JP2002248969A - 車両のインストルメントパネルの空調風吹出し部構造 - Google Patents

車両のインストルメントパネルの空調風吹出し部構造

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JP2002248969A
JP2002248969A JP2001045969A JP2001045969A JP2002248969A JP 2002248969 A JP2002248969 A JP 2002248969A JP 2001045969 A JP2001045969 A JP 2001045969A JP 2001045969 A JP2001045969 A JP 2001045969A JP 2002248969 A JP2002248969 A JP 2002248969A
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air
vehicle
window glass
duct
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JP2001045969A
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Kenji Nonaka
健次 野中
Hirohisa Iyoda
博央 伊與田
Michiaki Sasaki
美千秋 笹木
Yoriaki Kondo
自明 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インストルメントパネルのフロントウインドガ
ラス近傍の上面に、該フロントウインドガラスの方向と
前席に着座する乗員の方向とに空調風を吹出す吹出し孔
を配設することで、センタベントを車両前部に移動し
て、インストルメントパネルの前後方向の小型化を図る
と共に、センタベントとデフロスタとを兼用することに
より、ダクト部材を含む空調機器のシンプル化を達成す
ることができる車両のインストルメントパネルの空調風
吹出し部構造の提供を目的とする。 【解決手段】車室内前部の前席前方に車幅方向に延びる
インストルメントパネル1が設けられた車両において、
上記インストルメントパネル1の前方にはフロントウイ
ンドガラス49が配設され、上記インストルメントパネ
ル1のフロントウインドガラス49近傍の上面には、該
フロントウインドガラス49の方向と上記前席に着座す
る乗員の方向とに空調風を吹出す吹出し孔11D,11
Vが配設されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車室内前部の前
席の前方に車幅方向に延びるインストルメントパネルが
設けられた車両のインストルメントパネルの空調風吹出
し部構造に関する。
【従来の技術】従来、上述例の車両のインストルメント
パネルの空調風吹出し部構造としては、例えば特開平1
0−315871号公報および特開平11−15736
4号公報に記載の構造がある。前者の特開平10−31
5871号公報には、車幅方向に延びるインストルメン
トパネル本体の中央部に凹部を形成し、この凹部に対し
てインストルメントパネル本体中央から下方に延び、か
つ着脱可能となるようにコンソルを配置し、凹部近傍に
おけるインストルメントパネル本体にはエアコンの吹出
し口(つまりセンタベント吹出し口)を形成する一方、上
記コンソルにはモニタ、オーディオ装置およびエアコン
装置を配置した所謂にT字タイプのインストルメントパ
ネルにおける空調風吹出し部構造が開示されている。
【0002】また、後者の特開平11−157364号
公報には、車室内前部の前席の前方に車幅方向に延びる
インストルメントパネルを設け、このインストルメント
パネルの正面中央にセンタベント吹出し口を、またイン
ストルメントパネルの正面左右両サイドにサイドベント
吹出し口をそれぞれ設けた構造が開示されている。
【0003】車両のインストルメントパネル部における
空調風の吹出し部構造としては、フロントウインドガラ
スの曇り止め用としてデフロスタ吹出し口が設けられる
のが一般的なため、上述の何れの従来装置においてもイ
ンストルメントパネル正面中央側のセンタベント吹出し
口と、フロントウインドガラス近傍のデフロスタ吹出口
とが必要となり、これら両吹出し口に対する空調ユニッ
トからのダクトスペースを要するので、インストルメン
トパネルの前後方向の小型化を図ることが困難な問題点
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、インスト
ルメントパネルのフロントウインドガラス近傍の上面
に、該フロントウインドガラスの方向と前席に着座する
乗員の方向とに空調風を吹出す吹出し孔を配設すること
で、センタベントを車両前部に移動して、インストルメ
ントパネルの前後方向の小型化を図ると共に、センタベ
ントとデフロスタとを兼用することにより、ダクト部材
を含む空調機器のシンプル化を達成することができる車
両のインストルメントパネルの空調風吹出し部構造の提
供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による車両のイ
ンストルメントパネルの空調風吹出し部構造は、車室内
前部の前席前方に車幅方向に延びるインストルメントパ
