JP2002247289A - 密着型イメージセンサ - Google Patents
密着型イメージセンサInfo
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- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 16
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 10
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 6
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 102100033040 Carbonic anhydrase 12 Human genes 0.000 description 1
- 101000867855 Homo sapiens Carbonic anhydrase 12 Proteins 0.000 description 1
- 101000631695 Homo sapiens Succinate dehydrogenase assembly factor 3, mitochondrial Proteins 0.000 description 1
- 101100219325 Phaseolus vulgaris BA13 gene Proteins 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の密着型イメージセンサにおいては、各
受光素子について画素ずれが1画素未満に抑えられては
いるが、本来的に必ず画素ずれが生じているために、読
み取り対象の画像に係る再現性能が制限されるという課
題があった。 【解決手段】 密着型イメージセンサにおいて、基板
と、基板上において主走査方向に直線状に配列された複
数のイメージセンサチップ1とを備え、イメージセンサ
チップ1間の間隙に仮想の受光素子3を配置することを
前提として、イメージセンサチップ1上において所定の
規格に基づく解像度に応じた画素間隔aで受光素子2が
配列される。
受光素子について画素ずれが1画素未満に抑えられては
いるが、本来的に必ず画素ずれが生じているために、読
み取り対象の画像に係る再現性能が制限されるという課
題があった。 【解決手段】 密着型イメージセンサにおいて、基板
と、基板上において主走査方向に直線状に配列された複
数のイメージセンサチップ1とを備え、イメージセンサ
チップ1間の間隙に仮想の受光素子3を配置することを
前提として、イメージセンサチップ1上において所定の
規格に基づく解像度に応じた画素間隔aで受光素子2が
配列される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のイメージ
センサチップを直線状に配列して構成され、スキャナ、
FAX、コピー機等で画像の読み取りに使用される密着
型イメージセンサに関するものである。
センサチップを直線状に配列して構成され、スキャナ、
FAX、コピー機等で画像の読み取りに使用される密着
型イメージセンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の密着型イメージセンサの
構成を示す平面図である。図3において、11は密着型
イメージセンサを構成する基板、12はその表面上に主
走査方向に沿って複数の受光素子が1列または複数列に
わたって形成されるイメージセンサチップである。図3
に示されるように、複数のイメージセンサチップ12を
主走査方向において直線状に配列することで密着型イメ
ージセンサの画像読み取り部が構成される。
構成を示す平面図である。図3において、11は密着型
イメージセンサを構成する基板、12はその表面上に主
走査方向に沿って複数の受光素子が1列または複数列に
わたって形成されるイメージセンサチップである。図3
に示されるように、複数のイメージセンサチップ12を
主走査方向において直線状に配列することで密着型イメ
ージセンサの画像読み取り部が構成される。
【0003】図4は、密着型イメージセンサを構成する
イメージセンサチップを示す平面図である。図4におい
て、図3と同一符号は同一または相当部分を示すのでそ
の説明を省略する。13は画像を読み取るためにそれぞ
れイメージセンサチップ12上に主走査方向に沿って形
成された受光素子である。また、a’は受光素子13の
中心線間距離、a”はそれぞれイメージセンサチップ1
2の最も端部側に位置する受光素子13の中心線間距
離、cはイメージセンサチップ12の最も端部側に位置
する受光素子13の中心線とイメージセンサチップ12
の端部との間の距離、dはイメージセンサチップ12の
最も端部側に位置する受光素子13の端部とイメージセ
ンサチップ12の端部との間の距離、eは受光素子13
の主走査方向の幅、fは隣接するイメージセンサチップ
12間の距離、lはイメージセンサチップ12のチップ
長である。
イメージセンサチップを示す平面図である。図4におい
て、図3と同一符号は同一または相当部分を示すのでそ
の説明を省略する。13は画像を読み取るためにそれぞ
れイメージセンサチップ12上に主走査方向に沿って形
成された受光素子である。また、a’は受光素子13の
中心線間距離、a”はそれぞれイメージセンサチップ1
2の最も端部側に位置する受光素子13の中心線間距
離、cはイメージセンサチップ12の最も端部側に位置
する受光素子13の中心線とイメージセンサチップ12
の端部との間の距離、dはイメージセンサチップ12の
最も端部側に位置する受光素子13の端部とイメージセ
ンサチップ12の端部との間の距離、eは受光素子13
の主走査方向の幅、fは隣接するイメージセンサチップ
12間の距離、lはイメージセンサチップ12のチップ
長である。
【0004】従来の密着型イメージセンサは上記のよう
な構成を有することで、受光素子13の中心線間距離
a’をイメージセンサチップ12上のすべての受光素子
