JP2014107240A - 導光板及び光照射装置 - Google Patents

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義春 宇波
Hiroshi Katogi
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Abstract

【課題】導光板から出射させる光の輝度を高める
【解決手段】本発明は、光源からの光を入射させる光入射面と、前記光を反射させるスリットが加工された加工面と、前記スリットによって反射された光を外部に出射させる光出射面とを有する導光板であって、前記スリットは、前記加工面に対して垂直な面を有しており、前記光入射面及び前記光出射面は、前記加工面に対して側面に配置されていることを特徴とする導光板である。
【選択図】図1

Description

本発明は、導光板及び光照射装置に関する。
導光板の加工面に凹部(ドット)を形成し、光源から入射させた光を凹部に反射させて、外部に光を出射させる導光板が知られている(特許文献1参照)。
このような従来の導光板では、光源からの光を入射させる光入射面が導光板の側面(エッジ)に配置され、ドットの形成された加工面と光出射面が板面に配置されている。そして、導光板の側面(エッジ)から入射された光が、板面である光出射面から出射することになる。
国際公開WO2007/123202号公報
従来の導光板は、エッジから入射した光によって面発光することになるので、その構造上、出射効率が悪くなるため、輝点(ドット)の輝度を高くしにくい。
本発明は、導光板から出射させる光の輝度を高めることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、光源からの光を入射させる光入射面と、前記光を反射させるスリットが加工された加工面と、前記スリットによって反射された光を外部に出射させる光出射面とを有する導光板であって、前記スリットは、前記加工面に対して垂直な面を有しており、前記光入射面及び前記光出射面は、前記加工面に対して側面に配置されていることを特徴とする導光板である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、導光板から出射させる光の輝度を高めることができる。
図1Aは、第1実施形態の導光板5の概要説明図である。図1Bは、図1Aの導光板5を用いた光照射装置1の概要説明図である。図1Cは、第1実施形態の導光板5を光出射面13から見た図である。 図2Aは、スリット21の形状を説明するための斜視図である。図2Bは、スリット21の第1反射面22A及び第2反射面22Bの反射光の説明図である。 図3A〜図3Cは、第1実施形態の第1〜第3具体例の導光板5を加工面12から見た図である。 図4A〜図4Eは、第1実施形態の第4〜第8具体例の導光板5を加工面12から見た図である。 図5Aは、第1実施形態の変形例の導光板5を加工面12から見た図である。図5Bは、図5Aの導光板5を有する光照射装置1の説明図である。 図6Aは、第2実施形態の導光板5の概要説明図である。図6Bは、図6Aの導光板5を用いた光照射装置1の概要説明図である。 図7Aは、第2実施形態の第1変形例の導光板5を加工面12から見た図である。図7Bは、図7Aの導光板5を有する光照射装置1の説明図である。 図8は、第2実施形態の第2変形例の導光板5を有する光照射装置1の説明図である。 図9Aは、第3実施形態の光照射装置1の説明図である。図9Bは、図9Aの光照射装置1から照射された光を光出射面13から見た説明図である。 図10は、第4実施形態の光照射装置1の説明図である。 図11は、第5実施形態の光照射装置1の説明図である。 図12は、第6実施形態の光照射装置1の説明図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
光源からの光を入射させる光入射面と、前記光を反射させるスリットが加工された加工面と、前記スリットによって反射された光を外部に出射させる光出射面とを有する導光板であって、前記スリットは、前記加工面に対して垂直な面を有しており、前記光入射面及び前記光出射面は、前記加工面に対して側面に配置されていることを特徴とする導光板が明らかとなる。
このような導光板によれば、出射させる光の輝度を高めることができる。
前記加工面には、少なくとも2つの前記スリットが形成されており、2つの前記スリットは、互いに、前記光出射面に沿う方向の位置が異なることが望ましい。これにより、複数の輝点を形成できる。
前記加工面には、少なくとも2つの前記スリットが形成されており、2つの前記スリットは、互いに、前記光出射面に垂直な方向における位置が異なることが望ましい。これにより、奥側(光源から遠い側)のスリットで反射できる光量が減らずに済む。
前記光出射面に垂直な方向のいずれの位置においても、いずれかの前記スリットが存在することが望ましい。これにより、スリットで反射されずに導光板を通過する光を減らすことができる。
前記スリットは、前記光のコヒーレンス長よりも短い距離で対向する2つの反射面を有し、2つの前記反射面によって前記光出射面へ光を反射させることが望ましい。これにより、輝点が煌めいて見えるようになる。
前記加工面には、少なくとも2つの前記スリットが形成されており、少なくとも2つのスリットは、前記光のコヒーレンス長よりも短い範囲に配置されていることが望ましい。これにより、輝点が煌めいて見えるようになる。
