JP2002249300A - フォークリフトの前後進切換装置 - Google Patents

フォークリフトの前後進切換装置

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JP2002249300A
JP2002249300A JP2001047745A JP2001047745A JP2002249300A JP 2002249300 A JP2002249300 A JP 2002249300A JP 2001047745 A JP2001047745 A JP 2001047745A JP 2001047745 A JP2001047745 A JP 2001047745A JP 2002249300 A JP2002249300 A JP 2002249300A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】前後進の切換操作におけるオペレータの疲労を
軽減するとともに、作業効率の改善を図る。 【解決手段】通常の前後進切換レバー8とは別に、車体
1を後進させるためのフットペダルスイッチ16を設
け、このフットペダルスイッチ16を左足で操作するこ
とによって、走行モードを前進モードから後進モードへ
切り換えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトの
前後進切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来のカウンタバランス型フォ
ークリフトの一例を示した外観図であり、図10は、図
9のフォークリフトの運転席を上面から見た図である。
図において、フォークリフト100は、車体1と、車体
1の前方に設けられた荷物を保持するフォーク2と、こ
のフォーク2を支持したバックレスト3と、フォーク2
を昇降させるためのマスト4とを備えている。車体1の
上方には、オペレータ(運転者)を落下物から保護する
ためのヘッドガード5が設けられ、運転席にはオペレー
タが着座する座席シート6が設けられている。座席シー
ト6の前方には、ステアリングハンドル7、前後進切換
レバー8、荷役レバー9,10などの各種操作部が設け
られている。ステアリングハンドル7は、車体1の向き
を変える際に操作されるものである。前後進切換レバー
8は、車体1の走行モードを前進モードと後進モードと
に切り換えるものである。荷役レバー9,10は、フォ
ーク2の動きを操作するためのレバーであって、レバー
9はフォーク2を昇降させるためのリフトレバー、レバ
ー10はフォーク2を前傾または後傾させるためのティ
ルトレバーである。11はオペレータの足元に設けられ
たアクセルペダル、12はアクセルペダル11と並んで
設けられたブレーキペダル、13はバッテリが収納され
ているバッテリ収納部、14は車体の前輪、15は後輪
であり、図10の17はオペレータを表している。
【0003】図12は、以上のようなフォークリフト1
00を用いた荷役作業の例であって、構内に置かれたパ
レット200をフォークリフト100が受け取ってトラ
ック300まで運び、パレット200上の荷をトラック
300へ積載する例を示している。この場合、Aの位置
にあるフォークリフト100は、矢印のように前進し
てパレット200の場所Bまで移動し、ここでフォーク
2にパレット200を積載する。積載が終わると、フォ
ークリフト100は矢印のように後進して向きを変え
た後、矢印のように前進して、トラック300の搬入
場所Cまで移動し、ここでパレット200を荷とともに
トラック300へ積載する。積載が終ると、フォークリ
フト100は矢印のように後進して向きを変えた後、
矢印のように前進してAの方向へ走行する。
【0004】以上の一連の作業におけるフォークリフト
各部の操作を図11に示す。図11は、オペレータ17
の右手、左手、右足、左足の各部位が、それぞれどの部
分を操作し、どのような操作手順を経るかを表したもの
である。図11において、A〜Cおよび〜は、それ
ぞれ図12のA〜Cおよび〜と対応している。
【0005】A位置にあるフォークリフト100に搭乗
したオペレータ17は、まず右手で荷役レバー(リフト
レバー)9を操作し、フォーク2を少しだけ上昇させて
地面から浮かせる。これは、フォーク2が地面についた
状態だと車体1が走行できないためである。次に、オペ
レータ17は、右手を前後進切換レバー8に移してこれ
を操作し、走行モードを前進モードにする。そして、右
