JP2008218219A - 面発色装置 - Google Patents

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Yoshiaki Kawashima
義明 川嶋
Hideo Shimada
秀男 島田
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Abstract

【課題】複数の導光棒を有する導光体とLEDを用いて、薄型、省電力、軽量、且つ安価な面発色装置を提供することを目的とする。
【解決手段】長手方向に伸びる溝部(12)を有する導光棒(11)を複数有し且つ端面を有する導光体(10)と、導光体の端面から光を入射する光源(30、40)と、導光体の端面から入射された光を導光体の溝部から出光させるために溝部内に設けられた光偏向手段(R)を有することを特徴とする面発色装置(1)。
【選択図】図6

Description

本発明は、面発色装置に関し、特に複数の導光棒を有する導光体を用いた面発色装置に関する。
美しく繊細な単色の表現力は配色の美学にも及んでおり、過去にさかのぼると、季節のうつろいを衣服で表現した「襲の色目」という欧米の配色論とは違う「日本独自の色とすばらしい配色」がある。
かさねの色目つまり、着物の表と裏や、重ね着にあらわれる色の組み合わせで、調和美がえられる(金子隆芳「色彩の心理学」著書の中)。色彩調和に関する情緒価値については、D.B.juddアメリカの色彩学者 ジャッドは1955年ISCCのニューズレターに発表した論文で、「色彩調和は好き嫌いの問題であり、情緒反応は人によって異なり、また同一人でもときによって異なる。われわれは古い配合にあきて、どんな変化も好ましく思う事がよくある。また一方、もともと無関心であった色の配合を、たびたび見ているうちに、好ましく思う事もある。」としながら、先人たちの研究を次の4つの要素にまとめている。
1.秩序(秩序性)の原理 規則的に選ばれた色は調和する
2.なじみ(親近性)の原理 日常の自然の中で慣れ親しんだ色合は調和的であり、それに逆らいすぎないこと。
3.類似性(共通性)の原理 どんな色も、共通性があれば調和する
4.明瞭性の原理 色同士に適度な対比があること
つまり、日本における重要な配色をあらわしているのは、2、の「なじみの原理」と3の「類似性の原理」といえる。
また、O.N.Rood1879「現代色彩学」アメリカの自然学者 ルードの色彩調和論にも自然の観察の中から導きだされた「自然の色の見えの効果」の原理があり、「自然光のもとで観察した色の見え方には一定の法則がある。樹木の葉や草の葉は日光の当たっている部分は明るく黄みの緑に、陰では暗く青みの緑に見える。赤い花弁の日光の当たっている部分は明るく黄みの赤に、陰の部分は暗く青み(紫み)に見える」この考え方は現在の色彩調和論にとって重要な原理のひとつとされている。
一方、液晶ディスプレイ等のバックライトに用いられる面発光装置では、ネオン管等の線状光源からの光を平板状の導光板を用いて拡散させることによって面発光照明を実現している(例えば、特許文献1)。
また、比較的安価なLEDを基板上に等間隔で複数配置し、看板等を裏側から直接照明するための面発光照明装置として利用しようとすることも知られている。
特開平11−237629号公報
しかしながら、複数の導光棒を有する導光体を用いて、ディスプレイや建物内の壁面の装飾に用いるための面発色装置を構成しようとすることは知られていなかった。
そこで、本発明は、複数の導光棒を有する導光体を用いた面発色装置を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、繧繝彩色での白地の上に同色色相で、淡い色、やや濃い色、濃い色と段階的な配列や、ぼかしの効果の彩色法での配色技法で色相だけでなく、トーン(明度・彩度)の共通性も含まれており、曖昧で微妙な日本の情緒的な季節感を色で表現できる面発色可能な装置を提供することを目的とする。また、本発明は、複数の導光棒を有する導光体とLEDを用いて、薄型、省電力、軽量、且つ安価な面発色装置を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、複数の導光棒を有する導光体とLEDを用いて、淡く、やさしい、エコロジックな色を発色させる面発色装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る面発色装置は、長手方向に伸びる溝部を有する導光棒を複数有し且つ端面を有する導光体と、導光体の端面から光を入射する光源と、導光体の端面から入射された光を導光体の溝部から出光させるために溝部内に設けられた光偏向手段を有することを特徴とする。
