JP2002247214A - 国際専用線サービス方法、及び国際専用線サービスシステム - Google Patents

国際専用線サービス方法、及び国際専用線サービスシステム

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JP2002247214A JP2001045008A JP2001045008A JP2002247214A JP 2002247214 A JP2002247214 A JP 2002247214A JP 2001045008 A JP2001045008 A JP 2001045008A JP 2001045008 A JP2001045008 A JP 2001045008A JP 2002247214 A JP2002247214 A JP 2002247214A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用線を用いることなく、国際専用線サービ
スを行うことが可能な国際専用線サービスシステムを実
現する。 【解決手段】 国内公衆網2に接続される国内通信回線
101の電話番号と転送先情報を対応付けて記憶する転
送先情報記憶手段と、国内通信回線101を介して着信
を受け、この着信に係る電話番号に基づいて転送先情報
記憶手段から転送先情報を取得し、該転送先情報に基づ
いて国際公衆網4へ発信し、国際公衆網4への通信回線
と国内通信回線101を接続する通信処理手段とを備え
ることを特徴とする

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、国内端末と国外端
末との間を通信回線で接続する国際専用線サービスを行
う国際専用線サービス方法、及び国際専用線サービスシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】国際専用線は、例えば、企業等において
国内拠点と国外拠点との間を結ぶ通信回線として利用さ
れている。図7は、その国際専用線を提供する従来の国
際専用線サービスシステムの構成を示すブロック図であ
る。図7に示す国際専用線サービスシステムは、日本国
内で有線電話機11を収容し、専用線接続を行う専用線
交換機61と、国際専用線を提供する国際専用線網62
と、海外で有線電話機64を収容し、専用線接続を行う
専用線交換機63とから構成される。専用線交換機61
と専用線交換機63は国際専用線網62にそれぞれ接続
され、国際専用線網62の国際専用線を介して接続され
る。この国際専用線サービスシステムにより、国内の特
定の有線電話機11と国外の特定の有線電話機64を接
続する国際専用線が提供される。この国際専用線によ
り、利用者は国内の特定の有線電話機11から国外の特
定の有線電話機64に国際電話を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の国際専用線サービスシステムでは、専用線を用いて国
際専用線サービスを行うために専用線利用コスト(維
持、管理費など)がかかり、これが国際専用線サービス
の提供者にとって負担であるという問題がある。また、
国際専用線サービス利用料金に専用線利用コストをその
まま加味すると、利用料金が高くなり国際専用線サービ
ス事業における競争力が低下するという問題が生じる場
合もある。また、利用者にとっては、専用線利用コスト
に基づいた料金で国際専用線サービスを利用しなければ
ならず、利用料金に割高感を感じる場合もある。
【0004】また、従来の国際専用線サービスシステム
は、国内の有線電話機から国外の有線電話機まで専用線
を使用しているため、利用可能な端末は有線電話機に限
られている。このため、利用者が国際専用線サービスの
利用に対して不便を感じ、これが国際専用線サービスの
利用拡大の妨げになる場合もある。
【0005】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は、専用線を用いることなく、国
際専用線サービスを行うことが可能な国際専用線サービ
ス方法、及び国際専用線サービスシステムを提供するこ
とにある。
【0006】また、本発明は、有線電話機以外の端末も
利用可能な国際専用線サービス方法、及び国際専用線サ
ービスシステムを提供することも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の国際専用線サービス方法の発明
は、国内公衆網の国内通信回線を介して着信を受ける着
信過程と、この着信に係る電話番号に対応付けて記録さ
れている転送先情報に基づいて、国際公衆網へ発信する
過程と、前記国際公衆網への通信回線と前記国内通信回
線を接続する回線接続過程とからなることを特徴とす
