JP2002248917A - タイヤ組付方法 - Google Patents

タイヤ組付方法

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JP2002248917A
JP2002248917A JP2001046251A JP2001046251A JP2002248917A JP 2002248917 A JP2002248917 A JP 2002248917A JP 2001046251 A JP2001046251 A JP 2001046251A JP 2001046251 A JP2001046251 A JP 2001046251A JP 2002248917 A JP2002248917 A JP 2002248917A
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tire
tire mounting
mounting jig
flange
rim
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Tetsuo Takei
哲夫 武井
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイヤの損傷を回避すると共に、円滑なタイ
ヤの取付作業が得られるタイヤ組付方法を提供する。 【解決手段】 ホイール20のリム21に形成された環
状のフランジ24の内側に、フランジ25の外周端25
aより上方に突出する円板状のタイヤ取付治具30を載
置して装着し、タイヤ取付治具30が装着されたホイー
ル21のリム21に半係合させた斜め状態でホイール2
0上にタイヤ10を載置し、このタイヤ10に対しロー
ラによってショルダ部分12a、12bをリム21に係
合された部分から順次押圧して非係合状態にあるビード
部分11a、11bをリム21に嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ取付方法に
関し、特にホイールに斜めの状態で半係合させたタイヤ
を押圧してホイールに組み付けるタイヤ組付方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の生産工程等で大量にホイ
ールにタイヤを嵌装する際には、図7に示すように、タ
イヤ10を予め斜めの状態でビード部分11aの一部、
或いはビード部分11a及び11bの一部をホイール2
0のリム21に係合させた半係合状態でタイヤ組付装置
に搬入して行われる。
【0003】このタイヤ組付装置50は、例えば特公昭
60−15481号公報に開示され、かつ図8に示すよ
うに、タイヤリフタ51のテーブル52上に搬入された
ホイール20に半係合されたタイヤ10に対し、各々回
転かつ昇降可能に組み付けられた一対の押圧手段である
ローラ53A、53Bがタイヤ10の非係合状態にある
ビード部分11a、11bに沿ってショルダ−部分12
a、12b(図7参照)の上面を係合状態の部分から互
いに反対方向に回動して順次押圧して押し下げ、非係合
状態にあるビード部分11a、11bをホイール20の
リム21に嵌め込むことによって、タイヤ10をホイー
ル20に装着している。
【0004】また、特開平6−255328号公報や特
開平11−192823号公報に開示されるように、押
圧手段を1個のタイヤビード押さえ用のローラによって
構成することによって駆動系等の簡素化を図ったタイヤ
組付装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記タイヤ組付装置に
よると、ローラによって非係合状態にあるビード部分に
沿って順次ショルダー部分を押し下げて非係合状態にあ
るビード部分をリムに嵌め込むことによって効率的にタ
イヤをホイールに組み付けることができる。
【0006】この組み付けにあたり、図9に断面図を示
すようにタイヤ10を斜めの状態でホイール20のリム
21に形成されたフランジ24と25との間に係合させ
た半係合させた状態でビード部分11a、11b、特に
下側のビード部分11aを破線で示すようにドロップ部
22の底部まで進入させてドロップ部22の底部に掛け
ることによって係合状態の部分と反対側にある非係合状
態の部分に余裕をもたせた状態でローラによって係合状
態の部分から順次押し下げてタイヤ10を組み付けるこ
とが理想である。
【0007】しかし、高扁平率のタイヤ10にあっては
ショルダー部分12a、12bの剛性が高く、かつ比較
的小さく設定されることからショルダー部分12aと1
2bが互いに離反する開口方向に作用する力が大きく潰
れ変形し難く、図9に実線で示すようにビード部分、特
に下側のビード部分11aをドロップ部22の底部まで
進入せずビードシート部23に係合することがある。
【0008】一方、ビード部分11a、11bにはカー
