JP2017228464A - 車両用灯具、車両用灯具を備える車両用後方視認装置 - Google Patents

車両用灯具、車両用灯具を備える車両用後方視認装置 Download PDF

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Abstract

【課題】構成部品が少なく、組立工程が少なく、製造コストが安価である車両用灯具、車両用後方視認装置を提供すること。
【解決手段】この発明は、灯室14を形成するランプハウジング9およびランプレンズ10と、灯室14内に配置されている導光部材11および光源12と、を備える。導光部材11は、光源12からの光L1が入射する入射面15と、導光部材11中の光L1が所定の配光パターンとして出射する配光用出射面16と、導光部材11中の光L1を拡散反射させる拡散反射部17と、拡散反射部17により拡散された光が加飾光L3として出射する加飾光用出射面18と、を有する。この結果、この発明は、構成部品が少なく、組立工程が少なく、製造コストが安価である車両用灯具、車両用後方視認装置を提供することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両用灯具に関するものである。また、この発明は、車両用灯具を備える車両用後方視認装置に関するものである。
車両用灯具、車両用灯具を備える車両用後方視認装置(以下、「車両用灯具、車両用後方視認装置」と称する)は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、特許文献1の車両用燈体、燈体付ドアミラーについて説明する。
特許文献1の車両用燈体は、アウターハウジングと、アウターレンズと、発光体ユニットと、を備えるものである。発光体ユニットは、アウターハウジングとアウターレンズとの間に設けられていて、配光用ライトガイドおよび配光用発光体と、加飾用ライトガイドおよび加飾用発光体と、を備えるものである。
特許文献1の燈体付ドアミラーは、ミラーと、ミラーボディーと、を備え、ミラーボディー内に特許文献1の車両用燈体が収容されていて、アウターレンズがミラーボディーから露出しているものである。
特許文献1の車両用燈体、燈体付ドアミラーは、配光用発光体を点灯すると、配光用発光体からの光が配光用ライトガイド内に入射して全反射を繰り返して車幅方向の外側に導かれる。これにより、配光用発光体からの光が配光用ライトガイド全体から漏出してアウターレンズを通して外部に放射される。また、配光用ライトガイドの外側端部に導かれた光が外側端部から漏出してアウターレンズを通して外部に所定の配光で放射される。
一方、特許文献1の車両用燈体、燈体付ドアミラーは、加飾用発光体を点灯すると、加飾用発光体からの光が加飾用ライトガイド内に入射して車幅方向の外側に導かれる。これにより、加飾用発光体からの光が加飾用ライトガイド全体から漏出して配光用ライトガイドおよびアウターレンズを通して外部に加飾光として放射される。
特開2014−172438号公報
しかしながら、特許文献1の車両用燈体、燈体付ドアミラーは、配光用ライトガイドと加飾用ライトガイド、および、配光用発光体と加飾用発光体、をそれぞれ備えるものである。このために、特許文献1の車両用燈体、燈体付ドアミラーは、構成部品が多く、組立工程が多く、製造コストが高価である。
この発明が解決しようとする課題は、構成部品が少なく、組立工程が少なく、製造コストが安価である車両用灯具、車両用後方視認装置を提供することにある。
この発明の車両用灯具は、灯室を形成するランプハウジングおよびランプレンズと、灯室内に配置されている導光部材および光源と、を備え、導光部材が、光源からの光が入射する入射面と、導光部材中の光が所定の配光パターンとして出射する配光用出射面と、導光部材中の光を拡散させる拡散部と、拡散部により拡散された光が加飾光として出射する加飾光用出射面と、を有し、光源が、灯室内のうち車両の内側に配置されていて、導光部材が、灯室内のうち車両の内側から車両の外側にかけて配置されていて、入射面が、導光部材のうち車両の内側の端部に設けられていて、配光用出射面が、導光部材のうち車両の外側の端部に設けられていて、拡散部