ネルが設けられた車両において、上記インストルメント
パネルの前方にはフロントウインドガラスが配設され、
上記インストルメントパネルのフロントウインドガラス
近傍の上面には、該フロントウインドガラスの方向と上
記前席に着座する乗員の方向とに空調風を吹出す吹出し
孔が配設されたものである。
【0006】上記構成によると、従前のセンタベントを
車両前部に移動して、インストルメントパネルのフロン
トウインドガラス近傍の上面に位置させることができる
ので、インストルメントパネルの前後方向の小型化を図
ることができる。
【0007】しかも、上述の吹出し孔でセンタベント吹
出し孔と、デフロスタ吹出し孔とを兼用することができ
るので、空調ユニットから上述の各吹出し孔に至るダク
ト配設構造のシンプル化を図ることができ、この結果、
ダクト部材を含む空調機器の簡素化を達成することがで
きる。
【0008】この発明の一実施態様においては、上記吹
出し孔には、フロントウインドガラス方向と乗員方向へ
の空調風の吹出し方向の切換えを行なう切換え機構が設
けられたものである。
【0009】上記構成によると、切換え機構は空調風を
フロントウインドガラス方向と乗員方向とに切換えるの
で、フロントウインドガラス方向への切換え時には吹出
し孔をデフロスタ吹出し孔に設定し、乗員方向への切換
え時には吹出し孔をベント吹出し孔に設定することがで
きる。しかも、上述の切換え機構にて空調風の切換えを
確実に行なうことができる。
【0010】この発明の一実施態様においては、上記吹
出し孔はインストルメントパネルに沿って車幅方向に延
設されたものである。上記構成によると、インストルメ
ントパネルに沿って車幅方向に延びる上記吹出し孔から
の空調風により、フロントウインドガラスの良好な曇り
止めを確保することができる。
【0011】この発明の一実施態様においては、上記イ
ンストルメントパネルの内部には空調機器が配設され、
上記空調機器は略中央部に配設され、かつ送風手段と温
度調整室とを有する空調ユニットと、上記空調ユニット
と上記吹出し孔とを接続する空調ダクト部材とを備えた
ものである。
【0012】上記構成によると、インストルメントパネ
ルの略中央部に空調ユニットを集中配置したので、この
インストルメントパネルの左右両部を広く設定すること
ができ、またベント吹出し孔とデフロスタ吹出し孔とを
兼ねる吹出し孔に対して空調ユニットからの空調ダクト
部材を接続すればよいので、ダクトスペースの狭小化を
達成することができる。
【0013】この発明の一実施態様においては、上記空
調機器は上記吹出し孔の下方に近接して配置されたもの
である。上記構成によると、空調機器を吹出し孔下方に
近接配置したので、空調効率の向上を図ることができ
る。
【0014】この発明の一実施態様においては、上記イ
ンストルメントパネルの車幅方向の両端部には、前席に
着座した乗員に向けて空調風を吹出す他の吹出し孔が配
設されたものである。
【0015】上記構成によると、上述の他の吹出し孔は
デフロスタと無関係で任意の部位に配設することができ
るので、該他の吹出し孔のレイアウトの自由度が向上
し、また、この他の吹出し孔により空調性能を補完する
ことができる。
【0016】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は車両のインストルメントパネルの空調風
吹出し部構造を示すが、まず、図1〜図7を参照して車
両の車載機器配設構造について説明する。
【0017】図1、図2、図3において、前席としての
ドライバーズシートおよびパッセンジャーズシートの前
方において車両の車幅方向に延びるインストルメントパ
ネル本体(以下単にインパネ本体と略記する)1と、この
インパネ本体1の中央部から前席側部まで車両前後方向
に延びるセンタコンソール部2とを平面視でT字状に組
合わせてインストルメントパネル(以下単にインパネと
略記する)3を構成している。
【0018】上述のインパネ本体1は曲率状かつ前高後
低状に傾斜する上面部1aと、ドライバーズ側において
曲率状かつ前低後高状に傾斜する下面部1bと、パッセ
ンジャーズ側において曲率状かつ前低後高状に傾斜する
下面部1cとを備えている。
【0019】また上述のセンタコンソール部2は左右の
側面2a,2aと上面部2bとを有すると共に、後端部
にはコンソールリッド4を備えたコンソールボックス5
が一体的に形成されている。
【0020】さらに上述のインパネ本体1とセンタコン
ソール部2とは、該センタコンソール部2前方の接続部
6において一体的に接続されており、このセンタコンソ
ール部2はその前端部から中間部までが側面から見て傾
斜形状に構成されたスラント部2cを備えている。
【0021】図2、図3に示すようにインパネ本体1の
内部の略中央部には、送風手段としてのブロア7と温度
調整室8とを一体的に構成した空調ユニット9が集中配
置されている。
【0022】またインパネ本体1内部のパッセンジャー
ズ側には助手席用のエアバッグユニット10を配設して
いる。一方、インパネ本体1における上面部1aのドラ
イバーズ側にはメータフード13を一体または一体的に
形成し、インパネ本体1の上面部1aにおいてセンタコ
ンソール部2と対応する中央後部の左側にはハザードス
イッチ14を、右側には空調用またはその他の表示部1