前記加工面に、前記光を分岐させるための光分岐部が形成されており、前記光分岐部によって分岐された光をそれぞれ前記スリットによって反射させることが望ましい。これにより、光出射面を広くできる。
前記光分岐部によって分岐された光の一方の光を出射する前記光出射面と、他方の光を出射する前記光出射面との間から、前記光分岐部を透過した光が出射することが望ましい。これにより、光出射面の間の領域から光が出射され、光出射面の間の領域が暗くならずに済む。
複数の前記導光板が、前記加工面と垂直な方向に並べて配置されていることが望ましい。これにより、2次元表示が可能になる。
複数の前記導光板が、前記光出射面と垂直な方向に並べて配置されていることが望ましい。これにより、人が見る側を前側、逆側を後側としたとき、前側の導光板の光出射面から、後側の導光板から出射した光を出射できる。
少なくとも2つの前記導光板が、前記光出射面と垂直な方向に並べて配置されているとともに、少なくとも2つの前記導光板が、前記加工面と垂直な方向に並べて配置されていることが望ましい。これにより、2以上の2次元画像を表示可能になる。
===第1実施形態===
<基本的な構成>
図1Aは、第1実施形態の導光板5の概要説明図である。図1Bは、図1Aの導光板5を用いた光照射装置1の概要説明図である。図1Cは、第1実施形態の導光板5を光出射面13から見た図である。なお、図1Bでは、理解を容易にするために6つのスリット21の反射光が平行に描かれているが、導光板5の内部では光が複雑に反射しているため、反射光は実際には平行光ではないので、図1Cのように6つの輝点が同時に視認可能である。
光照射装置1は、光を照射するための装置であり、光源3と、導光板5とを備えている。光照射装置1として、例えば照明装置や、表示装置(例えば電飾装置)などが含まれる。具体的には、光照射装置1は、車内・車外を照明するための照明装置に用いられたり、自動販売機の照明や電飾に用いられたりする。但し、光照射装置1は、このような用途に限られるものではない。
第1実施形態の導光板5は、例えば厚さ約8mmの板形状の直方体である。但し、導光板5の形状は、直方体に限らず、後述するように側面に曲面を有する板形状でもよい。
以下の説明では、図1Aに示すように、板形状(直方体)の導光板5の形状に沿ってXYZ方向を定義する。ここでは、最も狭い間隔で対向する二面(若しくは、最も面積の大きい対向する二面)を板面とした場合に、板面をXY平面として、板面に垂直な方向をZ方向とする。また、板面及び光出射面13に沿う方向(板面及び光出射面13に平行な方向、光源3から光が入射される方向)をX方向とし、光出射面13に垂直な方向(X方向にもZ方向にも垂直な方向)をY方向とする。なお、X方向のことを「光進行方向」、Y方向のことを「幅方向」、Z方向のことを「厚さ方向」と表現することがある。
導光板5は板形状であるため、通常、厚さ方向の寸法(厚さ)は、幅方向及び光進行方向の寸法よりも小さい。また、導光板5は、通常、光進行方向が長手方向になるため、光進行方向の寸法は、幅方向の寸法よりも長い。但し、本実施形態を理解できれば、このような寸法の制約を受けずに導光板5を製造可能である。
導光板5は、透明性及び加工性に優れたアクリル樹脂製である。但し、導光板5の材質は、光源3の光を透過できる透明な材料であればよく、ポリカーボネート樹脂、シリコーン樹脂、シクロポリオレフィン樹脂等の他の樹脂でもよいし、ガラスでもよい。
導光板5は、光入射面11と、加工面12と、光出射面13とを有する。
光入射面11は、外部の光源3からの光を内部に入射させる面である。光入射面11は、X方向に垂直な面(YZ平面)になり、ここでは板形状の導光板5の端面(エッジ)である。光入射面11には、光源3が対向するように配置される。ここでは3個の光源3が配置されているが、1個でも良いし、他の数でも良い。ここでは、光源3はLED(発光ダイオード)であるが、他の光源でも良い。
加工面12は、光を反射させる反射面22を有するスリット21が加工された面である。加工面12は、Z方向に垂直な面(XY平面)であり、ここでは板形状の導光板5の板面である。スリット21の反射面22は、加工面12に対して垂直な面になっており、厚さ方向に平行な面である。各スリット21の反射面22は、X方向からの光をY方向に反射させるために、X方向及びY方向に対して例えば45度傾いた面になっている。つまり、各スリット21の反射面22は、光出射面13に対して例えば45度傾いた面になっている。なお、導光板5の内部では光が複雑に反射しており、光が導光板5の内部を必ずしも光進行方向に平行に進むわけではないため、スリット21の反射面22は、光出射面13に対して正確に45度傾いていなくても良く、45度プラスマイナス10度程度の範囲で良い。加工面12から見ると、スリット21は直線状に形成された細溝であり、ここではスリット21は裏面まで貫通している。
スリット21は、加工面12からスリット形成加工(例えばレーザー加工)を施すことによって形成される。スリット21をレーザー加工により形成する場合、レーザー光の照射位置と導光板5とを相対的に移動させることによって、加工面12側から見て直線状にスリット21が形成される。このように、板面である加工面12にスリット21を形成することは容易である。特に、光出射面に対して斜めの反射面を形成するために楔形の刃を加工面から斜めに押し当ててドット(凹部)を成型するような製造方法と比べると、本実施形態のように加工面12に垂直なスリット21を形成することは容易である。
