JP2002248974A - 車両用反転式シート - Google Patents

車両用反転式シート

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JP2002248974A
JP2002248974A JP2001052217A JP2001052217A JP2002248974A JP 2002248974 A JP2002248974 A JP 2002248974A JP 2001052217 A JP2001052217 A JP 2001052217A JP 2001052217 A JP2001052217 A JP 2001052217A JP 2002248974 A JP2002248974 A JP 2002248974A
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cushion
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back frame
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Kazumasa Mori
和 正 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着座方向を前後反転できる車両用反転式シー
トであって、簡単にシート方向を反転操作可能とする。
シンプルな構造で良好な着座感を得る。 【解決手段】 シートクッション11及びシートバック
12を前後対称形状に設定する。クッションフレーム1
3を支持ベース(アッパーレール)22に対して前後方
向揺動可能で且つフロント側及びリヤ側を選択的に支持
ベース22側に固定する。シートクッション11のクッ
ション座面を前方上がり、あるいは後方上がりに調整可
能にする。シートバック12のシートバックフレーム1
4を2本のリンクアーム15,16を基に起立姿勢を維
持したまま、フロント側とリヤ側に移動可能とする。ク
ッションフレーム13をシートバックフレーム14で押
圧固定し、シートバックフレーム14をロック部材30
によりロックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用反転式シー
トに関し、特に、乗員が着座するシートクッションに乗
員の背もたれとなるシートバックが取付けられ、シート
クッション並びにシートバックが夫々前後対称状に形成
され、シートの着座方向を前後で変更できる車両用反転
式シートに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ワゴン車等の3列シート車両や
鉄道車両においては、セカンドシートの乗員がサードシ
ートの乗員と対面乗車できるようにセカンドシートに反
転式シートが採用されているものもある。
【0003】従来から使用されている反転式シート1
は、図6(a)に示すように、乗員が着座するシートク
ッション2に背もたれとなるシートバック3が取付けら
れており、シートクッション2の下面に回転盤4が装備
され、回転盤4のロックを解除することにより、図6
(b)に示すように、シート方向をサードシート側に1
80°反転させた状態でロックして、反転式シート1の
着座方向(シート方向)を変更するようにしている。
【0004】また、図7に示すように、鉄道車両等で主
に使用されている反転式シート5では、シートバック3
を前後反転させることにより着座方向を180°変更す
ることが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の反
転式シート1においては、自動車用としては回転盤4を
内蔵する構成であるため、構造が複雑化し、且つ重量化
することから、製作コストを引上げると共に、燃費効率
を低下させるという欠点が指摘されている。
【0006】また、鉄道車両等に使用される反転式シー
ト5は、シートバック3の前後位置を反転させることの
みで、シートクッション2はその座面が水平状態である
ため、自動車用の反転式シートとして適用するには快適
な着座姿勢がとれないことから、使い勝手上に問題があ
る。
【0007】本発明の目的は、シートバックを前後反転
操作する際、シートクッションの座面角度も同時に変更
でき、簡単な操作で着座方向を前後反転させることがで
き、しかも回転盤付きシートに比べ構造がシンプルで、
且つ軽量であり、コスト面並びに燃費効率面でも優れた
車両用反転式シートを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用反転式シートは、乗員が着座するシートクッションに
乗員の背もたれとなるシートバックが取付けられ、シー
トクッション並びにシートバックが夫々前後対称状に形
成され、シートの着座方向を前後で変更できる車両用反
転式シートであって、前記シートクッションのクッショ
