JP2002245787A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2002245787A
JP2002245787A JP2001037756A JP2001037756A JP2002245787A JP 2002245787 A JP2002245787 A JP 2002245787A JP 2001037756 A JP2001037756 A JP 2001037756A JP 2001037756 A JP2001037756 A JP 2001037756A JP 2002245787 A JP2002245787 A JP 2002245787A
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Yasuaki Yamagishi
康朗 山岸
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高電圧発生回路における消費電力を低減する。 【解決手段】レジスタAに書換え禁止機能を持たせた場
合で、アドレス比較器44において、外部からの入力ア
ドレスと、レジスタDからの書換え禁止アドレスとが一
致した場合であって、書換え回数比較器43において、
レジスタBからの実際の書換え回数値と、レジスタCか
らの最大書換え制限回数値とが一致またはそれを超えた
場合に、書換え電圧発生回路3による書換え電圧発生動
作を停止する。また、データの書き込み動作の実行中を
示す内部信号iWRと、データの消去動作の実行中を示
す内部信号iERとが共にアクティブではない場合
(「L」レベル)、書換え電圧発生回路3による書換え
電圧発生動作を停止するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
関し、特に書換え可能な不揮発性半導体記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、単一動作電源だけでデータ書換え
可能な不揮発性半導体記憶装置が製造されている。この
ような不揮発性半導体記憶装置には、データの書換え動
作に必要な電圧を生成する書換え電圧発生回路が内蔵さ
れていることが多い。また、データの書換えが可能な不
揮発性半導体記憶装置には、誤った使用による書込みを
防止するためや、悪意を持ったユーザによる不正なデー
タ書込みを防止するためなど、セキュリティ保護のため
に、一部のメモリセルヘのデータの書換えを禁止するよ
うな機能を有するものもある。
【0003】このようなデータ書換え用の高電圧を発生
する機能と、データの書換えを禁止する機能とを有する
不揮発性半導体記憶装置(EEPROM;Electrically
Erasable and Programable ROM)として、特開平4−
102980号公報「EEPROM内臓のマイクロコン
ピュータ」に示す技術が提案されている。
【0004】この特開平4−102980号公報「EE
PROM内臓のマイクロコンピュータ」に記載されたE
EPROMとその制御回路を図3に示す。図3におい
て、EEPROM100は、EEPROMセルアレイ1
01と、アドレスデコーダ102と、入出力バッファ1
03とで構成されている。
【0005】その制御回路110は、アドレスバス11
1、データバス112、セレクト信号線113、リード
信号線114およびライト信号線115を通して、EE
PROM100全体のメモリ制御を行っている。制御回
路110からセレクト信号線113に出力されるセレク
ト信号はEEPROMセルアレイ101に対してアクセ
スするときにアクティブになる信号であり、制御回路1
10からリード信号線114に出力されるリード信号は
データの読出し時にアクティブになる信号であり、制御
回路110からライト信号線115に出力されるライト
信号はデータの書込み時にアクティブになる信号であ
る。
【0006】書込みアドレスラッチ116は書込み時の
アドレスをラッチし、読出しアドレスラッチ117は読
み出し時のアドレスをラッチし、これらの書込みアドレ
スラッチ116および読出しアドレスラッチ117はア
クセスすべきアドレスをアドレスデコーダ102に供給
するものである。
【0007】制御レジスタ118は、アドレスバス11
