JP2002249437A - 健康増進剤組成物及び健康増進剤 - Google Patents

健康増進剤組成物及び健康増進剤

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JP2002249437A JP2001046462A JP2001046462A JP2002249437A JP 2002249437 A JP2002249437 A JP 2002249437A JP 2001046462 A JP2001046462 A JP 2001046462A JP 2001046462 A JP2001046462 A JP 2001046462A JP 2002249437 A JP2002249437 A JP 2002249437A
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hot water
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mushroom
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Kazuaki Ogawa
一章 小川
Kazumichi Suzuki
和道 鈴木
Takashi Sakamoto
貴 坂本
Satoshi Mishima
敏 三島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より一層細胞を活性化させて健康増進を図る
ことができるように構成された健康増進剤組成物及び健
康増進剤を提供する。 【解決手段】 健康増進剤組成物は、キノコ類と、米胚
芽大豆発酵抽出物と、藻類とを含有している。キノコ類
は、冬中夏草菌糸体の熱水抽出物、霊芝子実体の熱水抽
出物、アガリクス茸子実体の熱水抽出物、メシマコブ菌
糸体の熱水抽出物、ヤマブシ茸子実体の熱水抽出物、カ
ワラ茸子実体の熱水抽出物、及び椎茸子実体の熱水抽出
物から選ばれる少なくとも1種であるのが好ましい。藻
類は、クロレラの熱水抽出物及びスピルリナの熱水抽出
物から選ばれる少なくとも1種であるのが好ましい。さ
らに、キノコ類を0.1〜20重量%含有するととも
に、米胚芽大豆発酵抽出物及び藻類をそれぞれ0.05
〜10重量%含有するのが好ましい。健康増進剤は前記
健康増進剤組成物を含有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、ゲル化
製剤、錠剤、ドリンク剤等に添加して利用され、健康増
進効果を発揮するように構成された健康増進組成物、及
びその健康増進剤組成物を含有する健康増進剤に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の健康増進剤組成物と
しては、例えば特開平9−40523号公報に開示され
ているクロレラ水抽出物を含有する細胞増殖促進物質が
知られている。この細胞増殖促進物質は、クロレラ水抽
出物中に含まれる細胞増殖促進作用を利用して、湿疹、
肌荒れ、肌の乾燥、アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患や皮
膚及び真皮の発育促進、皮膚の老化防止、並びに創傷治
癒促進等を目的としたものである。そして、皮膚・頭
皮、口腔、眼、耳、鼻、肛門、陰部等の様々な外傷に対
して、予防や治療に利用することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
細胞増殖促進物質では、主としてクロレラ水抽出物中に
含まれる有効成分単独の効果しか期待することができな
かった。すなわち、前記従来の細胞増殖促進物質は、同
時に添加可能な種々の人工物質や天然成分を添加するこ
とによって、その物質の安定性を高めたり、副次的な相
加効果を期待することは可能であったが、細胞増殖促進
作用における相乗効果を期待することは極めて困難であ
った。また、現在知られている細胞増殖促進作用を有す
る成分との併用による相乗効果を期待することは可能で
あるが、具体的な組合せについては未だ充分な解明が行
われていなかった。
【0004】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、より一層細胞を活性化させて健康増進を
図ることができるように構成された健康増進剤組成物及
び健康増進剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の健康増進剤組成物は、キ
ノコ類と、米胚芽大豆発酵抽出物と、藻類とを含有する
ことを特徴とするものである。
【0006】請求項2に記載の発明の健康増進剤組成物
は、請求項1に記載の発明において、前記キノコ類は、
冬中夏草、霊芝、アガリクス茸、メシマコブ、ヤマブシ
茸、カワラ茸及び椎茸から選ばれる少なくとも1種であ
ることを特徴とするものである。
【0007】請求項3に記載の発明の健康増進剤組成物
は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記
藻類はクロレラ及びスピルリナから選ばれる少なくとも
1種であることを特徴とするものである。
【0008】請求項4に記載の発明の健康増進剤組成物
