JP2002251440A - 不動産物件検索システム及び不動産物件検索用プログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 賃貸物件から売買物件への移行を楽に行える
ような不動産物件検索システムを提供する。 【解決手段】 入力された条件に基づいて不動産物件を
検索する不動産物件検索システムにおいて、検索処理手
段１１が賃貸物件を検索した際に入力された条件に基づ
いて売買物件の検索を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は例えば不動産の検
索、照会等を行うための不動産物件検索システム等に関
するものである。特に賃貸物件から売買物件への検索の
移行に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】不動産を借りたり、買ったりしようとす
る人が自分の希望に沿った不動産を探すのに、特に専門
家の知識や操作を必要としなくても、入力した希望条件
に基づいた不動産物件を検索できるようにシステム化さ
れ、利用されている。

【０００３】ここで、不動産物件を借りようとする人が
このシステムで物件を検索する場合について考える。従
来、希望条件を入力する際に、最初に入力しなければな
らないのが、物件の種類（マンション、一戸建て等）及
び賃貸（借りる）、売買（買う）の別である。これらを
入力した後で、地域（沿線）、間取り、価格等の希望条
件を入力し、検索を行う。このように、最初に種類及び
賃貸、売買の別を入力するのは、それらを評価するため
の基準（例えば価格、ローンの有無等）が異なるからで
ある。

【０００４】ただ、物件を借りようとする人々の全てが
借りることだけを考えて検索しているかといえばそうで
はない。特に日本人は、借りるのではなく、ローン等の
月々の支払いの状況によっては、できることなら買いた
いという持ち家志向が依然として強く、近年の低金利も
あって、借りるべきか買うべきかを迷っている人も多
い。このような人々にとっては、借りるための物件と買
うための物件とを比較できることが望ましい。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ただ、従来のシステム
では、最初に決定した賃貸、売買の別を変更することが
できないので、賃貸物件の検索から売買物件の検索への
移行を行うことやその比較を行うことが困難である。そ
のため、賃貸物件を検索した人はそのまま賃貸物件を検
索し続けることが多く、売買物件を購入する機会を逃し
てしまう場合がある。また、仲介等を行っている不動産
販売側にとっても持ち家志向の人たちへの売買物件提供
の機会を逃すことになってしまう。

【０００６】そこで、本出願に係る発明では、賃貸物件
から売買物件への移行を楽に行えるような不動産物件検
索システムを提供する。また、このような移行に伴い、
賃貸と売買とを比較できるようなシステムを提供する。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本出願に係る不動産物件
検索システムは、入力された条件に基づいて不動産物件
を検索する不動産物件検索システムにおいて、賃貸物件
を検索した際に入力された条件に基づいて売買物件の検
索を行うものである。本発明においては、賃貸物件検索
から売買物件へ検索を滑らかに移行させるために、賃貸
物件を検索した際に入力された条件に基づいて売買物件
の検索を行う。

【０００８】また、本出願に係る不動産物件検索システ
ムは、条件に基づいた賃貸物件を抽出するための賃貸物
件データを蓄積する賃貸物件データ蓄積手段と、条件に
基づいた売買物件を抽出するための売買物件データを蓄
積する売買物件データ蓄積手段と、条件に基づいて賃貸
物件データ又は売買物件データを検索し、該当する物件
を検索結果として抽出する検索処理手段とを備えた不動
産物件検索システムにおいて、検索処理手段は、条件に
基づいて賃貸物件を抽出した場合に条件を記録してお
き、売買物件データ検索が指示された際に、条件の全て
又は一部並びに新たな条件に基づく売買物件を抽出する
ものである。本発明においては、検索処理手段が、賃貸
物件を検索したときに用いた、例えば地域、間取り等の
条件のデータの全部又は一部を用いて、例えば金利、支
払期間等の新たなデータを付加した上で、売買物件デー
タを検索し、該当する売買物件を抽出する。

