JP2002249260A - シート搬送装置およびこれを用いたプリンタ - Google Patents

シート搬送装置およびこれを用いたプリンタ

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JP2002249260A JP2001048670A JP2001048670A JP2002249260A JP 2002249260 A JP2002249260 A JP 2002249260A JP 2001048670 A JP2001048670 A JP 2001048670A JP 2001048670 A JP2001048670 A JP 2001048670A JP 2002249260 A JP2002249260 A JP 2002249260A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラテン上の記録シートの浮きを、記録シー
ト押さえで確実に抑えることが可能な記録シート搬送装
置およびこれを用いたプリンタを提供する。 【解決手段】 搬送する記録シートを平坦に支持するプ
ラテン3と、記録シートのプラテン3からの浮き上がり
を規制する記録シート押さえ14とを持つシート搬送構
成において、記録シート押さえ14のシート搬送方向A
の上流側から記録シート押さえ14まで記録シートの搬
送を案内する記録シートガイド部16が、搬送ローラ1
の従動ローラであるピンチローラ2を保持しているピン
チローラホルダ15に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録領域において
記録シートの端部を規制する紙押さえ板を持つシート搬
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在のプリンタは、積載してある記録シ
ート(例えば用紙)を1枚づつ分離して供給する記録シ
ート供給装置と、分離され送られてきた記録シートを記
録領域に送り込む搬送ローラとその従動ローラにより構
成される記録シート搬送部と、記録シートに記録を行う
記録ヘッドと、記録シートの、記録ヘッドによる記録領
域に対応する部分を少なくとも支持する支持部を有する
プラテンと、記録が終了した記録シートを排出する排出
部とにより概ね構成されている。
【0003】記録シート供給装置により供給された記録
シートは、搬送ローラとその従動ローラの間にニップさ
れ、記録領域に対応するプラテン上に搬送ローラにより
送られる。そして、記録ヘッドにより記録シートに、設
定された1行もしくは数行分の画像記録が行われる。プ
リンタは、ホストコンピュータ側から送られてきたデー
タが終了するまで1行もしくは数行分の記録シート搬送
と画像記録を順次繰り返した後、記録シートをトレイに
排出する。
【0004】図7に上記の記録シート搬送部の概略側面
図を示す。搬送ローラ51はピンチローラホルダ52に
保持されたピンチローラ53を、搬送ローラ51に従動
する従動ローラとして備え、図示しない記録シート供給
装置から送られてきた記録シートが搬送ローラ51とピ
ンチローラ53との間に噛み込まれつつ、プラテン54
上の記録領域に搬送される。記録シートがプラテン54
上へ搬送されるとき、搬送方向と交差する方向における
記録シートの片側の端部がプラテン54のシート支持部
(例えばプラテンの面上に設けられた複数のリブの表
面)から持ち上がることを、記録シート押さえ55によ
り規制している。プラテン54上の記録領域での記録が
終了した記録シートは、排出ローラ56とその従動ロー
ラ57により記録領域から排出される。
【0005】記録領域において、記録シート搬送方向と
交差する方向における記録シート片端あるいは記録シー
ト両端がプラテンのシート支持部から浮き上がると、浮
き上がった記録シートの記録面が記録ヘッドと接触し
て、記録面の画像が汚れてしまう。また、記録シート搬
送方向と交差する方向に記録ヘッドを移動するいわゆる
シリアルプリンタの場合は、浮き上がった記録シート端
部が、記録シート搬送方向と交差する方向に往復移動し
ている記録ヘッドの側面に衝突して破れることがある。
このような理由で、搬送方向と交差する方向における記
録シート端部が記録ヘッドの方へ浮き上がることを規制
する為に記録シート押さえが設けられている。
【0006】記録シート押さえは、記録シート搬送方向
と交差する方向における記録シート片端のみだけでな
く、同じ方向における記録シート両端に対応する位置に
てプラテン上に設けられている構成もある。
【0007】また、インクジェットプリンタでは、記録
画像の品位を保持するためにプラテンの記録シート裏面
を支持する面とインクジェット記録ヘッドのインク吐出
口面との距離、あるいはプラテンの面上に設けられた複