加工面12から見たスリット21の長さをLとし、導光板5の厚さをDとすると、反射面22の面積Sは、S=L×Dになる。したがって、スリット形成加工時にスリット21の長さLを調整することによって、反射面22の面積Sを調整でき、導光板5の輝点の輝度を調整できる。また、スリット形成加工時にスリット21のX方向の位置を調整することによって、輝点のX方向の位置を調整できる。本実施形態ではスリット21は裏面まで貫通しているが、例えばレーザー照射量を調整することによって、スリット21を貫通させずに形成することも可能である。
光出射面13は、スリット21の反射面22によって反射された光を外部に出射させる面である。光出射面13は、Y方向に垂直な面(XZ平面)であり、ここでは板形状の導光板5の端面(エッジ)である。光出射面13は、光入射面11に対して垂直に配置されているが、垂直でなくてもよい。また、光出射面13を粗面化させて、出射する光が拡散するようにしても良い。
第1実施形態の導光板5では、板面である加工面12に対して、光入射面11及び光出射面13が側面に配置されている。これにより、板状の導光板5の端面(エッジ)から入射された光は、板面からではなく、別の端面(エッジ)から出射する。これに対し、従来の導光板では、ドット(凹部)の形成された加工面と光出射面が板面に配置されており、板状の導光板の端面(エッジ)から入射された光は、板面である光出射面から出射する。つまり、従来の導光板は、エッジから入射した光によって面発光するのに対し、第1実施形態の導光板5は、エッジから入射した光によってエッジ発光する。
第1実施形態では、光出射面13が側面に配置されているため、加工面12に垂直に形成したスリット21によって、側面の光入射面11から入射された光を光出射面13に向かって反射させることができる。このため、従来の導光板のドットと比べて、大きな反射面を形成でき、輝点を明るくできる(輝点の輝度を高くすることができる)。加えて、加工面12に垂直にスリット21を形成することは例えばレーザー加工でも容易に実現できるため、導光板5の製造が容易である。
<スリット21について>
第1実施形態では、加工面12には、6つのスリット21が形成されている(図1A、図1B参照)。これにより、導光板5から出射した光を見た人は、6つの輝点を視認することになる(図1C参照)。
各スリット21は、光進行方向及び幅方向にずらして配置されている。つまり、各スリット21のX方向及びY方向の位置は、互いに異なっている。言い換えると、各スリット21は、互いに、光出射面13に沿う方向における位置が異なるとともに、光出射面13に垂直な方向における位置が異なる。各スリット21の光進行方向の位置をずらして配置することによって、光出射面13から見たときに、複数の輝点を視認できるようになる(複数の輝点を形成できる)。また、各スリット21の幅方向の位置をずらして配置することによって、光源3側のスリット21で光が反射されても、奥側(光源3から遠い側)のスリット21で反射できる光量が減らずに済む。仮に或る2つのスリット21の幅方向の位置が同じ場合、光源3側のスリット21で光が反射されることによって、奥側のスリット21で反射できる光量が減ってしまうからである(この結果、奥側の輝点の輝度が、光源3側の輝点の輝度よりも暗くなる)。したがって、本実施形態によれば、光源3から入射された光を効率よく外部に出射させるとともに、各輝点を均等に明るくできる。
更に、幅方向のいずれの位置においても、いずれかのスリット21が存在するように(いずれかの反射面22が形成されるように)、6つのスリット21が幅方向にずらして配置されている。言い換えると、光入射面11側から見たときに(導光板5をX方向からYZ平面に投影したときに)導光板5内が6つの反射面22によって塞がれるように、6つのスリット21が幅方向にずらして配置されている。これにより、光源3から入射された光を漏れなく反射面22で反射させることができ、導光板5を通過する光を減らすことができ、輝点の輝度を高められる。仮に従来の導光板5のようにドット(凹部)の形成された加工面12と光出射面13を板面に配置して端面(エッジ)から光を入射させた場合には、導光板5を通過する光(ドットに反射されない光)が多くなり、輝点が暗くなる(輝点の輝度が低くなる)。
図2Aは、スリット21の形状を説明するための斜視図である。図2Bは、スリット21の第1反射面22A及び第2反射面22Bの反射光の説明図である。なお、導光板5の内部では光が複雑に反射しているため、スリット21には様々な方向から光が入射するが、図2Bでは、便宜上、X方向に平行な光L0だけがスリット21に入射しているように示されている。
スリット21は、加工面12に対して垂直な反射面22を2つ有することになる。ここでは、光源3に近い側の反射面22を第1反射面22Aと呼び、第1反射面22Aと対向する反射面22を第2反射面22Bと呼ぶ。ここでは、第1反射面22Aと第2反射面22Bは互いに平行である。
第1反射面22Aと第2反射面22Bとの間隔は、光のコヒーレンス長(光源3にLEDを採用した場合、コヒーレンス長は数cm)よりも十分狭く形成される。これにより、第1反射面22Aで反射された光L1と、第2反射面22Bで反射された光L2とが干渉する。このため、第1反射面22A及び第2反射面22Bと視点との位置関係(距離や角度)が変わると、視認される光の強度が変化する。したがって、導光板5から出射された光を人が歩きながら見ると、各スリット21で反射された光の強度がそれぞれ変化し、輝点が煌めいて見えるようになり、装飾効果を高めることができる。
<第1実施形態の具体例>
図3A〜図3Cは、第1実施形態の第1〜第3具体例の導光板5を加工面12から見た図である。図4A〜図4Eは、第1実施形態の第4〜第8具体例の導光板5を加工面12から見た図である。前述の光入射面11、加工面12、光出射面13及びスリット21に相当する部位には、同じ符号を付している。
