JP4561749B2 - 車両用灯具、車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置 - Google Patents

車両用灯具、車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置 Download PDF

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Description

この発明は、車両用アウトサイドミラー装置に装備される車両用灯具に関するものである。また、この発明は、車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置に関するものである。
この種の車両用灯具および車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用灯具および車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置の構成について説明する。従来の車両用灯具は、導光部材と、前記導光部材の一端に配置されている光源と、を備え、前記導光部材の一端から他端にかけての部分が湾曲形状をなしている。また、従来の車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置は、ミラーハウジングと、前記ミラーハウジングに装備されている前記の車両用灯具と、を備え、前記ミラーハウジングの前方側から車両の外側にかけての部分が平面から見て湾曲形状をなしていて、その湾曲形状をなしている部分には車両用灯具の導光部材の湾曲形状をなしている部分が配置されている。
以下、従来の車両用灯具および車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置の作用について説明する。車両用灯具の光源を点灯すると、光源からの光は、導光部材の一端から導光部材中に入射し、導光部材中を全反射を繰り返しながら導光部材の他端まで導かれ、その導光部材の他端から外部に出射する。従来の車両用灯具および従来の車両用アウトサイドミラー装置が備える車両用灯具は、たとえば、信号灯などのサイドターンシグナルランプ機能を作用する。
ところが、従来の車両用灯具は、導光部材中に入射した光を、導光部材中を全反射を繰り返して導くものであるから、導光部材の他端から出射される光の減衰(損失)が大きい。また、従来の車両用アウトサイドミラー装置は、ミラーハウジングの湾曲形状をなしている部分に車両用灯具の導光部材を配置するものであるから、車両用灯具の導光部材がミラーハウジングの湾曲形状に影響を受けて同じく湾曲形状をなす。このために、従来の車両用アウトサイドミラー装置は、湾曲形状をなす導光部材を使用するので、湾曲形状をなす導光部材中に入射した光が全反射を繰り返すので、減衰が大きい。
特開2006−114309号公報
この発明が解決しようとする問題点は、従来の車両用灯具および車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置では、導光部材中に入射した光が全反射を繰り返すので、減衰が大きいという点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、導光部材が、光源からの光を内部に入射させる入射部と、内部に設けられている中空部を形成する面のうち少なくとも1つの面からなり、入射部から内部に入射した光を所定の方向に内面反射させる内面反射面と、内面反射面からの内面反射光を外部に所定の方向に出射させる出射部と、から構成されていて、内面反射面が入射部および出射部と対向する、ことを特徴とする。
また、この発明(請求項2にかかる発明)は、インナーレンズとしての導光部材および光源が、ランプハウジングおよびアウターレンズとしてのランプレンズにより区画されている灯室内にそれぞれ配置されていて、導光部材が板形状をなし、入射部および出射部が板形状の導光部材の狭い面にそれぞれ設けられていて、光源が板形状の導光部材の狭い面に設けられている入射部に対向する、ことを特徴とする。
さらに、この発明(請求項3にかかる発明)は、ミラーハウジングと、そのミラーハウジングに装備されている前記の請求項1または2に記載の車両用灯具と、を備え、ミラーハウジングのうち前方側から車両の外側にかけての部分が平面から見て湾曲形状をなしていて、車両用灯具の導光部材がミラーハウジングの湾曲形状の部分から後方側に位置し、出射部がミラーハウジングの後方側に位置する、ことを特徴とする。
