JP2002248398A - 塗工装置 - Google Patents

塗工装置

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JP2002248398A
JP2002248398A JP2001049946A JP2001049946A JP2002248398A JP 2002248398 A JP2002248398 A JP 2002248398A JP 2001049946 A JP2001049946 A JP 2001049946A JP 2001049946 A JP2001049946 A JP 2001049946A JP 2002248398 A JP2002248398 A JP 2002248398A
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JP
Japan
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coating
coating head
coated
stage
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001049946A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Yabuhara
英男 藪原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面の平滑なシート状基材の上にミクロンオ
ーダーで均一な厚みの薄膜状に接着剤や樹脂等を塗工
し、しかも連続塗工時に機械的な精度変化を起こさない
ようにする。 【解決手段】 所定の位置に固定した塗工ヘッド4に対
し、被塗工基材をセットするステージ5を上下動可能で
かつ塗工ヘッド4の長手方向に対して垂直方向に移動可
能とし、さらに塗工開始地点にて塗工ヘッド4と被塗工
基材のギャップの初期設定を可能とする。稼働中に塗工
ヘッド4は固定されており、ステージ5が上下動するこ
とにより一義的に決定されるため、精確な塗工膜厚を再
現することが可能であり、連続塗工時の機械的な精度変
化も防止することができる。塗工ヘッドの長手方向両端
に設けたマイクロメータによりギャップ設定を行うこと
により、塗工ヘッドの平行度を出すことも非常に簡単か
つ精確となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状基材に対
して接着剤や樹脂等を塗工する装置に係り、特にミクロ
ン単位の薄膜状に塗工を行う塗工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、接着剤や樹脂等をシート状の
平滑な表面を持つ基材に対して均一な厚みで薄膜状に塗
工する場合、中央に長手方向に伸びた塗工液吐出用のス
リットを持つ塗工ヘッドを備えた塗工装置が使用されて
いる。何故なら、スプレーガンを用いてのスパイラルコ
ーティングや、ミスト状にしてのコーティングでは気泡
の混入が避けられず、また塗工膜の表面平滑性が得られ
ないからである。
【0003】上記の如き塗工ヘッドを用いて基材に目的
の接着剤や樹脂等を塗工するタイプの塗工装置において
は、塗工ヘッドは吐出口を含んだ一点を支点とすること
によって装置本体に接続固定されている。したがって、
接着剤や樹脂等を薄膜状に塗工する場合の塗工膜厚を変
更するには、固定部分または本体そのものを上下動させ
ることによって被塗工基材と塗工液吐出用スリット部分
との間のギャップを設定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の塗工装
置により液状の接着剤や樹脂等を薄膜状に塗工する場
合、膜厚の調整を行うためには、塗工ヘッドの支持架部
分において塗工ヘッドと被塗工面とのギャップ調整を行
う必要があった。また、膜厚の均一化を図るためには、
塗工ヘッドの接続固定されている支点を中心とした支持
角度調整を行い、被塗工基材の設置面に対して塗工ヘッ
ドの角度を常に平行に保つ必要があった。
【0005】しかしながら、塗工ヘッドの支持架部分で
ギャップ調整を行った場合、被塗工面との間に所望の膜
厚を得ることのできる適性ギャップが正しく実現されて
いるか否かについては、調整中に常に隙間ゲージなどで
確認する必要があった。また、支持架自体は塗工動作時
には上下に可動となっていないため、精確な設定と確認
にはかなりの手間が伴うことになる。さらに、両端で膜
厚を均一とするためには、やはり支持架部分において塗
工ヘッドを接続固定している支点を中心に調節すること