は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明にお
いて、前記キノコ類を0.1〜20重量%含有するとと
もに、前記米胚芽大豆発酵抽出物及び藻類をそれぞれ
0.05〜10重量%含有することを特徴とするもので
ある。
【0009】請求項5に記載の健康増進剤は、請求項1
から請求項4のいずれかに記載の健康増進剤組成物を含
有する健康増進剤であって、ゲル化製剤の形態で経口投
与されるとともに、糖質含有量を30〜55重量%、蛋
白質含有量を15〜35重量%及びミネラル含有量を1
5〜30重量%の範囲内に設定したことを特徴とするも
のである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
形態を詳細に説明する。健康増進剤組成物は、キノコ
類、米胚芽大豆発酵抽出物及び藻類の3種類の原材料を
含有し、主として経口投与又は経皮投与される種々の製
剤の形態で利用される。この健康増進剤組成物は、各原
材料中に含まれる有効成分の相乗効果によって、細胞を
活性化させて健康増進効果を発揮させることができるよ
うに構成されている。前記健康増進効果としては、細胞
の増殖促進効果、代謝促進効果、抗ストレス・抗疲労効
果としての夏バテ防止効果、細胞保護効果としての肝障
害防護効果等が挙げられる。
【0011】キノコ類としては、冬中夏草(Cordyceps
sinensis)、霊芝(Ganoderma Lucidum)、アガリクス
茸(Agaricus blazei Murill)、メシマコブ(Phillinu
s linteus)、ヤマブシ茸(Hericium Erinaoeum)、カ
ワラ茸(Coriolus versicolor)、椎茸(Lentinus edod
es)等が挙げられ、単独又は適宜組合わせて使用され
る。
【0012】このキノコ類としては、その子実体又は菌
糸体をそのまま粉砕したり、或いは乾燥(凍結乾燥、減
圧乾燥又は熱風乾燥)後に粉砕したりしたものが用いら
れる。さらに、キノコ類に含まれる健康増進効果を有す
る有効成分を高濃度に得られることから、前記キノコ類
の子実体若しくは菌糸体を水又は熱水で抽出した抽出物
又はその抽出物を乾燥(凍結乾燥、減圧乾燥又は熱風乾
燥)後に粉砕した乾燥粉末を使用するのが好ましい。さ
らに、種々の製剤中に添加しやすいことから、前記抽出
物を濾過するとよい。また、健康増進効果に影響が見ら
れない範囲内で、さらなる精製処理を行ったものを使用
してもよい。
【0013】冬中夏草を含有させる場合には、前記有効
成分を高濃度に得られることから、その菌糸体を熱水で
抽出した後に濾過された菌糸体熱水抽出物を用いるのが
好ましい。この冬中夏草の子実体、菌糸体及び菌糸体熱
水抽出物には、滋養強壮、疲労回復、血液の心臓への運
搬を促す血流増強作用、抗癌作用等を有する種々の薬効
成分が含有されていることから、それら薬効成分による
付加的な効果によって、前記健康増進効果をさらに高め
ることができる。
【0014】霊芝(マンネンタケ)を含有させる場合に
は、前記有効成分を高濃度に得られることから、その子
実体を熱水で抽出した後に濾過された子実体熱水抽出物
を用いるのが好ましい。この霊芝の子実体、菌糸体及び
子実体熱水抽出物には、抗癌作用(癌細胞の増殖抑制作
用)、免疫増強作用、誘発心筋障害に対する心筋保護作
用、抗肥満作用等を有する種々の薬効成分が含有されて
いることから、それら薬効成分による付加的な効果によ
って、前記健康増進効果をさらに高めることができる。
【0015】アガリクス茸を含有させる場合には、前記
有効成分を高濃度に得られることから、その子実体を熱
水で抽出した後に濾過された子実体熱水抽出物を用いる
のが好ましい。このアガリクス茸の子実体、菌糸体及び
子実体熱水抽出物には、免疫増強作用(ナチュラルキラ
ー細胞等のリンパ球の増殖、インターロイキン2の活性
化、エイズウィルスの増殖抑制作用)、抗腫瘍作用(癌
細胞の増殖、転移抑制作用)等を有する種々の薬効成分
が含有されていることから、それら薬効成分による付加
的な効果によって、前記健康増進効果をさらに高めるこ
とができる。
【0016】メシマコブを含有させる場合には、前記有
効成分を高濃度に得られることから、その菌糸体を熱水
で抽出した後に濾過された菌糸体熱水抽出物を用いるの
が好ましい。また、前記菌糸体を乾燥(凍結乾燥、減圧
乾燥又は熱風乾燥)した後に粉砕した菌糸体乾燥粉末を
用いてもよい。このメシマコブの子実体、菌糸体、菌糸
体熱水抽出物及び菌糸体乾燥粉末には、抗腫瘍作用等を
有する種々の薬効成分が含有されていることから、それ
ら薬効成分による付加的な効果によって、前記健康増進
効果をさらに高めることができる。
【0017】ヤマブシ茸を含有させる場合には、前記有
効成分を高濃度に得られることから、その子実体を熱水
で抽出した後に濾過された子実体熱水抽出物を用いるの
が好ましい。また、前記子実体を熱風乾燥させた後に粉
砕した子実体熱風乾燥粉末を用いてもよい。このヤマブ
シ茸の子実体、菌糸体、子実体熱水抽出物及び子実体熱
風乾燥粉末には、抗腫瘍作用、抗炎症作用(胃炎や肝
炎)等を有する種々の薬効成分が含有されていることか
ら、それら薬効成分による付加的な効果によって、前記