13について同一とすることができ、イメージセンサチ
ップ12の最も端部側に位置する受光素子13周辺の配
線パターンを他の受光素子13周辺の配線パターンと等
しくすることができるので、全受光素子13について出
力特性を均一化することを実現している。但し、所定規
格の解像度に基づいて与えられる画素間隔(以下、標準
画素間隔と称する)をaとすると、受光素子13の中心
線間距離a’は標準画素間隔aよりも小さく設定されて
いる。これは、受光素子13の中心線間距離a’を標準
画素間隔aに等しくすると、イメージセンサチップ12
の最も端部側に位置する受光素子13がイメージセンサ
12の端部に近付きすぎてリーク電流が大きくなる等の
問題が発生するからである。
な構成を有することで、受光素子13の中心線間距離
a’をイメージセンサチップ12上のすべての受光素子
13について同一とすることができ、イメージセンサチ
ップ12の最も端部側に位置する受光素子13周辺の配
線パターンを他の受光素子13周辺の配線パターンと等
しくすることができるので、全受光素子13について出
力特性を均一化することを実現している。但し、所定規
格の解像度に基づいて与えられる画素間隔(以下、標準
画素間隔と称する)をaとすると、受光素子13の中心
線間距離a’は標準画素間隔aよりも小さく設定されて
いる。これは、受光素子13の中心線間距離a’を標準
画素間隔aに等しくすると、イメージセンサチップ12
の最も端部側に位置する受光素子13がイメージセンサ
12の端部に近付きすぎてリーク電流が大きくなる等の
問題が発生するからである。
【0005】次に、従来の密着型イメージセンサを構成
する各要素の寸法等について説明する。基板11上に直
線状に複数個配列されているイメージセンサチップ12
については、画像を一様に読み取るために、隣接するイ
メージセンサチップ12間の間隔は数10μm以下に設
定されている。また、1つのイメージセンサチップ12
において直線状に配列される受光素子13の個数をn個
とすると、中心線間距離a’は以下の式(1)を満たす
ように設定される。 n(a−a’)≦a (1) 上記式(1)を満たすように中心線間距離a’を設定す
ることで、イメージセンサチップ12における画素ずれ
を最大でも1画素未満に抑えることができる。画素ずれ
が1画素分程度であれば、画像を再現することにおいて
ほとんど影響はないと言われている。
する各要素の寸法等について説明する。基板11上に直
線状に複数個配列されているイメージセンサチップ12
については、画像を一様に読み取るために、隣接するイ
メージセンサチップ12間の間隔は数10μm以下に設
定されている。また、1つのイメージセンサチップ12
において直線状に配列される受光素子13の個数をn個
とすると、中心線間距離a’は以下の式(1)を満たす
ように設定される。 n(a−a’)≦a (1) 上記式(1)を満たすように中心線間距離a’を設定す
ることで、イメージセンサチップ12における画素ずれ
を最大でも1画素未満に抑えることができる。画素ずれ
が1画素分程度であれば、画像を再現することにおいて
ほとんど影響はないと言われている。
【0006】例えば、所定規格の解像度を16ドット/
mm、1つのイメージセンサチップ12上における受光
素子13の個数nすなわち1つのイメージセンサチップ
12の読み取る画素数nを128とすると、標準画素間
隔aは62.5μm、中心線間距離a’は式(1)より
a’≧62.012μmとなる。ここでは、a’=6
2.1μmと設定する。一方、128ドット分の読み取
り幅は8mmとなるから、チップ長lは8mm以下に設
定する必要がある。チップ間距離fの値については、実
装精度に基づいてその設定がなされるが、ここでは例と
してf=20μmとする。この場合、正確なピッチでイ
メージセンサチップを実装するためには、l=7980
(8000−20)μmとする必要がある。また、図4
から明らかなように、最も端部側に位置する受光素子1
3の中心線とイメージセンサチップ12の端部との間の
距離cは、以下の式(2)に基づいて求められる。 c=(l−(n−1)a’)/2 (2) 式(2)にnおよびa’として設定された数値を代入す
ると、c=46.65μmとなる。
mm、1つのイメージセンサチップ12上における受光
素子13の個数nすなわち1つのイメージセンサチップ
12の読み取る画素数nを128とすると、標準画素間
隔aは62.5μm、中心線間距離a’は式(1)より
a’≧62.012μmとなる。ここでは、a’=6
2.1μmと設定する。一方、128ドット分の読み取
り幅は8mmとなるから、チップ長lは8mm以下に設
定する必要がある。チップ間距離fの値については、実
装精度に基づいてその設定がなされるが、ここでは例と
してf=20μmとする。この場合、正確なピッチでイ
メージセンサチップを実装するためには、l=7980
(8000−20)μmとする必要がある。また、図4
から明らかなように、最も端部側に位置する受光素子1
3の中心線とイメージセンサチップ12の端部との間の
距離cは、以下の式(2)に基づいて求められる。 c=(l−(n−1)a’)/2 (2) 式(2)にnおよびa’として設定された数値を代入す
ると、c=46.65μmとなる。
【0007】最も端部側に位置する受光素子13の端部
とイメージセンサチップ12の端部との間の距離dの値
については、切断精度に基づいてその設定がなされる
が、ここでは例としてd=25μmとする。受光素子1
3の主走査方向の幅eは、以下の式(3)に基づいて求
められる。 e=2(c−d) (3) 式(3)にcおよびdとして設定された数値を代入する
と、e=43.3μmとなり、十分な受光面積を得るこ
とができる。また、それぞれ最も端部側に位置する受光
素子の中心線間距離a”は、以下の式(4)に基づいて
求められる。 a”=2c+f (4) 式(4)にcおよびfとして設定された数値を代入する
と、a”=113.3μmとなる。これは標準画素間隔
aよりも約80%長いだけで、画素ずれは1画素未満に