いずれの具体例を示す図においても、紙面に垂直な方向の導光板5の寸法は記載されていないが、最も狭い間隔で対向する二面(板面)は、紙面方向に平行な二面である。このため、いずれの導光板5においても、加工面12が板面に相当する。厚さ方向は、紙面に垂直な方向(板面に垂直な方向)である。また、光進行方向は、板面及び光出射面13に沿う方向(板面及び光出射面13に平行な方向)である。また、幅方向は、光出射面13に垂直な方向である。
図3Aに示す第1具体例では、スリット21の数が前述の6つより多い。このように、スリット21の数は適宜変更することが可能である。なお、第1具体例に示すように、導光板5の幅方向の端部(端面:光出射面13及びその反対面)にスリット21が形成されていなくても良い。但し、この結果、導光板5を通過する光が増加してしまう。
図3Bに示す第2具体例では、第1具体例よりも更にスリット21の数が増えている。このように、スリット21の数が増えると、導光板5の幅方向の寸法が長くなる。図3Aの第1具体例では、奥側(光源から遠い側)のスリット21ほど光出射面13に近くなるように複数のスリット21が形成されていたが、仮に第2具体例と同じ数のスリット21を同様に形成すると、スリット21同士の間隔が近くなり過ぎて、導光板5の強度が低下するおそれがある。そこで、図3Bの第2具体例では、多数のスリット21を3グループに分けて、それぞれのグループごとに、奥側(光源から遠い側)のスリット21ほど光出射面13に近くなるように複数のスリット21を形成している。これにより、スリット21同士の間隔を離すことができる。第2具体例(及び第1具体例)においても、複数のスリット21の幅方向の位置をずらして配置しているので、光源側のスリット21で光が反射されても、奥側(光源から遠い側)のスリット21で反射できる光量が減らずに済む。
図3Cに示す第3具体例では、奥側(光源から遠い側)ほど密度が高くなるようにスリット21が形成されている。これにより、奥側(光源から遠い側)の輝点の輝度の低下を抑制できる。
図4Aに示す第4具体例及び図4Bに示す第5具体例では、2つのスリット21からなるスリット対が3つあり、それぞれのスリット対が光進行方向にずらして配置されている。対となる2つのスリット21は、光進行方向のほぼ同じ位置において、光出射面13側とその反対面側に形成されている。このように、光進行方向のほぼ同じ位置において、2つのスリット21を配置しても良い。また、図4Bに示す第5具体例のように、対となる2つのスリット21が、導光板5の幅方向の中央付近で重複して配置されても良い。対となる2つのスリット21の間隔が光のコヒーレンス長よりも狭く形成されていれば、一方のスリット21で反射された光と、他方のスリット21で反射された光とが干渉する。これにより、輝点が煌めいて見えるようになり、装飾効果を高めることができる。
図4Cに示す第6具体例では、導光板5の幅方向の中央部に、複数のスリット21が形成されている。第6具体例に示すように、複数のスリット21を、幅方向のほぼ同じ位置に配置しても良い。この場合、図示するように、導光板5の幅方向の端部にスリット21を形成しないようにすれば、導光板5の幅方向の端部(光出射面13及びその反対面)とスリット21の間から奥側(光源から遠い側)に光が進行するため、奥側(光源から遠い側)のスリット21も光を反射できる。なお、第6具体例によれば、複数のスリット21の光進行方向の位置をずらして配置しているので、複数の輝点を形成できる。
図4Dに示す第7具体例では、複数のスリット21からなるスリット群が3つあり、それぞれのスリット群が光進行方向にずらして配置されている。スリット群を構成するスリット21は、導光板5の幅方向の端部には形成されていないため、第6具体例と同様に、導光板5の幅方向の端部とスリット21の間から奥側(光源から遠い側)に光が進行でき、奥側(光源から遠い側)のスリット群も光を反射できる。第6具体例では、各スリット群を構成する複数のスリット21が、光のコヒーレンス長よりも狭い範囲に配置されている。つまり、各スリット群の光源側のスリット21と奥側(光源から遠い側)のスリット21との間隔は、光のコヒーレンス長よりも狭く形成されている。これにより、各スリット21に反射された光同士が干渉し、更に輝点が煌めいて見えるようになる。
図4Eに示す第8具体例では、光出射面13の反対面側に多数のスリット21が配置されている。第8具体例に示すように、複数のスリット21を、幅方向のほぼ同じ位置に配置しても、光照射面13とスリット21との間を光が進行するので、奥側(光源から遠い側)のスリット21も光を反射できる。第8具体例においても、板面である加工面12に垂直に形成されたスリット21が、側面である光入射面11から入射された光を側面である光出射面13へ反射させるため、従来の面発光する導光板と比べて、光の出射効率が高くなり、輝点の輝度を高くしやすい。
<第1実施形態の変形例>
図5Aは、第1実施形態の変形例の導光板5を加工面12から見た図である。図5Bは、図5Aの導光板5を有する光照射装置1の説明図である。図5Bでは、理解を容易にするために、導光板5から出射する光を矢印で示しているが、出射する光は実際には平行光ではない。なお、前述の光入射面11、加工面12、光出射面13及びスリット21に相当する部位には、同じ符号を付している。
