JP2002247939A - 釣り用リールの表示装置 - Google Patents

釣り用リールの表示装置

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JP2002247939A
JP2002247939A JP2001049612A JP2001049612A JP2002247939A JP 2002247939 A JP2002247939 A JP 2002247939A JP 2001049612 A JP2001049612 A JP 2001049612A JP 2001049612 A JP2001049612 A JP 2001049612A JP 2002247939 A JP2002247939 A JP 2002247939A
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display unit
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JP2001049612A
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Hiroaki Kuriyama
博明 栗山
Yuzo Kawabe
雄三 川辺
Hitoshi Katayama
仁志 片山
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Original Assignee
Shimano Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置を有する釣り用リールにおいて、釣
人に注意を喚起するとともに、表示部の視認性を向上さ
せる。 【解決手段】 表示部5は、釣り糸巻き上げ中に表示さ
れる巻上画面58において、上方に配置された水深表示
領域5aと、その下方に配置された底水深表示領域5b
と、水深表示領域5aの右側に上下に並べて配置された
複数のボックスからなる変速段数表示領域5cと、水深
表示領域5aと底水深表示領域5bとの間に配置された
動画表示可能な画像表示領域5dと、各種の設定モード
や変速段数を文字により表示可能な情報表示領域5eと
を有している。画像表示領域5dは、釣竿の先端部が上
下に動いているような動画表示を行う。ここでは、上下
位置における釣竿の先端部の静止画を複数順次繰り返し
表示させることにより、釣り糸を巻き上げているという
状態の変化を動画表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置、特に、
リール本体に設けられ仕掛けの水深等を表示する釣り用
リールの表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、釣り用リールは、リール本体
と、リール本体に装着されたスプールと、スプールを回
転させるハンドルと、リール本体の上面に装着され、水
深表示用の表示部を有する表示装置とを備えている。表
示部は、たとえばセグメント方式の液晶ディスプレイで
あり、棚位置や現在の仕掛けの水深等を予め設定された
所定の位置に表示することができる。
【0003】この種の表示装置では、各種情報を大量に
表示したり、視認性を向上させるために表示部にドット
マトリックス方式の液晶ディスプレイを用いたものが、
たとえば特開2000−139294号公報に開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の表示部は、
特にセグメント方式の液晶ディスプレイの場合は、予め
設定された所定の表示項目しか表示することができない
ので、表示内容が単調になりやすい。このため、釣人は
表示内容の変化に気付かないおそれがある。
【0005】また、セグメント方式及びドットマトリッ
クス方式の液晶ディスプレイにおいて、表示項目を大量
に表示する場合には、表示項目の大きさが小さくなりや
すく、釣人が必要な情報を視認するのは困難である。
【0006】本発明の課題は、表示装置を有する釣り用
リールにおいて、釣人に注意を喚起するとともに、表示
部の視認性を向上させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係る釣り用リー
