JP2002245789A - 不揮発性メモリ - Google Patents

不揮発性メモリ

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JP2002245789A JP2001039944A JP2001039944A JP2002245789A JP 2002245789 A JP2002245789 A JP 2002245789A JP 2001039944 A JP2001039944 A JP 2001039944A JP 2001039944 A JP2001039944 A JP 2001039944A JP 2002245789 A JP2002245789 A JP 2002245789A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】不揮発性メモリにおいて、過消去救済を目的と
したソフトライトを行う場合のメモリセルのドレインデ
ィスターブによるしきい値の変動を抑え、消去時間また
はソフトライト時間を短縮する。 【解決手段】VPW電圧検出回路17は電圧VPWを検
出し、それに応じた電圧検出信号PWLVを出力する。
VNEG制御回路18は、電圧検出信号PWLVに基づ
いて、2つの負電圧VNEG1とVNEG2の一方を選
択し、選択した負電圧をXデコーダ11に供給する。例
えば、VNEG制御回路18は、VPW電圧検出回路に
おいて検出された電圧VPWがしきい値以上である場合
には、負電圧VNEG1を、電圧VPWがしきい値未満
である場合には、負電圧VNEG2をXデコーダ11に
供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性メモリ、
特に、消去時間またはソフトライト時間を短縮すること
ができる不揮発性メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の不揮発性メモリの構造を図5に示
す。
【0003】図5に示す不揮発性メモリ100は、第一
乃至第四のメモリセルMC1乃至MC4と、第一及び第
三のメモリセルMC1及びMC3のコントロールゲート
に接続する第一のワード線W1と、第二及び第四のメモ
リセルMC2及びMC4のコントロールゲートに接続す
る第二のワード線W2と、電圧VPMを供給する電源と
負電圧VNEGを供給する負電源と第一及び第二のワー
ド線W1及びW2に接続するXデコーダ101と、第一
及び第二のメモリセルMC1及びMC2のドレインに接
続する第一のビット線B1と、第三及び第四のメモリセ
ルMC3及びMC4のドレインに接続する第二のビット
線B2と、第一及び第二の出力信号Y1及びY2を出力
するYデコーダ102と、電圧VPWを供給するVPW
供給回路103と、VPW供給回路103から電圧VP
Wを供給される書込回路104と、各メモリセルMC1
乃至MC4に流れる電流を検出するセンスアンプ105
と、第一のビット線B1と書込回路104とセンスアン
プ105とに接続し、第一の出力信号Y1をゲート入力
とする第一のNチャネルトランジスタN1と、第二のビ
ット線B2と書込回路104とセンスアンプ105とに
接続し、第二の出力信号Y2をゲート入力とする第二の
NチャネルトランジスタN2と、第一乃至第四のメモリ
セルMC1乃至MC4のソースに接続するソース線S1
と、ソース線S1に接続する消去回路106と、から構
成されている。
【0004】ここで、電圧VPMとしては、本不揮発性
メモリの動作に応じて、1Vから10Vまでの間の電圧
が供給されるものとし、負電圧VNEGとしては、−3
Vが供給されるものとする。電圧VPWとしては、6V
の電圧が供給されるものとする。また、第一乃至第四の
メモリセルMC1乃至MC4の各々は、第一または第二
のワード線W1またはW2に接続するコントロールゲー
トと電荷を蓄積するためのフローティングゲートとの2
層ゲートを有する不揮発性メモリであるものとする。
【0005】図2は、不揮発性メモリにおけるメモリセ
ルのデータ消去及び過消去救済のためのソフトライト動
作における一般的な過程を示すフローチャートである。
以下、図2を参照して、図5に示した不揮発性メモリ1
00におけるメモリセルのデータ消去及び過消去救済の
ためのソフトライト動作について説明する。
【0006】まず、各メモリセルに記憶されているデー
タ消去の動作を行う(ステップ100)。
【0007】消去動作時における第一及び第二のワード
線W1及びW2の電位は0Vとする。Yデコーダ102
から出力される第一及び第二の出力信号Y1及びY2の
電位は0Vとし、第一及び第二のNチャネルトランジス
タN1及びN2をオフさせ、第一及び第二のビット線B
1及びB2はオープンとする。ソース線S1には、消去
回路106から10Vの電圧が供給される。
【0008】以上の条件の下で、各メモリセルのフロー
ティングゲートに蓄積された電荷を引き抜くことによ
り、第一乃至第四のメモリセルMC1乃至MC4のデー
タ消去が行われる。
【0009】次に、消去ベリファイを行う(ステップ1
10)。
【0010】消去ベリファイ時には、先ず、第一のメモ
リセルMC1を選択するように、第一のワード線W1に
は電圧VPMとしての3Vが、第二のワード線W2には
0Vの電圧がそれぞれ印加される。
【0011】第一の出力信号Y1はハイレベル、第二の
出力信号Y2はロウレベルとし、第一のNチャネルトラ
ンジスタN1はオン、第二のNチャネルトランジスタN
2はオフさせ、第一のビット線B1にセンスアンプ10
5から1Vの電圧を供給し、第二のビット線B2はオー
プンとする。
【0012】また、ソース線S1の電位は0Vとする。
【0013】ここで、第一のメモリセルMC1に流れる
電流をセンスアンプ105で検出する。電流が検出され
れば、第一のメモリセルMC1は消去されているものと
して(ステップ110のOK)、次のメモリセルMC2
乃至MC4の消去ベリファイを順次行う。
【0014】電流が検出されない場合には(ステップ1
10のNG)、消去動作を再度行う。
【0015】全てのメモリセルMC1乃至MC4の消去
が確認されると、次に、過消去ベリファイを行う(ステ
ップ120)。
【0016】過消去ベリファイ時には、先ず、第一のメ
モリセルMC1を選択するように、第一のワード線W1
には電圧VPMとしての1Vが、第二のワード線W2に
は0Vの電圧がそれぞれ印加される。
【0017】第一の出力信号Y1はハイレベル、第二の