【０００９】また、本出願に係る不動産物件検索システ
ムの検索処理手段は、データ通信網を介して送信される
条件のデータに基づいて検索を行う。本発明において
は、検索を要求し、条件を設定し、その結果を表示する
ための装置を複数設置することができ、そして、その複
数の装置が物件のデータを共有できるようにするため、
実際に検索する検索処理手段は、データ通信網で送信さ
れた複数の装置からの条件を検索処理する。

【００１０】また、本出願に係る不動産物件検索システ
ムにおいて、検索処理手段が抽出した検索結果は、ＷＷ
Ｗサービス上で利用されるホームページで表示される。
本発明においては、検索結果の表示を、最も汎用で急速
な進歩をとげているＷＷＷサービスで用いられるホーム
ページの形式で表示し、高度な表現を実現する。またこ
れにより、ホームページのデータに条件のデータを非表
示の形で含ませておくこともできる。

【００１１】また、本出願に係る不動産物件検索システ
ムの検索処理手段は、入力された指示に基づいて抽出し
た賃貸物件と抽出した売買物件とを比較した結果を表示
をさせるためのデータを作成するものである。本発明に
おいては、サービスを充実するため、検索利用者が賃貸
物件と売買物件とを比較しやすいように、何らかの比較
を行い、その結果を表示するようにする。

【００１２】また、本出願に係る不動産物件検索システ
ムは、新たな条件として入力された借入期間に基づく、
賃貸物件と売買物件のそれぞれに対する各年の支払金額
を前記比較した結果として表すものである。本発明にお
いては、検索利用者が賃貸物件と売買物件とを比較する
ための材料として、賃貸物件と売買物件のそれぞれに対
する各年の支払金額を表示するようにする。

【００１３】また、本出願に係る不動産物件検索用プロ
グラムは、不動産物件を検索させ、抽出させるための不
動産物件検索用プログラムにおいて、賃貸物件を検索さ
せた際に入力された条件データを記録させておき、売買
物件の検索が指示されると、条件データを含む新たな条
件データに基づいて売買物件の検索を行わせ、ＷＷＷサ
ービス上で利用されるホームページ形式で検索により抽
出させた売買物件のデータを表示させるためのデータを
作成させることをコンピュータに実現させるものであ
る。本発明においては、不動産物件を検索させ、抽出さ
せることをコンピュータに行わせるために、賃貸物件を
検索させた際に入力された条件データを記録させてお
き、指示によって、記録させておいた条件データを含む
新たな条件データ（新たな条件が付加されない場合も含
む）に基づいて売買物件の検索を行わせる。そして、そ
の結果として抽出させた売買物件のデータを表示させる
のに、ＷＷＷサービス上で利用されるホームページ形式
により表すためのデータをコンピュータに作成させ、例
えば、自信に接続された表示手段に表示させたり、デー
タ通信網を介して他のコンピュータに接続された表示手
段に表示させたりする。

【００１４】

【発明の実施の形態】実施形態１．図１は本発明の第１
の実施の形態に係る不動産物件検索システムを実現する
ための構成図である。図１において、１はデータ検索装
置である。データ検索装置１は、さらに検索処理手段１
１、賃貸物件データ蓄積手段１２、売買物件データ蓄積
手段１３、画面データ蓄積手段１４及び検索装置通信手
段１５で構成されている。データ検索処理手段１１は、
さらに検索処理部１１Ａ及びデータ処理部１１Ｂで構成
される。検索処理部１１Ａは、条件データに基づいて、
賃貸物件データ蓄積手段１２又は売買物件データ蓄積手
段１３に蓄積されている物件データの検索処理を行い、
該当する物件データを抽出する。データ処理部１１Ｂ
は、送信される指示データに基づく画面データの送信処
理を行ったり、条件データを検索処理部１１Ａに送信す
る。また、検索処理部１１Ａが検索し、抽出した物件デ
ータに基づく画面データの送信処理を行う。賃貸物件デ
ータ蓄積手段１２は、賃貸物件のデータをデータベース
として記憶する。売買物件データ蓄積手段１３も同様
に、売買物件のデータをデータベースとして記憶する。
ここでは、賃貸物件データ蓄積手段１２と売買物件デー
タ蓄積手段１３とをそれぞれの手段として記載している
が、装置として１つの蓄積手段にこれらのデータを蓄積
させるようにしてもよい。また、データベースの種別は
問わないものとする。画面データ蓄積手段１４は、表示
処理部２１Ｂが処理するための画面データを蓄積する。
この画面データを表示処理部２１Ｂが処理した表示デー
タによって、検索結果の画面、入力指示を促すための画
面等が表示手段２３に表示される。検索装置通信手段１
５は、例えばモデムのようなものである。ネットワーク
３を介して送信されたデータ信号をデータ検索処理手段
１１が処理できるようなデータに変換したり、逆にデー
タ検索処理手段１１から送信されるデータをデータ信号
に変換してネットワーク３に送信する。