さらに、本発明に係る面発色装置では、溝部は、コの字状の断面、Vの字状の断面又はUの字状の断面を有することが好ましい。
さらに、本発明に係る面発色装置では、溝部は、導光棒において互いに対向して複数設けられていることが好ましい。
本発明によれば、複数の導光棒の端面からの光によって面発色を行うことから、薄型、省電力、軽量、且つ安価な面発色装置を提供することが可能となった。
また、本発明によれば、光偏向手段としての粗面化処理された樹脂表面から光を発色させるので、人に働きかけて心地よさという心理的効果を与えるような情緒価値を有する面発色装置を提供することや、淡く、やさしい、エコロジックな色を発色させることが可能となった。
さらに、本発明によれば、導光棒に溝部があり、溝部内に設けられた光偏向手段によって光が外部へ出光する。溝部を設けるによって導光体の表面には輝度の大きい部分と小さい部分を同時に発現できる。従って、出光面側には明暗のストライプの演出を可能にする。また、見る角度によっては明暗のストライプの幅が変動するように観察することになる為、いままでになかった色彩や明度差の光の配列による発色や立体感のある演出を行うことが可能となった。
以下、本発明に係る面発色装置を、図面を参照しながら説明する。但し、本発明は以下の説明に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
図1は、本発明に係る面発色装置を壁掛けパネルとして構成した壁掛けパネル型面発色装置1の出光面側から見た正面図である。また、図2は、図1におけるAA´断面図である。本実施形態では、壁掛けパネル型面発色装置1を500×500mmに設定した。しかしながら、壁掛けパネル型面発色装置1のサイズはこれに限定されることなく、様々なサイズに形成することができる。
図1及び2に示すように、壁掛けパネル型面発色装置1は、複数の導光棒11を配列した導光体10、枠体20、第1のLED光源部30、第2のLED光源部40等から構成されている。第1及び第2のLED光源部30及び40は、導光体10を図1における図中の上下から挟むように配置され、枠体20内に固定されている。
また、導光体10の出光面側(図2において、図中上側)に透光性を有する保護プレートを配置したり、導光体10の裏側(図2において、図中下側)に反射シートを配置したりしても良い。さらに、導光体10の出射面側からの光を制御するために、導光体10の出射面側に、拡散シートやプリズムシートを配置するようにしても良い。
図3は、第1のLED光源部30の概略を示した図である。
第1のLED光源部30は、複数のLED31、回路基板32、リフレクター部33及び電子部品34(図2参照)等から構成される。回路基板32上には、複数のLED31が等間隔で配置され、各LEDはリフレクター部33で個々に覆われている。リフレクター部33の内部には、アルミ蒸着がなされており、LED31からの光を効率よく導光棒11へ伝達する機能を有している。なお、リフレクター部33の内部は鏡面仕上げがなされていたり、白色の塗料が塗布されたりしていても良い。
各LED31は、R色LED素子35、G色LED素子36及びB色LED素子37が一つにパッケージされたタイプのLEDであって、多彩な発光を行うことができる。各LED31は、制御部38により任意の色とタイミングで発色が可能である。なお、各LED31は、R色の単色LED、G色の単色LED、B色の単色LED又はW(ホワイト)色の単色LEDであっても良い。また、単色LEDを使用する場合には、複数のLEDを1つの後述する導光棒に対応するように配置することが、多彩な発色が可能となる点で好ましい。また、これに用いるLEDとしては、上述のチップ型のほか、オーバル型や砲弾型の各種のLEDを使用することができる。