健康増進効果をさらに高めることができる。
【0018】カワラ茸を含有させる場合には、前記有効
成分を高濃度に得られることから、その子実体を熱水で
抽出した後に濾過された子実体熱水抽出物を用いるのが
好ましい。このカワラ茸の子実体、菌糸体及び子実体熱
水抽出物には、抗腫瘍作用等を有する種々の薬効成分が
含有されていることから、それら薬効成分による付加的
な効果によって、前記健康増進効果をさらに高めること
ができる。
【0019】椎茸を含有させる場合には、前記有効成分
を高濃度に得られることから、その子実体を熱水で抽出
した後に濾過された子実体熱水抽出物を用いるのが好ま
しい。この椎茸の子実体、菌糸体及び子実体熱水抽出物
には、肝細胞保護作用、免疫増強作用等を有する種々の
薬効成分が含有されていることから、それら薬効成分に
よる付加的な効果によって、前記健康増進効果をさらに
高めることができる。また、ヘミセルロース等の多糖
類、タンパク質、核酸、キチン、ミネラル(カルシウ
ム、マグネシウム、マンガン等)が多く含まれている。
特に、核酸を多量に含むことから、細胞分裂が促進され
て新陳代謝を活性化させることができる。
【0020】健康増進剤組成物中に含まれるキノコ類の
含有量は、好ましくは0.1〜20重量%、より好まし
くは0.3〜10重量%、さらに好ましくは0.5〜
1.0重量%である。このキノコ類の含有量が0.1重
量%未満の場合には、充分な健康増進効果を発揮させる
ことができない。逆に20重量%を越える場合には、健
康増進剤組成物中の有効成分の安定性が低下するおそれ
がある。
【0021】米胚芽大豆発酵抽出物は、脱脂処理された
米糠、脱脂処理された大豆及び脱脂処理された米胚芽か
らなる混合物を、納豆菌を用いて発酵させることによっ
て得られた発酵抽出物である。健康増進剤組成物中に含
まれる米胚芽大豆発酵抽出物の含有量は、好ましくは
0.05〜10重量%、より好ましくは0.1〜5重量
%、さらに好ましくは0.2〜1.0重量%である。こ
の米胚芽大豆発酵抽出物の含有量が0.05重量%未満
の場合には、充分な健康増進効果を発揮させることがで
きない。逆に20重量%を越える場合には、健康増進剤
組成物中の有効成分の安定性が低下するおそれがある。
【0022】藻類としては、クロレラやスピルリナ等が
挙げられ、単独又は適宜組合わせて使用される。クロレ
ラは、直径3〜10μmの単細胞緑藻類であり、例え
ば、クロレラ・ブルガリス(Chlorella Vulgaris)、ク
ロレラ・ピレノイドサ(Chlorella Pyrenoidosa)、ク
ロレラ・エリプソイデイア(Chlorella Ellipsoidea)
等が挙げられる。このクロレラを含有させる場合には、
クロレラ原体をそのまま又は乾燥させた後に、水又は熱
水で抽出した抽出物又はその抽出物を乾燥(凍結乾燥、
減圧乾燥又は熱風乾燥)後に粉砕した乾燥粉末が好適に
使用される。また、低濃度のアルコール溶液で抽出した
アルコール抽出物を用いることもできる。さらに、種々
の製剤中に添加しやすいことから、前記抽出物を濾過す
るとよい。さらに、前記有効成分を高濃度に得られるこ
とから、クロレラを熱水で抽出した後に濾過された熱水
抽出物を用いるのがより好ましい。また、健康増進効果
に影響が見られない範囲内で、さらなる精製処理(活性
炭カラムやイオン交換カラムを用いたクロマトグラフィ
ーによる脱臭、脱色処理等)を行ったものを使用しても
よい。また、このとき、精製処理されたクロレラは液
状、ペースト状、ゲル状又は粉末状のいずれの形態であ
ってもよい。
【0023】スピルリナは、微細なラセン藻であり、例
えば、スピルリナ・プラテンシス(Spirulina platensi
s)、スピルリナ・マキシマ(Spirulina maxima)、ス
ピルリナ・ゲイトレリ(Spirulina geitleri)、スピル
リナ・サイアミーゼ(Spirulina siamese)、スピルリ
ナ・メイヤー(Spirulina major)、スピルリナ・サブ
サルサ(Spirulina subsalsa)、スピルリナ・プリンセ
プス(Spirulina princeps)、スピルリナ・ラキシシマ
(Spirulina laxissima)、スピルリナ・クルタ(Spiru
lina curta)、スピルリナ・スピルリノイデス(Spirul
ina spirulinoides)等が挙げられる。さらに、これら
スピルリナのうち人工的に培養可能であって入手容易で
あることから、スピルリナ・プラテンシス、スピルリナ
・ゲイトレリ又はスピルリナ・サイアミーゼを使用する
のが好ましい。このスピルリナを含有させる場合には、
スピルリナを乾燥(凍結乾燥、減圧乾燥又は熱風乾燥)
させた後に粉砕した乾燥粉末、又はスピルリナの湿藻体
若しくは前記乾燥粉末を水又は熱水で抽出した抽出物が
好適に使用される。さらに、前記有効成分を高濃度に得
られることから、スピルリナを熱水で抽出した後に濾過
された熱水抽出物を用いるのがより好ましい。
【0024】健康増進剤組成物中に含まれる藻類の含有
量は、好ましくは0.05〜10重量%、より好ましく
は0.1〜5重量%、さらに好ましくは0.2〜1.0
重量%である。この藻類の含有量が0.05重量%未満
の場合には、充分な健康増進効果を発揮させることがで