出力信号Y2はロウレベルとし、第一のNチャネルトラ
ンジスタN1はオン、第二のNチャネルトランジスタN
2はオフさせ、第一のビット線B1にはセンスアンプ1
05から1Vの電圧を供給し、第二のビット線B2はオ
ープンとする。
【0018】また、ソース線S1は0Vとする。
【0019】ここで、第一のメモリセルMC1に流れる
電流をセンスアンプ105で検出する。電流が検出され
れば、第一のメモリセルMC1は過消去であるものとし
て(ステップ120のNG)、第一のメモリセルMC1
に対してソフトライトを行う(ステップ130)。
【0020】電流が検出されない場合には、次のメモリ
セルMC2乃至MC4の過消去ベリファイを順次行う。
過消去セルを検出した場合には、そのメモリセルに対し
てソフトライトを行う(ステップ130)。
【0021】例えば、第一のメモリセルMC1が過消去
である場合(例えば、第一のメモリセルMC1のしきい
値電圧VTMが−2Vである場合)には、第一のワード
線W1には電圧VPMとしての4Vを印加し、第二のワ
ード線W2には負電圧VNEGとしての−3Vを印加す
る。
【0022】第一の出力信号Y1はハイレベル、第二の
出力信号Y2はロウレベルとし、第一のビット線B1に
は書込回路104を介して電圧VPWとしての6Vを印
加し、第二のビット線B2はオープンとする。また、ソ
ース線S1の電位は0Vとする。
【0023】これにより、第一のメモリセルMC1はソ
フトライトされ、過消去ベリファイ(ステップ140)
において過消去状態でないと判定される(例えば、第一
のメモリセルMC1のしきい値電圧VTMが1Vである
場合)までソフトライトを繰り返す(ステップ140の
NG)。
【0024】過消去ベリファイが終了すると(ステップ
140のOK)、再度、消去ベリファイが行われる(ス
テップ150)。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】過消去ベリファイ(ス
テップ140)において過消去状態でないと判定される
までソフトライトを繰り返す場合、非選択状態である第
二のメモリセルMC2のコントロールゲートには−3
V、ドレインには6Vが印加されている。すなわち、第
二のメモリセルMC2のコントロールゲートとドレイン
間には高電界(9V)が印加されるため、ドレインディ
スターブ耐性が低い場合、コントロールゲートとドレイ
ン間の電界により、フローティングゲートに蓄積された
電荷量が変動し、第二のメモリセルMC2のしきい値電
圧VTMが変動する。
【0026】しきい値電圧VTMが高くなると追加消去
が必要になり、しきい値電圧VTMが低くなると過消去
となるため、ソフトライトが必要となる。
【0027】更に、過消去ベリファイにおいて、一度、
過消去ではないと判定されたメモリセルが、他のメモリ
セルのソフトライト時に電圧しきい値VTMが変動し、
過消去になると、もはや過消去救済は不可能となる。こ
れは、一旦、過消去ベリファイをパスすると、再度、同
一のメモリセルに対しては過消去ベリファイを行わない
ためである。
【0028】ドレインディスターブを弱めるためには、
非選択ワード線に印加する電圧を極力高くする必要があ
るが、非選択ワード線に接続されているメモリセルのV
TMがオンすると、配線抵抗等により電圧VPWおよび
ビット線の電圧降下が起きるため、選択されたメモリセ
ルのドレイン電圧が低くなり、ソフトライト時間が長く
なる。あるいは、場合によっては、ソフトライト自体が
不可能になる。
【0029】従って、非選択状態の全てのメモリセルが
オフするように、非選択ワード線には予め十分低い電
圧、すなわち、全てのメモリセルのしきい値電圧VTM
以下の電圧を印加しなければならず、結果として、ソフ
トライト時には、非選択のメモリセルのコントロールゲ
ートとドレイン間に常に高電界が印加される。
【0030】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたものであり、過消去救済を目的としたソフトライ
トを行う場合のメモリセルのドレインディスターブによ
るしきい値の変動を抑え、再消去または再ソフトライト
回数を削減し、ひいては、消去時間またはソフトライト
時間を短縮することができる不揮発性メモリを提供する
ことを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明に係る不揮発性メモリは、過消去救済を目的
としたソフトライトを行う場合の非選択ワード線に印加
される負電圧をドレインディスターブを最小限にするよ
うに最適化することにより、ソフトライト時のメモリセ
ルのドレインディスターブによるしきい値の変動を抑
え、再消去または再ソフトライト回数を削減し、ひいて
は、消去時間またはソフトライト時間を短縮する。
【0032】具体的には、本発明は、第一の態様とし
て、複数のメモリセルと、メモリセルの各々に接続され
ているワード線及びビット線と、選択されたメモリセル
に書込を行う書込回路と、書込回路に供給される電圧を
検出し、検出した電圧に応じた電圧検出信号を出力する
電圧検出回路と、第一及び第二の負電圧が供給され、電
圧検出信号に基づいて、第一及び第二の負電圧の一方を
選択し、選択した負電圧を非選択ワード線に供給する制
御回路と、を備える不揮発性メモリを提供する。
【0033】また、本発明は、第二の態様として、第一
乃至第四のメモリセルと、第二及び第三のメモリセルの
コントロールゲートに接続されている第一のワード線
と、第一及び第四のメモリセルのコントロールゲートに
接続されている第二のワード線と、第一の電圧と第一の
負電圧とが供給され、第一及び第二のワード線に接続さ
れている第一のデコーダと、第一及び第二のドレインに
接続する第一のビット線と、第三及び第四のドレインに
接続する第二のビット線と、第一及び第二の出力信号を
出力する第二のデコーダと、第三の電圧を供給する電圧
供給回路と、電圧供給回路から第三の電圧を供給される
書込回路と、第一のビット線と書込回路とに接続され、
第二のデコーダからの第一の出力信号をゲート入力とす
る第一のトランジスタと、第二のビット線と書込回路と
に接続され、第二のデコーダからの第二の出力信号をゲ
ート入力とする第二のトランジスタと、第一乃至第四の
メモリセルの各ソースに接続されているソース線と、ソ
ース線に接続され、第一乃至第四のメモリセルの内容の
消去を行う消去回路と、第三の電圧を検出し、検出した