図5A及び図5Bには紙面に垂直な方向の導光板5の寸法は記載されていないが、最も狭い間隔で対向する二面(板面)は、紙面方向に平行な二面である。このため、変形例の導光板5においても、加工面12が板面に相当する。厚さ方向は、紙面に垂直な方向(板面に垂直な方向)である。また、光進行方向は、板面及び光出射面13に沿う方向(板面及び光出射面13に平行な方向)である。また、幅方向は、光出射面13に垂直な方向である。変形例では、光分岐部25によって光の進行方向が変更されるため、この結果、光入射面11と光出射面13は、平行になる(これに対し、図1Aの導光板5では、光入射面11と光出射面13は垂直である)。
変形例の導光板5には、光分岐部25が形成されている。光分岐部25は、光入射面11から入射された光を2つに分岐する部位である。光分岐部25は、図中の下側から入射された光を、図中の左右両側に分岐させる。分岐された光は、それぞれ、加工面12に形成されたスリット21によって反射され、図中の上側に向かって外部に出射する。これにより、導光板5の幅方向の寸法に対して光出射面13を広く(長く)できる。
光分岐部25は、光を分岐させるための2つの光拡散面25Aと、光透過面25Bとにより囲まれた貫通穴として形成されている。光拡散面25A及び光透過面25Bは、いずれとも、加工面12に対して垂直な面である。光分岐部25となる貫通穴は、加工面12から加工されて形成されている。これにより、スリット21と光分岐部25とを一緒に、例えばレーザー加工によって形成できる。このため、光分岐部25の加工が容易である。また、光分岐部25が導光板5と一体的に形成されるため、光照射装置1の部品点数を軽減できる。
2つの光拡散面25Aは、左右対称に配置された曲面である。図中左側の光拡散面25Aは、図中の下側から入射された光(光源3からの光)を図中の左側に向かうように光路変更させつつ、導光板5の幅方向の全幅に亘って光を拡散させる。同様に、右側の光拡散面25Aは、図中の下側から入射された光を図中の右側に向かうように光路変更させつつ、導光板5の幅方向の全幅に亘って光を拡散させる。これにより、図5Aの点線での断面が、図1Aの光入射面11とほぼ同等の機能を果たすことになる。また、光分岐部25を含む図5Bの点線内の領域が、図1Bの光源3とほぼ同等の機能を果たすことになる。
幅方向の全幅に亘って光を拡散させるために、光拡散面25Aは、導光板5の幅方向に亘って形成されている。つまり、光拡散面25Aの幅方向の寸法は、スリット21が形成された領域の幅方向の寸法とほぼ等しい。このように光拡散面25Aを形成するために、光分岐部25の近傍では、スリット21が形成された領域よりも幅方向に若干突出している。
光拡散面25Aは、図中の下側から入射された光の全てを左右に光路変更させるわけではなく、一部の光を図中の上側に向かって透過させる(図5B参照)。光透過面25Bは、光拡散面25Aから図中の上側に向かって透過された光を、そのまま図中の上側に向かって透過させる面である。これにより、光分岐部25からも光が出射するため、左右の光出射面13の間の領域からも光が出射する。但し、光出射面13の間の領域を暗くすることが許容されるならば、図中の下側から入射された光の全てを左右に光路変更させるように、光分岐部25の光拡散面25Aを構成してもよい。
変形例では、導光板5の光進行方向の端面も反射面15として活用している。この反射面15も光出射面13に対して例えば45度傾いている。これにより、スリット21が形成された領域を通過した光を、反射面15で反射させて、光出射面13から出射できる。
既に説明したように、各スリット21の幅方向の位置をずらして配置させる必要があるが、スリット21の数が増えると導光板5の幅方向の寸法が長くなってしまう(例えば図3B参照)。但し、変形例のように光を分岐させることによって、導光板5の幅方向の寸法をおよそ半減させることが可能になる(この結果、導光板5の幅方向の寸法に対して、光出射面13を広くできる)。
===第2実施形態===
<基本的な構成>
図6Aは、第2実施形態の導光板5の概要説明図である。図6Bは、図6Aの導光板5を用いた光照射装置1の概要説明図である。なお、図6Bでは、理解を容易にするために6つのスリット21の反射光が放射状に描かれているが、導光板5の内部では光が複雑に反射しているため、反射光は、必ずしも放射状ではない。
第2実施形態の導光板5は、例えば厚さ約8mmの半円板形状である。以下の説明では、図6Aに示すように、略円板状の導光板5の形状に沿ってRθZ方向を定義する。ここでは、最も狭い間隔で対向する二面(若しくは、最も面積の大きい対向する二面)を円板面とした場合に、円板面をRθ平面として、円板面に垂直な方向をZ方向とする。また、円板の中心軸からの放射方向(半径方向)をR方向とし、板面及び円周面である光出射面13に沿う方向(周方向)をθ方向とする。なお、R方向のことを「幅方向」、θ方向のことを「光進行方向」、Z方向のことを「厚さ方向」と表現することがある。
光入射面11は、第2実施形態においても、外部の光源3からの光を内部に入射させる面である。光入射面11は、θ方向に垂直な面(RZ平面)であり、半円板形状の導光板5の端面(エッジ)である。光入射面11は、光源3に対向するように配置される。
加工面12は、第2実施形態においても、光を反射させる反射面22を有するスリット21が加工された面である。加工面12は、Z方向に垂直な面(Rθ平面)であり、ここでは半円板形状の導光板5の板面である。スリット21の反射面22は、加工面12に対して垂直な面になっており、厚さ方向に平行な面である。各スリット21の反射面22は、光進行方向に進む光を反射して光出射面13から出射させるために、光出射面13(詳しくは、光出射面13の接線)に対して約45度傾いた面になっている。なお、導光板5の内部では光が複雑に反射しており、光が導光板5の内部を必ずしも光進行方向に平行に進むわけではないため、スリット21の反射面22は、光出射面13に対して正確に45度傾いていなくても良く、45度プラスマイナス10度程度の範囲で良い。加工面12から見ると、スリット21は直線状に形成された細溝であり、ここではスリット21は裏面まで貫通している。但し、光出射面13の法線(接線に垂直な方向)に対して例えば45度傾くように曲線状に形成してもよい。
