JP2002247322A - ファクシミリ装置およびその制御方法 - Google Patents

ファクシミリ装置およびその制御方法

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JP2002247322A
JP2002247322A JP2001045722A JP2001045722A JP2002247322A JP 2002247322 A JP2002247322 A JP 2002247322A JP 2001045722 A JP2001045722 A JP 2001045722A JP 2001045722 A JP2001045722 A JP 2001045722A JP 2002247322 A JP2002247322 A JP 2002247322A
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Shinji Okada
真二 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FAXの送信先をダイヤルメモリに登録する
際にFAX番号の入力を行う必要のないファクシミリ装
置およびその制御方法を提供する。 【解決手段】 NCU9は交換機からの起動信号を検知
すると、回線を閉結して一次応答を行う。NCU9が一
次応答を行うと交換機からファクシミリ装置100に発
呼側の情報が含まれたDTMF信号が送信される。この
DTMF信号の中の発信者の電話番号を検知した場合N
CU9は、スイッチをオフして回線を開放することによ
って受信完了信号を交換機の送信し、その後、取得した
発信者の電話番号をメモリ10に記憶し、NVRAM1
2にダイヤルメモリとして記録する。CPU11は通信
終了後、NVRAM12に記録されている発信者の電話
番号に対してダイヤルメモリに登録が行われた旨の通知
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナンバーディスプ
レイ機能を有するファクシミリ装置およびその制御方法
に関し、特に発信者の電話番号のメモリへの登録を簡略
化するファクシミリ装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、FAX情報サービス等
の、ある既存のグループから定期的にファクシミリ端末
に情報が送信されるシステムが存在する。このシステム
において被配布希望者が配信先のFAX番号を登録する
場合は、音声メッセージに従ってFAX番号を入力する
方法が用いられている。
【0003】また、配布側においては、被配布希望者の
FAX番号を送信件数分出力先として登録することによ
って、被配布希望者にFAXの配信を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法においては、被配布希望者が配信先のFAX番号
を登録する際にFAX番号を誤って入力することがあ
る。このため、間違ったFAX番号のファクシミリ装置
にFAXの配信が行われることにより、手違いにより配
信の登録が行われたファクシミリ装置のユーザは、不必
要な情報のFAXによりファクス用紙を浪費されるとい
う不利益を被ることがあった。
【0005】また、FAX番号の誤登録が生じると、誤
登録されたファクシミリ装置では、間違って配信が登録
されたユーザにとって不必要なFAXを受信するがため
に、ユーザにとって必要なFAXを受信することができ
ないという問題が発生することがあった。
【0006】また、配信先のFAX番号を誤登録した被
配布希望者にとっては、FAX配信の登録を行ったにも
係わらず必要な情報を入手することができないという問
題が発生することがあった。このとき、配信先のFAX
番号が間違っていても登録自体は有効に受け付けられて
いるため、被配布希望者にとってはなぜFAXが配信さ
れないのかの原因を特定することは難しかった。さら
に、誤登録を行ったことに気づいたとしても、ユーザの
入力によって登録を行う際に通信コストが発生するた
め、再度登録をやり直す場合は余計な通信コストが発生
し経済性に問題があった。
【0007】さらに、FAXを配信する側にとっては、
情報を必要としていないファクシミリ装置のユーザに対
してもFAXを配信することになり、余計なコストや時
間を生じる原因となっていた。また、配信先の登録を行
うために配信件数分のFAX番号をメモリに入力すると
いう作業を行う必要があり、多大な労力が必要とされる
ため作業性に問題があった。
【0008】したがって本発明は上記問題に鑑みてなさ
れたものであり、FAXの送信先をメモリに登録する際
