JP2002246892A - 入力バッファ回路 - Google Patents

入力バッファ回路

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JP2002246892A
JP2002246892A JP2001046277A JP2001046277A JP2002246892A JP 2002246892 A JP2002246892 A JP 2002246892A JP 2001046277 A JP2001046277 A JP 2001046277A JP 2001046277 A JP2001046277 A JP 2001046277A JP 2002246892 A JP2002246892 A JP 2002246892A
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Hiromichi Iga
裕倫 伊賀
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省電力化が可能であり、かつ、入力信号の直
流成分および振幅の変動に対する出力信号の変動を抑制
する入力バッファ回路を提供する。 【解決手段】 差動増幅回路50とインバータ2との間
に結合回路30を接続する。結合回路30は出力ノード
A3にインバータ2の理論しきい値と等しい基準電位を
供給する。入力信号Vinの直流成分および振幅の変動
により差動増幅回路50から出力された出力信号Vou
tの直流成分および振幅が変動した場合でも、その直流
成分および振幅は結合回路30にてノードA3にかかる
基準電位に近づけられて出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力バッファ回
路に関し、さらに詳しくは、半導体装置に含まれる入力
バッファ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置の入力バッファ回路は、
外部より入力される信号を半導体記憶装置の内部に適す
る電位に変換するものである。
【0003】図9は入力バッファ回路の回路図である。
図9を参照して、入力バッファ回路10は、参照電位V
refと入力信号Vinとを比較する差動増幅回路1と
差動増幅回路1の出力信号Voutを受けて反転するイ
ンバータ2とを含む。
【0004】差動増幅回路1は、NチャネルMOSトラ
ンジスタ3〜5とPチャネルMOSトランジスタ6およ
び7とを含む。PチャネルMOSトランジスタ6および
7のソースは共に電源ノードVCCに接続される。ま
た、PチャネルMOSトランジスタ6および7のゲート
は互いに接続され、さらにPチャネルMOSトランジス
タ6はダイオード接続される。
【0005】NチャネルMOSトランジスタ4のドレイ
ンはPチャネルMOSトランジスタ6のドレインに、N
チャネルMOSトランジスタ5のドレインはPチャネル
MOSトランジスタ7のドレインにそれぞれ接続され
る。NチャネルMOSトランジスタ4および5のソース
は共にNチャネルMOSトランジスタ3のドレインに接
続される。NチャネルMOSトランジスタ4のゲートに
は参照電位Vrefが、NチャネルMOSトランジスタ
5のゲートには入力信号Vinがそれぞれ入力され、N
チャネルMOSトランジスタ5とPチャネルMOSトラ
ンジスタ7との接続点である出力ノードA1から出力信
号Voutが出力される。
【0006】また、NチャネルMOSトランジスタ3の
ソースは接地ノード500に接続される。NチャネルM
OSトランジスタ3のゲートには定電位が供給されるた
め、NチャネルMOSトランジスタ3に流れる電流iは
常に一定である。
【0007】インバータ2は、出力信号Voutをとも
にゲートに受け電源ノードVCCと接地ノード500と
の間に直列に接続されるPチャネルMOSトランジスタ
8およびNチャネルMOSトランジスタ9を含む。イン
バータ2は出力信号Voutを受け、PチャネルMOS
トランジスタ8とNチャネルMOSトランジスタ9との
接続点である出力ノードA2から信号φBを出力する。
【0008】差動増幅回路1は、参照電位Vrefと比
較して入力信号Vinのレベルが高い場合には出力信号
VoutとしてLレベルを出力し、参照電位Vrefに
対して入力信号Vinのレベルが低い場合に出力信号V
outとしてHレベルを出力する。
【0009】次にこのような回路構成を有する入力バッ
ファ回路10の動作について説明する。
【0010】図10は入力信号Vin1と、出力信号V
out1と、信号φB1の動作波形図である。
【0011】図10を参照して、入力バッファ回路10
にその直流成分が参照電位Vrefと等しいV1である
入力信号Vin1が入力されると、入力バッファ回路1
0内の差動増幅回路1の出力ノードA1から入力信号V
in1の逆相である出力信号Vout1が出力される。
このとき出力信号Vout1の直流成分がインバータ2
のしきい値電圧Vth1となるように差動増幅回路1を
設計する。その結果、インバータ2は出力信号Vout
1を受け、出力信号Vout1の逆相である信号φB1
を出力する。
【0012】また、差動増幅回路1のNチャネルMOS
トランジスタ3は定電流源として機能することから、差
動増幅回路1に入力される入力信号Vin1の直流成分
V1および参照電位Vrefが同相に変化した場合にお
いても、出力ノードA1から出力される出力信号Vou
t1の直流成分Vth1は常に一定となる。
【0013】このように、従来の入力バッファ回路は図
9に示した差動増幅回路1内のNチャネルMOSトラン
ジスタ3が定電流源として作用するため、差動増幅回路
1に入力される入力信号Vin1の直流成分V1および
参照電位Vrefの同相の変動に依存しない安定した直
流成分Vth1を有する出力信号Vout1を出力する
ことが可能であった。
【0014】このような回路構成を有する差動増幅回路
1では、入力信号Vin1および参照電位VrefはN
チャネルMOSトランジスタ3による電圧降下を考慮し
て入力信号Vinおよび参照電位Vrefの電位レベル
を引上げる必要がある。よって、近年半導体記憶装置に
求められている省電力化を図るためには、差動増幅回路
1に定電流源としてのNチャネルMOSトランジスタ3