ンフレームが支持ベースに前後方向揺動可能に支持さ
れ、クッションフレームのフロント縁部、あるいはリヤ
縁部が選択的に支持ベースのクッション受け部に収容さ
れることにより、シートクッションのクッション座面角
度が可変できると共に、支持ベースに対してシートバッ
クフレームがリンクアームにより起立姿勢を維持しなが
ら前後位置変更可能に支持され、該シートバックフレー
ムで支持ベースのクッション受け部に収容されるクッシ
ョンフレームを押圧し、支持ベースに設けられているロ
ック部材によりシートバックフレームを固定することに
より、シートクッションの座面角度とシートバックの起
立位置を前後反転させ、シートの着座方向を変更できる
ようにしたことを特徴とする。
【0009】ここで、クッションフレームの支持構造と
しては、車両床面に固定される支持ベースに支持されて
もよく、あるいは車両床面に取付けられるロアレールに
対してスライド可能に装着されるアッパーレールにクッ
ションフレームを支持するようにしてもよい。
【0010】そして、請求項1に記載の車両用反転式シ
ートによれば、シートクッション並びにシートバックが
夫々前後対称形状に設定されていると共に、クッション
フレームは、前後方向中央部で支持ベースに前後方向揺
動可能に支持され、支持ベースのクッション受け部に対
してクッションフレームのフロント縁部、あるいはリヤ
縁部を選択的に収容固定することにより、シートクッシ
ョンを前上がり状態、あるいは後上がり状態に設定で
き、シートクッションの座面角度を変更することができ
る。
【0011】そして、支持ベースに対してシートバック
フレームはリンクアームにより起立姿勢を維持しながら
前後位置変更可能に支持され、且つ支持ベースに設けら
れているロック部材によりロックされるが、シートバッ
クフレームはクッションフレームを押さえ付けた形でロ
ックされる。
【0012】従って、シートの着座方向を180°変更
する際には、ロック部材を操作してシートバックフレー
ムのロック状態を解除した後、シートバックフレームを
リンクアームを介して中立位置まで持ち上げれば、クッ
ションフレームは前後方向に揺動可能な状態となり、シ
ートクッションの座面角度を前後逆にして、クッション
フレームの縁部を支持ベースのクッション受け部に収容
した状態でシートバックフレームを上から押さえ付ける
ようにしてロック部材によりシートバックフレームのロ
ックを行えば、シートの着座方向を180°反転させる
ことができる。
【0013】次いで、本発明の請求項2に記載の車両用
反転式シートは、支持ベースのフロント側及びリヤ側に
設けられ、シートバックフレームをシートクッションの
前後位置でロックする各ロック部材は連繋ロッドにより
連繋動作可能であり、各ロック部材は、ロックスプリン
グのバネ力によりロック方向にバネ付勢され、シートバ
ックフレームを前後位置で起立装着する際、シートバッ
クフレームの下端がロック部材の傾斜面に当接してロッ
ク部材をロック解除方向に回動させ、その後ロックスプ
リングの付勢力でロック部材のロック爪がシートバック
フレームのロック孔内に係合することにより、シートバ
ックフレームが自動的にロック状態となることを特徴と
する。
【0014】そして、請求項2に記載の車両用反転式シ
ートによれば、クッションフレームのフロント縁部、あ
るいはリヤ縁部を支持ベースのクッション受け部に収容
した状態でシートバックフレームをその上側から押圧固
定する際、シートバックフレームの下端がロック部材の
傾斜面を押圧することにより、ロック部材がロック解除
方向に回動した後、再度シートバックフレームのロック
孔にロック部材のロック爪が嵌まり込むことにより、シ
ートバックフレームを下ろすだけでシートバックフレー
ムのロック作業が完了する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用反転式
シートの好適な実施の形態について、図面を参照して詳
述する。図1は本発明に係る車両用反転式シートの構成
を示す側面図、図2は同車両用反転式シートにおけるシ
ートバックフレームのロック部の構成を示す説明図、図
3(a),(b),(c)はシートバックフレーム装着
時におけるロック部材の動作を示す説明図、図4は本発
明に係る車両用反転式シートにおける反転操作途中の状
態を示す説明図、図5は本発明に係る車両用反転式シー
トの着座方向を180°反転させた状態を示す側面図で
ある。
【0016】図1において、本発明に係る車両用反転式
シート10の全体構成について簡単に説明すると、車両
用反転式シート10は、乗員が着座するシートクッショ
ン11に乗員の背もたれとなるシートバック12が取付
けられており、シートクッション11並びにシートバッ
ク12は車両用反転式シート10を前後反転操作しても
良好な着座感が得られるように前後対称形状に設定され
ている。
【0017】次いで、シートクッション11のクッショ