1、データバス112およびライト信号線115が接続
された制御回路110から、それらを通してデータを書
き込み可能とするレジスタであり、制御回路110から
の情報によりEEPROMセルアレイ101へのデータ
書込みの許可/禁止制御を行うものである。
【0008】書換え電圧発生回路としての高電圧発生回
路119は、制御レジスタ118の内容が書込み許可状
態を示している場合に、EEPROMセルアレイ101
への書き込み要求が発生すると、高電圧をEEPROM
セルアレイ101に供給するものである。また、高電圧
発生回路119は、制御レジスタ118の内容が書込み
禁止状態を示している場合に、EEPROMセルアレイ
101への書き込み要求が発生すると、書き込み動作を
禁止するべく高電圧をEEPROMセルアレイ101に
供給しないように制御が為されるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したデータ書換え
可能な不揮発性半導体記憶装置の場合、制御レジスタ1
18の内容が書込み禁止状態を示している場合に、デー
タの書き込み要求が発生すると、データの書き込みに必
要な高電庄をEEPROMセルアレイ101に供給しな
いように電源経路を遮断するようにしているが、高電圧
発生回路119自体は常時動作しているため、高電圧発
生回路119に動作電流が流れ、無駄な電力消費が生じ
ていた。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みて為されたもの
で、書換え電圧発生回路における消費電力を低減するこ
とができる書換え可能な半導体記憶装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体記憶装置
は、データの書換え電圧を発生する書換え電圧発生手段
を内蔵したデータ書換え可能な半導体記憶装置におい
て、データ書換え動作を行っていない期間には、該書換
え電圧発生手段による書換え電圧発生動作を停止する書
換え禁止制御手段を有したものであり、そのことにより
上記目的が達成される。
【0012】この構成により、データ書換え動作を行っ
ていない期間には、書換え禁止制御手段が、書換え電圧
発生手段による書換え電圧発生動作を停止するようにし
たので、書換え電圧発生回路である書換え電圧発生手段
における消費電力が低減される。
【0013】また、好ましくは、本発明の装置における
書換え禁止制御手段は、データの書換え動作が禁止され
ているアドレスが入力された場合に、書換え電圧発生手
段による書換え電圧発生動作を停止させる。
【0014】この構成により、データ書換え禁止アドレ
スが外部から入力された場合、書換え電圧発生動作を停
止させるので、書換え電圧発生手段で電力消費していた
分だけ、消費電力を低減することができ、書き換え禁止
領域が広いほどこの消費電力低減効果も大きくなる。ま
た、書換え禁止アドレスが外部から入力された場合、書
換え電圧発生回路を停止させるので、書換えできない読
み出し専用のメモリ領域への誤書き込みや不正な書換え
を防止することも可能となる。これによって、コストと
いう面からも本発明の半導体記憶装置は、書換え可能な
メモリ領域と、書換えできない読み出し専用のメモリ領
域とを1チップ内に実現できるので、実装面積を削減す
ることが可能となり、コスト低減も図ることが可能とな
る。
【0015】さらに、好ましくは、本発明の半導体記憶
装置における書換え禁止制御手段は、データの書換え動
作を禁止するアドレス領域を記憶する第1記憶手段と、
この第1記憶手段に記憶されたアドレスと外部からの入
力アドレスを比較するアドレス比較手段とを備え、アド
レス比較手段による比較結果が一致した場合に、書換え
電圧発生手段による書換え電圧発生動作を停止させる。
【0016】この構成により、書換え禁止アドレスが外
部から入力された場合に、書換え電圧発生動作を停止さ
せる構成をより簡単な構成とすることが可能となる。
【0017】さらに、好ましくは、本発明の半導体記憶
装置における書換え禁止制御手段は、書換え回数をカウ
ントする計数手段と、この計数手段がカウントした書換
え回数値を記憶する第2記憶手段と、最大書換え制限回
数を記憶する第3記憶手段と、第2記憶手段と第3記憶
手段の各データを比較する書換え回数比較手段とを備え