第三の電圧に応じた電圧検出信号を出力する電圧検出回
路と、第二及び第三の負電圧が供給され、電圧検出信号
に基づいて、第二及び第三の負電圧の一方を選択し、選
択した負電圧を第一の負電圧として第一のデコーダに供
給する負電圧制御回路と、を備える不揮発性メモリを提
供する。
【0034】例えば、負電圧制御回路は、電圧検出回路
において検出された第三の電圧がしきい値以上である場
合には、第二の負電圧を第一のデコーダに供給し、第三
の電圧がしきい値未満である場合には、第三の負電圧を
第一のデコーダに供給するものとして構成することがで
きる。
【0035】あるいは、負電圧制御回路は、選択されて
いないメモリセルのしきい値電圧が第二の負電圧よりも
高い場合には、第一のデコーダを介して第二の負電圧を
選択されていないワード線に印加し、選択されていない
メモリセルのしきい値電圧が第二の負電圧よりも低い場
合には、第一のデコーダを介して第三の負電圧を選択さ
れていないワード線に印加するものとして構成すること
ができる。
【0036】本発明は、第三の態様として、第一乃至第
四のメモリセルと、第二及び第三のメモリセルのコント
ロールゲートに接続されている第一のワード線と、第一
及び第四のメモリセルのコントロールゲートに接続され
ている第二のワード線と、第一の電圧と第一の負電圧と
が供給され、第一及び第二のワード線に接続されている
第一のデコーダと、第一及び第二のドレインに接続する
第一のビット線と、第三及び第四のドレインに接続する
第二のビット線と、第一及び第二の出力信号を出力する
第二のデコーダと、第三の電圧を供給する電圧供給回路
と、電圧供給回路から第三の電圧を供給される書込回路
と、第一のビット線と書込回路とに接続され、第二のデ
コーダからの第一の出力信号をゲート入力とする第一の
トランジスタと、第二のビット線と書込回路とに接続さ
れ、第二のデコーダからの第二の出力信号をゲート入力
とする第二のトランジスタと、第一乃至第四のメモリセ
ルの各ソースに接続されているソース線と、ソース線に
接続され、第一乃至第四のメモリセルの内容の消去を行
う消去回路と、第一のビット線に接続され、第二のデコ
ーダからの第一の出力信号をゲート入力とする第三のト
ランジスタと、第二のビット線に接続され、第二のデコ
ーダからの第二の出力信号をゲート入力とする第四のト
ランジスタと、第三及び第四のトランジスタに接続され
ている信号線と、信号線における電圧を検出し、その電
圧に応じた電圧検出信号を出力する電圧検出回路と、第
二及び第三の負電圧が供給され、電圧検出信号に基づい
て、第二及び第三の負電圧の一方を選択し、選択した負
電圧を第一の負電圧として第一のデコーダに供給する負
電圧制御回路と、を備える不揮発性メモリを提供する。
【0037】さらに、本発明は、第四の態様として、第
一乃至第四のメモリセルと、第二及び第三のメモリセル
のコントロールゲートに接続されている第一のワード線
と、第一及び第四のメモリセルのコントロールゲートに
接続されている第二のワード線と、第一の電圧と第一の
負電圧とが供給され、第一及び第二のワード線に接続さ
れている第一のデコーダと、第一及び第二のドレインに
接続する第一のビット線と、第三及び第四のドレインに
接続する第二のビット線と、第一及び第二の出力信号を
出力する第二のデコーダと、第三の電圧を供給する電圧
供給回路と、電圧供給回路から第三の電圧を供給される
書込回路と、第一のビット線と書込回路とに接続され、
第二のデコーダからの第一の出力信号をゲート入力とす
る第一のトランジスタと、第二のビット線と書込回路と
に接続され、第二のデコーダからの第二の出力信号をゲ
ート入力とする第二のトランジスタと、第一乃至第四の
メモリセルの各ソースに接続されているソース線と、ソ
ース線に接続され、第一乃至第四のメモリセルの内容の
消去を行う消去回路と、第三の電圧を検出し、検出した
第三の電圧に応じた第一及び第二の電圧検出信号を出力
する電圧検出回路と、第二の負電圧と接地電圧との間に
直列に接続された第一、第二及び第三の抵抗素子と、第
二及び第三の抵抗素子の接続点と第一のデコーダとに接
続され、第一の電圧検出信号をゲート入力とする第三の
トランジスタと、第一及び第二の抵抗素子の接続点と第
一のデコーダとに接続され、第二の電圧検出信号をゲー
ト入力とする第四のトランジスタと、を備える不揮発性
メモリを提供する。
【0038】第一及び第二の電圧検出信号は、例えば、
第三の電圧がしきい値電圧以上である場合には、それぞ
れハイレベル及びローレベルを出力し、第三の電圧がし
きい値電圧未満である場合には、それぞれローレベル及
びハイレベルを出力するものとして構成することができ
る。
【0039】第一、第二、第三及び第四のトランジスタ
としては、Nチャネルトランジスタを用いることができ
る。
【0040】以下、上述の第二の態様に係る不揮発性メ
モリについて、図1を参照して、動作を説明する。
【0041】図1に示すように、本不揮発性メモリに
は、書込回路に供給される電圧VPWを検出する電圧検
出回路と、負電源からの負電圧VNEG1及びVNEG
2を入力とし、Xデコーダに負電圧VNEGを出力する
VNEG制御回路とが設けられている。
【0042】ここで、負電圧VNEG1としては−1
V、負電圧VNEG2としては−3Vが供給され、Xデ
コーダに供給される電圧VPMとしては4V、電圧VP
Wとしては6Vが供給されるものとする。
【0043】第一のメモリセルMC1をソフトライトす
る場合、先ず、第一のメモリセルMC1が接続されてい
る第一のワード線W1が選択され、第一のワード線W1
には4Vが供給され、非選択の第二のワード線W2には
負電圧VNEG1としての−1Vが供給される。ビット
線B1には書込回路から電圧VPWとしての6Vが供給
される。
【0044】ここで、第二のメモリセルMC2の閾値
(VTM)が−1Vより低い場合(例えば、−2V)、
第二のメモリセルMC2がオンし、電圧VPWはその電
流分だけ電圧降下する(例えば、5V)。第二のメモリ
セルMC2のVTMが−1Vより高い場合(例えば、0
V)、第二のメモリセルMC2はオフするため、電圧V
PWの電圧降下は小さい(例えば、5.5V)。
【0045】電圧検出回路はこの電圧VPWの電圧降下
分を検出する。VNEG制御回路は、電圧VPW(例え
ば、5V)が所期値以下である場合には、負電圧VNE
Gとして負電圧VNEG2の−3Vを第一のデコーダと
してのXデコーダに供給し、電圧VPW(例えば、5.