さらにまた、この発明(請求項4にかかる発明)は、ミラーハウジングの湾曲形状の前方側および車両の外側部分から後方側にかけての部分には窓部が設けられていて、車両用灯具の導光部材には装飾用の導光部材が一体に設けられていて、導光部材および装飾用導光部材が窓部に配置されていて、車両用灯具の光源および装飾用導光部材の光源がミラーハウジングの下側に位置する、ことを特徴とする。
この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、前記の課題を解決するための手段により、入射部から導光部材中に入射した光が全反射を繰り返さずに直接内面反射面に達してこの内面反射面で内面反射し、この内面反射光が同じく全反射を繰り返さずに直接出射部に達してこの出射部から外部に出射する。この結果、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、全反射を繰り返すことによる光の減衰を小さくすることができ、効率良く光学設計をすることができる。
しかも、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、導光部材の内部に中空部を設け、その中空部を形成する面のうち少なくとも1つの面を内面反射面とするものである。この結果、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、面にアルミ蒸着や銀塗装などを施して反射面とするものと比較して、アルミ蒸着や銀塗装などが不要であり、また、別部品の反射面なども不要であり、その分、製造コストを安価にすることができる。
また、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用灯具は、前記の課題を解決するための手段により、ランプハウジングとランプレンズとの間の灯具の幅寸法を小さくコンパクトにすることができる。この結果、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用灯具は、取付スペースにおいて制限がある車両用アウトサイドミラー装置に装備するのに最適である。
さらに、この発明(請求項3にかかる発明)の車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置は、前記の課題を解決するための手段により、車両用灯具の導光部材がミラーハウジングの湾曲形状に影響を受け難い。この結果、この発明(請求項3にかかる発明)の車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置は、湾曲形状をなす導光部材を使用しないで板形状をなす導光部材を使用することができるので、湾曲形状をなす導光部材のように光が全反射を繰り返すようなことがなく、その分光の減衰を小さくすることができ、効率良く光学設計をすることができる。
さらにまた、この発明(請求項4にかかる発明)の車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置は、前記の課題を解決するための手段により、導光部材と装飾導光部材とが光源により分裂することなく一体にすることができる。この結果、この発明(請求項4にかかる発明)の車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置は、一体の導光部材と装飾導光部材との途切れが無い連続した大型の発光面を得ることができ、装飾効果が向上して見栄えが向上し、しかも、視認性が向上して交通安全に貢献することができる。
以下に、この発明にかかる車両用灯具および車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置の実施例のうちの1例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
以下、この実施例における車両用灯具および車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置の構成について説明する。図面において、符号「I」は、車両(自動車)Cの内側(中央側)を示す。符号「O」は、車両Cの外側(側方側)を示す。符号「F」は、車両Cの前方側(車両Cの前進方向側)を示す。符号「B」は、車両Cの後方側を示す。符号「U」は、ドライバー側から前方側を見た上側を示す。符号「D」は、ドライバー側から前方側を見た下側を示す。符号「L」は、ドライバー側から前方側を見た場合の左側を示す。符号「R」は、ドライバー側から前方側を見た場合の右側を示す。符号「V−V」は、車両Cの進行軸を示す。符号「H−H」は、車両Cの水平軸を示す。この特許請求の範囲中の「前方側」、「後方側」、「下側」、「車両の外側」は、この明細書および図面中の「前方側」、「後方側」、「下側」、「車両の外側」と同意である。