足でアクセルペダル11を踏んでフォークリフト100
を前進させ、左手でステアリングハンドル7を操作しな
がら、フォークリフト100をパレット200のあるB
位置まで移動させる(図12)。
【0006】B位置に来ると、オペレータ17は右足で
ブレーキペダル12を踏んで一旦車体を停止させた後、
右手で荷役レバー9,10を操作して、フォーク2上に
パレット200を載置する。その後、右手で前後進切換
レバー8を操作して、走行モードを前進モードから後進
モードに切り換える。そして、アクセルペダル11を踏
んで車体を後進させ、左手でステアリングハンドル7を
操作しながら、フォークリフト100の向きを変える
(図12)。
【0007】次に、オペレータ17は、ブレーキペダル
12を踏んで一旦車体を停止させた後、右手で前後進切
換レバー8を操作して、走行モードを後進モードから前
進モードに切り換える。そして、アクセルペダル11を
踏んでフォークリフト100を前進させ、左手でステア
リングハンドル7を操作しながら、フォークリフト10
0をC位置まで移動させる(図12)。
【0008】C位置に来ると、オペレータ17はブレー
キペダル12を踏んで車体を一旦停止させた後、右手で
荷役レバー9,10を操作して、パレット200を荷と
ともにトラック300へ搬入する。搬入が終了すると、
右手で前後進切換レバー8を操作して、走行モードを前
進モードから後進モードに切り換える。次に、アクセル
ペダル11を踏んで車体を後進させ、左手でステアリン
グハンドル7を操作しながら、フォークリフト100の
向きを変える(図12)。そして、ブレーキペダル1
2を踏んで一旦車体を停止させた後、右手で前後進切換
レバー8を操作して、走行モードを後進モードから前進
モードに切り換え、アクセルペダル11を踏んでフォー
クリフト100を前進させ、A位置の方向へ走行させる
(図12)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上の操作手順からわ
かるように、従来のフォークリフトにあっては、荷役作
業において前後進切換レバー8の切換操作を非常に多く
必要とする。しかるに、この操作を行うためには、手を
荷役レバー9,10から離して前後進切換レバー8へ移
し、荷役作業時には再度荷役レバー9,10へ手を戻さ
なければならず、オペレータの手が前後進切換レバー8
と荷役レバー9,10との間を頻繁に往復することにな
る。また、レバー8の切り換えにあたっては、レバーを
引いたり押したりするので、腕全体を使って操作を行う
ことが要求される。こうしたことから、前後進切換レバ
ー8の切換操作時には、オペレータは体の移動範囲が大
きくなって疲労が増大するという問題があった。また、
図12のおよびのようなわずかな後進を行う場合で
あっても、いちいち前後進切換レバー8を操作しなくて
はならないので、作業効率が低下するという問題があっ
た。
【0010】本発明は、上記のような問題点を解決する
ものであって、その課題とするところは、前後進の切換
操作におけるオペレータの疲労を軽減するとともに、作
業効率の改善を図ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、通常の前後進切換レバーとは別に、車体を
後進させるための後進用スイッチを設け、この後進用ス
イッチを操作することによって車体が後進するようにし
たものである。
【0012】このようにすることで、前後進切換レバー
を操作しなくても、後進用スイッチの操作だけで車体を
後進させることが可能となり、複雑なレバー操作が不要
となるので、オペレータは体の移動範囲が小さくなって
疲労が軽減される。また、わずかな後進を行う場合に、
その都度前後進切換レバーを操作しなくて済むので、作
業効率も向上する。
【0013】本発明では、前後進切換レバーが前進モー
ドに設定されていることを条件として、後進用スイッチ
の機能が働くようにすることで、前進モード時にのみ後
進用スイッチによる後進を可能とすることができる。こ
の場合、後進用スイッチの操作によって後進モードに切
り換わり、後進用スイッチの操作解除によって前進モー
ドに復帰するようにするとよい。
【0014】本発明の後進用スイッチとしては、たとえ
ばオペレータが足で操作するフットペダルスイッチを用
いることができる。この場合、フットペダルスイッチ
は、オペレータの左足によって操作される位置に設ける
のが望ましい。これによると、従来の運転において使用