5V)が所期値以上である場合には、負電圧VNEGと
して負電圧VNEG1の−1VをXデコーダに供給し、
ソフトライトを行う。
【0046】このように、本発明に係る不揮発性メモリ
においては、非選択ワード線に印加する電圧を必要以上
に下げることなく、ソフトライトが行われる。このた
め、ソフトライト時のドレインディスターブを最小限に
することができるため、非選択セルのドレインディスタ
ーブによるVTMの変動を抑え、再消去または再ソフト
ライト回数を削減し、消去時間またはソフトライト時間
を短縮することができる。
【0047】
【発明の実施の形態】本発明に係る不揮発性メモリの第
1の実施形態を図1に示す。
【0048】本実施形態に係る不揮発性メモリ10は、
第一乃至第四のメモリセルMC1乃至MC4と、第一及
び第三のメモリセルMC1及びMC3のコントロールゲ
ートに接続する第一のワード線W1と、第二及び第四の
メモリセルMC2及びMC4のコントロールゲートに接
続する第二のワード線W2と、電圧VPMを供給する電
源と負電圧VNEGを供給する負電源と第一及び第二の
ワード線W1及びW2に接続するXデコーダ11と、第
一及び第二のメモリセルMC1及びMC2のドレインに
接続する第一のビット線B1と、第三及び第四のメモリ
セルMC3及びMC4のドレインに接続する第二のビッ
ト線B2と、第一及び第二の出力信号Y1及びY2を出
力するYデコーダ12と、電圧VPWを供給するVPW
供給回路13と、VPW供給回路13から電圧VPWを
供給される書込回路14と、各メモリセルMC1乃至M
C4に流れる電流を検出するセンスアンプ15と、第一
のビット線B1と書込回路14とセンスアンプ15とに
接続し、第一の出力信号Y1をゲート入力とする第一の
NチャネルトランジスタN1と、第二のビット線B2と
書込回路14とセンスアンプ15とに接続し、第二の出
力信号Y2をゲート入力とする第二のNチャネルトラン
ジスタN2と、第一乃至第四のメモリセルMC1乃至M
C4のソースに接続するソース線S1と、ソース線S1
に接続する消去回路16と、電圧VPWを検出し、検出
した電圧VPWに応じた電圧検出信号PWLVを出力す
るVPW電圧検出回路17と、第二及び第三の負電圧と
してのVNEG1及びVNEG2が供給され、電圧検出
信号PWLVに基づいて、負電圧VNEG1及びVNE
G2の一方を選択し、選択した負電圧VNEG1または
VNEG2を負電圧VNEGとしてXデコーダ11に供
給するVNEG制御回路18と、から構成されている。
【0049】ここで、電圧VPMとしては、本不揮発性
メモリ10の動作に応じて、1Vから10Vまでの電圧
が供給されるものとし、負電圧VNEG1及びVNEG
2としては各々−1V及び−3Vが供給されるものとす
る。
【0050】また、電圧VPWとしては6Vの電圧が供
給されるものとする。
【0051】また、第一乃至第四のメモリセルMC1乃
至MC4は、第一または第二のワード線W1、W2に接
続するコントロールゲートおよび電荷を蓄積するための
フローティングゲートを有する2層ゲートの不揮発性メ
モリであるものとする。
【0052】次に、本実施形態に係る不揮発性メモリセ
ル10の消去および過消去救済のためのソフトライト動
作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
【0053】まず、各メモリセルにおいて記憶されてい
るデータの消去動作(ステップ100)を行う。
【0054】消去動作時においては、第一及び第二のワ
ード線W1及びW2の電位は0Vとする。第一及び第二
の出力信号Y1及びY2は0Vとし、第一及び第二のN
チャネルトランジスタN1及びN2をオフさせ、第一及
び第二のビット線B1及びB2はオープンとする。ソー
ス線S1には、消去回路16から10Vの電圧を供給す
る。これにより、各メモリセルのフローティングゲート
に蓄積された電荷が引き抜かれ、第一乃至第四のメモリ
セルMC1乃至MC4の消去が行われる。
【0055】次に、消去ベリファイを行う(ステップ1
10)。
【0056】消去ベリファイ時には、先ず、第一のメモ
リセルMC1を選択するように、第一のワード線W1に
は電圧VPMとしての3Vが、第二のワード線W2には
0Vの電圧がそれぞれ印加される。
【0057】第一の出力信号Y1はハイレベル、第二の
出力信号Y2はロウレベルとし、第一のNチャネルトラ
ンジスタN1はオン、第二のNチャネルトランジスタN
2はオフさせ、第一のビット線B1にセンスアンプ15
から1Vの電圧を供給し、第二のビット線B2はオープ
ンとする。
【0058】また、ソース線S1の電位は0Vとする。
【0059】ここで、第一のメモリセルMC1に流れる
電流をセンスアンプ15で検出する。電流が検出されれ
ば、第一のメモリセルMC1のデータは消去されている
ものとして(ステップ110のOK)、次のメモリセル
MC2乃至MC4の消去ベリファイを順次行う。
【0060】電流が検出されない場合には(ステップ1
10のNG)、消去動作を再度行う。
【0061】全てのメモリセルMC1乃至MC4のデー
タ消去が確認されると、次に、過消去ベリファイを行う
(ステップ120)。
【0062】過消去ベリファイ時には、先ず、第一のメ
モリセルMC1を選択するように、第一のワード線W1
には電圧VPMとしての1Vが、第二のワード線W2に
は0Vの電圧がそれぞれ印加される。
【0063】第一の出力信号Y1はハイレベル、第二の