5(集中ディスプレイ部)をそれぞれ取付けている。
【0023】図1、図3に示すように、インパネ本体1
の内部に配設された空調ユニット9とインパネ本体1と
の間には車載機器としてのオーディオ装置16の情報表
示ユニット部17が配設されるが、この車載機器はオー
ディオ装置16に限定されるものではなく、他のAV機
器またはナビゲーション機器であってもよい。
【0024】この実施例では、上述の車載機器はオーデ
ィオ装置16に設定され、このオーディオ装置16の機
器本体16aはセンタコンソール部2に配設され、この
オーディオ装置16の作動状態を表示する情報表示ユニ
ット部17が上述のインパネ本体1の上面部1aにおい
て空調風吹出し用の吹出し孔11と他の表示部15との
間に配設されている。
【0025】しかも、この情報表示ユニット部17は図
3に格納状態を実線で、突出状態を仮想線で示すように
インパネ本体1の上面部1aから出没可能に設けられる
と共に、その表示面17aが乗員Aのアイポイントと対
向するように前高後低状に傾斜配置されている。
【0026】さらに上述の情報表示ユニット部17とオ
ーディオ装置16の機器本体16aとの間におけるセン
タコンソール部2、つまり該センタコンソール部2の接
続部6近傍のスラント部2cにはシフト操作部材として
のシフトレバー18が配設されている。このシフトレバ
ー18は図3に示すようにチェンジユニット19内の支
点20を中心として操作されるものである。
【0027】上述のセンタコンソール部2のスラント部
2cに配設されたシフトレバー18と情報表示ユニット
部17との間のセンタコンソール部2にはオーディオ装
置16以外の車載機器の本体としての空調用の温度調整
機器21が配設されている。
【0028】この空調用の温度調整器21は図1、図2
に示すように複数たとえば3つの温度調整用ダイヤル2
2,23,34を備えている。
【0029】図4は図2のB−B線矢視断面図であっ
て、上述のメータフード13につづいて凹部13aが形
成され、この凹部13aの内奥部に計器ユニット25が
取付けられる一方、ドライバーズ側のインパネ本体1外
部にはステアリングホイール26が配設され、このステ
アリングホイール26による操舵力がステアリングシャ
フト27等を介して前輪に伝達されるように構成してい
る。
【0030】図5は図2のC−C線矢視断面図であっ
て、インパネ本体1の内部には車幅方向に延びるインパ
ネメンバ28が略水平に張架され、このインパネメンバ
28の近傍部にはグローブボックス29が配置されると
共に、支点30を中心として該グローブボックス29の
開口部を開閉可能に覆うグローブリッド31が設けられ
ている。なお、図5においてはグローブリッド31の閉
成状態を実線で、開成状態を仮想線でそれぞれ示してい
る。また上述のグローブボックス29の近傍上部には前
述の助手席用エアバッグユニット10を配置している。
【0031】ところで、図1に示すようにシフトレバー
18の配設位置の側方におけるスラント部2cには電気
式パーキングブレーキ32と、カスタマイズ・スイッチ
33と、灰皿34とをその上方から下方に向けてこの順
に配置している。
【0032】上述のカスタマイズ・スイッチ33は図6
に拡大断面図で示すように、複数のスイッチをユーザの
要求に応じて任意に組み替えることができるもので、こ
の実施例ではリヤデフォッカスイッチ35、パワーウイ
ンドスイッチ36、パワードアロックスイッチ37、リ
ヤワイパスイッチ38の合計4つのスイッチをスイッチ
パネル39に一体的に組み付けたもので、これら各スイ
ッチ35〜38の配列形態は任意に組み替えることがで
きるように構成されている。
【0033】図7は図1の要部拡大図であって、センタ
コンソール部2に配置された車載機器の一例としてのオ
ーディオ装置16の機器本体16aの上面には音量調整
ツマミ40、停止スイッチ41、選曲スイッチ42,4
3、再生スイッチ44を設けているが、これらの各スイ
ッチ41〜44は略扇状になるように離間配置され所謂
ピアノタッチ式に形成されている。ここで、上述の各ス
イッチ41〜44としてはシーソー式のスイッチまたは
プッシュ式のスイッチ等を用いることができる。
【0034】また上述のツマミ40およびスイッチ41
〜44を有する機器本体16aの上面に対して乗員側
(つまりリヤ側)の近傍部にはセンタコンソール部2の上
面部2bにパームレスト45を取付け、このパームレス
ト45に乗員が手の平を載せて各要素40〜44を操作
し得るように構成している。
【0035】一方、図1、図2に示すように上述のパー
ムレスト45とコンソールボックス5との間におけるセ
ンタコンソール2の上面部2bには凹状のカップホルダ
46が形成されている。なお、図3において47は車両
前後方向に延びるトンネル部の上面を示すものである。
【0036】次に、車両のインストルメントパネルの空
調風吹出し部構造について詳述する。図1、図2、図8
に示すように、インパネ本体1の前方にはフロントウイ
ンドガラス49を配設し、インパネ本体1の該フロント
ウインドガラス49近傍の上面には、空調風をフロント
ウインドガラス49の方向と乗員A(図3参照)の方向と
に吹出す吹出し孔11を配設している。
【0037】この実施例では、インパネ本体1の前端近
傍部において該インパネ本体1に沿って車幅方向に延設
された2つのデフロスタ用の吹出し孔11D,11D