なお、第2のLED光源部40の構成も、前述した第1のLED光源部と同様であるので、ここではその説明を省略する。また、図1及び図2の例では、導光体10の上下にLED光源部30及び40を配置したが、光量が十分な場合には、一方側にのみLED光源部を配置することもできる。
図4は、導光棒11の一例を示す図である。
導光棒11は、縦(a)450mm、横(b)12mm、幅(又は高さ)(c)12mmのポリカーボネイト樹脂(以下、PC樹脂と言う)で構成されている。なお、上記の導光棒の大きさは一例であって、他の値を採用することもできるが、横(b)は、3〜50mm、幅(高さ)(c)は、3〜50mmである事が導光棒の大きさに対応した適度な大きさの溝によるストライプ柄の面発色ができる点で好ましい。なお、導光棒11は、PMMA樹脂、MS樹脂、PET等のポリエステル樹脂、PSt樹脂、COP樹脂、COC樹脂、PP樹脂やPE樹脂等のオレフィン樹脂、PVC樹脂、アイオノマー樹脂、ガラス等によって構成しても良い。
導光棒11は、第1発色面11a、第2発色面11b、第3発色面11c、側面11d、11e、11f、11g及び11hと、発色面と略90度の傾きを有しLED光源部からの光を入射するための端面11i及び11j有している。また、導光棒11は、その長手方向に沿って設けられた溝部12を有しており、溝部12に、第1発色面11a、第2発色面11b及び第3発色面11cが設けられている。さらに、導光棒11の第1発色面11a、第2発色面11b及び第3発色面11cには、端面11i及び/又は端面11jから入射したLED光源部30及び/又はLED光源部40からの光を、面発色装置1の外部へ出光させるための光偏向手段(R)が形成されている。光偏向手段については後述する。なお、溝部12は、コの字状の断面形状を有している。溝部12の深さは5mm、幅5mmとしたが、それは一例であって、他の値を採用することも可能であるが、1mm〜導光棒の幅までである事が、良好な視認の点で好ましい。また、溝は連続的なものだけでなく、断続的な溝を採用することも可能であるし、一列の溝だけでなく、複数が並列に配列された溝を採用することもできる。
側面11d、11e、11f、11g及び11hは、導光棒11内に進入した光が、これらの面において出光をしないように、平滑な形態にしている(平滑面)。また、第1及び第2のLED光源部30及び40からの光が導光棒11に進入しやすいように、導光棒11の端面11i及び11jにも、平滑化処理が施されている。
導光棒11の第1発色面11a、第2発色面11b及び第3発色面11cの表面全体には、粗面化処理が施されており、粗面化によって生じる微細な凹凸形状(光偏向手段)によって、端面11i及び11jから進入した光が散乱する。第1発色面11a、第2発色面11b及び第3発色面11cの粗面化処理は、鋸による切削加工により溝表面に形成できる。
他の粗面化処理の一例として、第1発色面11a、第2発色面11b及び第3発色面11cの表面全体に、z方向に沿って、V字状の溝R(深さ3μm、幅20μm、ピッチ1mm)を均一に形成した。V字状の溝は、光偏向手段(R)として機能する。
また、V字状の溝のピッチを、導光棒11の端部と中央部とで異ならせるようにすることも可能である。V字状の溝のピッチが短い場所では、散乱が多く、出光が多い。したがって、導光棒11の端部(LED発色部に近い側)のピッチを大きく(例えば、50mm)し、導光棒の中央部(LED発色部から遠い側)のピッチを小さく(例えば、50μm)すれば、導光棒11の全体からほぼ均一な出光を行うように制御することも可能となる。v字状の溝のピッチを上記のように設けたことにより、導光棒の長手方向の中央部と光源側近部明るさ(例えば、輝度)の比率を1:3〜1:9にすることができる。明るさの比率がこのような範囲にあると自然の中にある色彩や明度の調和の取れた表現ができ、観察者は心地よさを感じることができる。
また、V字状の溝を設ける方向は、必ずしも、z方向に限らず、x方向、y方向、及び/又はw方向に沿って形成されていても良い。また、V字状の溝は連続するもののみならず、断続的に形成しても良い。例えば、V字状の溝の深さは、3〜6μmが好ましく、幅は20〜40μmが好ましく、ピッチは50μm〜5mmが好ましい。しかしながら、V字状の溝の深さ、幅及びピッチは、これらの値に限定されるものではなく、適宜他の最適な値を取ることが可能である。