【００１５】２は情報入力表示処理装置である。情報入
力表示処理装置２は、さらに処理手段２１、入力手段２
２、表示手段２３及び入力表示通信手段２４で構成され
ている。処理手段２１は、さらに入力処理部２１Ａ及び
表示処理部２１Ｂで構成されている。入力処理部２１Ａ
は、入力手段２２から送信される入力データを処理し、
入力表示通信手段２４を介して送信する条件データ又は
指示データを作成する。表示処理部２１Ｂは、送信され
る画面データ及び入力データに基づいた画面を表示手段
２３に表示させるための表示データを作成する。入力手
段２２は、例えば、マウス等のポインティングデバイ
ス、キーボード等のようなものである。オペレータ（物
件を探している人）により入力される指示、条件等を入
力データとして処理手段２１に送信する。表示手段２３
は、たとえば、ＣＲＴ（Cathod RayTube ）、ＬＣＤ（L
iquid Crystal Display）等のようなものである。処理
手段２１の表示処理部２１Ｂから送信される表示データ
に基づいてオペレータに対して情報を提示するための画
面表示を行う。入力表示通信手段２４は、検索装置通信
手段１５と同様に、ネットワーク３を介して送信された
データ信号を処理手段２１が処理できるようなデータに
変換したり、逆に処理手段２１から送信される検索デー
タ、指示データ等をデータ信号に変換してネットワーク
３に送信する。

【００１６】３はデータ通信網となるネットワークであ
る。ネットワーク３には、データ検索装置１と情報入力
表示処理装置２とが接続され、各種データ信号のやりと
りが行われている。情報入力表示処理装置２は複数接続
されていてもよい。ここで、特に断らない限り、データ
検索装置１の検索処理手段１１と情報入力表示処理装置
２の処理手段２１との間での各種データのやりとり（送
受信）とは、検索装置通信手段１５又は入力表示通信手
段２４がデータをデータ信号に変換してネットワーク３
に送信したり、データ信号をデータに変換して検索処理
手段１１又は処理手段２１に送信することを含めていう
ことにする。