ルの表示装置は、スプールを回転自在に支持するリール
本体に設けられ、仕掛けの水深等の各種の表示を行う釣
り用リールの表示装置であって、リール本体に設けられ
たケース部材と、ケース部材に設けられ各種の表示を行
う表示部と、表示部に動画を表示させる制御を行う制御
部とを備えている。
【0008】この表示装置では、たとえば釣人が必要な
表示項目を視覚的に動きのある動画表示させることによ
り、この表示項目が他の表示項目と比して際立った表示
を行うことができる。したがって、釣人に注意を喚起す
るとともに、表示部の視認性を向上させることができ
る。
【0009】発明2に係る表示装置は、発明1の表示装
置において、表示部はドットマトリックス方式の液晶デ
ィスプレイである。この場合、たとえば各種情報を示す
文字や図形等を表示させるためにドットマトリックス方
式の液晶を用いることにより、複数の表示画面を切り替
えて大量の情報を表示させることができる。また、表示
部の表現力が豊かになるとともに表示内容が多様化する
ので、視認性の向上をさらに図ることができる。
【0010】発明3に係る表示装置は、発明1又は2の
表示装置において、表示部は複数の静止画を繰り返し連
続表示させることにより動画を表示する。この場合、複
数の静止画を少しずつ異なるように作成し、それを比較
的短い時間で繰り返し連続表示させることにより、動画
を容易に生成することができる。
【0011】発明4に係る表示装置は、発明1から3の
いずれかの表示装置において、表示部は各種の増減する
データの変化を動画により表示する。この場合、たとえ
ばモータの回転速度や、釣り糸に作用する張力や、モー
タに通電される電流値や、タイマの経過(残り)時間等
を連続的に動画表示させることにより、釣人にとって分
かりやすい表示にすることができる。
【0012】発明5に係る表示装置は、発明1から4の
いずれかの表示装置において、表示部は各種の釣りに関
する状態の変化を動画により表示する。この場合、たと
えば各種のモードの設定が完了したときや、各種の警告
表示を行うときや、魚等がヒットして釣り糸が繰り出さ
れたときや、リールの電源のオン、オフ時等、釣人に注
意を喚起したいときにそれぞれ動画表示させることによ
り、釣人にとってさらに分かりやすい表示にすることが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を採用した釣
り用リールは、図1に示すように、モータ駆動によりス
プール回転を行う電動リールであって、リール本体1
と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用の
ハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置され
たドラグ調整用のスタードラグ3と、リール本体1の上
方に設けられた開閉式の水深表示装置4とを主に備えて
いる。
【0014】リール本体1は、左右1対の側板7a、7
bとそれらを連結する複数の連結部材8とからなるフレ
ーム7と、フレーム7の左右を覆う左右の側カバー9
a、9bとを有している。ハンドル2側の側カバー9b
には、ハンドル2の回転軸が回転自在に支持されてい
る。リール本体1後方に配置された連結部材8の側カバ
ー9a側後部には、外部電源接続用のコネクタ19が先
端に取り付けられたリールコード18が延出されてい
る。
【0015】リール本体1の内部には、図1に示すよう
に、ハンドル2に連結されたスプール10が回転自在に
支持されている。スプール10の内部には、スプール1
0を糸巻き上げ方向に回転駆動するモータ12が配置さ
れている。また、リール本体1のハンドル2側側面には
図示しないクラッチ機構を操作するためのクラッチレバ
ー11が配置されている。リール本体1のハンドル2側
側面のクラッチレバー11の前方には、モータ12をオ
ン、オフするためのモータスイッチPWと、モータ12
の回転速度を変更する速度変更レバーLVとが設けられ
ている。
【0016】水深表示装置4は、リール本体1の上方に
リール本体1と一体で設けられた第1部材4aと、第1
部材4aに対して開閉自在に設けられた第2部材4b
(ケース部材の一例)と、第1部材4aと第2部材4b
とを揺動自在に連結する連結部材4cとにより構成され
ている。
【0017】第1部材4aは、図1〜図5に示すよう
