JP2002244597A

JP2002244597A - 発光パネル

Info

Publication number: JP2002244597A
Application number: JP2001039414A
Authority: JP
Inventors: Takashi Ochiai; 貴史落合
Original assignee: Sanden System Engineering Corp
Current assignee: Sanden System Engineering Corp
Priority date: 2001-02-16
Filing date: 2001-02-16
Publication date: 2002-08-30
Anticipated expiration: 2021-02-16
Also published as: JP4895244B2

Abstract

(57)【要約】【課題】複数の図形を個別に発光させることができる
発光パネルを提供する。【解決手段】一方の面に刻印又は印刷された図形と、
側面に対峙して配設された光源とを有する複数の透明パ
ネルが、前記一方の面を同一方向へ差し向けて積層され
た透明パネル積層体と、透明パネル毎に独立して光源に
通電する通電装置とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は発光パネルに関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】複数の図形を発光させて浮かび上がらせ
ることができる透明な発光パネルが、遊技機、自動販売
機、ショーケース等の覗き窓に使用されている。従来の
発光パネルにおいては、複数の図形が同時に発光してい
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】複数の図形を個別に発
光させることができれば、遊技機、自動販売機、ショー
ケース等の顧客誘引力が向上する。本発明は上記問題に
鑑みてなされたものであり、複数の図形を個別に発光さ
せることができる発光パネルを提供することを目的とす
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、一方の面に刻印又は印刷された
図形と、側面に対峙して配設された光源とを有する複数
の透明パネルが、前記一方の面を同一方向へ差し向けて
積層された透明パネル積層体と、透明パネル毎に独立し
て光源に通電する通電装置とを備えることを特徴とする
発光パネルを提供する。光源から透明パネルの側面へ投
射された光は、透明パネルの表面で全反射を繰り返しつ
つ透明パネル内を進行し、透明パネル表面の刻印面又は
印刷面で反射して刻印面又は印刷面とは反対側の表面か
ら透明パネル外へ投射される。この結果、透明パネル内
に発光図形が浮かび上がる。透明パネル毎に独立して、
光源からの光が投射されるので、透明パネル毎に独立し
て図形が発光する。この結果、複数の図形が個別に発光
する。本発明の好ましい態様においては、透明パネル
は、同じ色の複数の光源を有する。同じ色の複数の光源
を適正な間隔で配設することにより、発光する図形の明
度分布を均一化することができる。本発明の好ましい態
様においては、透明パネルは、色の異なる複数の光源を
有する。透明パネルが色の異なる複数の光源を有してい
れば、当該複数の光源を独立に発光させて複数の色を任
意に組み合わせ、図形を任意の色に発光させることがで
きる。本発明の好ましい態様においては、図形は直線で
あり、透明パネルの前記直線に略平行に延在する側面に
対峙して光源が配設されている。図形が直線の場合は、
透明パネルの前記直線に略平行に延在する側面に対峙し
て光源を配設することにより、直線を発光させることが
できる。本発明の好ましい態様においては、透明パネル
の光源に対峙する側面の近傍が湾曲して前記側面が面外
方向へ差し向けられ、複数の透明パネルは前記側面を同
一方向へ差し向け且つ隣接する前記側面の間に隙間が形
成された状態で積層されている。上記構成によれば、光
源からの光が、光源が対峙するパネルのみならず隣接す
るパネルへも入射する事態の発生が防止される。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明をスロットマシンのリール
窓に適用した実施例を説明する。図１に示すように、ス
ロットマシンのリール窓１は、５枚の矩形透明パネル２
ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄ、２ｅの積層体として構成されて
いる。パネル２ａ、２ｂ、２ｃの裏面に水平線３ａ、３
ｂ、３ｃが刻印されている。パネル２ｄ、２ｅの裏面に
斜線３ｄ、３ｅが刻印されている。水平線３ａ、３ｂ、
３ｃ、斜線３ｄ、３ｅは、スロットマシンの入賞ライン
を形成している。パネル２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄ、２ｅ
の、線３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄ、３ｅと略平行に延在す
る側面に対峙して、複数のＬＥＤ４ａ、４ｂ、４ｃ、４
ｄ、４ｅが配設されている。ＬＥＤ４ａ、４ｂ、４ｃ、
４ｄ、４ｅは、互いに離隔して配設されている。パネル
２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄ、２ｅのＬＥＤ４ａ、４ｂ、４
ｃ、４ｄ、４ｅに対峙する側面は、ＬＥＤ４ａ、４ｂ、
４ｃ、４ｄ、４ｅ近傍の入射窓２ａ′、２ｂ′、２
ｃ′、２ｄ′、２ｅ′を除いて、図１（ｃ）、（ｄ）で
ハッチングを施して示すように、マスキングされてい
る。パネル２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄ、２ｅの裏面は、同
一方向へ差し向けられている。パネル２ａ、２ｂ、２
ｃ、２ｄ、２ｅは、複数のクリップ５により挟持され
て、積層され、一体化されている。ＬＥＤ４ａ、４ｂ、
４ｃ、４ｄ、４ｅに独立に通電する図示しない通電装置
が配設されている。リール窓１は、透明パネル２ａの表
面を遊技者へ差し向けて配設されている。