が、導光部材のうちランプレンズに対向する面あるいはランプレンズに対向する面に対して反対側の面であって、車両の内側から車両の外側にかけて設けられていて、加飾光用出射面が、導光部材のうちランプレンズに対向する面であって、車両の内側から車両の外側にかけて設けられている、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具は、導光部材が、板形状をなし、拡散部が、加飾光用出射面に対して反対側の面に設けられていて、加飾光用出射面側に凹んだ凹形状をなし、導光部材中の光を加飾光用出射面側に拡散反射させる拡散反射部である、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具は、拡散反射部が、導光部材の中間部分に設けられていて、車両の上下方向の断面形状が湾曲凹形状をなし、光源が、入射面のうち拡散反射部の上下2箇所にそれぞれ配置されている発光部を有する、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具は、ランプレンズのうち、配光用出射面に対応する部分以外の部分には、光半透過処理面が施されている、ことを特徴とする。
この発明の車両用後方視認装置は、車両に取り付けられる支持部材と、支持部材に設けられている後方視認部材と、後方視認部材に設けられている前記の各この発明の車両用灯具と、を備え、配光用出射面が、所定の配光パターンを車両の外側から後側にかけて出射し、加飾光用出射面が、加飾光を車両の外側から前側にかけて出射する、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具、車両用後方視認装置は、導光部材および光源を備えるものであるから、配光用ライトガイドと加飾用ライトガイド、および、配光用発光体と加飾用発光体、をそれぞれ備える特許文献1の車両用燈体、燈体付ドアミラーと比較して、構成部品や組立工程を少なくすることができる。これにより、この発明の車両用灯具、車両用後方視認装置は、製造コストを安価にすることができる。
図1は、この発明にかかる車両用灯具、車両用後方視認装置の実施形態を示す要部の一部縦断面図(図4におけるI−I線断面図)である。(A)は、ランプユニットの全体とドアミラーの一部の縦断面図である。(B)は、導光部材の縦断面図である。 図2は、要部を示す一部横断面図(図4におけるII−II線断面図)である。 図3は、使用状態を示す平面図である。 図4は、使用状態を示す正面図(図3におけるIV矢視図)である。 図5は、導光部材を示す一部拡大横断面図(図1におけるV−V線断面図)である。 図6は、導光部材を示す一部拡大横断面図(図1におけるVI−VI線断面図)である。 図7は、導光部材の変形例を示す説明図である。
以下、この発明にかかる車両用灯具、車両用後方視認装置の実施形態(実施例)の1例を図面に基づいて詳細に説明する。この明細書、特許請求の範囲において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用灯具、車両用後方視認装置を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。図において、符号「F」は「前」、「B」は「後」、「U」は上、「D」は「下」、「L」は「左」、「R」は「右」である。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態にかかる車両用灯具、車両用後方視認装置の構成について説明する。図において、符号1は、この実施形態にかかる車両用後方視認装置、この例では、車両用アウトサイドミラー装置であって、車両用のドアミラーである。ドアミラー1は、車両(図示せず)の左右のドア(図示せず)にそれぞれ装備されている。
(ドアミラー1の説明)
以下、左のドアに装備されるドアミラー1について、図1〜図4を参照して説明する。なお、右のドアに装備されるドアミラーは、左のドアに装備されるドアミラー1の構成とほぼ左右対称である。このために、右のドアに装備されるドアミラーの説明を省略する。