を含まないことが望ましい。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、差動増
幅回路1に定電流源として機能するNチャネルMOSト
ランジスタ3を備えない場合には、差動増幅回路1に入
力する入力信号Vin1の直流成分V1と参照電位Vr
efがたとえ同相に入力した場合でも、その出力信号V
out1の直流成分Vth1は変動する。
【0016】図11は定電流源を除いた差動増幅回路を
含む入力バッファ回路の回路図である。また、図12は
図11に示した差動増幅回路内のNチャネルMOSトラ
ンジスタの静特性とPチャネルMOSトランジスタの動
特性を示す図である。
【0017】図11を参照して、差動増幅回路50は図
9に示した差動増幅回路1と比較して、定電流源として
機能するNチャネルMOSトランジスタ3が除かれてい
る。
【0018】インバータ2の回路構成は図9に示した回
路構成と同じであるため、その説明は繰返さない。
【0019】ここで、入力信号Vin1の直流成分V1
と参照電位Vrefに注目し、直流成分V1と参照電位
Vrefが同相に変化した場合について説明する。
【0020】入力信号Vin1の直流成分V1と参照電
位Vrefが同相に変化した場合、差動増幅回路50中
のNチャネルMOSトランジスタ4および5は、図12
に示すNチャネルMOSトランジスタの静特性に従い、
またPチャネルMOSトランジスタ6および7は図12
に示すPチャネルMOSトランジスタの動特性に従う。
よって、両特性の交点の値が差動増幅回路50のノード
A1から出力される出力信号VoutおよびノードA4
にかかるPチャネルMOSトランジスタのゲート電位と
なる。
【0021】直流成分V1と参照電位Vrefが同相で
上昇した場合、NチャネルMOSトランジスタの静特性
が静特性1から2へ上昇する。よって出力信号Vout
およびPチャネルMOSトランジスタのゲート電位はV
10からV20へ下降する。
【0022】よって、定電流源として機能するNチャネ
ルMOSトランジスタ3が除かれている差動増幅回路5
0では入力される直流成分V1と参照電位Vrefが同
相に変化しても、その出力信号Voutは変動すること
となる。
【0023】ここで、入力信号Vin1の直流成分V1
の変動が信号φB1に与える影響について説明する。
【0024】図13〜図15は入力バッファ回路11の
差動増幅回路50に入力される入力信号Vin1の直流
成分V1が変動した場合の出力信号Vout1および信
号φB1の変動を示す動作波形図である。
【0025】図13に示すように差動増幅回路1に入力
される入力信号Vin1の直流成分V1および参照電位
Vrefが共にV2に上昇した場合、出力ノードA1か
らは図14に示すように出力信号Vout2が出力され
る。出力信号Vout2の直流成分Vth2は、出力信
号Vout1の直流成分Vth1よりも小さい。
【0026】よって、出力信号Vout2のLレベルが
立上がり、インバータ2のしきい値電圧Vth1と等し
くなる時刻tbは出力信号Vout1のLレベルが立上
がり、しきい値電圧Vth1と等しくなる時刻taより
も遅くなる。
【0027】その結果、出力信号Vout2を受けたイ
ンバータ2から出力された信号φB2は図15のように
なり、信号φB2のHレベルからLレベルへの立ち下が
り時刻t2は、信号φB1のHレベルからLレベルへの
立ち下がり時刻t1よりも遅くなる。
【0028】図13に示す入力信号Vin1の直流成分
V1および参照電位VrefがともにV3に低下した場
合は、差動増幅回路1の出力ノードA1から図14に示
すように出力信号Vout3が出力される。出力信号V
out3の直流成分Vth3は、出力信号Vout1の
直流成分Vth1よりも大きい。
【0029】よって、出力信号Vout3のLレベルが
立上がり、インバータ2のしきい値電圧Vth1と等し
くなる時刻tcは出力信号Vout1のLレベルが立上
がり、しきい値電圧Vth1と等しくなる時刻taより
も早くなる。
【0030】その結果、出力信号Vout3を受けたイ
ンバータ2から出力された信号φB3は図15のように
なり、信号φB3のHレベルからLレベルへの立ち下が
り時刻t3は、信号φB1のHレベルからLレベルへの
立ち下がり時刻t1よりも早くなる。
【0031】以上の動作の結果、入力信号Vin1の直
流成分V1と参照電位Vrefが同相で変動すると、入
力バッファ回路10の出力信号φB1のHレベルからL
レベルへの立ち下がりおよびLレベルからHレベルへの
立上がりのタイミングがずれることとなり、入力バッフ
ァ回路11が正しく機能しない。
【0032】また、差動増幅回路から出力される出力信
号Voutは、入力信号Vinの振幅の変動の影響を受
ける。
【0033】以下、入力信号Vin1の振幅の変動が信
号φB1に与える影響について説明する。
【0034】図16は入力信号Vin1の振幅が変動し
た場合の動作波形図である。また、図17は図16の入
力信号Vinの振幅の変動に対して出力される出力信号
Voutの動作波形図である。
【0035】図16を参照して、入力信号Vin1の直
流成分V1は変化せずに、その振幅のみ増大し、入力信
号Vin4となった場合、差動増幅回路50から図17
に示す出力信号Vout4が出力される。出力信号Vo
ut4は差動増幅回路1内のトランジスタの特性によ
り、その波形に歪みが生じ、その結果、出力信号Vou
t4のLレベルが立上がり、インバータ2のしきい値電
圧Vth1と等しくなる時刻と、出力信号Vout1の
Lレベルが立上がり、しきい値電圧Vth1と等しくな
る時刻とは、ずれが生じる。
【0036】一方、入力信号Vin1の振幅のみ縮小
し、入力信号Vin5となった場合、差動増幅回路50
から図17に示す出力信号Vout5が出力される。振
幅が小さくなる場合は、トランジスタの特性によりその
信号がLレベルからHレベルに変更するタイミングはほ
ぼ変化しないことから、出力信号Vout5のLレベル
が立上がり、インバータ2のしきい値電圧Vth1と等
しくなる時刻と、出力信号Vout1のLレベルが立上
がり、しきい値電圧Vth1と等しくなる時刻とは、ほ
ぼ同じになる。
【0037】以上のことから、差動増幅回路1に入力さ