光出射面13は、第2実施形態においても、加工面12のスリット21の反射面22によって反射された光を外部に出射させる面である。光出射面13は、θZ面であり、ここでは円板形状の導光板5の外側端面(エッジ、外周面)である。
第2実施形態の導光板5においても、板面である加工面12に対して、光入射面11及び光出射面13が側面に配置されている。これにより、板状の導光板5の端面(エッジ)から入射された光は、板面からではなく、別の端面(エッジ)から出射する。つまり、第2実施形態の導光板5も、エッジから入射した光によってエッジ発光する。
第2実施形態においても、各スリット21が光進行方向及び幅方向にずれて配置されている。つまり、各スリット21のθ方向及びR方向の位置がそれぞれ異なっている。言い換えると、各スリット21は、互いに、光出射面13に沿う方向における位置が異なるとともに、光出射面13に垂直な方向における位置が異なる。各スリット21の光進行方向の位置をずらして配置することによって、複数の輝点がθ方向に配置され、異なる方向に放射状に光を照射できる。また、各スリット21の幅方向の位置をずらして配置することによって、光源3側のスリット21で光が反射されても、奥側(光源3から遠い側)のスリット21で反射できる光量が減らずに済む。したがって、本実施形態によれば、光源3から入射された光が効率よく外部に出射され、各輝点が均等に明るくなる。
更に、幅方向のいずれの位置においても、いずれかのスリット21が存在するように(いずれかの反射面22が形成されるように)、複数のスリット21が幅方向にずらして配置されている。言い換えると、導光板5をθ方向からRZ平面に投影したときに導光板5内が反射面22によって塞がれるように、複数のスリット21が幅方向にずらして配置されている。これにより、光源3から入射された光を漏れなく反射面22で反射させることができ、導光板5を通過する光を減らすことができ、輝点の輝度を高められる。
なお、第2実施形態の光照射装置1は、放射状に光を照射する。第2実施形態の光照射装置1は、通常の円形照明に用いる他に、例えば植物工場に用いることが考えられる。上方からの照明では植物の枝葉によって影ができる状況下においても、植物の枝葉の影にならないように水平方向に光が照射されるように光照射装置1を配置して、植物に補助的に光を照射することができる。但し、このような用途に限られるものではない。
第2実施形態の導光板5は、円板形状のアクリル樹脂製の板にスリット形成加工(例えばレーザー加工)を施して製造してもよいが、第1実施形態のような直線状の導光板5を湾曲させて製造してもよい。
なお、第2実施形態の導光板5においても、第1実施形態の第1〜第8具体例のように、スリット21の数、配置などを適宜変更可能である。
<第2実施形態の変形例1>
図7Aは、第2実施形態の第1変形例の導光板5を加工面12から見た図である。図7Bは、図7Aの導光板5を有する光照射装置1の説明図である。図7Bでは、理解を容易にするために、導光板5から出射する光を矢印で示しているが、出射する光は必ずしも放射状ではない。なお、前述の光入射面11、加工面12、光出射面13及びスリット21に相当する部位には、同じ符号を付している。
第1変形例では、導光板5は、略円板形状である。図7A及び図7Bには紙面に垂直な方向の導光板5の寸法は記載されていないが、最も狭い間隔で対向する二面(円板面)は、紙面方向に平行な二面である。第1変形例においても、光入射面11は導光板5の内側端面(エッジ)に配置されており、加工面12は板面に配置されており、光出射面13は導光板5の外側端面(エッジ)に配置されている。但し、第1変形例では、光分岐部25によって光の進行方向が変更されるため、この結果、光入射面11は、θZ面であり、円板形状の導光板5の内側端面(エッジ、外周面)である(これに対し、図6Aの導光板5では、光入射面11は、θ方向に垂直な面(RZ平面)である)。
第1変形例の導光板5には、光分岐部25が形成されている。光分岐部25は、図中の下側の光入射面11から入射された光を、図中の左右両側に分岐させる。分岐された光は、それぞれ、加工面12に形成されたスリット21によって反射され、図中の半径方向の外側に向かって出射する。
光分岐部25は、光を分岐させるための2つの光拡散面25Aと、光透過面25Bとにより囲まれた貫通穴として形成されている。光拡散面25A及び光透過面25Bは、いずれとも、加工面12に対して垂直な面である。光分岐部25となる貫通穴は、加工面12から加工されて形成されている。
2つの光拡散面25Aは、左右対称に配置された曲面である。図7Aの点線での断面が、図6Aの光入射面11とほぼ同等の機能を果たすことになる。また、光分岐部25を含む図7Bの点線内の領域が、図6Bの光源3とほぼ同等の機能を果たすことになる。
光拡散面25Aは、一部の光を図中の上側に向かって透過させる(図7B参照)。光透過面25Bは、光拡散面25Aから透過された光を、そのまま透過させる面である。これにより、光分岐部25からも光が出射するため、左右の光出射面13の間の領域からも光が出射するようになる。