該書換え回数比較手段による比較結果に応じて、書換え
電圧発生手段による書換え電圧発生動作を停止させる。
【0018】この構成により、データ書換え回数の最大
値制限値を第3記憶手段に設定し、実際のデータ書換え
回数がこの値になるかまたはこの値を超えた場合に、デ
ータの書換えを禁止するので、データ書換え回数に限界
がある不揮発性半導体記憶装置においては、記憶データ
の信頼性を向上させることが可能となる。また、この機
能を利用して、例えばゲームなどのようなプログラムの
試用回数を制限することについても、記憶データの信頼
性向上の観点から大いに利用することが可能となる。
【0019】さらに、好ましくは、本発明の半導体記憶
装置における第1〜第3記憶手段の少なくとも何れかが
レジスタで構成され、このレジスタが不揮発性半導体記
憶素子からなる。
【0020】この構成により、第1〜第3記憶手段の少
なくとも何れかがレジスタで構成され、このレジスタが
不揮発性の記憶素子からなるので、電源供給を遮断して
も記憶内容を保持できて、電源を入れた後、再度、書き
込む必要が無くなる。また、これらのレジスタはデータ
書換えが可能な記憶素子を用いるので、例えば外部から
入力するコマンドにより各レジスタの内容が書換えられ
るようにすることにより、データの書換えを禁止するア
ドレスの領域を任意に設定することも可能となる。
【0021】さらに、好ましくは、本発明の半導体記憶
装置における書換え電圧発生手段は、少なくともクロッ
ク信号を発振する発振手段と、この発振手段からのクロ
ック信号に同期して順次電荷を蓄積することにより書換
え電圧(データ書替えには高電圧出力だけではなく負電
圧出力も使用可能)を生成するチャージポンプ手段と、
書換え禁止制御手段からの書換え禁止信号を受けて発振
手段からのクロック信号を出力停止する信号出力停止手
段とを有する。
【0022】この構成により、信号出力停止手段が書換
え禁止制御手段からの書換え禁止信号を受けて発振手段
からのクロック信号を出力停止するので、書換え電圧発
生手段の全体の駆動を停止させることが可能となって、
大幅な消費電力の低減を図ることが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半導体記憶装置を
不揮発性半導体記憶装置に適用した場合について図面を
参照しながら説明する。
【0024】図1は、本発明の一実施形態における不揮
発性半導体記憶装置のデータ書換え回路の要部構成を示
すブロック図である。図1において、不揮発性半導体記
憶装置1は、メモリセルアレイ2と、書換え電圧発生手
段としての書換え電圧発生回路3と、第1書換え禁止制
御回路4と、第2書換え禁止制御回路5と、出力合成手
段6とを有している。これらの第1書換え禁止制御回路
4、第2書換え禁止制御回路5および出力合成手段6に
より書換え禁止制御手段が構成されている。
【0025】メモリセルアレイ2は、複数のメモリセ
ル、ワード線、ビット線およびソース線から構成され、
電源電圧を供給しなくてもそれぞれのメモリセルにデー
タが保持されるようになっている。これらのメモリセル
の例としては、EEPROMセルやフラッシュメモリセ
ルなどがある。
【0026】書換え電圧発生回路3は高電圧発生回路ま
たは負電圧発生回路であり、図2に示すように、発振手
段としての発振器31と、チャージポンプ手段としての
ポンプ回路32と、基準電圧発生回路33と、電圧比較
器34とを有し、ポンプ回路32からメモリセルアレイ
2に対して書換え電圧を供給するものである。この書換
え電圧には、データ消去時またはデータ書込み時に、メ
モリセルアレイ2内のワード線、ビット線およびソース
線のそれぞれに与えられる電圧である。書換え電圧発生
回路3は、書換え禁止信号E/W INHが入力される
が、例えば、この書換え禁止信号E/W INHが
「L」レベルのときは、書換え電圧発生回路3はメモリ
セルアレイ2に供給する書換え電圧を発生し、書換え禁
止信号E/W INHが「H」レベルのときは、書換え電
圧を発生しないように制御が為される。
【0027】発振器31は所定周波数のクロック信号を
発生するものである。
【0028】ポンプ回路32には発振器31からのクロ
ック信号(発振信号)が入力され、クロック信号に同期