【００１７】本実施の形態は、従来、完全に切り分けて
いた賃貸物件と売買物件との間の検索を、検索条件をな
るべくそのままにして、賃貸物件から売買物件へと移行
させるようにし、サービスの拡充をはかるようにしたも
のである。ここで、本実施の形態におけるネットワーク
３はいわゆるインターネットと呼ばれる通信網を想定し
たものである。インターネットとは、主にＴＣＰ／ＩＰ
（Transmission Control Protocol/Internet Protocol
）という通信手順の規約（以下、プロトコルという）
を用いてデータ信号のやりとりを行う通信網である。そ
して、ＷＷＷ（World Wide Web）サービスによる情報提
供システムを利用する（通常、ＷＷＷを利用するときに
は、ＨＴＴＰ（Hyper Text Transfer Protocol）という
上位プロトコルが用いられる）。そのため、データ検索
装置１が情報入力表示処理装置２に送信する画面データ
とは、一般的にはＨＴＭＬ（HyperText Markup Languag
e ）、ＸＭＬ（eXtensible Markup Language）等のマー
クアップ言語と呼ばれる言語の形式のデータと間取り図
等の画像のデータとが含まれたデータである。ただ、こ
れに限定されるものではなく、オペレータに情報を提供
できる形態のデータであればよい。ここで、データ処理
部１１Ｂが処理を行う場合に、画面データにはそれ以前
の画面で指示した条件データを含ませておくようにす
る。ただし、表示処理部２１Ｂが作成した表示データに
は含まれず、表示はされない。これにより、それ以前の
画面で指示した条件を加味した検索を行うことができ
る。また、ＷＷＷにおいては、データ送信処理部１１Ｂ
は通常、Ｗｅｂサーバと呼ばれるコンピュータである。
また、検索処理部１１Ａは通常、データベースサーバ
（データベース管理システム）と呼ばれるコンピュータ
である。

【００１８】一方、本実施の形態では、情報入力表示処
理装置２として一般的なコンピュータを想定している。
そのため、ここでは表示処理部２１Ｂは独立した手段の
ような記載をしているが、通常は、上述したＷＷＷにお
いて、コンピュータのＣＰＵ（Central Prosessing Uni
t ）を中心とする演算処理手段が、ＷＷＷブラウザと呼
ばれる表示用のソフトウェアとして提供される処理手順
を表したプログラムに基づいて処理を行うことで実現さ
れるものである。そして、そして、それはホームページ
という形で表示手段２３に表示されることになる。

【００１９】図２は、賃貸物件を検索するための画面を
表す図である。次に本実施の形態のシステムによる検索
について説明する。オペレータは、まず、表示手段２３
に表示された初期表示画面に基づいて売買物件であるか
賃貸物件かを選択し、入力手段２２から指示する。ここ
では賃貸物件の検索を行うものとして説明する。入力処
理部２１Ａは入力手段２２から送信される入力データを
処理し、指示データを検索処理手段１１に送信する。こ
こで、図２はポインティングデバイスによる指示を想定
したものであるとする。図２のような画面の場合、入力
処理部２１Ａは、入力データが送信されると、表示手段
２３上のカーソル等の表示位置を判断し指示された内容
を判断して指示データを作成する。

【００２０】検索処理手段１１のデータ処理部１１Ｂ
は、その指示データに基づいて、賃貸物件検索用の画面
データを送信する。表示処理部２１Ｂはその画面データ
を処理した表示データを表示手段２３に表示させる。こ
れが図２で示される画面である。

【００２１】オペレータは表示された画面に基づいて、
エリア（地域）、沿線又は賃料による検索並びに種別を
選択し、入力手段２２から指示する。ここでは、エリア
によるマンションの検索を指示したものとする。入力処
理部２１Ａはこれらの指示に基づいて作成した指示デー
タを検索処理手段１１に送信する。

【００２２】図３はエリア指示の入力を促す画面を表す
図である。検索処理手段１１のデータ処理部１１Ｂは、
送信された指示データに基づいて、エリア指示入力用の
画面データを送信する。表示処理部２１Ｂはその画面デ
ータを処理した表示データを表示手段２３に表示させ
る。ここでは、神奈川県の例を挙げている。オペレータ
は、表示画面に基づいて、希望する条件のエリアを指示
する。入力処理部２１Ａは入力手段２２から送信される
入力データにより処理したエリアに関する条件データを
含めた指示データを検索処理手段１１に送信する。ここ
で、図３のような画面の場合、入力処理部２１Ａは、入
力データが送信されると、表示手段２３上のカーソル等
の表示位置を判断し、条件データを作成する。また、表
示処理部１２Ｂはこれに伴う表示データを送信し、ボッ
クスにチェックマークを入れた表示を表示手段２３に行
わせる。