る。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記転送先情報は、転送相手国の通信
網への接続に使用する国外接続網を示す国外接続網番号
を含み、前記国外接続網番号は、転送相手国の通信網に
接続可能な国外接続網の回線接続情報に基づいて決定さ
れることを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明において、前記電話番号は着信番
号であることを特徴とする。請求項4に記載の発明は、
請求項3に記載の発明において、前記着信番号は、国際
専用線サービスの利用者毎に割り当てられたものである
ことを特徴とする。請求項5に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の発明において、前記電話番号は
発信者番号であることを特徴とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項4または
請求項5に記載の発明において、前記国際専用線サービ
ス方法は、前記回線接続過程の回線接続に係る課金を行
う課金過程をさらに含み、前記課金過程は、前記発信先
の国外通信網に応じた課金額を求め、この課金額を前記
電話番号に対応付けて記録する処理からなることを特徴
とする。
【0011】請求項7に記載の発明は、国内公衆網と国
際公衆網に接続された国際網接続装置を備えた国際専用
線サービスシステムであって、前記国際網接続装置は、
前記国内公衆網に接続される国内通信回線の電話番号と
転送先情報を対応付けて記憶する転送先情報記憶手段
と、前記国内通信回線を介して着信を受け、この着信に
係る電話番号に基づいて前記転送先情報記憶手段から転
送先情報を取得し、該転送先情報に基づいて前記国際公
衆網へ発信し、前記国際公衆網への通信回線と前記国内
通信回線を接続する通信処理手段とを備えることを特徴
とする。
【0012】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、前記転送先情報は、転送相手国の通信
網への接続に使用する国外接続網を示す国外接続網番号
を含み、前記国外接続網番号は、転送相手国の通信網に
接続可能な国外接続網の回線接続情報に基づいて決定さ
れることを特徴とする。
【0013】請求項9に記載の発明は、請求項7または
請求項8に記載の発明において、前記国際網接続装置
は、利用者毎に対応した電話番号に対応付けて課金額を
記憶する課金情報記憶手段と、前記通信処理手段により
接続された回線に係る課金を行う課金処理手段とを備
え、前記課金処理手段は、前記発信先の国外通信網に応
じた課金額を求め、この課金額を前記課金情報記憶手段
に記録することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施
形態による国際専用線サービスシステムの構成を示すブ
ロック図である。この図において、符号1は、国際専用
線サービスの利用者が国内で使用する端末(国内端末)
である。符号2は、国内端末1が接続される国内の公衆
網(国内公衆網)である。この国内公衆網2は、アナロ
グ電話回線、ISDN回線、無線電話回線等の国内公衆
回線の提供及び回線間の接続を行う。符号3は、国内公
衆網2の電話回線を国外通信網への通信回線に接続し国
際専用線サービスを実現する国際網接続装置である。上
記国内端末1としては、有線電話機11、携帯電話機1
2、PHS(Personal Handy-phone System)端末機1
3、公衆電話機(図示せず)など、国内公衆網2に接続
可能な端末が利用可能である。
【0015】符号4は、国外接続用の通信網(国外接続
網)と国外通信網からなる国際公衆網である。この国際
公衆網4は国際公衆回線の提供及び回線間の接続を行
う。符号5は、国際公衆網4に接続され、国外で使用さ
れる端末(国外端末)である。国外端末5としては、有
線電話機、携帯電話機、PHS端末機など、国際公衆網
4から着信可能な端末が利用可能である。上記国際網接
続装置3は、通信回線101を介して国内公衆網2に接
続されており、また、国際公衆網4とも通信回線を介し
て接続される。
【0016】上記国際網接続装置3は複数の通信回線1
01と接続されるものであってもよい。また、通信回線
101に対しては、少なくとも一つの電話番号が割り付
けられており、この電話番号が着信番号となる。なお、
通信回線101に複数の電話番号が割り付けられている
場合には、国際網接続装置3は、国内公衆網2によって
提供される着信番号通知サービスを利用して通信回線1
01に着信した呼の着信番号を取得可能である。
【0017】図1の国際網接続装置3において、符号3
1は、通信回線101を国際公衆網4へ接続するために
回線接続等の通信処理を行う通信処理部である。符号3