れる入力信号Vinの振幅が増大した場合についても、
インバータ2から出力される信号φBのHレベルからL
レベルへの立ち下がりおよびLレベルからHレベルへの
立上がりのタイミングがずれることとなり、入力バッフ
ァ回路11が正しく機能しない。
【0038】この発明の目的は、省電力化が可能であ
り、かつ、入力信号の直流成分および振幅の変動に対す
る出力信号の変動を抑制する入力バッファ回路を提供す
ることである。
【0039】
【課題を解決するための手段】この発明による入力バッ
ファ回路は、第1の差動入力ノードに入力される入力信
号の電位を第2の差動入力ノードに入力される参照電位
と比較して出力ノードから出力信号を出力する差動増幅
回路と、インバータと、差動増幅回路の出力ノードから
出力された出力信号の直流成分の電位レベルをインバー
タの理論しきい値に近づけて出力信号をインバータに出
力する結合回路とを含む。
【0040】これにより、入力信号の直流成分の変動に
対して出力信号の変動を抑制することが可能となる。
【0041】好ましくは、上記結合回路はさらに、差動
増幅回路の出力ノードから出力された出力信号の振幅を
小さくして出力信号を前記インバータに出力する。
【0042】これにより、入力信号の振幅の増大に対し
て出力信号の変動を抑制することが可能となる。
【0043】さらに好ましくは、上記結合回路は、基準
電位を発生して差動増幅回路の出力ノードに供給する基
準電位発生手段を含む。
【0044】さらに好ましくは、基準電位発生手段は、
差動増幅回路の出力ノードおよび電源ノードの間に接続
される第1のトランジスタと、差動増幅回路の出力ノー
ドおよび接地ノードの間に接続される第2のトランジス
タとを含む。
【0045】さらに好ましくは、上記第1および第2の
トランジスタのゲートにはほぼ等しい電位が供給され
る。
【0046】これにより、入力バッファ回路は、入力信
号の直流成分および振幅の変動に依存しない。
【0047】さらに好ましくは、上記第1および第2の
トランジスタのゲートは差動増幅回路の出力ノードに接
続される。
【0048】これにより、入力バッファ回路は、入力信
号の直流成分および振幅の変動にダイナミックに対応出
来る。
【0049】この発明による入力バッファ回路は、入力
信号の直流成分の電位レベルを所定の電位レベルに近づ
けて入力信号を出力する第1の結合回路と、参照電位の
直流成分の電位レベルを所定の電位レベルに近づけて参
照電位を出力する第2の結合回路と、第1の結合回路か
ら出力されて第1の差動入力ノードに入力される入力信
号の電位を第2の結合回路から出力されて第2の差動入
力ノードに入力される参照電位と比較して出力ノードか
ら出力信号を出力する差動増幅回路とを含む。
【0050】これにより、入力信号の直流成分および参
照電位の変動に対して出力信号の変動を抑制することが
可能となる。
【0051】好ましくは、第1の結合回路はさらに、入
力信号の振幅を小さくして入力信号を差動増幅回路の第
1の差動入力ノードに出力し、第2の結合回路はさら
に、参照電位の振幅を小さくして参照電位を差動増幅回
路の第2の差動入力ノードに出力する。
【0052】これにより、入力信号の振幅の増大に対し
て出力信号の変動を抑制することが可能となる。
【0053】さらに好ましくは、入力バッファ回路は、
入力信号を増幅して第1の結合回路に出力する第1の反
転増幅回路と、参照電位を増幅して第2の結合回路に出
力する第2の反転増幅回路とを含む。
【0054】これにより、入力バッファ回路内の差動増
幅回路の動作速度を速くすることが可能となる。
【0055】さらに好ましくは、第1の結合回路は、第
1の基準電位を発生して差動増幅回路の第1の差動入力
ノードに供給する第1の基準電位発生手段を含み、第2
の結合回路は、第2の基準電位を発生して差動増幅回路
の第2の差動入力ノードに供給する第2の基準電位発生
手段を含む。
【0056】さらに好ましくは、第1の基準電位発生手
段は、差動増幅回路の第1の差動入力ノードおよび電源
ノードの間に接続される第1のトランジスタと、差動増
幅回路の第1の差動入力ノードおよび接地ノードの間に
接続される第2のトランジスタとを含み、第2の基準電
位発生手段は、差動増幅回路の第2の差動入力ノードお
よび電源ノードの間に接続される第3のトランジスタ
と、差動増幅回路の第2の差動入力ノードおよび接地ノ
ードの間に接続される第4のトランジスタとを含む。
【0057】さらに好ましくは、上記第1〜第4のトラ
ンジスタのゲートにはほぼ等しい電位が供給される。
【0058】これにより、入力バッファ回路は、入力信
号の直流成分および振幅の変動に依存しない。
【0059】さらに好ましくは、上記第1および第2の
トランジスタのゲートは差動増幅回路の第1の差動入力
ノードに接続され、第3および第4のトランジスタのゲ
ートは差動増幅回路の第2の差動入力ノードに接続され
る。
【0060】これにより、入力バッファ回路は、入力信
号の直流成分および振幅の変動にダイナミックに対応出
来る。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して詳しく説明する。なお図中同一または相当
部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0062】[実施の形態1]図1はこの発明の実施の形
態による入力バッファ回路を含む半導体記憶装置の全体
構成を示す概略ブロック図である。
【0063】図1を参照して、半導体記憶装置100
は、クロック発生回路18と、行および列アドレスバッ
ファ12と、行デコーダ13と、列デコーダ14と、メ
モリセルアレイ15と、センスアンプ+入出力制御回路
16と、入力バッファ回路101と、出力バッファ17
とを含む。
【0064】クロック発生回路18は、外部制御信号/
RASおよび/CASに従って所定の動作モードを選択
し、半導体記憶装置100全体を制御する。
【0065】行および列アドレスバッファ12は、外部
アドレス信号A0〜Ai(ただし、iは0以上の整数で
ある)に従って行アドレス信号RA0〜RAiおよび列
アドレス信号CA0〜CAiを生成し、生成した行アド
レス信号RA0〜RAiおよび列アドレス信号CA0〜
CAiをそれぞれ行デコーダ13および列デコーダ14