図において、符号1は、この実施例における車両用アウトサイドミラー装置であって、この例では車両用のドアミラーである。前記ドアミラー1は、図2および図3に示すように、車両Cの左右のドアD′にそれぞれ装備されている。
前記実施例のドアミラー1は、図2〜図4、図6に示すように、前記ドアD′に固定されるベース2と、前記ベース2に設けられたシャフト(図示せず)と、前記シャフトに電動格納機構(図示せず)を介して回転可能に装備されたミラーアセンブリ3とを備える。
前記ミラーアセンブリ3は、前記電動格納機構により、前記ベース2に対して、使用位置(図2および図3に示し状態の位置)と後方格納位置(図示せず)との間を電動回転する。また、前記ミラーアセンブリ3は、前記電動格納機構のクラッチ作用により、緩衝のために、前方側Fおよび後方側Bに回転する。
前記ミラーアセンブリ3は、図4〜図7、図9に示すように、ミラーハウジング(または、ミラーボディー、ミラーカバー)4を有する。前記ミラーハウジング4の前方側Fから車両Cの外側Oにかけての部分5は、閉塞されていて、かつ、平面から見て湾曲形状をなす。一方、前記ミラーハウジング4の後方側Bの部分6は、開口されている。なお、図4〜図7、図9に示される前記ミラーアセンブリ3は、車両Cの右側RのドアD′に装備されるものである。車両Cの左側LのドアD′に装備されるミラーアセンブリ3は、図4〜図7、図9に示されるミラーアセンブリ3と左右逆となる。
前記ミラーハウジング4内には、パワーユニット(図示せず)を介してミラーユニット7が上下左右に傾動可能に装備されている。前記ミラーユニット7は、図5に示すように、反射面を有するミラーボディー8と、前記ミラーボディー8を保持するミラーホルダ9とを有するものである。前記ミラーホルダ9が前記パワーユニットに取り付けられている。また、前記ミラーボディー8の反射面は、前記ミラーハウジング4の開口部6に上下左右に傾動可能に位置する。なお、図5においては、二点鎖線にて示すミラーユニット7が左右に傾動している状態を示している。
また、図2〜図7、図9に示すように、前記ミラーハウジング4の湾曲形状をなしている閉塞部分5のうち、上下方向の中央部において前方側F(左右方向の中間)から車両Cの外側Oにかけての箇所には、左右方向に窓部10が設けられている。前記ミラーハウジング4は、図9に示すように、閉塞部分5を2分割する本体部分11とカバー部分12とから構成されている。前記カバー部分12は、カバー形状(スカルキャップ、意匠カバー、ガーニッシュ)をなしていて、前記本体部分11の一部を覆うように前記本体部分11にカバーされていて固定されている。これにより、前記ミラーハウジング4は、ツートンカラーの意匠が得られる。
前記ミラーハウジング4には、この実施例における車両用灯具13(以下、ランプユニット13と称する)が配置されている。前記ランプユニット13は、図9に示すように、前記窓部10と同様の形状をなす。また、前記ランプユニット13は、図8に示すように、導光部材14と、光源15と、ランプハウジング16と、ランプレンズ17と、装飾用の導光部材18と、前記装飾用の光源19と、を備えるものである。
前記導光部材14および前記装飾用導光部材18は、たとえば、アクリル(PMMA)からなり、かつ、板形状の一体構造をなす。前記導光部材14および前記装飾用導光部材18は、前記ランプユニット13のインナーレンズをなす。前記導光部材14および前記装飾用導光部材18は、前記ランプハウジング16および前記ランプレンズ17により、前記窓部10に位置する。すなわち、前記導光部材14は、前記ミラーハウジング4の湾曲形状の部分から後方側Bに位置する。一方、前記装飾用導光部材18は、前記ミラーハウジングの湾曲形状の部分に位置する。
前記導光部材14は、図1および図8に示すように、入射部20と、内面反射面21と、出射部22と、から構成されている。前記入射部20は、板形状の前記導光部材14の下端面すなわち狭い面にこの例では4個設けられていて、前記光源15からの光L1を前記導光部材14中に入射させるものである。
前記内面反射面21は、前記導光部材14の内部にこの例では2個設けられている任意形状、この例では、三角形の中空部23を形成する3つの面のうちの1つの面からなる。前記内面反射面21は、前記入射部20から前記導光部材14の内部に入射した光L2を所定の方向に内面反射(全反射)させるものである。前記内面反射面21は、前記入射部20および前記出射部22と対向する。
前記出射部22は、板形状の前記導光部材14の後端面すなわち狭い面にこの例では2個設けられていて、前記内面反射面21からの内面反射光L3を外部に所定の方向に出射させるものである。なお、前記出射部22に、出射光L4を所定の範囲(図2中の進行軸V−Vに対してのθ1−θ2、図5中のθ1−θ2、および、図3中の水平軸H−Hに対してのθ3)拡散もしくは発散させる手段(図示せず)を、設けても良い。