に、FAX番号の入力を行う必要のないファクシミリ装
置を提供することを目的とする。
【0009】また、ユーザがFAX配信の登録を行った
際に、グループメモリに登録された内容を、登録を行っ
たユーザが確認することのできるファクシミリ装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる問題を解決するた
めに請求項1記載のファクシミリ装置は、公衆網に接続
する公衆網接続手段と、公衆網を介して受信された端末
起動信号と、呼出信号と、を検出する起動呼出信号検出
手段と、公衆網を介して受信された発信者の情報を発信
者情報として検出する発信者情報検出手段と、発信者情
報をダイヤルメモリに記録する発信者情報記録手段と、
を有することを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明は請求項1記載のファ
クシミリ装置において、発信者情報が発信者情報記録手
段により記録されたことを発信者に通知する登録通知手
段をさらに有することを特徴としている。
【0012】請求項3記載の発明は請求項1または2記
載のファクシミリ装置において、同一画像データを複数
の出力先に送信する同報通信手段をさらに有し、発信者
情報記録手段は、複数の発信者情報に含まれる電話番号
をグループメモリへの登録として記録し、同報通信手段
は、グループメモリに登録された電話番号に対して画像
データの送信を行うことを特徴としている。
【0013】請求項4記載の発明は請求項1から3のい
ずれか1項記載のファクシミリ装置において、ユーザか
らの入力を介する情報入力手段と、情報入力手段を介し
て入力された入力情報を記憶する入力情報記憶手段と、
発信者情報と入力情報とを比較し一致しない場合、発信
者情報を変更する発信者情報変更手段と、をさらに有す
ることを特徴としている。
【0014】請求項5記載のファクシミリ装置の制御方
法は、公衆網を介して受信された端末起動信号を検出す
る起動信号検出工程と、公衆網を介して受信された発信
者の情報を発信者情報として検出する発信者情報検出工
程と、発信者情報をダイヤルメモリに記録する発信者情
報記録工程と、を有することを特徴としている。
【0015】請求項6記載のファクシミリ装置の制御方
法は、公衆網を介して受信された端末起動信号を検出す
る起動信号検出工程と、公衆網を介して受信された発信
者の情報を発信者情報として検出する発信者情報検出工
程と、発信者情報をダイヤルメモリに記録する発信者情
報記録工程と、発呼側端末との間に確立した回線を開放
する回線開放工程と、を有し、回線開放工程後、発信者
情報記録工程において記録されたことを発信者に通知す
る登録通知工程をさらに有することを特徴としている。
【0016】請求項7記載の発明は請求項5または6記
載のファクシミリ装置の制御方法において、発信者情報
記録工程の後段に、公衆網を介して入力情報を取得する
入力情報取得工程と、取得した入力情報を記憶する入力
情報記憶工程と、発信者情報と入力情報とを比較し一致
しない場合、発信者情報記録工程において記録した発信
者情報を変更する発信者情報変更工程と、をさらに有す
ることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕次に本発明に
よるファクシミリ装置およびその制御方法を好適に実施
した第1の実施形態について図面を用いて以下に説明す
る。図1は本発明の第1の実施形態によるファクシミリ
装置の構成を示すブロック図である。本実施形態による
ファクシミリ装置100は、コピー画像および送信画像
を読み込むためのスキャナ1、コピー画像および受信画
像を印字出力するプロッタ2、記録紙の有無、記録紙・
原稿の紙詰まり、トナーの有無を検知するセンサ3、オ
ペレータがFAXを使用する際に番号入力、送信手順等
の操作を行う操作部4、交換機から送信される付加情報
を検出する検出部5、FAXの状態、番号入力の表示、
交換機から送信される付加情報の表示を行う表示部6、
送信信号の変調、受信信号の復調を行うモデム7、FA
Xのコントロールを行いCPU11を有するコントロー
ラ8、電話回線とFAXとの絶縁、着信信号の検出、電
話回線のFAXと電話との切り換えを行い電話回線とF
AXとを接続する手段であるNCU9、相手先のFAX
番号およびメモリ受信画像、メモリ送信画像を記憶する
メモリ10、および短縮ダイヤル、グループメモリ等を
記録するNVRAM12を有して構成されている。
【0018】なお、本実施形態によるファクシミリ装置
100のスキャナ1は密着センサ、CCD等を有して構
成される。また、プロッタ2はサーマルヘッド、イン