【００２３】図４はエリアを設定した後のより詳細な条
件設定指示を行うための画面を表す図である。検索処理
手段１１のデータ処理部１１Ｂは、送信された指示デー
タに基づいて、エリアの条件データが入力されたと判断
すると、詳細な条件設定指示入力用の画面データを送信
する。表示処理部２１Ｂはその画面データを処理した表
示データを表示手段２３に表示させる。エリア又は沿線
による検索の場合は、オペレータはここで賃料の範囲の
条件指示をすることができるものとする。さらに間取り
等の条件を指示する。また、立地条件等についても指示
することができる。オペレータは、表示画面に基づい
て、希望する詳細条件を指示する。入力処理部２１Ａは
入力手段２２から送信される入力データにより処理した
詳細な条件データを含めた指示データを検索処理手段１
１に送信する。

【００２４】図５は賃貸物件の一覧の画面を表す図であ
る。検索処理手段１１のデータ処理部１１Ｂは、送信さ
れた指示データからエリア、詳細条件等の条件データを
検索処理部１１Ａに送信する。検索処理部１１Ａは、送
信された条件データに基づいて、賃貸物件データ蓄積手
段１２に蓄積されている賃貸物件データを検索し、該当
するデータを抽出する。ただ、この時点での賃貸物件デ
ータは、間取りの図面まで含めた詳細なものではなく、
指示された条件の主要項目を中心とするデータのみであ
る。また、検索処理部１１Ａは、指示データに完全一致
するものだけを検索するものでなくてよい。例えば、種
別、エリア、間取り及び賃料範囲の指示データは完全一
致とし、その他は幅をもたせるようにしてもよい。デー
タ処理部１１Ｂは、抽出した賃貸物件データを処理し、
画面データに含めて送信する。表示処理部２１Ｂは画面
データを処理し、賃貸物件を一覧表示する画面の表示デ
ータを表示手段２３に表示させる。オペレータは、表示
画面に基づいて、詳細表示をさせたい賃貸物件を指示す
る。この指示は、例えば一覧した各物件に対して仮想的
な詳細表示ボタンを表示させておく。入力処理部２１Ａ
は、オペレータがポインティングデバイスにより指示し
た表示位置を判断し、どの物件の詳細表示ボタンが選択
され、指示されたかを判断する。入力処理部２１Ａは、
詳細表示の条件データを含めた指示データを検索処理手
段１１に送信する。

【００２５】図６は選択した物件の詳細な画面表示を表
す図である。検索処理手段１１のデータ処理部１１Ｂ
は、送信された指示データを処理し、その物件に対する
条件データを検索処理部１１Ａに送信する。検索処理部
１１Ａは、条件データに基づいて該当する物件について
賃貸物件データ蓄積手段１２を検索し、詳細な賃貸物件
データを抽出する。データ送信処理部１１Ｂは抽出した
賃貸物件データを処理し、画面データに含めて送信す
る。表示処理部２１Ｂは画面データを処理し、賃貸物件
を詳細表示する画面の表示データを表示手段２３に表示
させる。

【００２６】ここで、表示手段２３には、賃貸物件の詳
細な画面表示欄と共に、売買物件検索画面表示欄を表示
させるようにする。この売買物件検索画面表示欄には、
自己資金（頭金）、ボーナス時支払可能金額、借入金
利、借入期間の数値が入力指示できるようにする。ここ
では、月々の支払額は、詳細な画面を表示した賃貸物件
の賃料を数値として用いるようにする。ただ、オペレー
タが入力した賃料の上限値又は下限値を支払額としても
よいし、自由に入力指示した数値を支払額としてもよ
い。また、借入金利は、その時点での代表的な住宅金利
（例えば金融公庫金利、民間の金融機関の金利）を表示
させるようにしたり、その表示に基づいた選択指示がで
きるようにしてもよい。売買物件を検索する場合、オペ
レータは、売買物件検索画面表示欄に基づいて、売買物
件の金銭的条件を入力手段２２から入力する。入力処理
部２１Ａは入力手段２２からの入力データを処理し、売
買物件の金銭的条件の条件データを含めた指示データを
検索処理手段１１に送信する。