きない。逆に20重量%を越える場合には、健康増進剤
組成物中の有効成分の安定性が低下するおそれがある。
【0025】健康増進剤は、上記健康増進剤組成物を含
有するものである。この健康増進剤としては、例えば、
健康食品製剤、美容製剤、医薬品製剤等の諸形態で利用
される。その際、上記有効成分の健康増進効果を損なわ
ない範囲内で、健康増進剤組成物中に、例えば、デキス
トリン、シクロデキストリン、乳糖等の賦形剤、炭酸水
素ナトリウムや焼ミョウバン等の膨化剤、カルナバロ
ウ、シェラック、ミツロウ等の滑沢剤、ペクチン、カル
ボキシメチルセルロース、寒天、デンプン等のゲル化
剤、アルギン酸、カラギナン、キサンタンガム、キトサ
ン等の増粘剤、砂糖、ハチミツ、カンゾウ抽出物、ステ
ビア、サッカリンナトリウム、黒糖、オリゴ糖、エリス
リトール、水飴、異性化糖等の甘味剤、キラヤ抽出物、
レシチン、グリセリン、グリセリン脂肪酸エステル、大
豆サポニン糖の乳化剤、シナモン精油、ジャスミン精
油、ローズマリー精油、ライム精油等の香味剤、カラメ
ル、赤キャベツ、クチナシ、紫イモ、ブドウ、ウコン等
の色素、乳酸、乳酸塩、クエン酸、リンゴ酸、炭酸ナト
リウム等のpH調整剤を添加してもよい。また、マッシ
ュルーム、タモギ茸、松茸、メカブ、エキナセア、オト
ギリソウ、エゾウコギ、ローヤルゼリー、プロポリス等
の動植物由来の抽出物を添加してもよい。
【0026】健康食品製剤としては、上記健康増進剤組
成物を種々の食品素材又は飲料品素材に添加することに
よって、粉末状、顆粒状、錠剤状、液状(ドリンク剤
等)、カプセル状等の形状の健康食品製剤として使用さ
れる。また、医薬品製剤としては、抗酸化剤、抗炎症剤
又は抗癌剤として、常法に従って医薬品又は医薬部外品
として利用される。前記医薬部外品としては、浴用剤、
ドリンク剤、石鹸、歯磨き粉等に配合されて利用され
る。また、美容製剤としては、上記健康増進剤組成物を
食品素材、飲料品素材又は化粧品素材に添加することに
よって、例えば、液状、乳液状、半固形状(クリーム
状)、粉末状等の形状の美容食品、美容飲料又は化粧品
として使用される。また、これらの美容製剤は、目的や
用途に応じて、経口又は経皮投与することによって使用
される。前記化粧品は、化粧の種類に応じて、アルコー
ル類、油脂類界面活性剤、精製水等が適宜添加される。
【0027】上記健康増進剤組成物を経口剤として利用
する場合には、錠剤、カプセル剤、散剤、シロップ剤、
ドリンク剤等の諸形態で使用される。前記錠剤及びカプ
セル剤に混和される場合には、結合剤、賦形剤、膨化
剤、滑沢剤、甘味剤、香味剤等とともに用いることがで
きる。前記錠剤は、シェラック又は砂糖で被覆すること
もできる。また、カプセル剤の場合には、上記の材料に
さらに油脂等の液体担体を含有させることができる。シ
ロップ剤及びドリンク剤の場合には、甘味剤、防腐剤、
色素香味剤等を含有させることができる。また、非経口
剤として利用する場合には、軟膏剤、クリーム剤、水剤
等の外用剤の形態で使用される。この外用剤の基材とし
ては、ワセリン、パラフィン、油脂類、ラノリン、マク
ロゴール等が好適に用いられ、通常の方法によって軟膏
剤やクリーム剤等とすることができる。
【0028】さらに、軽い咀嚼により容易に摂取可能で
あることから、健康増進剤としてゲル化製剤(ゼリー状
製剤)の形態で経口投与するように構成するのが最も好
ましい。このゲル化製剤としては、前記健康増進剤組成
物に加えて、ゲル化剤、増粘剤、甘味剤、香味剤、色
素、pH調整剤等が適宜添加される。このゲル化製剤中
に含まれる糖質の含有量としては、好ましくは30〜5
5重量%、より好ましくは43〜50重量%である。こ
の糖質の含有量が30重量%未満の場合及び55重量%
を越える場合には、長期間の保存によってゲル化製剤中
の成分が局所的に分離して離水現象が発生するおそれが
ある。また、糖質の含有量が43重量%未満の場合に
は、長期間の保存によりゲル化製剤が変色するおそれも
ある。
【0029】ゲル化製剤中の蛋白質の含有量としては、
好ましくは15〜35重量%、より好ましくは21〜3
5重量%である。この蛋白質の含有量が15重量%未満
の場合及び35重量%を越える場合には、ゲル化製剤が
変色する可能性が高まる。また、ゲル化製剤の離水の可
能性を低減させるために、蛋白質の含有量を25〜30
重量%とするのがさらに好ましい。また、ゲル化製剤中
のミネラルの含有量としては、好ましくは15〜30重
量%、より好ましくは19〜30重量%である。このミ
ネラルの含有量が15重量%未満の場合には、ゲル化製
剤が離水するおそれがある。逆に30重量%を越える場
合には、ゲル化製剤が変色するおそれがある。また、ゲ
ル化製剤の離水の可能性をより効果的に低減させるため
に、ミネラルの含有量を19〜28重量%とするのがさ
らに好ましい。
【0030】上記実施形態によって発揮される効果につ
いて、以下に記載する。 ・ 実施形態の健康増進剤組成物は、キノコ類、米胚芽
大豆発酵抽出物及び藻類の3種類の原材料を含有してい
る。すなわち、この健康増進剤組成物は、原材料の種類
毎に異なる健康増進作用を有する有効成分を3種類以上
含有している。このため、1種類又は2種類の原材料に
よって構成された組成物と比較して、それら3種類以上