されていなかった左足を利用して操作ができるので、両
手と右足に余分な負担をかけることなく、容易に後進操
作を行うことができる。
【0015】また、後進用スイッチとしては、フットペ
ダルスイッチに代えて、オペレータが手で操作するプッ
シュボタンスイッチを用いてもよい。この場合、プッシ
ュボタンスイッチを設ける場所としては、たとえばステ
アリングハンドルや荷役レバーのノブなどが考えられ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
カウンタバランス型フォークリフトの一例を示した外観
図であり、図2は、図1のフォークリフトの運転席を上
面から見た図である。図において、フォークリフト10
0は、車体1と、車体1の前方に設けられた荷物を保持
するフォーク2と、このフォーク2を支持したバックレ
スト3と、フォーク2を昇降させるためのマスト4とを
備えている。車体1の上方には、オペレータ(運転者)
を落下物から保護するためのヘッドガード5が設けら
れ、運転席にはオペレータが着座する座席シート6が設
けられている。座席シート6の前方には、ステアリング
ハンドル7、前後進切換レバー8、荷役レバー9,10
などの各種操作部が設けられている。ステアリングハン
ドル7は、車体1の向きを変える際に操作されるもので
ある。前後進切換レバー8は、車体1の走行モードを前
進モードと後進モードとに切り換えるものである。荷役
レバー9,10は、フォーク2の動きを操作するための
レバーであって、レバー9はフォーク2を昇降させるた
めのリフトレバー、レバー10はフォーク2を前傾また
は後傾させるためのティルトレバーである。11はオペ
レータの足元に設けられたアクセルペダル、12はアク
セルペダル11と並んで設けられたブレーキペダル、1
3はバッテリが収納されているバッテリ収納部、14は
車体の前輪、15は後輪を表している。図2の17はオ
ペレータである。
【0017】以上の構成については、図9および図10
の従来のものと変わりはないが、本発明ではこれらに加
えて、後進用スイッチを構成するフットペダルスイッチ
16が設けられている。このフットペダルスイッチ16
は、足で踏んで操作するスイッチであって、オペレータ
17の左足によって操作される位置に設けられている。
図3はフットペダルスイッチ16の外観形状を示した図
である。
【0018】図4は、本発明に係る前後進切換装置の回
路図の一例を示している。31,32はいずれも前後進
切換レバー8と連動して作動するマイクロスイッチであ
って、31は前後進切換レバー8が前進モードに切り換
えられたときにオンする前進モード用のマイクロスイッ
チ、32は前後進切換レバー8が後進モードに切り換え
られたときにオンする後進モード用のマイクロスイッチ
である。33は上述したフットペダルスイッチ16の接
点であって、常時はF(前進)側に切り換えられてお
り、フットペダルスイッチ16を踏んだときにR(後
進)側に切り換わり、足を離すとF(前進)側に戻るよ
うになっている。34は制御ユニットであって、マイク
ロスイッチ31,32とフットペダルスイッチ16の接
点33の切換状態に応じて、前進指示または後進指示の
電気信号が入力され、これらの信号に従って、走行モー
ドを制御するものである。
【0019】次に、以上のような構成を備えたフォーク
リフト100の前後進切換動作につき、図12で示した
荷役作業を例にとって説明する。図5は、この荷役作業
におけるフォークリフト各部の操作を示したもので、図
11に対応する図である。ここでも、A〜Cおよび〜
は、それぞれ図12のA〜Cおよび〜と対応して
いる。
【0020】A位置にあるフォークリフト100に搭乗
したオペレータ17は、まず右手で荷役レバー(リフト
レバー)9を操作し、車体1が走行できるようにフォー
ク2を少しだけ上昇させて地面から浮かせる。次に、オ
ペレータ17は、右手を前後進切換レバー8に移してこ
れを操作し、走行モードを前進モードにする。そして、
右足でアクセルペダル11を踏んでフォークリフト10
0を前進させ、左手でステアリングハンドル7を操作し
ながら、フォークリフト100をパレット200のある
B位置まで移動させる(図12)。
【0021】B位置に来ると、オペレータ17は右足で
ブレーキペダル12を踏んで一旦車体を停止させた後、
右手で荷役レバー9,10を操作して、フォーク2上に
パレット200を載置する。その後、前進モードのまま
左足でフットペダルスイッチ16を踏むと、走行モード
が後進モードに切り換わる。そして、右足でアクセルペ