に与える。
【0066】メモリセルアレイ15は、それぞれが1ビ
ットのデータを記憶する複数のメモリセルを含む。各メ
モリセルは、行アドレスおよび列アドレスによって決定
される所定のアドレスに配置される。
【0067】行デコーダ13は、行および列アドレスバ
ッファ12から与えられた行アドレス信号RA0〜RA
iに従って、メモリセルアレイ15の行アドレスを指定
する。列デコーダ14は、行および列アドレスバッファ
12から与えられた列アドレス信号CA0〜CAiに従
って、メモリセルアレイ15の列アドレスを指定する。
【0068】センスアンプ+入出力制御回路16は、行
デコーダ13および列デコーダ14によって指定された
アドレスのメモリセルをデータ入出力線対IOPの一方
端に接続する。データ入出力線対IOPの他方端は、入
力バッファ回路101および出力バッファ17に接続さ
れる。
【0069】入力バッファ回路101は、書込モード時
に、外部制御信号/Wに応答して、外部から入力された
データD0〜Dj(ただし、jは0以上の整数である)
をデータ入出力線IOPを介して選択されたメモリセル
に与える。
【0070】出力バッファ17は、読出モード時に、外
部制御信号/OEに応答して、選択されたメモリセルか
らの読出データを外部に出力する。
【0071】図2は図1中に示した入力バッファ回路1
01の回路図である。図2を参照して、入力バッファ回
路101は、差動増幅回路50と制御回路200とを含
む。制御回路200はインバータ2と結合回路30とを
含む。
【0072】差動増幅回路50とインバータ2の回路構
成については図11に示した入力バッファ回路10にお
ける回路構成と同じであるため、その説明は繰返さな
い。
【0073】結合回路30は、電源ノードVCCと接地
ノード500との間に直列に接続されるPチャネルMO
Sトランジスタ31およびNチャネルMOSトランジス
タ32を含む。PチャネルMOSトランジスタ31およ
びNチャネルMOSトランジスタ32のゲートはともに
差動増幅回路1内のNチャネルMOSトランジスタ6お
よび7のゲートに接続される。また、PチャネルMOS
トランジスタ31とNチャネルMOSトランジスタ32
との接合点である出力ノードA3は差動増幅回路1の出
力ノードA1と接続される。出力ノードA3はインバー
タ2内のPチャネルMOSトランジスタ8およびNチャ
ネルMOSトランジスタ9のゲートに接続される。
【0074】なお結合回路30のしきい値電圧はインバ
ータ2のしきい値電圧と等しく設定する。
【0075】以上のような回路構成を有する入力バッフ
ァ回路101において、はじめに、入力信号Vinの直
流成分および参照電位Vrefを同相で変動させた場合
の結合回路30の動作について説明する。
【0076】図13に示すように、差動増幅回路50に
入力される入力信号Vin1の直流成分V1および参照
電位VrefをV2へ上昇した結果、入力信号Vin2
がNチャネルMOSトランジスタ5のゲートに入力さ
れ、入力信号Vin2の直流成分V2と同相の参照電位
Vrefが差動増幅回路50に入力された場合、出力ノ
ードA1からはその直流成分が結合回路30およびイン
バータ2のしきい値Vth1より低い電位Vth2とな
る出力信号Vout2が出力される。
【0077】ここで結合回路30内のPチャネルMOS
トランジスタ31およびNチャネルMOSトランジスタ
32の各ゲートには、差動増幅回路1内においてカレン
トミラーを形成しているNチャネルMOSトランジスタ
6および7の共通ゲート電位が供給される。共通ゲート
電位は定電位であるため、結合回路30の出力ノードA
3には常にインバータ2と等しいしきい値電圧Vth1
がかかる。
【0078】したがって、差動増幅回路50から出力さ
れた出力信号Vout2が結合回路30の出力ノードA
3を通過するとき、出力信号Vout2の直流成分Vt
h2はしきい値電圧Vth1に等しくなるように上昇す
る。その結果、結合回路30から出力された信号φC2
の直流成分は、図3に示すように、入力信号Vin1が
差動増幅回路50に入力された結果結合回路30から出
力された信号φC1の直流成分Vth1とほぼ等しくな
る。
【0079】その結果、図4に示すように入力バッファ
回路101が差動増幅回路1に入力信号Vin2を受け
てインバータ2から出力する信号φB2は入力バッファ
回路101が差動増幅回路1に入力信号Vin1を受け
てインバータ2から出力する信号φB1と比較して、H
レベルからLレベルへの立ち下がりタイミングおよびL
レベルからHレベルへの立上がりタイミングのずれがな
くなる。
【0080】差動増幅回路1にその直流成分がV1より
も低いV3である入力信号Vin3が入力され、その結
果出力ノードから出力信号Vout3が出力された場合
についても出力信号Vout2の場合と同様に、結合回
路30通過後の信号φC3の直流成分は信号φC1の直
流成分の電位Vth1と等しくなる。
【0081】よって、図4に示すように入力バッファ回
路101が差動増幅回路1に入力信号Vin3を受けて
インバータ2から出力する信号φB3は入力バッファ回
路101が差動増幅回路1に入力信号Vin1を受けて
インバータ2から出力する信号φB1と比較して、Hレ
ベルからLレベルへの立ち下がりタイミングおよびLレ
ベルからHレベルへの立上がりタイミングのずれがなく
なる。
【0082】次に、図2に示した入力バッファ回路10
1において、入力信号Vinの振幅を変動させた場合の
結合回路30の動作について説明する。
【0083】図16に示したように、差動増幅回路50
に入力信号Vin1の振幅を増幅した入力信号Vin4
が入力された場合、差動増幅回路50の出力ノードA1
からは図17に示すように動作波形の歪んだ出力信号V
out4が出力される。
【0084】ここで結合回路30内のPチャネルMOS
トランジスタ31およびNチャネルMOSトランジスタ
32の各ゲートには、差動増幅回路1内においてカレン
トミラーを形成しているNチャネルMOSトランジスタ
6および7の共通ゲート電位が供給される。共通ゲート
電位は定電位であるため、結合回路30の出力ノードA
3には常に電位Vth1がかかる。
【0085】よって、出力信号Vout4が結合回路3
0の出力ノードA3を通過するときの出力信号Vout
