JP2002247425A - 電子スチルカメラ - Google Patents

電子スチルカメラ

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JP2002247425A
JP2002247425A JP2001038131A JP2001038131A JP2002247425A JP 2002247425 A JP2002247425 A JP 2002247425A JP 2001038131 A JP2001038131 A JP 2001038131A JP 2001038131 A JP2001038131 A JP 2001038131A JP 2002247425 A JP2002247425 A JP 2002247425A
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electronic still
optical block
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image sensor
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JP2001038131A
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English (en)
Inventor
Isao Ohashi
功 大橋
Hideki Matsuo
秀樹 松尾
Tsutomu Nikami
勉 仁紙
Kyoko Kondo
恭子 近藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 当該電子スチルカメラ全体の小型化、薄型化
を図る。 【解決手段】 シャッター5の操作により撮影レンズ3
0及び撮像素子31を介して取り込まれた画像を画像信
号として記録媒体10に記録する電子スチルカメラ1に
おいて、上記撮影レンズと撮像素子とを有する光学ブロ
ック27と、該光学ブロックへのノイズの影響を防止す
るシールド手段28(28A、28B)とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子スチルカメラに
関する。詳しくは、シャッターの操作により撮影レンズ
及び撮像素子を介して取り込まれた画像を画像信号とし
て記録媒体に記録する電子スチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】シャッターの操作により撮影レンズ及び
撮像素子を介して取り込まれた画像を画像信号として記
録媒体に記録する薄型の電子スチルカメラがあり、この
ような薄型の電子スチルカメラにあっては、通常、パー
ソナルコンピューター、PDA(パーソナル情報端
末)、電子手帳等の情報処理装置との間で情報信号の授
受を行うことができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような薄型の電
子スチルカメラにあっては、携帯性や利便性の一層の向
上の観点から、より一層の小型化、薄型化が要求されて
いる。
【0004】従来の薄型の電子スチルカメラにおいて
も、より一層の小型化、薄型化を目的として種々の工夫
が為されているが、例えば、特開平−176168号に
記載の電子スチルカメラにおいては、撮影レンズや撮像
素子を有する光学ブロックが配置された部分以外が薄型
化されて10mm以下の厚さとされているものの、光学
ブロックが配置された部分が突出されており、電子スチ
ルカメラ全体の厚みが薄くされてはいない。
【0005】また、特開平10−126667号に記載
の電子スチルカメラにおいては、電子スチルカメラ全体
を平板状に形成しているが、特殊形状の電池を使用して
薄型化を図っているため汎用性に乏しいという不都合が
ある。
【0006】さらに、従来の電子スチルカメラにおいて
画像信号を生成するためのDSP(Digital Signal Pro
cessor)が設けられているものにあっては、図17に示
すように、撮影レンズaと撮像素子bとを有する光学ブ
ロックcが基板dの一方の面fに搭載されると共に該基
板dの他方の面gにDSPeが搭載され、基板dの他方
の面gと一端部が接続端子hに接続された接続用基板i
とが半田ボールj、j、・・・を介して接続されてい
る。従って、撮像素子b、基板d、DSPe及び接続用
基板iが積層状に配置され、電子スチルカメラの薄型化