ク、レーザ等を有して構成され、メモリ10はDRAM
等を有して構成される。
【0019】次に本実施形態によるファクシミリ装置1
00の受信時の動作について説明する。図2は本実施形
態によるファクシミリ装置100が受信端末である場合
の処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態
によるファクシミリ装置100は受信時に発信者番号取
得処理(ステップS11)と通信処理(ステップS1
2)とを実行する。
【0020】まず、発信者番号取得処理について説明す
る。図3は本実施形態によるファクシミリ装置100が
受信端末として発信者番号取得処理実行時に送受信する
信号を示す概略図である。発呼側が受信端末である本実
施形態によるファクシミリ装置100に発呼をすると、
交換機はファクシミリ装置100に接続されている回線
の極性反転を行い、極性反転後ファクシミリ装置100
に起動信号を送信する。
【0021】起動信号をファクシミリ装置100が検出
し、off hook等により一次応答を行い回線を閉
結すると回線電流が流れる。その後、交換機からは発呼
側の電話番号等の情報であるモデム信号が送出される。
受信が完了するとファクシミリ装置100は、受信が完
了したことを交換機側に通知するために回線を開放し直
流ループ断を行うことで受信完了信号を交換機に送信す
る。
【0022】例をあげると、交換機が極性反転を行った
後、ファクシミリ装置100に起動信号を送出する。こ
の起動信号としては15から20Hzの信号でカデンス
0.5sec ON、0.5sec OFFの信号が6
sec程度送信される。この間にNCU9の有するリン
ギング検出回路がこの信号を検出した場合はNCU9は
回線を閉結し、検出しなかった場合は処理を終了する。
NCU9が回線を閉結した後に交換機から発信者番号等
の情報が送出され、ファクシミリ装置100がこの情報
の受信を終了すると、NCU9は回線を切断する。
【0023】次に、本実施形態によるファクシミリ装置
100が発信者の電話番号を取得する処理について説明
する。図4は本実施形態によるファクシミリ装置100
が発信者の電話番号を取得する発信者番号取得処理(図
2ステップS11)の処理の流れを示すフローチャート
である。本実施形態による発信者番号取得処理において
は、交換機が発信した起動信号をNCU9が検出すると
(ステップS111/Y)、スイッチを閉じて回線を閉
結することにより一次応答を行う(ステップS11
2)。一方、NCU9がこの起動信号を検出することが
できなかった場合は(ステップS111/N)、処理を
終了する。
【0024】ファクシミリ装置100が交換機に対して
一次応答信号を返信すると、交換機からは発信者の情報
等が含まれたDTMF信号が送出される。ファクシミリ
装置100はこのDTMF信号を受信し(ステップS1
13)、発信者番号の検出を行う(ステップS11
4)。発信者側が電話番号の通知を設定していて発信者
番号を検出部5が検出することができた場合は(ステッ
プS114/Y)、NCU9はスイッチを開いて回線を
開放することにより受信完了信号を送出する(ステップ
S115)。ファクシミリ装置100は検出した発信者
番号をメモリ10において記憶し、ダイヤルメモリとし
てNVRAM12に記録する(ステップS116)。
【0025】このようにしてNVRAM12に記録する
発信者番号は、グループメモリとしてNVRAM12に
登録することも可能であり、グループメモリとして登録
した場合は操作部4における操作により、同報通信を行
うことが可能である。
【0026】発信者側が電話番号の通知を設定していな
い場合や、検出部5が発信者番号の検出に失敗した場合
等で、発信者番号を取得することができなかった場合は
(ステップS114/N)、受信完了信号を交換機に送
信し(ステップS117)、メモリへの登録は行わず処
理を終了する。
【0027】次に、通信処理について説明する。図5は
本実施形態によるファクシミリ装置100が、受信端末
として通信処理実行時に送受信する信号を示す概略図で
ある。発信者情報取得処理においてNCU9が回線を開
放して受信完了信号を交換機に送信すると、交換機はこ
れに基づいてファクシミリ装置100に呼出信号を送信
する。ファクシミリ装置100はこの呼出信号を受信す
ると、回路を閉結することにより二次応答信号を交換機
に送信する。交換機はこの二次応答信号を検出すると回
線を復極し、通信が可能となる。
【0028】例をあげると、発信者番号取得処理におい
て受信完了信号が送信され回線が開放されると、交換機
から16Hz信号がファクシミリ装置100に送出され