して内蔵するキャパシタに電荷を順次蓄積して行くこと
により、所望の書換え電圧を発生するものである。
【0029】基準電圧発生回路33は、所定の基準電圧
を出力するものである。基準電圧発生回路33自体も電
圧発生回路から構成されることがあるが、この基準圧発
生回路33は、入力インピーダンスの高い電圧比較器3
4の入力端にしか接続されないので、その能力は小さい
もので良く、駆動すべき負荷も変動しないので、安定し
た基準電圧を発生することができる。
【0030】電圧比較器34は、通常、ポンプ回路32
からの電圧出力としての書換え電圧を一定値(出力電圧
が複数種類ある)に保つために、その書換え電圧出力
を、基準電圧発生回路33からの基準電圧値と比較し
て、書換え電圧出力値が基準電圧値を上回れば、発振器
31の駆動を停止させるディセーブル信号を発振器31
に出力し、書換え電圧出力が基準電圧よりも低ければ、
発振器31を作動させるイネーブル信号を発振器31に
出力する帰還制御を行うものである。以上の基準電圧発
生回路33および電圧比較器34により信号出力停止手
段が構成され、ORゲート61からの書換え禁止信号E
/W INHを受けて発振器31からのクロック信号を
出力停止するようになっている。
【0031】第1書換え禁止制御回路4は、不揮発性半
導体記憶装置1の全体の動作を制御する制御回路の一部
の構成となっており、不揮発性レジスタ群41と、計数
手段としてのカウンタ42と、書換え回数比較手段とし
ての書換え回数比較器43と、アドレス比較手段として
のアドレス比較器44と、論理積手段としてのANDゲ
ート45とを有している。
【0032】不揮発性レジスタ群41はレジスタA〜レ
ジスタDの4つの書換え可能な不揮発性レジスタを有し
ている。この不揮発性レジスタを構成する記憶素子とし
てはEEPROMまたはFRAM (強電体メモリ)メ
モリセルが適している。レジスタAは、データの書換え
禁止機能を持たせる場合にセット状態(「1」か「0」
か何れが初期状態か不確定であるため、書換え可能な状
態を初期状態とする)を記憶し、データの書換え禁止機
能を持たせない場合にはリセット状態を記憶する1ビッ
トの不揮発性レジスタである。レジスタBは第2記憶手
段であり、書き換えた回数を記憶する複数ビットからな
る不揮発性レジスタである。レジスタCは第3記憶手段
であり、この値を超えたらデータを書換え禁止にする最
大書換え制限回数(書換え禁止基準回数)を記憶する複
数ビットからなる不揮発性レジスタである。レジスタD
は第1記憶手段であり、データを書換え禁止にするアド
レス領域を記憶する複数ビットからなる不揮発性レジス
タである。
【0033】以上のように、各レジスタA〜Dを不揮発
性の記憶素子から構成することによって、電源供給を遮
断しても記憶内容を保持できるため、再度、電源を入れ
た後、書き込む必要が無くなるという利点がある。ま
た、これらの各レジスタA〜Dは書換えが可能な記憶素
子を用いるので、例えば外部から入力するコマンドによ
り各レジスタA〜Dの内容を書換えられるようにするこ
とにより、書換えを禁止するアドレスの領域を任意に設
定することもできる。
【0034】カウンタ42は、データが書き換えられた
回数をカウントし、そのカウント値をレジスタBに出力
して記憶させるものである。
【0035】書換え回数比較器43は、レジスタBに記
憶された実際の書換え回数値と、レジスタCに設定され
た最大書換え制限回数値とを比較して、実際に書換えら
れた書換え回数値が書換え禁止回数値に至って一致する
か、それ以上になれば、「H」レベルの信号を出力する
ようになっている。
【0036】アドレス比較器44は、外部から入力され
る消去アドレスまたは書込みアドレスの外部入力アドレ
スと、レジスタDに記憶された書換え禁止アドレス領域
とを比較して、それらが一致すれば、「H」レベルを出
力するものである。
【0037】ANDゲート45は、レジスタA、書換え
回数比較器43およびアドレス比較器44の各出力が入
力端に入力され、全ての入力信号が「H」レベルのとき
に、その出力端から「H」レベルの信号が出力されるよ
うになっている。
【0038】第2書換え禁止制御回路5は、AND機能
を持つ論理積手段としてのゲート51で構成され、デー
タの書き込み動作の実行中を示す内部信号iWRと、デ