出力信号Y2はロウレベルとし、第一のNチャネルトラ
ンジスタN1はオン、第二のNチャネルトランジスタN
2はオフさせ、第一のビット線B1にはセンスアンプ1
5から1Vの電圧を供給し、第二のビット線B2はオー
プンとする。
【0064】また、ソース線S1は0Vとする。
【0065】ここで、第一のメモリセルMC1に流れる
電流をセンスアンプ15で検出する。電流が検出されれ
ば、第一のメモリセルMC1は過消去であるものとして
(ステップ120のNG)、第一のメモリセルMC1に
対してソフトライトを行う(ステップ130)。
【0066】電流が検出されない場合には、次のメモリ
セルMC2乃至MC4の過消去ベリファイを順次行う。
過消去セルを検出した場合には、そのメモリセルに対し
てソフトライトを行う(ステップ130)。
【0067】例えば、第一のメモリセルMC1が過消去
である場合(例えば、第一のメモリセルMC1のしきい
値電圧VTMが−2Vである場合)には、第一のワード
線W1には電圧VPMとしての4Vを印加し、第二のワ
ード線W2には、VNEG制御回路18を介して、負電
圧VNEGとして負電圧VNEG1の−1Vを印加す
る。
【0068】第一の出力信号Y1はハイレベル、第二の
出力信号Y2はロウレベルとし、第一のビット線B1に
は書込回路14を介して電圧VPWとしての6Vを印加
し、第二のビット線B2はオープンとする。また、ソー
ス線S1の電位は0Vとする。
【0069】これにより、第一のメモリセルMC1のソ
フトライト(ステップ130)を行い、過消去ベリファ
イ(ステップ140)において過消去状態でないと判定
される(例えば、第一のメモリセルMC1のしきい値電
圧VTMが1Vである場合)までソフトライトを繰り返
す(ステップ140のNG)。
【0070】ここで、非選択状態である第二のメモリセ
ルMC2におけるコントロールゲートの電圧は−1Vで
あるため、コントロールゲートとドレインとの間の電界
は、従来のように−3Vの電圧を一律に印加する場合に
比べ、低く設定される。
【0071】また、非選択である第二のメモリセルMC
2のしきい値VTMが−1Vより低いために、第二のワ
ード線W2の電位が−1Vではオンしてしまい、電圧V
PWが電圧降下する場合は、VNEG制御回路17を介
して、負電圧VNEGとして負電圧VNEG2の−3V
を供給し、ソフトライトを継続する。
【0072】このように、非選択のメモリセルのしきい
値VTMが負電圧VNEG1より高い場合は、負電圧V
NEG1の電圧である−1Vが、非選択のメモリセルの
しきい値VTMが負電圧VNEG1より低い場合は、負
電圧VNEG2の電圧である−3Vが選択的に非選択の
ワード線に印加される。これにより、一律に−3Vの電
圧を印加する場合に比べ、コントロールゲートとドレイ
ンとの間に高電界が発生する期間を少なくすることがで
きる。
【0073】過消去ベリファイが終了すると(ステップ
140のOK)、再度、消去ベリファイが行われる(ス
テップ150)。
【0074】以上のように、本実施形態に係る不揮発性
メモリにおいては、過消去救済を目的としたソフトライ
トを行う場合の非選択ワード線に印加される負電圧を、
非選択のメモリセルのしきい値電圧VTMに応じて切り
換える。これにより、ドレインディスターブを最小限と
し、ソフトライト時における非選択メモリセルのドレイ
ンディスターブによるしきい値電圧VTMの変動を抑
え、再消去もしくは再ソフトライト回数を削減し、消去
時間もしくはソフトライト時間を短縮することができ
る。
【0075】本発明に係る不揮発性メモリの第2の実施
形態を図3に示す。
【0076】本実施形態に係る不揮発性メモリ20は、
第一乃至第四のメモリセルMC1乃至MC4と、第一及
び第三のメモリセルMC1及びMC3のコントロールゲ
ートに接続する第一のワード線W1と、第二及び第四の
メモリセルMC2及びMC4のコントロールゲートに接
続する第二のワード線W2と、電圧VPMを供給する電
源と負電圧VNEGを供給する負電源と第一及び第二の
ワード線W1及びW2に接続するXデコーダ11と、第
一及び第二のメモリセルMC1及びMC2のドレインに
接続する第一のビット線B1と、第三及び第四のメモリ
セルMC3及びMC4のドレインに接続する第二のビッ
ト線B2と、第一及び第二の出力信号Y1及びY2を出
力するYデコーダ12と、電圧VPWを供給するVPW
供給回路13と、VPW供給回路13から電圧VPWを
供給される書込回路14と、各メモリセルMC1乃至M
C4に流れる電流を検出するセンスアンプ15と、第一
のビット線B1と書込回路14とセンスアンプ15とに
接続し、第一の出力信号Y1をゲート入力とする第一の
NチャネルトランジスタN1と、第二のビット線B2と
書込回路14とセンスアンプ15とに接続し、第二の出
力信号Y2をゲート入力とする第二のNチャネルトラン
ジスタN2と、第一乃至第四のメモリセルMC1乃至M
C4のソースに接続するソース線S1と、ソース線S1
に接続する消去回路16と、第一のビット線B1に接続
され、Yデコーダ12からの第一の出力信号Y1をゲー
ト入力とする第三のトランジスタN3と、第二のビット
線B2に接続され、Yデコーダ12からの第二の出力信
号Y2をゲート入力とする第四のトランジスタN4と、
第三及び第四のトランジスタN3及びN4に接続されて
いる信号線VBITと、信号線VBITにおける電圧を
検出し、その電圧に応じた電圧検出信号PWLVを出力