る。NCU9が有するリンギング回路がこれを検知する
と回線が閉結され、回線の閉結により回線の極性が復極
され通信可能な状態となる。
【0029】次に本実施形態による通信処理の流れにつ
いて説明する。図6は本実施形態における通信処理(図
2ステップS12)の流れを示すフローチャートであ
る。本実施形態による通信処理においては、まず、NC
U9が交換機からの呼出信号を検出する(ステップS1
21)。検出できない場合は(ステップS121/N)
処理を終了する。検出することができた場合は(ステッ
プS121/Y)、NCU9はスイッチを閉じて回線を
閉結することによって二次応答を行う(ステップS12
2)。
【0030】二次応答を送信した後、FAXモードであ
る場合は(ステップS123/Y)、被呼局識別信号を
送信して被音声端末であることを通知する(ステップS
124)。二次応答信号を交換機が受信すると回線の極
性が復極されて通信・通話が可能となる(ステップS1
25)。通信・通話が終了すると回線を切断して処理を
終了する(ステップS126)。
【0031】〔第2の実施形態〕次に、本発明によるフ
ァクシミリ装置およびその制御方法を好適に実施した第
2の実施形態について図面を用いて以下に説明する。本
実施形態によるファクシミリ装置の構成は図1において
示した第1の実施形態によるファクシミリ装置と同様で
あり、ファクシミリ装置100はスキャナ1、プロッタ
2、センサ3、操作部4、検出部5、表示部6、モデム
7、CPU11を有するコントローラ8、NCU9、メ
モリ10、およびNVRAM12を有して構成される。
【0032】次に、本実施形態によるファクシミリ装置
100の受信時の動作について説明する。図7は本実施
形態によるファクシミリ装置100が受信端末である場
合の処理の流れを示すフローチャートである。本実施形
態においては、発信者情報取得処理(ステップS2
1)、通信処理(ステップS22)、通知処理(ステッ
プS23)が実行される。本実施形態おける発信者情報
取得処理(ステップS21)は、図4において示した第
1の実施形態による発信者情報取得処理と同様である。
また、通信処理(ステップS22)は、図6において示
した第1の実施形態による通信処理と同様である。
【0033】ここで、本実施形態における通知処理(図
7ステップS23)について説明する。図8は本実施形
態によるファクシミリ装置100が実行する通知処理の
流れを示すフローチャートである。まず、検出部5が発
信者番号取得処理において発信者番号の検出に成功して
いるか否かを判定する(ステップS231)。発信者番
号を検出していない場合は(ステップS231/N)、
処理を終了する。一方、発信者番号を検出している場合
(ステップS231/Y)CPU11は、データ送信の
ための所定のフォーマットを作成する(ステップS23
2)。
【0034】フォーマットの作成が終了すると、CPU
11はNVRAM12に記録されている発信者番号を取
得して、ステップS232において作成したフォーマッ
トの送信先として設定する(ステップS233)。
【0035】ファクシミリ装置100は、このようにし
て作成したフォーマットによるデータを、モデム7にお
いて変調し、NCU9および電話回線を介して発呼側に
送信し(ステップS234)、処理を終了する。発呼側
のユーザは、このようにして受信したフォーマットのデ
ータを確認することにより、登録が間違いなく行われた
ことを確認することができる。なお、通知処理において
生成される所定のフォーマットは特定の形式に限定され
ることなく、登録が行われたことを発信者に通知する内
容を含むものであればどのような形式によるものでも実
施可能である。
【0036】〔第3の実施形態〕次に、本発明によるフ
ァクシミリ装置およびその制御方法を好適に実施した第
3の実施形態について図面を用いて以下に説明する。第
3の実施形態によるファクシミリ装置の構成は図1にお
いて示した第1の実施形態によるファクシミリ装置10
0と同様であり、スキャナ1、プロッタ2、センサ3、
操作部4、検出部5、表示部6、モデム7、CPU11
を有するコントローラ8、NCU9、メモリ10、およ
びNVRAM12を有して構成される。
【0037】次に、本実施形態によるファクシミリ装置
100の受信時の動作について説明する。図9は、本実
施形態によるファクシミリ装置100が受信端末である
場合の処理の流れを示すフローチャートである。本実施
形態においてファクシミリ装置100は、発信者番号取
得処理(ステップS31)、通信処理(ステップS3
2)、判定処理(ステップS33)、通知処理(ステッ
プS34)を実行する。本実施形態において実行される