2は、国際専用線サービスの利用料金の課金を行う課金
処理部である。符号33は、通信回線101の着信番号
と当該着信の転送先情報とを対応付けて記憶する転送先
記憶部であり、この転送先記憶部33は通信処理部31
からアクセス可能である。符号34は、着信転送先の相
手国毎に、国外接続網番号と単位時間当り課金額を記憶
する国際網情報記憶部であり、この国際網情報記憶部3
4は通信処理部31または課金処理部32からアクセス
可能である。符号35は、利用者毎に国際専用線サービ
ス利用料金を記憶する課金情報記憶部であり、課金処理
部32からアクセス可能である。
【0018】なお、上記各処理部31、32は専用のハ
ードウェアにより実現されるものであってもよく、ま
た、これら処理部31、32はメモリおよびCPU(中
央処理装置)等により構成され、各処理部31、32の
機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして
実行することによりその機能を実現させるものであって
もよい。
【0019】また、国際網接続装置3には、周辺機器と
して入力装置、表示装置、出力装置等(いずれも図示せ
ず)が接続されるものとする。ここで、入力装置とはキ
ーボード、マウス等の入力デバイスのことをいう。表示
装置とはCRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等
のことをいう。出力装置とはプリンタやフロッピー(登
録商標)ディスク記録装置等のことをいう。国際網接続
装置3の運用者は、この入力装置を使用して各記憶部3
3〜35にアクセスし、その記録内容を変更可能であ
る。また、表示装置に各記憶部33〜35の内容を表示
したり、出力装置で出力したりすることができる。
【0020】図4は転送先記憶部33の構成例を示す図
である。この図4に示すように、転送先記憶部33は、
着信番号毎に転送先の国番号と国外端末番号を記憶して
いる。各着信番号は国際専用線サービスの利用者にそれ
ぞれ割り当てられている。国外端末番号は当該利用者に
より登録された番号であり、国外端末5に割り当てられ
た番号である。運用者は、その登録された国外端末番号
を当該利用者に割り当てられた着信番号に対応付けて転
送先記憶部33に記録する。なお、上記国番号と国外端
末番号は着信番号に対応付けて記録された転送先情報で
ある。
【0021】図5は、国際網情報記憶部34の構成例を
示す図である。この図5に示すように、国際網情報記憶
部34は、着信転送先の相手国の国番号に対応付けて国
外接続網番号と単位時間当り課金額を記憶している。こ
の国外接続網番号とは転送先相手国の通信網への接続に
使用する国外接続網を示す番号である。単位時間当り課
金額とは当該国外接続網で相手国通信網と接続した場合
に、国際専用線サービス利用料金としてその接続時間に
対して課金する単位時間当りの金額である。運用者は、
相手国の国番号毎に国外接続網番号と単位時間当り課金
額を国際網情報記憶部34に記録する。なお、上記国外
接続網番号は、着信番号に基づいた国番号から取得可能
な情報であり、着信番号に対応付けて記録された転送先
情報となっている。
【0022】また、国際公衆網4において相手国通信網
に接続可能な国外接続網が複数存在する場合には、運用
者は、各国外接続網の回線接続情報に基づいて当該相手
国通信網への接続に使用する国外接続網を決定する。回
線接続情報とは、当該国外接続網の通信料金、通話品
質、通信障害状況など、回線接続に係る情報のことをい
う。運用者は各国外接続網の回線接続情報を収集し、料
金や品質等を考慮して国外接続網を決定し、随時、国際
網情報記憶部34の内容を更新する。
【0023】図6は、課金情報記憶部35の構成例を示
す図である。この図6に示すように、課金情報記憶部3
5は、着信番号に対応付けて当該利用者が利用した分の
課金額を記憶している。運用者は、この課金額に基づい
て利用者に国際専用線サービス利用代金を請求する。
【0024】次に、図1の国際専用線サービスシステム
において国際専用線サービスを提供する際の処理につい
て説明する。図2は、図1に示す国際専用線サービスシ
ステムが行う国際電話接続処理の流れを示すシーケンス
図である。初めに、利用者が国際専用線サービスの利用
を申請する際の処理について説明する。利用者が国際専
用線サービスの提供者に対して、国際電話相手先の国名
と国外端末番号を通知してサービスの利用を申請する
と、提供者は当該利用者に通信回線101の着信番号を
割り当てて通知する。また、国際網接続装置3の運用者
は、利用者に割り当てられた着信番号に対応付けて、通
知された国名の国番号と国外端末番号を転送先記憶部3
3に記録する。
【0025】次に、図2を参照して、利用者が国内端末
1を使用して国際電話を行う場合に、図1の国際専用線