ンフレーム13、並びにシートバック12のシートバッ
クフレーム14の支持構造について説明する。尚、本実
施形態では、シートクッション11の下部には、車両の
前後方向に沿って適宜位置にスライドできるようにスラ
イド装置が導入されている。
【0018】即ち、車両床面20にロアレール21が車
両の前後方向に沿ってインナー側とアウター側に夫々左
右一対設けられており、左右のロアレール21に対して
スライド自在にアッパーレール22が装着されており、
このアッパーレール22を支持ベースとして、クッショ
ンフレーム13及びシートバックフレーム14が支持さ
れている。
【0019】まず、クッションフレーム13の支持構造
としては、シートクッション支点22aとなるアッパー
レール22の取付部にクッションフレーム13が枢支軸
13aを介して取付けられており、シートクッション支
点22aを基にクッションフレーム13は前後方向揺動
可能にアッパーレール22に支持されている。
【0020】更に、クッションフレーム13のフロント
縁部13b及びリヤ縁部13cは、アッパーレール22
の対応位置に設けられている半円形状の凹部からなるク
ッション受け部22b,22cに選択的に収容され、ク
ッションフレーム13のリヤ縁部13cをアッパーレー
ル22のリヤ側クッション受け部22cに収容した状態
では、シートクッション11は前方上がりの状態であ
り、逆にクッションフレーム13のフロント縁部13b
をアッパーレール22のフロント側クッション受け部2
2bに収容した状態ではシートクッション11は後方上
がりの状態となる。
【0021】次に、シートバック12のシートバックフ
レーム14の支持構造について説明する。まず、シート
バックフレーム14は、シートバック12の左右側に上
下方向に沿って延設され、このシートバックフレーム1
4は、2本のリンクアーム15,16(第1リンクアー
ム15,第2リンクアーム16とする)に支持され、こ
れらリンクアーム15,16は、アッパーレール22の
シートバック支点22dを基に回動可能に支持されてい
る。
【0022】即ち、アッパーレール22のシートバック
支点22dを中心として第1リンクアーム15、第2リ
ンクアーム16が回動可能に支持されると共に、第1リ
ンクアーム15の先端に設けた係止部15aはシートバ
ックフレーム14のガイド長孔14a内に上下方向にス
ライド可能に挿入され、第2リンクアーム16の先端
は、リベット14bによりシートバックフレーム14と
リンク接合している。
【0023】従って、第1リンクアーム15と第2リン
クアーム16をシートバック支点22dを基に回動操作
することにより、第1リンクアーム15の係止部15a
がシートバックフレーム14のガイド長孔14a内を上
下方向に移動することにより、シートバックフレーム1
4は起立姿勢を維持した状態で前後方向に移動可能とな
る。
【0024】また、シートバックフレーム14の下端に
は、クッションフレーム13のフロント縁部13b、あ
るいはリヤ縁部13cを上側から押圧抱持する略半円形
状の押圧抱持部17が形成されており、クッションフレ
ーム13をシートバックフレーム14の押圧抱持部17
により上側から押さえ付けた状態でシートバックフレー
ム14がロック部材30によりロックされる。
【0025】このロック部材30は、左右のアッパーレ
ール22の前後の4箇所に設けられており、前後のロッ
ク部材30同士は連繋ロッド31により連結されている
と共に、このロック部材30を一体化した連繋ロッド3
1はアッパーレール22に回動自在に軸受されている。
図2ではリヤ側の左右2箇所のロック部材30が示され
ており、左右のロック部材30は、操作レバー32を図
2中、矢印方向に持ち上げれば、右側のロック部材30
が点線位置に回動することにより、ロックが解除される
と共に、レリースワイヤ33を通じて左側のロック部材
30も同時にロック解除される。
【0026】更に、リヤ側のロック部材30に対してフ
ロント側のロック部材30が連繋ロッド31により連結
されているため、シートバックフレーム14がアッパー
レール22のフロント側にロックされている時でも、リ
ヤ側のロック部材30のロック解除を操作レバー32に
より行えば、この連繋ロッド31を介してフロント側の
ロック部材30のロックが解除される。尚、この連繋ロ
ッド31にはロック方向にロック部材30を付勢させる
ためのロックスプリング34が取付けられている。
【0027】前記ロック部材30のロック状態において
は、ロック部材30のロック爪30aがシートバックフ
レーム14のフロント側ロック孔18a、あるいはリヤ
側ロック孔18bのいずれかに係合してシートバックフ
レーム14を固定するが、このロック爪30aの上部は
傾斜面30bとして設定されている。
【0028】従って、シートバックフレーム14をシー
トクッション11のフロント側あるいはリヤ側に選択的
