやコバルトシリサ
イド等のようなシリサイド層を設けてなる、いわゆるポ
リサイド構造としてもよいし、例えば低抵抗ポリシリコ
ン膜上に、窒化チタンや窒化タングステン等のようなバ
リア導体膜を介してタングステン等のような金属腹を設
けてなる、いわゆるポリメタル構造としてもよい。
【0023】まず、このような半導体基板3s上に、図
3(b)に示すように、例えば酸化シリコン膜からなる
層間絶縁膜12をCVD法等によって堆積した後、その
上面にポリシリコン膜をCVD法等によって堆積する。
続いて、ホトリソグラフィを行い、ポリシリコン膜をエ
ッチングする。パターン加工されたポリシリコン膜の所
定領域に不純物を導入することにより、ポリシリコン膜
からなる配線13Lおよび抵抗13Rを形成する。
3(b)に示すように、例えば酸化シリコン膜からなる
層間絶縁膜12をCVD法等によって堆積した後、その
上面にポリシリコン膜をCVD法等によって堆積する。
続いて、ホトリソグラフィを行い、ポリシリコン膜をエ
ッチングする。パターン加工されたポリシリコン膜の所
定領域に不純物を導入することにより、ポリシリコン膜
からなる配線13Lおよび抵抗13Rを形成する。
【0024】その後、図3(c)に示すように、半導体
基板3s上に、例えば酸化シリコン膜からなるSOG
(Spin On Glass)膜14を塗布法等によって堆積し
た後、層間絶縁膜12およびSOG膜14に半導体領域
10,11および配線13Lの一部が露出するような接
続孔15をホトリソグラフィおよびエッチングによって
形成する。さらに、半導体基板3s上に、例えばアルミ
ニウム(Al)またはAl合金等からなる金属膜をスパ
ッタリング法等によって堆積した後、その金属膜をホト
リソグラフィおよびエッチングによってパターン加工す
ることにより、図3(d)に示すように、第1層配線1
6L1を形成する。
基板3s上に、例えば酸化シリコン膜からなるSOG
(Spin On Glass)膜14を塗布法等によって堆積し
た後、層間絶縁膜12およびSOG膜14に半導体領域
10,11および配線13Lの一部が露出するような接
続孔15をホトリソグラフィおよびエッチングによって
形成する。さらに、半導体基板3s上に、例えばアルミ
ニウム(Al)またはAl合金等からなる金属膜をスパ
ッタリング法等によって堆積した後、その金属膜をホト
リソグラフィおよびエッチングによってパターン加工す
ることにより、図3(d)に示すように、第1層配線1
6L1を形成する。
【0025】これ以降は、第1層配線16L1と同様に
第2層配線以降を形成し、半導体集積回路装置を製造し
た。
第2層配線以降を形成し、半導体集積回路装置を製造し
た。
【0026】本CMIS製造のホトリソグラフィ工程で
は、ArFスキャナを用い、実施例1で述べた構造を持
つホトマスクとレチクルマーク検出を行ってレジストパ
ターンを形成した。その結果レチクルマークの誤検出は
なく、所望の精度で合わせを行うことができた。なお、
本発明ではレジストマスクの使用となっているため、低
コストで、しかも短いTATでCMISを製造できた。
は、ArFスキャナを用い、実施例1で述べた構造を持
つホトマスクとレチクルマーク検出を行ってレジストパ
ターンを形成した。その結果レチクルマークの誤検出は
なく、所望の精度で合わせを行うことができた。なお、
本発明ではレジストマスクの使用となっているため、低
コストで、しかも短いTATでCMISを製造できた。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、レジストを減光体とし
たホトマスクの合わせ用レチクルマーク検出が可能とな
り、LSI作製に不可欠な合わせ露光が可能となる。
たホトマスクの合わせ用レチクルマーク検出が可能とな
り、LSI作製に不可欠な合わせ露光が可能となる。
【図1】本発明のマスクの構造を示す要部平面図および
断面図。
断面図。
【図2】本発明のレチクルマーク検出装置の構成を示す
説明図。
説明図。
【図3】半導体集積回路装置の製造工程を示す半導体ウ
ェハの要部断面図。
ェハの要部断面図。
3…半導体ウェハ、3S…半導体基板、6n…nウエ
ル、6p…pウエル、7…フィールド絶縁膜、8,9…
ゲート絶縁膜、10…nMISQnの半導体領域、11
…pMISQpの半導体領域、12…層間絶縁膜、13
L…配線、13R…抵抗、14…SOG膜、15…接続
孔、16L1…第1層配線、101…石英ガラス、10
2…減光体パターン、103…ウェハ合わせマーク、1
04…レチクルアライメントマーク、105…パターン
領域、106…遮光帯、107…ペリクル用フレーム、
108…ペリクル膜、110…レチクルステージ、11
1…接触面、112…レジスト、120…光源、121
…ミラー、122…ハーフミラー、123…レンズ、1
24…レンズ、125…検出器、126…光源、127