発信者番号取得処理(ステップS31)は、図4におい
て示した第1の実施形態による発信者番号取得処理と同
様である。
【0038】まず、本実施形態における通信処理(図9
ステップS32)について説明する。図10は本実施形
態による通信処理の処理の流れを示すフローチャートで
ある。本実施形態の通信処理においては、NCU9は交
換機からの呼出信号を検出する(ステップS321)。
検出することができない場合は(ステップS321/
N)、処理を終了する。検出することができた場合は
(ステップS321/Y)、NCU9はスイッチを閉じ
て回線を閉結することによって二次応答を行う(ステッ
プS322)。
【0039】二次応答を送信した後、FAXモードであ
る場合は(ステップS323/Y)、被呼局識別信号を
送信して被音声端末であることを通知する(ステップS
324)。二次応答信号を交換機が受信すると回線の極
性が復極されて通信・通話が可能となる(ステップS3
25)。
【0040】次に、本実施形態における判定処理(図9
ステップS33)について説明する。図11は本実施形
態による判定処理の処理の流れを示すフローチャートで
ある。本実施形態における判定処理においてはまず、C
PU11は通信中にユーザからの入力があったか否かを
判定する(ステップS3301)。入力があった場合は
(ステップS3301/Y)、さらに発信者番号取得処
理において検出部5によって発信者番号が検出されてい
るか否かを判定する(ステップS3302)。
【0041】発信者番号が検出されている場合(ステッ
プS3302/Y)CPU11は、ユーザから入力され
た電話番号と発信者番号取得処理で検出部5によって検
出された電話番号とが一致するか否かを判定し(ステッ
プS3303)、一致する場合は(ステップS3303
/Y)、検出部5が検出した電話番号を発信者の電話番
号として通知先に設定し(ステップS3304)、回線
を切断して(ステップS3314)、通信を終了する。
【0042】一方、通信中にユーザから入力された電話
番号と発信者番号取得処理において検出部5によって検
出された電話番号とが一致しない場合(ステップS33
03/N)CPU11は、ユーザに対して電話番号の再
入力を要求する(ステップS3305)。再入力された
電話番号と発信者番号取得処理において検出部5によっ
て検出された電話番号とが一致する場合(ステップS3
306/Y)CPU11は、検出部5が検出した電話番
号を発信者の電話番号として通知先に設定し(ステップ
S3304)、回線を切断して(ステップS331
4)、通信を終了する。
【0043】再入力された電話番号と発信者番号取得処
理において検出部5が検出した電話番号とが一致しない
場合(ステップS3306/N)CPU11は、ユーザ
が最初に入力した電話番号と再入力した電話番号とが一
致するか否かを判定する(ステップS3307)。ユー
ザが最初に入力した電話番号と再入力した電話番号とが
一致する場合(ステップS3307/Y)CPU11
は、NVRAM12に記憶されている発信者番号取得処
理において取得した発信者番号をクリアして、ユーザが
入力した電話番号を発信者番号としてNVRAM12に
記録し、この電話番号を発信者の電話番号として通知先
に設定し(ステップS3308)、回線を切断して(ス
テップS3314)、通信を終了する。
【0044】一方、ユーザが最初に入力した電話番号と
再入力した電話番号とが一致しない場合(ステップS3
307/N)CPU11は、ユーザが最初に入力した電
話番号をクリアして、再入力した電話番号を最初に入力
した電話番号に繰り上げて(ステップS3309)、再
び電話番号の再入力を要求する(ステップS330
5)。
【0045】また、ステップS3302における判定
で、発信者番号取得処理において検出部5により発信者
番号が検出されていない場合(ステップS3302/
N)CPU11は、ユーザに対して電話番号の再入力を
要求する(ステップS3310)。ユーザが最初に入力
した電話番号と再入力した電話番号が一致する場合(ス
テップS3311/Y)CPU11は、ユーザが入力し
た電話番号を発信者番号としてNVRAM12を記録
し、この電話番号を発信者の電話番号として通知先に設
定し(ステップS3308)、回線を切断して(ステッ
プS3314)、通信を終了する。
【0046】ユーザが最初に入力した電話番号と再入力
した電話番号とが一致しない場合(ステップS3311
/N)CPU11は、ユーザが最初に入力した電話番号
をクリアし、再入力した電話番号を最初に入力した電話
番号に繰り上げて(ステップS3312)、再びユーザ