ドアミラー1は、車両のドアに取り付けられる支持部材としてのベース2と、ベース2に設けられている後方視認部材としてのミラーアセンブリ3と、を備える。ベース2には、シャフト(図示せず)が設けられている。シャフトには、ミラーアセンブリ3が、取付機構(図示せず)を介して、使用位置(図2〜図4に示し状態の位置)と後方格納位置(図示せず)との間を回転可能に設けられている。
取付機構は、電動格納機構や手動格納機構などから構成されている。このために、ミラーアセンブリ3は、取付機構により、ベース2に対して、使用位置と後方格納位置との間を電動回転もしくは手動回転する。また、ミラーアセンブリ3は、取付機構のクラッチ作用により、緩衝のために、前方側および後方側に回転する。
ミラーアセンブリ3は、ミラーハウジング(または、ミラーボディー、ミラーカバー)4を有する。ミラーハウジング4のうち、前方側から車両の外側(車幅方向の外側)、この例では左側(以下、「左側」と称する)にかけての部分5は、閉塞されている(すなわち、閉塞部分5である)。閉塞部分5は、図2、図3に示すように、平面(上)から見て湾曲形状をなす。一方、ミラーハウジング4のうち、後方側の部分6は、開口されている(すなわち、開口部分6である)。
ミラーハウジング4内には、パワーユニット(図示せず)を介してミラーユニット(図示せず)が上下左右に傾動可能に装備されている。ミラーユニットは、車両の後方を視認する反射面を有する。ミラーユニットの反射面は、ミラーハウジング4の開口部分6に上下左右に傾動可能に位置する。
ミラーハウジング4の閉塞部分5のうち、上下方向(車高方向)の中央部において、前方側であって左右方向(車幅方向)の中間部から左側にかけての箇所には、窓部7が設けられている。ミラーハウジング4には、この実施形態にかかる車両用灯具8(以下、ランプユニット8と称する)が設けられている。
(ランプユニット8の説明)
ランプユニット8は、この例では、ターンシグナルランプである。ランプユニット8は、図1〜図4に示すように、ランプハウジング9と、ランプレンズ10と、導光部材11と、光源12と、を備えるものである。ランプユニット8は、ミラーハウジング4に取付部材(図示せず)を介して取り付けられている。
(ランプハウジング9、ランプレンズ10の説明)
ランプハウジング9は、この例では、光不透過性の合成樹脂からなる。ランプハウジング9は、一面(前側の面)が開口されていてかつ他面(後側の面)が閉塞されている中空状の薄型形状をなす。一方、ランプレンズ10は、この例では、光透過性の合成樹脂からなるいわゆるアウターレンズである。ランプレンズ10は、一面(後側の面)が開口されていてかつ他面(前側の面)が閉塞されている中空状の薄型形状をなす。
ランプハウジング9の開口部の縁とランプレンズ10の開口部の縁とは、適宜の固定手段(たとえば、レーザー溶着、超音波溶着、接着、加締め付け、クリップ、ボルトナット、スクリューなど)により、固定されている。
ランプハウジング9のほぼ全体およびランプレンズ10の一部は、ミラーハウジング4内に収納されている。一方、ランプレンズ10の大部分は、ミラーハウジング4の窓部7に配置されている。窓部7に配置されているランプレンズ10の大部分は、ミラーハウジング4と同様もしくはほぼ同様の形状をなす。ランプレンズ10の大部分は、ミラーハウジング4と共に意匠面をなす。ランプレンズ10の上下方向の中央部には、外側に突出した凸部13が設けられている。
ランプハウジング9およびランプレンズ10により、灯室14が区画されている。灯室14は、ランプハウジング9とランプレンズ10との間の幅寸法が小さい。灯室14内には、導光部材11および光源12がそれぞれ配置されている。
(導光部材11の説明)
導光部材11は、入射面15と、配光用出射面16と、拡散部としての拡散反射部17と、加飾光用出射面18と、を有する。導光部材11は、灯室14内のうち車両の内側(車幅方向の内側)、この例では右側(以下、「右側」と称する)から左側にかけて配置されている。導光部材11は、板形状をなしている。導光部材11は、光透過性の樹脂、たとえば、アクリル(PMMA)からなる。
入射面15は、光源12からの光L1が導光部材11中に入射する面である。入射面15は、導光部材11のうち右側の端面(車両の内側の端部)に設けられている。