抑えられている。
とイメージセンサチップ12の端部との間の距離dの値
については、切断精度に基づいてその設定がなされる
が、ここでは例としてd=25μmとする。受光素子1
3の主走査方向の幅eは、以下の式(3)に基づいて求
められる。 e=2(c−d) (3) 式(3)にcおよびdとして設定された数値を代入する
と、e=43.3μmとなり、十分な受光面積を得るこ
とができる。また、それぞれ最も端部側に位置する受光
素子の中心線間距離a”は、以下の式(4)に基づいて
求められる。 a”=2c+f (4) 式(4)にcおよびfとして設定された数値を代入する
と、a”=113.3μmとなる。これは標準画素間隔
aよりも約80%長いだけで、画素ずれは1画素未満に
抑えられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の密着型イメージ
センサは以上のように構成されているので、各受光素子
について画素ずれが1画素未満に抑えられてはいるが、
本来的に必ず画素ずれが生じているために、読み取り対
象の画像に係る再現性能が制限されるという課題があっ
た。
センサは以上のように構成されているので、各受光素子
について画素ずれが1画素未満に抑えられてはいるが、
本来的に必ず画素ずれが生じているために、読み取り対
象の画像に係る再現性能が制限されるという課題があっ
た。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、読み取り対象の画像に係る再現性
能を向上することができる密着型イメージセンサを得る
ことを目的とする。
めになされたもので、読み取り対象の画像に係る再現性
能を向上することができる密着型イメージセンサを得る
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る密着型イ
メージセンサは、基板と、基板上において主走査方向に
直線状に配列された複数のイメージセンサチップとを備
え、イメージセンサチップ間の間隙に仮想の受光素子を
配置することを前提として、イメージセンサチップ上に
おいて所定の規格に基づく解像度に応じた画素間隔また
は当該画素間隔と略同一の間隔で受光素子が配列される
ようにしたものである。
メージセンサは、基板と、基板上において主走査方向に
直線状に配列された複数のイメージセンサチップとを備
え、イメージセンサチップ間の間隙に仮想の受光素子を
配置することを前提として、イメージセンサチップ上に
おいて所定の規格に基づく解像度に応じた画素間隔また
は当該画素間隔と略同一の間隔で受光素子が配列される
ようにしたものである。
【0011】この発明に係る密着型イメージセンサは、
イメージセンサチップ間の間隙に配置される仮想の受光
素子についての画素データを、少なくとも主走査方向に
おいて前後に位置する受光素子から得られる画素データ
に基づいて演算する画素データ演算手段を備えるように
したものである。
イメージセンサチップ間の間隙に配置される仮想の受光
素子についての画素データを、少なくとも主走査方向に
おいて前後に位置する受光素子から得られる画素データ
に基づいて演算する画素データ演算手段を備えるように
したものである。
【0012】この発明に係る密着型イメージセンサは、
画素データ演算手段において、主走査方向に沿って仮想
の受光素子の前後に位置する受光素子から得られる画素
データの加算平均をとることで仮想の受光素子に係る画
素データを算出するようにしたものである。
画素データ演算手段において、主走査方向に沿って仮想
の受光素子の前後に位置する受光素子から得られる画素
データの加算平均をとることで仮想の受光素子に係る画
素データを算出するようにしたものである。
【0013】この発明に係る密着型イメージセンサは、
画素データ演算手段において、仮想の受光素子近傍に位
置する受光素子の画素データについての少なくとも主走
査方向の勾配を算出し、算出された勾配データに基づい
て仮想の受光素子に係る画素データを求めるようにした
ものである。
画素データ演算手段において、仮想の受光素子近傍に位
置する受光素子の画素データについての少なくとも主走
査方向の勾配を算出し、算出された勾配データに基づい
て仮想の受光素子に係る画素データを求めるようにした
ものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.本願発明による密着型イメージセンサ
は、基本的には図3に示される密着型イメージセンサと
同じ構造を有しており、基板上において複数のイメージ
センサチップを直線状に配列することで画像読み取り部
が構成される。図1は、この発明の実施の形態1による
密着型イメージセンサを構成するイメージセンサチップ
を示す平面図である。図1において、1はイメージセン
サチップ、2は所定規格の解像度を実現する画素間隔に
係る仕様を満たすようにそれぞれイメージセンサチップ
1上に形成された受光素子、3は所定規格の解像度を実
現する画素間隔で受光素子を配置した場合にイメージセ
ンサチップ1間の間隙に位置決めされて実際には形成さ
れない仮想の受光素子である。また、aは実際に形成さ
れている受光素子2の中心線間距離、a”はそれぞれ最
も端部側に位置する受光素子2の中心線間距離、cはイ
メージセンサチップ1の最も端部側に位置する受光素子
2の中心線とイメージセンサチップ1の端部との間の距
離、dはイメージセンサチップ1の最も端部側に位置す
る受光素子2の端部とイメージセンサチップ1の端部と
の間の距離、eは受光素子2の主走査方向の幅、fは隣
接するイメージセンサチップ1間の距離、lはイメージ
センサチップ1のチップ長である。この実施の形態1に
よる密着型イメージセンサにおいては、従来の密着型イ
メージセンサと異なり、受光素子2の中心線間距離aが
所定規格の解像度に基づいて与えられる標準画素間隔に
等しくなるように、受光素子2がイメージセンサチップ
1上に配列される。
説明する。 実施の形態1.本願発明による密着型イメージセンサ