【００２７】図７は売買物件の一覧の画面を表す図であ
る。データ処理部１１Ｂは送信された指示データを処理
し、売買物件検索のための条件データを作成して、検索
処理部１１Ａに送信する。ここで、賃貸物件を検索する
場合に指示した条件を全てと金銭的条件とを用いて条件
データを作成してもよいし、例えばエリア等の主要な条
件と金銭的条件とを用いて条件データを作成してもよ
い。検索処理部１１Ａは、条件データに基づいて、売買
物件データ蓄積手段１３に蓄積されている売買物件デー
タを検索し、該当するデータを抽出する。この時点での
売買物件データも、間取りの図面まで含めた詳細なもの
ではなく、指示された条件の主要項目を中心とするデー
タのみである。データ処理部１１Ｂは、抽出した賃貸物
件データを処理し、画面データに含めて送信する。表示
処理部２１Ｂは売買物件データ及び画面データを処理
し、売買物件を一覧表示する画面の表示データを表示手
段２３に表示させる。この後、さらにオペレータは、表
示画面に基づいて詳細表示をさせたい売買物件を指示で
きるようにする。そして、問い合わせを行うのであれ
ば、それを指示するようにすることもできるようにす
る。

【００２８】以上のように第１の実施の形態によれば、
検索処理部１１Ａが、賃貸物件データ蓄積手段１２に蓄
積された賃貸物件データを検索して、オペレータが設定
した条件に該当する賃貸物件を表示手段２３に表示させ
る際に、売買物件の検索を促すための表示をさせ、その
表示により売買物件検索の指示が入力手段２２を介して
オペレータから入力されると、賃貸物件を検索する際に
設定した条件の全部又は一部を再度用い、さらに、金
利、借入期間等の新たな条件データに基づいて、売買物
件データ蓄積手段１３に蓄積させた売買物件データを検
索し、表示させるようにしたので、オペレータへの負荷
を多くすることなく、賃貸物件検索から売買物件へ検索
を滑らかに移行することができ、オペレータは賃貸物件
と売買物件との双方の情報を得ることができる。また、
サービス提供側は、サービスを拡充することができる。
また売買物件販売の機会を多く得ることができる。ま
た、ネットワーク３を用いているので、データ検索装置
１は、複数の情報入力表示処理装置２からの検索要求に
応ずることができる。また、ＷＷＷサービスのホームペ
ージの形式として画面データを送信し、表示させるよう
にすれば、現在、技術的に最も進歩が早いため、将来に
わたって高度な表示等を実現できる。

【００２９】実施形態２．上述の第１の実施の形態で
は、賃貸物件検索から売買物件検索への移行について述
べた。本実施の形態では、サービスの充実化をはかるた
めに、例えば詳細表示を行った賃貸物件と売買物件につ
いてオペレータの指示により、借入期間に基づいて借り
た場合、買った場合における毎年の支払額の比較を行え
るようにする。そのための計算等は、データ処理部１１
Ｂで行うようにするとよい。これは、賃貸物件と売買物
件とを比較できるものであれば、特に支払額に限るもの
ではない。また、詳細表示を行ってなくても選択した賃
貸物件と売買物件について比較できるようにしてもよ
い。これにより、オペレータは自らが選択した賃貸物件
と売買物件について比較、検討を行いやすくなる。また
販売側も充実したサービスを図れるし、このような情報
を提供することで物件を提供しやすくなる。

【００３０】実施形態３．上述の第１の実施の形態で
は、賃貸物件検索から売買物件検索への移行について説
明したがこれに限定されるものではない。逆に売買物件
の検索から賃貸物件の移行を行うこともできる。