サービスシステムが行う国際電話接続処理について説明
する。なお、利用者は、有線電話機11、携帯電話機1
2、PHS端末機13、公衆電話機など、国内公衆網2
に接続可能ないずれかの端末を国内端末1として使用す
る。また、国際網接続装置3は、国内公衆網2によって
提供される着信番号通知サービスを利用して通信回線1
01に着信した呼の着信番号を取得するものとする。先
ず、利用者が国内端末1により、自己に割り当てられた
通信回線101の着信番号を使用して国際網接続装置3
に発信し、その着信番号が国内公衆網2に送出される
(図2のステップS1)。この発信を受けた国内公衆網
2は、当該呼を通信回線101を介し国際網接続装置3
に着信させて着信番号を通知し、呼出す(図2のステッ
プS2)。
【0026】この呼出しを受けた国際網接続装置3の通
信処理部31は、通知された着信番号に基づいて該当の
国番号と国外端末番号を転送先記憶部33から読み出
す。また、この読出した国番号の国外接続網番号を国際
網情報記憶部34から読み出す。次いで、通信処理部3
1は、国外接続網番号により国際公衆網4へ発信し、国
番号及び国外端末番号を送出する(図2のステップS
3)。国際公衆網4においては、国外接続網番号に対応
する国外接続網を介して相手国通信網との接続が行わ
れ、以下の国外端末5との回線接続処理が行われる。
【0027】次いで、この発信を受けた国際公衆網4
は、国番号及び国外端末番号に基づいて国外端末5を呼
出す(図2のステップS4)。この呼出しを受けて着信
者が国外端末5から応答すると、国際網接続装置3の通
信処理部31は国際公衆網4を介してその応答を受ける
(図2のステップS5)。次いで、通信処理部31は、
応答を受けた国際公衆網4の電話回線と通信回線101
を接続し、通信回線101を介して国内公衆網2に応答
を返す。この応答が国内公衆網2により国内端末1に通
知され、国内端末1と国外端末5の間で回線接続状態と
なり、国内端末1の利用者と国外端末5の着信者が通話
可能となる。
【0028】次いで、通信処理部31は、課金処理部3
2に着信番号と国番号を通知して課金開始を指示する。
この開始指示を受けた課金処理部32は、回線接続時間
の計測を開始する。次いで、国内端末1と国外端末5の
間の通話が終了し、国内端末1と国外端末5間の回線が
切断されると、通信処理部31は、課金処理部32に当
該課金処理の終了を指示する。この終了指示を受けた課
金処理部32は、回線接続時間の計測を終了し、通信処
理部31から通知された国番号の単位時間当り課金額を
国際網情報記憶部34から読み出す。次いで、課金処理
部32は、読み出した単位時間当り課金額に計測時間を
乗じて課金額を求め、この課金額を通信処理部31から
通知された着信番号に対応付けて課金情報記憶部35に
記録する。
【0029】上述した第1の実施形態においては、国際
網接続装置3が国内公衆網2の通信回線(国内通信回
線)101を介して着信した呼の着信番号を取得し、こ
の着信番号に対応付けて記録されている転送先情報に基
づいて国際公衆網4へ発信する。この発信によって、転
送先情報で特定される国外端末5への回線接続が国際公
衆網4によりなされると、国際網接続装置3は国際公衆
網4への通信回線と国内通信回線101を接続する。こ
れにより、国内端末から国内公衆網2を介して特定の着
信番号で国際網接続装置3に着信した呼を、特定の国外
端末5へ新たな呼として国際公衆網4を介し着信させる
ことが可能となる。したがって、従来のように専用線を
用いることなく、国際専用線サービスを行うことが可能
であり、国際専用線サービスの提供者は専用線利用コス
トを負担する必要がなくなる。また、国際専用線サービ
ス利用料金に専用線利用コストを加味する必要もなくな
り、専用線利用コスト分を減額した料金で国際専用線サ
ービスを提供することができるという効果が得られる。
【0030】また、本実施形態によれば、公衆網の通信
回線を利用して国際専用線サービスを提供し、その回線
接続時間に基づいて利用料金を算出することが可能とな
る。したがって、国際専用線サービス利用料金は回線接
続時間に応じた通話料金に基づいて算出されることとな
り、利用者は回線接続時間に応じた通話料金で国際専用
線サービスを手軽に利用することができる。また、利用
者は、有線電話機、携帯電話機、PHS端末機、公衆電
話機など、国内公衆網に接続可能ないずれの端末であっ
ても国内端末として使用することができる。この結果、
国際専用線サービスの利用拡大に繋がるという効果も得
られる。
【0031】また、本実施形態においては、国際網接続
装置3が着信番号に基づいて国際電話接続処理を行う。
これにより、利用者は国内公衆網に接続可能であれば、
端末や地域に限定されることなく国際専用線サービス利
用することが可能であり、利用者の利便性が向上すると