は、基本的には図3に示される密着型イメージセンサと
同じ構造を有しており、基板上において複数のイメージ
センサチップを直線状に配列することで画像読み取り部
が構成される。図1は、この発明の実施の形態1による
密着型イメージセンサを構成するイメージセンサチップ
を示す平面図である。図1において、1はイメージセン
サチップ、2は所定規格の解像度を実現する画素間隔に
係る仕様を満たすようにそれぞれイメージセンサチップ
1上に形成された受光素子、3は所定規格の解像度を実
現する画素間隔で受光素子を配置した場合にイメージセ
ンサチップ1間の間隙に位置決めされて実際には形成さ
れない仮想の受光素子である。また、aは実際に形成さ
れている受光素子2の中心線間距離、a”はそれぞれ最
も端部側に位置する受光素子2の中心線間距離、cはイ
メージセンサチップ1の最も端部側に位置する受光素子
2の中心線とイメージセンサチップ1の端部との間の距
離、dはイメージセンサチップ1の最も端部側に位置す
る受光素子2の端部とイメージセンサチップ1の端部と
の間の距離、eは受光素子2の主走査方向の幅、fは隣
接するイメージセンサチップ1間の距離、lはイメージ
センサチップ1のチップ長である。この実施の形態1に
よる密着型イメージセンサにおいては、従来の密着型イ
メージセンサと異なり、受光素子2の中心線間距離aが
所定規格の解像度に基づいて与えられる標準画素間隔に
等しくなるように、受光素子2がイメージセンサチップ
1上に配列される。
【0015】次に、この実施の形態1による密着型イメ
ージセンサを構成する各要素の寸法等について説明す
る。ここでは、所定規格に基づく解像度を16ドット/
mm、1つのイメージセンサチップ1において直線状に
配列される受光素子2の個数nを128とする。上記の
解像度を満たす標準画素間隔aは、62.5μmとな
る。一方、128ドット分の読み取り幅は8mmとなる
から、チップ長さlは8mm以下に設定する必要があ
る。チップ間距離fの値については、実装精度に基づい
てその設定がなされるが、ここでは例としてf=20μ
mとする。この場合、正確なピッチでイメージセンサチ
ップを実装するためには、l=7980(8000−2
0)μmとする必要がある。
ージセンサを構成する各要素の寸法等について説明す
る。ここでは、所定規格に基づく解像度を16ドット/
mm、1つのイメージセンサチップ1において直線状に
配列される受光素子2の個数nを128とする。上記の
解像度を満たす標準画素間隔aは、62.5μmとな
る。一方、128ドット分の読み取り幅は8mmとなる
から、チップ長さlは8mm以下に設定する必要があ
る。チップ間距離fの値については、実装精度に基づい
てその設定がなされるが、ここでは例としてf=20μ
mとする。この場合、正確なピッチでイメージセンサチ
ップを実装するためには、l=7980(8000−2
0)μmとする必要がある。
【0016】受光素子2の中心線間距離aを標準画素間
隔に等しくする場合に、イメージセンサチップ1上に1
28個の受光素子2を配列すると、最も端部側の受光素
子2がイメージセンサチップ1の端部に近接しすぎて半
導体製造上好ましくないこと、受光素子2のサイズが小
さくなって所望の光電変換特性が得られないこと等の弊
害が生じる。したがって、この実施の形態1による密着
型イメージセンサでは、イメージセンサチップ1上に1
27個の受光素子2を標準画素間隔a毎に配列するとと
もにイメージセンサチップ1間の間隙に1個の仮想の受
光素子3を配置することで、所定規格の解像度を画素ず
れなく実現する画像読み取り部を構成する。また、仮想
の受光素子3間の距離は8mmとなるので、仮想の受光
素子3の中心線と最も端部側の受光素子2の中心線との
間の距離も標準画素間隔aに等しくなる。
隔に等しくする場合に、イメージセンサチップ1上に1
28個の受光素子2を配列すると、最も端部側の受光素
子2がイメージセンサチップ1の端部に近接しすぎて半
導体製造上好ましくないこと、受光素子2のサイズが小
さくなって所望の光電変換特性が得られないこと等の弊
害が生じる。したがって、この実施の形態1による密着
型イメージセンサでは、イメージセンサチップ1上に1
27個の受光素子2を標準画素間隔a毎に配列するとと
もにイメージセンサチップ1間の間隙に1個の仮想の受
光素子3を配置することで、所定規格の解像度を画素ず
れなく実現する画像読み取り部を構成する。また、仮想
の受光素子3間の距離は8mmとなるので、仮想の受光
素子3の中心線と最も端部側の受光素子2の中心線との
間の距離も標準画素間隔aに等しくなる。
【0017】図1から明らかなように、最も端部側に位
置する受光素子2の中心線とイメージセンサチップ1の
端部との間の距離cは、以下の式(5)に基づいて求め
られる。 c=(l−(n−2)a)/2 (5) 式(5)にnおよびaとして設定された数値を代入する
と、c=52.5μmとなる。最も端部側に位置する受
光素子2の端部とイメージセンサチップ1の端部との間
の距離dの値については、切断精度に基づいてその設定
がなされるが、ここでは例としてd=25μmとする。
受光素子2の幅eについては、従来の密着型イメージセ
ンサの場合と同様に式(3)に基づいてその値が求めら
れ、e=55.0μmとなって、十分な受光面積を得る
ことができる。また、それぞれ最も端部側に位置する受
光素子2の中心線間距離a”についても、従来の密着型
イメージセンサの場合と同様に式(4)に基づいて求め
られ、a”=125.0μmとなって、標準画素間隔a
の2倍となる。
置する受光素子2の中心線とイメージセンサチップ1の
端部との間の距離cは、以下の式(5)に基づいて求め
られる。 c=(l−(n−2)a)/2 (5) 式(5)にnおよびaとして設定された数値を代入する
と、c=52.5μmとなる。最も端部側に位置する受
光素子2の端部とイメージセンサチップ1の端部との間
の距離dの値については、切断精度に基づいてその設定
がなされるが、ここでは例としてd=25μmとする。