光偏向手段(R)としては、上述した鋸による切削加工やV字状の溝以外にも、U字状の溝、レーザによって刻印された又は印刷されたドット形状(ドット状の微小な凹凸)、逆四角錘状の凹部を配列したものであっても良い。また、光偏向手段(R)としては、溶剤、プラズマ又は電子照射等によるエッチング加工により得られるランダムな凹凸、逆V字状の凸部、又は逆U字状の凸部であっても良い。さらに、光偏向手段(R)は、例えば、図4に示す、x方向、y方向、z方向及び/又はw方向に沿って、第1発色面11a、第2発色面11b及び第3発色面11cの表面全体に形成されていることが好ましい。
ところで、第1発色面11a、第2発色面11b及び第3発色面11cの表面全体の粗面化処理は、自動切削器(例えば、NCルーター)による切断加工、ブラスト加工、研磨機材による面加工、エンボス成形加工等によって行うこともできる。
さらに、ブラスト加工では、高速噴射機で、導光棒11の表面に粒子を噴出して、ランダムな凹凸形状を形成して、第1発色面11a、第2発色面11b及び第3発色面11cとすることができる。
さらに、研磨機材として例えばヤスリを用い、表面を削り取るようにして導光棒11の表面の加工を行い、第1発色面11a、第2発色面11b及び第3発色面11cとすることができる。
さらに、導光棒11を押し出し成形によって製造する場合には、金型自体にランダムな凹凸形状を設けたり、成形後の冷却前に表面マット加工用のロール間を通過させたりすることによって、第1発色面11a、第2発色面11b及び第3発色面11cを形成することも可能である。なお、光偏向手段を設ける面は、溝の全面ではなく、一部(例えば底面)に設けることもできる。また、溝以外の側面については、本実施例においては、平滑面であるが、これらの面に光偏向手段が設けられていてもよい。
図5は導光体10と第1のLED光源部30との関係を示す斜視図であり、図6は図1におけるBB´断面図である。
図5及び6に示すように、導光体10は、出光方向(矢印C参照)側に、溝部12を向けるようにして、複数個(例えば、45本)の導光棒11が配列されるようにして構成されている。
ここで、各導光棒11の第1発色面11a、第2発色面11b、第3発色面11c、側面11h及び11dによって、出光側の面(出光面)が形成されていることとなる。特に、図6において、各導光棒11の第1発色面11a、第2発色面11b及び第3発色面11cを斜線で示した。
第1のLED光源部30のリフレクター部33の大きさは、ちょうど1本の導光棒11の一方の端面11i又は11jの大きさに対応して構成されており、1本の導光棒11に対して、1つのリフレクター部33が対応している。即ち、1本の導光棒11に対して、1つのLED31が対応して配置されている。
また、各LED31の光の放射中心が、各導光棒11の長手方向と平行になるように各LED31が配置されていることが好ましく、各LED31の光の放射中心が、各導光棒11の長手方向の中心線と一致するように各LED31が配置されていることが更に好ましい。溝の大きさによってはLEDの一部が溝にかかる場合もありうるが、LEDの光を導光体に入射させることができるものであれば、本発明の趣旨からはずれるものではない。
なお、図示していないが、第2のLED光源部40の各リフレクター部43及び各LED41も、導光棒11の他の端面11i又は11j側に、第1のLED光源部30と同様に、配置されている。
次に、図1に示す面発色装置における発色方法について説明する。
まず、第1のLED光源部30の各LED31から出射した光は、導光棒11の端面11i又は11jの一方側から導光棒11内に進入する。導光棒11内に入射した光は、側面(平滑面)11d、11e、11f、11g及び11h等で反射しながら反対側に配置されたLED41に向かって進んで行く(例えば、図2の光L参照)。しかしながら、導光棒11内に入射した光は、溝部12の第1発色面11a、第2発色面11b及び/又は第3発色面11cに設けられた光偏向手段(R)に入射して、散乱する(例えば、図2の点P参照)。散乱した光の内の所定量は、出光面側から出光される(矢印Cの方向参照)。
図7は、導光体の発色を説明するための図である。