に、リール本体1の両側部上方にリール本体1と一体成
形されている。第1部材4aの内部に収納空間を有して
おり、この収納空間には、スプールセンサ41(図7参
照)等の各種の電気部品が収納されている。また、第1
部材4aの前端部は連結部材4cを取り付けるために一
部が上方に突出した形状となっている。第1部材4aの
上面は、両側部とも同一高さの平坦面になっており、連
結部材4c取り付け用の突出部分から後方に向かって斜
め下方に傾斜している。
【0018】第2部材4bは、第1部材4aに対して開
閉自在に取り付けられている。第2部材4bの取り付け
部分は第1部材4aの突出部分に合致する形状になって
いる。第1部材4a及び第2部材4bの取り付け部分に
は連結部材4cが装着されている。第2部材4bは、第
1部材4aと対向する面に配置された表示部5と、表示
部5の近傍に配置され複数のスイッチからなるスイッチ
操作部6とを有している。
【0019】第2部材4bの内部には、表示部5の表示
制御及びモータ制御を行うリール制御部30(図7参
照)と、モータ12をPWM駆動するPWM駆動回路3
1(図7参照)と、ブザー40(図7参照)とが配置さ
れている。
【0020】連結部材4cは、図2〜図5に示すよう
に、揺動軸芯Xを有する金属製のシャフトであり、第1
部材4aに対して回転不能に、かつ第2部材4bに対し
て揺動可能に取り付けられている。また、連結部材4c
は、ねじりばね等による図示しない位置決め機構を備え
ており、第2部材4bの開閉位置を段階的に決めること
ができる。なお、第2部材4bの揺動角は0度以上18
0度以下であり、第2部材4bが完全に開くまで揺動さ
せることができる。
【0021】表示部5は、図6に拡大して示すように、
最初に起動した際に初期画面50が表示される。初期画
面50の表示項目は、上方に配置された水深表示領域5
aと、その下方に配置された底水深表示領域5bと、水
深表示領域5aの右側に上下に並べて配置された複数の
ボックスからなる変速段数表示領域5cと、水深表示領
域5aと底水深表示領域5bとの間に配置された動画表
示可能な画像表示領域5dと、各種の設定モードや変速
段数を文字により表示可能な情報表示領域5eとを有し
ている。情報表示領域5eには、たとえば現在の巻き上
げモードを示す「テンション一定モード」や現在の変速
段数が8段であることを示す「8」の文字が表示されて
いる。
【0022】画像表示領域5dは、たとえば釣竿や釣り
糸等の画像であり、図20に示すように、釣り糸巻き上
げ中に表示される巻上画面58において、釣竿の先端部
が上下に動いているような動画表示を行う。ここでは、
上下位置における釣竿の先端部の静止画を複数順次繰り
返し表示させることにより、釣り糸を巻き上げていると
いう状態の変化を動画表示する。
【0023】表示部5は、ドットマトリックス方式の液
晶ディスプレイであり、後述するメニューモードにおけ
る各種設定のための複数のメニュー画面等を階層的に切
り替えて表示させることができる。また、メニューモー
ドにおける表示設定により、図6や図20に示す標準画
面から、図19に示す簡易表示を行う簡易画面57に切
り替え表示可能である。簡易画面57は、水深表示領域
5aと、底水深表示領域5bと、変速段数表示領域5c
とから構成されており、表示項目の数は標準画面のそれ
よりも少なくなっている。水深表示領域5a及び底水深
表示領域5bの文字の大きさは、標準画面のそれよりも
大きくなっている。
【0024】スイッチ操作部6は、図1及び図6に示す
ように、表示部5の下側の連結部材4cの揺動軸芯X近
傍に左右に並べて配置されたメニュー選択スイッチMN
と、モードスイッチMDと、底メモスイッチSMとを有
している。
【0025】メニュー選択スイッチMNは、キー入力処
理においてメニューモードに入るためのスイッチであ
り、図13以降に示すように、メニューモードでは後述
する選択項目60及び設定項目61を決定するためのス
イッチである。
【0026】モードスイッチMDは、キー入力処理にお
いて各種のモードを設定するためのスイッチであり、た
とえばモータ12の回転制御としてテンション一定モー
ドとスピード一定モードとが切り替えられる。モードス
イッチMDは、メニューモードにおいてカーソル65を
上下方向に移動させるためのものである。
【0027】底メモスイッチSMは、キー入力処理にお