を阻害する一因となっていた。
【0007】そこで、本発明電子スチルカメラは、当該
電子スチルカメラ全体の小型化、薄型化を図ることを課
題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明電子スチルカメラ
は、上記した課題を解決するために、撮影レンズと撮像
素子とを有する光学ブロックと、該光学ブロックへのノ
イズの影響を防止するシールド手段とを設けたものであ
る。
【0009】従って、本発明電子スチルカメラにあって
は、ノイズの発生源となる各部を光学ブロックに近づけ
て配置することが可能である。
【0010】別の本発明電子スチルカメラは、撮像素子
としてCMOS(Complementary Metal Oxide Semicond
uctor)イメージセンサーを用いたものである。
【0011】従って、本発明電子スチルカメラにあって
は、省電力化により小型、薄型の電池の使用が可能とな
る。
【0012】また別の本発明電子スチルカメラは、撮影
レンズと撮像素子とを有する光学ブロックと、該光学ブ
ロックに取り付けられると共に撮像素子が搭載される撮
像素子搭載部と光学ブロックから引き出されて配置され
る引出部とを有する接続基板と、撮像素子を介して取り
込まれた画像に応じた画像信号を生成すると共に上記引
出部に搭載されて接続基板を介して撮像素子に接続され
るDSP(Digital Signal Processor)とを設けたもの
である。
【0013】従って、本発明電子スチルカメラにあって
は、撮像素子とDSPが積層状に配置されない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明電子スチルカメラ
の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
【0015】電子カメラ1は、扁平な略矩形状を為す外
筐2内に所要の各部が配置されて成る(図1乃至図3参
照)。外筐2は、例えば、ステンレスによって形成さ
れ、フロントハーフ3とバックハーフ4とが結合されて
成る。フロントハーフ3の上端部の一方の側縁に寄った
位置には窓部3aが設けられ、該窓部3aの下側に円形
状を為すレンズ用窓3bが設けられている。バックハー
フ4の上端部には、窓部3aに対応する位置にファイン
ダー窓4aが設けられ、また、略中央部に液晶表示用窓
4bが設けられている。
【0016】外筐2の上面には、左右に離間してシャッ
ター5と電源摘子6が配置されている(図1参照)。シ
ャッター5が押圧操作されることにより被写体の画像が
取り込まれ、電源摘子6がスライド操作されることによ
り電源のオン・オフが為される。
【0017】外筐2の下面には、電池用蓋7と記録媒体
用蓋8がそれぞれ回動可能に支持されている(図2参
照)。電池用蓋7を開放することにより電池9の装着又
は装着された電池9の取出を行うことができ、記録媒体
用蓋8を開放することにより記録媒体10の装着又は装
着された記録媒体10の取出を行うことができる。電池
9としては、例えば、扁平な略矩形状を為す電池が用い
られている。記録媒体10としては、例えば、板状の記
録媒体であるメモリースティック(ソニー株式会社の商
品名)が用いられている。
【0018】外筐2内にはフレームホルダー11が配置
されている(図3参照)。フレームホルダー11は、例
えば、ポリカーボネートによって形成され、フロントホ
ルダー12とバックホルダー13とが結合されて成る。
【0019】フロントホルダー12の上端側には、左右
に離間して第1の配置孔12aと第2の配置孔12bと
が形成され、上端部の一方の側縁に寄った位置に窓配置
孔12cが形成されている。フロントホルダー12の左
端部には配置用切欠12dが形成され、該配置用切欠1
2dは上下に長く形成され下方に開口されている。
【0020】バックホルダー13の上端側には、光学ブ
ロック配置孔13aが形成され、上端部の一方の側縁に
寄った位置にファインダー配置孔13bが形成されてい
る。バックホルダー13の左端部には配置用切欠13c
が形成され、該配置用切欠13cは上下に長く形成され
下方に開口されている。バックホルダー13には、光学
ブロック配置孔13aの下側に液晶表示部配置孔13d
が形成されている。
【0021】フレームホルダー11の内部には所定の各
要素(チップ部品等)が搭載された回路基板14が配置
される(図3乃至図7参照)。回路基板14の上端部に
はファインダー配置用切欠14aが形成され、上端側に
配置孔14bが形成されている。回路基板14には電池