するビット電圧検出回路21と、第二及び第三の負電圧
としてのVNEG1及びVNEG2が供給され、電圧検
出信号PWLVに基づいて、負電圧VNEG1及びVN
EG2の一方を選択し、選択した負電圧VNEG1また
はVNEG2を負電圧VNEGとしてXデコーダ11に
供給するVNEG制御回路18と、から構成されてい
る。
【0077】なお、図3において、図1に示した第1の
実施形態と同一または均等の構成要素には図1と同一の
符号が付されている。
【0078】本実施形態に係る不揮発性メモリ20は、
第1の実施形態に係る不揮発性メモリ10と比較して、
第三のNチャネルトランジスタN3と第四のNチャネル
トランジスタN4と信号線VBITとをさらに備えてお
り、また、VPW電圧検出回路18に代えてビット電圧
検出回路21を備えている。
【0079】次に、本実施形態に係る不揮発性メモリ2
0の動作について説明する。
【0080】本実施形態に係る不揮発性メモリセル20
の消去および過消去救済のためのソフトライト動作は、
以下の点を除いて、第1の実施形態に係る不揮発性メモ
リ10と同一である。
【0081】本実施形態においては、ソフトライト時に
おいて、選択された第一のビット線B1に接続されてい
る第三のNチャネルトランジスタN3または第二のビッ
ト線B2に接続されている第四のNチャネルトランジス
タN4をオンさせ、第一または第二のビット線B1また
はB2の電圧を信号線VBITに供給する。
【0082】例えば、第一のメモリセルMC1をソフト
ライトする場合、Yデコーダ12からの第一の出力信号
Y1はハイレベル、第二の出力信号Y2はロウレベルと
なるため、第三のNチャネルトランジスタN3はオン、
第四のNチャネルトランジスタN4はオフとなり、第一
のビット線B1に供給される電圧が信号線VBITに供
給される。
【0083】ビット電圧検出回路21は、この信号線V
BITの電位を検出し、Xデコーダ11に供給する負電
圧VNEGを第二及び第三の負電圧VNEG1及びVN
EG2の何れかに切り換えることにより、非選択ワード
線に印加される負電圧値を最適化する。
【0084】本実施形態に係る不揮発性メモリ20によ
っても第一の実施形態に係る不揮発性メモリ10と同一
の効果を得ることができる。
【0085】本発明に係る不揮発性メモリの第3の実施
形態を図4に示す。
【0086】本実施形態に係る不揮発性メモリ30は、
第一乃至第四のメモリセルMC1乃至MC4と、第一及
び第三のメモリセルMC1及びMC3のコントロールゲ
ートに接続する第一のワード線W1と、第二及び第四の
メモリセルMC2及びMC4のコントロールゲートに接
続する第二のワード線W2と、電圧VPMを供給する電
源と負電圧VNEGを供給する負電源と第一及び第二の
ワード線W1及びW2に接続するXデコーダ11と、第
一及び第二のメモリセルMC1及びMC2のドレインに
接続する第一のビット線B1と、第三及び第四のメモリ
セルMC3及びMC4のドレインに接続する第二のビッ
ト線B2と、第一及び第二の出力信号Y1及びY2を出
力するYデコーダ12と、電圧VPWを供給するVPW
供給回路13と、VPW供給回路13から電圧VPWを
供給される書込回路14と、各メモリセルMC1乃至M
C4に流れる電流を検出するセンスアンプ15と、第一
のビット線B1と書込回路14とセンスアンプ15とに
接続し、第一の出力信号Y1をゲート入力とする第一の
NチャネルトランジスタN1と、第二のビット線B2と
書込回路14とセンスアンプ15とに接続し、第二の出
力信号Y2をゲート入力とする第二のNチャネルトラン
ジスタN2と、第一乃至第四のメモリセルMC1乃至M
C4のソースに接続するソース線S1と、ソース線S1
に接続する消去回路16と、電圧VPWを検出し、検出
した電圧VPWに応じた第一及び第二の電圧検出信号P
WLV1及びPWLV2を出力するVPW電圧検出回路
31と、第二の負電圧VNEG0と接地電圧GNDとの
間に直列に接続された第一、第二及び第三の抵抗素子R
1、R2及びR3と、第二及び第三の抵抗素子R2及び
R3の接続点VBとXデコーダ11とに接続され、第一
の電圧検出信号PWLV1をゲート入力とする第三のト
ランジスタN5と、第一及び第二の抵抗素子R1及びR
2の接続点VAとXデコーダ11とに接続され、第二の
電圧検出信号PWLV2をゲート入力とする第四のトラ
ンジスタN6と、から構成されている。
【0087】なお、図4において、図1に示した第1の
実施形態と同一または均等の構成要素には図1と同一の
符号が付されている。
【0088】本実施形態に係る不揮発性メモリ30にお
いては、第1の実施形態に係る不揮発性メモリ10と比
較して、電圧検出信号PWLVを発信するVPW電圧検
出回路17に代えて、第一及び第二の電圧検出信号PW
LV1及びPWLV2を発信するVPW電圧検出回路3
1を備えており、また、VNEG制御回路18に代え
て、第一乃至第三の抵抗素子R1乃至R3と第三のトラ
ンジスタN5と第四のトランジスタN6とを備えてい
る。
【0089】次に、本実施形態に係る不揮発性メモリ3
0の動作について説明する。
【0090】本実施形態に係る不揮発性メモリセル30
の消去および過消去救済のためのソフトライト動作は、
以下の点を除いて、第1の実施形態に係る不揮発性メモ
リ10と同一である。
【0091】第二の負電源VNEG0としては−5Vが
供給されているものとし、第一乃至第三の抵抗素子R1
乃至R3の抵抗値は、接続点VA及びVBの電位が各々