配光用出射面16は、導光部材11中の光L1が所定の配光パターンとして出射する面である。配光用出射面16は、導光部材11のうち左側の端面(車両の外側の端部)に設けられている。配光用出射面16は、所定の配光パターンを左側から後側にかけて出射させる。図中、符号「L2」は、配光用出射面16から出射される光である。この出射光L2により、所定の配光パターンが形成される。
所定の配光パターンは、この例では、ターンシグナルランプの配光パターンである。ターンシグナルランプの配光パターンの照射範囲は、図3中の進行軸V−Vに対してのθ1−θ2の範囲、および、図4中の水平軸H−Hに対してのθ3の範囲である。ここで、図3中の車両の進行軸V−Vに対してθ1は60°(日本および欧州)または70°(北米)であり、θ2は5°(日本および欧州)または30°(北米)であり、また、図4中の車両の水平軸H−Hに対してθ3は15°(日本および欧州および北米)である。
拡散反射部17は、導光部材11中の光L1を加飾光用出射面18側に拡散反射させるものである。拡散反射部17は、導光部材11のうちランプレンズ10に対向する面すなわち加飾光用出射面18に対して反対側の面であって、右側から左側にかけて設けられている。拡散反射部17は、導光部材11の中間部分に設けられていて、上下方向の断面形状が加飾光用出射面18側に凹んだ湾曲この例では半円形の凹形状をなす。拡散反射部17は、この例では、シボ加工、あるいは、透明樹脂に光拡散材を分散させた樹脂組成物、などからなる。
加飾光用出射面18は、拡散反射部17により、拡散反射された光L3が加飾光(フロスト調、面発光、着色などが施された光)L3として出射する面である。加飾光用出射面18は、導光部材11のうちランプレンズ10に対向する面であって、右側から左側にかけて設けられている。加飾光用出射面18は、加飾光L3を左側から前側にかけて出射させる。
導光部材11は、図1(B)に示すように、上下両側部分110、111と、拡散反射部17および加飾光用出射面18に対応する中間部分112と、の3部分が一体に構成されている。上下両側部分110、111は、光源12からの光L1を配光用出射面16側に導く配光用経路である。中間部分112は、光源12からの光L1を拡散反射部17および加飾光用出射面18側に導く加飾用経路である。
(光源12の説明)
光源12は、灯室14内のうち右側に配置されている。光源12は、1枚の基板19と、2個の発光部20と、を有する。基板19は、ランプハウジング9に取り付けられている。発光部20は、この例では、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型発光素子である。2個の発光部20は、図1(A)に示すように、入射面15のうち配光用経路の上下両側部分110、111に対応する上下2箇所にそれぞれ配置されている。
(光半透過処理面21の説明)
ランプレンズ10の内面のうち、配光用出射面16に対応する部分以外の部分には、光半透過処理面21が施されている。光半透過処理面21は、たとえば、ハーフ蒸着、ハーフ塗装、ハーフ加飾フィルムなどによる処理面である。光半透過処理面21は、導光部材11からの加飾光L3を、ランプレンズ10を経て、灯室14内から灯室14外に透過させる。一方、光半透過処理面21は、太陽光などの外光(図示せず)が、ランプレンズ10を経て、灯室14外から灯室14内に、また、灯室14内から灯室14外に、透過するのを抑制するものである。
この実施形態にかかる車両用灯具(ランプユニット8)、車両用後方視認装置(ドアミラー1)は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
光源12の2個の発光部20を同時点灯発光させる。すると、発光部20からの光L1は、入射面15から導光部材11中に入射する。ここで、導光部材11の配光用経路の上下両側部分110、111中に入射した光L1は、図5に示すように、導光部材11の配光用経路の上下両側部分110、111中を全反射を繰り返して、配光用出射面16側に導かれる。配光用出射面16側に導かれた光L1は、配光用出射面16から出射光L2として出射する。この出射光L2は、光半透過処理面21が施されていないランプレンズ10から外部に、ターンシグナルランプの配光パターンとして出射する。