配置用切欠14cが形成されている。
【0022】回路基板14の前面側には、配置孔14b
の近傍に、取り込まれた画像に応じて画像信号を生成す
る映像信号処理用のDSP(Digital Signal Processo
r)15と汎用信号処理用のDSPとして機能する信号
処理用IC15aとが各別に配置されている(図4参
照)。回路基板14の前面には、FIFO(First In F
irst Out)16、CPU(Central Processing Unit)
17、フラッシュROM(Read Only Memory)18及び
DRAM(Dynamic Random Access Memory)19等がそ
れぞれ所定の位置に搭載されている(図3、図4及び図
6参照)。回路基板14の前面の上端部には、シャッタ
ースイッチ20及び電源スイッチ21、22が搭載され
(図6参照)、上記シャッター5の押圧操作によりシャ
ッタースイッチ20が操作されて画像が取り込まれ、電
源摘子6のスライド操作により電源スイッチ21又は電
源スイッチ22が操作されて電源のオン又はオフが為さ
れる。
【0023】回路基板14の後面には、インダクターや
コンデンサーを有する電源回路部23とブザー24とが
それぞれ配置孔14bを挟んで左右に搭載され、これら
の下側に液晶表示回路25が設けられ、該液晶表示回路
25上に液晶表示部25aが配置されている(図5及び
図7参照)。回路基板14の後面には、液晶表示回路2
5の下側に上記記録媒体10と接続されるコネクターを
有する記録媒体装着部26が設けられている(図5及び
図7参照)。
【0024】電子スチルカメラ1において画像が取り込
まれると、取り込まれた画像はDSP15によってデジ
タル変換されて画像信号として信号処理用IC15aに
送出され、該信号処理用IC15aにおいて信号が整理
されてFIFO16に入力される。FIFO16に入力
された画像信号は、CPU17の指令によってDRAM
19に一旦格納され、CPU17の指令によってDRA
M19に格納された画像信号が記録媒体10に記録され
る。画像の取込時や記録媒体10への画像信号の記録時
には、ブザー24の音声により撮影者に画像の取り込み
又は記録媒体10への記録が完了した旨が認識されるよ
うになっている。
【0025】回路基板14の前面に設けられた信号処理
用IC15a、FIFO16、CPU17、フラッシュ
ROM18及びDRAM19等は、何れも回路基板14
に搭載される各要素の中では厚みの薄いものであり、ま
た、回路基板14の後面に設けられた電源回路部23の
各部品、ブザー24、液晶表示部24aを含む液晶表示
回路25及び記録媒体装着部26は、何れも回路基板1
4の前面に設けられた各要素より厚みの厚いものである
(図8参照)。このように、回路基板14の一方の面に
厚みの薄い要素だけを搭載すると共に回路基板14の他
方の面に厚みの厚い要素だけを搭載することにより、電
子スチルカメラ1の薄型化を図ることができる。
【0026】回路基板14の配置孔14bには、光学ブ
ロック27を保持したシールド部材28が配置される
(図9及び図10参照)。
【0027】光学ブロック27は保持体29に撮影レン
ズ30と撮像素子として設けられたCMOS(Compleme
ntary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサー
31とが保持されて成り、保持体29は横断面形状で円
形状を為すレンズ保持部29aと横断面形状で矩形状を
為す素子保持部29bとが一体に形成されて成る。撮影
レンズ30は、保持体29のレンズ保持部29aに保持
されており、CMOSイメージセンサー31は素子保持
部29bのレンズ保持部29aと反対側の端部に保持さ
れている。
【0028】シールド部材28は光学ブロック27に対
するノイズの影響を防止するためのシールド手段であ
り、金属材料によって形成されている。シールド部材2
8は、横断面形状で外形が回路基板14の配置孔14b
に対応した形状及び大きさを為す位置決め保持部32と
該位置決め保持部32の一端部の周縁に設けられたフラ
ンジ部33とが一体に形成されて成る。シールド部材2
8には位置決め保持孔34が形成され、該位置決め保持
孔34は位置決め保持部32の端面に開口された円形部
34aとフランジ部33の端面に開口された矩形部34
bとから成る。
【0029】光学ブロック27は、保持体29のレンズ
保持部29aが円形部34aに内嵌されると共に素子保
持部29bが矩形部34bに内嵌されて位置決めされ保