数のリブの表面(記録シートの裏面を支持する面にな
る。)で形成される仮想の記録シート支持面とインクジ
ェット記録ヘッドのインク吐出口面との距離を均一に保
つ必要がある。インクジェットプリンタの中でも、記録
画像の高画質化に伴ないインク液滴の大きさを小液滴化
するという手法を用いているプリンタもある。また、記
録ヘッドと記録シートとの距離を狭くするとインク液滴
を記録シート表面に精度良く着弾させることが可能にな
るため、記録ヘッドと記録シートの距離を狭くした方が
より高画質な画像を得ることが出来る。特に小液滴のイ
ンクによる画像記録では、より一層の着弾の精度を求め
られることになる。したがって、インクジェットプリン
タにおいても、記録シートがプラテンのシート支持部か
ら記録ヘッドの方へ浮き上がることを規制する事は重要
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】プラテン上の記録シー
ト通過面から記録ヘッドまでの距離が短くなると、記録
ヘッドとの距離を保つために記録シート押さえの取り付
け面も低くしなければならない。つまり、搬送ローラと
その従動ローラからプラテン上へ記録シートを搬送する
とき、記録シート搬送方向における記録シート先端を記
録シート押さえより低い位置に搬送しなければならない
ことになる。しかし、記録シートの隅部がカールなどで
反っている場合や、記録シートとなる例えば封筒で起こ
るように接着により記録シートが撓んでしまっている場
合などにおいては、記録シートの隅部が、記録シート押
さえの記録シート迎え部分の下側に搬送されず、記録シ
ート押さえを乗り上げて、記録シート押さえ上面に記録
シートが搬送されてしまう事があった。
【0009】記録シートが記録シート押さえに乗り上が
ると、記録ヘッドと記録シートの距離が設定時より狭く
なる。そのため、記録した領域で記録シートの表面が記
録ヘッドに接触して画像記録面が汚れてしまう。また、
シリアルプリンタでは、搬送方向と交差する方向におけ
る記録シートの端部が、記録ヘッドを装着して往復移動
するキャリッジまたは記録ヘッド自体と接触し、記録シ
ートがくちゃくちゃになる(いわゆるジャムと呼ばれ
る)などで搬送不良が発生する原因になる。
【0010】また、記録シートの搬送方向先端が記録シ
ート押さえの下側に進入せず、記録シート押さえに突き
当たることで搬送不良が起きたり、記録シートが突き当
たったためにプラテンのシート支持部より浮き上がって
記録ヘッドに接触することで記録ヘッドに損傷を与える
ような搬送不良が起きたりする事もある。
【0011】そこで本発明の目的は、上記の従来技術の
問題点に鑑み、プラテン上の記録シートの浮きを、記録
シート押さえで確実に抑えることが可能な記録シート搬
送装置およびこれを用いたプリンタを提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、搬送するシートを支持する支持部と、前記
シートの前記支持部からの浮き上がりを規制するシート
押さえとを備えたシート搬送装置において、シートの搬
送方向上流に設けられ、搬送されてきたシートを前記シ
ート押さえまで案内するシートガイド部を備えたことを
特徴とする。
【0013】この構成では、シート搬送方向上流に設け
られたシートガイド部により、搬送されてきたシートを
シート押さえまで案内するので、搬送されてきたシート
がシート押さえの下側に搬送され、シートがシート押さ
えの上面に乗り上げることは無くなる。また、搬送する
シート先端部が折れてしまっている場合でも、シート先
端部がシート押さえに突き当たることもなく、安定した
搬送状態を作り出すことができる。
【0014】上記のシート搬送装置において、前記シー
トガイド部が前記シート押さえの近傍まで延びているも
の、あるいは、前記シートガイド部が、前記シート押さ
えのシート搬送方向上流側の端部と前記支持部との間の
位置まで延びているものが好ましい。
【0015】さらに、前記シートガイド部が可撓性部材
により構成されていることが好ましい。
【0016】さらに、前記シート押さえは、シート搬送
方向と交差する方向におけるシートの両端あるいは片端
に対して配設されていることが好ましい。
【0017】また、本発明は、上記のようなシート搬送
装置の支持部上に被記録媒体としてのシートを搬送して
記録を行うプリンタを含む。
【0018】このプリンタには、支持部上のシートに対
して記録液滴を吐出して記録を行う液体吐出記録ヘッド
を備えているものが好ましい。さらに、液体吐出記録ヘ
ッドがシートの搬送方向と交差する方向に移動するプリ
ンタが好ましい。
【0019】さらに、液体吐出記録ヘッドがノズル内の
液体に熱もしくは振動エネルギーを付与することにより
液滴を飛翔させるものであることが好ましい。