に装着する際、図3(a)に示すように、この傾斜面3
0bにシートバックフレーム14の下端14cが当接
し、図3(b)に示すように、ロック部材30が回動動
作する。即ち、ロック解除方向にロック部材30が回動
し、その後、ロックスプリング34のバネ力によりロッ
ク部材30はロック方向にバネ付勢され、図3(c)に
示すように、シートバックフレーム14のロック孔18
a(18b)内にロック部材30のロック爪30aが確
実に係合することになる。
【0029】尚、本実施形態では、クッションフレーム
13並びにシートバックフレーム14をスライド装置に
おけるアッパーレール22に支持する構成であるが、ス
ライド装置を導入しない車両用反転式シートにあって
は、車両床面20に固定した支持ベースに直接クッショ
ンフレーム13及びシートバックフレーム14を支持す
るようにしてもよい。
【0030】次に、本発明に係る車両用反転式シート1
0の反転操作について説明する。図1では、着座方向
(シート方向)を前方向としたが、シート方向を180
°変更、即ち着座方向を後方向とするには、図2に示す
操作レバー32を上方に持ち上げて、シートバックフレ
ーム14のロックを解除する。
【0031】そして、シートバックフレーム14のロッ
クが解除されれば、シートバックフレーム14をシート
バック支点22dを基に図1中、反時計廻り方向に起立
姿勢を維持したまま回動操作すれば、クッションフレー
ム13のリヤ縁部13cに付加されていた押圧力が解除
され、図4に示すように、シートバックフレーム14及
びシートバック12を中立位置に位置させることができ
る。
【0032】次いで、クッションフレーム13のフロン
ト縁部13bをアッパーレール22のフロント側クッシ
ョン受け部22bに収容し、シートクッション11を後
方上がりの状態とし、図5に示すように、シートバック
フレーム14を中立位置からフロント位置へと起立状態
を維持したまま移動させ、シートバックフレーム14の
押圧抱持部17をクッションフレーム13のフロント縁
部13bに押し付ければ、フロント側のロック部材30
におけるロック爪30aがシートバックフレーム14の
フロント側ロック孔18a内に食い込んで、自動的にロ
ックされるため、図5に示すように、着座方向を180
°変更してシート方向を後方側に向けることができる。
【0033】従って、本発明に係る車両用反転式シート
10によれば、回転盤付きシートのように複雑な構造で
はなく、シンプルな構成であるため、コストが比較的廉
価で済むと共に、重量が嵩むことなく燃費効率にも優れ
る。更に、シートクッション11のクッション座面を夫
々シート方向が前方側を向く時は前上がりに、シート方
向が後方側を向く時は後上がりに夫々調整できるため、
快適な着座感が得られる。
【0034】
【発明の効果】以上が本発明に係る車両用反転式シート
であるが、本発明の請求項1に記載の車両用反転式シー
トによれば、シートクッション並びにシートバックが夫
々前後対称形状に設定されていると共に、クッションフ
レームは前後方向中央部で支持ベースに前後方向揺動可
能に支持され、支持ベースのクッション受け部に対して
クッションフレームのフロント縁部、あるいはリヤ縁部
を選択的に収容固定することにより、シートクッション
を前上がり状態、あるいは後上がり状態に設定でき、シ
ートクッションの座面角度を変更することができ、支持
ベースに対してシートバックフレームはリンクアームに
より起立姿勢を維持しながら前後位置変更可能に支持さ
れ、且つ支持ベースに設けられているロック部材により
ロックされるが、シートバックフレームはクッションフ
レームを押さえ付けた形でロックされる。
【0035】従って、シートの着座方向を180°変更
する際には、ロック部材を操作してシートバックフレー
ムのロック状態を解除した後、シートバックフレームを
リンクアームを介して中立位置まで持ち上げれば、クッ
ションフレームは前後方向に揺動可能な状態となり、シ
ートクッションの座面角度を前後逆にして、クッション
フレームの縁部を支持ベースのクッション受け部に収容
した状態でシートバックフレームを上から押さえ付ける
ようにしてロック部材によりシートバックフレームのロ
ックを行えば、シートの着座方向を180°反転させる
ことができるというものであるから、回転盤付きシート
に比べ構造がシンプルであり、製作が廉価に行えると共
に、燃費効率を高めることができ、しかも、シート方向
を変更する時はシートクッションの座面角度も同時に変
更できるため、良好な着座感が得られるという効果を有
する。
【0036】更に、本発明の請求項2に記載の車両用反
転式シートによれば、クッションフレームのフロント縁
部、あるいはリヤ縁部を支持ベースのクッション受け部
に収容した状態でシートバックフレームをその上側から
押圧固定する際、シートバックフレームの下端がロック
部材の傾斜面を押圧することにより、ロック部材がロッ