ータ消去動作の実行中を示す内部信号iERとがゲート
51の両入力端に入力され、データ書換え動作を行って
いない期間は内部信号iWR,iERが共に「L」レベ
ルであり、このとき、ゲート51の出力端から「H」レ
ベルの信号が出力されるようになっている。
【0039】出力合成手段6は、論理和手段としてのO
Rゲート61で構成され、ANDゲート45およびゲー
ト51からの各出力信号が両入力信号としてその入力端
に入力され、その出力端からは両入力信号の論理和とし
ての書換え禁止信号E/W INHが書換え電圧発生回路
3に出力されるようになっている。
【0040】上記構成により、以下、その動作を説明す
る。
【0041】本発明の不揮発性半導体記憶装置1におい
ては、データの書換え電圧を必要としない動作を行って
いる間は、書換え電圧発生回路3は書換え電圧を発生し
ない。データの書換え電圧を必要としない動作とは、デ
ータ書き込み動作およびデータ消去動作以外の全動作
(例えばデータの読出し動作など)である。
【0042】まず、データの書き込み動作の実行中を示
す内部信号iWRと、データの消去動作の実行中を示す
内部信号iERとが共にアクティブではないとき
(「L」レベルのとき)、ゲート51からは「H」レベ
ルの出力信号が出力される。この出力信号は、書換え禁
止制御回路4からの出力信号と共にORゲート61に入
力され、ORゲート61からの出力信号が書換え禁止信
号E/W INHとなって書換え電圧発生回路3に入力
される。このように、データの書き込み動作でもデータ
の消去動作でもない時は、ゲート51からの出力信号は
「H」レベルとなり、ORゲート61を介して書換え禁
止信号E/W INHが「H」レベルとなって、書換え
電圧発生回路3の全ての動作が停止される。
【0043】また、外部からデータ書換え禁止のアドレ
スがアドレス比較器44に入力された場合、アドレス比
較器44においてレジスタDに記憶された書換え禁止ア
ドレスと比較され、一致が検出されると、アドレス比較
器44から「H」レベルの信号が出力される。また、書
換え回数を保存したレジスタBの値が、レジスタCに設
定された書換え禁止回数の値と一致するかまたはそれを
超えた場合に、書換え回数比較器43から「H」レベル
の信号が出力される。さらに、レジスタAからは、書換
え禁止機能を持たせる場合に「H」レベルの信号が出力
される。レジスタAと上記内部信号iWR,iERとの
関係は、図4に示す通りである。レジスタAは、書換え
禁止制御回路4を有効にするか無効にするかのスイッチ
手段として作用するものである。なお、図4において、
書込みでも消去でもない場合(読み出し)はレジスタA
に依存せず「禁止」である。
【0044】このように、書換え禁止機能を持たせた場
合(レジスタAからの出力が「H」レベル)に、外部か
ら書換え禁止のアドレス(レジスタDの書換え禁止アド
レスと一致するアドレス)が入力され、そのとき、書換
え回数がレジスタBに設定された書換え禁止回数の値と
一致するかまたはそれを超えた場合に、ANDゲート4
5への3つの入力信号が全て「H」レベルとなって、A
NDゲート45からの出力信号が「H」レベルとなる。
【0045】これによって、ORゲート61から書換え
電圧発生回路3に書換え禁止信号E/W INHが出力
され、書換え電圧発生回路3の全ての動作は停止する。
したがって、書換え電圧発生回路3からは、メモリセル
アレイ2に供給される書換え電圧が発生しなくなり、デ
ータ消去時およびデータ書込み時に、ワード線、ビット
線およびソース線に与えられる各電圧が供給されないた
め、あるアドレス領域に対して、外部からデータ消去命
令やデータ書込み命令が入力されても、データ消去また
はデータ書込みされることはない。
【0046】ここで、書換え禁止信号E/W INHに
よる書換え電圧発生回路3の駆動停止動作について、以
下、詳細に説明する。まず、書換え禁止信号E/W
NHによって、基準電圧発生回路33からの基準電圧の
発生を停止させると共に、電圧比較器34の出力信号を
ディセーブルにして発振器31からのクロック信号出力
も停止させる。発振器31からのクロック信号が停止さ
れることにより、ポンプ回路32の電荷蓄積機能も全く
動作しなくなり、書換え電圧発生回路3を構成する基準
電圧発生回路33、電圧比較器34、発振器31および