いう効果が得られる。
【0032】また、従来、利用者が国際電話をかける際
には発信時のダイヤル桁数が多く、利用者にとっては煩
わしいという問題があった。例えば、日本からアメリカ
へ発信する場合には14桁であり、東京都区内向け国内
発信時の8桁に比して多い。しかし、本実施形態によれ
ば、国際網接続装置3の電話番号(国内通信回線101
に割り付けられた電話番号)により発信すればよく、利
用者と国際網接続装置3が東京都区内にあれば東京都区
内向け国内発信時と同等の8桁のダイヤルで国際電話が
可能である。また、従来の国際電話においてはダイヤル
桁数が多いためにその接続時間が長くなるという問題も
あるが、本実施形態によればダイヤル桁数が少なくなる
ので接続時間が短縮されるという効果も得られる。
【0033】また、本実施形態によれば、国際網情報記
憶部34の内容を更新可能としたので、サービス提供者
は通話料金や通話品質、通信障害状況などに応じて適
時、相手国通信網への接続に使用する国外接続網を変更
することができる。これにより、通信料金、通話品質、
通信障害状況などが考慮された国外接続網を介して相手
国通信網と接続することが可能となる。この結果、国際
専用線サービス提供に要するコストを削減して利用料金
を低減したり、あるいは通話品質の向上など、サービス
品質を向上させることができるという効果が得られる。
また、転送先記憶部33の内容(国番号及び国外端末番
号)を更新可能としたので、利用者は国際専用線サービ
スの利用対象の国外端末を随時変更することができると
いう効果も得られる。
【0034】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図3は、第2の実施形態による国際専用線サー
ビスシステムが行う国際電話接続処理の流れを示すシー
ケンス図である。第2の実施形態による国際専用線サー
ビスシステムは、図1に示すシステムと同様の構成であ
る。ただし、第2の実施形態において、図1の国際網接
続装置3は国内端末1の発信者番号に基づいて国際電話
接続処理を行う。このために、国際網接続装置3の転送
先記憶部33は着信番号ではなく、発信者番号に対応付
けて国番号及び国外端末番号を記憶する。また、課金情
報記憶部35も同様に、発信者番号に対応付けて課金額
を記憶する。
【0035】初めに、利用者が国際専用線サービスの利
用を申請する際には、国際専用線サービスの提供者に対
して、国際電話相手先の国名と国外端末番号に加えて、
使用する国内端末1の電話番号を発信者番号として通知
する。このサービス利用申請を受けると、国際網接続装
置3の運用者は、通知された発信者番号に対応付けて、
同じく通知された国名の国番号と国外端末番号を転送先
記憶部33に記録する。また、提供者は通信回線101
の着信番号を利用者に通知する。
【0036】次に、図3を参照して、利用者が国際電話
を行う場合に、第2の実施形態による国際専用線サービ
スシステムが行う国際電話接続処理について説明する。
以下の説明においては、利用者は、有線電話機11の電
話番号を発信者番号として国際専用線サービスを申し込
み、この有線電話機11を使用して国際電話を行うもの
とする。なお、有線電話機11、携帯電話機12、PH
S端末機13、公衆電話機など、国内公衆網2に接続可
能ないずれの端末であっても国際専用線サービスの利用
端末として申し込み可能である。また、国際網接続装置
3は、国内公衆網2によって提供される発信者番号通知
サービスを利用して通信回線101に着信した呼の発信
者番号を取得する。
【0037】先ず、利用者が有線電話機11により、通
信回線101の着信番号を使用して国際網接続装置3に
発信し、その着信番号が国内公衆網2に送出される(図
3のステップS1)。この発信を受けた国内公衆網2
は、当該呼を通信回線101を介し国際網接続装置3に
着信させて、有線電話機11の電話番号を発信者番号と
して通知し、呼出す(図3のステップS2)。
【0038】この呼出しを受けた国際網接続装置3の通
信処理部31は、通知された発信者番号に基づいて該当
の国番号と国外端末番号を転送先記憶部33から読み出
す。また、この読出した国番号の国外接続網番号を国際
網情報記憶部34から読み出す。次いで、通信処理部3
1は、国外接続網番号により国際公衆網4へ発信し、国
番号及び国外端末番号を送出する(図3のステップS
3)。以下、上述した図2のステップS4〜S6と同様
にして、有線電話機11と国外端末5の間で回線接続状
態となり、有線電話機11の利用者と国外端末5の着信
者が通話可能となる。
【0039】次いで、通信処理部31は課金処理部32
に発信者番号と国番号を通知して課金開始を指示し、課
金処理部32は回線接続時間の計測を開始する。次い
で、有線電話機11と国外端末5の間の通話が終了し、