持される。
【0030】光学ブロック27のCMOSイメージセン
サー31においてはアナログ信号の処理が為される。一
方、光学ブロック27の周囲に搭載された各要素が動作
される回路においてはデジタル信号処理が為されるた
め、回路の性質上、種々の周波数で各回路が動作され
る。従って、光学ブロック27は、特に、周囲の回路に
おいて発生する周波数のノイズの影響を受け易い。
【0031】シールド部材28は、後述するように、回
路基板14のグランド電極に電気的に接続され、光学ブ
ロック27が回路基板14に搭載された周辺の各回路に
おいて発生するノイズの影響を受け難いようにされてい
る。従って、光学ブロック27と周辺の各要素とを接近
して配置することができるため、その分、回路基板14
に搭載される各要素の配置スペースが小さて済み、電子
スチルカメラ1の小型化を図ることができる。
【0032】図11は、シールド部材28に代えて、シ
ールド手段として、光学ブロック27の保持体29の表
面に施した金属材料から成るシールド膜28Aを用いた
ものである。シールド膜28Aは、回路基板14のグラ
ンド電極に電気的に接続されている。このようにシール
ド手段としてシールド膜28Aを用いた場合にあって
も、光学ブロック27と周辺の各要素とを接近して配置
することができるため、その分、回路基板14に搭載さ
れる各要素の配置スペースが小さて済み、電子スチルカ
メラ1の小型化を図ることができる。
【0033】図12は、シールド部材28に代えて、シ
ールド手段として、光学ブロック27が搭載される基板
の中間層にグランド電極に電気的に接続されたシールド
層28Bを用いたものである。このようにシールド手段
としてシールド層28Bを用いた場合にあっても、光学
ブロック27と周辺の各要素とを接近して配置すること
ができるため、その分、回路基板14に搭載される各要
素の配置スペースが小さて済み、電子スチルカメラ1の
小型化を図ることができる。
【0034】シールド部材28は位置決め保持部32が
回路基板14の配置孔14bに挿入され、フランジ部3
3が配置孔14bの開口縁に接した状態で嵌合されて取
り付けられる(図13参照)。これによりシールド部材
28が回路基板14に対して位置決めされる。
【0035】シールド部材28が回路基板14に取り付
けられた状態において、フランジ部33が半田35によ
り回路基板14に固定される(図14参照)。シールド
部材28は半田35を介して回路基板14のグランド電
極に電気的に接続される。
【0036】シールド部材28が回路基板14に固定さ
れた状態において、シールド部材28の位置決め保持孔
34に光学ブロック27が挿入される(図14参照)。
光学ブロック27は、保持体29のレンズ保持部29a
が円形部34aに内嵌状に配置されると共に素子保持部
29bが矩形部29bに内嵌状に配置されることにより
シールド部材28に対して位置決めされ保持される(図
15参照)。従って、光学ブロック27を容易にシール
ド部材28及び回路基板14に位置決めすることができ
るため、作業性の向上を図ることができる。
【0037】シールド部材28に保持された光学ブロッ
ク27は、CMOSイメージセンサー31が接続基板と
して設けられたフレキシブルプリント基板36に接続さ
れる(図16参照)。CMOSイメージセンサー31は
フレキシブルプリント基板36の一端部に設けられた撮
像素子搭載部36aに搭載されて接続される。フレキシ
ブルプリント基板36のうち撮像素子搭載部36a以外
の部分は光学ブロック27から引き出された引出部36
bとして設けられ、該引出部36bの先端寄りの位置に
上記DSP15が搭載されている。
【0038】引出部36bはDSP15が搭載された部
分が半田ボール37、37、・・・を介してプリント基
板38に接続され、該プリント基板38の一端部が回路
基板14に設けられた接続端子39に接続されている。
従って、CMOSイメージセンサー31はフレキシブル
プリント基板36を介してDSP15に接続され、該D
SP15は半田ボール37、37、・・・、プリント基
板38及び接続端子39を介して回路基板14に設けら
れた所定の回路に接続されている。
【0039】上記のように、電子スチルカメラ1にあっ
ては、CMOSイメージセンサー31がフレキシブルプ
リント基板36の撮像素子搭載部36aに搭載されると
共にDSP15が光学ブロック27から引き出されたフ
レキシブルプリント基板36の引出部36bに搭載され
てCMOSイメージセンサー31とDSP15が接続さ