カスの両端を支持し、かつタイヤ10をリム22に固定
するため剛性を有する環状のビードワイヤが配設される
ことからビード部分11a、11bが極めて強固に形成
される結果、ビード部分11a、11bの周長方向の伸
長が困難であり、ローラにより押し込む際に大きな張力
が作用してビード部分11a、11b、特に、例えば図
10に概要を模式的に示すように下側のビード部分11
aがフランジ25の外周端25aに局部的に強く接触し
て折り曲げられた状態、いわゆる角当たり状態で引き摺
り込まれる。この結果、フランジ25の外周端25aと
の接触部分11cに過度の負荷が作用して円滑な取り付
け作業が妨げられると共に、接触部分11c及びこの近
傍のショルダ部分12aの損傷を誘発することが懸念さ
れる。
【0009】また、図11に要部断面図を示すようにロ
ーラにより押し込む際に、ローラによる押圧力によって
リム21の外周に沿って形成されたフランジ25の外周
端25aにビード部分11aが強く押し付けられて食い
込み、ビード部分11aが損傷したり、円滑なタイヤ1
0の組み付け作業が阻害されることがある。
【0010】更に、フランジ25の外周端25aを後加
工によってホイール20の回転中心軸線側に若干巻き込
み形状を設けた場合等には、該部に加工による微細なバ
リが発生して更にビード部分11aの損傷を誘発する要
因となる。
【0011】特に近年では、ブレーキ性能の増大に伴う
大径のディスクロータの装着を可能にするためにリム2
1に形成されるドロップ部22が縮小形成され、或いは
外方に偏在させて形成される傾向にありタイヤ取付装置
による円滑なタイヤ10の取り付け作業を更に困難に
し、手作業によってタイヤ10をホイール20に取り付
けることが余儀なくされることもある。
【0012】また、ビード部分11a、11bに発生し
た損傷は、タイヤ10をホイール20に組み付けた後に
は、リム21によって隠蔽されて検査によりその損傷を
検出することが困難になることが懸念されれる。
【0013】この対策として、下側のビード部分11a
をリム21に組み付け、しかる後に上側のビード部分1
1bをリム21に組み付ける、いわゆる2段落としによ
りタイヤ10をホイール20に取り付けることもある
が、作業の煩雑化を招き作業効率上好ましいものではな
い。
【0014】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、タイヤの損傷を回避すると共に、円滑なタイヤ
の取付作業が得られるタイヤ組付方法を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載のタイヤ取付方法の発明は、予めホイールの
リムに形成された環状のフランジの内側に、該フランジ
の内側に嵌合すると共にフランジの外周端より上方に突
出する円板状のタイヤ取付治具を載置して装着し、上記
タイヤ取付治具が装着された上記ホイールのリムにビー
ド部分の一部を係合させた半係合状態でホイール上にタ
イヤを載置し、該タイヤに対し押圧手段によってショル
ダ部分をビード部分が上記リムに係合された部分近傍か
ら順次押圧して非係合状態にあるビード部分を上記リム
に嵌合することを特徴とする。
【0016】請求項1に記載の発明によると、嵌合する
部分から順次押圧手段によって押圧されてビード部分を
リムに嵌合させる際に、フランジの外周端に接触するビ
ード部分の接触部分の近傍がフランジの外周端より上方
に突出して装着されたタイヤ取付治具によって支持さ
れ、ビード部分の屈曲が緩和されて円滑にリムに引き摺
り込まれる。この結果、ビード部分とフランジとの接触
部分に作用する摺動抵抗等が軽減されて円滑な取り付け
作業が確保されると共に、ビード部分及びショルダ部分
に作用する負荷が軽減されて該部の損傷が有効的に防止
される。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1のタイ
ヤ取付方法において、上記タイヤ取付治具は、中央部に
開口部を有する環状であることを特徴とする。
【0018】請求項2の発明によると、タイヤ取付治具
の中央に開口部を形成することから、ホイールのディス
クの中央部が外方に張り出しているオフセット量の大き
なホイールにあっても容易に装着でき、かつこの開口部
をタイヤ取付治具をホイールに装着或いは取り外しの際
の掴持部とすることによってタイヤ取付治具の着脱作業
性の向上が得られる。
【0019】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2のタイヤ取付方法において、上記タイヤ取付治具は、
該タイヤ取付治具の外周面の端縁が断面略円弧状の面取
り処理が施されていることを特徴とする。
【0020】請求項3の発明によると、タイヤ取付治具
の外周面の端部に断面略円弧状の面取りを施すことによ
って、タイヤ取付治具とビード部分の摺動抵抗が軽減さ