【0020】このようなプリンタに本発明のシート搬送
装置を用いると、シートがシート押さえに乗り上がった
り、突き当たることが無いので、シートを記録ヘッドに
接触させないで搬送することが可能となる。また、搬送
中にシートと記録ヘッドとが接触しないため、シートの
記録画像が汚れず、また記録ヘッドも損傷しない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0022】まず、本発明の記録シート搬送装置を適用
可能なプリンタについて述べる。
【0023】図1は本発明の記録シート搬送装置を適用
可能な装置例であるインクジェットプリンタの模式的斜
視図、図2は図1の記録シート搬送方向Aに沿った模式
的断面図である。
【0024】図1および図2において、被記録媒体であ
る記録シートSは、搬送ローラ1とこれに従動するピン
チローラ2との間に挟まれ、搬送ローラ1の回転によ
り、プラテン3上に案内、支持されながら図中矢印A方
向に搬送される。このとき、プラテン3は、インクジェ
ットヘッド4のインク吐出面とこれに対向する記録シー
トSの表面との距離を一定乃至所定の距離に維持するよ
うに記録シートSの裏面を支持する。
【0025】また、搬送方向Aと交差する方向における
記録シートSの端部がインクジェットヘッド4の方に浮
き上がることを規制する為にプラテン3上に記録シート
押さえ14が設けられている。複数のピンチローラ2は
ピンチローラホルダ15に回転自由に保持されている。
以上により記録シート搬送装置が概ね構成されている
(詳細は後述する)。
【0026】インクジェットヘッド4は記録シートSに
向かってインクを吐出する姿勢で、不図示のモータ等の
駆動手段により2本のガイドレール5,6に沿って往復
移動されるキャリッジ7に着脱可能に搭載されている。
このキャリッジ移動方向は記録シート搬送方向(矢印A
方向)と交差する方向であり、主走査方向と呼ばれる。
これに対し、記録シート搬送方向は副走査方向と呼ばれ
ている。
【0027】インクジェットヘッド4は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出のために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば発熱抵抗素子)を備え、その熱エネルギーによりイン
クの状態変化(膜沸騰)を生起させる方式を用いること
により記録の高密度化、高精細化を達成している。な
お、このような熱エネルギーによる方式に限らず、振動
エネルギーを利用してもよい。
【0028】インクジェットヘッド4にはそれぞれ異な
る色のインクを吐出するための複数のノズル列が設けら
れている。インクジェットヘッド4から吐出されるイン
クの色に対応して、複数の独立したインクタンク8が、
タンク装着ユニット9に着脱交換可能に装着される。タ
ンク装着ユニット9とインクジェットヘッド4とは、そ
れぞれインクの色に対応した複数の液体供給チューブ1
0によって接続され、各インクタンク8をタンク装着ユ
ニット9に装着することで、各インクタンク8内に収納
された色のインクを、各インク色に対応するインクジェ
ットヘッド4の各ノズル列に独立して供給することが可
能となる。
【0029】プラテン3上に搬送された記録シートSは
画像記録が実施された後、排出ローラ12とこれに従動
する回転体である拍車13との間に案内され、排出ロー
ラ12の回転によりプラテン3上から排出される。
【0030】さらに、インクジェットヘッド4の往復移
動範囲内で、かつ、記録シートSの搬送時の通過範囲外
の領域である非記録領域には、回復ユニット11が、イ
ンクジェットヘッド4のインク吐出面と対面するように
配置されている。回復ユニット11は、インクジェット
ヘッド4のインク吐出面をキャッピングするためのキャ
ップ部、インク吐出口面をキャッピングした状態でイン
クジェットヘッド4から強制的にインクを吸引するため
の吸引機構、インク吐出面の汚れを払拭するためのクリ
ーニングブレード等を有する。
【0031】ここでは、記録シート搬送方向と交差する
方向に記録ヘッドを往復移動させるいわゆるシリアル型
のインクジェットプリンタを例に挙げて説明したが、ノ
ズル列が記録シートの幅方向全幅にわたって設けられた
ライン型のインクジェットヘッドを搭載するプリンタに
も、本発明は適用可能である。また、本発明の記録シー
ト搬送装置がインクジェットプリンタに限られないのは
勿論の事である。
【0032】次に、本発明のプラテンの実施の形態例を
以下に挙げる。
【0033】(第1の実施の形態)図3は本発明の記録
シート搬送装置の第1の実施の形態を示す概略斜視図、
図4は本実施形態の記録シート搬送装置の概略側面図で
あり、これらの図は図1および図2に示したプリンタに