第1変形例では、導光板5の光進行方向(θ方向)の端面も反射面15として活用している。この反射面15も光出射面13に対して約45度傾いている。これにより、スリット21が形成された領域を通過した光を、反射面15で反射させて、光出射面13から出射できる。
既に説明したように、各スリット21の幅方向(R方向)の位置をずらして配置させる必要があるが、スリット21の数が増えると導光板5の幅方向の寸法が長くなってしまう。但し、変形例のように光を分岐させることによって、導光板5の幅方向の寸法をおよそ半減させることが可能になる(この結果、導光板5の幅方向の寸法に対して、光出射面13を広くできる)。
<第2実施形態の変形例2>
図8は、第2実施形態の第2変形例の導光板5を有する光照射装置1の説明図である。
第2変形例の導光板5では、第1変形例と比べて、光入射面11及び光出射面13の内外の配置が逆である。第2変形例では、光入射面11は導光板5の外側端面(エッジ)に配置されており、光出射面13は導光板5の内側端面に配置されている。第2変形例では、光分岐部25が、図中の上側の光入射面11から入射された光を、図中の左右両側に分岐させる。分岐された光は、それぞれ、加工面12に形成されたスリット21によって反射され、図中の半径方向の内側に向かって出射する。
===第3実施形態===
図9Aは、第3実施形態の光照射装置1の説明図である。図9Bは、図9Aの光照射装置1から照射された光を光出射面13から見た説明図である。
第3実施形態の光照射装置1は、複数の導光板5と、各導光板5に対応する光源3とを有する。各導光板5の基本的な構成は、前述の第1実施形態とほぼ同様である。
第3実施形態では、複数の導光板5が厚さ方向(加工面12と垂直な方向)に並べて配置されている。これにより、出射光を2次元的に配置させることができる(光を2次元的に照射できる)。各導光板5のスリット21の配置・形状(大きさ)を調整することによって、出射光によって、文字、記号、図形、画像(又はこれらの組み合わせ)などを2次元表示することが可能である。例えば、図中の光照射装置1は、×印の光を照射している。
なお、光照射装置1は、複数の光源3をそれぞれ別々に点灯制御させても良い。例えば、Z方向に沿って順に光源3を点灯させることによって、あたかも光が上流側から下流側に動いているように表示することが可能である。
===第4実施形態===
図10は、第4実施形態の光照射装置1の説明図である。
第4実施形態では、複数の導光板5が幅方向(光出射面13と垂直な方向)に並べて配置されている。第4実施形態の光照射装置1によれば、人が見る側を前側、逆側を後側としたとき、前側の導光板5の光出射面13から、後側の導光板5から出射する光を出射できる。これにより、各導光板5の幅方向の寸法に対するスリット21の数を増やすことができる。また、複数の光源3をそれぞれ別々に点灯制御させても良い。また、各光源3の色を異ならせても良い。
===第5実施形態===
図11は、第5実施形態の光照射装置1の説明図である。
第5実施形態では、第3実施形態の複数の光照射装置1が更に幅方向に複数配置されている。つまり、第5実施形態では、複数の導光板5が厚さ方向(加工面12と垂直な方向)に並べて配置されているとともに、複数の導光板5が幅方向(光出射面13と垂直な方向)に並べて配置されている。これにより、複数の2次元画像を表示でき、例えば、表示される2次元画像を切り替えることが可能である。切り替えられる2次元画像を少しずつ異ならせて、各画像の表示タイミングをずらせば、動画を表示させることが可能である。若しくは、光源の色を異ならせて、色の異なる画像を重ねて表示してもよい。
===第6実施形態===
図12は、第6実施形態の光照射装置1の説明図である。
前述の第3実施形態では、複数の導光板5を接触させて配置させているが、第6実施形態では、厚さ方向に並ぶ導光板5の間に隙間を空けている。
第6実施形態によれば、厚さ方向に並ぶ導光板5の数に対して、2次元表示される画像の厚さ方向の寸法を長くできる。
なお、幅方向に並ぶ導光板5の間にも隙間を空けても良いが、隙間からの光の漏えいを軽減するために、図示するように幅方向に並ぶ導光板5は接触させて配置させると良い。
===その他===
上記の実施形態は、主に導光板や光照射装置について記載されているが、その記載の中には、導光板の製造方法などの開示が含まれていることは言うまでもない。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
<スリット21の形状について>
前述のスリット21では、第1反射面22A及び第2反射面22Bは、互いに平行に対向していた。但し、スリット21の形状は、これに限られるものではない。例えば、第1反射面22Aと第2反射面22Bとが傾斜して対向するように、加工面12から見たスリット21を楔形状にしても良い。このように楔形状にスリット21を形成した場合でも、第1反射面22Aと第2反射面22Bとの間隔が光のコヒーレンス長よりも短ければ、第1反射面22Aで反射された光L1と、第2反射面22Bで反射された光L2とが干渉する(図2B参照)。
また、前述のスリット21は、加工面12から見たときに、直線状に形成されていた。但し、スリット21の形状は、これに限られるものではない。加工面12から見たときに、スリット21が曲線状であっても良い。この場合、スリット21の光出射面13側が凸であっても良いし、光出射面13側が凹であっても良い。
また、前述のスリット21は、貫通穴として形成されていた。但し、スリット21を非貫通穴として形成しても良い。更に、スリット21を非貫通穴として形成する場合には、導光板5の板面の両側を加工面12として、両面からスリット21を形成しても良い。