受光素子2の幅eについては、従来の密着型イメージセ
ンサの場合と同様に式(3)に基づいてその値が求めら
れ、e=55.0μmとなって、十分な受光面積を得る
ことができる。また、それぞれ最も端部側に位置する受
光素子2の中心線間距離a”についても、従来の密着型
イメージセンサの場合と同様に式(4)に基づいて求め
られ、a”=125.0μmとなって、標準画素間隔a
の2倍となる。
【0018】この実施の形態1では、密着型イメージセ
ンサにより読み取られた画像データに基づいて画像を再
現する際には、仮想の受光素子3に対応する画素につい
ては印刷、表示等を実施しない。したがって、所定数の
ドット(この実施の形態1では128ドット)に1ドッ
トの割合で空白部が生じるが、再現される画像の各画素
について画素ずれは生じなくなる。
ンサにより読み取られた画像データに基づいて画像を再
現する際には、仮想の受光素子3に対応する画素につい
ては印刷、表示等を実施しない。したがって、所定数の
ドット(この実施の形態1では128ドット)に1ドッ
トの割合で空白部が生じるが、再現される画像の各画素
について画素ずれは生じなくなる。
【0019】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、基板と、基板上において主走査方向に直線状に配列
された複数のイメージセンサチップ1とを備え、イメー
ジセンサチップ1間の間隙に仮想の受光素子3を配置す
ることを前提として、イメージセンサチップ1上におい
て所定の規格に基づく解像度に応じた画素間隔aで受光
素子2が配列されるように構成したので、再現される画
像の各画素において原画像に対する画素ずれが発生する
ことを防止して、画像に係る再現性能を向上することが
できるという効果を奏する。また、イメージセンサチッ
プ1間の間隙に仮想の受光素子3を配置することを前提
として受光素子2が配列されるので、最も端部側の受光
素子2とイメージセンサチップ1の端部との間の間隔を
広く取れてリーク電流の発生を防止できるとともに、各
受光素子2が同じ画素間隔aで配列されるので、各受光
素子2周辺の配線パターンを同一にできるから、すべて
の受光素子の出力特性を均一化できるという効果を奏す
る。
ば、基板と、基板上において主走査方向に直線状に配列
された複数のイメージセンサチップ1とを備え、イメー
ジセンサチップ1間の間隙に仮想の受光素子3を配置す
ることを前提として、イメージセンサチップ1上におい
て所定の規格に基づく解像度に応じた画素間隔aで受光
素子2が配列されるように構成したので、再現される画
像の各画素において原画像に対する画素ずれが発生する
ことを防止して、画像に係る再現性能を向上することが
できるという効果を奏する。また、イメージセンサチッ
プ1間の間隙に仮想の受光素子3を配置することを前提
として受光素子2が配列されるので、最も端部側の受光
素子2とイメージセンサチップ1の端部との間の間隔を
広く取れてリーク電流の発生を防止できるとともに、各
受光素子2が同じ画素間隔aで配列されるので、各受光
素子2周辺の配線パターンを同一にできるから、すべて
の受光素子の出力特性を均一化できるという効果を奏す
る。
【0020】なお、図1に示される密着型イメージセン
サでは、標準画素間隔aで配列される受光素子2により
1ライン分の画像読み取り部が構成されているのみであ
るが、イメージセンサチップ1上に受光素子2を複数列
にわたって形成して、複数ライン分の画像読み取り部を
構成することも可能である。この場合、各列において、
イメージセンサチップ1間の間隙に仮想の受光素子3を
配置することで上記と同様の効果を奏するとともに、読
み取ることのできる画素データ量を増加することができ
るという効果を奏する。
サでは、標準画素間隔aで配列される受光素子2により
1ライン分の画像読み取り部が構成されているのみであ
るが、イメージセンサチップ1上に受光素子2を複数列
にわたって形成して、複数ライン分の画像読み取り部を
構成することも可能である。この場合、各列において、
イメージセンサチップ1間の間隙に仮想の受光素子3を
配置することで上記と同様の効果を奏するとともに、読
み取ることのできる画素データ量を増加することができ
るという効果を奏する。
【0021】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
よる密着型イメージセンサは、イメージセンサチップ間
の間隙に配置される仮想の受光素子についての画素デー
タを、少なくとも主走査方向において前後に位置する受
光素子から得られる画素データに基づいて演算する画素
データ演算手段を有する点で実施の形態1と相違する。
なお、基本的構造は図1に示された実施の形態1による
密着型イメージセンサと同じであるので、その説明を省
略する。
よる密着型イメージセンサは、イメージセンサチップ間
の間隙に配置される仮想の受光素子についての画素デー
タを、少なくとも主走査方向において前後に位置する受
光素子から得られる画素データに基づいて演算する画素
データ演算手段を有する点で実施の形態1と相違する。
なお、基本的構造は図1に示された実施の形態1による
密着型イメージセンサと同じであるので、その説明を省
略する。
【0022】次に、仮想の受光素子についての画素デー
タを求めるための演算方法について説明する。一つの演
算方法では、例えば画素データ演算手段にA/Dコンバ
ータを設けて主走査方向に沿って仮想の受光素子の前後
に位置する受光素子から出力される画素データをデジタ
ル変換し、2つの画素データの加算平均をとることで仮
想の受光素子に係る画素データを得る。なお、このよう
な演算処理は、仮想の受光素子に対応する画素データを
除いた全ての画素データを密着型イメージセンサの外部
に設けられたメモリに蓄積した後に、仮想の受光素子の
前後に位置する受光素子からの画素データを取り出して
これら画素データの加算平均をとることで実施できる。
タを求めるための演算方法について説明する。一つの演
算方法では、例えば画素データ演算手段にA/Dコンバ