適用可能な具体例を示している。
【0034】図3および図4において、搬送方向Aと交
差する方向における記録シートSの端部に対応するプラ
テン3上の位置に記録シート押さえ14が取り付けられ
ている。この形態では、プラテン3の面上に設けられた
複数のリブ(シート支持部)3aの表面で形成される仮
想面によって記録シートSの裏側を支持し、搬送方向A
の上流から見て左側の記録シート端部の、前記仮想面か
らの浮き上がりを記録シート押さえ14で規制するよう
に構成されている。なお、本実施形態では本発明のシー
ト支持部としてリブ3aを示したが、プラテン3の上面
にリブ等の突起を設けていない構成の場合は、プラテン
3の記録シート裏面を支持する面が本発明のシート支持
部となる。
【0035】また、記録シートガイド部16が、従動ロ
ーラであるピンチローラ2を搬送ローラ1に対して保持
しているピンチローラホルダ15に取り付けられてい
る。記録シートガイド部16は、記録シート押さえ14
の、搬送方向Aの上流側の端部14aの下側(プラテン
側)に潜り込むように配置されている。
【0036】このような形態では、搬送ローラ1とピン
チローラ2によりプラテン3上に送り込まれた記録シー
トの左先端部が記録シートガイド部16により記録シー
ト押さえ14の下面まで案内される。そのため、プラテ
ン3上に搬送されてくる記録シートがその先端のカール
や折れなどにより記録シート押さえ14の上面に乗り上
げることはなく、記録ヘッドに接触することもない。ま
た、記録シート先端部が折れてしまっている場合などで
も、記録シートが記録シート押さえ14の端部14aに
突き当たる事もなく、安定した搬送状態を作り出すこと
が出来る。
【0037】記録シートガイド部16は可撓性部材によ
り形成されており、シート厚の違いによりピンチローラ
ホルダ15が搬送ローラ1に対し持ち上げられる量が異
なる場合でも記録シート押さえ14の下面までの道のり
を柔軟に案内するため、様々な記録シートに対しても確
実に案内することが出来る。
【0038】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。但し、第1の実施の形
態とは異なる構成のみを説明する。
【0039】図5は本発明の記録シート搬送装置の第2
の実施の形態を示す概略正面図、図6は本実施形態の記
録シート搬送装置の概略側面図であり、これらの図は図
1および図2に示したプリンタに適用可能な具体例を示
している。
【0040】本実施形態では、図5および図6に示すよ
うに、ピンチローラ2を保持しているピンチローラホル
ダ15に凸形状の記録シートガイド部15aが、記録シ
ート押さえ14の、搬送方向Aの上流側の端部14aと
対向して設けられ、かつその端部14aに対して限りな
く近くまで延びている。なお、記録シート押さえ14の
位置は第1の実施の形態と同じとした。
【0041】このように、ピンチローラホルダ15に凸
形状の記録シートガイド部15aを記録シート押さえ1
4の端部14a近くまで設けることにより、搬送ローラ
1とピンチローラ2によりプラテン3上に送り込まれた
記録シートの左先端部は記録シートガイド部15aによ
り記録シート押さえ14まで案内される。そのため、プ
ラテン3上に搬送されてくる記録シートがその先端のカ
ールや折れなどにより記録シート押さえ14の上面に乗
り上げることはなく、記録ヘッドに接触することもな
い。また、記録シート先端部が折れてしまっている場合
などでも、記録シートが記録シート押さえ14の端部1
4aに突き当たる事もなく、安定した搬送状態を作り出
すことが出来る。
【0042】なお、上述した第1および第2の実施の形
態において、搬送方向Aの上流側から見て左側の記録シ
ート端部に対応するプラテン上の位置に記録シート押さ
え14を設けている例を示したが、記録シート押さえ1
4は搬送方向Aの上流側から見て右側の記録シート端部
に対応する位置に配置されていてもよい。つまり、この
記録シート押さえの位置に応じて、記録シートガイド部
15a又は16の位置も変更する。
【0043】また、上記各実施形態のように搬送方向A
の交差する方向における記録シートの片側端のみに対し
て記録シート押さえと記録シートガイド部を配設する場
合に限らず、搬送方向Aの交差する方向における記録シ
ート両側の端部にそれぞれ、記録シート押さえと記録シ
ートガイド部を配設してもよい。
【0044】さらに、記録シート押さえ14はプラテン
3に取り付けられている構成であるが、その取り付け部
材が記録シートの搬送や記録ヘッドの移動を妨げない位
置であれば、記録シート押さえ14の取り付け場所はプ
ラテン3に限られない。
【0045】同様に、記録シートガイド部16の取り付
け場所や記録シートガイド部15aとなる凸部の形成場
所についても、記録シートの搬送や記録ヘッドの移動を