と、これらの各吹出し孔11D,11Dに近接して沿設
された2つのベント用の吹出し孔11V,11Vとを備
えると共に、この吹出し孔11V,11Vの車幅方向の
両端部には、前席に着座した乗員Aに向けて空調風を吹
出す他の吹出し孔12,12が配設されている。
【0038】一方、図8、図11、図12に示すように
上述の空調ユニット9には空調ダクト部材としてのデフ
ロスタ用のダクト50(以下単にデフダクトと略記する)
と、ベント用のダクト51(以下単にベントダクトと略
記する)とを接続している。
【0039】上述のデフダクト50は図11に示す如
く、2つのデフロスタ用の吹出し孔11D,11Dと対
向するように2つのダクト部50D,50Dに分岐さ
れ、上述のベントダクト51は2つのベント用の吹出し
孔11V,11Vと2つの他の吹出し孔12,12に対
向するように少なくともダクト下流部が合計4つのダク
ト部51V,51V,52,52に分岐されている。
【0040】上述のデフロスタ用の吹出し孔11D、ダ
クト孔50D、ベント用の吹出し孔11Vを形成するハ
ウジング53、ダクト部51Vは図8に示すように車両
側方から見て略十文字状に配設され、これら各要素11
D,50D,53,51Vの交点部位にはドラム54を
配置している。
【0041】また上述のダクト部52と他の吹出し孔1
2を形成するハウジング(図示せず)とはドラム54を介
することなく、直接機密状に連通接続されている。
【0042】図9は図8の要部を拡大して示す断面図
で、上述のドラム54は空調風のインレットポート55
とアウトレットポート56とをドラム径方向に連通する
通路57を有し、図11に示すように2つのドラム5
4,54はその回動支点となるドラム軸58が軸受59
で軸支されると共に、2つのドラム54,54間におけ
るドラム軸58の中間部には該ドラム54を回動操作す
るリンク60(図11、図13参照)を嵌合している。
【0043】上述のドラム54は図9に示すようにその
通路57でダクト部51Vとベント用の吹出し孔11V
とを連通した時に、空調風を乗員方向へ吹出し、図10
に示すようにその通路57でダクト部50Dとデフロス
タ用の吹出し孔11Dとを連通した時に、空調風をフロ
ントウインドガラス49方向へ吹出す切換え機構であ
る。
【0044】ここで、上述のドラム54が配置された位
置は、インパネ本体1のフロントウインドガラス49の
近傍部であるから、前席に着座した乗員が直接ドラム5
4を回動操作することは不可能で、このため図13に示
す操作機構61を設けて、前座に着座した状態下にて、
この操作機構61を介してドラム54を操作すべく構成
している。
【0045】前述の温度調整機器21(図1、図2、図
3参照)が配設されたインパネ本体1またはスラント部
2cにはギヤ部62aを有するダイヤル62と、上述の
ギヤ部62aに噛合する扇状ギヤ63aを有する従動部
材63とをそれぞれの支軸64,65に取付けると共
に、上述のリンク60の遊端と従動部材63の内端との
間をケーブル66で連結している。
【0046】而して、上述のダイヤル62の一部をイン
パネ本体1またはスラント部に2cから車室内方へ露出
させ、このダイヤル62の図13に示す矢印方向の操作
によりドラム54を同図のベント状態から図10に示す
デフロスタ状態に切換えるように構成すると共に、ダイ
ヤル62の逆操作によりドラム54を図10のデフロス
タ状態から図9のベント状態に切換えるように構成して
いる。なお、この操作機構61は一例であって、リンク
部材やロッドあるいは操作ワイヤによる他の操作機構で
あってもよいことは勿論である。
【0047】一方、図9、図10に示すようにベント用
の吹出し孔11Vを形成するハウジング53の内部には
ベント風の風向を上下調整する複数のフィン67と、ベ
ント風の風向を左右調整する複数のフィン68とが設け
られている。
【0048】これらのフィン67,68も前席に着座し
た乗員が直接操作することが不可能なので、風向上下調
整用のフィン67については図14に示す操作機構69
により、また風向左右調整用のフィン68については図
15に示す操作機構70により、前席に着座した状態下
にて容易に風向調整を行なうように構成している。
【0049】図14に示すベント風上下調整用の操作機
構69は次のように構成している。すなわち、複数のフ
ィン67の中間部のフィン67を支軸71を介して円板
状の従動ギヤ72に連結し、各フィン67の上流端側を
リンク73でピン連結している。
【0050】また上述の従動ギヤ72に噛合する扇状ギ
ヤ74aを有する原動部材74を設け、この原動部材7
4を支軸75に枢支している。さらに前述の温度調整機
器21(図1、図2、図3参照)が配設されたインパネ本
体1またはスラント部2cにはギヤ部76aを有するダ
イヤル76と、このギヤ部76aに噛合する扇状ギヤ7
7aを有する従動部材77とをそれぞれの支軸78,7
9に取付け、上述の原動部材74と従動部材77の内端
との間をケーブル80で連結している。
【0051】而して、上述のダイヤル76の一部をイン
パネ本体1またはスラント部2cから車室内方へ露出さ
せ、このダイヤル76の図14の矢印方向の操作によ
り、支軸71を中心として複数のフィン67…を同時に
上下方向へ調整して、ベント風の風向を上下調整すべく
構成している。
【0052】図15に示すベント風左右調整用の操作機