板形状の前記装飾用導光部材18の下端面すなわち狭い面には、この例では2個の装飾用の入射部24が設けられている。前記装飾用入射部24は、前記装飾用光源19からの光(図示せず)を前記装飾用導光部材18中に入射させるものである。
前記ランプハウジング16は、この例では、光不透過性の合成樹脂からなる。前記ランプハウジング16は、図8に示すように、一面が開口されていてかつ他面が閉塞されている中空状の薄型形状をなす。一方、前記ランプレンズ17は、この例では、光透過性の合成樹脂からなるいわゆるアウターレンズである。前記ランプレンズ17は、図8に示すように、一面が開口されていてかつ他面が閉塞されている中空状の薄型形状をなす。
前記ランプハウジング16の開口部の縁と前記ランプレンズ17の開口部の縁とは、適宜の固定手段(たとえば、超音波溶着、接着、加締め付け、クリップ、ボルトナット、スクリューなど)により、固定されている。前記ランプハウジング16および前記ランプレンズ17により、灯室25が区画されている。前記灯室25は、前記ランプハウジング16と前記ランプレンズ17との間の幅寸法が小さい。
前記灯室25内には、前記導光部材14および前記装飾用導光部材18および前記光源15および前記装飾用光源19がそれぞれ配置されている。前記光源15および前記装飾用光源19は、この例では、LEDなどの半導体型光源を使用する。前記光源15および前記装飾用光源19は、ホルダ(図示せず)を介して前記ランプハウジング16に保持されている。前記光源15および前記装飾用光源19は、前記導光部材14の入射部20および前記装飾用導光部材18の装飾入射部24と対向する。前記光源15および前記装飾用光源19は、コネクタ(図示せず)を介して電源と電気的に接続されている。
前記ランプユニット13は、前記ミラーハウジング4に装備されている。前記ランプユニット13の前記ランプレンズ17は、前記ミラーハウジング4の窓部10に配置されている。この結果、前記導光部材14は、前記ミラーハウジング4の湾曲形状の部分から後方側Bに位置する。前記出射部22は、前記ミラーハウジング4の後方側Bに位置する。
この実施例における車両用灯具(ランプユニット13)および車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置(ドアミラー1)は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
まず、光源15を点灯発光させる。すると、光源15からの光L1は、入射部20から導光部材14中に入射する。導光部材14中に入射した光L2は、導光部材14中を全反射を繰り返さずに直接内面反射面21に達してこの内面反射面21で内面反射する。この内面反射面21で内面反射した内面反射光L3は、同じく全反射を繰り返さずに直接出射部22に達してこの出射部22から出射光L4としてランプレンズ17を透過して外部に出射する。この出射光L4は、所定の範囲を照明する。
この所定の範囲は、たとえば、図2および図3中の斜線を施した所定の範囲、すなわち、図2中の進行軸V−Vに対してのθ1−θ2(図5中のθ1−θ2)の範囲、および、図3中の水平軸H−Hに対してのθ3の範囲である。この所定の範囲は、サイドターンランプ機能の配光を満足する範囲である。ここで、図2中の車両Cの進行軸V−Vに対してθ1は60°(日本および欧州)または70°(北米)であり、θ2は5°(日本および欧州)または30°(北米)であり、また、図3中の車両Cの水平軸H−Hに対してθ3は15°(日本および欧州および北米)である。この結果、この実施例のドアミラー1は、ランプユニット13により、サイドターンシグナルランプ機能が得られるものである。
また、装飾用光源19を点灯発光させる。すると、装飾用光源19からの光(図示せず)は、装飾入射部24から装飾用導光部材18中に入射する。装飾用導光部材18中に入射した光(図示せず)は、装飾用導光部材18の導光作用により装飾用導光部材18全体に導かれながら、この装飾用導光部材18からランプレンズ17を透過して外部に所定の範囲(ず2および図5中のθ4の範囲)を照明する。この装飾用導光部材18から出射する光は、装飾用の光である。このために、導光部材14の出射部22から出射される光L4と、装飾用導光部材18から出射される光とにより、発光面が大型化するので、視認性が向上される。
なお、図2および図3および図5においては、車両Cの右側RのドアD′に装備されているドアミラー1による照明範囲について説明しているが、車両Cの左側LのドアD′に装備されているドアミラー1についても左右逆の同様の照明範囲が得られるものである。また、この実施例のドアミラー1およびランプユニット13において、出射部22から外部に所定の方向に出射される出射光L4、および、装飾用導光部材18から外部に出射される出射光は、たとえば、黄色もしくはアンバー色の光を使用する。