【０００６】リール窓１においては、スロットマシンの
メダル投入口にメダルが１枚投入されるとＬＥＤ４ｂに
通電される。複数のＬＥＤ４ｂから透明パネル２ｂの側
面へ投射された光は、対峙する側面のマスキングされて
いない部位を通って透明パネル２ｂ内に入射し、透明パ
ネル２ｂの表面と裏面とで全反射を繰り返しつつ透明パ
ネル２ｂ内を進行し、図２に示すように、水平線３ｂの
刻印面で反射し、透明パネル２ｂの表面から透明パネル
２ｂ外へ投射される。この結果、リール窓１を遊技者側
から見ると、透明なリール窓１内に水平線３ｂが発光し
て浮かび上がる。複数のＬＥＤ４ｂは、適正な間隔で配
設されているので、発光する水平線３ｂの明度分布は均
一である。発呼ＬＥＤ４ｂは、隣接するＬＥＤ４ａ、４
ｃから離隔しており、透明パネル２ａ、２ｂ、２ｃのＬ
ＥＤ４ａ、４ｂ、４ｃに対峙する側面は、ＬＥＤ４ａ、
４ｂ、４ｃ近傍を除いてマスキングされているので、Ｌ
ＥＤ４ｂから投射された光が、透明パネル２ａ、２ｃへ
入射するおそれは無い。同様にして、スロットマシンの
メダル投入口にメダルが２枚投入されるとＬＥＤ４ａ、
４ｂ、４ｃに通電され、水平線３ａ、３ｂ、３ｃが発光
し、スロットマシンのメダル投入口にメダルが３枚投入
されるとＬＥＤ４ａ、４ｂ、４ｃ、４ｄ、４ｅに通電さ
れ、水平線３ａ、３ｂ、３ｃと斜線３ｄ、３ｅとが発光
する。遊技者は、発光した線を視認することにより、投
入メダル枚数を直ちに認識することができる。リール窓
１においては、リール停止時に３ａ〜３ｅの何れかの入
賞ライン上に所定の絵柄が並んでいる場合、当該ライン
が発光する。遊技者はリール窓１の発光状態を視認する
ことにより、何れのラインで入賞しているかを直ちに認
識することができる。上記説明から分かるように、リー
ル窓１においては、複数の入賞ラインが個別に発光する
ので、遊技者の興趣が促進され、遊技場の顧客吸引力が
向上する。

【０００７】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記実施例に限定されない。複数のＬＥＤ４ａ〜４ｅ
を、それぞれ赤、青、緑のＬＥＤの集合体として構成し
ても良い。赤、青、緑のＬＥＤをそれぞれ独立に発光さ
せて赤、青、緑の色を任意に組み合わせることにより、
線３ａ〜３ｅを任意の色に発光させることができ、遊技
者の興趣を更に促進し、遊技場の顧客吸引力を更に向上
させることができる。図３に示すように、透明パネル２
ａ〜２ｅの光源４ａ〜４ｅに対峙する側面の近傍を湾曲
させて、前記側面を面外方向、より具体的には裏面方向
へ差し向け、且つ隣接する透明パネルの前記側面の間に
隙間を形成しても良い。上記構成によれば、透明パネル
２ａ〜２ｅの光源４ａ〜４ｅに対峙する側面が互いに離
隔しているので、例えばＬＥＤ４ｃから透明パネル２ｃ
へ投射された光が、透明パネル２ｃに隣接する透明パネ
ル２ｂ、２ｄへも入射するという事態の発生が防止さ
れ、水平線３ｂ〜３ｄが同時に発光するという事態の発
生が防止される。従って、上記構成によれば、ＬＥＤの
近傍部を除いて透明パネルのＬＥＤに対峙する側面をマ
スキングする必要がなくなる。線３ａ〜３ｅの刻印部の
断面形状は、光を反射させてパネル２ａ〜２ｅの表面へ
差し向けることができる任意の形状で良い。線３ａ〜３
ｅを透明パネル２ａ〜２ｅの裏面に印刷しても良い。光
の反射を促進するために、線３ａ〜３ｅの刻印面を目粗
ししても良い。本発明に係る発光パネルは、スロットマ
シンのリール窓のみならず、自動販売機の電照パネル、
ショーケースの正面パネル等、各種機器の覗き窓に使用
可能である。この場合、刻印される図形は、線に限らず
任意の図形で良い。

【０００８】

【発明の効果】以上説明したごとく、本発明により、複
数の図形を個別に発光させることができる発光パネルが
提供される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明が適用されたスロットマシンのリール窓
の構造図である。（ａ）は正面図であり、（ｂ）は
（ａ）のｂ−ｂ矢視図であり、（ｃ）は（ａ）のｃ−ｃ
矢視図であり、（ｄ）は（ｃ）の楕円で囲んだ部分の拡
大図である。

【図２】本発明が適用されたスロットマシンのリール窓
を構成する透明パネルの側断面図である。

【図３】図１に示すリール窓の変形例の部分側断面図で
ある。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】一方の面に刻印又は印刷された図形と、
側面に対峙して配設された光源とを有する複数の透明パ
ネルが、前記一方の面を同一方向へ差し向けて積層され
た透明パネル積層体と、透明パネル毎に独立して光源に
通電する通電装置とを備えることを特徴とする発光パネ
ル。
【請求項２】透明パネルは、同じ色の複数の光源を有
することを特徴とする請求項１に記載の発光パネル。
【請求項３】透明パネルは、色の異なる複数の光源を
有することを特徴とする請求項１に記載の発光パネル。
【請求項４】図形は直線であり、透明パネルの前記直
線に略平行に延在する側面に対峙して光源が配設されて
いることを特徴とする請求項１乃至３の何れか１項に記
載の発光パネル。
【請求項５】透明パネルの光源に対峙する側面の近傍
が湾曲して前記側面が面外方向へ差し向けられ、複数の
透明パネルは前記側面を同一方向へ差し向け且つ隣接す
る前記側面の間に隙間が形成された状態で積層されてい
ることを特徴とする請求項１乃至４の何れか１項に記載
の発光パネル。