一方、導光部材11の加飾光用経路の中間部分112中に入射した光L1であって、一部の光L1は、図6に示すように、拡散反射部17で加飾光用出射面18側に拡散反射して、加飾光用出射面18から加飾光L3として出射する。また、残りの光L1は、図6に示すように、導光部材11の加飾光用経路の中間部分112中を全反射する。
この全反射した光L1の一部が、前記のように、拡散反射部17で加飾光用出射面18側に拡散反射して、加飾光用出射面18から加飾光L3として出射し、残りの光L1が、導光部材11の加飾光用経路の中間部分112中を全反射する。このようにして、加飾光L3は、加飾光用出射面18から左側から前側にかけて出射し、かつ、光半透過処理面21が施されているランプレンズ10から外部に出射する。これにより、左右に長い帯形状の加飾の面発光が得られる。
この実施形態にかかる車両用灯具(ランプユニット8)、車両用後方視認装置(ドアミラー1)は、以上のごとき構成、作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態にかかるランプユニット8、ドアミラー1は、導光部材11および光源12を備えるものであるから、配光用ライトガイドと加飾用ライトガイド、および、配光用発光体と加飾用発光体、をそれぞれ備える特許文献1の車両用燈体、燈体付ドアミラーと比較して、構成部品や組立工程を少なくすることができる。これにより、この実施形態にかかるランプユニット8、ドアミラー1は、製造コストを安価にすることができる。
この実施形態にかかるランプユニット8、ドアミラー1は、導光部材11が入射面15と配光用出射面16と拡散部としての拡散反射部17と加飾光用出射面18とを有するものである。このために、この実施形態にかかるランプユニット8、ドアミラー1は、所定の配光パターンとしてのターンシグナルランプの配光パターンと、左右に長い帯形状の加飾の面発光とが得られる。
この実施形態にかかるランプユニット8、ドアミラー1は、光源12および入射面15が灯室14内のうち車両の内側(この例では右側)に配置されていて、配光用出射面16が灯室14内のうち車両の外側(この例では左側)に配置されている。このために、この実施形態にかかるランプユニット8、ドアミラー1は、配光用出射面16から照射される所定の配光パターンとして、ターンシグナルランプの配光パターンが最適である。
この実施形態にかかるランプユニット8、ドアミラー1は、拡散反射部17が導光部材11のうちランプレンズ10に対向する面に対して反対側の面に右側から左側にかけて設けられていて、加飾光用出射面18が導光部材11のうちランプレンズ10に対向する面に右側から左側にかけて設けられている。このために、この実施形態にかかるランプユニット8、ドアミラー1は、加飾光用出射面18から照射される加飾光L3により、左右に長い帯形状の加飾の面発光が確実に得られる。
この実施形態にかかるランプユニット8、ドアミラー1は、導光部材11が板形状をなし、拡散反射部17が導光部材11のうち加飾光用出射面18に対して反対側の面から加飾光用出射面18側に凹んだ凹形状をなす。このために、この実施形態にかかるランプユニット8、ドアミラー1は、拡散反射部17により、導光部材11の中の光L1を加飾光用出射面18側に拡散反射させることができる。この結果、この実施形態にかかるランプユニット8、ドアミラー1は、加飾光用出射面18を、左右に長い帯形状の加飾の面発光として、均一もしくはほぼ均一に発光させることができる。
この実施形態にかかるランプユニット8、ドアミラー1は、拡散反射部17が導光部材11の中間部分に設けられていて、上下方向の断面形状が湾曲凹形状をなし、光源12が入射面15のうち拡散反射部17の上下2箇所にそれぞれ配置されている発光部20を有する。このために、この実施形態にかかるランプユニット8、ドアミラー1は、上下両側部分110、111の配光用経路と中間部分112の加飾用経路とに、2経路設定することができる。このために、この実施形態にかかるランプユニット8、ドアミラー1は、2経路における相互の光量損失を抑制することができる。この結果、この実施形態にかかるランプユニット8、ドアミラー1は、十分な光量のターンシグナルランプの配光パターンと左右に長い帯形状の加飾の面発光とが得られる。