有線電話機11と国外端末5間の回線が切断されると、
通信処理部31は、課金処理部32に当該課金処理の終
了を指示する。この終了指示を受けた課金処理部32
は、回線接続時間の計測を終了し、通信処理部31から
通知された国番号の単位時間当り課金額を国際網情報記
憶部34から読み出す。次いで、課金処理部32は、読
み出した単位時間当り課金額に計測時間を乗じて課金額
を求め、この課金額を通信処理部31から通知された発
信者番号に対応付けて課金情報記憶部35に記録する。
【0040】上述した第2の実施形態においては、国際
網接続装置3が発信者番号に基づいて国際電話接続処理
を行う。これにより、利用者が使用可能な国内端末を国
内公衆網に接続可能ないずれかの特定端末に限定するこ
とが可能となる。これは、企業等において国際専用電話
の利用を管理したい場合などに有用である。また、転送
先記憶部33の内容(発信者番号、国番号及び国外端末
番号)を更新可能としたので、利用者は国際専用線サー
ビスの利用対象の国内端末または国外端末を随時変更す
ることができる。
【0041】この第2の実施形態においても、第1の実
施形態と同様に専用線を用いることなく、国際専用線サ
ービスを行うことが可能である。また、有線電話機、携
帯電話機、PHS端末機、公衆電話機など、国内公衆網
に接続可能ないずれの端末であっても、国際専用線サー
ビスの利用端末として申請し国内端末として使用するこ
とができる。
【0042】なお、上述した実施形態においては、通信
処理部が通信処理手段に対応し、転送先記憶部と国際網
情報記憶部が転送先情報記憶手段に対応する。また、課
金処理部が課金処理手段に対応し、課金情報記憶部が課
金情報記憶手段に対応する。また、着信番号または発信
者番号が利用者毎に対応した電話番号に対応する。
【0043】以上、本発明の実施形態を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更等も含まれる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
国内公衆網の国内通信回線を介して着信を受け、この着
信に係る電話番号に対応付けて記録されている転送先情
報に基づいて国際公衆網へ発信し、この国際公衆網への
通信回線と国内通信回線を接続するようにしたので、国
内端末から国内公衆網を介して着信した呼を特定の国外
端末へ新たな呼として国際公衆網を介し着信させること
が可能となる。したがって、従来のように専用線を用い
ることなく、国際専用線サービスを行うことが可能であ
り、国際専用線サービスの提供者は専用線利用コストを
負担する必要がなくなる。また、国際専用線サービス利
用料金に専用線利用コストを加味する必要もなくなり、
専用線利用コスト分を減額した料金で国際専用線サービ
スを提供することができるという効果が得られる。ま
た、有線電話機、携帯電話機、PHS端末機、公衆電話
機など、国内公衆網に接続可能ないずれの端末であって
も国内端末として使用することができる。
【0045】さらに、転送先情報が転送相手国の通信網
への接続に使用する国外接続網を示す国外接続網番号を
含むようにし、この国外接続網番号を転送相手国の通信
網に接続可能な国外接続網の回線接続情報に基づいて決
定するようにすれば、通信料金、通話品質、通信障害状
況などが考慮された国外接続網を介して相手国通信網と
接続することが可能となる。この結果、国際専用線サー
ビス提供に要するコストを削減して利用料金を低減した
り、あるいは通話品質の向上など、利用者に対してより
高品質な国際専用線サービスを提供することができると
いう効果が得られる。
【0046】また、着信に係る電話番号を着信番号とす
れば、利用者は国内公衆網に接続可能であれば、端末や
地域に限定されることなく国際専用線サービス利用する
ことが可能であり、利用者の利便性が向上するという効
果が得られる。
【0047】さらに、着信番号を国際専用線サービスの
利用者毎に割り当てるようにすれば、国際電話接続処理
において着信番号により利用者管理を行うことが可能と
なり、より簡易に国際電話接続処理を実現することがで
きるという効果が得られる。
【0048】また、着信に係る電話番号を発信者番号と
すれば、利用者が使用可能な国内端末を国内公衆網に接
続可能ないずれかの特定端末に限定することが可能とな
る。これは、企業等において国際専用電話の利用を管理
したい場合などに有用である。
【0049】また、国際公衆網への通信回線と国内通信
回線の接続に係る課金処理を行うようにし、この課金処
理において発信先の国外通信網に応じた課金額を求め、
この課金額を利用者毎に対応した電話番号に対応付けて
記録するようにすれば、各利用者の国際専用線サービス