ダル11を踏むと車体1が後進する。すなわち、図4に
おいて、前後進切換レバー8は前進モードに設定されて
いるので、マイクロスイッチ31はオン状態にあり、マ
イクロスイッチ32はオフ状態にある。この状態でフッ
トペダルスイッチ16が操作されると、接点33はF側
からR側に切り換わる。その結果、制御ユニット34に
は、マイクロスイッチ31からフットペダルスイッチの
接点33を介して後進指示の信号が与えられ、走行モー
ドが後進モードに切り換えられる。オペレータ17は、
フットペダルスイッチ16を踏んだままで車体1を後進
させながら、左手でステアリングハンドル7を操作し
て、フォークリフト100の向きを変える(図12
)。
【0022】次に、オペレータ17がフットペダルスイ
ッチ16から足を離すと、走行モードが後進モードから
前進モードに切り換わる。そして、右足でアクセルペダ
ル11を踏むと車体1が前進する。すなわち、図4にお
いて、前後進切換レバー8は前進モードのままであるの
で、マイクロスイッチ31はオン状態にあり、フットペ
ダルスイッチ16の接点33がF側に復帰するので、制
御ユニット34には、マイクロスイッチ31からフット
ペダルスイッチの接点33を介して前進指示の信号が与
えられ、走行モードが前進モードに切り換わる。オペレ
ータ17は、フットペダルスイッチ16から左足を離し
たまま車体1を前進させ、左手でステアリングハンドル
7を操作して、フォークリフト100をC位置まで移動
させる(図12)。
【0023】フォークリフト100がC位置に来ると、
オペレータ17はブレーキペダル12を踏んで車体を一
旦停止させ、右手で荷役レバー9,10を操作して、パ
レット200を荷とともにトラック300へ搬入する。
搬入が終了した後、前進モードのまま左足でフットペダ
ルスイッチ16を踏むと、図4において再び接点33が
R側に切り換わって走行モードが後進モードとなる。そ
して、右足でアクセルペダル11を踏むと車体1が後進
する。オペレータ17は、フットペダルスイッチ16を
踏んだままで車体1を後進させながら、左手でステアリ
ングハンドル7を操作して、フォークリフト100の向
きを変える(図12)。
【0024】次に、オペレータ17がフットペダルスイ
ッチ16から足を離すと、図4において接点33がF側
に復帰して、走行モードが後進モードから前進モードに
切り換わり、右足でアクセルペダル11を踏むと車体1
が前進する。オペレータ17は、フットペダルスイッチ
16から左足を離したまま車体1を前進させ、A位置の
方向へ走行させる。
【0025】以上のようにして、図12の荷役作業にお
いて、との後進時にはフットペダルスイッチ16を
踏むことにより、走行モードを前進モードから後進モー
ドに切り換えて車体を後進させることができ、また、
との前進時にはフットペダルスイッチ16を離すこと
により、走行モードを後進モードから前進モードに切り
換えて車体を前進させることができる。しかも、このフ
ットペダルスイッチ16の操作は、従来使用されていな
かった左足によって行うので、荷役レバー9,10を操
作する右手や、ステアリングハンドル7を操作する左手
はそのままにして、後進動作をさせることが可能とな
る。このため、オペレータ17は頻繁に手を動かす必要
がなく、フットペダルスイッチ16を踏むだけでよいの
で、操作が容易となって疲労が軽減される。
【0026】また、後進のたびに前後進切換レバー8を
切り換える必要がなく、フットペダルスイッチ16の操
作だけで対応できるので、車体を方向転換したり、パレ
ット200にフォーク2がうまく入らなくて何回も後進
を繰り返すような場合でも、効率よく作業を行うことが
できる。
【0027】なお、前後進切換レバー8の後進機能をな
くして、後進をすべてフットペダルスイッチ16により
行うことも可能ではあるが、こうするとフォークリフト
の操作方法が従来とは根本的に変わってしまい、運転す
る上で危険度が増すことから、フットペダルスイッチ1
6は、車体の方向転換や積荷作業のやり直しなど短時間
の作業時における後進用に用い、長時間の後進には従来
通り前後進切換レバー8を用いて操作を行うのが望まし
い。この場合は、前後進切換レバー8の操作によって、
図4でマイクロスイッチ31がオフ、マイクロスイッチ
32がオンとなり、フットペダルスイッチ16の操作に
かかわらず、制御ユニット34には後進指示の信号が与
えられて、後進モードに設定される。
【0028】また、上記の例では、前進モードにおいて