ータを設けて主走査方向に沿って仮想の受光素子の前後
に位置する受光素子から出力される画素データをデジタ
ル変換し、2つの画素データの加算平均をとることで仮
想の受光素子に係る画素データを得る。なお、このよう
な演算処理は、仮想の受光素子に対応する画素データを
除いた全ての画素データを密着型イメージセンサの外部
に設けられたメモリに蓄積した後に、仮想の受光素子の
前後に位置する受光素子からの画素データを取り出して
これら画素データの加算平均をとることで実施できる。
【0023】また、画素データを一旦メモリに蓄積する
ことなく、仮想の受光素子の前後に位置する受光素子か
ら得られる画素データを基にして直接的に仮想の受光素
子に係る画素データを求めることもできる。図2は、仮
想の受光素子の前後に位置する受光素子に係る画素デー
タに対する読み出し信号を示すタイミングチャートであ
る。図2に示されるように、前段のイメージセンサチッ
プの最後部に位置する受光素子および後段のイメージセ
ンサチップの最前部に位置する受光素子に対する読み出
し信号のパルス幅を通常の受光素子に対するパルス幅の
2倍にするとともに1画素分重複させ、重複した区間に
おいて仮想の受光素子の前後に位置する受光素子から得
られる画素データを加算平均して、仮想の受光素子に係
る画素データを算出する。なお、加算平均処理について
は、仮想の受光素子の前後に位置する受光素子から出力
されるアナログデータをデジタル変換した後に加算平均
してもよく、また仮想の受光素子の前後に位置する受光
素子から出力されるアナログデータを加算平均した後に
デジタル変換を実施してもよい。
ことなく、仮想の受光素子の前後に位置する受光素子か
ら得られる画素データを基にして直接的に仮想の受光素
子に係る画素データを求めることもできる。図2は、仮
想の受光素子の前後に位置する受光素子に係る画素デー
タに対する読み出し信号を示すタイミングチャートであ
る。図2に示されるように、前段のイメージセンサチッ
プの最後部に位置する受光素子および後段のイメージセ
ンサチップの最前部に位置する受光素子に対する読み出
し信号のパルス幅を通常の受光素子に対するパルス幅の
2倍にするとともに1画素分重複させ、重複した区間に
おいて仮想の受光素子の前後に位置する受光素子から得
られる画素データを加算平均して、仮想の受光素子に係
る画素データを算出する。なお、加算平均処理について
は、仮想の受光素子の前後に位置する受光素子から出力
されるアナログデータをデジタル変換した後に加算平均
してもよく、また仮想の受光素子の前後に位置する受光
素子から出力されるアナログデータを加算平均した後に
デジタル変換を実施してもよい。
【0024】また、他の演算方法では、主走査方向に配
列された複数の受光素子から出力される画素データに基
づいて主走査方向に沿った画素データについての勾配を
演算する。さらに、必要な場合には、一列に配列された
受光素子から出力される画素データをバッファリングす
ること等により、複数列の受光素子から得られる画素デ
ータに基づいて副走査方向に沿った画素データについて
の勾配を演算する。そして、演算された勾配データに基
づいて仮想の受光素子に係る画素データを求める。な
お、仮想の受光素子周囲の勾配データに対して受光素子
に係る画素データを対応付けることが可能であり、この
対応関係を表現するデータの集合をROM等の記憶媒体
に格納し、当該記憶媒体を逐次参照することで受光素子
に係る画素データを求めることもできる。
列された複数の受光素子から出力される画素データに基
づいて主走査方向に沿った画素データについての勾配を
演算する。さらに、必要な場合には、一列に配列された
受光素子から出力される画素データをバッファリングす
ること等により、複数列の受光素子から得られる画素デ
ータに基づいて副走査方向に沿った画素データについて
の勾配を演算する。そして、演算された勾配データに基
づいて仮想の受光素子に係る画素データを求める。な
お、仮想の受光素子周囲の勾配データに対して受光素子
に係る画素データを対応付けることが可能であり、この
対応関係を表現するデータの集合をROM等の記憶媒体
に格納し、当該記憶媒体を逐次参照することで受光素子
に係る画素データを求めることもできる。
【0025】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、実施の形態1と同等の効果が得られるとともに、仮
想の受光素子に係る画素データを主走査方向において前
後に位置する受光素子等から得られる画素データに基づ
いて演算する画素データ演算手段を備えるように構成し
たので、画像を再現する際に仮想の受光素子の存在に起
因して生じる空白部分を除去することができるから、画
像に係る再現性能をより向上することができるという効
果を奏する。
ば、実施の形態1と同等の効果が得られるとともに、仮
想の受光素子に係る画素データを主走査方向において前
後に位置する受光素子等から得られる画素データに基づ
いて演算する画素データ演算手段を備えるように構成し
たので、画像を再現する際に仮想の受光素子の存在に起
因して生じる空白部分を除去することができるから、画
像に係る再現性能をより向上することができるという効
果を奏する。
【0026】また、画素データ演算手段において、仮想
の受光素子の前後に位置する受光素子から得られる画素
データの加算平均をとることで仮想の受光素子に係る画
素データを算出するように構成したので、仮想の受光素
子に係る画素データを比較的簡単な演算処理で求めるこ
とができて、画素データ演算手段の構成を簡略化するこ
とができるという効果を奏する。
の受光素子の前後に位置する受光素子から得られる画素
データの加算平均をとることで仮想の受光素子に係る画
素データを算出するように構成したので、仮想の受光素
子に係る画素データを比較的簡単な演算処理で求めるこ
とができて、画素データ演算手段の構成を簡略化するこ
とができるという効果を奏する。
【0027】また、画素データ演算手段において、仮想