妨げなければ、ピンチローラホルダ15に限られること
はない。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、搬送す
るシートを支持する支持部と、前記シートの前記支持部
からの浮き上がりを規制するシート押さえとを備えたシ
ート搬送装置において、シート搬送方向上流に設けら
れ、搬送されてきたシートをシート押さえまで案内する
ガイド部を設け、このガイド部を、シート押さえがシー
ト端部を規制する領域、またはその付近まで延ばして設
けたことで、搬送するシートがシート押さえに乗り上げ
たり、突き当たったりしない状態で確実にシートを搬送
することが可能である。
【0047】また、本発明のシート搬送装置をプリン
タ、特にインクジェットプリンタに適用することで、シ
ートを記録ヘッドに接触させないで搬送することが可能
となる。さらに、搬送中にシートと記録ヘッドのインク
吐出面とが接触しないため、シートの記録画像が汚れ
ず、また記録ヘッドも損傷しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録シート搬送装置を適用可能な装置
例であるインクジェットプリンタの模式的斜視図であ
る。
【図2】図1の記録シート搬送方向Aに沿った模式的断
面図である。
【図3】本発明の記録シート搬送装置の第1の実施の形
態を示す概略斜視図である。
【図4】図3の形態の記録シート搬送装置の概略側面図
である。
【図5】本発明の記録シート搬送装置の第2の実施の形
態を示す概略正面図である。
【図6】図5の形態の記録シート搬送装置の概略側面図
である。
【図7】従来の記録シート搬送部を示す概略側面図であ
る。
【符号の説明】
1 搬送ローラ 2 ピンチローラ 3 プラテン 4 インクジェットヘッド 5,6 ガイドレール 7 キャリッジ 8 インクタンク 9 タンク装着ユニット 10 液体供給チューブ 11 回復ユニット 12 排出ローラ 13 拍車 14 記録シート押さえ 15 ピンチローラホルダ 15a、16 記録シートガイド部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送するシートを支持する支持部と、前
    記シートの前記支持部からの浮き上がりを規制するシー
    ト押さえとを備えたシート搬送装置において、 シート搬送方向上流に設けられ、搬送されてきたシート
    を前記シート押さえまで案内するシートガイド部を備え
    たことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記シートガイド部が前記シート押さえ
    の近傍まで延びている請求項1に記載のシート搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記シートガイド部が、前記シート押さ
    えのシート搬送方向上流側の端部と前記支持部との間の
    位置まで延びている請求項1に記載のシート搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記シートガイド部が可撓性部材により
    構成されている請求項1から3のいずれか1項に記載の
    シート搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記シート押さえは、シート搬送方向と
    交差する方向におけるシートの両端あるいは片端に対し
    て配設されている請求項1から4のいずれか1項に記載
    のシート搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
    シート搬送装置の支持部上に被記録媒体としてのシート
    を搬送して記録を行うプリンタ。
  7. 【請求項7】 支持部上のシートに対して記録液滴を吐
    出して記録を行う液体吐出記録ヘッドを備えた請求項6
    に記載のプリンタ。
  8. 【請求項8】 液体吐出記録ヘッドがシートの搬送方向
    と交差する方向に移動する請求項7に記載のプリンタ。
  9. 【請求項9】 液体吐出記録ヘッドがノズル内の液体に
    熱もしくは振動エネルギーを付与することにより液滴を
    飛翔させるものである請求項7または8に記載のプリン
    タ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012245626A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Seiko Epson Corp 記録装置
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