の有効成分の相互作用によって、健康増進作用を相乗的
に発揮させることができる。従って、より一層細胞を活
性化させて健康増進を図ることができる。また、この健
康増進剤組成物は、天然の成分を主成分としていること
から、副作用を容易に低減させることができる。
【0031】・ キノコ類として、冬中夏草菌糸体の熱
水抽出物、霊芝子実体の熱水抽出物、アガリクス茸子実
体の熱水抽出物、メシマコブ菌糸体の熱水抽出物、ヤマ
ブシ茸子実体の熱水抽出物、カワラ茸子実体の熱水抽出
物及び椎茸子実体の熱水抽出物から選ばれる少なくとも
1種を含有させることによって、健康増進効果を容易か
つ確実に高めることができる。さらに、藻類として、ク
ロレラの熱水抽出物及びスピルリナの熱水抽出物から選
ばれる少なくとも1種を含有させることによって、健康
増進効果をより一層高めることができる。
【0032】・ キノコ類を0.1〜20重量%含有さ
せることによって、組成物の安定性を高めつつ健康増進
効果を充分に発揮させることができる。米胚芽大豆発酵
抽出物を0.05〜10重量%含有させることによっ
て、組成物の安定性を高めつつ健康増進効果を充分に発
揮させることができる。藻類を0.05〜10重量%含
有させることによって、組成物の安定性を高めつつ健康
増進効果を充分に発揮させることができる。
【0033】・ 実施形態の健康増進剤は、健康増進剤
組成物を含有していることから、より一層細胞を活性化
させて健康増進を図ることができるうえ、副作用を容易
に低減させることができる。さらに、ゲル化製剤の形態
で経口投与するように構成することによって、軽い咀嚼
により容易に摂取することができるうえ、カプセル剤や
錠剤等の固体状のものと比べて、軽い咀嚼によって容易
に経口投与することができる。特に、咀嚼力の弱い高齢
者や低年齢者にとっては、歯や顎に負担をかけない硬さ
であることから、その摂取が極めて容易である。加え
て、ゲル化製剤中の糖質含有量を30〜55重量%、蛋
白質含有量を15〜35重量%及びミネラル含有量を1
5〜30重量%の範囲に設定することによって、長期間
の保存における離水現象や変色等の品質の低下を容易に
低減させることが可能である。
【0034】
【実施例】以下、前記実施形態を具体化した実施例及び
比較例について説明する。 (比較例1)冬中夏草菌糸体抽出物(大蔵製薬社製)
2.3g、アガリクス茸子実体抽出物(大栄トレーディ
ング社製のアガリクスエキスパウダー)1.5g、霊芝
子実体抽出物(丸善製薬社製の霊芝エキスパウダー)
0.4g、メシマコブ菌糸体抽出物(タキザワ漢方社製
のメシマコブ末)0.8g、ヤマブシ茸子実体抽出物
(チハヤ社製の山伏茸粉末)0.4g、椎茸子実体抽出
物(松浦漢方社製のドンコシイタケエキス末)0.4g
及びカワラ茸子実体抽出物(アピ社製)0.4gを混合
することによって、キノコ類組成物6.2gを作製し
た。次に、このキノコ類組成物0.62gを滅菌水に溶
解させて比較例1のキノコ類組成物溶液100gを得
た。
【0035】(比較例2)米胚芽大豆発酵抽出物(東洋
発酵社製の米胚芽大豆抽出物)0.32gを滅菌水に溶
解させて比較例2の米胚芽大豆抽出物溶液100gを得
た。
【0036】(比較例3)クロレラ熱水抽出物(東京理
科器械社製のクロレラCGFエキス)1.8g及びスピ
ルリナ抽出物(大日本インク社製のスピルリナ原末)
2.3gを混合することによって、藻類組成物4.1g
を作製した。次に、この藻類組成物0.41gを滅菌水
に溶解させて比較例3の藻類組成物溶液100gを得
た。
【0037】(比較例4)比較例1のキノコ類組成物
0.62g及び比較例2の米胚芽大豆発酵抽出物0.3
2gを滅菌水に溶解させて比較例4の組成物100gを
得た。
【0038】(比較例5)比較例1のキノコ類組成物
0.62g及び比較例3の藻類組成物0.41gを滅菌
水に溶解させて比較例5の組成物100gを得た。
【0039】(比較例6)比較例2の米胚芽大豆発酵抽
出物0.32g及び及び比較例3の藻類組成物0.41
gを滅菌水に溶解させて比較例6の組成物100gを得
た。
【0040】(実施例1)比較例1のキノコ類組成物
0.62g、比較例2の米胚芽大豆発酵抽出物0.32
g及び比較例3の藻類組成物0.41gを滅菌水に溶解
させて実施例1の健康増進剤組成物溶液100gを得
た。
【0041】<代謝・増殖促進試験>NIH/3T3細
胞(TKG0299;東北大学加齢医学研究所附属医用細胞資
源センターより入手)を用い、MTT還元法に従って細
胞の増殖促進作用及び代謝促進活性の評価を行った。前
記MTT還元法とは、細胞毒性及び細胞賦活評価法(成
長及び生存細胞の迅速な色彩定量:Tim Mosmann;Journa
l of Immunological Methods P55-63(1983))の1つで
あり、MTT(3-(4,5-Dimetyl-2-thiazolyl)-2,5-diph
enyl tetrazolium Bromide)が細胞に取り込まれ、細胞
内のミトコンドリアに存在するコハク酸脱水素酵素によ
って還元されて開裂し、水に不溶性のブルーホルマザン
を生成する性質を利用したもので、このブルーホルマザ
ンを酸性イソプロパノールに溶解させ、その吸光度を測
定するものである。