ポンプ回路32の全てで消費する電力が削減される。
【0047】以上により、本実施形態によれば、レジス
タAに書換え禁止機能を持たせた場合で、アドレス比較
器44において、外部からの入力アドレスと、レジスタ
Dからの書換え禁止アドレスとが一致した場合であっ
て、書換え回数比較器43において、レジスタBからの
実際の書換え回数値と、レジスタCからの最大書換え制
限回数値とが一致またはそれを超えた場合に、書換え電
圧発生回路3による書換え電圧発生動作を停止する。ま
た、データの書き込み動作の実行中を示す内部信号iW
Rと、データの消去動作の実行中を示す内部信号iER
とが共にアクティブではない場合(「L」レベル)、書
換え電圧発生回路3による書換え電圧発生動作を停止す
るようにしている。このため、書換え電圧発生回3で電
力を消費した分、消費電力を低減でき、書換え禁止領域
が広いほどこの効果は大きい。
【0048】また、書換え禁止信号E/W INHによ
って、書換え電圧発生回路3を停止させるので、データ
が書換えできない読み出し専用のメモリ領域への誤書き
込みやデータの不正な書換えを防止することができる。
【0049】さらに、書換え回数の最大制限値を内部レ
ジスタに設定し、この値を超えた場合、データの書換え
を禁止するため、書換え回数に限界のある不揮発性半導
体記憶装置1において、記憶データの信頼性を向上させ
ることができる。また、この機能を利用して、例えばゲ
ームなどのようなプログラムの試用回数を制限すること
についても利用することができる。
【0050】さらに、コストという面からも本発明の不
揮発性半導体記憶装置1は、書換え可能なメモリ領域
と、データが書換えできない読み出し専用のメモリ領域
とを1チップ内に実現できるため、実装面積を削減する
ことができ、コスト低減をも図ることができる。
【0051】なお、本実施形態では、レジスタAに書換
え禁止機能を持たせ、アドレス比較器44において、外
部からの入力アドレスと、レジスタDからの書換え禁止
アドレスとが一致した場合であって、書換え回数比較器
43において、レジスタBからの実際の書換え回数値
と、レジスタCからの最大書換え制限回数値とが一致ま
たはそれを超えた場合に、書換え電圧発生回路3による
書換え電圧発生動作を停止するようにしているが、これ
に限らず、上記アドレス比較処理および書換え回数比較
処理の少なくとも何れかの処理だけで、書換え電圧発生
回路3による書換え電圧発生動作を停止するように構成
してもよい。
【0052】
【発明の効果】以上により、本発明によれば、データ書
換え動作を行っていない期間には、書換え禁止制御手段
を、書換え電圧発生手段による書換え電圧発生動作を停
止させるため、書換え電圧発生手段における消費電力を
低減することができる。
【0053】また、書換え禁止アドレスが外部から入力
された場合に、書換え電圧発生動作を停止させるため、
書換え電圧発生手段で電力消費していた分だけ、消費電
力を低減することができて、書き換え禁止領域が広いほ
どこの消費電力低減効果を大きくすることができ、ま
た、この場合、書換えできない読み出し専用のメモリ領
域への誤書き込みや不正な書換えを防止することができ
る。これによって、コストという面からも本発明の半導
体記憶装置は、データ書換え可能なメモリ領域と、書換
えできない読み出し専用のメモリ領域とを1チップ内に
実現できるため、実装面積を削減することができて、コ
スト低減も図ることができる。
【0054】さらに、書換え禁止アドレスが外部から入
力された場合に、書換え電圧発生動作を停止させる構成
をより簡単なものにすることができる。
【0055】さらに、データ書換え回数の最大値制限値
を内部レジスタに設定し、実際のデータ書換え回数がこ
の値を超えた場合に、データの書換えを禁止するため、
書換え回数に限界のある半導体記憶装置においては、記
憶データの信頼性を向上させることができる。また、こ
の機能を利用して、例えばゲームなどのようなプログラ
ムの試用回数を制限することについても、記憶データの
信頼性向上の観点から大いに利用することができる。
【0056】さらに、第1〜第3記憶手段の少なくとも
何れかがレジスタで構成され、このレジスタが不揮発性
記憶素子からなるので、電源供給を遮断しても記憶内容
を保持でき、電源を入れた後、再度、データを書き込む