いて仕掛けが底に到達したときに押されるスイッチであ
り、そのときの水深が底として設定される。底メモスイ
ッチSMは、メニューモードにおいてカーソル65を左
右方向に移動させるためのものである。
【0028】モータスイッチPWは、速度変更レバーL
V近傍に設けられ、後述する速度変更レバーLVの揺動
軸芯Yに沿って下方向への押圧操作(移動操作)を行う
ことによって、モータ12のオン、オフを行っている。
なお、メニューモードにおいてモータスイッチPWを押
すと、メニューモードが解除されメニュー選択スイッチ
MNが無効になり、瞬時にモータ12を回転させること
ができる。
【0029】速度変更レバーLVは、揺動軸芯Yを基準
として前後方向に揺動自在に設けられ、前方の増速位置
Aに揺動させるとモータ12が増速し、後方の減速位置
Bに揺動させるとモータ12が減速する。速度変更レバ
ーLVは、増速位置A及び減速位置Bのいずれかに位置
していても、常に中立位置Nに付勢されている。
【0030】リール制御部30は、第2部材4b内に配
置されたCPU、RAM、ROM、I/Oインターフェ
イス等を含むマイクロコンピュータを含んでいる。リー
ル制御部30は、制御プログラムに従って表示部5の表
示制御やモータ駆動制御等の各種の制御動作を実行す
る。リール制御部30には、図7に示すように、スイッ
チ操作部6の各種のスイッチとスプール10の回転方向
及び回転数(回転位置データ)を検出するためのスプー
ルセンサ41及びスプールカウンタ42とが接続されて
いる。また、リール制御部30には、ブザー40とPW
M駆動回路31と表示部5と記憶部43と他の入出力部
とが接続されている。
【0031】PWM駆動回路31は、モータ12を駆動
するための駆動素子としてのFETを含んでいる。PW
M駆動回路31は、リール制御部30によりモータ駆動
電流のデューティ比が制御されてモータ12を速度可変
に駆動する。
【0032】スプールセンサ41は、前後に並べて配置
された2つのリードスイッチから構成されている。リー
ドスイッチは、磁石ホイールに装着された2個の磁石を
検出する。この検出パルスをスプールカウンタ42で計
数することでリールの回転数を検出できる。また、いず
れのリードスイッチが先に検出パルスを発したかにより
スプール10の回転方向を検出できる。
【0033】スプールカウンタ42は、スプールセンサ
41のオンオフ回数を計数するカウンタであり、この計
数値によりスプール回転数に関する回転位置データが得
られる。スプールカウンタ42は、スプール10が正転
(糸繰り出し方向の回転)すると計数値が減少し、逆転
すると増加する。
【0034】記憶部43は、たとえばEEPROM等の
不揮発メモリからなり、学習結果のデータや糸長算出時
に使用する各種のデータ等が記憶されている。次に、リ
ール制御部30によって行われる具体的な制御処理を、
図8以降の制御フローチャートに従って説明する。
【0035】電動リールがリールコード18を介して外
部電源に接続されると、図8のステップS1において初
期設定を行う。この初期設定では各種の変数やフラグを
リセットする。
【0036】次にステップS2では表示処理を行う。表
示処理では、水深表示やメニューモードにおけるメニュ
ー等の各種の表示処理を行う。ここで、上からモードの
ときには、水深表示領域に水面基準の水深が表示され
る。また、底メモスイッチSMにより底位置がセットさ
れていると底位置が底水深表示領域に表示される。な
お、外部電源からの電圧値が所定の電圧値よりも高いと
きや、端子を逆接した場合には、このステップS2の表
示処理において、たとえば「電圧が高すぎます」や「接
続が逆です」等その旨を知らせる警告表示を行う。
【0037】ステップS3ではスイッチ操作部6のいず
れかのキーが押されたか否かを判断する。キー入力がな
された場合にはステップS3からステップS6に移行
し、メニューモードであるか否かを判断する。メニュー
モードがオフであればステップS7に移行してキー入力
処理を実行する。メニューモードがオンであればステッ
プS8に移行してメニューキー入力処理を実行する。ス
イッチ入力がなされていない場合にはステップS4に移
行する。
【0038】ステップS4ではスプール10が回転して
いるか否かを判断する。この判断は、スプールセンサ4
1の出力により判断する。また、スプール10の回転が