【0042】そして、この測定されたブルーホルマザン
量は、細胞内のミトコンドリア量と比例関係にあり、そ
のミトコンドリア量が細胞数と比例関係にあることか
ら、経時的に変化するブルーホルマザン量を測定するこ
とによって、細胞数の変化を経時的に定量化することが
できるようになっている。また、生理学的に細胞数の変
化が見られない(細胞分裂が起こり得ない)時間を区切
ってブルーホルマザン量を測定することによって、その
区切られた時間内における細胞内のコハク酸脱水素酵素
の活性を定量化することができる。そして、酸素呼吸を
行うクエン酸回路に重要な働きをする酵素であるコハク
酸脱水素酵素の活性は、細胞の代謝活性と比例関係にあ
る。
【0043】試験方法としては、10%ウシ胎児血清
(FBS)含有ダルベッコ改変イーグル液体培地(DM
EM)中に、前記NIH/3T3細胞を2×105cells
/mlの濃度で懸濁させた。この細胞懸濁液を96ウェ
ルプレートに1ウェルあたり90μlずつ分注した後、
37℃、5%CO2のインキュベータ内で培養した。培
養開始から24時間経過後、各ウェル内にそれぞれ、実
施例1及び比較例1〜6の試料溶液を10μl添加し、
コハク酸脱水素酵素活性測定用としては4時間培養し、
細胞数調査用としては48時間培養を行った。なお、対
照試料としては滅菌水を10μl添加した。
【0044】所定時間経過後、各ウェルをリン酸緩衝液
(137mM塩化ナトリウム、2.7mM塩化カリウ
ム、1.5mMリン酸二カリウム、8mMリン酸一水素
ナトリウム、pH7.3;以下PBSと記載する)で軽
く2回洗浄した後、0.1mlのPBSを添加した。続
いて、MTTアッセイキット(ケミコンインターナショ
ナル(Chemicom International)社製の Colorimetric as
say for cell survivaland proliferation kit)を用い
て反応を行った。反応終了後、マイクロプレートリーダ
ー(バイオテック(Bio-Tek Instruments,Inc.)社製のμ
Quant)を用いて、570nm及び630nmにお
ける吸光度を測定した後、その差を求めた。そして、対
照試料における吸光度差を100%としたときの各試料
の吸光度差の割合(%)を算出した。結果を表1に示
す。
【0045】
【表1】 表1の結果より、3種類の原材料を含有する実施例1の
健康増進剤組成物は、1種類又は2種類の原材料を含有
する比較例1〜6の組成物と比較して、培養細胞に対し
て相乗的に代謝促進効果及び増殖促進効果を発揮するこ
とが示された。
【0046】<夏バテモデル試験>抗疲労・抗ストレス
作用を検討するために、高温多湿負荷モデルマウス、い
わゆる夏バテマウスを作製して試験を行った。前記夏バ
テマウスは、体重30g前後のddy系雄性マウスを用
いて作製され、37〜39℃、湿度80%以上に設定さ
れた環境下に1日1時間暴露して高温多湿負荷が与えら
れた。前記高温多湿負荷操作を3日間続け、最終負荷の
直前及び直後にデジタルサーモメーターにて直腸温度を
測定することによって、高温多湿負荷による体温の変化
を調査した。
【0047】直腸温度測定後、各マウスに5%活性炭液
(10%アラビアゴム液中に懸濁)を0.5mlずつ経
口投与し、30分経過後にマウスを屠殺して消化管を摘
出して消化管運動能を測定した。前記消化管運動能の測
定は、胃の幽門部から盲腸までの長さに対して、消化管
内で活性炭が確認された最先端までの到達距離(長さ)
の割合(%)を求めることによって行われた。
【0048】試料としては、実施例1及び比較例1〜6
で調製された各試料溶液を、高温多湿負荷の1日目及び
2日目の負荷終了直後、並びに3日目の負荷直前に25
ml/kgの投与量で経口投与した。また、対照試料と
しては滅菌水が用いられ、消化管運動能については高温
多湿負荷を与えなかった正常群についても調査された。
結果を表2に示す。
【0049】
【表2】 その結果、最終負荷直前の直腸温度の平均値は36.3
〜36.7℃であったのが、対照群及び比較例1〜6の
試験群では、最終負荷の直後には表2に示されるように
著しく上昇していることが分かる。これに対して、実施
例1の組成物を投与したマウスでは、最終負荷直後の直
腸温度の上昇が有意に抑えられていたことが示された。
さらに、この実施例1の組成物を投与されたマウスで
は、対照群及び比較例1〜6の試験群と比較して、消化
管運動能の低下が有意に抑えられていたことも示され
た。従って、実施例1の健康増進剤組成物は、夏バテ時
において高い抗疲労・抗ストレス効果を発揮することが
確認された。
【0050】<肝障害誘発試験>四塩化炭素誘発肝障害
に対する防護効果を以下のように検討した。すなわち、
一昼夜絶食させた体重200g前後のWistar系ラ
ットに、オリーブ油で希釈した四塩化炭素液を腹腔内投
与することによって、四塩化炭素肝障害モデルラットを
作製した。なお、前記四塩化炭素液は各ラットに2ml
ずつ投与されるとともに、四塩化炭素の投与量が0.5
ml/kgとなるように調整されながら投与された。
【0051】この四塩化炭素投与の24時間前及び1時
間前、並びに投与後8時間経過した時点で、実施例1及
び比較例1〜6の試料溶液をラットに対して経口投与し