に電話番号の再入力を要求する(ステップS331
0)。
【0047】一方、通信中にユーザからの電話番号の入
力がない場合(ステップS3301/N)CPU11
は、発信者番号取得処理において検出部5が発信者番号
を検出しているか否かを判定する(ステップS331
3)。発信者番号を検出している場合(ステップS33
13/Y)CPU11は、検出部5が検出した電話番号
を発信者番号として通知先に設定し(ステップS330
4)、回線を切断して(ステップS3314)、処理を
終了する。
【0048】また、ユーザからの電話番号の入力がなく
(ステップS3301/N)、発信者番号取得処理にお
いて検出部5が発信者番号を検出していない場合(ステ
ップS3313)CPU11は、通知処理における通知
先を設定なしとして、回線を切断し(ステップS331
4)、処理を終了する。
【0049】次に、本実施形態による通知処理(図9ス
テップS34)について説明する。図12は、本実施形
態によるファクシミリ装置100が実行する通知処理の
流れを示すフローチャートである。まず、判定処理にお
いて通知先の設定があるか否かをを判定する。(ステッ
プS341)。通知先の設定がある場合は(ステップS
341/Y)、CPU11は、データ送信のための所定
のフォーマットを作成する(ステップS342)。
【0050】フォーマットの作成が終了すると、CPU
11は通知先として設定されている電話番号を、NVR
AM12に記録されている発信者番号(判定処理により
ユーザが入力した電話番号に変更されている場合もあ
る)を取得して、ステップS342において作成したフ
ォーマットの送信先の電話番号として設定する(ステッ
プS343)。
【0051】ファクシミリ装置100は、このようにし
て作成したフォーマットによるデータを、モデム7にお
いて変調し、NCU9および電話回線を介して発呼側に
送信し(ステップS344)、処理を終了する。発呼側
のユーザは、このようにして受信したフォーマットのデ
ータを確認することにより、登録が間違いなく行われた
ことを確認することができる。
【0052】〔第4の実施形態〕次に本発明によるファ
クシミリ装置およびその制御方法を好適に実施した第4
の実施形態について図面を用いて以下に説明する。本実
施形態によるファクシミリ装置は図1において示した第
1の実施形態によるファクシミリ装置100と同様であ
り、スキャナ1、プロッタ2、センサ3、操作部4、検
出部5、表示部6、モデム7、CPU11を有するコン
トローラ8、NCU9、メモリ10、およびNVRAM
12を有して構成されている。
【0053】次に本実施形態によるファクシミリ装置1
00の受信時の動作について説明する。図13は本実施
形態によるファクシミリ装置100の処理の流れを示す
フローチャートである。本実施形態においてファクシミ
リ装置100は発信者番号取得処理(ステップS41)
と、通信処理(ステップS42)とを実行する。本実施
形態における発信者番号取得処理は、図4において示し
た第1の実施形態による発信者番号取得処理と同様であ
る。
【0054】ここで、本実施形態における通信処理(図
13ステップS42)について説明する。図14は本実
施形態による通信処理の処理の流れを示すフローチャー
トである。本実施形態おいてはまず、NCU9が交換機
からの呼出信号を検出する(ステップS421)。
【0055】検出することができた場合は(ステップS
421/Y)第1の実施形態による通信処理と同様の処
理が実行され、NCU9はスイッチを閉じて回線を閉結
することによって二次応答を行う(ステップS42
2)。二次応答を送信した後、FAXモードである場合
は(ステップS423/Y)、被呼局識別信号を送信し
て被音声端末であることを通知する(ステップS42
4)。二次応答信号を交換機が受信すると回線の極性が
復極されて通信・通話が可能となる(ステップS42
5)。通信・通話が終了すると回線を切断して処理を終
了する(ステップS426)。
【0056】一方、呼出信号を検出することができなか
った場合は(ステップS421/N)、CPU11は発
信者番号取得処理において取得し、NVRAM12に記
録した発信者番号を削除して(ステップS427)、処
理を終了する。なお、本実施形態においては通信処理に
おいてNCU9が呼出信号を検出することができなかっ
た場合を例に説明を行ったが、本発明はこれに限定され
ることなく、発呼側の途中放棄により発信者番号取得処
理、または通信処理が途中で終了した場合にNVRAM
12の記録を削除する実施も可能である。
【0057】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように請求項1