−3V及び−1Vになるように、設定されているものと
する。
【0092】また、第一及び第二の電圧検出信号PWL
V1及びPWLV2は、ソフトライト時の初期および電
圧VPWが5.5V以上の場合にはそれぞれハイレベル
及びロウレベルを出力し、電圧VPWが5.5V未満の
場合にはそれぞれロウレベル及びハイレベルを出力する
ものとする。
【0093】本実施形態に係る不揮発性メモリ30にお
いては、ソフトライト時に、先ず、第一及び第二の電圧
検出信号PWLV1及びPWLV2をそれぞれハイレベ
ル及びロウレベルとし、第三及び第四のNチャネルトラ
ンジスタN5及びN6をそれぞれオン、オフさせる。
【0094】これにより、Xデコーダ11には、負電圧
VNEGとして、接点VBの電圧である−1Vが供給さ
れる。この負電圧VNEGとしての−1Vが非選択ワー
ド線に印加されるが、この場合、電圧VPWが5.5V
未満であれば、VPW電圧検出回路31は第一及び第二
の電圧検出信号PWLV1及びPWLV2をそれぞれロ
ウレベル、ハイレベルに切り換え、第三及び第四のNチ
ャネルトランジスタN5、N6をそれぞれオフ、オンさ
せる。この結果、負電圧VNEGとして接点VAの電圧
である−3VがXデコーダ11に供給される。
【0095】本実施形態に係る不揮発性メモリ30によ
っても第一の実施形態に係る不揮発性メモリ10と同一
の効果を得ることができる。
【0096】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る不揮発性メ
モリによれば、過消去救済を目的としたソフトライトを
行う場合、非選択ワード線に印加される負電圧は非選択
のメモリセルのしきい値電圧に応じて切り換えられる。
これにより、ドレインディスターブを最小限とし、ソフ
トライト時における非選択メモリセルのドレインディス
ターブによるしきい値電圧の変動を抑え、再消去または
再ソフトライト回数を削減し、消去時間またはソフトラ
イト時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る不揮発性メモリ
のブロック図である。
【図2】不揮発性メモリの動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】本発明の第二の実施形態に係る不揮発性メモリ
のブロック図である。
【図4】本発明の第三の実施形態に係る不揮発性メモリ
のブロック図である。
【図5】従来の不揮発性メモリのブロック図である。
【符号の説明】
10 第一の実施形態に係る不揮発性メモリ 11 Xデコーダ 12 Yデコーダ 13 VPW供給回路 14 書込回路 15 センスアンプ 16 消去回路 17 VPW電圧検出回路 18 VNEG制御回路 21 ビット電圧検出回路 31 VPW電圧検出回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリセルと、 前記メモリセルの各々に接続されているワード線及びビ
    ット線と、 選択されたメモリセルに書込を行う書込回路と、 前記書込回路に供給される電圧を検出し、検出した電圧
    に応じた電圧検出信号を出力する電圧検出回路と、 第一及び第二の負電圧が供給され、前記電圧検出信号に
    基づいて、前記第一及び第二の負電圧の一方を選択し、
    選択した負電圧を非選択ワード線に供給する制御回路
    と、 を備える不揮発性メモリ。
  2. 【請求項2】 第一乃至第四のメモリセルと、 前記第二及び第三のメモリセルのコントロールゲートに
    接続されている第一のワード線と、 前記第一及び第四のメモリセルのコントロールゲートに
    接続されている第二のワード線と、 第一の電圧と第一の負電圧とが供給され、前記第一及び
    第二のワード線に接続されている第一のデコーダと、 前記第一及び第二のドレインに接続する第一のビット線
    と、 前記第三及び第四のドレインに接続する第二のビット線
    と、 第一及び第二の出力信号を出力する第二のデコーダと、 第三の電圧を供給する電圧供給回路と、 前記電圧供給回路から前記第三の電圧を供給される書込
    回路と、 前記第一のビット線と前記書込回路とに接続され、前記
    第二のデコーダからの前記第一の出力信号をゲート入力
    とする第一のトランジスタと、 前記第二のビット線と前記書込回路とに接続され、前記
    第二のデコーダからの前記第二の出力信号をゲート入力
    とする第二のトランジスタと、 前記第一乃至第四のメモリセルの各ソースに接続されて
    いるソース線と、 前記ソース線に接続され、前記第一乃至第四のメモリセ
    ルの内容の消去を行う消去回路と、 前記第三の電圧を検出し、検出した第三の電圧に応じた
    電圧検出信号を出力する電圧検出回路と、 第二及び第三の負電圧が供給され、前記電圧検出信号に
    基づいて、前記第二及び第三の負電圧の一方を選択し、
    選択した負電圧を前記第一の負電圧として前記第一のデ
    コーダに供給する負電圧制御回路と、 を備える不揮発性メモリ。
  3. 【請求項3】 前記負電圧制御回路は、前記電圧検出回
    路において検出された前記第三の電圧がしきい値以上で
    ある場合には、前記第二の負電圧を前記第一のデコーダ
    に供給し、前記第三の電圧が前記しきい値未満である場
    合には、前記第三の負電圧を前記第一のデコーダに供給