構70は次のように構成している。但し、図14では操
作機構69を側面視レイアウトにて示したが図15では
操作機構70を平面視レイアウトにて示している。
【0053】すなわち、複数のフィン68の中間部のフ
ィン68を支軸81を介して円板状の従動ギヤ82に連
結し、各フィン68の上流端側をリンク83でピン連結
している。
【0054】また上述の従動ギヤ82に噛合する扇状ギ
ヤ84aを有する原動部材84を設け、この原動部材8
4を支軸85に枢支している。さらに前述の温度調整機
器21(図1、図2、図3参照)が配設されたインパネ本
体1またはスラント部2cにはギヤ部86aを有するダ
イヤル86と、このギヤ部86aに噛合する扇状ギヤ8
7aを有する従動部材87とをそれぞれの支軸88,8
9に取付け、上述の原動部材84と従動部材87の内端
との間をケーブル90で連結している。
【0055】而して、上述のダイヤル86の一部をイン
パネ本体1またはスラント部2cから車室内方へ露出さ
せ、このダイヤル86の図15の矢印方向の操作によ
り、支軸81を中心として複数のフィン68…を同時に
左右方向へ調整して、ベント風の風向を左右調整すべく
構成している。
【0056】ところで、図9、図10に示すようにベン
ト用の吹出し孔11Vを構成するハウジング53の内部
において、ドラム54と各フィン67,68との間には
風量調整用のドア91が設けられている。
【0057】また図8で示すようにブロア7と温度調整
室8とを有する空調ユニット9と、デフダクト50およ
びベントダクト51とによって空調機器92を構成し、
この空調機器92を図1に示す吹出し孔11、詳しくは
デフロスタ用の吹出し孔11Dおよびベント用の吹出し
孔11Vの下方に近接して配置している。
【0058】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下作用を説明する。図13に示す操作機構61は
2つのドラム54,54(図11参照)を同時に回動操作
するので、この操作機構61によりベントダクト51の
各ダクト部51V,51Vとベント用の吹出し孔11
V,11Vとを図9に示す如く連通させると、空調ユニ
ット9からの空調風は乗員方向に向けて吹出される。
【0059】また、上述の操作機構61によりデフダク
ト50の各ダクト部50D,50Dとデフロスタ用の吹
出し孔11D,11Dとを図10に示す如く連通させる
と、空調ユニット9からの空調風はフロントウインドガ
ラス49の方向に向けて吹出される。
【0060】このように図1〜図15で示した実施例の
車両のインストルメントパネルの空調風吹出し部構造
は、車室内前部の前席前方に車幅方向に延びるインパネ
3(特にインパネ本体1参照)が設けられた車両におい
て、上記インパネ本体1の前方にはフロントウインドガ
ラス49が配設され、上記インパネ本体1のフロントウ
インドガラス49近傍の上面には、該フロントウインド
ガラス49の方向と上記前席に着座する乗員A(図3参
照)の方向とに空調風を吹出す吹出し孔11が配設され
たものである。
【0061】上記構成によると、従前のセンタベントを
車両前部に移動して、インパネ本体1のフロントウイン
ドガラス49近傍の上面に位置させることができるの
で、図3、図5に示す従前のインパネラインβに対して
インパネ本体1乃至インパネ3の前後方向の小型化を図
ることができる。
【0062】しかも、上述の吹出し孔11でセンタベン
ト吹出し孔と、デフロスタ吹出し孔とを兼用することが
できるので、空調ユニット9から上述の各吹出し孔11
に至るダクト50,51配設構造のシンプル化を図るこ
とができ、この結果、ダクト部材(デフダクト50、ベ
ントダクト51参照)を含む空調機器92の簡素化を達
成することができる。
【0063】また、上記吹出し孔11(デフロスタ用の
吹出し孔11D、ベント用の吹出し孔11V参照)に
は、フロントウインドガラス49の方向と乗員Aの方向
への空調風の吹出し方向の切換えを行なう切換え機構
(ドラム54参照)が設けられたものである。
【0064】この構成によると、切換え機構(ドラム5
4参照)は空調風をフロントウインドガラス49の方向
と乗員Aの方向とに切換えるので、フロントウインドガ
ラス49方向への切換え時には吹出し孔をデフロスタ吹
出し孔に設定し、乗員A方向への切換え時には吹出し孔
をベント吹出し孔に設定することができる。しかも、上
述の切換え機構(ドラム54参照)にて空調風の切換えを
確実に行なうことができる。
【0065】さらに、上記吹出し孔11はインパネ本体
1に沿って車幅方向に延設されたものである。この構成
によると、インパネ本体1に沿って車幅方向に延びる上
記吹出し孔11(特にデフロスタ用の吹出し孔11D,
11D参照)からの空調風により、フロントウインドガ
ラス49の良好な曇り止めを確保することができる。
【0066】加えて、上記インパネ本体1の内部には空
調機器92が配設され、上記空調機器92はインパネ本
体1内の略中央部に配設され、かつ送風手段(ブロア7
参照)と温度調整室8とを有する空調ユニット9と、上
記空調ユニット9と上記吹出し孔11とを接続する空調
ダクト部材(デフダクト50、ベントダクト51参照)と
を備えたものである。
【0067】この構成によると、インパネ本体1の略中
央部に空調ユニット9を集中配置したので、このインパ