記載のファクシミリ装置は、ナンバーディスプレイ機能
を利用して発信者の電話番号を取得し、FAX番号をダ
イヤルメモリに登録することが可能である。これによ
り、ユーザの手を煩わすことなく容易にダイヤルメモリ
に登録をすることができるファクシミリ装置を提供する
ことができる。
【0058】請求項2記載の発明は請求項1記載のファ
クシミリ装置において、発信者の電話番号がダイヤルメ
モリに登録されたことを通知する手段をさらに有してい
る。これにより、FAX配信の登録を行ったユーザが間
違いなく登録が行われたことを知ることができるファク
シミリ装置を提供することができる。
【0059】請求項3記載の発明は請求項1または2記
載のファクシミリ装置において、同一の画像データを複
数の出力先に送信する同報通信を行うことができる手段
をさらに有し、ナンバーディスプレイ機能を利用して取
得した電話番号を、グループメモリに登録して複数のF
AX番号に同報通信を行うことを特徴としている。これ
により、ナンバーディスプレイ機能を利用して電話番号
を取得し、複数のFAX番号をグループメモリに登録す
ることのできるファクシミリ装置を提供することができ
る。
【0060】請求項4記載の発明は請求項1から3のい
ずれか1項記載のファクシミリ装置において、ユーザの
入力した電話番号とナンバーディスプレイ機能を利用し
て取得した電話番号とを比較し、一致しない場合はダイ
ヤルメモリの登録内容を変更することができる手段をさ
らに有している。これにより、ユーザの入力ミスによる
誤登録を低減し、配信を希望する電話番号以外の端末か
らのダイヤルメモリ登録を受理することのできるファク
シミリ装置を提供することができる。
【0061】請求項5記載のファクシミリ装置の制御方
法は、ナンバーディスプレイを利用して発信者の電話番
号を取得し、FAX番号をダイヤルメモリに登録するよ
うに制御を行う。これにより、ユーザの入力ミスによる
誤登録を低減させるファクシミリ装置の制御方法を提供
することができる。
【0062】請求項6記載のファクシミリ装置の制御方
法は、ナンバーディスプレイを利用して発信者の電話番
号を取得し、FAX番号をメモリに登録し、発信者に対
して登録内容の確認のための情報を送信するように制御
を行うことができる。これにより、メモリに登録された
ファクシミリ装置のユーザが、登録が行われたことを知
ることができるファクシミリ装置の制御方法を提供する
ことができる。
【0063】請求項7記載の発明は請求項5または6記
載のファクシミリ装置の制御方法において、ナンバーデ
ィスプレイを利用して取得した発信者の電話番号とユー
ザが入力を行った電話番号とを比較し、一致しない場合
はダイヤルメモリの登録内容を変更する工程をさらに有
している。これにより、入力の間違いによる誤登録を低
減し、受信を希望するファクシミリ装置以外からのダイ
ヤルメモリ登録を受理することのできるファクシミリ装
置の制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるファクシミリ装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態によるファクシミリ装
置の処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施形態によるファクシミリ装
置が受信端末として発信者番号取得処理実行時に送受信
する信号を示す概略図である。
【図4】本発明の第1の実施形態による発信者番号取得
処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態によるファクシミリ装
置が受信端末として通信処理実行時に送受信する信号を
示す概略図である。
【図6】本発明の第1の実施形態による通信処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態によるファクシミリ装
置の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態による通知処理の処理
の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態によるファクシミリ装
置の処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施形態による通信処理の処
理の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の第3の実施形態による判定処理の処
理の流れを示すフローチャートである。