この実施例における車両用灯具(ランプユニット13)およびこの実施例における車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置(ドアミラー1)は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施例における車両用灯具(ランプユニット13)は、入射部20から導光部材14中に入射した光L2が全反射を繰り返さずに直接内面反射面21に達してこの内面反射面21で内面反射し、この内面反射光L3が同じく全反射を繰り返さずに直接出射部22に達してこの出射部22から出射光L4として外部に出射する。この結果、この実施例における車両用灯具(ランプユニット13)は、全反射を繰り返すことによる光の減衰を小さくすることができ、効率良く光学設計をすることができる。
しかも、この実施例における車両用灯具(ランプユニット13)は、導光部材14の内部に中空部23を設け、その中空部23を形成する面のうち少なくとも1つの面を内面反射面21とするものである。この結果、この実施例における車両用灯具(ランプユニット13)は、面にアルミ蒸着や銀塗装などを施して反射面とするものと比較して、アルミ蒸着や銀塗装などが不要であり、また、別部品の反射面なども不要であり、その分、製造コストを安価にすることができる。
また、この実施例における車両用灯具(ランプユニット13)は、ランプハウジング16とランプレンズ17との間の灯具の幅寸法26を小さくコンパクトにすることができる。この結果、この実施例における車両用灯具(ランプユニット13)は、取付スペースにおいて制限がある車両用アウトサイドミラー装置(ドアミラー1)に装備するのに最適である。
さらに、この実施例における車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置(ドアミラー1)は、車両用灯具(ランプユニット13)の導光部材14がミラーハウジング4の湾曲形状の部分から後方側Bに位置するのでミラーハウジング4の湾曲形状に影響を受け難い。この結果、この実施例における車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置(ドアミラー1)は、湾曲形状をなす導光部材を使用しないで板形状をなす導光部材14を使用することができるので、湾曲形状をなす導光部材のように光が全反射を繰り返すようなことがなく、その分光の減衰を小さくすることができ、効率良く光学設計をすることができる。
さらにまた、この実施例における車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置(ドアミラー1)は、光源15および装飾用光源19が導光部材14および装飾用導光部材18の下側に位置するので、導光部材14と装飾導光部材18とが光源15および装飾用光源19により分裂することなく一体にすることができる。この結果、この実施例における車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置(ドアミラー1)は、一体の導光部材14と装飾導光部材18との途切れが無い連続した大型の発光面を得ることができ、装飾効果が向上して見栄えが向上し、しかも、視認性が向上して交通安全に貢献することができる。
以下、前記の実施例以外の例について説明する。前記の実施例においては、サイドターンシグナルランプについて説明するものである。ところが、この発明においては、サイドターンシグナルランプ以外の車両用灯具、たとえば、クリアランスランプ、フットランプ、室内灯、サイドマークランプなどであっても良い。
また、前記の実施例においては、ドアミラー1に装備されるサイドターンシグナルランプについて説明するものである。ところが、この発明においては、ドアミラー1以外に、車両Cの車体やその他の車両用部品に装備されるサイドターンシグナルランプあるいはサイドターンシグナルランプ以外の車両用灯具であっても良い。
さらに、前記の実施例においては、導光部材14に2個の三角形の中空部23を設けたものである。ところが、この発明においては、中空部23を1個もしくは3個以上設けても良い、また、中空部の形状を三角形以外の形状としても良い。
さらにまた、前記の実施例においては、中空部23の1つの平面を内面反射面21とするものである。ところが、この発明においては、内面反射面を、中空部の2つ以上の面であっても良いし、また、曲面であってもよい。