れるため、光学ブロック27が配置される部分を最小限
の厚み(図16に示すt)にすることができ、電子スチ
ルカメラ1の薄型化を図ることができる。
【0040】また、フレキシブルプリント基板36を用
いているため、DSP15の配置位置の自由度が向上
し、電子スチルカメラ1の一層の薄型化及び小型化を図
ることができる。
【0041】上記のように、各要素が搭載されると共に
配置孔14bに光学ブロック27を保持したシールド部
材28が配置された回路基板14は、フロントホルダー
12とバックホルダー13によって前後両側から挟まれ
るようにしてフレームホルダー11内に配置される(図
3参照)。
【0042】回路基板14がフレームホルダー11内に
配置された状態においては、フロントホルダー12の第
1の配置孔12aにDSP15が配置され、フロントホ
ルダー12の第2の配置孔12bとバックホルダー13
の光学ブロック配置孔13aとに、光学ブロック27を
保持したシールド部材28の位置決め保持部32とフラ
ンジ部33とがそれぞれ配置される。また、回路基板1
4のファインダー配置用切欠14aがフロントホルダー
12の窓配置孔12cとバックホルダー13のファイン
ダー配置孔13bに対応して位置され、回路基板14の
電池配置用切欠14cがフロントホルダー12の配置用
切欠12dとバックホルダー13の配置用切欠13cに
対応して位置される。さらに、回路基板14に設けられ
た液晶表示部25aがバックホルダー13の液晶表示部
配置孔13dに配置される。
【0043】回路基板14がフレームホルダー11内に
配置された状態において、フレームホルダー11がフロ
ントハーフ3とバックハーフ4に前後両側から挟まれる
ようにして外筐2内に配置される。フレームホルダー1
1が外筐2内に配置され、外筐2にシャッター5及び電
源摘子6が支持されると共に電池9及び記録媒体10が
装着されることにより電子スチルカメラ1が構成され
る。電池9は、上記したように、電池用蓋7を開放する
ことにより装着され、記録媒体10は記録媒体用蓋8を
開放することにより回路基板14に設けられた記録媒体
装着部26に装着される。
【0044】このように電子スチルカメラ1が構成され
た状態においては、外筐2のフロントハーフ3の窓部3
aがフロントホルダー12の窓配置孔12cに対応して
位置され、バックハーフ4のファインダー窓4aがバッ
クホルダー13のファインダー配置孔13bに対応して
位置される。また、フロントハーフ3のレンズ用窓3b
が光学ブロック27の撮影レンズ30に対応して位置さ
れ、バックハーフ4の液晶表示用窓4bが回路基板14
に設けられた液晶表示部25aに対応して位置される。
【0045】尚、フロントハーフ3のレンズ用窓3bは
直径が5mm以下と小さく形成され、光学ブロック27
の撮影レンズ30もレンズ用窓3bに対応して小さく形
成されている。このようにレンズ用窓3bが小さく形成
されているため、被撮影者がカメラを向けられていると
いう感覚を意識しにくく、身構えてしまうようなことが
生じにくく、自然な姿での撮影が可能となる。
【0046】以上のように構成された電子スチルカメラ
1にあっては、撮像素子としてCMOSイメージセンサ
ー31を用いているため、消費電力の大幅な低減を図る
ことができ、容量の小さな小型、薄型の電池9を用いる
ことができる。従って、電子スチルカメラ1の小型化及
び薄型化を図ることができる。
【0047】電子スチルカメラ1は、光学ブロック27
が配置される部分も薄型化されているため、全体を平板
状のカード型に形成することが可能である。従って、例
えば、全体の厚みを5mm以下に形成することが可能で
あり、パーソナルコンピューター、PDA(パーソナル
情報端末)、電子手帳等の挿入スロットに電子スチルカ
メラ1の全体を挿入して当該パーソナルコンピュータ
ー、PDA、電子手帳等の情報処理装置と電子スチルカ
メラ1との間で画像信号の授受を行うことが可能であ
る。
【0048】また、電子スチルカメラ1の全体が情報処
理装置の挿入スロットに挿入されるため、情報処理装置
から電子スチルカメラ1が突出することがなく、情報処
理装置の見栄えが良好になると共に電子スチルカメラ1
に異物が衝突して電子スチルカメラ1が損傷するような
不都合を生じることもない。
【0049】上記した実施の形態において示した各部の
形状及び構造は、いずれも本発明を実施する際の具体化
のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本