ク解除方向に回動した後、再度シートバックフレームの
ロック孔にロック部材のロック爪が嵌まり込むことによ
り、シートバックフレームを下ろすだけでシートバック
フレームのロック作業が完了する。
【0037】従って、クッションフレームの座面調整を
した後、シートクッションのフロント側、あるいはリヤ
側にシートバックフレームを位置決めして、押し下げる
だけの簡単な操作で一連の着座方向変更作業を行うこと
ができ、使い勝手を高めることができるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用反転式シートの一実施形態
を示すもので、着座方向を前方に設定した状態を示す側
面図。
【図2】本発明に係る車両用反転式シートにおけるシー
トバックフレームのロック部の構成を示す説明図。
【図3】本発明に係る車両用反転式シートにおけるロッ
ク部材の動作を示すもので、(a)〜(c)は側面説明
図。
【図4】図1に示す車両用反転式シートのシートバック
フレームのロックを解除してシートバック、シートクッ
ションを中立位置に保持した状態を示す側面図。
【図5】図1に示す車両用反転式シートのシート方向を
180°反転させた状態を示す側面図。
【図6】従来の回転盤付き車両用反転式シートを示すも
ので、(a)は側面図、(b)は着座方向(シート方
向)を変更した状態の側面図。
【図7】鉄道車両用反転式シートを示す説明図。
【符号の説明】
10 車両用反転式シート 11 シートクッション 12 シートバック 13 クッションフレーム 13a 枢支軸 13b フロント縁部 13c リヤ縁部 14 シートバックフレーム 14a ガイド長孔 14c 下端 15 第1リンクアーム 16 第2リンクアーム 17 押圧抱持部 18 ロック孔 18a フロント側ロック孔 18b リヤ側ロック孔 20 車両床面 21 ロアレール 22 アッパーレール 22a シートクッション支点 22b クッション受け部 22c クッション受け部 22d シートバック支点 30 ロック部材 30a ロック爪 30b 傾斜面 31 連繋ロッド 32 操作レバー 33 レリースワイヤ 34 ロックスプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員が着座するシートクッションに乗員
    の背もたれとなるシートバックが取付けられ、シートク
    ッション並びにシートバックが夫々前後対称状に形成さ
    れ、シートの着座方向を前後で変更できる車両用反転式
    シートであって、 前記シートクッションのクッションフレームが支持ベー
    スに前後方向揺動可能に支持され、クッションフレーム
    のフロント縁部、あるいはリヤ縁部が選択的に支持ベー
    スのクッション受け部に収容されることにより、シート
    クッションのクッション座面角度が可変できると共に、
    支持ベースに対してシートバックフレームがリンクアー
    ムにより起立姿勢を維持しながら前後位置変更可能に支
    持され、該シートバックフレームで支持ベースのクッシ
    ョン受け部に収容されるクッションフレームを押圧し、
    支持ベースに設けられているロック部材によりシートバ
    ックフレームを固定することにより、シートクッション
    の座面角度とシートバックの起立位置を前後反転させ、
    シートの着座方向を変更できるようにしたことを特徴と
    する車両用反転式シート。
  2. 【請求項2】 支持ベースのフロント側及びリヤ側に設
    けられ、シートバックフレームをシートクッションの前
    後位置でロックする各ロック部材は連繋ロッドにより連
    繋動作可能であり、各ロック部材は、ロックスプリング
    のバネ力によりロック方向にバネ付勢され、シートバッ
    クフレームを前後位置で起立装着する際、シートバック
    フレームの下端がロック部材の傾斜面に当接してロック
    部材をロック解除方向に回動させ、その後ロックスプリ
    ングの付勢力でロック部材のロック爪がシートバックフ
    レームのロック孔内に係合することにより、シートバッ
    クフレームが自動的にロック状態となることを特徴とす
    る請求項1に記載の車両用反転式シート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101797897A (zh) * 2010-04-15 2010-08-11 浙江吉利汽车研究院有限公司 一种双向座椅
KR101231028B1 (ko) 2010-10-29 2013-02-07 양희정 기능성 좌판
CN109910691A (zh) * 2019-03-14 2019-06-21 中铁宝桥集团有限公司 一种适用于煤矿辅助运输的翻转式车辆座椅

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