検出された場合には、ステップS4からステップS9に
移行する。ステップS9では各動作モード処理を実行す
る。
【0039】ステップS5ではその他の指令や入力がな
されたか否かを判断する。その他の指令あるいは入力が
なされた場合にはステップS5からステップS10に移
行してその他の処理を実行する。
【0040】ステップS7のキー入力処理を図9に示
す。このキー入力処理では、まずステップS11におい
てモータスイッチPWがオン操作されたか否かを判断す
る。モータスイッチPWがオン操作されればステップS
15に移行し、モータ制御処理を行う。またステップS
12では、速度変更レバーLVが揺動操作されているか
否かを判断する。ここで「YES」と判断されればステ
ップS16に進み、速度制御処理を行う。
【0041】ステップS13では、メニュー選択スイッ
チMNが操作されたか否かを判断する。ここで「YE
S」と判断されればステップS17に進み、モータ12
がオンされているか否かを判断する。モータ12がオン
であれば、メニュー選択スイッチMNの操作が無効とな
ってそのままステップS14へ移行する。モータ12が
オフであればステップS18に進み、メニューモードを
オンにする。
【0042】ステップS14では、その他のキーが操作
されたか否かを判断する。その他のキーの操作にはモー
ドスイッチMDや底メモスイッチSM等の操作を含んで
いる。他のキー入力がなされると、ステップS14から
ステップS19に移行し、各キー入力に応じた他のキー
入力処理を行う。
【0043】ステップS15のモータ制御処理を図10
に示す。このモータ制御処理では、モータスイッチPW
が移動操作によりオンされている状態から始まる。まず
ステップS21で、モータスイッチPWが所定時間内に
2回オン操作されたか否かを判断する。ここで「N
O」、つまりモータスイッチPWがオンされ続けている
とき、ステップS22へ進み、モータ12がオンされて
いるか否かを判断する。モータ12がオフであればステ
ップS23へ進み、モータ12を回転させてステップS
24に進む。またステップS22で「YES」と判断さ
れたとき、すなわちモータ12が既にオンであれば、ス
テップS24へ移行する。ステップS24ではモータス
イッチPWがオフか否かを判断し、モータスイッチPW
がオフにされるとステップS25へ進みモータ12の回
転を停止させる。ステップS21からステップS25で
はモータスイッチPWが押されている間にモータ12を
回転させる寸動巻き上げを行うことができる。
【0044】一方、ステップS21で「YES」と判断
されたとき、ステップS26へ移行しモータ12が回転
しているか否かを判断する。モータ12が回転していれ
ばステップS28で回転を停止させ、モータ12が回転
していなければステップS27で回転が開始される。こ
こではモータ12が回転していないときには、モータス
イッチPWが2回オンされることによってモータ12を
回転させる連続巻き上げを実行することができる。
【0045】ステップS16の速度制御処理を図11に
示す。この速度制御処理では、ステップS31におい
て、速度変更レバーLVが増速位置Aに揺動されている
か否かを判断する。速度変更レバーLVが増速位置Aに
揺動されると、ステップS31からステップS33に移
行する。ステップS33では、デューティ比を徐々に大
きくしてモータ12の回転を増加させる。ステップS3
1で「NO」と判断されたとき、ステップS32に移行
する。ステップS32では、速度変更レバーLVが減速
位置Bに揺動されているか否かを判断する。速度変更レ
バーLVが減速位置Bに揺動されると、ステップS32
からステップS34に移行する。ステップS34では、
デューティ比を徐々に小さくしてモータ12の回転を減
少させる。ここで速度変更レバーLVを増速位置A又は
減速位置Bに揺動させ続けると、ステップS33又はス
テップS34を繰り返すことになり、結果的に速度変更
レバーLVの揺動時間に応じてモータ12の回転を増減
させている。
【0046】ステップS8のメニューキー入力処理を図
12に示す。ここでは、ステップS41においてモータ
12がオンされているか否かを判断する。モータ12が
オンされているとステップS51へ進み、メニューモー
ドをオフにする。モータ12がオフであればステップS
42へ移行する。