この実施形態にかかるランプユニット8、ドアミラー1は、ランプレンズ10のうち、配光用出射面16に対応する部分以外の部分には光半透過処理面21が施されている。このために、この実施形態にかかるランプユニット8、ドアミラー1は、光源12の発光部20の消灯時において、ランプレンズ10の内面に施された光半透過処理面21により、太陽光などの外光が、ランプレンズ10を経て、灯室14外から灯室14内に、また、灯室14内から灯室14外に、透過するのを抑制されている。この結果、この実施形態にかかるランプユニット8、ドアミラー1は、外部からランプレンズ10を経て灯室14内を見ても、光半透過処理面21により、灯室14内の構成部品が見え難い。これにより、光源12の発光部20の消灯時においての見栄えが向上される。
(変形例の説明)
以下、この発明にかかる車両用灯具、車両用後方視認装置の変形例について図7を参照して説明する。
前記の実施形態にかかるランプユニット8、ドアミラー1は、導光部材11の上下両側部分110、111の配光用経路と中間部分112の加飾用経路とが一体構造をなすものである。
第1の変形例にかかる導光部材11Aは、図7(A)に示すように、上下両側部分110A、111Aの配光用経路と中間部分112Aの加飾用経路とが別体構造をなすものである。上下両側部分110A、111Aと中間部分112Aとは、連結部分113A、114Aにより、相互に連結されている。第1の変形例において、拡散部17Aは、加飾光用出射面18A側に設けられていて、導光部材11A中の光を加飾光用出射面18Aから加飾光L3として拡散出射させる。第1の変形例にかかる導光部材11Aは、前記の実施形態にかかる導光部材11とほぼ同様の作用効果を達成することができる。
第2の変形例にかかる導光部材11Bは、図7(B)に示すように、上側部分110Bの配光用経路と下側部分112Bの加飾用経路とが別体構造をなすものである。上側部分110Bと下側部分112Bとは、連結部分113Bにより、相互に連結されている。第2の変形例において、拡散部17Bは、加飾光用出射面18B側に設けられていて、導光部材11B中の光を加飾光用出射面18Bから加飾光L3として拡散出射させる。第2の変形例にかかる導光部材11Bは、前記の実施形態にかかる導光部材11、第1の変形例にかかる導光部材11Aとほぼ同様の作用効果を達成することができる。
第3の変形例にかかる導光部材11Cは、図7(C)に示すように、後側部分110Cの配光用経路と前側部分112Cの加飾用経路とが別体構造をなすものである。後側部分110Cと前側部分112Cとは、連結部分113Cにより、相互に連結されている。第3の変形例において、拡散部17Cは、加飾光用出射面18C側に設けられていて、導光部材11C中の光を加飾光用出射面18Cから加飾光L3として拡散出射させる。第3の変形例にかかる導光部材11Cは、前記の実施形態にかかる導光部材11、第1の変形例にかかる導光部材11A、第2の変形例にかかる導光部材11Bとほぼ同様の作用効果を達成することができる。
(実施形態、変形例以外の例の説明)
なお、前記の実施形態、変形例においては、車両用灯具として、ターンシグナルランプのランプユニット8に使用するものである。ところが、この発明においては、車両用灯具として、ターンシグナルランプ以外のランプユニット8にも適用することができる。たとえば、テールランプ、ストップランプ、サイドマーカーランプ、バックアップランプ、ライセンスプレートランプなどにも適用することができる。
また、前記の実施形態、変形例においては、車両用後方視認装置として、ドアミラー1に使用するものである。ところが、この発明においては、車両用後方視認装置として、ドアミラー1以外のものにも適用することができる。たとえば、カメラ(撮像装置)で車両の後方の情報を撮像して、画像処理装置で情報を画像に処理し、その画像をディスプレ(表示装置)で表示し、これにより、車両の後方を視認するものである。
なお、この発明は、前記の実施形態、変形例により限定されるものではない。