た。なお、1回に投与される各試料溶液の投与量は、そ
れぞれ20ml/kgである。また、対照試料としては
滅菌水が用いられた。四塩化炭素液を投与してから24
時間経過後、各ラットをエーテル麻酔して腹部大静脈よ
り採血した。続いて、トランスアミナーゼ測定キット
(エスティーエーテストワコー社製)を用いて、採取さ
れたラット血清中のグルタミン酸−オキサロ酢酸トラン
スアミナーゼ(GOT)及びグルタミン酸−ピルビン酸
トランスアミナーゼ(GPT)量(ユニット;U)を測
定した。結果を表3に示す。
【0052】
【表3】 表3の結果より、実施例1の健康増進剤組成物は、対照
群及び比較例1〜6と比較して、肝障害に対して著しく
高い防護効果が発揮されたことが確認された。
【0053】(実施例2)比較例1のキノコ類組成物
0.62g、比較例2の米胚芽大豆発酵抽出物0.32
g及び比較例3の藻類組成物0.41gを混合して健康
増進剤組成物1.35gを得た。この健康増進剤組成物
1.35gに、シャンピニオン抽出物(RICOM社
製)0.19g、メカブ抽出物(池田糖化社製)0.0
8g、ゲル化剤としてペクチン(中央化成社製)2.0
g、増粘剤としてキサンタンガム(大日本製薬社製)
0.3g、砂糖15g、適量の色素(池田糖化社製のカ
ラメル色素)及び水を混合し、常法によりゲル化製剤1
00gを製造した。
【0054】(実施例3)比較例1のキノコ類組成物
0.62g、比較例2の米胚芽大豆発酵抽出物0.65
g及び比較例3の藻類組成物0.08gを混合して健康
増進剤組成物1.35gを得た。この健康増進剤組成物
1.35gを用いて、上記実施例2と同様にゲル化製剤
100gを製造した。
【0055】(実施例4)比較例1のキノコ類組成物
0.90g、比較例2の米胚芽大豆発酵抽出物0.32
g及び比較例3の藻類組成物1.1gを混合して健康増
進剤組成物2.32gを得た。この健康増進剤組成物
1.35gを用いて、上記実施例2と同様にゲル化製剤
100gを製造した。
【0056】(実施例5)比較例1のキノコ類組成物
0.47g、比較例2の米胚芽大豆発酵抽出物0.80
g及び比較例3の藻類組成物1.05gを混合して健康
増進剤組成物2.32gを得た。この健康増進剤組成物
1.35gを用いて、上記実施例2と同様にゲル化製剤
100gを製造した。
【0057】(実施例6)比較例1のキノコ類組成物
1.55g、比較例2の米胚芽大豆発酵抽出物0.40
g及び比較例3の藻類組成物0.30gを混合して健康
増進剤組成物2.25gを得た。この健康増進剤組成物
1.35gを用いて、上記実施例2と同様にゲル化製剤
100gを製造した。
【0058】(実施例7)比較例1のキノコ類組成物
1.60g、比較例2の米胚芽大豆発酵抽出物0.30
g及び比較例3の藻類組成物0.41gを混合して健康
増進剤組成物2.31gを得た。この健康増進剤組成物
1.35gを用いて、上記実施例2と同様にゲル化製剤
100gを製造した。
【0059】(実施例8)比較例1のキノコ類組成物
0.62g、比較例2の米胚芽大豆発酵抽出物0.90
g及び比較例3の藻類組成物0.42gを混合して健康
増進剤組成物1.94gを得た。この健康増進剤組成物
1.35gを用いて、上記実施例2と同様にゲル化製剤
100gを製造した。
【0060】<ゲル化製剤の保存試験>実施例2〜8の
ゲル化製剤を、温度40℃及び湿度75%の条件下に置
いて3ヶ月間加速試験を行った。試験終了後の各ゲル化
製剤を目視にて観察し、その変色及び離水の有無を判定
した。さらに、前記各ゲル化製剤について、蛋白質含有
量、糖質含有量及びミネラル含有量を測定した。なお、
前記蛋白質含有量はケルダール法、糖質含有量はオルシ
ノール硫酸法、ミネラル含有量は灰分として直接灰化法
に従って測定し、いずれもゲル化製剤の固形分当たりの
重量%として示される。結果を表4に示す。なお、表4
において、前記変色及び離水の有無についての判定は、
―:変化なし、+:やや変化有り、++:変化有り、+
++:かなり変化有り、の4段階で表した。
【0061】
【表4】 (実施例9)比較例1のキノコ類組成物0.62g、比
較例2の米胚芽大豆発酵抽出物0.32g、比較例3の
藻類組成物0.41g、シャンピニオン抽出物0.19
g、メカブ抽出物0.08g、シュガーエステル13
g、乳糖85g、適量の色素を交合し、常法により直径
10mm、1錠300mgの打錠を製造した。
【0062】(実施例10)比較例1のキノコ類組成物
0.62g、比較例2の米胚芽大豆発酵抽出物0.32
g、比較例3の藻類組成物0.41g、シャンピニオン
抽出物0.19g、メカブ抽出物0.08g、適量のp
H調整剤、色素、香料及び精製水を用いて、常法により
1瓶100mlのドリンク剤を製造した。
【0063】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記キノコ類は、冬中夏草菌糸体の熱水抽出物、霊
芝子実体の熱水抽出物、アガリクス茸子実体の熱水抽出
物、メシマコブ菌糸体の熱水抽出物、ヤマブシ茸子実体
の熱水抽出物、カワラ茸子実体の熱水抽出物及び椎茸子
実体の熱水抽出物から選ばれる少なくとも1種であるこ
とを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載