発明の技術的範囲が限定的に解釈されるようなことがあ
ってはならないものである。
【0050】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明電子スチルカメラは、シャッターの操作によ
り撮影レンズ及び撮像素子を介して取り込まれた画像を
画像信号として記録媒体に記録する電子スチルカメラで
あって、上記撮影レンズと撮像素子とを有する光学ブロ
ックと、該光学ブロックへのノイズの影響を防止するシ
ールド手段とを備えたことを特徴とする。
【0051】従って、光学ブロックとノイズの発生源と
なる周辺の各要素(チップ部品等)とを接近して配置す
ることができるため、その分、各要素の配置スペースが
小さて済み、電子スチルカメラの小型化を図ることがで
きる。
【0052】請求項2に記載した発明にあっては、上記
シールド手段として回路基板に取り付けられると共に光
学ブロックを位置決めする位置決め用穴を有するシール
ド部材を用い、該シールド部材の位置決め用穴に光学ブ
ロックを嵌合して該光学ブロックを保持するようにした
ので、光学ブロックを容易にシールド部材に位置決めす
ることができるため、作業性の向上を図ることができ
る。
【0053】また、別の本発明電子スチルカメラは、所
定の回路部が設けられた回路基板と電源電池と撮撮像素
子を有する光学ブロックと記録媒体とが外筐内に配置さ
れると共にシャッターの操作により撮影レンズを介して
取り込まれた画像を画像信号として記録媒体に記録する
電子スチルカメラであって、上記撮像素子としてCMO
S(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメ
ージセンサーを用いたことを特徴とする。
【0054】従って、消費電力の大幅な低減を図ること
ができ、容量の小さな小型、薄型の電池を用いることが
可能であり、電子スチルカメラの小型化及び薄型化を図
ることができる。
【0055】さらに、また別の本発明電子スチルカメラ
は、シャッターの操作により撮影レンズ及び撮像素子を
介して取り込まれた画像を画像信号として記録媒体に記
録する電子スチルカメラであって、上記撮影レンズと撮
像素子とを有する光学ブロックと、該光学ブロックに取
り付けられると共に撮像素子が搭載される撮像素子搭載
部と光学ブロックから引き出されて配置される引出部と
を有する接続基板と、撮像素子を介して取り込まれた画
像に応じた画像信号を生成すると共に上記引出部に搭載
されて接続基板を介して撮像素子に接続されるDSP
(Digital SignalProcessor)とを備えたことを特徴と
する。
【0056】従って、光学ブロックが配置される部分を
最小限の厚みにすることができ、電子スチルカメラの薄
型化を図ることができる。
【0057】請求項5に記載した発明にあっては、上記
接続基板として柔軟性を有するフレキシブルプリント基
板を用いたので、DSPの配置位置の自由度が向上し、
電子スチルカメラの一層の薄型化及び小型化を図ること
ができる。
【0058】請求項6及び請求項7に記載した発明にあ
っては、上記撮像素子としてCMOSイメージセンサー
を用いたので、消費電力の大幅な低減を図ることがで
き、容量の小さな小型、薄型の電池を用いることが可能
であり、電子スチルカメラの小型化及び薄型化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図16と共に本発明電子スチルカメラ
の実施の形態を示すものであり、本図は電子スチルカメ
ラの斜視図である。
【図2】図1とは反対側の方向から見た状態で示す電子
スチルカメラの斜視図である。
【図3】外筐とフレームホルダーと回路基板の関係を示
す概略分解斜視図である。
【図4】電子スチルカメラの内部の正面側の構成を示す
概略拡大正面図である。
【図5】電子スチルカメラの内部の背面側の構成を示す
概略拡大背面図である。
【図6】回路基板の概略拡大正面図である。
【図7】回路基板の概略拡大背面図である。
【図8】回路基板の概略平面図である。
【図9】光学ブロックをシールド部材に保持された状態
で示す拡大斜視図である。
【図10】光学ブロックをシールド部材に保持された状
態で一部を断面にして示す拡大側面図である。
【図11】光学ブロックのシールド手段としてシールド
膜を用いた例を一部を断面にして示す拡大側面図であ
る。
【図12】光学ブロックのシールド手段としてシールド
層を用いた例を一部を断面にして示す拡大側面図であ
る。
【図13】図14及び図15と共にシールド部材及び光