4の振幅はしきい値電圧Vth1に近づくように縮小す
る。
【0086】差動増幅回路50に入力される入力信号V
in1の振幅を縮小した入力信号Vin5が入力され、
出力信号Vout5が出力された場合についても同様
に、出力信号Vout5が結合回路30の出力ノードA
3を通過するときの出力信号Vout5の振幅はしきい
値電圧Vth1に近づくように縮小する。
【0087】インバータは、そのトランジスタ特性によ
り、入力される信号の振幅の変動が小さい程、信号のH
レベルからLレベルへの立ち下がり、LレベルからHレ
ベルへの立上がりタイミングのずれが小さくなる。
【0088】よって、インバータ2から出力される信号
φBは、入力信号Vin1の振幅の変動の影響を受けな
い。
【0089】以上の動作により、差動増幅回路1に入力
される入力信号Vinの直流成分および振幅が変動した
場合でも、出力信号Voutが結合回路30に入力され
ると、その直流成分はしきい値Vthにほぼ等しくな
り、振幅も小さくされた信号φCとして出力される。
【0090】よって、入力信号Vinの直流成分および
振幅が変動した場合でも、インバータ2から出力する信
号φBはその影響を受けず、HレベルからLレベルへの
立ち下がりタイミングおよびLレベルからHレベルへの
立上がりタイミングのずれは抑制される。
【0091】[実施の形態2]以上、この発明の実施の形
態を説明したが、この発明は上述した実施の形態に制限
されることなく、その他の形態でも実施することができ
る。
【0092】図5はこの発明の実施の形態2による入力
バッファ回路の回路図である。図5を参照して、入力バ
ッファ回路102は差動増幅回路1と制御回路210と
を含む。制御回路210はインバータ2と結合回路40
とを含む。
【0093】差動増幅回路50およびインバータ2の回
路構成は図11に示した回路構成と同じであるため、そ
の説明は繰返さない。
【0094】結合回路40は電源ノードVCCと接地ノ
ード500との間に直列に接続されるPチャネルMOS
トランジスタ41およびNチャネルMOSトランジスタ
42を含む。PチャネルMOSトランジスタ41および
NチャネルMOSトランジスタ42のゲートはともに差
動増幅回路1出力ノードA1に接続される。また、Pチ
ャネルMOSトランジスタ41とNチャネルMOSトラ
ンジスタ42との接合点である出力ノードA4も差動増
幅回路1の出力ノードA1と接続される。出力ノードA
4はさらにインバータ2内のPチャネルMOSトランジ
スタ8およびNチャネルMOSトランジスタ9のゲート
に接続される。
【0095】なお結合回路40のしきい値はインバータ
2のしきい値Vth1と等しく設定する。
【0096】以上のような回路構成を有する入力バッフ
ァ回路102において、はじめに、入力信号Vinの直
流成分および参照電位Vrefを同相で変動させた場合
の結合回路40の動作について説明する。
【0097】差動増幅回路50に入力される入力信号V
in1の直流成分V1および参照電位Vrefを図13
に示すようにV2へ上昇した結果、出力信号Vout2
が出力される。
【0098】ここで結合回路40内のPチャネルMOS
トランジスタ31およびNチャネルMOSトランジスタ
32の各ゲートには、出力信号Vout2が供給され
る。その結果、PチャネルMOSトランジスタ41がオ
ンとなり、NチャネルMOSトランジスタ42がオフと
なる。よって、出力信号Vout2の直流成分がその電
位レベルをしきい値Vth1とするまで出力ノードA4
には電源ノードVCCから電位が供給され、その結果、
出力ノードA4の電位は低下する。
【0099】一方、差動増幅回路50に入力される入力
信号Vin1の直流成分V1および参照電位Vrefを
図13に示すようにV3へ下降し、出力信号Vout3
が出力された場合は、結合回路40内のPチャネルMO
Sトランジスタ41がオフとなり、NチャネルMOSト
ランジスタ42がオンとなる。よって、出力信号Vou
t3の電位レベルがしきい値Vth1となるまで出力ノ
ードA4の電位は低下する。
【0100】その結果、入力信号Vin1の直流成分V
1および参照電位Vrefが変動した場合でも、結合回
路40から出力される信号φDの直流成分はインバータ
2のしきい値電圧Vth1とほぼ同じとなる。よって、
入力バッファ回路102が差動増幅回路50に入力信号
Vin2を受けてインバータ2から出力する信号φB2
および、入力バッファ回路102が差動増幅回路50に
入力信号Vin3を受けてインバータ2から出力する信
号φB3は、入力バッファ回路101が差動増幅回路1
に入力信号Vin1を受けてインバータ2から出力する
信号φB1と比較して、HレベルからLレベルへの立ち
下がりタイミングおよびLレベルからHレベルへの立上
がりタイミングのずれがなくなる。
【0101】次に、図5に示した入力バッファ回路10
2において、入力信号Vinの振幅を変動させた場合の
結合回路40の動作について説明する。
【0102】差動増幅回路1に入力される入力信号Vi
n1の振幅を増幅した入力信号Vin4が入力された結
果、出力信号Vout4が出力された場合、出力信号V
out4の振幅がHレベルのときは、結合回路40内の
PチャネルMOSトランジスタ41がオフとなり、Nチ
ャネルMOSトランジスタ42がオンとなる。よって、
出力信号Vout4がその電位レベルをしきい値Vth
1とするまで出力ノードA4の電位は低下する。一方、
出力信号Vout4の振幅がLレベルのときは、Pチャ
ネルMOSトランジスタ41がオンとなり、Nチャネル
MOSトランジスタ42がオフとなる。よって、出力信
号Vout4がその電位レベルをしきい値Vth1とす
るまで出力ノードA4の電位は上昇する。
【0103】よって、出力信号Vout4を受けた結合
回路40が出力ノードA4から出力する信号φDの振幅
は出力信号Vout4の振幅と比較して、しきい値電圧
Vth1に近づく。
【0104】差動増幅回路50に入力される入力信号V
in1の振幅を縮小した入力信号Vin5が入力され、
出力信号Vout5が出力された場合についても同様
に、出力信号Vout5を受けた結合回路40が出力ノ
ードA4から出力する信号φDの振幅はしきい値電圧V
th1に近づくように縮小する。