によって塗工ヘッドの傾きを微調整しなければならな
い。塗工幅が1〜2cm程の狭い場合には膜厚の均一性
は大きな問題とはならないが、塗工幅が10cmを越え
る程広い場合には両端の膜厚を数μmの誤差で揃えるた
めに特に煩雑で勘に頼った操作が伴う。
【0006】また、特開平10−43663号公報に記
載の塗布装置は、上記のような問題点に鑑みてなされた
ものであるが、この塗布装置では、塗工ヘッドと被塗工
基材とのギャップを毎回の塗工操作で設定する際に、塗
工ヘッド側を上下動することによって行っているため、
長時間稼働した場合にはギャップが設定値からずれるこ
とがある。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、表面の平滑
なシート状基材の上にミクロンオーダーで均一な厚みの
薄膜状に接着剤や樹脂等を塗工し、しかも連続塗工時に
機械的な精度変化を起こさないようにした塗工装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の塗工装置は、所定の位置に固定した塗工ヘ
ッドに対し、被塗工基材をセットするステージを上下動
可能でかつ塗工ヘッドの長手方向に対して垂直方向に移
動可能とし、さらに塗工開始地点にて塗工ヘッドと被塗
工基材のギャップの初期設定を可能としたことを特徴と
している。
【0009】そして、塗工ヘッドと被塗工基材のギャッ
プの初期設定を、塗工ヘッドの長手方向両端に設けたマ
イクロメータにより行うようにすることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0011】図1は本発明に係る塗工装置の一例を概略
で示す正面図、図2は図1の塗工装置における塗工ヘッ
ドの支持部を示す正面図、図3は同じく側面図である。
【0012】図1において1は接着剤や樹脂等の塗工液
を供給するためのアプリケータであり、塗工液は供給ホ
ース2を通って架台3の中の塗工ヘッド4に供給され
る。
【0013】架台3の中には被塗工基材をセットするス
テージ5が配置されており、このステージ5は一軸ロボ
ット6により図の左右方向に搬送されるようになってい
る。そして、この一軸ロボット6はその下部に摺動シャ
フト7が設けられており、これをガイドとしてエアーシ
リンダー8によりステージ5と共に上下動するようにな
っている。また、符号9は一軸ロボット6を取り付けて
いるベース板10の上昇位置を規定するストッパーで、
ベース板10の四隅が当接した状態でステージ5の水平
が保たれるように予め設定されている。
【0014】一方、塗工ヘッド4は、架台3から張り出
したフレーム11に長手方向両端をマイクロメータ12
と摺動シャフト13を介して固定されており、塗工ヘッ
ド4と被塗工基材とのギャップ及び傾きが調節可能であ
る。すなわち、フレーム11から摺動シャフト13及び
リニアブッシュ14を介してマニホールド15及び供給
量調整弁16、塗工ヘッド4が取り付けられ、塗工ヘッ
ド4はフレーム11に対して上下に摺動するようになっ
ており、ここにマイクロメータ12を取り付けること
で、塗工ヘッド4を上下に微調整できるようになってい
る。さらに、塗工ヘッド4の被塗工基材に対する塗工方
向の平行度を保つためにボールキャスター17で塗工ヘ
ッド4の角度が微調整できる構造になっている。
【0015】この塗工装置により被塗工基材に薄膜塗工
するに際しては、ステージ5を上昇させた状態で塗工ヘ
ッド4の長手方向両端に設けられたマイクロメータ12
により所定の厚み分のギャップを設定する。被塗工基材
のステージ5への載置は、セットしやすいようにステー
ジ5が下がった状態で行い、塗工開始地点でステージ5
を上昇させ、塗工終了地点までステージ5は上がった状
態のまま被塗工基材を移動させる。そして、塗工終了と
同時にステージ5を下降させ、スタート地点まで下がっ
たまま戻るようにする。この動作が繰り返されるが、塗
工動作中の塗工ヘッド4は固定された状態で動かないた
め、長時間稼働においても塗工ヘッド4と被塗工基材と
のギャップが変わることはない。
【0016】図4は図1に示す塗工装置の基本動作を示
すフロー図であり、以下、これについて説明する。
【0017】まず、ステージ5の吸着スイッチ(図示せ
ず)をONにし、被塗工基材をステージ5上にセットす
る。次いで、スタートスイッチをONにすると、一軸ロ
ボット6によりステージ5が移動する。そして、塗工開
始の所定位置に設けられた近接スイッチ(図示せず)が
ステージ5を検知してステージ5が停止する。
【0018】ステージ5が塗工開始地点で停止した後、
エアーシリンダー8によりステージ5と一軸ロボット6