…レンズ、128…位置基準板。
ル、6p…pウエル、7…フィールド絶縁膜、8,9…
ゲート絶縁膜、10…nMISQnの半導体領域、11
…pMISQpの半導体領域、12…層間絶縁膜、13
L…配線、13R…抵抗、14…SOG膜、15…接続
孔、16L1…第1層配線、101…石英ガラス、10
2…減光体パターン、103…ウェハ合わせマーク、1
04…レチクルアライメントマーク、105…パターン
領域、106…遮光帯、107…ペリクル用フレーム、
108…ペリクル膜、110…レチクルステージ、11
1…接触面、112…レジスト、120…光源、121
…ミラー、122…ハーフミラー、123…レンズ、1
24…レンズ、125…検出器、126…光源、127
…レンズ、128…位置基準板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H095 BC05 BC06 BE03 5F046 AA25 BA03 CB17 EA14 EA26 EB02 ED03 FA03 FA10 FA20 FB08
Claims (2)
- 【請求項1】ホトマスクに形成されたマスクマークと被
パターン形成基板であるウェハ上に形成されたウェハマ
ークを検出してマスク合わせを行い、投影レンズを介し
て上記ホトマスク上の所望のパターンを上記ウェハ上に
形成されたレジストに露光するレジストパターン形成方
法において、マスクマークの検出方法が単色光を用いて
マスクマークを照射し、上記マスクマークからの反射光
を検出する方法であり、上記ホトマスクは透明基板と所
望のパターンが形成された感光性有機物膜からなり、か
つ上記マスクマーク検出用単色光の波長をλ、上記波長
での上記感光性有機膜の屈折率をnとしたときに、上記
感光性有機物膜の膜厚がλ/(8n)以上3λ/(8
n)以下、あるいは9λ/(8n)以上11λ/(8
n)以下、あるいは17λ/(8n)以上19λ/(8
n)以下、あるいは25λ/(8n)以上27λ/(8
n)以下であることを特徴としたレジストパターン形成
方法。 - 【請求項2】請求項1記載のレジストパターン形成方法
において上記マスクマーク検出用の光の波長を660n
mとすることを特徴としたレジストパターン形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001045948A JP2002252154A (ja) | 2001-02-22 | 2001-02-22 | レジストパターン形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001045948A JP2002252154A (ja) | 2001-02-22 | 2001-02-22 | レジストパターン形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002252154A true JP2002252154A (ja) | 2002-09-06 |
Family
ID=18907653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001045948A Pending JP2002252154A (ja) | 2001-02-22 | 2001-02-22 | レジストパターン形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002252154A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009032748A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Nikon Corp | 露光方法及び露光装置、並びにデバイス製造方法 |
JP2009032750A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Nikon Corp | 露光装置及びデバイス製造方法 |
-
2001
- 2001-02-22 JP JP2001045948A patent/JP2002252154A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009032748A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Nikon Corp | 露光方法及び露光装置、並びにデバイス製造方法 |
JP2009032750A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Nikon Corp | 露光装置及びデバイス製造方法 |
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