れてビード部分がより円滑にリムに引き摺り込まれ、ビ
ード部分に作用する摺動抵抗等の負荷が軽減されて円滑
な取り付け作業が確保されると共に、ビード部分及びシ
ョルダ部分の損傷がより有効的に防止される。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかのタイヤ取付方法において、上記タイヤ取付治
具は、該タイヤ取付治具の外周面の上部に沿って拡径し
て外周方向に突出するフランジ状部を有することを特徴
とする。
【0022】請求項4の発明によると、タイヤ取付治具
のフランジ状部が外周面より更に拡径して周方向に突出
するように形成することによって、押圧手段によってビ
ード部分を嵌合させる際に、フランジの周縁部に接触す
るビード部分の接触部分がフランジ状部によってより外
方において誘導案内されて接触部分の屈曲が更に回避さ
れると共に周縁部との接触面積が減り、ビード部分とフ
ランジの周縁部との接触部分に作用する負荷がより軽減
されてより円滑な取り付け作業が確保される。
【0023】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかのタイヤ取付方法において、上記タイヤ取付治
具は、潤滑性を有する合成樹脂製または表面が潤滑性を
有する部材で被覆されたことを特徴とする。
【0024】請求項5の発明によると、タイヤ取付治具
とビード部分の摺動抵抗が軽減されてビード部分がより
円滑にリムに引き摺り込まれ、ビード部分に作用する摺
動抵抗等の負荷が軽減されて円滑な取り付け作業が確保
されると共に、ビード部分及びショルダ部分の損傷がよ
り有効的に防止される。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1実施の形態)以下、本発明
のタイヤ組付方法の第1実施の形態を図1乃至図5によ
って説明する。なお、図1乃至図5において上記図8乃
至11と対応する部分には同一符号を付することで該部
の詳細な説明を省略し、異なる部分を主に説明する。
【0026】図1はタイヤ取付方法の概要を示す要部断
面図であって、本実施の形態におけるタイヤ組付方法
は、従来と同様にタイヤ10のビード部分11a、11
bの一部を係合させた斜め状態でホイール20に半係合
させ、その状態でタイヤ組付装置に搬入し、押圧手段、
例えばローラによってタイヤ10の非係合状態にあるビ
ード部部分11a、11bに沿ってショルダ−部分12
a、12bの上面を係合状態の部分から順次押圧して押
し下げて、非係合状態にあるビード部分11a、11b
をホイール20のリム21に嵌め込むことによって、タ
イヤ10をホイール20に装着するものであり、このタ
イヤ10を取り付ける際にタイヤ取付治具30を用いる
ことによりタイヤ10の損傷を回避しつつ円滑なタイヤ
の取付作業を得るものである。
【0027】タイヤ取付治具30は、図1にホイール2
0に装着した状態を示し、かつ図2の(a)にその平面
図及び同図(b)に(a)のI−I線断面図を示すよう
に、リム21の外周に沿って断面が外方に湾曲して突出
形成された環状のフランジ25内に若干の間隙をもって
嵌合す外径Dを有し、かつ中央部にホイール20をタイ
ヤ取付装置のテーブル等に固定するためのホイールイン
ナクランプ等が挿入可能な内径dの開口部31を有する
環状でかつ円板状であって、図1のA部拡大図を図3に
示すように、下面30aをフランジ25の外側面25b
に当接させて装着した際に、フランジ25の外周端25
aより若干上方に突出する寸法、例えば約5mm程度突
出する厚さhを有している。
【0028】更に、円板状に形成されたタイヤ取付治具
30の外周面30bの上端縁30c及び下端縁30dに
は断面略円弧状の面取りが施されている。また、このタ
イヤ取付治具30はホイール20に装着した際にホイー
ル20の表面への傷付きを回避すると共に、ビード部分
11aとの摺動抵抗の低減が図れるように潤滑性を有す
る合成樹脂製であることが好ましい。
【0029】次にこのように形成されたタイヤ取付治具
30を用いたタイヤ取付方法について説明する。
【0030】図1に示すように、上方から環状に形成さ
れたフランジ25内にタイヤ取付治具30を搬入し、外
周面30bとフランジ25との間に若干の間隙を有した
状態で下面30aをフランジ25の外側面25bに当接
させてホイール20上に載置してタイヤ取付治具30を
装着する。
【0031】次に従来と同様に、タイヤ10のビード部
分11a、11bの一方側をリム21に形成されたフラ
ンジ24と25との間のドロップ部22或いはビードシ
ート部23に係合させてタイヤ10を斜めの状態でリム
21に半係合させてホイール20上に載置する。
【0032】このようにタイヤ取付治具30が装着さ
れ、かつタイヤ10が斜めの状態で半係合されたホイー
ル20は、タイヤ組付装置のテーブル上に搬入され、従
来同様にローラによってショルダ部分12a及び12b