の全体が摺動シャフト7を介してストッパー9の位置ま
で上昇する。そして、ステージ5は上昇した後に再び移
動し、これと同時に塗工が開始され、塗工ヘッド4から
塗工液が吐出される。この時、塗工ヘッド4と被塗工基
材とのギャップは塗工厚みに応じてあらかじめ設定され
ている。タイマーにより所定の時間塗工液が吐出されて
塗工が終了すると、近接スイッチ(図示せず)がステー
ジ5を検知し、ステージ5は停止して下降する。
【0019】その後、ステージ5が最初のスタート地点
(原点)まで戻り、被塗工基材の吸着が解除される。そ
して、塗工液が塗工された基材を取り出して一連の塗工
動作が完了する。連続で稼働する場合は、以上の動作が
繰り返される。
【0020】以上、本発明の実施の形態について詳細に
説明してきたが、本発明による塗工装置は、上記実施の
形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当
然のことである。
【0021】
【発明の効果】本発明の塗工装置は、所定の位置に固定
した塗工ヘッドに対し、被塗工基材をセットするステー
ジを上下動可能でかつ塗工ヘッドの長手方向に対して垂
直方向に移動可能とし、さらに塗工開始地点にて塗工ヘ
ッドと被塗工基材のギャップの初期設定を可能としたこ
とを特徴としているので、稼働中に塗工ヘッドは固定さ
れており、ステージが上下動することにより一義的に決
定されるため、精確な塗工膜厚を再現することが可能で
あり、連続塗工時の機械的な精度変化も防止することが
できる。
【0022】さらに、塗工ヘッドと被塗工基材のギャッ
プの初期設定を、塗工ヘッドの長手方向両端に設けたマ
イクロメータにより行うことにより、ステージの両端で
それぞれ別個にマイクロメータによるギャップ設定を行
うことが可能であるため、塗工ヘッドの平行度を出すこ
とも非常に簡単かつ精確となり、調整時間を大幅に短縮
することができ、塗工液を厚みのバラツキのない薄膜状
に容易に塗工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塗工装置の一例を概略で示す正面
図である。
【図2】図1の塗工装置における塗工ヘッドの支持部を
示す正面図である。
【図3】図1の塗工装置における塗工ヘッドの支持部を
示す側面図である。
【図4】図1に示す塗工装置の基本動作を示すフロー図
である。
【符号の説明】
1 アプリケータ 2 供給ホース 3 架台 4 塗工ヘッド 5 ステージ 6 一軸ロボット 7 摺動シャフト 8 エアーシリンダー 9 ストッパー 10 ベース板 11 フレーム 12 マイクロメータ 13 摺動シャフト 14 リニアブッシュ 15 マニホールド 16 供給量調整弁 17 ボールキャスター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の位置に固定した塗工ヘッドに対
    し、被塗工基材をセットするステージを上下動可能でか
    つ塗工ヘッドの長手方向に対して垂直方向に移動可能と
    し、さらに塗工開始地点にて塗工ヘッドと被塗工基材の
    ギャップの初期設定を可能としたことを特徴とする塗工
    装置。
  2. 【請求項2】 塗工ヘッドと被塗工基材のギャップの初
    期設定を、塗工ヘッドの長手方向両端に設けたマイクロ
    メータにより行うようにしたことを特徴とする請求項1
    に記載の塗工装置。
JP2001049946A 2001-02-26 2001-02-26 塗工装置 Pending JP2002248398A (ja)

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JP2001049946A JP2002248398A (ja) 2001-02-26 2001-02-26 塗工装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006297317A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Dainippon Printing Co Ltd 塗工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006297317A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Dainippon Printing Co Ltd 塗工方法

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