学ブロックの取付手順を示すものであり、本図は回路基
板にシールド部材が取り付けられる前の状態を示す拡大
断面図である。
【図14】回路基板にシールド部材が取り付けられシー
ルド部材に光学ブロックが取り付けられる前の状態を示
す拡大断面図である。
【図15】シールド部材に光学ブロックが取り付けられ
た状態を示す拡大断面図である。
【図16】CMOSイメージセンサーとDSPの接続状
態を示す概念図である。
【図17】従来の電子スチルカメラにおける、CMOS
イメージセンサーとDSPの接続状態を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
1…電子スチルカメラ、5…シャッター、10…記録媒
体、14…回路基板、15…DSP、27…光学ブロッ
ク、28…シールド部材(シールド手段)、28A…シ
ールド膜(シールド手段)、28B…シールド層(シー
ルド手段)、30…撮影レンズ、31…CMOSイメー
ジセンサー(撮像素子)、34…位置決め保持孔(位置
決め用穴)、36…フレキシブルプリント基板(接続基
板)、36a…撮像素子搭載部、36b…引出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仁紙 勉 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 近藤 恭子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2H054 AA01 CD00 2H100 AA31 BB11 CC07 EE03 5C022 AA13 AB37 AB67 AC42 AC51 AC70 AC78 CA00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッターの操作により撮影レンズ及び
    撮像素子を介して取り込まれた画像を画像信号として記
    録媒体に記録する電子スチルカメラであって、 上記撮影レンズと撮像素子とを有する光学ブロックと、 該光学ブロックへのノイズの影響を防止するシールド手
    段とを備えたことを特徴とする電子スチルカメラ。
  2. 【請求項2】 上記シールド手段として回路基板に取り
    付けられると共に光学ブロックを位置決めする位置決め
    用穴を有するシールド部材を用い、 該シールド部材の位置決め用穴に光学ブロックを嵌合し
    て該光学ブロックを保持するようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載の電子スチルカメラ。
  3. 【請求項3】 所定の回路部が設けられた回路基板と電
    源電池と撮撮像素子を有する光学ブロックと記録媒体と
    が外筐内に配置されると共にシャッターの操作により撮
    影レンズを介して取り込まれた画像を画像信号として記
    録媒体に記録する電子スチルカメラであって、 上記撮像素子としてCMOS(Complementary Metal Ox
    ide Semiconductor)イメージセンサーを用いたことを
    特徴とする電子スチルカメラ。
  4. 【請求項4】 シャッターの操作により撮影レンズ及び
    撮像素子を介して取り込まれた画像を画像信号として記
    録媒体に記録する電子スチルカメラであって、 上記撮影レンズと撮像素子とを有する光学ブロックと、 該光学ブロックに取り付けられると共に撮像素子が搭載
    される撮像素子搭載部と光学ブロックから引き出されて
    配置される引出部とを有する接続基板と、 撮像素子を介して取り込まれた画像に応じた画像信号を
    生成すると共に上記引出部に搭載されて接続基板を介し
    て撮像素子に接続されるDSP(Digital Signal Proce
    ssor)とを備えたことを特徴とする電子スチルカメラ。
  5. 【請求項5】 上記接続基板として柔軟性を有するフレ
    キシブルプリント基板を用いたことを特徴とする請求項
    4に記載の電子スチルカメラ。
  6. 【請求項6】 上記撮像素子としてCMOSイメージセ
    ンサーを用いたことを特徴とする請求項4に記載の電子
    スチルカメラ。
  7. 【請求項7】 上記撮像素子としてCMOSイメージセ
    ンサーを用いたことを特徴とする請求項5に記載の電子
    スチルカメラ。
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