【0105】以上の動作により、出力信号Voutを受
ける結合回路40がダイナミックにインピーダンスを変
化させることで、入力信号Vinの直流成分および振幅
が変動した場合でも、インバータ2から出力する信号φ
Bはその影響を受けず、HレベルからLレベルへの立ち
下がりタイミングおよびLレベルからHレベルへの立上
がりタイミングは常に一定となる。
【0106】[実施の形態3]図6はこの発明の実施の形
態3による入力バッファ回路103の回路図である。
【0107】図6を参照して、入力バッファ回路102
は差動増幅回路50と制御回路220とを含む。また、
制御回路220はインバータ2と結合回路60とを含
む。
【0108】差動増幅回路50およびインバータ2の回
路構成は図9に示した回路構成と同じであるため、その
説明は繰返さない。
【0109】結合回路60は基準電位(以下、VTTと
称する)発生回路65と抵抗素子64とを含む。VTT
発生回路65は電源ノードVCCと抵抗素子64との間
に接続される。抵抗素子64の他端は出力ノードA1と
インバータ2内のPチャネルMOSトランジスタ8およ
びNチャネルMOSトランジスタ9の共通ゲートとに接
続される。
【0110】図7は図6に示したVTT回路65の回路
図である。図7を参照して、VTT発生回路は抵抗素子
61および62とオペアンプ63とを含む。抵抗素子6
1および62は電源ノードVDDと接地ノード500と
の間に直列に接続される。オペアンプ63は電圧フォロ
アとして機能する。すなわち、オペアンプ63の非反転
入力素子は、抵抗素子61と62との接続点であるノー
ドd1に接続され、出力端子は反転入力端子に接続され
る。
【0111】結合回路60はノードA5にインバータ2
のしきい値Vth1と等しい基準電位を供給するように
機能する。さらに、抵抗素子64の抵抗値をPチャネル
MOSトランジスタ7およびNチャネルMOSトランジ
スタ5のチャネル抵抗値と等しく設定する。
【0112】以上のような回路構成を有する入力バッフ
ァ回路103において、はじめに、入力信号Vinの直
流成分および参照電位Vrefを同相で変動させた場合
の結合回路60の動作について説明する。
【0113】差動増幅回路50に入力される入力信号V
in1の直流成分V1および参照電位Vrefが図13
に示すようにV3へ低下した結果、出力信号Vout3
が出力される。
【0114】ここで出力信号Vout3は結合回路60
がノードA5に供給する電位Vth1よりも大きい。よ
って、差動増幅回路50のPチャネルMOSトランジス
タ7を流れる電流が抵抗素子64に流れ込み、その分N
チャネルMOSトランジスタ5に流れる電流は少なくな
る。その結果差動増幅回路1の出力ノードA1から出力
される出力信号Vout2は低下し、インバータ2のし
きい値電圧Vth1に近づく。
【0115】一方、差動増幅回路1に入力される入力信
号Vin1の直流成分V1および参照電位Vrefを図
10に示すようにV2へ上昇し、出力信号Vout2が
出力された場合は、結合回路60から差動増幅回路1内
のNチャネルMOSトランジスタ5へ電流が流れ込み、
その結果出力信号Vout2は上昇し、インバータ2の
しきい値電圧Vth1に近づく。
【0116】その結果、入力信号Vin1の直流成分V
1および参照電位Vrefが変動した場合でも、結合回
路60により出力信号Vout1の直流成分Vth1は
ほぼ一定となる。
【0117】次に、図6に示した入力バッファ回路10
3において、入力信号Vinの振幅を変動させた場合の
結合回路60の動作について説明する。
【0118】差動増幅回路50に入力される入力信号V
in1の振幅を増幅した入力信号Vin4が入力された
結果、出力信号Vout4が出力された場合、出力信号
Vout4の振幅がHレベルのときは、差動増幅回路1
のPチャネルMOSトランジスタ7を流れる電流が抵抗
素子64に流れ込み、その分NチャネルMOSトランジ
スタ5に流れる電流は少なくなる。一方、出力信号Vo
ut4の振幅がLレベルのときは、結合回路60から差
動増幅回路1内のNチャネルMOSトランジスタ5へ電
流が流れ込む。その結果、出力信号Vout4の振幅は
縮小する。
【0119】差動増幅回路50に入力される入力信号V
in1の振幅を縮小した入力信号Vin5が入力され、
出力信号Vout5が出力された場合についても同様
に、出力信号Vout5が結合回路40の出力ノードA
3を通過するときの出力信号Vout5の振幅はしきい
値電圧Vth1に近づくように縮小する。
【0120】以上の動作により、結合回路60が基準電
圧発生回路として機能することで、入力信号Vinの直
流成分および参照電位Vrefの変動と入力信号Vin
の振幅の変動に影響されない信号φBをインバータ2か
ら出力することが可能となる。
【0121】よって、信号φBのHレベルからLレベル
への立ち下がりタイミングおよびLレベルからHレベル
への立上がりタイミングは常に一定となる。
【0122】[実施の形態4]図8はこの発明の実施の形
態4による入力バッファ回路104の回路図である。
【0123】図8を参照して、入力バッファ回路104
は差動増幅回路50と制御回路90および91とを含
む。また制御回路90は反転増幅回路70と結合回路4
0とを含む。
【0124】反転増幅回路70は抵抗素子71とNチャ
ネルMOSトランジスタ72とを含む。抵抗素子71は
電源ノードVCCと出力ノードA6との間に接続され、
NチャネルMOSトランジスタ72は出力ノードA6と
接地ノード500との間に接続される。NチャネルMO
Sトランジスタ72のゲートに入力信号Vin1が入力
される反転増幅回路70は、入力信号Vinの信号を反
転し、その振幅を増幅する。
【0125】結合回路40は電源ノードVCCと接地ノ
ード500との間に直列に接続されるPチャネルMOS
トランジスタ41およびNチャネルMOSトランジスタ
42を含む。PチャネルMOSトランジスタ41および
NチャネルMOSトランジスタ42のゲートは共に反転
増幅回路70の出力ノードA6に接続される。また、P
チャネルMOSトランジスタ41とNチャネルMOSト
ランジスタ42との接合点である出力ノードA4は差動
増幅回路1内のNチャネルMOSトランジスタ5のゲー
トと接続される。
【0126】なお、結合回路40については、図2に示