ネ本体1の左右両部を広く設定することができ、またベ
ント吹出し孔とデフロスタ吹出し孔とを兼ねる吹出し孔
11に対して空調ユニット9からの空調ダクト部材(デ
フダクト50、ベントダクト51参照)を接続すればよ
いので、ダクトスペースの狭小化を達成することができ
る。
【0068】また、上記空調機器92は上記吹出し孔1
1の下方に近接して配置されたものである。この構成に
よると、空調機器92を吹出し孔11の下方に近接配置
したので、空調効率の向上を図ることができる。
【0069】さらに、上記インパネ本体1の車幅方向の
両端部には、前席に着座した乗員Aに向けて空調風を吹
出す他の吹出し孔12,12が配設されたものである。
【0070】この構成によると、上述の他の吹出し孔1
2,12はデフロスタと無関係で任意の部位に配設する
ことができるので、該他の吹出し孔12,12のレイア
ウトの自由度が向上し、また、この他の吹出し孔12,
12により空調性能を補完することができる。
【0071】また図1〜図15で示した実施例において
は、空調ダクト部材をデフダクト50とベントダクト5
1とに分けたので、デフロスタ用の空調風の温度とベン
ト用の温度との間に温度差がある場合、一方が他方の影
響を受けることはない。
【0072】さらに、インパネ本体1の内方部にドラム
54,54を設けているので、次のような効果がある。
つまり、ドラム54それ自体は一直線状に形成される
が、デフロスタ用の吹出し孔11Dおよびベント用の吹
出し孔11Vはインパネ本体1、ハウジング53の加工
により車両デザインなかんずくインパネ3のデザインに
対応して曲率状に形成することができるので、これら各
吹出し孔11D,11Vのデザインの自由度が向上す
る。
【0073】図16は車両のインストルメントパネルの
空調風吹出し部構造の他の実施例を示し、図9、図10
で示した先の実施例においてはデフロスタ用の吹出し孔
11D、ダクト部50D、ベント用の吹出し孔11Vを
形成するハウジング53、ダクト51Vの略十文字状の
交点部位にドラム54を配置したが、図16に示すこの
実施例では上述のドラム54に代えて支点93aを中心
に揺動操作されるドア93を設けたものである。
【0074】図16で実線で示す用に、このドア93で
デフロスタ用の吹出し孔11Dを閉塞すると、空調風は
乗員Aの方向に向けて吹出され、また図16に仮想線で
示すように上述のドア93でベント用の吹出し孔11V
の内端部を閉塞すると、空調風はフロントウインドガラ
ス49の方向に向けて吹出される。
【0075】このように構成しても、その他の構成、作
用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、
図16において前図と同一の部分には同一符号を付し
て、その詳しい説明を省略する。
【0076】図17〜図23は車両のインストルメント
パネルの空調風吹出し部構造のさらに他の実施例を示
す。この実施例では図17、図18に示すように、イン
パネ本体1のフロントウインドガラス49(図19、図
20参照)近傍の上面に、インパネ本体1に沿って車幅
方向に直線状に延びる2つの開口部94,94を形成
し、この開口部94にドラム54を回動可能に取付け
て、該ドラム54のアウトレットポート56(図19、
図20参照)をセンタベント吹出し孔とデフロスタ吹出
し孔とを兼ねる吹出し孔に設定したものである。
【0077】図17、図18で示したように、離間配置
された2本のドラム54,54はドラム軸58を中心と
してその通路57が乗員A方向に指向する図19の回動
位置と、通路57が上下方向に指向する図20の回動位
置とに切換え可能に構成されており、これら何れの回動
位置においてもドラム54のインレットポート55と共
通ダクト95の内部とが連通するように構成されてい
る。
【0078】上述の共通ダクト95は先の実施例のデフ
ダクト50とベントダクト51とを1つのダクトで共用
する空調ダクト部材であって、この共用ダクト95によ
り空調ユニット9(前図参照)と吹出し孔としてのアウト
レットポート56とを連通接続している。
【0079】また上述の開口部94内面とドラム54の
外面との間は、ドラム54の回動を許容する条件下に
て、適宜手段でシールされている。さらに、図19、図
20に示すように上述のドラム54の内部には風向上下
調整用の複数のフィン67と、風向左右調整用の複数の
フィン68とを設けている。
【0080】上述のドラム54の配設位置も先の実施例
と同様にインパネ本体1のフロントウインドガラス49
の近傍部であるから、前席に着座した乗員が直接ドラム
54を回動操作することは不可能である。このため、図
21に示す操作機構96を設けて、前席に着座した状態
下にて、この操作機構96を介してドラム54を操作す
べく構成している。
【0081】この操作機構96は次のように構成してい
る。すなわち、2つのドラム54,54間のドラム軸5
8に円板状の従動ギヤ97を連結すると共に、この従動
ギヤ97に噛合する扇状ギヤ98aを有する原動部材9
8を設け、この原動部材98を支軸99に枢支してい
る。
【0082】また、前述の温度調整機器21(図1、図
2、図3参照)が配設されたインパネ本体1またはスラ
ント部2cにはギヤ部100aを有するダイヤル100
と、このギヤ部100aに噛合する扇状ギヤ101aを