【0047】ステップS42では、モードスイッチMD
が押されたか否かを判断する。モードスイッチMDが押
されると、ステップS47へ進み、モードスイッチMD
が押された回数だけカーソル65が上下方向に移動する
カーソル上下移動処理を行う。カーソル65の移動方向
はたとえば予め下方向への移動のみが許可されており、
最下位の選択項目60に移動すれば、次は最上位の選択
項目60に移動するようになっている。モードスイッチ
MDが押されなければ、ステップS43に移行する。
【0048】ステップS43では、底メモスイッチSM
が押されたか否かを判断する。底メモスイッチSMが押
されると、ステップS48へ進み、底メモスイッチSM
が押された回数だけカーソル65が左右方向に移動する
カーソル左右移動処理を行う。なお、カーソル65の移
動方向は、左方向または右方向の一方に切り替えること
ができる。底メモスイッチSMが押されなければ、ステ
ップS44に移行する。
【0049】ステップS44では、メニュー選択スイッ
チMNが押されたか否かを判断する。メニュー選択スイ
ッチMNが押されるとステップS49へ進み、メニュー
選択スイッチMNが押されなければステップS45へ進
みメニューモードをオフにする。ステップS49ではカ
ーソル65が終了位置に移動しているか否かを判断す
る。カーソル65が終了位置であれば、ステップS51
に移行してメニューモードをオフにする。カーソル65
が終了位置でなければ、ステップS50に移行してカー
ソル65の位置に対応するカーソル位置決定処理を行
う。
【0050】ステップS46では、その他のキーが操作
されたか否かを判断する。他のキー入力がなされると、
ステップS46からステップS52に移行し、各キー入
力に応じた他のキー入力処理を行う。
【0051】次に、表示部5に表示される表示画面をそ
れぞれ図6、図13〜図18に示す。まず、図6の初期
画面50から、メニュー選択スイッチMNを押すと図1
3に示すように第1メニュー画面51を表示する。第1
メニュー画面51は、上から「次ページ」、「巻上」、
「糸送り」、「棚」の4つの選択項目60が表示されて
いる。さらに、「巻上」、「糸送り」、「棚」の選択項
目60の右側には、それぞれ択一的に設定可能な「寸
動」及び「連続」、「あり」及び「なし」、「上から」
及び「下から」の設定項目61が表示されている。ここ
では、「寸動」、「あり」、「上から」の設定項目61
は反転表示される反転項目62であり、前回それらが設
定されたことを示している。選択項目60及び設定項目
61の左側には略三角形の上下左右移動自在なカーソル
65が表示されている。なお、第1メニュー画面51が
表示されたときのカーソル65の位置は、常に終了項目
63である「次ページ」を指すようになっている。
【0052】第1メニュー画面51において、「次ペー
ジ」を選択すると、すなわち「次ページ」の選択項目6
0にカーソル65を合わせてメニュー選択スイッチMN
を押すと、図14に示すように、第2メニュー画面52
を表示する。
【0053】第2メニュー画面52は、上から「キャン
セル」、「糸巻学習」、「表示」、「さそい」の4つの
選択項目60と、「糸巻学習」、「表示」、「さそい」
の選択項目60の右側に「標準」及び「簡易」、「す
る」及び「しない」の設定項目61とが表示されてい
る。ここでは、「標準」、「しない」の設定項目61は
反転表示される反転項目62であり、前回それらが設定
されたことを示している。なお、第2メニュー画面52
が表示されたときのカーソル65の位置は、常に終了項
目63である「キャンセル」を指すようになっている。
【0054】第2メニュー画面52において、「糸巻学
習」を選択すると、すなわちモードスイッチMDを1回
押し「糸巻学習」の選択項目60にカーソル65を合わ
せてメニュー選択スイッチMNを押すと、図15に示す
ように、第3メニュー画面53を表示する。
【0055】第3メニュー画面53は、上から「キャン
セル」、「指定PE」、「普通学習」、「下巻学習」の
4つの選択項目60と、「普通学習」の選択項目60の
右側に「PE」及び「ナイロン」の設定項目61とが表
示されている。ここでは、「指定PE」の設定項目61
は反転表示される反転項目62であり、前回それらが設
定されたことを示している。なお、第3メニュー画面5
3が表示されたときのカーソル65の位置は、常に終了