図7に示すように、第1のLED光源部30及び第2のLED光源部40の全てのLEDからR色光が出射しているものとする。前述したように、導光体10の出光面は、各導光棒11の第1発色面11a、第2発色面11b、第3発色面11c、側面11h及び11dから構成される。しかしながら、溝部12の第1発色面11a、第2発色面11b及び第3発色面11cからは直接光が散乱して出光してくるが、側面(平滑面)11h及び11dには光偏向手段が設けられていないことから、側面(平滑面)11h及び11dは発色面と比べて同系色ではあるが暗く見える。その為、出光面側には明暗のストライプを発現できる。また、出光面側において、溝部12が設けられていることから、見る角度によっては、出光面の明暗のストライプの幅が異なって観察されるので、立体感のある演出を行うことが可能となる。
図8は他の導光体の例を示す図であり、図9は図8に示す導光体の斜視図である。
図8では、図6と同様に、導光体100を、導光棒の長手方向と垂直な方向に切った断面図を示している。図8及び9に示す導光体100は、前述した導光体10の代わりに面発色装置1に利用することができる。
図8に示すように、導光体100は、断面がコの字状の溝部102及び103を2箇所に設けた導光棒101が複数配列されるようにして構成されている。溝部102及び103は、導光棒101の長手方向に沿って、互いに対向するように設けられている。
導光棒101は、第1発色面101a、第2発色面101b、第3発色面101c、第4発色面101g、第5発色面101h、第6発色面101i、側面(平滑面)101d、101e、101f、101j、101k及び101l、さらに、端面(不図示)から構成される。なお、図8において、光偏向手段が設けられた面を斜線で示している。
前述した第1及び第2LED光源30及び/又は40等からの光が、導光棒101の端面から入射すると、溝部の第1発色面101a、第2発色面101b、第3発色面101c、第4発色面101g、第5発色面101h及び/又は第6発色面101iで散乱が発生し、発色面及び/又は側面(平滑面)101l及び101dを介して、光が出光面側から出光する(矢印C参照)。ここで、導光体100では、複数の導光棒101の各第1発色面101a、第2発色面101b、第3発色面101c、側面(平滑面)101l及び101dによって、出光面が形成されている。
このような導光体100を用いることにより、特に前後に配置された溝部102及び103からの強い光によって、立体感のある演出が可能となる。又、例えば、導光体に対して垂直方向ではなく、斜め方向から観察した場合には、第4発色面101g、第5発色面101h及び/又は第6発色面101iの発色面を、101d、101lの平滑面を介して観察することができ、クリスタル感と比較的強いストライプの演出が可能とできる。
又、枠体20の背面を開口部に構成し、101d、101fを平滑面に構成することで、背面にある物を観察可能にしている。
図10は更に他の導光体の例を示す図であり、図11は図10に示す導光体の斜視図である。
図10では、図6と同様に、導光体110を、導光棒の長手方向と垂直な方向に切った断面図を示している。図10及び11に示す導光体110は、前述した導光体10の代わりに面発色装置1に利用することができる。
図10に示すように、導光体110は、断面がVの字状の溝部112を設けた導光棒111が複数配列されるようにして構成されている。溝部112は、導光棒111の長手方向に沿って設けられている。
導光棒111は、第1発色面111a、第2発色面111b、側面(平滑面)111c、111d、111e、111f及び111g、さらに、端面(不図示)から構成される。なお、図10において、光偏向手段が設けられた面を斜線で示している。
前述した第1LED光源30及び/又は第2LED光源40等からの光が、導光棒111の端面から入射すると、溝部の第1発色面111a及び/又は第2発色面111bで散乱が発生し、発色面及び/又は側面(平滑面)111c及び111gを介して、光が出光面側から出光する(矢印C参照)。ここで、導光体110では、複数の導光棒111の各第1発色面111a、第2発色面111b、側面(平滑面)111c及び111gによって、出光面が形成されている。
このような導光体110を用いることにより、出光面側には、溝部112によって、発色面111aと第2発色面111bの交線部は、発色面111a、第2発色面111bより明るくなり、明暗のストライプが発生する。見る角度によって、出光面の明暗のストライプの幅が変動し、立体感のある演出を行うことが可能となる。又、平滑面を介して観察させることにより、クリスタル感と比較的強いストライプの演出が可能となる。