<スリット21の配置について>
前述の実施形態では、導光板5の加工面12にスリット21が複数形成されていた。但し、加工面12に形成するスリット21が1つであっても良い。
また、前述の実施形態では、各スリット21が光進行方向及び幅方向にずらして配置されていた。但し、光進行方向の同じ位置に2つのスリット21が形成されて良いし、幅方向の同じ位置に2つのスリット21が形成されても良い。
また、前述の実施形態では、光出射面13に垂直な方向のいずれの位置においても、いずれかのスリット21が存在するように、複数のスリット21を幅方向にずらして配置させていた(これにより、光源からの光を漏れなく反射させていた)。但し、複数のスリット21の配置はこれに限られるものではない。光出射面13に垂直な方向のいずれの位置において、いずれかのスリット21も存在しないことがあっても良い。
<スリット21の形成について>
前述の実施形態では、レーザー加工を施すことによって、スリット21を形成していた。但し、スリット形成加工は、レーザー加工に限られるものではない。
<光分岐部25について>
前述の光分岐部25は、導光板5に形成された貫通穴であり、光拡散面25A及び光透過面25Bを有していた。但し、光分岐部25は、これに限られるものではない。光分岐部が、導光板5とは独立して設けられたプリズム状の光学素子であっても良い。また、光分岐部が、導光板に形成された非貫通穴であっても良い。また、光拡散面が光を透過せず、光透過面が形成されていなくても良い。
また、光分岐部25を導光板に貫通穴として形成する場合においても、光分岐部25は、図5(若しくは図7、図8)の形状に限られるものではない。例えば、他の曲面による反射面を有するように光分岐部を形成しても良いし、スリットを有するように光分岐部を形成しても良い。
1 光照射装置、3 光源、5 導光板、
11 光入射面、12 加工面、13 光出射面、15 反射面、
21 スリット、22 反射面、
22A 第1反射面、22B 第2反射面、
25 光分岐部、25A 光拡散面、25B 光透過面

Claims (11)

  1. 光源からの光を入射させる光入射面と、
    前記光を反射させるスリットが加工された加工面と、
    前記スリットによって反射された光を外部に出射させる光出射面と
    を有する導光板であって、
    前記スリットは、前記加工面に対して垂直な面を有しており、
    前記光入射面及び前記光出射面は、前記加工面に対して側面に配置されている
    ことを特徴とする導光板。
  2. 請求項1に記載の導光板であって、
    前記加工面には、少なくとも2つの前記スリットが形成されており、
    2つの前記スリットは、互いに、前記光出射面に沿う方向の位置が異なる
    ことを特徴とする導光板。
  3. 請求項1又は2に記載の導光板であって、
    前記加工面には、少なくとも2つの前記スリットが形成されており、
    2つの前記スリットは、互いに、前記光出射面に垂直な方向における位置が異なる
    ことを特徴とする導光板。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の導光板であって、
    前記光出射面に垂直な方向のいずれの位置においても、いずれかの前記スリットが存在する
    ことを特徴とする導光板。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の導光板であって、
    前記スリットは、前記光のコヒーレンス長よりも短い距離で対向する2つの反射面を有し、2つの前記反射面によって前記光出射面へ光を反射させる
    ことを特徴とする導光板。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の導光板であって、
    前記加工面には、少なくとも2つの前記スリットが形成されており、
    少なくとも2つのスリットは、前記光のコヒーレンス長よりも短い範囲に配置されている
    ことを特徴とする導光板。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の導光板であって、
    前記加工面に、前記光を分岐させるための光分岐部が形成されており、
    前記光分岐部によって分岐された光をそれぞれ前記スリットによって反射させる
    ことを特徴とする導光板。
  8. 請求項7に記載の導光板であって、
    前記光分岐部によって分岐された光の一方の光を出射する前記光出射面と、他方の光を出射する前記光出射面との間から、前記光分岐部を透過した光が出射する
    ことを特徴とする導光板。
  9. 請求項1〜8に記載の導光板を複数備えた光照射装置であって、
    複数の前記導光板が、前記加工面と垂直な方向に並べて配置されている
    ことを特徴とする光照射装置。
  10. 請求項1〜8に記載の導光板を複数備えた光照射装置であって、
    複数の前記導光板が、前記光出射面と垂直な方向に並べて配置されている
    ことを特徴とする光照射装置。
  11. 請求項1〜8に記載の導光板を複数備えた光照射装置であって、
    少なくとも2つの前記導光板が、前記光出射面と垂直な方向に並べて配置されているとともに、
    少なくとも2つの前記導光板が、前記加工面と垂直な方向に並べて配置されている
    ことを特徴とする光照射装置。
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