項目63である「キャンセル」を指すようになってい
る。
【0056】第3メニュー画面53において、「指定P
E」を選択すると、すなわちモードスイッチMDを1回
押し「指定PE」の選択項目60にカーソル65を合わ
せてメニュー選択スイッチMNを押すと、図16に示す
ように、第4メニュー画面54を表示する。
【0057】第4メニュー画面54は、上から「キャン
セル」、「号数(号)−糸長(m)」、「釣り糸の会社
名」の3つの選択項目60と、図示しない「号数(号)
−糸長(m)」及び「釣り糸の会社名」の選択項目60
には、「4−400」、「5−350」、「6−30
0」、「8−200」及び「A社」、「B社」、「C
社」、「D社」、「E社」、「F社」の設定項目61が
表示されている。ここでは、「6−300」及び「B
社」の設定項目61は反転表示される反転項目62であ
り、前回それらが設定されたことを示している。なお、
第4メニュー画面54が表示されたときのカーソル65
の位置は、常に終了項目63である「キャンセル」を指
すようになっている。
【0058】第4メニュー画面54において、「6−3
00」を選択後「B社」を選択すると、すなわちモード
スイッチMDを2回押し「6−300」の選択項目60
にカーソル65を合わせてメニュー選択スイッチMNを
押し、さらにモードスイッチMDを1回押し「A社」の
選択項目60にカーソル65を合わせ、底メモスイッチ
SMを1回押し「B社」の選択項目60にカーソル65
を合わせてメニュー選択スイッチMNを押すと、図17
に示すように、メニューモードが解除されて学習設定画
面55を表示する。
【0059】学習設定画面55は、設定された釣り糸の
会社名及び号数を「B社」、「6号」と表示し、その右
側に「学習中」の文字を反転表示する。また、下方には
釣人に具体的な指示を出すメッセージである説明文64
として「3のテンションで巻き取ってください」を表示
する。糸巻学習が終了すると、図18に示すように、学
習終了画面56を表示する。学習終了画面56は、説明
文64として「糸巻学習終了」を表示して、図6の初期
画面50に戻る。
【0060】この水深表示装置4では、表示部5は、画
像表示領域5dにおいて、釣竿の先端部が上下に動いて
いるような動画を表示する。このように、表示部5に動
画を表示させることにより、画像表示領域5dが他と比
して際立った表示を行うことができるので、釣人に注意
を喚起するとともに、表示部5の視認性を向上させるこ
とができる。
【0061】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、釣り用リールとして開閉式
の電動リールを例にあげて説明したが、これに限定され
るものではなく、開閉式でないタイプのケース部材を有
する電動リールや手巻きリール等にも本発明を適用でき
る。
【0062】(b) 前記実施形態では、表示部5はド
ットマトリックス方式の液晶表示を行っていたが、セグ
メント方式の液晶表示を行うようにしてもよい。 (c) 前記実施形態では、第1部材4aは、リール本
体1と一体で設けられていたが、別体で設けてもよい。
【0063】(d) 前記実施形態では、モータスイッ
チPWが移動操作されている間モータ12を回転させて
いたが、移動操作を行う毎にモータ12をオン、オフに
するようにしてもよい。図21に示すように、モータ制
御処理は、まずステップS61で、モータ12がオンさ
れているか否かを判断する。モータ12がオフのときス
テップS62へ進みモータ12を回転させ、ステップS
63に進む。またステップS61で「YES」と判断さ
れたときはステップS63へ移行する。ステップS63
ではモータスイッチPWがオフか否かを判断し、モータ
スイッチPWがオフにされるとステップS64へ進みモ
ータ12の回転を停止させる。ここではモータスイッチ
PWがオン操作されている間、モータ12を回転させ
る。
【0064】(e) 前記実施形態では、表示部5の簡
易画面57への切り替えは、第2メニュー画面52の設
定で行っていたが、図22に示すように、スイッチ操作
部6にさらに設けた表示画面選択スイッチSSの操作に
より切り替えを行ってもよい。
【0065】(f) 前記実施形態では、表示部5は、
釣り糸を巻き上げているという状態の変化を動画表示し
ていたが、他の釣りに関する状態の変化や、各種の増減