利用料金の算出および管理を簡易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態による国際専用線サ
ービスシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す国際専用線サービスシステムが行
う国際電話接続処理の流れを示すシーケンス図である。
【図3】 本発明の第2の実施形態による国際専用線サ
ービスシステムが行う国際電話接続処理の流れを示すシ
ーケンス図である。
【図4】 図1に示す転送先記憶部33の構成例を示す
図である。
【図5】 図1に示す国際網情報記憶部34の構成例を
示す図である。
【図6】 図1に示す課金情報記憶部35の構成例を示
す図である。
【図7】 従来の国際専用線サービスシステムの構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 国内端末 2 国内公衆網 3 国際網接続装置 4 国際公衆網 5 国外端末 11 有線電話機 12 携帯電話機 13 PHS端末機 31 通信処理部 32 課金処理部 33 転送先記憶部 34 国際網情報記憶部 35 課金情報記憶部 101 通信回線(国内通信回線)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 国内公衆網の国内通信回線を介して着信
    を受ける着信過程と、 この着信に係る電話番号に対応付けて記録されている転
    送先情報に基づいて、国際公衆網へ発信する過程と、 前記国際公衆網への通信回線と前記国内通信回線を接続
    する回線接続過程と、からなることを特徴とする国際専
    用線サービス方法。
  2. 【請求項2】 前記転送先情報は、転送相手国の通信網
    への接続に使用する国外接続網を示す国外接続網番号を
    含み、 前記国外接続網番号は、転送相手国の通信網に接続可能
    な国外接続網の回線接続情報に基づいて決定されること
    を特徴とする請求項1に記載の国際専用線サービス方
    法。
  3. 【請求項3】 前記電話番号は着信番号であることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の国際専用線サ
    ービス方法。
  4. 【請求項4】 前記着信番号は、国際専用線サービスの
    利用者毎に割り当てられたものであることを特徴とする
    請求項3に記載の国際専用線サービス方法。
  5. 【請求項5】 前記電話番号は発信者番号であることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の国際専用線
    サービス方法。
  6. 【請求項6】 前記国際専用線サービス方法は、 前記回線接続過程の回線接続に係る課金を行う課金過程
    をさらに含み、 前記課金過程は、前記発信先の国外通信網に応じた課金
    額を求め、この課金額を前記電話番号に対応付けて記録
    する処理からなることを特徴とする請求項4または請求
    項5に記載の国際専用線サービス方法。
  7. 【請求項7】 国内公衆網と国際公衆網に接続された国
    際網接続装置を備えた国際専用線サービスシステムであ
    って、 前記国際網接続装置は、 前記国内公衆網に接続される国内通信回線の電話番号と
    転送先情報を対応付けて記憶する転送先情報記憶手段
    と、 前記国内通信回線を介して着信を受け、この着信に係る
    電話番号に基づいて前記転送先情報記憶手段から転送先
    情報を取得し、該転送先情報に基づいて前記国際公衆網
    へ発信し、前記国際公衆網への通信回線と前記国内通信
    回線を接続する通信処理手段とを備えることを特徴とす
    る国際専用線サービスシステム。
  8. 【請求項8】 前記転送先情報は、転送相手国の通信網
    への接続に使用する国外接続網を示す国外接続網番号を
    含み、 前記国外接続網番号は、転送相手国の通信網に接続可能
    な国外接続網の回線接続情報に基づいて決定されること
    を特徴とする請求項7に記載の国際専用線サービスシス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記国際網接続装置は、 利用者毎に対応した電話番号に対応付けて課金額を記憶
    する課金情報記憶手段と、 前記通信処理手段により接続された回線に係る課金を行
    う課金処理手段とを備え、 前記課金処理手段は、前記発信先の国外通信網に応じた
    課金額を求め、この課金額を前記課金情報記憶手段に記
    録することを特徴とする請求項7または請求項8に記載
    の国際専用線サービスシステム。
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