又、枠体20の背面を開口部に構成することで、平滑面を通して背面にある物を観察可能にすることができる。
図12は更に他の導光体の例を示す図であり、図13は図12に示す導光体の斜視図である。
図12では、図6と同様に、導光体120を、導光棒の長手方向と垂直な方向に切った断面図を示している。図12及び13に示す導光体120は、前述した導光体10の代わりに面発色装置1に利用することができる。
図12に示すように、導光体120は、断面がVの字状の溝部122及び123を2箇所に設けた導光棒121が複数配列されるようにして構成されている。溝部122及び123は、導光棒121の長手方向に沿って設けられている。また、溝部122及び123は、出光方向の面とこれと逆方向の面にそれぞれ設けられている。なお、対向とはそれぞれの溝が線対称にある場合だけでなく、相互に向き合う面において設けられているものを指す広い概念であり、相互にずれて配置されたものを含むものとする。
導光棒121は、第1発色面121a、第2発色面121b、第3発色面121f、第4発色面121g、側面(平滑面)121c、121d、121e、121h、121i及び121j、さらに、端面(不図示)から構成される。なお、図12において、光偏向手段が設けられた面を斜線で示している。
前述した第1及び第2LED光源30及び/又は40等からの光が、導光棒121の端面から入射すると、溝部の第1発色面121a、第2発色面121b、第3発色面121f及び/又は第4発色面121gで散乱が発生し、発色面及び/又は側面(平滑面)121c及び121jを介して、光が出光面側から出光する(矢印C参照)。ここで、導光体120では、複数の導光棒121の各第1発色面121a、第2発色面121b、側面(平滑面)121c及び121jによって、出光面が形成されている。
このような導光体120を用いることにより、特に前後に配置された溝部122及び123からの強い光によって、立体感のある演出が可能となる。
図14は更に他の導光体の例を示す図であり、図15は図14に示す導光体の斜視図である。
図14では、図6と同様に、導光体130を、導光棒の長手方向と垂直な方向に切った断面図を示している。図14及び15に示す導光体130は、前述した導光体10の代わりに面発色装置1に利用することができる。
図に示すように、導光体130は、断面がUの字状の溝部132を設けた導光棒131が複数配列されるようにして構成されている。溝部132は、導光棒131の長手方向に沿って設けられている。
導光棒131は、第1発色曲面131a、側面(平滑面)131b、131c、131d、131e及び131f、さらに、端面(不図示)から構成される。なお、図14において、光偏向手段が設けられた面を斜線で示している。
前述した第1及び第2LED光源30及び/又は40等からの光が、導光棒131の端面から入射すると、溝部の第1発色曲面131aで散乱が発生し、発色曲面及び/又は側面(平滑面)131b及び131fを介して、光が出光面側から出光する(矢印C参照)。ここで、導光体130では、複数の導光棒131の各第1発色曲面131a、側面(平滑面)131b及び131fによって、出光面が形成されている。
このような導光体110を用いることにより、出光面側には、溝部132によって、明暗のストライプが発生するので、見る角度によっては、出光面の明暗のストライプの幅が変わることになり、柔らか味のある立体感のある演出を行うことが可能となる。
図16は更に他の導光体の例を示す図であり、図17は図16に示す導光体の斜視図である。
図16では、図6と同様に、導光体140を、導光棒の長手方向と垂直な方向に切った断面図を示している。図16及び17に示す導光体140は、前述した導光体10の代わりに面発色装置1に利用することができる。
図16に示すように、導光体140は、断面がU字状の溝部142及び143を2箇所に設けた導光棒141が複数配列されるようにして構成されている。溝部142及び143は、導光棒141の長手方向に沿って、互いに対向するように設けられている。
導光棒141は、第1発色曲面141a、第2発色曲面141e、側面(平滑面)141b、141c、141d、141f、141g及び141h、さらに、端面(不図示)から構成される。なお、図14において、光偏向手段が設けられた面を斜線で示している。