【００３１】実施形態４．上述の第１の実施の形態で
は、データ処理部１１Ｂは全ての条件が揃ってから条件
データを検索処理部１１Ａに送信するようにしたが、こ
れに限らない。例えば条件データが含まれた指示データ
が送信される度に、作成処理した条件データを検索処理
部１１Ａに送信し、その条件に合わせて検索させるよう
にしてもよい。このようにすると、該当する物件データ
がない場合には、次の条件入力を促す画面を表示させる
ことなく検索処理を終わらせることができる。

【００３２】実施形態５．上述の実施の形態は、ネット
ワーク３を用いてデータ入力及び表示する装置と実際に
検索する装置とに分け、各種データをやりとりすること
で、本発明のシステムを実現したが、これに限定される
ものではない。ネットワーク３を用いずに、データ検索
装置１と情報入力表示処理装置１との機能を備えた１台
の装置においても本発明を適用することができる。

【００３３】実施形態６．上述の実施の形態では、１つ
のデータ検索装置１が、賃貸物件データ蓄積手段１２と
売買物件データ蓄積手段１３とを有し、賃貸物件及び売
買物件の両方を検索するようにした。ただ、賃貸物件デ
ータ蓄積手段（又は売買物件データ）は、系列の別の会
社が有し、必ずしも賃貸物件データ蓄積手段１２と売買
物件データ蓄積手段１３とが両方揃っているとは限らな
い。そこで、例えば賃貸物件の検索の場合は、情報入力
表示処理装置２の指示データの送信先を賃貸物件データ
蓄積手段１２だけを有するデータ検索装置にし、売買物
件の検索の場合は売買物件データ蓄積手段１３だけを有
するデータ検索装置にすることにより検索装置を複数に
分けることもできる。

【００３４】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、不動産の
検索において、賃貸物件を検索した際に入力された条件
に基づいて売買物件の検索を行うようにしたので、検索
利用者への負荷を多くすることなく、賃貸物件検索から
売買物件へ検索を滑らかに移行することができる。した
がって、賃貸物件と売買物件との双方の情報を得ること
ができる。また、サービス提供側にとっても、サービス
の拡充を図ることができるし、売買物件販売の機会を多
くすることができる。

【００３５】また、本発明によれば、検索処理手段が、
賃貸物件を検索したときに用いた、例えば地域、間取り
等の条件のデータの全部又は一部を用いて、例えば金
利、支払期間等の新たなデータを付加した上で、売買物
件データを検索し、該当する売買物件を抽出するように
したので、検索利用者への負荷を多くすることなく、賃
貸物件検索から売買物件へ検索を滑らかに移行すること
ができる。

【００３６】また、本発明によれば、検索処理手段は、
データ通信網を介して送信される条件のデータに基づい
て検索を行うようにしたので、検索を要求し、条件を設
定し、その結果を表示するための複数の装置で、物件デ
ータを共有したまま検索を行うことができる。

【００３７】また、本発明によれば、検索結果の表示を
データ通信におけるデータ表現形式として最も普及して
いるホームページの形式で表示するようにしたので、そ
の技術進歩に応じた高度な表現を実現することができ
る。また、ホームページのデータに条件のデータを非表
示の形で含ませておき、以前のページで入力された条件
のデータを記録し、次の条件に用いることもできる。

【００３８】また、本発明によれば、検索利用者が賃貸
物件と売買物件とを比較し、結果を表示するようにした
ので、検索使用者は比較をしやすくなる。またサービス
提供者にとっては、サービスを充実することができる。

【００３９】また、本発明によれば、賃貸物件と売買物
件のそれぞれに対する各年の支払金額を賃貸物件と売買
物件とを比較するための材料として表示するようにした
ので、最も大事な要素のひとつである値段に基づいた比
較を行うことができる。