をビード部分11a、11bの係合状態の部分に対応す
る部分から順次フランジ25の周縁部25aに沿って押
圧して押し下げ、タイヤ10を組み付ける。
【0033】この係合する部分から順次ローラによって
押し下げてビード部分11a、11bを押し込む際に、
図4に要部を概略的に示し、かつ要部断面を図3に示す
ようにビード部11a、11b、特にフランジ25の外
周端25aに接触するビード部分11aの接触部分11
cは、その近傍がフランジ25の外周端25aより若干
上方に突出するタイヤ取付治具30に形成された外周面
30bの上端縁30cによって支持されると共に誘導さ
れて過度の屈曲が回避され、いわゆる接触部分11cの
角当たり状態が緩和され、かつタイヤ取付治具30の上
端縁30cには略円弧状の面取りが施されることから円
滑に引き摺り込まれる。この結果、ビード部分11aと
フランジ25の外周端25aとの接触部分11cに作用
する摺動抵抗等の負荷が軽減されて円滑な取り付け作業
が確保されると共に、接触部分11c及び接触部分11
c近傍のショルダ部分12aの損傷が有効的に防止され
る。
【0034】また、図5に要部断面図を示すようにロー
ラにより押し込む際に、ビード部分11aがタイヤ取付
治具30によって下方から支持されてフランジ25の外
周端25aへの圧接が軽減されて食い込みが回避或いは
緩和されてビード部分11aの損傷が回避され、円滑な
タイヤ10の組み付け作業が阻害されることがない。
【0035】タイヤ10が取り付けられたホイール20
は、タイヤ取付装置から搬出され、タイヤ取付治具30
はホイール20から取り外される。
【0036】なお、タイヤ取付治具30の中央に形成さ
れた開口部31は、タイヤ取付治具30それ自体の軽量
化を図り、かつホイール20のディスクの中央部が外方
に張り出しているオフセット量の大きなホイールにあて
も容易に装着できるように適宜な大きさに設定すること
も可能であり、また、この開口部31はタイヤ取付治具
30をホイール20に装着或いは取り外しの際の掴持部
とすることによってタイヤ取付治具30の着脱作業性の
向上が得られる。
【0037】従って、本実施の形態によると、円板状の
タイヤ取付治具30をホイール20の着脱することによ
って、タイヤ10の損傷を有効的に回避すると共に、円
滑になタイヤ10をホイール20に取り付けることが可
能になり、既存のタイヤ取付装置を変更することなくタ
イヤ取り付け作業の効率化が得られる。また、タイヤ取
付治具30の形状が簡単でかつ安価に製造することがで
きることと相俟って、実用的効果大なるのもである。
【0038】(第2実施の形態)図6は第2実施の形態
の要部を示す上記図3に対応する断面図である。
【0039】本実施の形態におけるタイヤ取付治具35
は、上記第1実施の形態のタイヤ取付治30と対応する
部分に同一符号を付することで該部の詳細な説明は省略
するが、タイヤ取付治具35の上面に連続して外周面に
沿ってこの外周面30bより拡径するように外周方向に
突出するオーバハング状にフランジ状部36を一体に形
成したことを特徴とする。
【0040】フランジ状部36を外周面30bより周方
向に更に突出するように形成することによって、上記第
1実施の形態に比べ、ホイール20に傾斜して半係合さ
れたタイヤを、嵌合する部分から順次ローラによって押
し下げてビード部分を押し込む際に、フランジ25の外
周端25aに接触するビード部分の接触部分は、その近
傍がフランジ状部36によって外方において誘導案内さ
れ、より接触部分の屈曲が回避されると共に外周端25
aとの接触面積が減り、接触部分の角当たり状態が緩和
されてより円滑に引き摺り込まれる。
【0041】従って、ビード部分とフランジ25の外周
端25aとの接触部分に作用する負荷が更に軽減されて
より円滑な取り付け作業が確保される。このフランジ状
部36の外周面30bからの突出量aはホイール20の
形状等によって適宜調整することが好ましい。
【0042】また、フランジ状部36を外周部30bよ
り突出するように形成することによって、外周面30b
等のタイヤ取付治具35の寸法的なバラツキが許容で
き、タイヤ取付治具35の寸法的な形状の要求精度が緩
和され、タイヤ取付治具35の製造がより容易になる。
【0043】なお、本発明は上記各実施の形態に限定さ
れることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更
可能である。例えば、上記実施の形態ではタイヤ取付治
具を潤滑性を有する合成樹脂によって形成したが、金属
等の潤滑性を有しない材料で形成し、表面を潤滑性を有
する部材で被覆することも可能である。また、作業に影
響を与えない範囲でタイヤ取付治具をホイールに装着或
いは取り外しの際の掴持部を別途設けることも可能であ
る。また、上記実施の形態では高扁平率のタイヤを取り
付ける場合を例に説明したが、一般のタイヤの取り付け