前述した第1及び第2LED光源30及び/又は40等からの光が、導光棒141の端面から入射すると、溝部の第1発色曲面141a及び/又は第2発色面141eで散乱し、発色面及び/又は側面(平滑面)141b及び141hを介して、光が出光面側から出光する(矢印C参照)。ここで、導光体140では、複数の導光棒141の各第1発色面141a、側面(平滑面)141b及び141hによって、出光面が形成されている。
このような導光体140を用いることにより、前後に配置された溝部142及び143によって、柔らか味のある立体感のある演出が可能となる。
このように、本発明に係る面発色装置1では、導光体を構成する導光棒に長手方向に沿った溝部があり、溝部内の発色面から光が出光するので、溝部以外の平滑面に比べて明るく見え、その為、出光面側には明暗のストライプが観察できることになる。又、比較的、見る角度による明暗のストライプの幅の変化を少なくすることが可能となる。曲面の発色面の構成で、柔らか味を伴った立体感のある演出を行うことが可能となった。
以上、本発明に係る面発色装置を、壁掛けパネル型に構成したものを用いて説明を行ったが、本発明に係る面発色装置は軽量且つ簡易な構成である利点を生かし、パネル型以外の多くの屋内、屋外用の照明器具、建材等として利用することができる。
上述したように、図4、図8、図10、図12、図14、図16の例で可能となる演出は、LEDの発光色や明度、彩度を任意に制御することにより無限の色彩調和のとれた配色であることを認識されたい。本発明に係る面発色装置を用いるとLEDごとに異なった色で発色させることにより、ストライプ状の面発色を行うことができるため、等間隔で成り立つ色空間というストライプによって秩序のある、見る方向によりストライプ幅に変化が持たせることができる、または単純幾何学的関係によって選ばれた色は調和するという「秩序の原理」を満たすことができる。さらに、「近親性の原理」に沿うように通常見慣れた自然界の色とその変化を表すように各導光体をストライプ状の配色で発色させて面発色させることにより、人の情緒への心地よさの働きかけをより顕著なものにすることができる。
本発明に係る壁掛けパネル型面発色装置の発色面側から見た正面図である。 図1に示すAA´断面図である。 LED光源部の概略構成を示す図である。 導光棒の一例を示す図である。 導光体と光源部との関係を示す斜視図である。 図1におけるBB´断面図である。 導光体の発色を説明するための図である。 他の導光体の例を示す図である。 図8に示す導光体の斜視部である。 更に他の導光体の例を示す図である。 図10に示す導光体の斜視部である。 更に他の導光体の例を示す図である。 図12に示す導光体の斜視部である。 更に他の導光体の例を示す図である。 図14に示す導光体の斜視部である。 更に他の導光体の例を示す図である。 図17に示す導光体の斜視部である。
符号の説明
1 壁掛けパネル型面発色装置
10、100、110、120、130、140 導光体
11、101、111、121、131、141 導光棒
12、102、103、112、122、123、132、142、143 溝部
20 枠体
30 第1のLED光源部
31、41 LED
33、43 リフレクター部
40 第2のLED光源部
R 光偏向手段

Claims (5)

  1. 面発色装置であって、
    長手方向に伸びる溝部を有する導光棒を複数有し、端面を有する導光体と、
    前記導光体の前記端面から光を入射する光源と、
    前記導光体の前記端面から入射された光を、前記導光体の前記溝部から出光させるために、前記溝部内に設けられた光偏向手段と、
    を有することを特徴とする面発色装置。
  2. 前記溝部は、コの字状の断面を有する、請求項1に記載の面発色装置。
  3. 前記溝部は、Vの字状の断面を有する、請求項1に記載の面発色装置。
  4. 前記溝部は、Uの字状の断面を有する、請求項1に記載の面発色装置。
  5. 前記溝部は、前記導光棒において互いに対向して複数設けられている、請求項1に記載の面発色装置。
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