前記の実施例においては、車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置としてドアミラー1について説明する。ところが、この発明においては、その他の車両用アウトサイドミラー装置、たとえば、フェンダミラーやトラックミラーなどであっても良い。
また、前記の実施例においては、ミラーハウジング4と、ランプユニット11のランプハウジング16とは、別体のものから構成されている。ところが、この発明においては、ランプユニット11をユニット構造とせずに、ランプハウジングをミラーハウジングで兼用することができる。
この発明にかかる車両用灯具および車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置の実施例を示す光路の説明図である。 同じく、車両に装備された状態であって、ターンシグナルランプ機能の配光範囲を示す平面説明図である。 同じく、ターンシグナルランプ機能の配光範囲を示す正面説明図であって、図2におけるIII矢視図である。 同じく、ランプユニットを備えるドアミラーを示す正面図である。 同じく、図4におけるV−V線断面図である。 同じく、ランプユニットを備えるドアミラーを示す平面図である。 同じく、図6におけるVII−VII線断面図である。 同じく、ランプユニットを示す分解斜視図である。 同じく、ランプユニットとミラーハウジングの本体部分とカバー部分とを示す分解斜視図である。
符号の説明
1 ドアミラー(車両用アウトサイドミラー装置)
2 ベース
3 ミラーアセンブリ
4 ミラーハウジング
5 閉塞部分(湾曲部分)
6 開口部分
7 ミラーユニット
8 ミラーボディー
9 ミラーホルダ
10 窓部
11 本体部分
12 カバー部分
13 ランプユニット(車両用灯具)
14 導光部材
15 光源
16 ランプハウジング
17 ランプレンズ
18 装飾用導光部材
19 装飾用光源
20 入射部
21 内面反射面
22 出射部
23 中空部
24 装飾用入射部
25 灯室
26 幅寸法
C 車両(車両)
D′ ドア
I 内側(中央側)
O 外側(側方側)
F 前方側
B 後方側
U 上側
D 下側
L 左側
R 右側
V−V 進行軸
H−H 水平軸
L1、L2、L3、L4 光路

Claims (4)

  1. 車両用アウトサイドミラー装置に装備される車両用灯具において、
    導光部材と、光源と、を備え、
    前記導光部材は、
    前記光源からの光を内部に入射させる入射部と、
    内部に設けられている中空部を形成する面のうち少なくとも1つの面からなり、前記入射部から内部に入射した光を所定の方向に内面反射させる内面反射面と、
    前記内面反射面からの内面反射光を外部に所定の方向に出射させる出射部と、
    から構成されていて、
    前記内面反射面は、前記入射部および前記出射部と対向する、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. インナーレンズとしての前記導光部材および前記光源は、ランプハウジングおよびアウターレンズとしてのランプレンズにより区画されている灯室内にそれぞれ配置されていて、
    前記導光部材は、板形状をなし、
    前記入射部および前記出射部は、板形状の前記導光部材の狭い面にそれぞれ設けられていて、
    前記光源は、板形状の前記導光部材の狭い面に設けられている前記入射部に対向する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置において、
    ミラーハウジングと、前記ミラーハウジングに装備されている前記の請求項1または2に記載の車両用灯具と、を備え、
    前記ミラーハウジングのうち前方側から車両の外側にかけての部分は、平面から見て湾曲形状をなしていて、
    前記車両用灯具の前記導光部材は、前記ミラーハウジングの湾曲形状の部分から後方側に位置し、かつ、前記出射部は、前記ミラーハウジングの後方側に位置する、
    ことを特徴とする車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置。
  4. 前記ミラーハウジングの湾曲形状の前方側および車両の外側部分から後方側にかけての部分には、窓部が設けられていて、
    前記車両用灯具の前記導光部材には、装飾用の導光部材が一体に設けられていて、
    前記導光部材および前記装飾用導光部材は、前記窓部に配置されていて、
    前記車両用灯具の前記光源および前記装飾用導光部材の光源は、前記ミラーハウジングの下側に位置する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具を備える車両用アウトサイドミラー装置。
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