の健康増進剤組成物。
【0064】・ 前記藻類はクロレラの熱水抽出物及び
スピルリナの熱水抽出物から選ばれる少なくとも1種で
あることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか
に記載の健康増進剤組成物。
【0065】・ 前記キノコ類として冬中夏草を含有さ
せることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか
に記載の健康増進剤組成物。このように構成した場合、
滋養強壮及び疲労回復効果を発揮させることができる。
【0066】・ 前記キノコ類として霊芝を含有させる
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記
載の健康増進剤組成物。このように構成した場合、免疫
増強効果を発揮させることができる。
【0067】・ 前記キノコ類として椎茸を含有させる
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記
載の健康増進剤組成物。このように構成した場合、新陳
代謝を活性化させることができる。
【0068】・ 前記キノコ類、米胚芽大豆発酵抽出物
及び藻類の配合割合を、重量比で6:3:4としたこと
を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の
健康増進剤組成物。
【0069】・ 請求項1から請求項4のいずれかに記
載の健康増進剤組成物を含有することを特徴とする健康
増進剤。 ・ 請求項1から請求項4のいずれかに記載の健康増進
剤組成物を含有することを特徴とする健康食品製剤。
【0070】・ 請求項1から請求項4のいずれかに記
載の健康増進剤組成物を含有することを特徴とする美容
製剤。 ・ 請求項1から請求項4のいずれかに記載の健康増進
剤組成物を含有することを特徴とする医薬品製剤。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1から請求項4に
記載の発明の健康増進剤組成物によれば、より一層細胞
を活性化させて健康増進を図ることができる。
【0072】請求項5に記載の発明の健康増進剤によれ
ば、より一層細胞を活性化させて健康増進を図ることが
できるうえ、摂取を容易にしつつ、長期間の保存におけ
る品質の低下を容易に低減させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/78 A61K 35/78 J U 35/80 35/80 A Z 47/02 47/02 47/26 47/26 47/42 47/42 A61P 3/00 A61P 3/00 (72)発明者 坂本 貴 岐阜市加納桜田町1丁目1番地 アピ 株 式会社内 (72)発明者 三島 敏 岐阜市加納桜田町1丁目1番地 アピ 株 式会社内 Fターム(参考) 4B018 LE05 MD49 MD82 MD83 MD84 MD89 ME02 MF01 MF02 4B020 LB27 LC05 LG01 LK09 LK10 LK17 LP13 LP15 4C076 AA09 BB01 CC07 DD21 EE30 EE41 FF35 4C087 AA01 AA02 BC64 MA02 MA27 MA52 NA05 NA06 ZC54 ZC75 4C088 AA02 AA04 AA12 AA15 AA16 AB59 AB74 AC01 AC09 BA09 CA05 CA11 MA07 MA27 MA52 NA05 NA06 ZC54 ZC75

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キノコ類と、米胚芽大豆発酵抽出物と、
    藻類とを含有することを特徴とする健康増進剤組成物。
  2. 【請求項2】 前記キノコ類は、冬中夏草、霊芝、アガ
    リクス茸、メシマコブ、ヤマブシ茸、カワラ茸及び椎茸
    から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請
    求項1に記載の健康増進剤組成物。
  3. 【請求項3】 前記藻類はクロレラ及びスピルリナから
    選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の健康増進剤組成物。
  4. 【請求項4】 前記キノコ類を0.1〜20重量%含有
    するとともに、前記米胚芽大豆発酵抽出物及び藻類をそ
    れぞれ0.05〜10重量%含有することを特徴とする
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の健康増進剤組
    成物。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の健康増進剤組成物を含有する健康増進剤であって、 ゲル化製剤の形態で経口投与されるとともに、糖質含有
    量を30〜55重量%、蛋白質含有量を15〜35重量
    %及びミネラル含有量を15〜30重量%の範囲内に設
    定したことを特徴とする健康増進剤。
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