有する従動部材101とをそれぞれの支軸102,10
3に取付け、上述の原動部材98と従動部材103の内
端との間をケーブル104で連結している。
【0083】而して、上述のダイヤル100の一部をイ
ンパネ本体1またはスラント部2cから車室内方へ露出
させて、このダイヤル100を図21の矢印方向へ操作
することにより各要素100a,101a,101,1
04,98,98a,97,58を介してドラム54を
同図の矢印方向へ回動操作して、図21、図19に示す
乗員方向への空調風の吹出し態様から、図20に示すフ
ロントウインドガラス49方向への空調風の吹出し態様
に切換えるように構成すると共に、ダイヤル100の逆
操作によりドラム54を図20のデフロスタ状態から図
19のベント状体に切換えるように構成している。
【0084】図22は図19のF−F線に沿う部分断面
図、図23は図20のG−G線に沿う部分断面図であっ
て、ドラム54が図19のベント状態から図20のデフ
ロスタ状態に切換えられる時、風向左右調整用の各フィ
ン68の左右方向への変向を規制して、各フィン68を
上下方向に真直ぐに矯正すべく構成し、効果的なデフロ
スタを確保すべく構成している。
【0085】すなわち、図19、図22に示すように上
述の各フィン68の下流部には連結ロッド105を設
け、この連結ロッド105の端部と対向するようにガイ
ド部材106を設けている。
【0086】上述のガイド部材106は、図19に示す
ベント状態の連結ロッド105の端部が図20に示すデ
フロスタ状態に至る回動軌跡のうち少なくともデフロス
タ状態およびその近傍の領域に対応して設けられ、図1
9、図22のベント状態下における連結ロッド105の
動き、つまりフィン68の図22に仮想線で示すような
左右方向への変向を許容する許容部106aと、図2
0、図23のデフロスタ状態下における連結ロッド10
5の動きを規制して、フィン68の向きを矯正する矯正
部106bと、これら両部106a,106bを滑らか
に連結するスラント部106cとを備えている。
【0087】ここで、上述の許容部106aはフィン6
8から遠ざかる外方位置に設定され、上述の矯正部10
6bはフィン68に近接する内方位置に設定されてい
る。なお、の上述のガイド部材106は各ドラム54の
左右に対称構造のものがそれぞれ設けられるが、図面で
はそのうちの1つのみを示している。
【0088】このように構成すると、図19、図22の
ベント状態にあってはフィン68による風向の左右調整
が許容され、このベント状態から図20、図23に示す
デフロスタ状態に移行する場合、連結ロッド105の端
部がガイド部材106により位置規制されるるので、デ
フロスタ状態に完全に移行した時には、フィン68は図
20、図23に示すように上下方向に真直ぐに矯正され
て、効果的なデフロスタ(フロントウインドガラス49
の曇り止め)を確実することができる。
【0089】また、この実施例においては図17に示す
ようにインパネ本体1における上面部1aの後部左右両
端部位にはサイドベント吹出し孔107,107が形成
されている。
【0090】このように、図17〜図23で示した実施
例の車両のインストルメントパネルの空調風吹出し部構
造は、車室内前部の前席前方に車幅方向に延びるインパ
ネ3(特にインパネ本体1参照)が設けられた車両におい
て、上記インパネ本体1の前方にはフロントウインドガ
ラス49が配設され、上記インパネ本体1のフロントウ
インドガラス49近傍の上面には、該フロントウインド
ガラス49の方向と上記前席に着座する乗員A(図3参
照)の方向とに空調風を吹出す吹出し孔(アウトレットポ
ート56参照)が配設されたものである。
【0091】この構成によると、従前のセンタベントを
車両前部に移動して、インパネ本体1のフロントウイン
ドガラス49近傍の上面に位置させることができるの
で、インパネ本体1の前後方向の小型化を図ることがで
きる。
【0092】しかも、上述の吹出し孔(アウトレットポ
ート56参照)でセンタベント吹出し孔(図19参照)
と、デフロスタ吹出し孔(図20参照)とを兼用すること
ができるので、空調ユニット9から上述の各吹出し孔
(アウトレットポート56参照)に至るダクト(共通ダク
ト95参照)配設構造のシンプル化を図ることができ、
この結果、ダクト部材(共通ダクト95参照)を含む空調
機器92の簡素化を達成することができる。
【0093】なお、図17〜図23で示したこの実施例
においても、その他の点については先の実施例とほぼ同
様の作用、効果を奏するので、図17〜図23において
前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説
明を省略する。
【0094】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のインストルメントパネルは、実施
例のインパネ本体1に対応し、以下同様に、吹出し孔
は、吹出し孔11,11D,11V、アウトレットポー
ト56に対応し、切換え機構は、ドラム54、ドア93
に対応し、送風手段は、ブロア7に対応し、空調ダクト
部材は、デフダクト50、ベントダクト51、共通ダク
ト95に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成
のみに限定されるものではない。
【0095】