1 ドアミラー(車両用アウトサイドミラー装置、車両用後方視認装置)
2 ベース(支持部材)
3 ミラーアセンブリ(後方視認部材)
4 ミラーハウジング
5 閉塞部分
6 開口部分
7 窓部
8 ランプユニット(車両用灯具)
9 ランプハウジング
10 ランプレンズ
11 導光部材
12 光源
13 凸部
14 灯室
15 入射面
16 配光用出射面
17 拡散反射部(拡散部)
18 加飾光用出射面
19 基板
20 発光部
21 光半透過処理面
110 上側部分
111 下側部分
112 中間部分
17A 拡散部
18A 加飾光用出射面
110A 上側部分
111A 下側部分
112A 中間部分
113A、114A 連結部分
17B 拡散部
18B 加飾光用出射面
110B 上側部分
112B 下側部分
113B 連結部分
17C 拡散部
18C 加飾光用出射面
110C 後側部分
112C 前側部分
113C 連結部分
B 後
D 下
F 前
H−H 水平軸
L 左
L1 光(光源からの光)
L2 光(配光用出射面から出射する光、ターンシグナルランプの配光パターン)
L3 光(加飾光用出射面から出射する光、加飾光)
R 右
U 上
V−V 進行軸

Claims (5)

  1. 灯室を形成するランプハウジングおよびランプレンズと、
    前記灯室内に配置されている導光部材および光源と、
    を備え、
    前記導光部材は、
    前記光源からの光が入射する入射面と、
    前記導光部材中の光が所定の配光パターンとして出射する配光用出射面と、
    前記導光部材中の光を拡散させる拡散部と、
    前記拡散部により拡散された光が加飾光として出射する加飾光用出射面と、
    を有し、
    前記光源は、前記灯室内のうち車両の内側に配置されていて、
    前記導光部材は、前記灯室内のうち車両の内側から車両の外側にかけて配置されていて、
    前記入射面は、前記導光部材のうち車両の内側の端部に設けられていて、
    前記配光用出射面は、前記導光部材のうち車両の外側の端部に設けられていて、
    前記拡散部は、前記導光部材のうち前記ランプレンズに対向する面あるいは前記ランプレンズに対向する面に対して反対側の面であって、車両の内側から車両の外側にかけて設けられていて、
    前記加飾光用出射面は、前記導光部材のうち前記ランプレンズに対向する面であって、車両の内側から車両の外側にかけて設けられている、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記導光部材は、板形状をなし、
    前記拡散部は、前記加飾光用出射面に対して反対側の面に設けられていて、前記加飾光用出射面側に凹んだ凹形状をなし、前記導光部材中の光を前記加飾光用出射面側に拡散反射させる拡散反射部である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記拡散反射部は、前記導光部材の中間部分に設けられていて、車両の上下方向の断面形状が湾曲凹形状をなし、
    前記光源は、前記入射面のうち前記拡散反射部の上下2箇所にそれぞれ配置されている発光部を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記ランプレンズのうち、前記配光用出射面に対応する部分以外の部分には、光半透過処理面が施されている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  5. 車両に取り付けられる支持部材と、
    前記支持部材に設けられている後方視認部材と、
    前記後方視認部材に設けられている前記の請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用灯具と、
    を備え、
    前記配光用出射面は、前記所定の配光パターンを車両の外側から後側にかけて出射し、
    前記加飾光用出射面は、前記加飾光を車両の外側から前側にかけて出射する、
    ことを特徴とする車両用灯具を備える車両用後方視認装置。
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