必要が無くなる。また、これらのレジスタは書換えが可
能な記憶素子であるので、例えば外部から入力するコマ
ンドにより各レジスタの内容を書換えられるようにする
ことにより、書換えを禁止するアドレスの領域を任意に
設定することもできる。
【0057】さらに、信号出力停止手段が書換え禁止制
御手段からの書換え禁止信号を受けて発振手段からのク
ロック信号を出力停止するため、書換え電圧発生手段の
全体の駆動を停止させることができて、大幅なる消費電
力の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における不揮発性半導体記
憶装置の書換え回路の要部構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の書換え電圧発生回路の具体的構成を示す
ブロック図である。
【図3】従来のEEPROMとその制御回路の構成を示
すブロック図である。
【図4】図1のレジスタAと内部信号iWR,iERと
の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 不揮発性半導体記憶装置(EEPROM) 2 メモリセルアレイ 3 書換え電圧発生回路 31 発振器 32 ポンプ回路 33 基準電圧発生回路 34 電圧比較器 4 書換え禁止制御回路 41 不揮発性レジスタ群 42 カウンタ 43 書換え回数比較器 44 アドレス比較器 45 ANDゲート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの書換え電圧を発生する書換え電
    圧発生手段を内蔵したデータ書換え可能な半導体記憶装
    置において、データ書換え動作を行っていない期間に
    は、該書換え電圧発生手段による書換え電圧発生動作を
    停止させる書換え禁止制御手段を有した半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 前記書換え禁止制御手段は、データの書
    換え動作が禁止されているアドレスが入力された場合
    に、前記書換え電圧発生手段による書換え電圧発生動作
    を停止させる請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記書換え禁止制御手段は、データの書
    換え動作を禁止するアドレス領域を記憶する第1記憶手
    段と、該第1記憶手段に記憶されたアドレスと外部から
    の入力アドレスを比較するアドレス比較手段とを備え、
    該アドレス比較手段による比較結果が一致した場合に、
    前記書換え電圧発生手段による書換え電圧発生動作を停
    止させる請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記書換え禁止制御手段は、書換え回数
    をカウントする計数手段と、該計数手段がカウントした
    書換え回数値を記憶する第2記憶手段と、最大書換え制
    限回数を記憶する第3記憶手段と、該第2記憶手段と第
    3記憶手段の各データを比較する書換え回数比較手段と
    を備え、該書換え回数比較手段による比較結果に応じ
    て、前記書換え電圧発生手段による書換え電圧発生動作
    を停止させる請求項1〜3の何れかに記載の半導体記憶
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第1〜第3記憶手段の少なくとも何
    れかがレジスタで構成され、該レジスタが不揮発性半導
    体記憶素子からなる請求項3または4記載の半導体記憶
    装置。
  6. 【請求項6】 前記書換え電圧発生手段は、少なくとも
    クロック信号を発振する発振手段と、該発振手段からの
    クロック信号に同期して順次電荷を蓄積することにより
    書換え電圧を生成するチャージポンプ手段と、前記書換
    え禁止制御手段からの書換え禁止信号を受けて該発振手
    段からのクロック信号を出力停止する信号出力停止手段
    とを有した請求項1〜4の何れかに記載の半導体記憶装
    置。
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