【図12】本発明の第3の実施形態による通知処理の処
理の流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明の第4の実施形態によるファクシミリ
装置の処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】本発明の第4の実施形態による通信処理の処
理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 スキャナ 2 プロッタ 3 センサ 4 操作部 5 検出部 6 表示部 7 モデム 8 コントローラ 9 NCU 10 メモリ 11 CPU 12 NVRAM 100 ファクシミリ装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆網に接続する公衆網接続手段と、 前記公衆網を介して受信された端末起動信号と、呼出信
    号と、を検出する起動呼出信号検出手段と、 前記公衆網を介して受信された発信者の情報を発信者情
    報として検出する発信者情報検出手段と、 前記発信者情報をダイヤルメモリに記録する発信者情報
    記録手段と、を有することを特徴とするファクシミリ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記発信者情報が前記発信者情報記録手
    段により記録されたことを前記発信者に通知する登録通
    知手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の
    ファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 同一画像データを複数の出力先に送信す
    る同報通信手段をさらに有し、 前記発信者情報記録手段は、複数の前記発信者情報に含
    まれる電話番号をグループメモリへの登録として記録
    し、 前記同報通信手段は、前記グループメモリに登録された
    前記電話番号に対して画像データの送信を行うことを特
    徴とする請求項1または2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 ユーザからの入力を介する情報入力手段
    と、 該情報入力手段を介して入力された入力情報を記憶する
    入力情報記憶手段と、 前記発信者情報と前記入力情報とを比較し一致しない場
    合、前記発信者情報を変更する発信者情報変更手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項1から3のいず
    れか1項記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 公衆網を介して受信された端末起動信号
    を検出する起動信号検出工程と、 前記公衆網を介して受信された発信者の情報を発信者情
    報として検出する発信者情報検出工程と、 前記発信者情報をダイヤルメモリに記録する発信者情報
    記録工程と、を有することを特徴とするファクシミリ装
    置の制御方法。
  6. 【請求項6】 公衆網を介して受信された端末起動信号
    を検出する起動信号検出工程と、 前記公衆網を介して受信された発信者の情報を発信者情
    報として検出する発信者情報検出工程と、 前記発信者情報をダイヤルメモリに記録する発信者情報
    記録工程と、 発呼側端末との間に確立した回線を開放する回線開放工
    程と、を有し、 該回線開放工程後、前記発信者情報記録工程において記
    録されたことを前記発信者に通知する登録通知工程をさ
    らに有することを特徴とするファクシミリ装置の制御方
    法。
  7. 【請求項7】 前記発信者情報記録工程の後段に、 前記公衆網を介して入力情報を取得する入力情報取得工
    程と、 取得した前記入力情報を記憶する入力情報記憶工程と、 前記入力情報と前記発信者情報とを比較し一致しない場
    合、前記発信者情報記録工程において記録した発信者情
    報を変更する発信者情報変更工程と、をさらに有するこ
    とを特徴とする請求項5または6記載のファクシミリ装
    置の制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009201120A (ja) * 2009-04-14 2009-09-03 Nec Infrontia Corp 情報処理方法および通信システム

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