の受光素子近傍に位置する受光素子の画素データについ
ての主走査方向の勾配および副走査方向の勾配を算出
し、算出された勾配データに基づいて仮想の受光素子に
係る画素データを求めるように構成したので、仮想の受
光素子に対応する画素について周囲画像に整合するよう
に画素データを得ることができるから、画像に係る再現
性能をより向上することができるという効果を奏する。
の受光素子近傍に位置する受光素子の画素データについ
ての主走査方向の勾配および副走査方向の勾配を算出
し、算出された勾配データに基づいて仮想の受光素子に
係る画素データを求めるように構成したので、仮想の受
光素子に対応する画素について周囲画像に整合するよう
に画素データを得ることができるから、画像に係る再現
性能をより向上することができるという効果を奏する。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、基板
と、基板上において主走査方向に直線状に配列された複
数のイメージセンサチップとを備え、イメージセンサチ
ップ間の間隙に仮想の受光素子を配置することを前提と
して、イメージセンサチップ上において所定の規格に基
づく解像度に応じた画素間隔または当該画素間隔と略同
一の間隔で受光素子が配列されるように構成したので、
再現される画像の各画素において原画像に対する画素ず
れが発生することを防止して、画像に係る再現性能を向
上することができるという効果を奏する。また、イメー
ジセンサチップ間の間隙に仮想の受光素子を配置するこ
とを前提として受光素子が配置されるので、最も端部側
の受光素子とイメージセンサチップの端部との間の間隔
を広く取れてリーク電流の発生を防止できるとともに、
各受光素子が同じ画素間隔で配列されるので、各受光素
子周辺の配線パターンを同一にできるから、すべての受
光素子の出力特性を均一化できるという効果を奏する。
と、基板上において主走査方向に直線状に配列された複
数のイメージセンサチップとを備え、イメージセンサチ
ップ間の間隙に仮想の受光素子を配置することを前提と
して、イメージセンサチップ上において所定の規格に基
づく解像度に応じた画素間隔または当該画素間隔と略同
一の間隔で受光素子が配列されるように構成したので、
再現される画像の各画素において原画像に対する画素ず
れが発生することを防止して、画像に係る再現性能を向
上することができるという効果を奏する。また、イメー
ジセンサチップ間の間隙に仮想の受光素子を配置するこ
とを前提として受光素子が配置されるので、最も端部側
の受光素子とイメージセンサチップの端部との間の間隔
を広く取れてリーク電流の発生を防止できるとともに、
各受光素子が同じ画素間隔で配列されるので、各受光素
子周辺の配線パターンを同一にできるから、すべての受
光素子の出力特性を均一化できるという効果を奏する。
【0029】この発明によれば、イメージセンサチップ
間の間隙に配置される仮想の受光素子に係る画素データ
を、少なくとも主走査方向において前後に位置する受光
素子から得られる画素データに基づいて演算する画素デ
ータ演算手段を備えるように構成したので、画像を再現
する際に仮想の受光素子の存在に起因して生じる空白部
分を除去することができるから、画像に係る再現性能を
より向上することができるという効果を奏する。
間の間隙に配置される仮想の受光素子に係る画素データ
を、少なくとも主走査方向において前後に位置する受光
素子から得られる画素データに基づいて演算する画素デ
ータ演算手段を備えるように構成したので、画像を再現
する際に仮想の受光素子の存在に起因して生じる空白部
分を除去することができるから、画像に係る再現性能を
より向上することができるという効果を奏する。
【0030】この発明によれば、画素データ演算手段に
おいて、主走査方向に沿って仮想の受光素子の前後に位
置する受光素子から得られる画素データの加算平均をと
ることで仮想の受光素子に係る画素データを算出するよ
うに構成したので、仮想の受光素子に係る画素データを
比較的簡単な演算処理で求めることができて、画素デー
タ演算手段の構成を簡略化することができるという効果
を奏する。
おいて、主走査方向に沿って仮想の受光素子の前後に位
置する受光素子から得られる画素データの加算平均をと
ることで仮想の受光素子に係る画素データを算出するよ
うに構成したので、仮想の受光素子に係る画素データを
比較的簡単な演算処理で求めることができて、画素デー
タ演算手段の構成を簡略化することができるという効果
を奏する。
【0031】この発明によれば、画素データ演算手段に
おいて、仮想の受光素子近傍に位置する受光素子に係る
画素データについての少なくとも主走査方向の勾配を算
出し、算出された勾配データに基づいて仮想の受光素子
に係る画素データを求めるように構成したので、仮想の
受光素子に対応する画素について周囲画像に整合するよ
うに画素データを得ることができるから、画像に係る再
現性能をより向上することができるという効果を奏す
る。
おいて、仮想の受光素子近傍に位置する受光素子に係る
画素データについての少なくとも主走査方向の勾配を算
出し、算出された勾配データに基づいて仮想の受光素子
に係る画素データを求めるように構成したので、仮想の
受光素子に対応する画素について周囲画像に整合するよ
うに画素データを得ることができるから、画像に係る再
現性能をより向上することができるという効果を奏す
る。
【図1】 この発明の実施の形態1による密着型イメー
ジセンサを構成するイメージセンサチップを示す平面図
である。
ジセンサを構成するイメージセンサチップを示す平面図
である。
【図2】 仮想の受光素子の前後に位置する受光素子に
係る画素データに対する読み出し信号を示すタイミング
チャートである。
係る画素データに対する読み出し信号を示すタイミング
チャートである。
【図3】 密着型イメージセンサの構成を示す平面図で
ある。
ある。
【図4】 従来の密着型イメージセンサを構成するイメ
ージセンサチップを示す平面図である。
ージセンサチップを示す平面図である。