するデータの変化を動画表示させるようにしてもよい。
図23に示すように、画面全体を動画表示可能な画像表
示領域5dとして、たとえば魚が遊泳している様子を起
動時や待機時等に表示させてもよい。また、図24に示
すように、画像表示領域5dに描画されたキャラクタの
表情や色調等をモータ12の状態の変化に応じて変化さ
せるようにしてもよい。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、表示装置を有する釣り
用リールにおいて、表示部に動画を表示することによ
り、釣人に注意を喚起するとともに、表示部の視認性を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した釣り用リールの
斜視図。
【図2】前記釣り用リールの正面図。
【図3】前記釣り用リールの平面図。
【図4】前記釣り用リールの第2部材を開いたときの側
面図。
【図5】前記釣り用リールの第2部材を閉じたときの側
面図。
【図6】表示部周辺の拡大図。
【図7】前記釣り用リールの制御ブロック図。
【図8】前記釣り用リールのメインルーチンを示すフロ
ーチャート。
【図9】キー入力処理サブルーチンを示すフローチャー
ト。
【図10】モータ制御処理サブルーチンを示すフローチ
ャート。
【図11】速度制御処理サブルーチンを示すフローチャ
ート。
【図12】メニューキー入力処理サブルーチンを示すフ
ローチャート。
【図13】前記表示部に第1メニュー画面を表示させた
ときの拡大図。
【図14】前記表示部に第2メニュー画面を表示させた
ときの拡大図。
【図15】前記表示部に第3メニュー画面を表示させた
ときの拡大図。
【図16】前記表示部に第4メニュー画面を表示させた
ときの拡大図。
【図17】前記表示部に学習設定画面を表示させたとき
の拡大図。
【図18】前記表示部に学習終了画面を表示させたとき
の拡大図。
【図19】前記表示部に簡易設定画面を表示させたとき
の拡大図。
【図20】前記表示部に巻上動作画面を表示させたとき
の拡大図。
【図21】他の実施形態の図10に相当する図。
【図22】他の実施形態の図6に相当する図。
【図23】他の実施形態の前記表示部に動画を表示させ
たときの拡大図。
【図24】他の実施形態の前記表示部に動画を表示させ
たときの一部拡大図。
【符号の説明】
1 リール本体 4 水深表示装置 4a 第1部材 4b 第2部材 5 表示部 6 スイッチ操作部 10 スプール 12 モータ 30 リール制御部 50 初期画面 51 第1メニュー画面 52 第2メニュー画面 53 第3メニュー画面 54 第4メニュー画面 55 学習設定画面 56 学習終了画面 57 簡易画面 58 巻上画面 60 選択項目 61 設定項目 62 反転項目 63 終了項目 64 説明文 65 カーソル LV 速度変更レバー MD モードスイッチ MN メニュー選択スイッチ MS メニュー表示スイッチ PW モータスイッチ SS 表示画面選択スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプールを回転自在に支持するリール本体
    に設けられ、仕掛けの水深等の各種の表示を行う釣り用
    リールの表示装置であって、 前記リール本体に設けられたケース部材と、 前記ケース部材に設けられ、各種の表示を行う表示部
    と、 前記表示部に動画を表示させる制御を行う制御部と、を
    備えた釣り用リールの表示装置。
  2. 【請求項2】前記表示部はドットマトリックス方式の液
    晶ディスプレイである、請求項1に記載の釣り用リール
    の表示装置。
  3. 【請求項3】前記表示部は複数の静止画を繰り返し連続
    表示させることにより前記動画を表示する、請求項1又
    は2に記載の釣り用リールの表示装置。
  4. 【請求項4】前記表示部は各種の増減するデータの変化
    を前記動画により表示する、請求項1から3のいずれか
    に記載の釣り用リールの表示装置。
  5. 【請求項5】前記表示部は各種の釣りに関する状態の変
    化を前記動画により表示する、請求項1から4のいずれ
    かに記載の釣り用リールの表示装置。
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