した結合回路30や図6に示した結合回路60の回路構
成としてもよい。
【0127】制御回路91の回路構成についても制御回
路90と同等である。制御回路91には参照電位Vre
fが入力され、差動増幅回路1のNチャネルMOSトラ
ンジスタ4のゲートへ信号を出力する。
【0128】差動増幅回路1の回路構成は図9に示した
回路構成と同じであるため、その説明は繰返さない。
【0129】以上のような回路構成を有する入力バッフ
ァ回路104において、はじめに、入力信号Vinの直
流成分および参照電位Vrefを同相で変動させた場合
の制御回路90の動作について説明する。
【0130】入力信号Vin1の直流成分V1および参
照電位Vrefを図13に示すようにV2へ上昇し、入
力信号Vin2となった場合、入力信号Vin2を受け
た反転増幅回路70から出力された信号φF2の直流成
分VF2は入力信号Vin1を受けて出力された信号φ
F1の直流成分VF1と比較して小さくなる。
【0131】ここで結合回路40内のPチャネルMOS
トランジスタ41およびNチャネルMOSトランジスタ
42の各ゲートには、信号φF2が供給される。その結
果、PチャネルMOSトランジスタ41がオンとなり、
NチャネルMOSトランジスタ42がオフとなる。よっ
て、出力ノードA4には電源ノードVCCから電位が供
給され、出力ノードA4の電位は上昇する。
【0132】一方、入力信号Vin1の直流成分V1お
よび参照電位Vrefを図13に示すようにV3へ下降
し、入力信号Vin3となった場合は、結合回路40内
のPチャネルMOSトランジスタ41がオフとなり、N
チャネルMOSトランジスタ42がオンとなる。よっ
て、出力ノードA4の電位は低下する。
【0133】入力バッファ回路104において入力信号
Vinの直流成分および参照電位Vrefを同相で変動
させた場合の制御回路91の動作についても同じである
ため、その説明は繰返さない。
【0134】その結果、入力信号Vin1の直流成分V
1および参照電位Vrefが変動した場合でも、制御回
路90および91から出力される信号の直流成分はほぼ
一定となる。よって、入力バッファ回路104が差動増
幅回路1に入力信号Vinを受けて出力ノードから出力
する出力信号VoutのHレベルからLレベルへの立ち
下がりタイミングおよびLレベルからHレベルへの立上
がりタイミングのずれはなくなる。
【0135】次に、図8に示した入力バッファ回路10
4において、入力信号Vinの振幅を変動させた場合の
制御回路90の動作について説明する。
【0136】入力信号Vinの振幅を変動させた場合、
反転増幅回路70でその振幅は増大する。その結果、反
転増幅回路70から出力される信号φFのスルーレート
は入力信号Vin1のスルーレートよりも速くなる。増
幅された信号φFは、結合回路40に入力される。信号
φFの振幅がHレベルのときは、結合回路40内のPチ
ャネルMOSトランジスタ41がオフとなり、Nチャネ
ルMOSトランジスタ42がオンとなる。よって、信号
φFの電位レベルは低下する。一方、信号φFの振幅が
Lレベルのときは、PチャネルMOSトランジスタ41
がオンとなり、NチャネルMOSトランジスタ42がオ
フとなる。よって、信号φFの電位レベルは上昇する。
【0137】よって、信号φFが結合回路40の出力ノ
ードA4を通過するときの出力信号φCの振幅は縮小す
る。
【0138】以上の動作により、入力信号Vinの振幅
を制御回路90内の反転増幅回路70で増大し、スルー
レートを速くした後に、結合回路40によりその振幅を
縮小することで、差動増幅回路1の動作速度を速めるこ
とも可能である。
【0139】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと解釈されるべきで
ある。本発明の範囲は上述した実施の形態ではなく特許
請求の範囲によって定められ、特許請求の範囲と均等の
意味およびその範囲内でのすべての変更が含まれること
を意図するものである。
【0140】
【発明の効果】この発明により、省電力化が可能であ
り、かつ、入力信号の直流成分および振幅の変動に対す
る出力信号の変動を抑制する入力バッファ回路を含む半
導体記憶装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態による入力バッファ回
路を含む半導体記憶装置の全体構成を示す概略ブロック
図である。
【図2】 図1中に示した入力バッファ回路101の回
路図である。
【図3】 図2中の結合回路から出力された信号の動作
波形図である。
【図4】 図2中のインバータから出力された信号の動
作波形図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による入力バッファ
回路の回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による入力バッファ
回路103の回路図である。
【図7】 図6に示したVTT発生回路65の回路図で
ある。
【図8】 この発明の実施の形態4による入力バッファ
回路104の回路図である。
【図9】 従来の入力バッファ回路の回路図である。
【図10】 入力信号Vin1と、出力信号Vout1
と、信号φB1の動作波形図である。
【図11】 定電流源を除いた差動増幅回路を含む入力
バッファ回路の回路図である。
【図12】 図11に示した差動増幅回路内のNチャネ
ルMOSトランジスタの静特性とPチャネルMOSトラ
ンジスタの動特性を示す図である。
【図13】 図11に示した入力バッファ回路の差動増
幅回路に入力される入力信号Vin1の直流成分V1が
変動した場合の出力信号Vout1および信号φB1の
変動を示す動作波形図である。
【図14】 図11に示した入力バッファ回路の差動増
幅回路に入力される入力信号Vin1の直流成分V1が
変動した場合の出力信号Vout1の変動を示す動作波
形図である。
【図15】 図11に示した入力バッファ回路の差動増
幅回路に入力される入力信号Vin1の直流成分V1が
変動した場合の信号φB1の変動を示す動作波形図であ
る。
【図16】 入力信号Vin1の振幅が変動した場合の
動作波形図である。
【図17】 図16に示した入力信号Vinの振幅の変