1 イメージセンサチップ、2 受光素子、3 仮想受
光素子、a 受光素子中心線間距離、a” 端部受光素
子中心線間距離、c 受光素子中心線とチップ端部間距
離、d 受光素子端部とチップ端部間距離、f チップ
間距離、l チップ長。
光素子、a 受光素子中心線間距離、a” 端部受光素
子中心線間距離、c 受光素子中心線とチップ端部間距
離、d 受光素子端部とチップ端部間距離、f チップ
間距離、l チップ長。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/387 101 H04N 1/04 102 5F088 103A Fターム(参考) 5B047 BB03 CB17 DB01 DC11 EA02 5B057 BA13 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC03 CD06 CH11 5C051 AA01 BA04 DA03 DA09 DB01 DB04 DC02 DC07 DE12 DE15 FA01 5C072 AA01 BA17 EA07 FA07 FB03 UA06 UA12 UA20 XA01 5C076 AA21 BA06 BB04 BB13 5F088 BA16 BB02 EA03 EA11 JA03 JA20 KA08
Claims (4)
- 【請求項1】 基板と、該基板上において主走査方向に
直線状に配列された複数のイメージセンサチップとを備
え、 前記イメージセンサチップ間の間隙に仮想の受光素子を
配置することを前提として、前記イメージセンサチップ
上において所定の規格に基づく解像度に応じた画素間隔
または当該画素間隔と略同一の間隔で受光素子が配列さ
れることを特徴とする密着型イメージセンサ。 - 【請求項2】 イメージセンサチップ間の間隙に配置さ
れる仮想の受光素子についての画素データを、少なくと
も主走査方向において前後に位置する受光素子から得ら
れる画素データに基づいて演算する画素データ演算手段
を備えることを特徴とする請求項1記載の密着型イメー
ジセンサ。 - 【請求項3】 画素データ演算手段が、主走査方向にお
いて仮想の受光素子の前後に位置する受光素子から得ら
れる画素データの加算平均をとることで仮想の受光素子
に係る画素データを算出することを特徴とする請求項2
記載の密着型イメージセンサ。 - 【請求項4】 画素データ演算手段が、仮想の受光素子
近傍に位置する受光素子の画素データについての少なく
とも主走査方向の勾配を算出し、算出された勾配データ
に基づいて仮想の受光素子に係る画素データを求めるこ
とを特徴とする請求項2記載の密着型イメージセンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001042173A JP2002247289A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | 密着型イメージセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001042173A JP2002247289A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | 密着型イメージセンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002247289A true JP2002247289A (ja) | 2002-08-30 |
Family
ID=18904510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001042173A Pending JP2002247289A (ja) | 2001-02-19 | 2001-02-19 | 密着型イメージセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002247289A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008124840A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Ricoh Co Ltd | 画像読取装置および読取画像補正方法 |
US7549799B2 (en) | 2006-12-30 | 2009-06-23 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | Radiograhic system |
JP2009216535A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-09-24 | Murata Mfg Co Ltd | 磁気センサ |
-
2001
- 2001-02-19 JP JP2001042173A patent/JP2002247289A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008124840A (ja) * | 2006-11-13 | 2008-05-29 | Ricoh Co Ltd | 画像読取装置および読取画像補正方法 |
US7549799B2 (en) | 2006-12-30 | 2009-06-23 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | Radiograhic system |
JP2009216535A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-09-24 | Murata Mfg Co Ltd | 磁気センサ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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