【発明の効果】この発明によれば、インストルメントパ
ネルのフロントウインドガラス近傍の上面に、該フロン
トウインドガラスの方向と前席に着座する乗員の方向と
に空調風を吹出す吹出し孔を配設することで、センタベ
ントを車両前部に移動して、インストルメントパネルの
前後方向の小型化を図ると共に、センタベントとデフロ
スタとを兼用することにより、ダクト部材を含む空調機
器のシンプル化を達成することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両のインストルメントパネルの空
調風吹出し部構造を示す斜視図。
【図2】 図1の平面視図。
【図3】 図1の側面図。
【図4】 図2のB−B線矢視断面図。
【図5】 図2のC−C線矢視断面図。
【図6】 カスタマイズ・スイッチの説明図。
【図7】 図1の部分拡大斜視図。
【図8】 車両のインストルメントパネルの空調風吹出
し部構造を示す側面図。
【図9】 図8の要部拡大断面図。
【図10】 デフロスタ状態を示す断面図。
【図11】 図10のD−D線矢視断面図。
【図12】 図10のE−E線矢視断面図。
【図13】 ドラム切換え用の操作機構を示す説明図。
【図14】 風向上下調整用フィンの操作機構を示す説
明図。
【図15】 風向左右調整用フィンの操作機構を示す説
明図。
【図16】 本発明の車両のインストルメントパネルの
空調風吹出し部構造の他の実施例を示す要部拡大断面
図。
【図17】 本発明の車両のインストルメントパネルの
空調風吹出し部構造のさらに他の実施例を示す斜視図。
【図18】 図17の平面視図。
【図19】 空調風吹出し構造を示す要部拡大断面図。
【図20】 デフロスタ状態を示す断面図。
【図21】 ドラム切換え用の操作機構を示す説明図。
【図22】 図19のF−F線に沿う部分断面図。
【図23】 図20のG−G線に沿う部分断面図。
【符号の説明】
1…インパネ本体 7…ブロア(送風手段) 8…温度調整室 9…空調ユニット 11,11D,11V…吹出し孔 12…他の吹出し孔 49…フロントウインドガラス 50…デフダクト(空調ダクト部材) 51…ベントダクト(空調ダクト部材) 54…ドラム(切換え機構) 56…アウトレットポート(吹出し孔) 92…空調機器 93…ドア(切換え機構) 95…共通ダクト(空調ダクト部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹木 美千秋 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 近藤 自明 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3D044 BA03 BA05 BA14 BB01 BC07 BD11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内前部の前席前方に車幅方向に延びる
    インストルメントパネルが設けられた車両において、上
    記インストルメントパネルの前方にはフロントウインド
    ガラスが配設され、上記インストルメントパネルのフロ
    ントウインドガラス近傍の上面には、該フロントウイン
    ドガラスの方向と上記前席に着座する乗員の方向とに空
    調風を吹出す吹出し孔が配設された車両のインストルメ
    ントパネルの空調風吹出し部構造。
  2. 【請求項2】上記吹出し孔には、フロントウインドガラ
    ス方向と乗員方向への空調風の吹出し方向の切換えを行
    なう切換え機構が設けられた請求項1記載の車両のイン
    ストルメントパネルの空調風吹出し部構造。
  3. 【請求項3】上記吹出し孔はインストルメントパネルに
    沿って車幅方向に延設された請求項1または2記載の車
    両のインストルメントパネルの空調風吹出し部構造。
  4. 【請求項4】上記インストルメントパネルの内部には空
    調機器が配設され、上記空調機器は略中央部に配設さ
    れ、かつ送風手段と温度調整室とを有する空調ユニット
    と、上記空調ユニットと上記吹出し孔とを接続する空調
    ダクト部材とを備えた請求項1,2または3記載の車両
    のインストルメントパネルの空調風吹出し部構造。
  5. 【請求項5】上記空調機器は上記吹出し孔の下方に近接
    して配置された請求項4記載の車両のインストルメント
    パネルの空調風吹出し部構造。
  6. 【請求項6】上記インストルメントパネルの車幅方向の
    両端部には、前席に着座した乗員に向けて空調風を吹出
    す他の吹出し孔が配設された請求項1,2,3,4また
    は5記載の車両のインストルメントパネルの空調風吹出
    し部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108372788A (zh) * 2017-01-31 2018-08-07 铃木株式会社 车室内前部结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108372788A (zh) * 2017-01-31 2018-08-07 铃木株式会社 车室内前部结构
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