動に対して出力される出力信号Voutの動作波形図で
ある。
【符号の説明】
1,50 差動増幅回路、2 インバータ、10,10
1〜104 入力バッファ回路、30,40,60 結
合回路、63 オペアンプ、65 VTT発生回路、7
0 反転増幅回路、200,210,220 制御回
路。
フロントページの続き Fターム(参考) 5B015 JJ03 JJ11 KB32 KB65 QQ01 5J056 AA01 BB01 BB17 CC00 CC02 CC04 CC10 DD13 DD16 DD28 DD29 EE11 FF06 FF08 GG06 KK01 5J066 AA01 AA45 CA11 CA36 FA01 HA10 HA17 HA25 KA00 KA01 KA02 KA04 KA09 KA11 MA05 MA21 ND01 ND14 ND22 PD01 SA00 TA01 TA02 TA06 5J091 AA01 AA45 CA11 CA36 FA01 HA10 HA17 HA25 KA00 KA01 KA02 KA04 KA09 KA11 MA05 MA21 QA00 TA01 TA02 TA06 5J092 AA01 AA45 CA11 CA36 FA01 HA10 HA17 HA25 KA00 KA01 KA02 KA04 KA09 KA11 MA05 MA21 SA00 TA01 TA02 TA06

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の差動入力ノードに入力される入力
    信号の電位を第2の差動入力ノードに入力される参照電
    位と比較して出力ノードから出力信号を出力する差動増
    幅回路と、 インバータと、 前記差動増幅回路の出力ノードから出力された出力信号
    の直流成分の電位レベルを前記インバータの理論しきい
    値に近づけて前記出力信号を前記インバータに出力する
    結合回路とを含む、入力バッファ回路。
  2. 【請求項2】 前記結合回路はさらに、前記差動増幅回
    路の出力ノードから出力された出力信号の振幅を小さく
    して前記出力信号を前記インバータに出力する、請求項
    1に記載の入力バッファ回路。
  3. 【請求項3】 前記結合回路は、基準電位を発生して前
    記差動増幅回路の出力ノードに供給する基準電位発生手
    段を含む、請求項2に記載の入力バッファ回路。
  4. 【請求項4】 前記基準電位発生手段は、 前記差動増幅回路の出力ノードおよび電源ノードの間に
    接続される第1のトランジスタと、 前記差動増幅回路の出力ノードおよび接地ノードの間に
    接続される第2のトランジスタとを含む、請求項3に記
    載の入力バッファ回路。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2のトランジスタのゲ
    ートにはほぼ等しい電位が供給される、請求項4に記載
    の入力バッファ回路。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2のトランジスタのゲ
    ートは前記差動増幅回路の出力ノードに接続される、請
    求項4に記載の入力バッファ回路。
  7. 【請求項7】 入力信号の直流成分の電位レベルを所定
    の電位レベルに近づけて前記入力信号を出力する第1の
    結合回路と、 参照電位の直流成分の電位レベルを所定の電位レベルに
    近づけて前記参照電位を出力する第2の結合回路と、 前記第1の結合回路から出力されて第1の差動入力ノー
    ドに入力される入力信号の電位を前記第2の結合回路か
    ら出力されて第2の差動入力ノードに入力される参照電
    位と比較して出力ノードから出力信号を出力する差動増
    幅回路とを含む、入力バッファ回路。
  8. 【請求項8】 前記第1の結合回路はさらに、前記入力
    信号の振幅を小さくして前記入力信号を前記差動増幅回
    路の第1の差動入力ノードに出力し、 前記第2の結合回路はさらに、前記参照電位の振幅を小
    さくして前記参照電位を前記差動増幅回路の第2の差動
    入力ノードに出力する、請求項7に記載の入力バッファ
    回路。
  9. 【請求項9】 前記入力バッファ回路はさらに、 前記入力信号を増幅して前記第1の結合回路に出力する
    第1の反転増幅回路と、 前記参照電位を増幅して前記第2の結合回路に出力する
    第2の反転増幅回路とを含む、請求項8に記載の入力バ
    ッファ回路。
  10. 【請求項10】 前記第1の結合回路は、第1の基準電
    位を発生して前記差動増幅回路の第1の差動入力ノード
    に供給する第1の基準電位発生手段を含み、 前記第2の結合回路は、第2の基準電位を発生して前記
    差動増幅回路の第2の差動入力ノードに供給する第2の
    基準電位発生手段を含む、請求項8に記載の入力バッフ
    ァ回路。
  11. 【請求項11】 前記第1の基準電位発生手段は、 前記差動増幅回路の第1の差動入力ノードおよび電源ノ
    ードの間に接続される第1のトランジスタと、 前記差動増幅回路の第1の差動入力ノードおよび接地ノ
    ードの間に接続される第2のトランジスタとを含み、 前記第2の基準電位発生手段は、 前記差動増幅回路の第2の差動入力ノードおよび電源ノ
    ードの間に接続される第3のトランジスタと、 前記差動増幅回路の第2の差動入力ノードおよび接地ノ
    ードの間に接続される第4のトランジスタとを含む、請
    求項10に記載の入力バッファ回路。
  12. 【請求項12】 前記第1〜第4のトランジスタのゲー
    トにはほぼ等しい電位が供給される、請求項11に記載
    の入力バッファ回路。
  13. 【請求項13】 前記第1および第2のトランジスタの
    ゲートは前記差動増幅回路の第1の差動入力ノードに接
    続され、 前記第3および第4のトランジスタのゲートは前記差動
    増幅回路の第2の差動入力ノードに接続される、請求項
    11に記載の入力バッファ回路。
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