に用いることによってタイヤ取付の作業性の向上及び品
質の安定化を図ることができる。更に押圧手段はローラ
に代えてへら等を用いることもできる。
【0044】
【発明の効果】本発明のタイヤ組付方法によると、予め
ホイールのリムに形成された環状のフランジの内側に、
フランジの外周端より上方に突出する円板状のタイヤ取
付治具を載置して装着することによって、リムにビード
部分が嵌合する部分から順次押圧手段によって押圧して
ビード部分を嵌合させる際に、ビード部分のフランジに
接触する接触部分及び接触部分の近傍がフランジの周縁
部より上方に突出するタイヤ取付治具の外周縁によって
支持されると共に誘導されてビード部分の屈曲が軽減さ
れて円滑にリムに引き摺り込まれる。この結果、ビード
部分とフランジの周縁部との接触部分に作用する摺動抵
抗等の負荷が軽減されて円滑な取り付け作業が確保され
ると共に、ビード部分及びショルダ部分の損傷が有効的
に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタイヤ取付方法の第1実施の形態
の概要を示す要部断面図である。
【図2】同じく、タイヤ取付治具の説明図であり、
(a)は平面図、(b)は(a)のI−I線断面図であ
る。
【図3】同じく、タイヤ取付方法を概略的に示す説明図
である。
【図4】同じく、図3の要部断面である。
【図5】同じく、タイヤ取付方法を説明する要部断面図
である。
【図6】本発明によるタイヤ取付方法の第2実施の形態
の要部を示す上記図4に対応する断面図である。
【図7】従来のタイヤ取付方法の概要を示す断面図であ
る。
【図8】タイヤ取付装置の概要を示す説明図である。
【図9】従来のタイヤ取付方法の概要を示す断面図であ
る。
【図10】同じく、従来のタイヤ取付方法を概略的に示
す説明図である。
【図11】同じく、従来のタイヤ取付方法の概要を示す
要部断面図である。
【符号の説明】
10 タイヤ 11a、11b ビード部分 12a、12b ショルダ−部分 20 ホイール 21 リム 22 ドロップ部 23 ビードシート部 24 フランジ 25 フランジ 25a 外周端 25b 外側面 30 タイヤ取付治具 30a 下面 30b 外周面 31 開口部 35 タイヤ取付治具 36 フランジ状部 51 タイヤリフタ 52 テーブル 53A、53B ローラ(押圧手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予めホイールのリムに形成された環状の
    フランジの内側に、該フランジの内側に嵌合すると共に
    フランジの外周端より上方に突出する円板状のタイヤ取
    付治具を載置して装着し、 上記タイヤ取付治具が装着された上記ホイールのリムに
    ビード部分の一部を係合させた半係合状態でホイール上
    にタイヤを載置し、 該タイヤに対し押圧手段によってショルダ部分をビード
    部分が上記リムに係合された部分近傍から順次押圧して
    非係合状態にあるビード部分を上記リムに嵌合すること
    を特徴とするタイヤ取付方法。
  2. 【請求項2】 上記タイヤ取付治具は、中央部に開口部
    を有する環状であることを特徴とする請求項1に記載の
    タイヤ取付方法。
  3. 【請求項3】 上記タイヤ取付治具は、該タイヤ取付治
    具の外周面の端縁が断面略円弧状の面取り処理が施され
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載のタイ
    ヤ取付方法。
  4. 【請求項4】 上記タイヤ取付治具は、該タイヤ取付治
    具の外周面の上部に沿って拡径して外周方向に突出する
    フランジ状部を有することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載のタイヤ取付方法。
  5. 【請求項5】 上記タイヤ取付治具は、潤滑性を有する
    合成樹脂製または表面が潤滑性を有する部材で被覆され
    たことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のタ
    イヤ取付方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015136961A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 トピー工業株式会社 タイヤ取付方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015136961A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 トピー工業株式会社 タイヤ取付方法

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