フットペダルスイッチ16が踏まれると、自動的に後進
モードに切り換わるが、一般にフォークリフトでは後進
モードに切り換わると、バックブザーによって付近の作
業者に車体が後進することを報知するようになっている
ので、フットペダルスイッチ16を踏んだ場合も、バッ
クブザーを作動させることで安全性を確保することがで
きる。
【0029】以上の実施形態では、後進用スイッチとし
てフットペダルスイッチ16を用いた例を挙げたが、フ
ットペダルスイッチに代えて、手で操作するプッシュボ
タンスイッチを用いることもできる。図6はこの場合の
実施形態を示しており、フォークリフトの運転席を上面
から見た図である。図において、図2と同一部分には同
一符号を付してある。また、フォークリフトの全体構造
は、フットペダルスイッチ16がないことを除いて、図
1と基本的に同じである。
【0030】図6では、ステアリングハンドル7のノブ
7aの近傍にプッシュボタンスイッチ19が設けられて
いる。このプッシュボタンスイッチ19としては、押し
続けている間オン状態を維持するものでなく、1回押す
とオンとなり、もう1回押すとオフになるタイプのスイ
ッチを用いるのが望ましい。図7は、プッシュボタンス
イッチ19を取り付けたステアリングハンドル7の外観
図を示している。オペレータ17は、ステアリングハン
ドル7のノブ7aを把持している左手を使ってプッシュ
ボタンスイッチ19を押すことにより、荷役レバー9,
10を把持した右手はそのままにして、前進モードから
後進モードに切り換えることができる。また、プッシュ
ボタンスイッチ19をもう1回押すと、前進モードに復
帰する。
【0031】なお、図6の実施形態においても、前後進
切換装置の回路構成は図4と同様であり、フットペダル
スイッチ16の接点33がプッシュボタンスイッチ19
の接点に変わるだけである。また、前後進切換の動作
も、左足によるフットペダルスイッチ16の操作が、左
手によるプッシュボタンスイッチ19の操作に変わるだ
けで、前述した図5と基本的に同様であるので、詳細な
説明は省略する。この実施形態によれば、乗用車等の運
転で普段は左足を使っていないオペレータであっても、
無理に左足を使うことなく、手で前後進の切換操作を行
うことができる。
【0032】図8は、本発明の他の実施形態を示すもの
で、荷役レバー(リフトレバー)9のノブ9aに、手で
操作するプッシュボタンスイッチ20を設けた例であ
る。プッシュボタンスイッチ20は、図6のプッシュボ
タンスイッチ19と同じものであって、1回押すとオン
となり、もう1回押すとオフになるタイプのスイッチで
ある。このプッシュボタンスイッチ20は、操作性の観
点からノブ9aの側部に設けられており、ノブ9aを把
持した右手で操作されるようになっている。そして、右
手のたとえば親指でプッシュボタンスイッチ20を押す
ことにより、前進モードから後進モードに切り換えるこ
とができる。また、プッシュボタンスイッチ20をもう
1回押すと、前進モードに復帰する。なお、このプッシ
ュボタンスイッチ20は、ティルトレバー10に設けて
もよい。
【0033】図8の実施形態においても、前後進切換装
置の回路構成は図4と同様であり、フットペダルスイッ
チ16の接点33がプッシュボタンスイッチ20の接点
に変わるだけである。また、前後進切換の動作も、左足
によるフットペダルスイッチ16の操作が、右手による
プッシュボタンスイッチ20の操作に変わるだけで、前
述した図5と基本的に同様であるので、詳細な説明は省
略する。この実施形態によれば、左足や左手を使わず前
後進の切換操作を行うことができるとともに、右手で荷
役レバー9(または10)を把持したままプッシュボタ
ンスイッチ20を操作できるので、操作性に優れるとい
う利点がある。
【0034】本発明は、以上述べた実施形態以外にも種
々の形態を採用することができる。たとえば、後進用ス
イッチとしては、上述したフットペダルスイッチやプッ
シュボタンスイッチのほかに、シーソー型スイッチや回
転型スイッチなど各種のスイッチを用いることが可能で
ある。また、上記ではカウンタバランス型のフォークリ
フトを例に挙げたが、本発明はリーチ型のフォークリフ
トなどにも適用することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、短時間の後進時におい
てスイッチ操作だけで車体を後進させることができるの
で、オペレータは複雑なレバー操作が不要となって疲労