    するものであることを特徴とする請求項2に記載の不揮
    発性メモリ。
  4. 【請求項4】 前記負電圧制御回路は、選択されていな
    いメモリセルのしきい値電圧が前記第二の負電圧よりも
    高い場合には、前記第一のデコーダを介して前記第二の
    負電圧を選択されていないワード線に印加し、選択され
    ていないメモリセルのしきい値電圧が前記第二の負電圧
    よりも低い場合には、前記第一のデコーダを介して前記
    第三の負電圧を選択されていないワード線に印加するも
    のであることを特徴とする請求項2に記載の不揮発性メ
    モリ。
  5. 【請求項5】 第一乃至第四のメモリセルと、 前記第二及び第三のメモリセルのコントロールゲートに
    接続されている第一のワード線と、 前記第一及び第四のメモリセルのコントロールゲートに
    接続されている第二のワード線と、 第一の電圧と第一の負電圧とが供給され、前記第一及び
    第二のワード線に接続されている第一のデコーダと、 前記第一及び第二のドレインに接続する第一のビット線
    と、 前記第三及び第四のドレインに接続する第二のビット線
    と、 第一及び第二の出力信号を出力する第二のデコーダと、 第三の電圧を供給する電圧供給回路と、 前記電圧供給回路から前記第三の電圧を供給される書込
    回路と、 前記第一のビット線と前記書込回路とに接続され、前記
    第二のデコーダからの前記第一の出力信号をゲート入力
    とする第一のトランジスタと、 前記第二のビット線と前記書込回路とに接続され、前記
    第二のデコーダからの前記第二の出力信号をゲート入力
    とする第二のトランジスタと、 前記第一乃至第四のメモリセルの各ソースに接続されて
    いるソース線と、 前記ソース線に接続され、前記第一乃至第四のメモリセ
    ルの内容の消去を行う消去回路と、 前記第一のビット線に接続され、前記第二のデコーダか
    らの前記第一の出力信号をゲート入力とする第三のトラ
    ンジスタと、 前記第二のビット線に接続され、前記第二のデコーダか
    らの前記第二の出力信号をゲート入力とする第四のトラ
    ンジスタと、 前記第三及び第四のトランジスタに接続されている信号
    線と、 前記信号線における電圧を検出し、その電圧に応じた電
    圧検出信号を出力する電圧検出回路と、 第二及び第三の負電圧が供給され、前記電圧検出信号に
    基づいて、前記第二及び第三の負電圧の一方を選択し、
    選択した負電圧を前記第一の負電圧として前記第一のデ
    コーダに供給する負電圧制御回路と、 を備える不揮発性メモリ。
  6. 【請求項6】 第一乃至第四のメモリセルと、 前記第二及び第三のメモリセルのコントロールゲートに
    接続されている第一のワード線と、 前記第一及び第四のメモリセルのコントロールゲートに
    接続されている第二のワード線と、 第一の電圧と第一の負電圧とが供給され、前記第一及び
    第二のワード線に接続されている第一のデコーダと、 前記第一及び第二のドレインに接続する第一のビット線
    と、 前記第三及び第四のドレインに接続する第二のビット線
    と、 第一及び第二の出力信号を出力する第二のデコーダと、 第三の電圧を供給する電圧供給回路と、 前記電圧供給回路から前記第三の電圧を供給される書込
    回路と、 前記第一のビット線と前記書込回路とに接続され、前記
    第二のデコーダからの前記第一の出力信号をゲート入力
    とする第一のトランジスタと、 前記第二のビット線と前記書込回路とに接続され、前記
    第二のデコーダからの前記第二の出力信号をゲート入力
    とする第二のトランジスタと、 前記第一乃至第四のメモリセルの各ソースに接続されて
    いるソース線と、 前記ソース線に接続され、前記第一乃至第四のメモリセ
    ルの内容の消去を行う消去回路と、 前記第三の電圧を検出し、検出した第三の電圧に応じた
    第一及び第二の電圧検出信号を出力する電圧検出回路
    と、 第二の負電圧と接地電圧との間に直列に接続された第
    一、第二及び第三の抵抗素子と、 前記第二及び第三の抵抗素子の接続点と前記第一のデコ
    ーダとに接続され、前記第一の電圧検出信号をゲート入
    力とする第三のトランジスタと、 前記第一及び第二の抵抗素子の接続点と前記第一のデコ
    ーダとに接続され、前記第二の電圧検出信号をゲート入
    力とする第四のトランジスタと、 を備える不揮発性メモリ。
  7. 【請求項7】 前記第一及び第二の電圧検出信号は、前
    記第三の電圧がしきい値電圧以上である場合には、それ
    ぞれハイレベル及びローレベルを出力し、前記第三の電
    圧がしきい値電圧未満である場合には、それぞれローレ
    ベル及びハイレベルを出力するものであることを特徴と
    する請求項6に記載の不揮発性メモリ。
  8. 【請求項8】 前記第一及び第二のトランジスタはNチ
    ャネルトランジスタであることを特徴とする請求項2乃
    至7の何れか一項に記載の不揮発性メモリ。
  9. 【請求項9】 前記第三及び第四のトランジスタはNチ
    ャネルトランジスタであることを特徴とする請求項5乃
    至7の何れか一項に記載の不揮発性メモリ。
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