【００４０】また、以上のように本発明のプログラムに
よれば、賃貸物件を検索させた際に入力された条件デー
タを記録させておき、指示によって、記録させておいた
条件データを含む新たな条件データに基づいて売買物件
の検索をコンピュータに行わせるようにしたので、検索
利用者への負荷を多くすることなく、賃貸物件検索から
売買物件へ検索を滑らかに移行することができる。した
がって、賃貸物件と売買物件との双方の情報を得ること
ができる。また、サービス提供側にとっても、サービス
の拡充を図ることができるし、売買物件販売の機会を多
くすることができる。しかも、現在、最も技術の進歩が
著しいホームページ形式で抽出させた売買物件のデータ
を表示できるように、コンピュータにそのためのデータ
を作成させるようにしたので、技術進歩に応じた高度な
表現を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態に係る不動産物件検
索システムを実現するための構成図である。

【図２】賃貸物件を検索するための画面を表す図であ
る。

【図３】エリア指示の入力を促す画面を表す図である。

【図４】エリアを設定した後のより詳細な条件設定指示
を行うための画面を表す図である。

【図５】賃貸物件の一覧の画面を表す図である。

【図６】選択した物件の詳細な画面表示を表す図であ
る。

【図７】売買物件の一覧の画面を表す図である。

【符号の説明】

１ データ検索装置 １１ 検索処理手段 １１Ａ 検索処理部 １１Ｂ データ処理部 １２ 賃貸物件データ蓄積手段 １３ 売買物件データ蓄積手段 １４ 画面データ蓄積手段 １５ 検索装置通信手段 ２ 情報入力表示処理装置 ２１ 処理手段 ２１Ａ 入力処理部 ２１Ｂ 表示処理部 ２２ 入力手段 ２３ 表示手段 ２４ 入力表示通信手段 ３ ネットワーク

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 入力された条件に基づいて不動産物件を
   検索する不動産物件検索システムにおいて、 賃貸物件を検索した際に入力された条件に基づいて売買
   物件の検索を行うことを特徴とする不動産物件検索シス
   テム。
2. 【請求項２】 条件に基づいた賃貸物件を抽出するため
   の賃貸物件データを蓄積する賃貸物件データ蓄積手段
   と、 条件に基づいた売買物件を抽出するための売買物件デー
   タを蓄積する売買物件データ蓄積手段と、 前記条件に基づいて前記賃貸物件データ又は前記売買物
   件データを検索し、該当する物件を検索結果として抽出
   する検索処理手段とを備えた不動産物件検索システムに
   おいて、 検索処理手段は、前記条件に基づいて賃貸物件を抽出し
   た場合に前記条件を記録しておき、売買物件データ検索
   が指示された際に、前記条件の全て又は一部並びに新た
   な条件に基づく売買物件を抽出することを特徴とする不
   動産物件検索システム。
3. 【請求項３】 前記検索処理手段は、データ通信網を介
   して送信される条件のデータに基づいて検索を行うこと
   を特徴とする請求項２記載の不動産物件検索システム。
4. 【請求項４】 前記検索処理手段が抽出した検索結果
   は、ＷＷＷサービス上で利用されるホームページで表示
   されることを特徴とする請求項２記載の不動産物件検索
   システム。
5. 【請求項５】 前記検索処理手段は、入力された指示に
   基づいて、前記抽出した賃貸物件と前記抽出した売買物
   件とを比較した結果を表示をさせるためのデータを作成
   することを特徴とする請求項２記載の不動産物件検索シ
   ステム。
6. 【請求項６】 前記新たな条件として入力された借入期
   間に基づく、賃貸物件と売買物件のそれぞれに対する各
   年の支払金額を前記比較した結果として表すことを特徴
   とする請求項５記載の不動産物件検索システム。
7. 【請求項７】 コンピュータに不動産物件を検索させ、
   抽出させるための不動産物件検索用プログラムにおい
   て、 賃貸物件を検索させた際に入力された条件データを記録
   させておき、売買物件の検索が指示されると、前記条件
   データを含む新たな条件データに基づいて売買物件の検
   索を行わせ、ＷＷＷサービス上で利用されるホームペー
   ジ形式で前記検索により抽出させた売買物件のデータを
   表示させるためのデータを作成させることをコンピュー
   タに実現させるための不動産物件検索用プログラム。