が軽減されるとともに、作業効率を向上できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフォークリフトの外観図である。
【図2】図1のフォークリフトの運転席を上面から見た
図である。
【図3】フットペダルスイッチの外観図である。
【図4】本発明に係る前後進切換装置の回路図である。
【図5】荷役作業におけるフォークリフト各部の操作を
示した図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示す図である。
【図7】他の実施形態におけるステアリングハンドルの
外観図である。
【図8】本発明の他の実施形態を示す図である。
【図9】従来のフォークリフトの外観図である。
【図10】図9のフォークリフトの運転席を上面から見
た図である。
【図11】荷役作業におけるフォークリフト各部の操作
を示した図である。
【図12】フォークリフトによる荷役作業の例を示した
図である。
【符号の説明】
1 車体 7 ステアリングハンドル 8 前後進切換レバー 9 荷役レバー(リフトレバー) 9a ノブ 10 荷役レバー(ティルトレバー) 16 フットペダルスイッチ 17 オペレータ 19 プッシュボタンスイッチ 20 プッシュボタンスイッチ 31 マイクロスイッチ(前進モード用) 32 マイクロスイッチ(後進モード用) 33 フットペダルスイッチの接点 34 制御ユニット 100 フォークリフト

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の走行モードを前進モードと後進モー
    ドとに切り換える前後進切換レバーを設けたフォークリ
    フトにおいて、 前後進切換レバーとは別に、車体を後進させるための後
    進用スイッチを設け、 前記後進用スイッチの操作によって走行モードを後進モ
    ードにして、車体が後進するようにしたことを特徴とす
    るフォークリフトの前後進切換装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のフォークリフトの前後進
    切換装置において、 前後進切換レバーが前進モードに設定されている状態に
    おいて、後進用スイッチが操作された場合に、走行モー
    ドを前進モードから後進モードに切り換えて、 車体が後進するようにしたことを特徴とするフォークリ
    フトの前後進切換装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のフォークリフトの前後進
    切換装置において、 後進用スイッチの操作によって後進モードに切り換わ
    り、後進用スイッチの操作解除によって前進モードに復
    帰することを特徴とするフォークリフトの前後進切換装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1、請求項2または請求項3に記載
    のフォークリフトの前後進切換装置において、 前記後進用スイッチは、オペレータが足で操作するフッ
    トペダルスイッチであることを特徴とするフォークリフ
    トの前後進切換装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のフォークリフトの前後進
    切換装置において、 前記フットペダルスイッチは、オペレータの左足によっ
    て操作される位置に設けられていることを特徴とするフ
    ォークリフトの前後進切換装置。
  6. 【請求項6】請求項1、請求項2または請求項3に記載
    のフォークリフトの前後進切換装置において、 前記後進用スイッチは、オペレータが手で操作するプッ
    シュボタンスイッチであることを特徴とするフォークリ
    フトの前後進切換装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載のフォークリフトの前後進
    切換装置において、 前記プッシュボタンスイッチは、ステアリングハンドル
    に設けられていることを特徴とするフォークリフトの前
    後進切換装置。
  8. 【請求項8】請求項6に記載のフォークリフトの前後進
    切換装置において、 前記プッシュボタンスイッチは、荷役レバーのノブに設
    けられていることを特徴とするフォークリフトの前後進
    切換装置。
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